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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 本日は,ちょっとした用(勿論,仕事)で,仙台の方へ来ております。はやぶさだと早いですね。東京からわずか1時間半でした。
 
 で,仙台と言えば,牛たんですので,市内にたくさんお店のある利久という所で食べました。
 ただ,美味しいのは美味しいのですが,何よりも,最高級に,とんでもなく,という程ではありませんでした。
 田舎の唐揚げの方が私には合っているなあ,というところです。

 そうそう,この前帰省した時に,ちゃんと唐揚げも食べましたよ。
 確かに小さい頃から,何かと言えば,唐揚げが出たし,唐揚げ専門店というのも,人口が2万もいない街で何軒もありました。でも,それが普通だと思ってましたので,大人になり,最近になり,大分と言えば,鳥天と言われて,うんにゃ,県北の方は,唐揚げっち言おうのんがわからんのか,という位でした。

 ところが,最近は,隣町の宇佐や,更にその隣の中津が,唐揚げの一大ブランドとして,東京の方でも有名になっているではありませんか。
 初めは,似た地名が全国にはあんのんじゃなあと呑気に思ってましたが,宇佐中津と両方喧伝されるに至っては,こりゃあん宇佐中津じゃわい,と思い直した次第です。

 ま,何が言いたいかというと,中津宇佐だけでなく,うちの田舎(豊後高田)も,唐揚げ屋は多いよ,ということです。

 おっと相変わらず,議題から逸れますが,グルメの話じゃなく,仙台の話でしたね。

2 ということで,腹も一杯になったので,仙台の街に散歩に行きました。
 実は仙台に来たのは,26年ぶり,大学の4年生以来です。その時,物理学会が東北大で開かれていたので,それに行って以来ですね。私は基本,腰が重いので,こういう所が多いですね〜。

 その4年のときは,大学院入試でかなりやられた後の旅行みたいな感じだったので,すごく印象に残っています。っと,また議題から逸れそうなので,戻ります。

 初めは,青葉城まで歩いて行く予定でしたが,まずは途中の仙台高裁・地裁に立ち寄りました。
 IMG_0540.JPG東京高裁以外の他の高裁に来たのは初めてです。そういえば,よく考えると,東京と横浜以外の地裁本庁に来るのも初めてでした。
 何せ,腰が重く面倒くさがりなので,どこか他所の裁判所にもあまり行かないのですね。

 で,仙台に知り合いの弁護士など居ませんが,裁判所に一人だけ知り合いがいることに急に気づきました。

 ですので,タムタム出てこーいと玄関で叫ぼうと思いましたが,大の大人がそんなことを酒も飲んでいないのにするとは・・・,とさすがの私も思い直したため,それはやめて,所長室,所長室はどこかなあと探したのです。 
 しかし,私のような知り合いを装ったテロリストからの被害を避けるためか,所長室の記載がどこにもありません!

 ということで,トボトボと仙台高裁・地裁を後にしたわけです。
 ところで,この建物は当然地裁も入っており,地裁の機能の方がメインだと思うのですが,バス停などは「高裁前」などになってました。

 東京だと,霞が関の裁判所の建物を通称何と呼ぶか正式にはよくわかりませんが,通称,地裁の建物,で十分通用すると思います。所変われば品変わるって所ですね。ちなみに,建物の大きさは横浜地裁くらいのものでした。

3 で,タムタムに面会叶わなかった私は,青葉城に向かったのですが,グーグルマップで見ると結構な距離です。

 何事においても,「そこをなんとか」という意欲に乏しい私は,早々に青葉城行きを諦め,裁判所の裏の広瀬川のほとりに佇み,まるで,カフカの「城」のように,あの城には行けないのだなあと思いました(と言っても,Kほどの努力は何もしていないのですが。)。
IMG_0541.JPG 
 ほんで,ライン川のほとりの写真がこちらです。

 あ,広瀬川でしたね。と中二病丸出しのボケ等を繰り出した所で,そろそろお昼休みも終わりましたので,出張先に戻ったわけですね。

 ところで,タムタムが誰かは,このブログをよく見ている人には,よくわかると思います。決して,新日本法規の裁判官検索で調べないでくださいね~。
 
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1 今日は久々本格的に頭に来たことがあり,そのことを書こうと思います。

