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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 昨日のこのブログの閲覧数は,久々異常とも言える多数でした~。本当,あんたも好きねえ,ちょっとだけよ~って感じです。
 ま,私と同様のゲスな人間が多いのは分かっておりますが,想像以上に特許業界でのこのブログの読者の多さ,これに改めて驚かされたって気がします~。
 それだけ大きな事件だったってことですけどね。

 で,そんな熱心な読者に多少サービス。今日は真面目な判決の紹介で行きましょう。

2 shi-sa事件って知っていますか?パロディ商標で有名なやつです。元ネタは当然世界的に有名なプーマですね(puma)です。

 その昔,異議申立てで争われたのですが,その時は,復活しました。

 

  これが商標権者の方です(商標第5040036号)。

 他方,プーマ社はどうかというと,
 
 こんな感じです。
 で,異議申立て後の訴訟で復活し,その後の再度の異議審理で再度取り消され,さらにその後の訴訟で復活し(これが知財高裁知財高裁平成21年(行ケ)第10404号平成22年7月12日判決です。)で,決定を取り消したのです(つまり非類似)。

 で,10年近く経って,やはりプーマ社は許さなかったとみえ,今度は無効審判を提起したのですね。
 同時に,同様の類型の,第5392941号と第5392942号にも無効審判を提起しております。

 ほんで,それらの判決が出ました。
 知財高裁 平成29(行ケ)10203
 知財高裁 平成29(行ケ)10204
 知財高裁 平成29(行ケ)10205
 
 いずれも不成立審決で,知財高裁では請求棄却。つまりは非類似だってことです。

 なので,異議のとおり,パロディはパロディ~♫大丈夫大丈夫~♫ってわけです。
 良かったですねえ。

3 しかし,これだけではなかったのです。
 実は,上記と異なる類型の商標がshi-saにはあったのです。
 
 これです。商標第5392943号で,指定商品は,第25類  Tシャツ,帽子 です。
 同様の第5392944号の商標もあります。

 そして,これらもプーマから無効審判を請求され,無効審判では不成立審決でした。
 ところが,上記と同時期の判決ではいずれも審決が取消しの憂き目にあっております。

 知財高裁 平成29(行ケ)10206
 知財高裁 平成29(行ケ)10207
 
 これらの引用商標は,こんな感じでした。
 
 まあちょっと違うのですけど,要点はワンポイントマークにしたときに,紛らわしいってところですね。

 指定商品がTシャツと帽子でしょ,これってワンポイントマークで使うことが多いですよね。そのときにうーん区別のつかんときもある!こういうような所だと思います。

 私は勝手にワンポイントマーク理論と呼んでおるのですが,これは今回の事件が最初じゃありません。
 去年の一弁の会報に書いた私の論文に載っているランバード事件(知財高裁平成28年(行ケ)第10262号)もそうです。


 なので,スポーツ用品でワンポイントマークに使いそうな商標でのパロディなどをやる際は,結構気をつけた方が良いってことですね。

 ま,たまにはこういうマジな話も趣向が変わっていいのではないかと思います。
 個人的には,camel toe やMILFや脱税の話も好きですけどね。

4 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 
 さて,すっかり初夏めいた風情です。今日は曇りですが。

 そう言えば,アップルとクアルコム,和解したそうですね。

 日本でも,このような訴訟をやっておりました(知財高裁平成30(ネ)10065 ,平成31年3月4日判決)。
 判決を見ると,何か八百長くさいというか,プロレスというか,特にクアルコムは全くファイティングポーズを取っておらず,どういうことかなあと思ってた次第です。
 ま,そもそも,日本で訴訟なんてやってもしょうがねえだろ,無駄無駄,というスタンスだったのかもしれませんね。

 ほんで,このニュースを聞いたとき,アレ?昨日一昨日,審理が始まったって報道があったのに・・・,と思った方も多いと思います。
 まあこれもアメリカ民事訴訟ならではですね。

 報道によると,審理が始まったというサンディエゴの連邦地裁は,実は,もっとも早期(2017)に訴えが提起されたものらしいです。
 つまり,2年間は訴訟係属中でも審理がされないままだった~ってわけです。

