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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 首記の研修講師は昨日無事に終わりました。
 このブログを見ていただいている方のうちにも,研修に参加された方がいらっしゃるかもしれません。
 拙い講義をお聞き頂きありがとうございました。

 さて,会場が東京ということもあり,かなりの参加者がいらっしゃいました。場所も,弁理士会館の隣,特許庁のすぐ近くということでしたからね。

 講義の方は,すべてPPTでやらざるを得ませんでした。
 大阪・名古屋では,ホワイトボードを使い説明したのですが,会場が大きいのと,ビデオ撮影を行うということで,ホワイトボードの使用は禁じられてしまったのです。昨日私が不安があると書いたのはその点でした。結果的には,種々の工夫で何とか切り抜けたということになるでしょう。

2 さて,ノートパソコン,液晶プロジェクター,PPT,といえば,プレゼン三種の神器であり,しかも私がエンジニア時代,携わっていた技術は,液晶プロジェクター用の液晶パネルでした。

 にもかかわらず,私はこの形式によるプレゼンが大嫌いなのです。

 理由はいろいろあります。1つめは,会場を一定程度暗くしなければならず,眠くなるということです。
 2つめは,PPTで作成した資料は当りが良いだけで一見わかりやすいように見えるけど,深い理解に資することはないということです。まあ昔から,巧言令色鮮なし仁,と言われておりますが,PPTの一見の見やすさはこの論語の学而のとおりです。
 3つめは,準備が面倒だということです。ノートパソコンで使えるソフトで発表資料を作成しなければなりませんから,手控えそのままでは写し出せません。親切な会場ですと,カメラで取り込む装置のあるところもあるのですが,通常は上の三種の神器だけですので,作成に手間暇を要することとなります。

 ところで,修習生の頃の検察修習の期間,検察の内部で事務官の方用のパソコンプレゼンの研修が行われていたのを記憶しております。もちろんメインはPPTでの資料の作り方です。来るべき裁判員裁判対応ということだったと思います。

 他方,エンジニア時代,というかサラリーマン時代,苦い経験があります。PPTに夢中になった組織は滅びるということです。
 PPTは麻薬のようなものです。アニメ等がありますので,凝ろうと思えばどこまでも凝ることができます。そして,視覚に訴えたものはわかりやすいのが通常ですから,見ている者の評判も当然良い,ということになります。ここで,見ている者,それは決裁権者である上司ということになりますね。さて,そうなるとどうなるでしょう?
 プレゼン上手は,出世上手となるわけです。

 私がサラリーマン時代,お世話になった会社(ソニーですけどね。)は,かつての輝きを失い,もう随分経ちます。この分析が,会社で出世できなかった僻みなのか,それとも的を射た分析なのか,自分ではよくわかりません。
 ただ,今の検察の混乱を見るに付け,結構当たる分析だなあという気がします(直接の原因は別にあるにせよ,一事が万事です。)。

 ですので,自分の上司や所属する組織がプレゼンに血道を上げるようになったら,要注意です。早晩逃げ出す準備をしておくべきでしょうね。

3 なお,昨日の研修は,質問の時間等がありませんでした。若干私の持ち時間がオーバーしたためで,申し訳ありませんでした。昨日の研修に関して,ご質問のある方は,本家のHPにメールフォーム(ページ下部)がありますので,お手数ですが,ここからご質問をお願いしたいと思います。
 できるだけ,全部のご質問に答えたいと思いますので,端的に短くお願いしたいと思います。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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