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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 また,知財の判決も話題も乏しいので,本当にどうでもよい系の話です。
  さて,常用漢字表が新しくなり,種々の漢字が加わるということをご存じの方は多いと思います。

  他方,漢字が加わるだけでなく,従来からある漢字に新たなる読み(音訓)が加わるということをご存じの方は少ないのではないでしょうか。

  その典型が,首記の漢字「他」です。

2 従前,この「他」の漢字は,実は,「ほか」と読めなかったのです。驚きでしょう。でもそうだったのです。
  ですので,マスコミ等で,インタビューアなどが,「そのほか~」と言っているのに,テレビの字幕では「その他~」など出ていると,ものを知らんちゅうんは,ざまねえこっちゃ,こげなばかんしにはなりとねえなあ,と思っておりました。

  ただ,一般生活上,既に,「他」の字は,「ほか」と読まれてしまう場合も多かったのも確かですし,この今打っているATOKの変換も「ほか」の変換で「他」が候補に出ますから,マスコミばかりを責められないというのもありました。

3 そして,今般の新しい,常用漢字表には,「他」の読みで漸く正式に「ほか」が加わることとなったのです。
  で,それで何故法曹と関係あるのだ?という話になると思います。

  法律家の書く文は,裁判所等に提出する文書が多いため,公用文と同程度の水準で書くことを要請されます。
 したがい,常用漢字表にない漢字や読みは使えないというのが原則なのです。
 この辺の詳しいことは,例えば,「公用文用字用語の要点」廣瀬菊雄著(新日本法規)などを見てもらうとよいと思います。ちなみにこの本は結構使えます。私の期の人はほぼ全員持っていると思いますね(理由は聞かないで。)。

 ですので,「ほか」という読みに対しては,従前「外」と書いておりました。一番典型なのは,訴状や準備書面の冒頭部です。原告や被告の当事者が複数のときは,**外2名や●●外5名などと表記していたのです。

 さてさて,これからが問題となるところです。新常用漢字表は今月30日に内閣告示されるそうですので,それ以降,「ほか」という読みに対し,「他」の字を当ててよいことになります。

 とすると,訴状や準備書面の冒頭部も,**他2名,●●他5名と表記してもよいのでしょうかね。むしろそうすべきなのでしょうか?

 全くどうでもよい話で,このブログにはぴったりでしたね。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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