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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 前置きはもういいかな~ワンパターンだし。

 まず,今日の日経の社説です。単なる私企業の行末がわざわざ日経の社説に載っています。まあびっくり。昨日が株主総会だったからでしょうね。

「「日の丸再編」は日本の液晶を救ったか」

というやつです。要するに,ジャパンディスプレイの昨今の状況について,ですね。

  私は,このブログで何度も書いておりますが,元々ソニーでLCDのエンジニアをしていたのです。なので,仮に知財部に異動せず,そのままLCDに居たら,かなりの確率で今頃はジャパンディスプレイに居たことと思います。
 その証拠に,私が筆頭発明者の特許の殆どはジャパンディスプレイに譲渡されていたのですね(殆どが既にエクスパイアしております。)。

 さらに,LCD時代の同僚も多くジャパンディスプレイに居ます。ジャパンディスプレイに関してはとても他人事じゃないって感じです。

 で,そのジャパンディスプレイについては,このブログで本当によくコンスタントに取り上げております。一番最近のはこれですかね(辿れば結構古い所まで辿れます。)。

 そういう風に見てみると,最初はやはり懐疑的~フューチャービジョンやアルテデックと同じ轍を踏むだろうなあと思っていたようです。

 ところが,一時は良いときもありました。何とそのときは,日経も褒めそやしていたのです(2013年のです。もう4年前ですね。)。
 つまり,母体企業からのしがらみを無くしたことが成功の要因と言っていたのです。ところが,今日の社説では,「母体企業3社の「寄り合い所帯」という難しさがあった」と述べています。まあ勝手なもんですね。
 そう,全ては後付けです。

 ナチス・ドイツが敗れ,大日本帝国が敗れたときには,自由民主の勝利だ!となったのでしょうね~ソ連のことは措いておいて~勝てば官軍負ければ賊軍~いつの時代も何の分野でも変わりはしません。

 まあ確かに,石川県の新工場はちょっとまずかったかなあと思いますよ。シャープが身売りになり,パナソニックが潰れかけたのも,ディスプレイの新工場の読みを誤ったからですもんね。にもかかわらず・・・。

 でも私はひねくれ者なので,このまま台湾や中国系の企業に身売りされるってえのもつまらん話じゃなあと思っております。勿論,「「日の丸」に過度に固執しても得るところは少ない」とは,そのとおりだと思いますけど。

 まあ,ここからが底力の見せ所じゃないですか。HHさんが亡くなってもう3年も経ちますか~HHさんが最後に居たのはジャパンディスプレイなのですよね。
 大幅な巻き返しを期待していますよ,ねーたくちゃん。

2 著作権法が難しいのは色んなパラメーターがあるからです。

 本日,朝日新聞が,棋譜中継していたユーチューバーに対して,警告してやめさせた話について,様々なメディアで報道され,そこで複数の弁護士のコメントが載っていました。

 おおよその骨子としては,こんな感じです。
 ・棋譜は著作物に当たらず
 ・でも権利侵害(不法行為)になるかも
 ・その理由としては,スポーツ中継の放映と同様

 らしいです。一つ目と二つ目についてはそんな異論もありません。棋譜が著作物に当たるなら,GPSでの軌跡だって著作物に当たるってことになります。な,わきゃない!

 で,二つ目の理由として,スポーツ中継の放映と同様と考えているようですが,ちょっと違いますよね。
 スポーツ中継をそのままネット配信すると,コラ~と怒られるのは,著作権侵害だからだとか契約違反だとか,その他の権利侵害だからじゃありません。著作隣接権の侵害だからです。

 この点,テレビのネット配信が問題になったときの事件(まねきTVとか)について,きちんと訴訟物を確認していたら,もうちょっとその辺を検討したコメントが見られたのではないかと思いますが,残念ながらありませんでした。

 そうすると,著作隣接権(放送事業者の権利)が歴然と存在する場合とちょっと異なりますから,それでも不法行為になるっていうなら,北朝鮮映画事件(最高裁平成21年(受)第602号,平成23年12月8日判決)の検討も必要ですわな。
 