 私は,普段はあまり事件のこととか,仕事関連のこととかは書きません。自分の事務所のHPには,日々の活動等はこちらを・・みたいに書いているのですが,全くそんなことはないですね。

 書いているのは,知財のトピックスか,昔話か,はたまた,維新の会の旧太陽グループ,みたいなものばっかりです。顕名で書いているからこそ,一応弁護士だってわかりますが,それが無ければ,単なる知財好きの暇なネトウヨのおっさん,くらいのイメージしかわかないでしょう。

 でも,仕事や事件のことって,そんな書けないですよね。守秘義務との兼ね合いがあるので,書いたとしても,起きて飯喰って糞して寝た,程度のことしか書けません。弁護士の書いたブログも結構見かけますが,まあ基本面白いものはないですね。面白い話は守秘義務で書けないし,守秘義務を保ったまま面白く書けるなんて,それじゃあ弁護士じゃなく他の仕事やった方がいいってことですから~。

 ということで,仕事や事件のことは普段殆ど書かないのですが,今日は,久々に頭に来たのでそうも言ってはられないということです。

2 さて,そろそろ本題に行きましょうか。まずは計算からです。

 源泉徴収義務のあるお客さんなどに請求書を出すときの話です。仕事の報酬をX円,実費がZ円かかったとします。

 このときは,まず,源泉徴収額を計算します。税率をaとします。そうすると,aX円が源泉徴収額となります。

 次に,消費税があります。税率をbとします。そうすると,源泉徴収義務のない場合の請求額は,(1+b)X円です。

 ですので,結局,請求書の請求額は,(1+b-a)X+Z円となるわけです。

 具体的には,消費税率はb=0.05で,弁護士の報酬で多くの場合,a=0.1021ですので,0.9479X+Z円が振り込まれるわけです。

 でも,これが,(1-a)X+Z円の振込みだった場合はどうしますかね~。

3 首記のとおり書いてはいるのですが,損保とのお付き合いは殆どありません。損保とお付き合い,と言えば,弁護士であれば,どんな仕事かわかりますよね。がしかし,私も偶にはやります。まあ,偶にだから,逆に良くないのかもしれません。

 で,そういう類の仕事をやった結果,(1+b-a)X+Z円の請求をしたのに,(1-a)X+Z円の振込みしかなかったのです。

 まあ,時々いるかもしれませんが,いやあ預金口座にいくら入っているか全く知らないだとか,経理に任せているので,俺は仕事をするだけだ~,どうだ,太っ腹でワイルドだろ~という,金に無頓着アピールが。私は全くその逆ですね。
 簿記2級というせいか,はたまた生来の金好きか知りませんが,とにかくお金のことは気になります。あと金以外で気になるのは女性だけですね~。非常に小物で俗物であるのですが,言っときますけど,倒産処理の経験からすると,ダメな社長は,皆さん金勘定に無頓着ですね。

 営業利益は当然わからない,じゃあ粗利はと聞いてもシドロモドロ。売上がいくら,これはさすがに答えられます。でも,どれだけ,経費がかかっているか,さっぱり把握していない~♪いやあいい経理がいても最低の資金繰りだとかは把握していないといけないし,経理の専門職もいないような会社で,自分が何も知らないじゃあ,困りますけどね~,本当。

 おっと,話題からずれそうだ。と,自分の金好きを正当化したところで,戻ります。ともかく,こちらの計算したものと実際に振り込まれた額が違うので,振込みした損保に尋ねたのが,ドツボの始まりです。

4 私:振込額について,明細がわからないので,ちょっと聞きたいのですよ。実費と源泉徴収がいくらになるかって。
 担当(だるそうな感じ):へえ,誰の事件ですか。
 私:***さんの事件です。
 担当:(机を引っ掻き回す様子)書類がないですね。書類がこっちに戻ってきてからかけ直すので,いいですか。
 私:いいですよ。