 日本じゃ,訴訟提起後,夏休みでも入らない限り,おおよそ,2ヶ月前後で最初の審理がなされます。2年も審理なしなんてありえません。

 だけど,アメリカの裁判の場合,審理に入る前に,ディスカバリーだの,マークマンヒアリングなどで,1,2年費やすことはザラです。今回はおそらくディスカバリーに時間がかかったのでしょうね。
 で,昨日か一昨日,漸く審理(trial)になったのだと思います。

 ま,普通は,ディスカバリー中に和解することの方が多いのだと思いますが,今回,裁判所の意見を聞いてみようとでも思ったのでしょうかね。 
 ですが,トライアル開始の次の日に和解発表ということは,もうトライアル前には和解は済んでいたと考えるのが普通です。なので,和解の条項で,発表日をトライアル開始後にしようなどと決めていた,ただそれだけでしょう,タイミングは。

 ということなので,よくよく検討してみると,アメリカの訴訟でよくあるパターンだったな,ということになります。

 もっとも,私は日本の資格しか持っていない半可通ですので,正確な所はアメリカの資格を有している人に聞いた方がいいのはもちろんです。

 それにつけても,日本の裁判って本当意味なし~だよねえ。

 
 
 
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1 私は,前著「言ってはいけない」からのファンで,他の本も読んだことがあります。
 何と言いましょうか,このブログでも紹介した「ヤバい経済学」,それの日本版だ!そんな印象だったのですね。
 なので,前著は,今回のやつよりもっと話題が広かったと思います。ですが,今回のは,多少深掘りしておりまして,ほぼ人種,そして知能,こういう点に絞ったかなと思います。
 
 ということですので,そこの所に興味のある人は,まあ面白いと思うでしょうし,そうでないなら,うーん,何回も同じような話が出るなあという所になってくるのだと思います。

 なので,一般的向けとしたら,まずは前著から,っていうのがいいと思います。

2 で,中身も多少。
  
  外見はこんな感じですね。

 中身と言っても,上に書いたとおり,人種と知能の話,もうこれに尽きますね。
 データ的にはそうだろうと思うし,きっとそうなのだろうとも思えました。

 ただ,ちょっとだけ気に入らない所があって,それが一番肝腎な結論の所なのですね。

 日本人は「ひ弱なラン」と結論づけているのですが(まあ日本人だけではなく,東アジア人ね。),これは論理的におかしいのではないかと思うのです。

 実は,その前の章で,橘玲さんは,日本人は子どもと間違われやすいという話を紹介しており,これは「新しい環境のなかで「好奇心」がより高い適応度をもっていたとすると,それを生み出すために突然変異を何千回,何万回,何十万回と繰り返すより,すでにあるものを利用した方がはるかに効率がいい。」ためだとあるのですね。

 私も,どこか別の本か何かで,日本人を含む,橘玲さんの本でいう東アジア人は,子ども時代が他の人種に比べて長い,それは変わりやすい環境に対応するためだと読んだことがあります。

 それは,上記のとおり,橘玲さんの考え方と付合します。

 そのうえ,橘玲さんの本によると,日本人を含む東アジア人は,良くも悪くもポジティブなことにもネガティブなことにも感じやすいらしいです。

 そうすると,これらから推論されるのは,日本人を含む東アジア人は,環境の変化を敏感に察知し(感じ),その変化に極めて高度に対応できるということだと思います。

 他方,橘玲さんが結論づけているように,「ランは,ストレスを加えられるとすぐに枯れてしまうものの,最適な環境では大輪の花を咲かせる」という結論では,新しい環境への高い適応度の話が浮いてしまいます。

 どうでしょうか?

 個人的には,日本人って,一般的なイメージよりずっとタフで傲慢で,要するにかなりゲスだと思いますよ。ムフフフ。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ目黒不動尊に来ております。
 
 さすがにここも葉桜。

 私の散歩コースは毎日違いまして,そりゃそうですね。
 あ,何か伊達や酔狂か暇つぶしで散歩していると思っている人も多いでしょうが(勿論その点は否めません。),ちゃんと理由あるのですよ。

 それは高血圧症の対策ですわ。
 ここで何年か前に書いたのですけど,私そんな肥満~♫っちゅうわけでもないのに,凄く血圧が高いので,少しでもメタボっぽいのはいけないらしく,そんなこんなで,散歩を勧められたわけです。

 なので,健康第一,命が大事~♫って訳で,こうしてほぼ毎日散歩をして,さらに時間に余裕があるときは,霞が関の裁判所に歩いて行ったり帰ったりしているわけです。じゃないと,そんなに歩けるわけがない!