 ま,これも今日の日経の社説同様,後付けです。

 そうは言うものの,ね,こう考えてみてもやはり著作権法って難しいよねえ~。
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1 本日の日中は凄い雨でした(東京)。後で述べますが,今日は外出でしたので,ハズレでしたね。

 カラ梅雨なんでいつの話~って感じですね。なので,今日は夏至のはずですが,太陽も見えず~の一日でした。

 さて,本日は,というか本日も小ネタです。まあ,もはや私がコメントすることも無いと思いますが,とりあえず,ちょっと触れたこともある話ですから。

2 まずは商標です。
 それは,例のベストライセンスのです。

  昨日,既に日経の電子版の方では,「無関係の商標出願に対策 特許庁、却下待たず次の審査」という記事が出てました(今日の朝刊に載っています。)。

 で,そのとおり,本日の特許庁のサイトには,「手続上の瑕疵のある出願の後願となる商標登録出願の審査について(お知らせ)」というものが載っています。

 特許庁の内容はいささか言い訳がましく,それ故分かりやすくありません。日経の記事の方が分かりやすいです。

 「現行制度では先願者の申請が却下されるのを待つ必要があるが、今後は却下を待たずに審査を始める。問題のある出願で実際に商標を活用する企業などが不利にならないようにする狙い。」ということです。

 まあ要するにそのうち却下となるんだろうけど,それまで待つのがかったるくってしょうがない~♪だから,それを待たずにやる!ってわけです。

 そりゃそうですね。とは言え,デュープロセスこそ,真の立憲主義といえるものですから,逡巡はあったろうと思います。ま,相手方がベストライセンスだからこそなのでしょうが,逆に言えば,ベストライセンスからすると,付け入る隙があるわけで(特許庁への国賠訴訟とかね。)。

 まあこのくらいでは沈静化しないと思いますが,無責任な第三者としては,いつでも大笑いできるよう生暖かく見守ることにしておきましょう。

3 次は著作権です。
  例のJASRACと音楽教室の演奏権に関する紛争ですが,遂に,音楽教室側が提訴したわけですね。

 ま,給付を求めるものではないので,債務不存在確認訴訟というやつです(特許でもときどきありますね。)。

 で,このためにウェブサイトもこしらえて(まあ今はそんな高コストじゃないですもんね。),そこに訴状も開示しております。

 ま,演奏権の話は,裁判所が決定することですので,私はそれほど興味がありません。それより,今回特筆すべきは上記のとおり,訴状を公開したことですね。

 クソサヨク系の訴訟の場合,訴状を開示することはよくあります。世間に味方してもらわないといけないので(ある意味訴訟で勝てると踏んでいないってことですが。),耳目を集めるというためですね。

 なので,訴状を公開したところを見ると,今回の訴訟もそういう目的が多少あるのではないかと思います。著作権という,ある意味ビジネス訴訟なのですが,世間に味方になってもらいたいのだと思います。

  で,私が注目したのは,さらにそこではなくて,この訴状の全体的トーンです。

 問題となる演奏権は,以下のとおりです。

(上演権及び演奏権)
第二十二条  著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。」

 「公衆」じゃないとか「直接」じゃないとか「聞かせることを目的」じゃないとか,おそらくそういう所が端的な論点です。
 ですが,今回の訴状の作者は,そういう所よりもそれ以上に,非常に浪漫主義だなあという感がしました。

 訴状も人間の書くものですので,やはり色合いが出ます。
 私なんか理系なので,こういう訴状の真逆です。お涙頂戴的な所はリクエストが無い限り殆ど書きません。最低限の骨と筋肉だけの訴状で,とは言え,その骨と筋肉だけの説明については極限まで分かりやすく書く!ということです。

 まあこれは拠って立つというか主義の違いですから,どっちが良いとか悪いとかいうものではありません。
 
 周辺のストーリーを豊富にし読ませて心情的な味方になってもらうというのも,相応の戦略ですから。

 なので,やはり人の書いたものって非常に参考になるなあってことです。
 私のように一人で事務所をやっていると相手方の書面しかカンニングすることはできません。ですので,今回のようなものは非常に参考になります。ありがたや~ありがたや~。