 これが今日の3時くらいでしたかね。30分くらいして,折り返しの電話。

 担当:それは,源泉徴収が*円で,実費が*円です。
 私:じゃあ残りが報酬ってことですかね。
 担当:そうですよ~。
 私:じゃあ,御社は消費税分払ってくれないってことですか。
 担当:むう(何を言ってんだこの馬鹿弁護士は,うちみたいな大手の損保会社が計算間違えるわけねえだろ,感がアリアリ。),何ですか。
 私:いや消費税分がないような気がするんですけどね。
 担当:ちょっと待って下さい,調べますから。
 私:あ,はい(いやいや,調べたから折り返しの電話じゃねえのかよ。こんな簡単なことに答えられないってどうなってんの?)。
 チャラチャラちゃらちゃーん♪♪

 その後,1分経ち,2分経ち,・・・5分経っても戻って来ません。こちらも一応弁護士ですので,他にやらなきゃいけない事もあり,電話は切らせてもらいました。

 他のことを済ませると,「消費税のお支払はできますが,源泉徴収は税抜きの金額に掛けさせていただいております。」との先の担当からと思われる伝言あり。

 ????いやあ,そんなことはわかっておるわい,だーかーらー消費税分の支払いがないようだと言っているわけですよ。この時点で,早4時過ぎ~♪
 で,ここから,本格的に頭に来たわけです。

 まずは,受付に電話して,担当がバカ過ぎで話にならんから,上司に電話させろと伝言。この受付はきちんとしてましたね。しっかし,担当は一体どういう社内教育を受けてんだろ~。

 で,上司から,電話。ここで,ほぼ5時。
 上司:**さんの件ですが,消費税分を落としていたようです。源泉徴収額を計算するときに落とし,その後,合計額を出すときに,消費税分を掛けなかったようなんですね。こちらのミスでございます。
 私:だから,そうじゃないかって担当に確認してもらうように言ったんだけどな。本当,おたくの担当は最低だな,ありゃ(っと,ここまでの経緯をなるべく冷静に話して聞かせる。)。
 上司:そうですか~それは聞いてなかったもので(聞いてなかったのかよ!),誠にすみません。
 私:(しばし,説教というか,愚痴というか,そんな感じ)。
 上司:消費税分はお支払いさせていただきます。
 私:あとクビにしろとは言わないけど,私の担当は変えてくださいね,よろしく。

 いやあ,どうですかね。ちょっと調べりゃわかるのに(上記の計算のとおりですからね。),解決に2時間もかかりました。そして,この嫌な後味の感じったりゃ。
 私が間違えたわけじゃないのに,このザマですよ。

 まあこの仕事,依頼者や相手方(その代理人も含めて)から,酷い対応を受けることなんてしょっちょうです。私は基本打たれ弱いのですが,もう弁護士も7年目,想定の範囲の話ということで,対処できます。でも,あらぬ方向から爆撃が来ると本当困りますね。敵なら敵だと言ってくれないと,防御のしようがありません。

 本当,最低最悪の損保でしたね。ま,アホンダラの担当が外れただけよしとしましょうかね。あ,そうそう,どの損保のどこの営業所か,知りたい人はこっそり教えてあげますので,私のところまで。ウフフ。

 →ソニー損保です。冒頭にも書いております。
担当は,損害サービス第1部首都圏第3サービスセンター
〒108-0075 東京都港区港南2-13-40 品川TSビル2Fですね。

 以降,ソニー損保が保険会社だと,こちらから断るようにしております。バカの担当とケンカする時間が勿体無いからですね~。

5 追伸
 こう書いているだけでも怒髪天を衝くくらいなのですが,ま,そんなカッカしても仕方無いので,恒例の桜です。
IMG_0297.jpg やはり,昨日雨と風が強かったので,さすがにほぼ葉桜になりましたね。
 電車は山手線ではなく,湘南新宿ラインの線(貨物線)を走る,何かです。






IMG_0298.jpg サザンガーデンの親水広場に降りてみました。花が散って流れております~。







IMG_0299.jpg イマジカ前もこんな感じになっちゃいました~。

 そろそろサーフィンの準備をしないとなあ。

 しかし,疲れた日だったなあ。




6 さらに追伸 4/8
 上記のとおり,某損保を思っきりdisったのですが,本日口座を確認したところ,足りなかったbX円の振込がありました。
 
 それはいいのですが,その振込の後に,再度,(1+b-a)X+Z円の振込もあったのです。

 ですので,アホンダラの担当ではなく,上記の上司に確認したところ,やはり二重払い~♪どうせ,アホンダラの担当の最後っ屁の嫌がらせか何かでしょうね(担当はもう変わったということですので。)。