 まあそんなことはいいのですが,毎日同じコースでないってことは,結構久々・・・ちゅうこともあります。しかもここの所目黒川の上り下りばっか行ってたので,久々の所が多くなっておりました。

 今日も五反田駅の西口を結構久々に行った所,アレ!この前オープンしたばかりと思った蕎麦屋(蕎麦きり みさか)が潰れておりました。
 ネットで見たら,ちょうど1年くらいですね。昼間並んでいることもあったのに,どうしたのでしょうかね。非常にびっくりです。

 あと,その店の近くに焼肉ライクがオープンするようですね。
 焼肉ライク?知らない?,今やいきなりステーキのライバルですよ。その昔,牛角を創業した人がやっている新業態店です。
 飲食は絶え間ないイノベーションの業界ですなあ~♫

4 追伸の追伸
 この1ヶ月でのこのブログへの検索語ベスト10を書きます(まとめは別にやりますので,ご心配なく。)。

理系弁護士    
はづき国際特許事務所 分裂   
はづき国際特許事務所 
理系 弁護士   
はづき国際特許事務所 廃業    
はづき国際特許事務所 不祥事  
はづき国際特許事務所 脱税   
コインハイブ    
ca19 9 100以下    
パナソニックipマネジメント

 クリック数は省略です。
 異常でしょ?

 まあ,9位に関しては私と同様医原病で悩んでいる人が多いのかなあと思いますが。

 で,本日,報道がありました。
 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000152327.html
 http://www.news24.jp/articles/2019/04/16/07428941.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
 https://mainichi.jp/articles/20190416/k00/00m/040/088000c?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

 これで皆さん,このブログに見に来る必要もありませんからね。

 でも,7位を見ると,もう内部者からか?情報が漏れていたことがわかります。
 それに,3月のまとめに比べると上記の状況ですので,知っている人は知っていたってことですね(当たり前か。)。

 このブログで上記の事務所が話題になったのは,私の元いたソニーの知財部で,最近最も仕事の依頼の多いのが上記の事務所だったからですね。
 だとすると,ソニーの仕事で大儲けした金をちょろまかしたってことですね(ソニーに対する詐欺とかもあり得るかもしれません。)。

 修正申告しても刑事告発されたってことは,相当に悪質だってことですから,まあ今後は・・・。

 兎も角も,ここ2ヶ月くらいの謎がとけたってわけです。

 
 
1 本日は新聞の休刊日でございます。
 先月前後の超スクランブル体制から一気にいつもの昼行灯生活に戻ったわけで,日経月曜の法務面へのツッコミ~する時間もあったのですが,敵前逃亡ならば仕方なし~♫

 ということで,まあタイトルそのまんまの話にしましょう。

2 私もその昔はツイッターやっておりました。しかし,結構なにやめております。今見たら,もう7年にもなるのですね。

 これをやめた理由はいくつかあるのですが,最大の理由は,人の愚かさを挽回する術がない,ってことに尽きるでしょうか。
 
 当時,今は全くやらなくなったパカ弁の仕事をやっていたときですが,あるとき,ツイッターでの名誉毀損の事件を担当することになったのですね。
 そうすると,タイムライン表示を裁判所に証拠として提出することになるのですが,まあなんと言いますか,本当バカっぽい・・・むしろバカそのものに見えてきたわけです。

 いや,名誉毀損部分じゃなくそうじゃない所も含めて,ですよ。

 論語の為政にこんなことが書いています。
 「七十而從心所欲、不踰矩」
 書き下し文はやめておくとして,70歳にもなると,心の欲するままにやっても,規範を超えることはない,こんな所でしょうか。

