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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 結構大きな話とは思いますが,あまり話題にはなっていないようなので,取り上げます。

  内容は,このあたりを見てください。ICANNというのは,ドメインの管理を司る胴元で(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers),gTLD(generic Top Level Domain)は,トップレベルドメインのうち一般的なやつ,例えば.comなどをさしております。

  他方,私の事務所のドメインは,iwanagalaw.jpで,これは国別コードトップレベルドメインで,一般的トップレベルドメインではありません。
  法律事務所によっては,この一般的トップレベルドメインの.comを使っているところが結構ありますね。ただ,これは,commercial(商業・商用)の略なのですよ。
 商売で弁護士やっています~♫というところがあからさまで,むしろ清々しくてよい気もするのですが,ちゃんとわかって使っているのですかねえ。自分,金金弁護士だって言っているようなもんだけど,それでいいんかえっちゅうやつです。

 さらに,脱線しますが,法律事務所で,co.jpのところもあります。これは会社,すわなち営利社団法人ということですよ。大体が,弁護士法人ではないのに使っております。

  さて,このco.jpのドメイン名を使っているのは,基本,特許法律事務所なのですね。
 何故か?大手の特許事務所は,必ず調査会社を併設しております(この辺の事情の一端は,ここを見てください。)。
 この当不当はさておき,その調査会社がドメインを取得し,事務所でもそのドメインを使用するため,こういうことになるのですね。ですので,特許事務所がメインで,法律事務所がサブの,事務所での傾向だと理解してください。

2 今回,首記のとおり,ICANNが変更したことにより,それこそ,.googleや.sonyや.appleというトップレベルドメインが可能となったわけです。それはまあ良いとして,ちょっと前に流行りませんでしたか,ドメインの剽窃ってやつを。
 私のブログでも一回だけ取り上げたことがあります。最近は下火ですが,また流行る可能性はありますね。

 ただ,そういう悪さをするやつを防ぐためか,今回のgTLDの申請は,185,000ドル必要とのことです。しかも,それだけで,確実に取得できるわけではなく,また取得できたとしても,年間の維持費もさらにかかるらしいです。これを代理人に頼むと大体同額位とられますから,日本円で4000万円近く!必要だということになります。

 こういうことと比べると,商標制度というのは良く出来ていますね。法律という国家の制度と基本民間の登録制度は比べようもないのですが,良い人材が練りに練ったわけですから,ポッと出のドメイン登録制度とは違うわけですね。
 ちなみに,日本の商標の場合,1区分だけだと,出願料は12,000円で,登録料(10年分)37,600円です。代理人の手数料も上に比べれば大したことはありません。国際的に商標を取得しようとしても,マドリッドプロトコルという便利な制度もあり,費用もやはり上に比べれば,大したことはありません。

3 ですので,今回の変更で実際に行動を起こすのは,大企業,しかも国際的に著名な本当の大企業だけでしょうね。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーのエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。次は何かな。
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