 しかし,この損保,余計な仕事を作る作る~。もう腹が立つより笑えてきます,バカ過ぎて。

 でも,こんな対応で,きちんとした被害者の保護ができているのでしょうかね。私は滅多に損保と関わりあいを持たないのですが,日頃よく使っている先生の感想はどんなもんなのでしょう。
 岩永先生,怒りすぎ,大体どこもそんなもん,損保は大手企業だけど,銀行なんかに比べると格段にレベルが低くて,バカばっかだから~♪なんですかね。
1 先週の話にはなってしまうのですが,東京三弁護士会,の主催で,「保全の実務」の研修が,1/18にありました。おそらく,ここのところ毎年行われている研修で,執行バージョンもあります。

 パターンも毎年同じで,地裁9部の保全専門部の裁判官を招いて行われているものです。今回は,48期の某裁判官が講師でした。ただイマイチでしたね~♪本当。

 ともかくも,概要を書いておきましょう。

2 まず,東京は全件面接でやっているとのこと。と言っても他の地裁は知らないのですが,これをやっているのは,東京と大阪のみらしいです。つまりは,保全専門部があるのが東京と大阪だけらしいですからね。
 確かに,修習のときの横浜地裁では,3民が非訟系の破産やら執行やら保全やらを一手にやっていたように思います。横浜のような大きめの地裁でそうなのですから,あとは推して知るべしでしょうね。

 そのような一般的な話から,個別的な話に行くのですが,その個別的な話が,そんなことを一々説明したら二度手間ですよ,ということを繰り返したあげく,やはり時間が足りないという始末。あと,詳しい話は,例のきんざいの「民事保全の実務」第?問を見てね~という今どき流行らないステマぶり。これも??ってな感じでした。

 私は個人的にネット関係の仮処分のところをもっと聞きたかったのですが,どれもこれも知っている話で,いやあ参ったなあってところでした。例えば,外国法人(どこのことかわかりますね。)だと,こうしろとか,そんなところまでは踏み込んでくれないかなあ,やっぱ。

 そうそう,今回の話とは直接離れるかもしれませんが,ネット関係の仮処分で,第二次請求を保全でやれないというのは,本当手間ですね。
 裁判官から言わせると,第二次請求(具体的な住所,氏名等の発信者情報の開示の請求)まで,保全でやれると弊害が大きく,情報保存の仮処分で足りて,それ以上情報の開示まで認める必要性はないという話です。

 しかし,仮処分は双方審尋で,第二次請求の相手方が大手企業であるプロバイダ等であることは変わらないので,弊害はそんな大きくないのです。
 そして,本案になっても,証拠(疎明資料)が増えるわけでもありません。しかも,本案だったら,半年くらい平気で経ちますから,すぐに開示してもらう必要のあるときだってあるのです(情報保存じゃ足りないときもあるのです。どういう状況かはこちらの手の内を明かすことになるので,さすがのこのブロクでも開示できません!)。

 以前,その,情報保存で足りない理由をかなり詳細に説明したのに,やはり,いつものとおり,本案でやってくれと言われ,かなりゲンナリしたことがあります。
 そして,ガックリして地裁2Fの裁判室を出ようとしたら,即時抗告しませんよね~と言われ,さらにゲンナリしたことがあります(そんな時間がないから,保全の必要性をコンコンと説明したというのに。するわけねえだろう,という話です。)。

 東京地裁の9部が出世コースかどうかなんかは知りませんが,こういうのをまさにヒラメ裁判官って言うんだろうなあって初めて思いましたね(東京地裁は優秀な裁判官が多く,通常はそういうことはないんですけどね。同期に聞くと,地方はかなり酷いようです。)。
 ま,ここを読んでいる方には先刻ご承知のことと思いますが,私は質が悪い上に執念深いですからね,オホホホ。

3 去年の同様の研修は,確かスノボと重なって出なかったのかもしれませんが,この内容だとあまり出る意味はないかもしれません。
 個人的には,執行よりよっぽどやる機会がありますので,期待していたのですが,しょうがありませんね。