 孔子のような人はそういう心持ちになれるのでしょうが,私のような愚か者は,そんな歳になってもそんな心境になれるわけもなく,当然,今は全くダメです。

 にもかかわらず,ツイッターみたいな短文の形式を取ると,扇動的で煽情的にならざるを得ないのが人情です。もちろん,世の中の全員が全員私のような愚か者ではないと思いますが,多くの人は,簡単に規範を越えちゃうのではないかと思います。

 だって,私の例の同級生に,大問題になる前の中問題くらいでのステータスで,高校の同級生飲み会の席で,もうツイッターやめた方がいいよ~と,私直接言ったのです(他の同級生も異口同音に言ってましたね。)。

 つい最近も,夏の参議院選挙の立憲民主党の立候補予定者の弁護士の,過去のツイッターでの発言が元で,出馬辞退となったということが報道されておりました(私は,本当のことだし,別にあの程度で目くじら立てんなよ,と思いますけどね。)。

 上記2つの例は,一般的には,常識人で規範に厳しいとされる人の例です。それでもこうなのです。いわんやその他大勢をや,ですよ。

 それに,ツイッター,アメリカの会社ですからね。
 そこを儲けさせてどうする!と思います。

 だから本当やめた方がいいと思います。
 あんたが情報発信をやめた所で大勢に影響なし,ですから~。

3 facebookもです。
 これも昔の記事を読むともう6年も前に退会しております。

 全く困りません!

 それに,例の私の事務所の6周年にケチをつけられたのは,これもfacebookです。
 facebookは実名なので,ツイッターと違ってパカ弁のパカをする手間が省けるというメリットはありますけど,上記ツイッターと同様,孔子のような人ではない限り,規範を超える可能性は大きくなってきます。

 ツイッターの場合,匿名も多いでしょうから,こそっと本音が出るってこともあるでしょう。
 他方,facebookの場合,実名が多いでしょうから,仲間内での話だという油断で,ボソッと面前ではとても言わない/言えないようなことが出たりするのでしょう。
 だけど上記のとおり,修行の足りない人が多いわけですから,ボソッとがごそっと・・・になる可能性も大なわけです。

 だって,私の例でも,上記のケチつけた人って弁理士ですからね!
 同業者という以上に一応先生と呼ばれている類型の人ですよ。しかも名刺交換をしてきちんとした挨拶もできる人でしたからねえ~本当驚きです。そこら辺のどこの馬の骨かわからん輩ではないのです。
 あ,いやいやいや岩永センセの方が先に喧嘩売ったんじゃないの~と思っている人もいるかと思いますけど,そうじゃありませんからね。

 もちろん,このブログの第一のフューチャーは悪口!ですけど,ま,ずっと読んでいる人は分かるとおり,個人攻撃は基本してませんから~。論文だとか著作だとか,政策だとか,あと公務に関することだとか,謂わば公となったものに関して,私の意見を述べるというものです。今回のツイッター等もそういうことです。
 ましてや先に喧嘩を売る・・・基本,気が小さく気弱な私がそんなことするわけがない,ってことです。

 ま,兎も角も,個人情報の隠れた取得みたいなことが話題にもなっているのに,しかもこれまたアメリカの会社でそこを儲けさせるだけ!
 だのに,未だにfacebookをやるというのは本当どうかしているぜ~と思いますね。

4 lineもそうですね。
 これもfacebookと同じ所があります。仲間内での油断です。

 要するに,今回のこの記事自体が,この手の話からのネタなのです。
 ちなみに,私,ラインのアプリは入れております。だけど,実際使ったことは一回もありません。

 昨年末,台湾に視察旅行に行ったのですが,そのとき用ですね。
 ここでも書いたのですが,地元のsimを事前に買って,それは使いやすかったのですが,お金をケチっため,音声通話がついていないパケットのみのsimだったのです。
 そうすると,何かのときにはip電話,ということになりますので,それが無料のを調べた所,lineが良さそうだということだったのですね。

 なので,台湾に行く前にlineを入れたわけです。だけど,結局台湾では一度も電話をすることもなく過ごせましたので,無用の長物で終わったわけです。

 ということなので,しょっちゅう,lineを使っている人の心持ちというのはさっぱり分からないのですけど,何かそれなりのメリットがあるんですかね。
 何かの連絡ならメールで良いんじゃないのと思いますけどね~本当。