4 で,最後は今日の外出の理由です。
 それは霞が関の弁護士会館のクレオに行ったからですね。

 この時期のクレオってわかりますかね。どこの職場でも今の時期じゃないですかね~。そう!健康診断です。

 昨年のことも書いております。グダグダ書いておりますが,結果は凄く悪かったのです。腫瘍マーカーも急上昇した項目すらあり,もう体質改善待ったなしって所でした。

 そのため,特定保健指導~を受けることになってしまったのです。あーあ。

 で,歩いたり,さらに歩いたり,おやつもなくし,ご飯も減らし~と色々やっていたのです。これが去年の年末のちょい前くらいのことでした。

 その結果ですが,体重は減りましたね。腹囲もかなり減りました。しかも血圧も低くなったのが驚きです(まあそれでも普通の人よりは高めですが。)。
 まあ詳しい検査が実は大ズッコケかもしれないので,あまり大口叩くわけにはいきませんが,とりあえず良かったかなあと思います。

 これが今日の外出の理由でした。
 去年なら,この後,裁判所の蕎麦屋で鴨せいろを食っていたのですが,今年はもうありません。しょうがないので,弁護士会館のB1Fの蕎麦屋に行ったら,何と開いていない!11:30-開店でした。

 しょうがないので(健康診断のときは朝飯抜きなので腹が減ってしょうがなかったのです),桂で海鮮丼を食って帰りました。いやあうまい飯食えるというのは素晴らしいことですニャ。

 次回はちゃんと弁護士会館の蕎麦屋で食って帰ろうっと。

 
1 と言っても事務所のアカウントの話じゃないですよ。仕事が少ないので,景気は悪いですが,そこまでではありません。

 じゃあ何かというと,ラグビーの日本代表です。昨日のアイルランド戦,本当酷かったですわ。

 2年前のワールドカップの貯金,あれが0になったなあという試合,それが昨日ですな。

2 私は中学,高校,大学とずっと陸上部でしたし,社会人になってやったスポーツと言うと,スキー,スノボにサーフィンと,まあ球技には縁がありません。
 基本人嫌いなので,誰かと協力して何かやるって性に合わないわけです。

 そんな私なのですが,ラグビーだけはちょっとだけやったことがあるのです。
 高校時代,体育の授業で週一やってた頃があるのですね(勿論,私はバックス)。 週一でなんて当時毎日やっていた陸上に比べれば屁みたいなもんだと思ってましたが,こう歳をとると週一でやってたことの凄さと有り難さがよくわかります。これを読んでいる皆さんの中で,今週一でコンスタントにやっているスポーツなんてありますか?
 ちなみに,ラグビーの季節が終わると柔道(格技ですな)をこれまた週一でやってたので,基本的な投技と締め,関節はまだ覚えております。意外でしょ。

 なので,ある程度ルールが分かるので,バブル期の大学ラグビー花盛りの頃から大きな試合がテレビであるときはよく見ていました。
 ただ,グランドの外に直接蹴り出したときに,ヤーボールになるかマイボールになるかの基準が未だによくわからないのですね。
 まあやっている選手だって全部のルールを把握はしていないみたいだし,私の本業でも,民訴法だって全部分かっているわけじゃなく,書記官や裁判官に指摘されて,え?!そういうことあるんですか?ってなることもあるし,実体法でもそんなのしょっちゅうだし,いいのですけどね。

 ということで,このブログでもラグビーの話題は結構よく出ているのではないかと思います。
 2年前のワールドカップは本当素晴らしかったなあって所です。

 ただね,その後,悪い予感はしましたよ。体制がダメだって,エディが辞め,サンウルブズも中途半端な形でしかスーパーラグビーに参加できず(結局今季も1勝しかできず。),いやあこんなんじゃ絶対ダメだわなあと思った次第ですわ。

 で,そのダメさがついに頂点に達したのが昨日ですね。アイルランドは確かメインの選手が全英代表(4年に一度,アイルランドも含めて全英代表が選抜されるようですね。)でニュージーランド遠征に行っているってことで,2軍もいいところです。なので,勝っても当然くらいの相手で,世界ランキングは4位とは言え,あんまり強化とかそんな大して影響はないのかなあと思ってました。