 あ,そうそう,執行は本当やりませんねえ。
 恐らく,執行されると困る場合は,和解に応じて払ってもらえるし,判決になっても,すぐに払ってもらえますね。
 他方,執行されても困らない場合は,バカにしてんのかという額が和解の条件になるし,当然それを蹴って判決になっても支払ってなんかきません。執行が費用倒れということが,被告にはわかっているのですね。

 つまりは,執行できるようなときに執行の必要はなく,執行できないようなときにも当然執行はない,というわけです。
 何でこうなっているかは,実務家ならお分かりですね。日本の執行制度が甘いからです。その責任の一端が,折角の改正を骨抜きにした日弁連にあるということも,実務家ならお分かりですね。

 ですので,学者のオナニーに過ぎない民法債権法の改正よりも,執行法は,ずっーと改正の必要があるのではないかと思う次第です。おーっと,また議題からそれちゃったぞ。
1 最初に言っておきますが,今日は,ステマです。年末だし,お仕事お仕事~♪

 一昨日のテレビ番組での,某タレントの方のネットでの誹謗中傷に10年程悩まされた件が,結構な話題になっております。かなり詳細にどういう事案だったか説明したみたいですね。

 有名人だとその誹謗中傷も大きくなりますので,非常に大変ですよね。だって,有名人だからって,人間が特別頑丈になったりするわけがありませんから。

 うちの事務所にも結構な相談があります。そのとき,どうやるかはこちらを見て下さい。ただ,ネットでの誹謗中傷でいつも発信者情報開示請求しなきゃいけないわけではありません。

 というのは,この某タレントさんの事案でもそうですが,誹謗中傷するのは,妙な正義感からやることが多いのですね~(人権と同様,私が正義なんて嫌いな理由の1つです。)。
 そうすると,確信犯というか,自信をもってやるというか,要するに,悪い奴を非難するのが悪いわけないだろう,堂々とやるぜ,ワイルドだろ~,ということになり,身元バレバレで誹謗中傷することになるわけです。依頼されても,こんな事例だと,楽でいいですね~。

 他方,驚くのは,そういうことを書き込んだんだけど,反省しているので,どうにかならないか,という相談です。日本人って真面目ですね~。被害者側の相談とほぼ同数くらい加害者側からの相談があります。

 ともかくも,一時の激情に駆られたりなんとかして,妙なことは書かない方がいいと思いますね。

 ネットなんか基本○○のやるものですのでね。

2 それで思い出しましたけど,ちょっと前にツイッターやめたのです。

 それも誹謗中傷に関係あります。

 上記のとおり,ネット上の名誉毀損の事件のご依頼は,結構あるんですよね。それで増えているのはツイッター関係です。

 と,書くと,弁護士の先回りしがちな人だと,利益相反か何かの虞があるのですか~?って思うと思いますが,違います。
 まあ何ちゅうか,そういう事件の場合,ツイッターの書き込みのタイムラインを証拠として提出するじゃないですか~。そうするとねー,短い文故,愚にもつかないというか,誹謗中傷だけでなく,そうではない書き込みも,本当,何これと思うようなのばっかりなんですよね。

 で,ふと思ったわけです。これ自分も同じじゃないかなあって。
 ツイッターのことをバカ発見器とかバカッターとか言いますが,いやあ違いますね。確かにそういう面もあるのでしょうが(元々のバカを増幅させる。),これは普通にやっても,バカみたいだなあ,という面が非常に強いです。

 ですので,人の振り見て我が振り直せじゃないですが,こりゃやらん方がいいと気付き,やめたわけです。

 いやああぶね~あぶね~。

 法曹界に古くから伝わる金言で,沈黙は金というのがあります。
 世間のイメージじゃ,弁護士なんて口八丁手八丁でしょうが,実際は違いますね。弁の立つ人は,書面がダメですね,逆に弁の立たない人は書面がいいです。恐らく,これと同じ感想を抱いている法曹は多いと思いますよ。

 何事も積極的なのがいいなんて,バカの擁護に過ぎません。特にやっちまったものは取り返しがつきません,他方,やってないものは,今後やればいいし,またやらないままでもいられますからね。

3 根拠のない誹謗中傷っていうのは,本当困ったもんですが,確実に端緒があります。

 例えば,現在,日本が国として,謂れ無き誹謗中傷を受けておりますが(お隣の国で顕著でしょう。),あれは,別にお隣の国が言い出したわけではありません。
 日本の某大新聞が或る作話師の作り話に乗った,これがすべての始まりですわな。いやあ本当,どう落とし前をつけるつもりなんですかなあ。

 おっとと,今日はステマだった。商売につながることを書かないといけませんね,こんな正論を言っちゃあ,土建派の名が廃るってもんですな。
1 インタレストマッチ広告って何でしょう?

