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知財、特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 首記はいわずとしれたイスラム教の聖典です。
 そして,知財とはあまり関係ありません。
 
 いきなり,何じゃ!と思われるかもしれませんが,古くからの私の知り合いは,非常にらしいなあと思うことでしょう。
 そして,こういう話こそ,筆も踊るよ,ルンルンってやつです。
 
2 コーランを読むきっかけになったのは,やはり,この本ですね。何やら新書大賞まで取ったということで,アンチが大量発生しているようですが,私は本当にいい本だと思いますよ。
 
 さて,それによって,まずは聖書から入ったわけです。私はいわゆる新共同訳と呼ばれているものにしました。
 聖書の中には,一神教に縁もゆかりもない日本人にさえも知られている有名なエピソードがありますし,理解できないという性質のものではありません。
ただ,旧約聖書は分量が多いです,本当に。事務所の行き帰りや細切れ時間に読み進めたのですが,それでも3ヶ月かかりましたね。でも全部読みました。その感想は・・・,ってところですが,今回主題がコーランですので,それは省略しておきます。
 そして,お次は新約聖書です。新共同訳の「聖書」ですので,旧約も新約も一緒なので,それはそれで良いのですが,これを読んでいる間,私のカバンは重かったですね~。ほんで,新約聖書は短いので,1ヶ月程度で読み終えました。
 
 最初の目標は聖書の読破でしたので,本来ここで終わりのはずでした。しかし,上記の例の本にもコーランとイスラム教の話が書いてあり,下で述べるように,やっぱ,ここまで来たら,コーランまで行かないとね,ということで,首記の本を買って読んだわけです。ちなみに,コーランは1.5ヶ月って所でした。
 結局,この三部作(何故三部作かは,下記を。)を全部読み終えるのに,半年近くかかったということになります。
 
3 で,その感想もあるのですが,まあ上記聖書の感想を書かないのと同様の理由で,やはりここでは省略です。もっと大事なことがありますので。
 
 それは何かというと,イスラム教とユダヤ・キリスト教との関係です。いや,正確に言うと,アッラーとの関係です。本当お恥ずかしい話なのですが,この事について,今のいままで,この46年とちょっとの間,全く知りませんでした。勿論,イスラム教とユダヤ・キリスト教が同じ一神教であり,同じ場所を聖地としているなどのことは知っていました。でも,現在のイスラム教とユダヤ・キリスト教との関係,例えば,アルカイダVSアメリカ,イランVSイスラエルなどの件を見るにつけ,全く違うものと思っていました(ユダヤ・キリスト教の側から言わせるとそれはそうなのかもしれませんが。)。
 ところが,初めて知りました。イスラム教でいうアッラーと,主,父,創造主・・・と呼ばれるユダヤ・キリスト教の神は,同じ神だということを。
 
 いやいや本当にお恥ずかしい話です。
 
 ただ,そうすると,アルカイダVSアメリカ,イランVSイスラエルなどの争いも,実は同じ神を信じている者の中での争いになります。これもまた凄い話です。まあ日本でも,ほぼ同じ宗教団体内で争いが生じないわけではありませんから(憲法判例でも何個かありますよね。),理解できなくはないですが,それでも何故?という思いはします。
 もっとも,テキスト(規範)の解釈を得意とする法律家の方々には,所変われば品変わるということで,同じ神を信じているとしても,それぞれの解釈があり,違いが生じるというのも理解しやすいことなのかもしれませんね。
 
4 さてさて,上記のようなことは知っているのと知らないのとでは大きな違いで,しかも考えてもなかなかわからない話です。知識が非常に重要であるということの一例です。そして,こういう知識があると,様々な事を違った見方で見ることもできますね。
 
 というのは,上記のような典型的な争い,アルカイダVSアメリカ,イランVSイスラエルもお互い同じ神を信じていることを知らない,つまり,お互いの無理解が生んでいるってことが少なからずあるのではないかと思えるからです。
 
 そりゃ,日本人の私が,イスラム教が,エイブラハム(エイブラハム,イサク,ヤコブのエイブラハムです。)の宗教として,キリスト教と地続きのものである,ということを知らないのは,ある意味当然かもしれません。でも,イスラム教徒の全員,更には,キリスト教徒の全員,この事を知っているとは,とても思えません。特に,イスラム教に先立つ,キリスト教徒にとっては,そんな事を知るきっかけは,本来ありませんので。
 勿論,この事を知った上で,イエスキリストと新約聖書で完結しているとして,イスラム教を排斥するキリスト教徒もいることでしょう。でも,キリスト教徒の数は世界の宗教の中で最大数だったはずです。とすれば,地続き性について全く知らず,イスラム教とキリスト教とはお互い全く縁もゆかりもないものだと思っているキリスト教徒も数多いのではないかと思いますよ。
 