 いやいやいや岩永センセ,メールだとなんかかしこまっちゃうじゃないですか,もっとこうフランクに行くときにlineは便利なんでっせ~つうのかもしれません。

 でもねえ,今度は莊子ですが,山木に,
 「且君子之交淡若水、小人之交甘若醴」
 とあります。これまた書き下し文はやめますが,立派な人の交際は淡白な水のようだ,逆に,つまらん人の交際は甘い甘酒のようだ,っつうことです。

 親しき仲にも礼儀ありとも言います。親しくたって,メールでかしこまっていいのではないかと思いますけどね。それに,本当にフランクにしたいなら,直接電話でもすりゃあいい話ですわ。

 lineを巡り,ママ友だとか,あと子供達の中での,仲間外れだとかいじめだとか,本当多いようですね。全くバカげています。

 兎も角も,これだけlineいじめだとかが話題にもなっているのに,しかも今度は元々,韓国資本の会社ですからね,lineって,そこを儲けさせるだけ!
 だのに,未だにlineをやるというのは本当どうかしているぜ~と思いますね。

5 ちなみに私が未だにやっているのは,リンクトインとエイト(名刺交換サービス)ですね。
 これらは,ビジネスSNSということだけあって,節度があり非常に良いと思っています。

 世の中の人全員と親しくならなくても良いと思いますね。話しても分からない間柄って想像よりも沢山あると思いますし,交友関係を広げるのがそもそも善なのかって今一度振り返ってもみる必要があるのではないかと思います。

6 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 
 さすがに,ずいぶん持った桜も葉桜です。ま,これはこれで風情があるかな,と。

 で,木によっては未だに咲いているものもあります。
 
 こんな感じです。

 この手の集中特集は,次回は蝉でしょうかね。桜以上に誰も期待していないと思いますが,個人的な趣味でやっているだけですので,今年もやりますよ~。あと3ヶ月弱です。

 追伸の追伸で。
 
 先程,外出しておりまして,その帰りの御成橋です。
 すっかり葉桜~♫

 そして,気温も上昇ですね。漸くこの季節らしい気候で安定してきたかなって感じです。ま,桜は長持ちしたようですが,こういうもう暑い!って感じがいいですよ。
1 本日も寒い東京です。まあ水曜ほどではないですが,冬の格好しないと寒いかなあって感じです。
 これで最後~♫であることを祈ります・・・。
 
 さて,業務連絡です。
 私も霞を食っているわけではないので,ときにはここでも宣伝が入ります。

情報機構主催セミナー講師 「ソフトウェア関連技術知財の現状と基礎知識 ~ビジネスモデル特許か別の手段か、 戦略の立て方と活用実務~」6

 ついに同じネタで6回目です!
 2016年の11月に始まったシリーズも足掛け3年もやっているということになります。根強い人気があるわけです。
 
 日時:2019年7月5日(金) 12:30-16:30  
 場所: [東京・東新宿]新宿文化センター 4階第1会議室

 今回は,再度東京に戻りまして,新宿です。もっとも,駅は東新宿が近いようです。

 この新宿というのはいい感じの場所取りかもしれません。実はそこそこ特許に関係ある所が沢山あるようですからね。

 詳しくは,こちらです。あまり外じゃ聞けない話と,おまけで後継ブログのURL告知等もありますので,ちょっと先ですけど,ご興味のある方は,よろしくお願いします。

 あと,このセミナー,ここで何度も言っているとおり,弁護士の人でも弁理士の人でも全くウエルカムです。
 こういうセミナーって,時々,同業者お断り~みたいなものがありますが,私は全くそんなことはありません。差別主義者でレイシストではあるのですが,こういう所でせこいことは言わないnondiscriminatoryなのです。
 だからと言って,ノウハウや肝腎な所を隠すってこともありません。全てオープンです。

 ま,一回来たことのある方はもういいとは思いますが,今回の特徴というと・・・主催者から,スマホ決済関係の特許の紹介もしてくれということだったので,そういうのを一章設けました。太いレジメがさらに太くなりそうですけどね。