 こういう新しいサービスってなかなか定義するのが,難しいのですが,インターネットのユーザーが,発信したり受信したりするメールの件名や本文などを機械的・自動的に解析し,その結果をもとにユーザーの関心の高い広告を表示するものを言うらしいです。

 実は,今年の8月からヤフーでサービス開始の予定だったのですが,それって,通信の秘密と抵触すんじゃねえの~って総務省預かりのような形になり,そのときは非常に話題になりました。

 そして,今般漸く,総務大臣の記者会見ではありますが,OKが出て(何と!),おそらくこのサービスが走りだすと思います。

 本来的には,このOKは非常に重要だったのですが,何せここ最近それどころじゃない騒ぎのことがたくさんあり,最初に話題になったときにフォローしていた方々も,OKが出たことをすっかりスルーしてしまったのではないかと思います。

2 通信の秘密ってえのは,憲法21条2項後段にあります。

 「通信の秘密は、これを侵してはならない。

 通信というのが,何かというのは若干問題にはなりますが,手紙,ハガキ,電話,そして,電子メールも含まれていると思います。ただ,この憲法というのは,基本,国や地方公共団体に,お前ら今まで散々アコギな事やって,国民を苦しめたんだから,要らんことはもうすんじゃねえぞ,という法であり,原則として,私人を対象としていないのですね。

 この辺,勘違いしている方はたくさんいると思うのですが,原則は,そうなのです。
 話はずれますが,人権というのも,対国家的な話であり,私人の間で人権が云々かんぬんというのは,私は非常に違和感がありますね。人権が嫌いな理由の一つでもあります。

 さて,話を元に戻すと,今現在,上記で問題となったヤフーも,潜在的に問題となったグーグルも,電話で言えばNTTも,それ以外のインターネットサービスプロバイダーも,単なる私企業です。ですので,憲法で捕捉することはできないのですね。ですが,電気通信事業法というのがあり,そこには,

(秘密の保護)
第四条  電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。
2  電気通信事業に従事する者は、在職中電気通信事業者の取扱中に係る通信に関して知り得た他人の秘密を守らなければならない。その職を退いた後においても、同様とする。

と規定され,更に,

第百七十九条  電気通信事業者の取扱中に係る通信(第百六十四条第二項に規定する通信を含む。)の秘密を侵した者は、二年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
2  電気通信事業に従事する者が前項の行為をしたときは、三年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。
3  前二項の未遂罪は、罰する。

と刑罰規定まであります。

 つまり,何が問題かというと,いくら機械的・自動的にやっても,通信事業者の方で,電子メールのタイトルや本文を検索して,こういうキーワードが含まれているとか,こういう写真や図が含まれているなどと探知するのは(そうしないと,興味にマッチした広告を打てない!),通信の秘密を侵すことになるのではないか?ということですね。

 ですので,総務省の川端大臣が待ったをかけたのは,法律実務家からするとさも有りなんって所だと思います。

3 でもね,このパターンって何だか既視感がしませんか?

 というのは,グーグルは既にこのインタレストマッチ広告をgmailでやっているらしいのですね。グーグルに日本の電気通信事業法が適用されるか?という問題もありますが,私が既視感あるというのはそういうことではありません。

 そう,勘の鋭い人は,著作権法での話,つまり,検索サービスのロボットがのべつ幕無しに,ウェブサイトの複製をとることが著作権法に違反するのではないか,ということが問題になって,日本ではこの種のサービスに遅れを生じた,というあの話,を思い浮かべたのではないでしょうか。

 いや私も法律家の端くれですから,何でもかんでもイケイケバンバンてなことは言いませんが,形式的にはある法律に違反しそうだけれども,便利なサービスが出てきそうなときにはどうにかしてあげたいよね,とは思います。

