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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護土の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 ということで,細かい雨が降り続けている東京です。今後強い降りになるらしいですけど,鬱陶しいですね。

 さて,昨晩あたりから色々話題になっているこの話,戦争と聞いては黙っていられないこの私もイッチョカミしておきましょう。

2 基本,私は維新というか橋下ちゃんのことは評価しておりまして,結構前にはこんな記事も書いております。

 なので,今回の件も,非難すべきは酒を飲んでのこと,そこだけだと思いますね。
 他方,内容についてはそりゃそうだなあって所です。大賛成です。

 これねえ,今の北方領土に対するロシアの考え方,そこからやらないと,丸山議員が単なる好戦的な痛い議員~のように見えますけど,そうじゃないですからね。

 実は,これに先立つ,5/10モスクワにて,日本の河野外相とロシアのラブロフ外相が,会談をしております(報道はこの辺。)。
 で,そのときにどういったことが話し合われたかは,ここ数日の話なので,各自めいめい,検索やら土日の新聞をみてもらうといいでしょう。

 とは言え,基本的には平行線で,ラブロフ外相は,「第2次世界大戦の結果」を強調し,河野外相は,「固有の領土で不法占拠」ということを強調したという,これまでと同様のパターンです。

 で,知らない人は注意してほしいのですが,ラブロフ外相のこの「第2次世界大戦の結果」というのは,もうずっと同じことを言っているだけなのですね。

 とするとですよ,仮にラブロフ外相の言うように,北方領土の現状が「第2次世界大戦の結果」であると認めた場合で,それでも日本の領土としたい場合,取りうる手段は限られてきます。

 一つは,任意に返してもらう。
 もう一つは,再度の戦争で取り返す。

 おそらくこの2つしかないハズです。

 これは法律の世界でも同じですよね。
 最高裁に行ったけど負けた。それでも諦めきれん~,じゃあどうするかというと,相手の善意にすがる,あとは再審を考える,これくらいしかないわけです。

 勿論,日本の主張,「固有の領土で不法占拠」ということの論理的帰結からは,戦争というのは取りうる手段のうちでもかなり理念的にも可能性の小さいものだなあとは思います(現実的には勿論ですけどね。)。

 だけど,ラブロフ外相の方の土俵で論争するならば,戦争の結果と言うならそりゃまた戦争で取り返すぞ,とならざるを得ないのではないでしょうか。
 つまり,丸山議員の発言は,そういった経緯の上になされたものだ,ということです。

3 それでも戦争には戦争~なんて愚かな!~まあそういう考えもあるでしょう。

 だけど,私の考えは,人って愚かなもんですよ,勿論私も含めてね,というものです。

 だから,次の戦争は,少なくとも日本の民間人や民間施設に大きな被害が出ないように(小さな被害が出るのはしょうがない。),うまくやっていく,しかないと思います。
 日本のサッカーのように,16強,予選落ち,16強・・・みたいに,漸次的に,3歩行っては2歩下がる,そうやって行くしかないと思います。

 理念的に,恒久的にどの場所でも決して間違えない正しい考えなんてものは,この世の中にはありません。ですので,そういうことを言う人は怪しいです。間違え間違え,つっかえつっかえしながら,処理していく,そういうことが重要だと思う次第です。
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理論物理学者を目指したのはもう30年以上前のこと。某メーカーでの液晶ディスプレイのエンジニアを経て,弁理土に。今は,弁護土です。次は何かな。
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