 そんな感じです。

2 ほんで,終わったはずのシリーズ,桜です。

 今年は,本当不思議です。桜の開花が木々でかなりバラツキました。冬が寒くなかったせいだと思います(あとは雨が少なかったからでしょうか。)。
 なので,いまだ結構咲いているのですね。
 
 まずは,亀の甲橋です。葉桜も多いのですが,左手はまだまだいけるって感じです。

 続いて,目黒エンペラー近くの太鼓橋からです。
 
 右手の木などは漸く満開って所です。

 目黒通りの目黒新橋からです。
   
 ここだともう散っている感じがします。

 しかし,ふれあい橋から見ると・・・。
 
 まだ結構咲いています。

 こんなにダラダラしているのは本当無いって感じです。

 ま,何でも腐りかけが美味しいと言いますよね。私はこのくらいの桜でも結構好みです。
 何と言いましょうか,MILF的魅力という感じです。

 あ,一応念のために言いますが,MILFを検索するときは,周りに人の居ないときがいいですよ。なお,さらに念のために言いますが,MILF 画像 なんて検索すると,本当とんでもないことになりますからね,本当です(ダチョウ倶楽部の芸じゃありませんので。)。

 岩永センセ,MILFだとかcamel toeだとか,しょうもない単語よく知っていますねえという感じですが,私に言わせりゃ,whereasだとかin consideration ofだとか,そっちの方がよっぽどしょうもねえと思いますけどね~。ムフフフ。
1 今日の日経の一面はブラックホール~♫いやあびっくりしましたね。 
 発表日が昨日ということは前から言われておりましたが,まさか一面扱いとは・・・いいですねえ。

 私の持っている本の中で,ブラックホールのことが書かれているのは・・・ありました~ランダウ=リフシッツの「場の古典論」です~。
 7刷ですね。私が持っているのは。

 で,ついこの間,卒業式シーズンのときに,大学の卒業式が様々テレビで流れていたのを見かけました。と,その中の京大の卒業式,仮装して出席するのがデフォーのようですが,その仮装の中で,ランダウリフシッツのこの本の仮装をしている人達がいました!
 いやあびっくりです。インタビューにも答えていて,彼らはやはり物理系でしたね。

 どんなやつかというと,こんなやつです。
 
 アマゾンからの引用ですので,興味のある人はどうぞ
 
 で,アマゾンでもびっくりしたのが,この本,いまだに廃盤になっていないということです。新品が,30年以上前と同じような値段で買える!実に素晴らしいことです。
 東京図書からですね。

 母国語でいろんな学問を学べるというのは本当に良いことだと思います(時間が短縮できる。)。

 とは言え,すでに物理から足を洗って30年近い私。さっぱりわかりません!
 当時も途中で読むのを諦めたような記憶がありますもんね。当時から難しかった~♫

 物理をそのままやれている人は羨ましい~♡そういうことでもあります。

2 続いて分配の話です。

 昨今,コンビニのハードワークが話題になっております。
 また,昨日は,昨年のノーベル賞の本庶先生が,小野薬品工業に物申すという事態が報道されておりました。

 このポイントは分配~ですよね,お金の。

 で,これは非常に難しい話です。

 コンビニのビジネスモデルというのは,総売上から商品の原価を引いた粗利の中から,フランチャイザー(本部)側の取り分をまず取る,ここがポイントです。
 そして,残った分でフランチャイジー(加盟店)は,従業員の人件費やら何やらを工面しないといけないというわけです。

 そうすると,経営方針のインセンティブがフランチャイザーとフランチャイジーで異なってきますよね。
 どういうことかというと,フランチャイザーは,兎に角商品をたくさん売れるようにすれば,単純に儲かるわけです。その際考えるコストは,商品の原価だけなので,実に売れ売れということが勝利の方程式になります。

 なので,当然24時間営業が当たり前になります。いかに深夜に来店者が少なくても,何か売れたら,その分利益になりますのでね。

 他方,商品の原価以外のコストまでも負担するフランチャイジーはそうは単純に行きません。深夜におにぎり1個売れた所で,それ以上の人件費がかかれば大損です。
 そうすると,もっとコストをかけ甲斐のある時間帯で集中的に商売したいなあと思うのは人情です。それに,フランチャイザーの言うとおりでやると,店が潰れるか自分が潰れるかどっちかになる可能性大でしょうからね。