 そういう意味では,今回前の総務大臣が条件付きではありますが,このサービスにゴーサインを出したのは非常に大きいと思います(2012.9.19)。主な点を以下に書きだしておきますが,4点の条件があります。

この点の対応として、本新広告サービスに関しては、この分野の専門の有識者の御意見を伺いながら、4点を総合的に考慮した結果、許容範囲にあるというふう に考えるに至りました。別途ですね、4点、メモ出しというか、出させていただきますので、詳細はそれを見ていただきたいのですが、一つは、通信の秘密の侵害の意味・内容を利用者が正しく理解できるための情報を出す。それから、第二に、メール本文等の解析を望まない利用者への対応をとる。第三に、サービス利用開始後、いつでも本サービスの存在を認識し、解析を中止することができる。第四に、メールの本文等の解析自体は、受信箱ページ等に並んだ個々のメールの件名等をクリックする行為に基づいて開始される。メールが着いたら自動的にやるのではなくて、見るときに開始されるというふうな4点がやられるということを前提に、法律等の専門家等で御検討いただいて、総合的に考慮した結果、この、利用者の有効な同意が求められるという法の下の要請に対して、許容範囲にあると考えられるという結論に至りました。


 まとめると,①インフォームド・コンセントですかね,②抜ける場合の方策をとる,③いつでも抜けられる,④メールが着いたときでなく,読むときに解析が開始される,ということです。④はよくわかりませんが,ユーザーの意思に基づいてやるということの確認ですかね。

 ただ,実際サービスが始まると,思いもかけないことが起きたり,やっぱこりゃ取り締まらないといけねえや,みたいな状況にもなるかもしれません。今のところはある程度評価しておきますが,今後とも注視しておく必要はあると思います。

 まま,ともかく,この4つの条件を満たしたサービスであれば,取り敢えず,電気通信事業法でコラーって言われることはないと思いますので,関係者には朗報なのではないかと思いますね。

4 追伸(10/3)
 そうだそうだ,今回のようなステマの回は,ステマと言うんだった。まあ言わなくてもわかりますかな。
 でも,昨日のWBSには,丁度,この話が出ていましたね。ステマだとしても,すごい良いタイミングだ~♫
1 裁判所のHPが取り敢えず復活しましたね~。良かったとは思いますが,取り敢えず,と書いたのは理由があり,このブログの多くの記事の元ネタとなっている判決集関係はいまだ復活していないのです。
 いやあ本当罪深い。こりゃシナ伝統の宮刑に処するべきだと思いますね。

 ということで,新しい知財の判決の紹介はいまだできませんが,それでも知財の話でちょっと気になっていたことを書いておきます。

2 上記のとおり,裁判所のHPが復活し,知財高裁のHPも復活しました。ですので,私が気になっていたことを確かめることができました。それは何かというと,以下のようなものです。

 実は,ある方から,知財高裁大合議の判断には,判決文に名前のない裁判官の関与もあるらしい,そして,そのことは知財高裁のHPにもはっきり書いてある,ということを聞いたからです。
 え,本当か,そういうことがあるのか?と思い,復活したHPを見ると,やはりその旨はっきり書かれていますね。

大合議で審理された事件は,実質的には,知財高裁全体での検討を経て判断が形成される運用となっています。

 でもこれっていいんですかね。直接主義が問題にならないの~?

3 直接主義とは,民訴法249条1項にあるとおり,「判決は、その基本となる口頭弁論に関与した裁判官がする。」というものです。

 つまり,実際に証拠調べをし,弁論に関与した裁判官が,判断しないと,密室での裁判と同じことだから,これを規定したのです。
 裁判の基本中の基本の原則です。もしこれがないと,表立って出ている裁判官が,全員わら人形か何かで,後ろでもっと偉い裁判官が糸を引くこともでき,台本暴動の某国並のこともできちゃうわけです。

 ですので,この直接主義に違反すると,絶対的上告理由の民訴法312条2項1号,「一  法律に従って判決裁判所を構成しなかったこと。」に当たります。とにかく非常に重要な原則ということです。

