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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
現在,東京ビックサイトにおいて,首記の展示会が開かれております。
これは,フラットパネルディスプレイに関する展示会です。各種報道によりますと,3Dテレビ関連は盛況のようです。昨年は,見学に行くことができたのですが,今年は行けません。秋のFPDインターナショナルには行きたいと思っております。

弁護士でこのようなものを見学する人は,なかなかいないでしょうね。私が,このようなものを見学するのは,この分野のエンジニア出身だからです。しかし,私がエンジニアをやっていた頃からすると,隔世の感があります。特にLCD関係は,そのように感じます。というのは,昔のLCDの感覚だと,小さいものはともかく,今のように大画面で綺麗なものは,無理じゃないかなあと思っていたからです。

ところで,私がやっていた分野は,現在主流のα-SiのTFT(薄膜トランジスタ)ではなく,多結晶シリコン(Poly-Si)によるTFTでした。Poly-Si-TFTは,α-Si-TFTに比べて移動度が高いため,画素のスイッチング素子を小さく作ることができます。そうすると,画素の開口率を大きくすることができ,明るいデバイスを作ることができます。ただ,Poly-Si-TFTはプロセス温度が高いので,どうしてもコストが嵩みます。したがい,このコストを下げるべく,ある程度の低温で作成できるデバイスの開発も盛んでした。私は,エンジニアの間,一貫して,高温のままのPoly-Si-TFTの開発に従事していましたが,このアプリケーションとしては,液晶プロジェクターかビューファインダーくらいしかなく,大型のテレビにはとても適用できませんでした。

その後,α-Si-TFTはコスト競争力に物を言わせて,現在の主流の地位にまで上り詰めました。もちろん,種々のブレイクスルーがあったことは当然でしょうが,昔の感覚からすると,よくもまああの程度のデバイスで~ね~と思ってしまいます。

それ故,自宅のテレビはいまだにブラウン管です。多くの人は勘違いされているようですが,LCDよりもブラウン管の方がはるかに綺麗です。LCDもよく頑張っているなあと思いますが,HD対応しても所詮LCDはLCDです。その自宅のテレビはサラリーマン時代にお世話になった会社のB級品バーゲンで買ったもので,もはや10年以上前の製品ですが,***タイマーの作動もなく,毎日綺麗に見れております。ちなみに世界最高の画質は,いまだに,この会社がイタチの最後っぺ?として出したクオリアかその前後のやつだと思います。要は,スーパーファインピッチFDトリニトロンのやつですね。銀座の展示場で見ましたが,おそらく,今後100年で,あの画質を越えるテレビは現れないのではないでしょうか。それを越える可能性があったSEDは,キャノンも東芝も既にやる気がありません。テレビおたくには何とも寂しいこの頃です。
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自己紹介:
理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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