 ということで,フランチャイザー(本部)側は色々やっているようですが,これは分配の原理を変えないとダメですよ。フランチャイザーとフランチャイジーのインセンティブが違うということが大問題なわけですので。

 なので,インセンティブを同じにする,つまり利益相反的状況を脱するには,粗利から人件費の全部又は一部を引いた,いわば営業利益についてフランチャイジーとフランチャイザーで分け合う,この方向しかないと思いますけどね。
 そうじゃないと,この現在のコンビニのビジネスモデルは潰れるでしょう。

 ということで,以下に続きます(本庶先生の話はとりあえずスルーで。記事の中にある大手製薬の知的財産部門担当者の話で尽きているかなと思いますので。)。

3 インセンティブをどう考えるかというと,経済学の話に近くなってきます。
 で,それはそのとおりだと思いますね。

 じゃあそれが次の話題,倫理とどう関係あるのか?ということなのですが,それは,シンドラーのリスト,で考えると良いかもしれません。

 シンドラーのリストで有名なシンドラーというのは,当然どこかに詳しく書いておりますので,そっちを見てもらえばいいわけです。

 で,私はこの人,単なる強欲でゲスなだけじゃないかとずーっと思っています。
 ユダヤ人を救う気なんてサラサラ無かった~最終処分されるようなリソースをうまく買い叩き,低コストで働かせると大儲けできるぜ~ついでに若くて美人なユダヤ人も愛人にしちゃえばいいだろう~収容所に送られるのに比べれば簡単に口説けるだろう~♡,こんな感じ。

 別に貶しているわけではないですよ。
 つまり,倫理が皆無だった場合,おのれの欲を最大限拡張する場合でも,いやむしろその方が,非倫理的なこと(ジェノサイド,ショアー)が起きないのではないか,そういうことはあるのか?ってことです。
 当時のドイツの倫理からすると,ユダヤ人を絶滅させることが善!だったわけなのですしね。
 
 資本主義の見えざる手って,まさにこんなことですよね。私益の追求が公益に昇華する,みたいな。

 経済学にはメカニズムデザインという考え方もあります。私も昔このブログで取り上げました。なので,ゲーム理論などを使い,全く倫理,つまりは価値判断的なものを導入しないで,世の中というのはどこまでうまくいくもんだろうか,そしてもしそこそこうまくいったなら,そのとき倫理には意味があるのだろうか,そんなことを考えています。
 もちろん,こんな話一朝一夕で答えの出ることではありませんけどね。

 で,じゃあそういうような場合でよく話に出ている,この倫理ってやつの正体は何だ?ってことも気になります。特に私は法律を仕事にしていますので,倫理と法の峻別,これが大事とも思うからです。

 ちなみに,広辞苑には,「人倫のみち。実際道徳の規範となる原理。道徳。」とあります。これじゃあさっぱりわかりませんけどね。

 ところが先般,テレビを見ていて,非常に腑に落ちる話がありました。
 「人間ってナンだ?超AI入門 シーズン2」です。
 東大の松尾先生とチュートリアルの徳井による,AIの入門みたいな話がシリーズもので紹介される番組ですね。
 もうその前のシーズンは終わり,すでにシーズン3になっております。

 で,そのシーズン2の第11回「老いる」のゲストで,解剖学者の養老先生が出ておりました。ま,養老先生といえば,「バカの壁」が有名ですが(あのバカの壁というのは,ATフィールドじゃないかと私は思いますね。),私は格闘技の雑誌でよく見かけました。
 なので,その発言に注目していたのですが,この回で倫理が話題になりました。
 AIと倫理,よくある話です。

 ですが,養老先生の話はちょっと方向が違いました。

 ~中学生になると数学で躓くのが結構出てくる。じゃあ彼らに聞くとどこで躓くかというと,A=BだとかX=3だとか,そういうところらしい。いや,大人で分かっている者からすると,そんなの当たり前ってなるけど,そうじゃないの。
 A=Bだとすると,AがBだってことだから,じゃあBなんて要らないじゃん,それはおかしい,だから納得できない,こんな風らしい。
 でね,それはそうかなあと思ったの。確かにね,A=BならB要らないよね,なのにBがある。そりゃおかしい。
 倫理もね,こりゃ許せない,そういうやつ・・・~