 他方,今回の大合議の話は,この直接主義とはちょっとずれています。つまり,実際に証拠調べをし,弁論に関与した裁判官の全員は,判決には関与しているわけです。ただ,それに加えて,更に,実際に証拠調べをしておらず,弁論に関与していない裁判官も判断に加わってよいかという問題です。

 でも,これも直接主義の趣旨からするとどうなんだろうと思いますね。結局,自分が直接見聞きしていないことについて,判断しているわけですから。
 例えば,大合議には入っていないけど,論文とか著作とかたくさん書いて,大合議の論点に一家言も二家言もある方が,よっしゃぁ~と思って判断に入った場合,その判断に引っ張られるってことはないんですかね。そのとき,口頭弁論に参加していた裁判官の方としては,いやあ実際発明者とか,代表者本人とかの話を聞くと,そういうこととは若干違うんだけどねえ~,と思っていたとしても。

 それに,民訴法249条1項を反対解釈すると,「判決は、その基本となる口頭弁論に関与しない裁判官がしてはいけない。」となります。勿論,異動とかありますけどね(今は,そんな例外の話じゃない!民訴法249条2項参照)。

 いやあ,私の考えすぎ?まあそれならそれでもいいんですよ。
 でもさあ,普通の常識からすると,ちょっと変じゃねえのと思いますけどね。それに,知財高裁裁判官の全員の判断が必要なら,そう改正すりゃあいいじゃん(民訴法310条の2)。

 ってなこと書くと,またどっかのお偉いさんから,クッサイクッサイコメントが出てくるのかなあ。ムフフフ。

1 昨日は,一弁の総合法律研修所主催の首記の研修に行って来ました。
 まあこのブログでもクルアーンの話をしただけあって,結構イスラムに興味を持ってましたので,その流れですね。

 日本人は私もそうですが,一神教にはあまり縁がありません。そ
 れでもキリスト教だとまだ多少の馴染みがあるのでしょうが(クリスマスもそうですし,ディズニーランドはまさにキリスト教ならではって感じがしますね。),イスラム教には縁もゆかりも全くないという人が殆どだと思います。
 いやいやむしろ,怖い,テロリスト・・・というイメージの方が大きいのではないでしょうか。まさに,テレビ脳というか,アメリカ様の電波を受けるとそうなってしまうという典型例ですね。

 また議題から外れそうなので,この辺にしますが,どっちにしろ,イスラム教は特殊,だからイスラム法も特殊,だと思っている人は多いはずです。勿論私もそうですけどね。

2 昨日の主題はシャリーアだと思っていたのですが,講義によると,シャリーアを直接適用する場合は,家族法の一部くらいで,あとは近代法(要するに西洋由来の法)とかカーヌーン(国制定の法)に依ることが多いらしいです。

 おっと,シャリーアが何かが抜けていましたね。シャリーアとは,クルアーン(コーランのことです。)やスンナ(預言者マホメットの言行)などの法源から導かれた学説法のことです。

 イスラム社会と言えば,そのシャリーアばっかりだと思っていたのですが,上記のとおり,それは違うということですね。
 特に,オスマントルコが第一次世界大戦後,消滅し,そこへ英仏が入り込んだため,その影響も結構強いということがわかりました。

 ただ,講師の先生もおっしゃっていたのですが,イスラム法と言って特別視する必要はなく,ローマ法を知っている人から言わせるとあんまり変わらないですね~ということらしいです。
 私もそう思いますね。クルアーンを読むとわかるのですが,別に特殊なことを書いている(啓示だから何と表現すべきか~。)わけではありません。

3 と,イスラム法を学びながら翻って思うのは,我が国のことですね。イスラムを特別視している反面,イスラムの国では,我が国のことをいまだちょんまげした侍が闊歩しており,失敗すると切腹させられると思っているのではないでしょうか。

 我が国は,イスラムに近代法が持ち込まれた数十年前,苦労してそのようなところから近代化したわけです。この近代化というのも,誤解を招く言葉で,単なる西欧化と言ってよいのかもしれませんけどね。
 イスラムも,我が国も,是非に及ばず,近代化させられた面が多分にあります。イスラムが伝統と近代化の相剋にあるとしたら,そりゃ我が国も似たようなところはあるはずです。

 個人的にはそろそろ,伝統の逆襲が見たいところではありますけどね。
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