 ほんで,昨日,ちょっと外出を済ませて,テレビをつけたら,何と前半20分で既に大負け~!それから見始めましたが,何か酷かったですなあ。私のような素人が見ても。
 先シーズンで終わったと思うのですが,日本選手権に学生チームが参加してる場合,よくこんな試合になるよなあって感じの試合でした。

 まず,タックルが高い!なので,ボールを持った選手を一発で倒せないのです。倒せないと更に人をかけないといけないので,当然他の防御に隙ができます。それから大体その次の攻撃でゲインラインは突破され(多くとも3次攻撃程度でしたね。),トライされておりました。

 つぎに,日本代表の攻撃なのですが,粘り強さがありません。体格で劣るのですから,6次だろうが7次だろうが,相手が嫌がることをやればいいのですが,そこまでいかずにミスしてヤーボールになってしまってました。当然ゲインラインの突破もできません。

 いやあ,弱い頃の日本代表が戻ってきましたよ~本当懐かしい~♪

 24日の土曜もアイルランドとやる予定なので,これで同じような試合だったら,ジョセフHCは更迭した方がいいというか,更迭すべきでしょうね。
 実績があったのかもしれませんが,実際に結果を出せない場合はクビにしないとね(代理人弁護士もそんな基準で選んでほしいもんです。実績ある大手事務所とか有名弁護士とか選ぶと今の日本代表みたいになりまっせ~♡)。

 2019年はもう2年後ですわ。なのに,このままじゃ全く盛り上がらない日本開催のワールドカップになりそうですニャー。

3 本日は本当はサーフィンの予定でしたが,波がない!梅雨の湘南はこんなもんです。来週はどうかな~。
 ということで,こういう話題にしてみました。もう一度エディを戻すしかないのでは?
1 墓に花をたむける明日~♪
 こんなのもねえ,著作権の色々面倒くさいことをしなくちゃいけないんですよね。

 ああ,著作権法って難しいというか面倒臭い~♪

 って議題からは逸れませんよ。この歌は,「非情のライセンス」と言いますね。

 往時,8時だよ全員集合からそのまま見ていた人も多かったのではないでしょうかね。私はちびっ子だったので,普通なら寝ている時間だったのですが,この歌を知っているということは結構見ていたってことです。
 何をって,キイハンターですよ。

 そして,この歌を歌っていたのは,そのキイハンターの主演女優の野際陽子さんでした。数年前,確かさんまのからくりTVでこの歌を歌っていたのを懐かしく思い出されます。

 いやあびっくりしました。私にとっては,加計の件とか共謀罪だとか本当どうでもいいです。テレビ好きの私にとって,本当良く見る女優さんでしたので。

 で,こういう話をするということはどういうことかわかると思います。合掌です。

 2 あ,特許の話もちょっとだけよ~あんたも好きね~♪例のカゴメと伊藤園のトマトジュースの特許の審決取消訴訟の判決が裁判所のHPにアップされています。
 リンクははりません!自分で調べてちょ。

 ちなみに後継ブログが見れる人は詳しくはそちらで~ということで。
1 私は元々弁理士だったので,弁理士試験は受かっております(そう言えば,短答の合格発表があったらしいですね。285名です。論文試験はもうすぐですので,油断なく。)。ただし,そのころの弁理士試験に著作権法の科目は無かったのですね(今はあるって言ってもお情け程度ですが。)。

 なので,特許法や商標法に比べると,当然落ちます。と言ってもそんじょそこらの弁護士に比べれば随分分かっているとは思いますが。
 それに私の場合,著作権関係のご相談って,やっぱプログラム,ソフトウエア等が多いのですね。そうすると,あまり論点はありません。

 権利で問題になるのは著作権だけで,支分権は複製権か翻案権,たまに公衆送信が問題になったりしますが,裁判例上ポイントとなる所は決まっていますので,あれ?どういうことだっけ?みたいにはなりません。

