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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 既にあちこちで話題になっておりますが,金にしか興味のない金権弁護士としては触れないわけにはいかないでしょう。
http://www.moj.go.jp/content/000077010.pdf

 ここを見れば,全国の弁護士会の会費が日弁連会費とともに,一目でわかります。
 今までありそうで無かった資料ですが,やはり日弁連にはあったわけです。

2 私のような金権弁護士でなくても,会費に関心のある弁護士は多いと思います。
 関心を持つ一番最初は,修習後期の終わり頃で,どの弁護士会に登録しようかなというときでしょうね。そのときの大体の話題の中心は,大阪弁護士会の初期の費用の馬鹿高さです。
 あれだけ,弁護士の数が多いのに,何故そんなに高い!ということで修習生の話題の中心というわけです。

(なお,このブログを見ている人は弁理士も多いと思いますが,弁理士の制度とは違いますよ。弁理士は中央集権で,単一の弁理士会が1つのみで,各地にはその支部のみ存在することになります。ですので,会費は全国一律20,000円なのです。ところが,弁護士会は日弁連と単位弁護士会という二重構造で,全国一律なのは,日弁連関係の費用のみなのです。)

 その他,会費からは外れますが,東京登録の場合に,3つの会のどれにしようかということも修習時代,話題にはなります。
 全国で東京だけなのです,弁護士会を選べるのは。
 例えば,二弁は刑弁の二弁と言われるだけあって,若干左よりのイメージです。他方,一弁はブル弁の一弁と言われるだけあって,若干右よりのイメージです。じゃあ東弁はというと,一弁二弁に比して2倍の会員数ですから,左も右もどっちもいるというところでしょうね。ただ,登録するときに,保証人が不要で,ちょっと会費も安いので,入りやすいことは入りやすいでしょうね(実は一弁も負けていないのですが,この話はあとで。)。

 そういう事情はありますが,新米弁護士の登録は,通常,就職した事務所のボス弁と同じところに落ち着きますね。ただ,自分で弁護士会を選べるというのは良いことです。
 日弁連会長のくだらない声明と同様,単位弁護士会でもくだらない声明を出しますので,そういうときなど,自分の考えとは全く違う場合に一緒くたにされたくないのに,選べない場合はどうしようもありませんからね。私も,イソ弁時代のボス弁とは異なる弁護士会を選びました。

3 さて,折角ですので,この中身の方も若干入っていきましょう。
上でちょっと触れたように,弁護士会の費用としては,最初の登録費と月の会費の2つがあります。

 まず,馬鹿高い初期登録費ベスト(ワーストか)3です。
1位 奈良  63万円
2位 香川県 60万円
3位 大阪  46万円
 おっと,大阪より高いところが2つもあるぞ!関西と四国が高めだなあという感じです。

 次に,月の会費が馬鹿高いベスト(ワースト)3です(年額換算)。
1位 山口県岩国支部 1,178,400円
2位 釧路帯広支部  1,154,400円
3位 島根県       1,021,400円
 山口県や釧路の他の支部も高いのですが,最高値取りということで,ご容赦ください。
 中国と北海道が高い気がしますが,やはり弁護士の数の少ない田舎は高いかなあという感じですね。田舎は,人件費と家賃は低いのでしょうが,会費が高く,仕事の相対的少なさとも相まって,都会で食い詰めた弁護士が避難するのは難しそうだなあということがわかりますね。

 ところで,香川は,初期登録の費用も高いですが,月の会費も結構高く,金のない1年目で百数十万円の出費がかかるということになりそうですね。

4 さて,反人権派弁護士として,問題としたいのは,このような重要な資料が明らかになった経緯です。
 上で書いたように,普通の弁護士が会費に興味を持つのは,修習後期くらいからなのですが,その頃どんな資料を探しても,ネットで検索しても,単位会の会費すら探せませんでした(東京3会の比較すらできなかったと思いますよ。)。
 日弁連が,このような資料を持っているとは従前から明白でしたが,全く開示はありませんでした。まあ日弁連としては,要求されなかったから開示しなかっただけだと言い訳をするのでしょうね。

 おっと,そんな言い訳どこかで聞いたことがあるぞ~!言われない限り開示はしない,密室で何でも決めちゃう(捏造まであり),と日弁連が散々可視化しろだの何だの攻撃しているどっかの官庁とそっくりですね。
 まあ人権無視の人権団体ですから,自己矛盾もオーライ!ちゅうことなんでしょうね。

 しかし,日弁連さんよ,言われたことに,まだ完全に答えきってませんぜ~。今回の開示の端緒となった,宮脇先生の要求には,⑤その他(各種の負担金会費(いわゆる上納金,隠れ会費(注)),賦課金等),(注)破産管財人報酬,国選弁護報酬などあらゆるもの,と書いておりますが,日弁連は未だこれに答えておりません。

 例えば,東弁は管財人報酬の何%かをピンハネされます(一弁はそんなことはありません!)。さらに,ここに「国選弁護報酬」とあるということは,あの少額の国選弁護からもピンハネするアコギな単位会もあるということなのでしょうね。日弁連はこれも答えないとね~。

 なお,一弁の名誉のためにいいますが,今回の資料は若干古いです。一弁の弁護士会費は,20,500円ではなく,18,500円と既に引き下げられております。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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