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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護土の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 今日は新聞の休刊日です。ですので,日経の法務面へのツッコミもお休み~。つーことでこんな話で行きましょう。

 勿論,私,有している資格は全部日本のものです。弁護士も,弁理士も,簿記も・・・ってわけです。英語さえ分かりゃ誰でも受かるpatent agentすら持っておりません。
 しかも,外国留学や外国駐在の経験も無く,何と言っても,東工大出身ですよ~♪国語も英語もからっきしダメ~♡っちゅうわけです。

 しかし,イソ弁時代から,英語の契約のレビューもしょっちゅうやっておりました。イソ弁時代は仕事選べませんからね。
 なので,上記のような経歴故,凄くいつも苦労して,冷や汗と普通の汗を両方かきながら,何とかやってきたわけですね。

 ということで,そういう感じで今まで買い進めてきた本が結構たまってきましたので,ちょっと紹介しましょうかねえ,という感じです。

 以前,職務発明の本で同じような企画をやりましたけど,その第二弾と言ってよいかなと思います。

 ということで,同様に発行日順に行きます。当然私が自腹で買った本だけです。
 価格は税抜きで。あと,役に立つ度合いを☆で示します(アマゾンのパクリ)。私の個人的・属人的評価なので,著者や出版社の皆さん,恨みっこ無し~ですよ~。

2 ここからがメインの話
(1)「国際取引契約実務マニュアル」(日商岩井株式会社法務リスクマネジメント部編著)中央経済社
 2004年3月発行 4200円 ☆☆☆
 非常に実践的な本だと思います。タームシートというかチェックリスト形式を序盤に紹介し,後半はその条項化というようなスタイルをとっています。タームシート部も条項部も,両方とも対訳が見開きについておりますので,非常に分かりやすいと思います。また,引き渡しと支払いという肝腎の部分はかなり豊富です。
 しかし,逆に言えば,ちょっとバリエーションを付けたいとかこんな条項を入れたいなあとかいうときには,これでは対応できません。
 なので,この本に載っているこの類型ピッタリという場合以外をどうするか,それは自分でってことでしょうね。
 あと,索引がありません。これも使いづらい所です。

(2)「英文契約書の書き方 第2版」山本孝夫著(日経文庫)
 2006年5月 860円 ☆☆
 日経文庫の読み方と書き方のやつの書き方の方です。
 このシリーズって本当の初心者向けだと思うのですけど,この書き方の方はちょっとハードルが高いですね。
 紙数の制限があるためでしょうけど,本当に重要なことは書いてありますけど,それに負けず劣らず重要なことも書いてほしいなあという気がします。
 ほんで,紙数の話がついて回るのですけど,結構な内容を文庫に押し込めたため,非常に読みにくいです。なので,他の本でも同じような話は書いておりますから,そっちを見てしまいますね。

(3)「英文契約書の読み方」山本孝夫著(日経文庫)
 2006年6月 860円 ☆☆☆☆
 日経文庫の読み方と書き方の,読み方の方です。
 今回,このブログの記事のため,発行日を読み方と書き方で確認したのですが,書き方の方が先に出てたのですねえ。意外でした。
 というのは,読み方の方が実に出来が良いのです。何でも処女作の方が出来が良いですからね。二作目の方が優れているのは珍しいと思います。
 この本,何が良いかというと,修辞・用語の意味を結構詳細に解説しているのですね。
 shallかwillかなんて分かっている人には当たり前の話でしょうけど,皆はじめは赤ちゃんだったのです。あと,ラテン語の変な言い回し~そんな所まで書いてあって非常に有用でした。
 いまだに,どう書こうかなあと迷ったときには,この本を見ますね。ただし,いかんせんやはり紙数の制限で,載っていない事項も多いので,それで☆を5つ付けるのは躊躇しました。しかし,値段から考えると実にコストパフォーマンスが良いですね。

(4)「ロースクール実務家教授による英文国際取引契約書の書き方―世界に通用する契約書の分析と検討〈第1巻〉改訂版」浜辺陽一郎著(ILS出版)
 2007年10月 2800円 ☆☆ 
 最初に紹介した(1)の本が実践的な本だとすると,こちらは全く実践的でない理論的?な本です。
 それぞれの条項に対する御託がずらずら書いており,もっと整理してから言えよ!と,読んでいてイライラする本です。300p以上あるのに,上記の値段ですから,コストパフォーマンスは良いとも言えるのですが,この先生の御託代という風に考えれば,so soって所じゃないでしょうか。
 なので,作成やレビューのときにはほぼ参照することはありません。

(5)「ウィーン売買条約と貿易契約」新堀聰著(同文舘出版)
 2009年3月 3500円 ☆☆☆
 ちょっと毛色の変わった本です。英文契約書そのものの話ではないのですが,ま,こういうのもってことで。
 ウィーン売買条約(CISG)に日本が加入してちょうど10年ですかね。で,やはり,このウィーン売買条約の理解は,BtoBの物の売買に関しては重要な話ですから,何かでは必ず勉強していた方が良いと思います。
 ま,ここでは書評なので,あまり色々言うのはやめておきますが,例えて言えば,日本国内の契約における民法みたいなもんだ,ということでしょうか(なので,適用排除もできます。)。

(6)「ニューヨーク州弁護士が教える英文契約書の基礎」松崎謙(レクシスネクシス・ジャパン) 
 2015年10月 3000円 ☆☆☆☆
 最近で一番参照している本じゃないでしょうか。分かりやすく見やすいので,事務所の机に置きっぱなしのことも多いです。
 まあ難点もないことはないですよ。私の仕事関係だとpatentだとかIPだとかのことは全く触れられておりません。でも,そういう特殊なことはしょうがないかなあという気がします。それにそういうのは自分で分かりますからね。