 ですので,私が思うのは楽天的な話で,この地続き性をキリスト教徒も知ることになれば,中東を中心とする紛争も少しは収まるのではないかなあというところです(イスラム教徒がコーランをきちんと読んでいるという前提ですけどね。)。
 
 でもここまで書いてきて,近場でも似たような話があるなあと思い至りました。
 
 我らこそは旧司法試験という艱難辛苦に耐え,数々の試みにも怯まなかった,正に選ばれた者。ロースクールと新司法試験なんぞという本来あるべきものと似ても似つかないものを受けたからといって,それが何だというのだ。それにより法曹資格を得たとしても,それはニセ法曹,ニセ弁護士に過ぎない,ここから直ちに立ち去るがよい。
 
 何を言う。確かにあなたがたは,かつては選ばれた者だった。しかし,今やあなたがたは金の亡者となり,初心を失い,国民から乖離し,懲戒の嵐と戦うだけの,謂わば棄てられた者にすぎない。既に,法曹の本筋,弁護士の本分は我らこそにあるのだ,立ち去るのはあなたがたの方である。
 
 ってね。結局人と人の争いは,洋の東西を問わないってことですかな。
 
5 さて,いろいろ勉強となったコーランですが,この岩波文庫版は,何と53刷です(下巻)。すごいですね~。
 訳者は,それでも,アラビア語の原文に比べてリズム感が全く出せないという旨の嘆きを解説に寄せておりますが,何の何の,すばらしい訳だと思いますね。そりゃもちろん,原文のアラビア語で読めればよいのでしょうが,さすがにそれはハードルが高すぎます。それにそんなこと言ったら,旧約聖書はヘブライ語,新約聖書はギリシャ語で読まないといけなくなってしまいますからね。
 
 長くなりましたので,そろそろ終わりにしますが,読んでみなされ,コーランを。偏見や自分の殻にこもってちゃ,何にもできませんぜ~,旦那。
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1 またまた,この時期のタイミングの話題です。首記のとおり,昔の特許性検討会,更に昔は進歩性検討会の報告書がアップされております。

 そして,私には珍しく,内容は把握できていません。だって,300p近いんですもん。
 一昨年までだったら,少しは把握できていたのですけどね,だって,このメンバーだったのですから。その昔の記事にも書いたのですが,一昨年で,御役御免となり,今回のものは外から見物する立場です。

2 内容は把握できていないと書きましたが,今回の特徴は,特許のみに限らないということです。意匠と商標もあります。
 そして,取り上げられた事件を見ると,結構注目していたものもあり,全く知らなかったものもあり,色々ですね。

 そして,外野がここで色々言うよりも見てもらった方が早いでしょう。

 と本日も,大して深掘りもせず,それ故皮肉も当てこすりもない,よくあるタイプのブログ記事で終わっておきます(こういう内容ってつまんないよね~,だって書いている本人が一番つまんないんだもん。)。
1 ブログも1年以上やると,同じような話のサイクルになるのは致し方ないところです。
 今年もこの時期に,特許庁からの出願件数と登録件数の発表がありました。

 昨年の記事はこちらにあります。

2 さて,内容ですが,4年前→3年前,非常に出願件数が減りました(10%減)。そして,一昨年も減ることは減りましたが,そんなには減っておりません (344,598件で,1%減)。
 で,昨年はというと,342,610件で,0.6%の減に留まりました。漸く底値が見えてきたっていうところですかね。

 他方,登録件数ですが,昨年は23万件を越えました(238,323件)。昨年から,7%増で,過去最高の筈です。

 一言で言えば,特許庁の審査は緩くなっているのに,人気薄っていうところです。
 ま,そうは言っても,色んな理由から,近い将来にかけて,出願数は若干増えると思います(理由は内緒)。

3 以上のように,いまだ日本の特許出願数は低空飛行のままなのですが,TPPの件があるので,今後の審査のやり方とか,今はなかなかきちんと決めてもねえ(TPP締結で,韓国のFTA対応法改正のようにガラガラポンがあり得る。),というところでしょうから,きわどい出願を出すのは今がチャンスのような気もしますね。
1 本日の日経紙の一面はデカデカとこの記事でした。ただ,記事の終わりの方には,いまだ曲折があるというような逃げをうってはおりますが,昨日のこのブログでの記事に対応して,丁度良い話です。知財の判決もまた更新をやめたようですし。