 でもねえ,昨日の報道なんか聞くと,いやあ著作権法って難しいよねって思うのではないでしょうか(私は少しはわかりましたが。)。

2 昨日の報道は,こんな感じです。
 美容室などで無許諾でBGMをかけていたってわけです。

 私は専ら床屋ですが,若い頃は美容室に通っていたころもありました(その方が安い時期があったのです。今は1000円程度の床屋が普及しましたけどね。)。
 なので,まあ雰囲気はわかります。流行りの曲をかけたいのでしょうねえ。

 でもそれって演奏権の侵害になりそうです(著作権法22条)。あ,演奏権って,音楽教室の話でクローズアップされていますが,生演奏に限りませんので(2条7項),要注意です。

 でも,こういうことは著作権法のイロハのイで,私だってわかります。
 問題は,ラジオにすれば良かったのにねえってことです。

 この辺が著作権法って難しいよねって感じる所ですわ。

 実は,iphoneに入っていた曲を流せば上記のとおり,演奏権の侵害になりそうですが,普通の安い家庭用ラジオからJwaveを流していても演奏権の侵害にならないのです。

 著作権法38条3項です。
3  放送され、又は有線放送される著作物(放送される著作物が自動公衆送信される場合の当該著作物を含む。)は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、受信装置を用いて公に伝達することができる。通常の家庭用受信装置を用いてする場合も、同様とする。

 前段はどうでもいいです。ポイントは後段です。家庭用のラジオなら,営利目的だろうが,視聴料金をとろうが,別にOK!というわけです。

 私がよく行く床屋も普通のラジオをつけっぱなし(床屋なのでAMですけどね。)~おお,著作権法にかなっておるわいといつも感心しております(これはウソ)。

 兎も角も,こういう細かい規定まで知らないといけないのですねえ。

3 そういう例が他にもあります。

 上は音楽の著作物の話でした。これは結構厳しい類ですね。ところが,ほぼユルユルで全く厳しくない著作物もあります。

 これもすぐに頭に浮かばない人が多いのではないでしょうか。

(公開の美術の著作物等の利用)
第四十六条  美術の著作物でその原作品が前条第二項に規定する屋外の場所に恒常的に設置されているもの又は建築の著作物は、次に掲げる場合を除き、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。
・・・
二  建築の著作物を建築により複製し、又はその複製物の譲渡により公衆に提供する場合

 これも前半はどうでもよくて,後半の建築の著作物が問題です。

 要するに,模倣建築(あとその分譲など)以外,何やってもOKってわけです。

 スカイツリーは立体商標の登録もしているようですが,著作権の範囲なら,ミニチュアモデルだとか模したお土産だとかやり放題のし放題ってわけです。

 でも,これも一個難点があって,人格権との兼ね合いですね。
 著作権法30条以降の例外って著作権の例外であって,人格権の例外ではないのです。なので,あまり変な後付けの模様やらアンテナなんてくっつけると同一性保持権でやられる可能性もあります。

(同一性保持権)
第二十条  著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。
2  前項の規定は、次の各号のいずれかに該当する改変については、適用しない。
・・・
二  建築物の増築、改築、修繕又は模様替えによる改変

 その例外も上記のとおりありますが,実用を越えた改築はやばそうなわけです。

 ということで,著作権法って難しいよねって話でした。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ目黒通りの一部でもある目黒新橋に来ております。
 
 中目黒方面が写っているというわけです。
 画面の右の方に大きな煙突があります。これは目黒清掃工場ですが,現在操業停止中です。建て替えるそうですね。

 いやあ梅雨の晴れ間って感じです。昨日よりは気温は上がっており,若干蒸し暑い東京ですね。

 先週末はサーフィンはおやすみだったのですが,この時期あんまり波がないのですねえ。しばらくは湘南でのサーフィンが辛い季節です。
1 首記は,昨日,横浜のTKPガーデンシティ横浜で行われた研修です。

 通常,弁理士会の研修は私も所属している研修所がやることが多いのですが,関東支部とか近畿支部とかの大きな支部は,自ら研修を主催することもあります。今回のやつもそういうパターンです。

