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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 題からすると,ああいい判決の話も,知財の話も無かったのね~♪ということが丸わかりです。

 まあそう毎日毎日都合の良い話題ばかりじゃありません。ですので,こんな話題です。

2 まずは天下りです。
 ある程度耳の利く方は,先刻ご存知でしょうが,法務省で民法改正に携わっていた内田参与が,とある大手渉外事務所に9/1付けで天下りしました。何と,弁護士として,らしいですよ。
 司法試験に受かってんだっけ?

 これを聞いた私の感想は,まずはホッとしましたね。そして,つぎに,いやあインチキってこういう風にやるんだなあって所です。

 ホッとの方ですが,8月の終わりに法務省の法制審議会の方から,改正要綱仮案というのが出ました。まあ,それは報道もされ,時効のこととか法定利率のこととか,120年ぶりの改正というキャッチフレーズとともに大きく取り上げられておりました。

 でも,この要綱仮案を見ると,あれ,何かえらく小粒になったなあという感想を持つのではないでしょうか(勿論今の民法を知らないとそんなのわかりませんけどね。)。

 民法改正の件では,このブログでも何度か取り上げました。まずは,加藤先生の著作に関してです。次に,鈴木先生の著作に関してです。これは,私の危機感の現れとも言えます。要するに,今回の民法改正は,TPP同様,アメリカへの売国,これに尽きるから,って所です。

 あ,そうそう私の立ち位置を説明しておきましょう。私は基本的に,反人権派の金権エロ弁護士で,保守的(だけど,反米保守です。)で,中国も韓国も日弁連も大嫌いという,ネトウヨ弁護士です。

 いや,何でこんな立ち位置を説明するかというと,そういう人間の言うことなんだから,バイアスがかかってますよ,という事前説明です。世の中,中立公正を装ったインチキほど質の悪いものはありませんから,少なくとも,そこら辺はクリアにする趣旨です。私は決して中立公正ではありませんからね。

 ほんで,私としては,上記のとおり,こんなクソ改正が実現したらどうなっちゃうんだろうと真剣に考えましたね(と言ってもすぐに忘れるのですが。)。ですので,一応リーガル的に可能なことは全部やった次第です。

 で,今回の報道の大げさぶりとは正反対な仮案の内容にホッとした次第です。

 ただ,ここまでは改正派としても織り込み済みで,この後巻き返しがあるかもしれません。
 しかし,その巻き返しも大したことはないだろうなあというのが,上記の天下りでクリアになりました。つまり,天下り自体インチキとしても,これにより,内田参与が再度改正の委員会に加わる可能性は限りなく0になりました。さすがに,大手渉外事務所の色がつくと委員会でも呼びにくくなるでしょうしね。
 さらに,今回の改正を内田参与とニコイチで推進していた筒井健夫参事官もこの夏異動になっております。同じ民事局ですが,民事法制管理官という役職です。具体的に何をするのかはよくわかりませんが,少なくとも法改正の旗振り役からは外れたことが明白ですね(法制審議会には引き続き参加するようですが。)。

 まあこれは,陰謀論好きの私から言わせると,布石は今年の初め,鈴木先生曰くの影の主役,寺田逸郎が,最高裁長官になったことによるのでしょうね。ま,最高裁長官というある意味名誉職に押しやり,筒井健夫を参事官から外せば,いくら内田参与と言えども,後見役を失ってそう思うがままの改正はできません。だとすると,こりゃ辞めるしかない,そうなるのが自然というわけです。ですので,上記のとおり,巻き返しも大したことがない,少なくとも今回の改正ムーブメントはここで一旦終了なのではないかと思う次第です。

 次に,インチキですが,私は以前このブログで書きましたが,「お金を追うな,仕事を追え。」という当時の一弁会長だった奈良先生の話を心に留めております。モットーではないですよ,だって,私はいつもお金を追っておりますので。ただ,まああまり追いすぎるのもよくないなあという感じだけです。何事もバランスですので。

 他方,天下の民法の大家も,何か信念があって民法の改正をやっていたのだと思ってました。そりゃ私と考えは違うが,アメリカ系の法制に魅力を感じ,それを全身全霊を尽くしてやり遂げたいと,その信念でやってきたのだと思ってました。信念を持つ人間はなかなか怖いものです。西郷南洲の言葉ではないですが,金も名誉も官位も要らないっちゅう人は始末に困りますよね。なので,内田参与もそういう意味で怖いなあと思ってたわけです。強敵じゃなあって感じです。

 ところが,今般あっさりと官位を投げ捨て,金の方に走ったわけです。何じゃ,別に身を捨ててもやり遂げるという気概も無ければ意欲も無かったわけなのね。ま,所詮お坊ちゃまのお利口さん優等生の成れの果ての学者風情だったってことですわ。ちょいと締め上げるとすぐに音を上げるっていうパターンですな。

 まあ,それで金看板を得て,顧客獲得競争には抜群の効果を発揮するでしょうから,まあ,頑張ってください。次はどっかの有名ロースクールにでも逃げるんでしょうけどね。

3 ダダ漏れは,icloudの話です。私と同様のスケベじゃなくても皆知っているハリウッドセレブのプライベート写真がicloudから流出したってやつです。

 まあ,しかしこの程度で済んで良かったのではないでしょうか。ちょい昔,ウィニー系のウイルスで,自分の望んでいないファイルまで強制的に共有状態にしてしまうというのが流行りましたが,あの時は,今回の件に及びもつかないほど悲惨でしたね。何つっても,本来自分のパソコンの奥深~く絶対見られないようにしていたものが吸い取られてしまったわけで,そりゃ見られたくない度は今回の比じゃないでしょう。
 今回のやつだって,プライベートのものだったと思いますが,所詮は外のクラウドサービスなので,ま,流出しても被害は最小限って感じのもののアップしかしていなかったようです(まあそれにしても甘いと言えば甘いですが。)。

 なので,やはり便利さとこういう怖さというのはいつの世もトレードオフ。アップルはicloudのセキュリティをアップするって言ってますが,ちょっと遅いんじゃないのかなあって思いますね。

4 最後の終わりなきものとはドラえもんです。

 遅ればせながらスタンド・バイ・ミーを見てきました。いい作品であったのですが,一点残念なことがありました。
 それは,今回原作に忠実で,そのため,所謂帰ってきたドラえもんのところまで描いたことですね。私は,今回,通常バージョンの映画じゃないし,さようならドラえもんの回で終わっても良かったのではないかなあと実に思います。
 だって,帰ってきたドラえもんまで描くと,要するに,何故ドラえもんはエンドレスの終わらないものになったかというそこの理由づけを描くことになるからです。エンドレスのものがあってもいいとは思いますが,よく考えると気持ち悪いですよ。
 私が最初にドラえもんを読んだときは,のび太くんは私よりずっと年上でした。ところが,私の方は,のび太くんの歳を超えお母さんやお父さんの歳も越えております。サザエさんなんかもっと悲惨です。ですので,アニメの通常回は,色々な理由で終わらないものになっても仕方がないけど,今回のような特別編ではきちんと終わった方が良かったんじゃないのかなあと思いますね。
 最後の方に,USO800が出てきたとき,ああ,こりゃまずいなあと思ったのは私だけじゃないと思いますが。

 アントニオ猪木も,破壊なくして創造なしと言っておりました。破壊=終了こそ,イノベーションの第一歩ですよ。
 ですので,願わくば私より年上の弁護士は全員弁護士業を終了して欲しいなあと実に思う今日このごろという,結局お金の話で終わります。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーのエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。次は何かな。
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