2 この記事がもしそのとおりだとすると,私が一番気になったのは,ジャパンディスプレイのことです。
 ジャパンディスプレイは,このブログでも何回か取り上げました。

 そのとき,有機ELの出し惜しみが見られると書いたのですが,まあこういうことだったのですね。でもそうすると,ジャパンディスプレイは,単なる中小型液晶のみをやるということになるのではないかと思います。いや勿論,中小型の有機ELもやるのかもしれませんが,ジャパンディスプレイのサイトを見ると,液晶に限るというような記載がないかわりに,有機ELもやるとの明記もありません。ただ,技術情報のところを見ると,液晶中心なのかなあという気がします。

 そうすると,やはり虎の子の有機ELは内部に留保し,いらない子の中小型液晶を外出ししたのかなあという邪推が働くのは無理もないところです。まあこれは時間が経てばわかることですので,この辺で。

3 さて,本題に戻って,協業予定の有機ELテレビですが,昨日の報道のとおりの,韓国勢からの影響があるのは当然です。やはり家電メーカーとしては,テレビというのは一番高額の商品で,本来利益率も高いはずですからね。

 この辺,もうテレビに拘らずに,という感じもあると思うのですが,少なくとも,ソニーとパナソニックは拘るでしょうね。というのは,企業の成り立ちがそういうものですから。

 というのは,この2社,製品のカテゴリーにちょっと違いはあるものの(パナソニックには白物家電がある。),創業から一貫して消費者向けの製品が中心だったということです。他のメーカーって,例えば重電をやっていたり(東芝,日立),電電ファミリーでノンコン出自だったり(NEC,富士通),というところがあるのですが,この2社は,少なくともエレキ分野で,最終消費者相手の商売から逃げようがないという共通点があります。私がソニーにいた頃は,ライバル意識むき出しだったのですが,今やそんなことは言ってられないのでしょうね。取り敢えず,お手並み拝見といきましょう。

 でも,残された時間はそう多くないと思いますが。
1 これは本日ホヤホヤの情報です。私はとあるメルマガからの情報ですが,検索すると,既に日経でも載っているようです。
 リンク先などの写真を見てもらうとわかるのですが,このお姉ちゃん二人の綺麗なこと,まさに一度・・・おっと議題から完全に逸れましたな。

 試作品を数個作るのであれば何とかしてでもやれるのでしょうが,量産タイプでもうこのレベルに来たとは~。いやあ凄いですね~。

2 ところで,私がソニーの液晶のエンジニアだったせいもあり,以下のことを,直接聞かれたり,また時々見聞きしたりすることがあります。
 それは,ソニーの液晶の技術がサムソンに流出した云々というやつです(ついこの間まで,ソニーとサムソンが合弁でS-LCDというパネル事業をやってましたからね。)。でも,これ大間違いだと思いますよ。

 というのは,ソニーには流出して困るような大画面の液晶の技術なんかありませんもの。じゃあ画像処理とかは?って,そんなの電子回路の処理なんだから,製品買ってリバースエンジニアリングすれば,どうやってるか誰でもわかりますよ。むしろ,逆!

 実は,S-LCDですが,あれは,韓国のサムソンの工場群の中にあります。そして,合弁先とは言え,ソニーの担当者でも,S-LCDの工場内に入るには非常に厳重なセキュリティを通らねばならなかったのです。つまり,サムソンは,ソニーに自社の技術が流出することを非常に恐れていたのです。そりゃそうですよね。

 日本人には,ほんの十年くらい前の安くて格好悪くて,性能も低くて・・・というイメージがいまだにサムソンにあるのかもしれませんが,少なくともテレビ事業に関してはもう違いますからね。

 しかし,これだけの大画面を駆動するTFTの構成(アモルファスシリコンか,いやそうすると移動度が稼げないはず。他方,ポリシリコンだと大画面をアニールする必要があるけど,これはムラの原因。だとすると,まったく違う構成か。),TFTの製法(上記のようにCVDだけとも思えないが,うーん,どうやっているのか。)など,非常に気になるところです(ニュートリノの速度と大画面有機ELに拘る奇特な弁護士という所です。)。どうやっているのかなあ。
 そりゃ発売になってから買って解析すればわかるけど,それじゃあ遅いですわな。
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理論物理学者を志望したのは20数年前。某メーカーエンジニアを経て、弁理士に。今は、弁護士になりました。
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