 しかも,今回は,表題を見て分かるとおり,訴訟関係ということで,神奈川県弁護士会との合同研修会となっております。

 あ,そうそう,もう横浜弁護士会じゃないのですな。私が横浜弁護士会に毎日のように出入りしていたのは,もう12年も前ですか~いやあ早いなあ。時期は丁度今頃でしたね。
 弁護修習先の先生の事務所は新横浜だったのですが,裁判やら何やらで関内というか日本大通りというか,あの辺に行くことはしょっちゅうだったので,勿論,あの凄く古い弁護士会の建物にもよく行ってました。

 その頃も神奈川県弁護士会への改名運動もありましたが,何と言っても,本庁近辺の弁護士連中の多くが反対していましたので,いやあこれ当分無理でしょう~と思ったものですが,意外とあっさりと神奈川県弁護士会に変わりましたね。ま,これも新しい人が増えたからだと思いますね。

 おっと,のっけから議題を大幅に逸れておりますが,まあこのブログはこんなもんっすよ。

2 で,今回の講師は,何と知財高裁4部の部長の高部さんでした。なので,もう上記の会場で満員も満員でした。恐らく,東京からもたくさん詰めかけたのではないでしょうか。

 だって,高部部長の話を聞ける機会ってそんなにないですからね。横弁じゃねえや,神奈川県弁護士会の先生も多く出席していたのではないでしょうか。

 で,会場は,横浜駅からすぐなので,私も湘南新宿ラインで電車で乗換なしで一本でした(うちの事務所から大崎までは結構近いのです。)。もしかすると弁理士会よりも時間はかからないかもしれませんね。

 ということで漸く内容に入りますが,例の提訴期間徒過のも少ししていました。
 その対策として,高部部長曰く,余裕を持って,そして間に合いそうにないなら直接持ち込む,夜には当直もいるので,11:50でもその日に間に合えばOKなんだから,ということでした。

 そんなのわかってるわい~。ITの力で即特許庁に到達する特許出願と大違いで,結局力技で持ち込むようにという,当たり前の話ですね~。

 他にも参考になる話はありました。
 ですが,結局,こういう風にして欲しいというお願いというか要請の話ばかりで,そんなのわかってるわい,だけど実際難しいことが多く(例えば,特許権侵害訴訟で,対象が製造方法だとか,基幹システムだとかの場合。),そういう場合に,裁判所が何かをしてくれるってことはないのだなあ~というやはり当たり前の話を再確認しただけって感じでした。

 行政って昔はお上でお役人的発想が多く,本当お役所仕事だなあって感じることが多かったと思います。でも今は違いますよね。いつからかはよくわかりませんが,例えば,パブコメをよくやるようになった頃,小泉劇場のころですかねえ。その頃から,行政関係のサービスは随分良くなったように思えます。

 でも,いまだに古臭いお上意識が抜けないのが,裁判所っちゅう所ですね。ま,いつもまでも自分らの地位が安泰だと思っているとイノベーションとは無縁ですからね。

 私がいつも気になる管轄の問題(東京地裁と大阪地裁と知財高裁の専属管轄のやつね。)も,結局,調査官やらの下地が出来ているという話をしただけに留まり,何それ,全く説得力0じゃねえ,どうかしてるぜ~っちゅうもんでした。

3 弁理士の人は素直ないい子ちゃんが多いと思いますが,ふんふん頷いているだけじゃだめっすよ。

 例えば,東京地裁でも知財高裁でも,他の訴訟類型では要求されない,裁判官用の写し(コピー)を多く要求されます。そんなの自分でコピーしろよ,バーカって所じゃないですか~。これ全部依頼者の負担ですわ。

 さらに,差し止めの訴額も大問題です。
 損害賠償なら一部請求ということができるので,印紙代を小さめにすることが出来ます。ところが,差し止めをやると,東京地裁でも大阪地裁でもしょうもない計算方法で計算しないと受け付けてもらえないのです(東京はこれ)。このしょうもない計算方法でやると訴額が無茶苦茶高くなります。

 でも差し止めの訴額なんてそんな簡単に計算できるわけがないのです。所詮,ああなればこうなる程度のフィクションですわ。なので,本来,算定困難(160万円の訴額)で13,000円の印紙代でいいはずです(審決取消訴訟はこれです。)。