(7)「新国際売買契約ハンドブック」住友商事株式会社法務部,三井物産株式会社法務部,三菱商事株式会社法務部編(有斐閣)
 2018年1月 4100円 ☆☆☆
 すみません。ここに載せてはいるのですが,全然読んでません。
 ざっと見ると(1)の本の代替になるかなあという感じです。知財の条項の紹介もあるので,その辺はよく考えられています。さすが,大手の商社~♪って所ですかね。

3 まとめ
 こう見ると,日本の契約書関係の書籍と比べて非常に大きな違いがあることがわかります。それは著者です。
 (4)(6)以外,みんな商社関係です。この分野で,いかに商社関係者が英文契約実務にハマっているかわかります(大手渉外事務所から出してもいいような気がしますけど,そうじゃないのですね。)。

 まあそういうことが背景にあるのか知りませんが,あまり骨太な本は無いかなあという気がします。

 私が日本の契約書を学んだときに一番役に立ったのは,「ビジネス契約書の起案・検討のしかた」原秋彦著(商事法務)でした。
 この本は,条項例というのが殆ど載っておりません。ある意味,稀有なものなのですが,しかし,契約書をレビュー・作成するに当っての,非常に重要なことが書かれておりました。
 それは,根本からの理解が非常に大事だということ,ま,私が理学部出身でwhyを常に考える質だからかもしれませんけど,その辺が書いてあったのですね。

 ところが,今回紹介した本にはそういうことは望むべくもありません。ということは全てマニュアル~ということなのでしょうけど,多少寂しい感じがしますね。


 そういうこととは,また違う観点ですが,時系列的に並べると飛んでいる期間があります。

 私のお客さんは中小ベンチャー関係が多いので,基本的には,日本語の契約のレビュー等を依頼されることが多いわけです。やはり,国際,渉外関係は大企業~って所ですからね。そうすると,もはや自社で出来たり,大手の事務所に頼むわけです。

 ですが,ここ数年,本当,ここ数年顕著ですね。日本語だけではなく,英文契約書のレビュー等も頼まれることが多くなってきました。ですので,昔買った本だけでは足りず,新し目の本も買っているということです。
 恐らくこの流れはこれからもどんどん進むのではないかと思います。

 ということで,英語に堪能ではない弁護士向け(例えば街ベン)で,しかも骨太な話を起点にした,商社関係者でない著者による,英文契約書の本なんか出すと非常に売れるのではないかと思いますね。
 
4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーで御座います。
 本日は,ここ京浜運河に来ております。

 
 今日は天気が良いものの,若干寒くて風も凄く強い日です。楽水橋を撮ったのですが,水面が揺れています。これは強風のためです。

 
 途中,こんな所でチルットが出没しております。注目するのは,張り紙です。「市場内撮影禁止」とあります。
 ここはどこかというと,品川屠場ですね。ま,今や公務員とは言え,ここで働いているということを内緒にしたいという人は沢山いるのだと思います。そして,それは尊重されるべき事柄です。

 私も,ここに来る度,生きるという意味の根源を突きつけられる気分(あくまでも気分ね。)になります。ですが,この場所私は嫌いじゃありません。だって,うまい肉食いたいと思いませんか~。

 昨日,実は妹の絵を日本橋三越まで見に行ったのですが,その帰りいつもよりちょっと高い寿司屋で寿司を食いました~。いやあうまかったすねえ。
 それと同様~魚とどこが違うんでしょ。

 いやあこう書いていると腹が減ってきました。

 さて,散歩は続きます。
 
 
 ここは既に目黒川の森永橋です。
 そう言えば,昨日のTBSの噂の東京マガジン,噂の現場で,目黒川の花見騒動の話をやっていました。私がよく散歩するこの辺の話ではなく,中目黒から池尻大橋の辺の話でしたね。

 ま,見た人は分かると思いますが,目黒川で儲けている方の人達が酷かったですねえ。スタジオの森本さん以下みんなびっくりしてました~。
 ま,アマレスの協会と同様,日本には今もびっくりする位の酷いガバナンスで堂々としている所が多そうですねえ。そういう所は早く潰れないかなあ~と祈る今日このごろです。

 
 ということで,最後はいつものとおり山本橋です。気温は低いですが,絵柄は既に初夏です。

 あ,そうそう,レッスルマニア,中邑真輔のチャンピオンはいまだ成立せず,でした。残念でした。アスカも,ネイチャーボーイの娘(パパそっくり)に敗れてうーんという感じです。

 ま,プロレスって台本がありますし,特にWWEのような大企業となると,緻密な台本で構成されております。なので,結果にケチをつけると台本にケチをつけることになるのですが,まだまだ~と判断したのでしょうね。

 つまり,誰をチャンピオンにすると一番客が入り,ペイパービューの売上が高くなるかということです。で,今はAJスタイルズなのでしょうね。
 ちなみにAJスタイルズは,典型的な白人です。WWEの客層には合っていると思います。

 ただし,今後はよくわかりません。実は,この一戦のあと,怒った真輔がスタイルズの股間を強打するというフリが行われたらしく(当然ここも脚本があります。),真輔は今後悪役(ヒール)を演ずることになるようです。
 AJスタイルズは当然ベビーフェイスですから,ヒールとは絡む機会が多くなり,それ故,盛り上げの一つとして,短期間だけのチャンピオンという筋書きも有り得るところです(ジンダー・マハルのパターンですね。)。

 兎も角もお楽しみは次回以降ということです。
 
 


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理論物理学者を目指したのはもう30年以上前のこと。某メーカーでの液晶ディスプレイのエンジニアを経て,弁理土に。今は,弁護土です。次は何かな。
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