 でもそうはしない~。恐らく,こういうしょうもない計算方法にしたのは,濫訴を恐れたからでしょうね。
 その昔,知財立国だとか,司法制度改革で司法の需要は高まる一方だとか言ってましたね~♫なので,仕事が増えても給料の変わらない裁判所としては,これはマズイ!何とか訴訟を抑えなければって所で,訴額を高めに印紙代を高くすることで訴訟を抑えようとしたわけです。

 ところが,今や特許権侵害訴訟なんて年間200件前後の有様~もうこういう訴額でのコントロールをやめてもいい頃なのですが,一度決めたものはなかなかやめられない。
 で,本来,法律事項であり少なくとも最高裁規則事項であるのに,何故かしょうもないサイトで書いた話にずーっと従わなきゃならないって有様です。

 こういうのって,裁判所で裁判を受ける権利(憲法32条)の侵害だと思いますけどねえ。
  
 だから,本当は,日弁連の知財の委員とかが言うべきですが,まあ去勢されたジジババばっかなので,お上の意向を聞くだけで言えるわけがありません。ま,期待するだけ無駄です。

 なので,私としては,いつものとおり,田舎者土建屋コネクションを使って,政治部門の方から攻めたいと思います。裁判所はそっち方面にナイーブな人が多いみたいですからねえ。ムホホホ。

 あ,結局議題は逸れましたね。ま,このブログではいつものことです。
1 まあ格闘技とかプロレス好きには知られたこの本,私がわざわざ取り上げなくても・・・,という所は大いにあると思います。
 何といっても日経の書評でも取り上げられたくらいですからね。

 まあでもその日経は今日は休刊日。特許もトマトジュース関係の話もないことはないですが,判決自体が公開されておりませんので,コメントもしづらい・・・つうことでこういう柔らかい話をするわけです。

2 本年で52歳となる私,昭和40年生まれです。
 1984年は何をしていたかというと,大学(東工大)に入学したばかりの一年生,東京での学業と陸上部での生活が始まったという所です。

 なので,当時実は旧UWFにそんなに注目していなかったわけです。
 タイガーマスク(勿論初代)の大ファンでしたが,その前の年(1983)の夏に改名騒動→引退という流れになっており,何かもう終わったという感があったのですね。
 他方,プロレスの方は,猪木とブロディの方に熱が移り,佐山タイガーのやっていることは本当マイナーな暗黒舞踏みたいな感じにしか思えなかったわけです。

 つーわけで,UWFというと,新日に復帰してのUWF軍団と,再度独立しての新UWFって所がストレートに来る所なのですね,旧UWFではなく。

 とは言え,この本は,その私にとってのストレートな所もよく書いております。そうそう,ターザン山本が編集長のころの週刊プロレスは死ぬほど面白く,会社(ソニー)に就職しても,かなり長い間買ってたものです。

 新UWFも何故前田の腹はいつもブヨブヨなんだろう,第一回のIWGPに参加したころと全然違うなあとも思っていました。
 そう言えば,新UWFの有明大会,行ったような気もしますが,どうしても確信が持てません。新UWFはプラチナチケットで電話しても電話しても取れず,思い余ってぴあの特別会員か何かになって(ああぴあ自体も懐かしいですね。),取ったような気もするけど,ようわかりません。

 ま,そういうことを思うにつけ,私にとってもUWFは夢だったような気がします。

 私と同世代の人で格闘技とかプロレス好きなら凄く面白いと思いますね。とは言え,知っている話も結構多かったのですね(なので旧UWFの設立時の話とか当時あまり興味がなかった話の方が個人的には楽しめました。)。

 なお,仮に,次作があるなら,1997年の高田延彦ではなく,私は,2000年の桜庭和志の方を望みますね。

 結局,佐山タイガーの夢であり,猪木の産み落としたガチンコ幻想が,パンクラス,K-1そしてUFCというガチンコ元年(いずれも誕生が1993年)を経て,プロレスファンの「夢」とともに結実するのが,2000年の桜庭和志だと思うからです。

 ところで,あと思うことは,若いって恥ずかしいなあ~色々とね♡。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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