 うろ覚えですけど,ざっとこんな感じでした。中学生の数学から立ち上る倫理~(霜降り明星の粗品風)。
 だけど,仮にメカニズムデザインを突きつめて,それでもカバーできない倫理領域というのがあるとしたら,きっとこんな感じなんじゃないかと思うのですね。
 
 このA=Bのような,どうしても許せない引っかかり,それが倫理じゃないかなと,テレビ番組をゴロ寝で見ながら思った次第です。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,本日はここ山本橋に来ております。
 
 うーん,いまだ桜が残っております。
 今年は,なんちゅうか,一斉にじゃなくジワジワと開花したような感じだったので,散るときもダラダラしていますね。珍しいです。

 
 ほんで,GCO裏の森永橋です。こんな感じ。目黒川に花びらは沢山流れていますが,残っているのも多いです。

 
 で,ここは居木橋です。右手の東岸は結構残っています。

   
 さらに下って,要津橋です。

 
 荏原神社の前辺り,旧東海道近くではこんな枝もまだあります。

 さらに下ります。
 
 天王洲にあるキャノンのビルを京浜運河を挟んだ対岸からです。

 ことしの桜は寿命が長いってことで~♫
1 概要
 本件は,原告(外国企業)の特許拒絶査定不服審判請求を却下した審決に対する取消訴訟の事件で,その争点は,原告が,法定期間内に拒絶査定不服審判請求をしなかったことについて,特許法121条2項の「その責めに帰することができない理由」があったか否か,というものです。

 ここで判決を紹介するのは,本当久々ですね。ま,でも,ちょっと読むと分かるとおり,これもどっちかというと面白系です(ここでマジ系の判決の紹介はしないのでした,ね。)。
 とは言え,弁理士の皆さんには,背筋が凍るというか,決して他人事ではない,ということで取り上げた次第です。

2 問題点
 問題は,特許の分割っていつ出来る?ってことです。

 現在の条文,特許法44条1項を見てみましょう。

(特許出願の分割)
第四十四条 特許出願人は、次に掲げる場合に限り、二以上の発明を包含する特許出願の一部を一又は二以上の新たな特許出願とすることができる。
一 願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面について補正をすることができる時又は期間内にするとき。
二 特許をすべき旨の査定(第百六十三条第三項において準用する第五十一条の規定による特許をすべき旨の査定及び第百六十条第一項に規定する審査に付された特許出願についての特許をすべき旨の査定を除く。)の謄本の送達があつた日から三十日以内にするとき。
三 拒絶をすべき旨の最初の査定の謄本の送達があつた日から三月以内にするとき。

 で,この条文が改正される前,むかしの特許法44条1項を見てみましょう。
(特許出願の分割)
第四十四条 特許出願人は、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面について補正をすることができる期間内に限り、二以上の発明を包含する特許出願の一部を一又は二以上の新たな特許出願とすることができる。

 つまり,昔は,補正が出来るときしか分割出来なかったのです。
 じゃあいつ補正が出来るかというと,特許法17条の2第1項,ですね。これも昔のものです。

(願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面の補正)
第十七条の二 特許出願人は、特許をすべき旨の査定の謄本の送達前においては、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面について補正をすることができる。ただし、第五十条の規定による通知を受けた後は、次に掲げる場合に限り、補正をすることができる。
一 第五十条(第百五十九条第二項(第百七十四条第二項において準用する場合を含む。)及び第百六十三条第二項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)の規定による通知(以下この条において「拒絶理由通知」という。)を最初に受けた場合において、第五十条の規定により指定された期間内にするとき。
二 拒絶理由通知を受けた後更に拒絶理由通知を受けた場合において、最後に受けた拒絶理由通知に係る第五十条の規定により指定された期間内にするとき。
 第百二十一条第一項の審判を請求する場合において、その審判の請求の日から三十日以内にするとき。

 重要なのは,3号です。拒絶査定不服審判を請求するときは,補正ができるのです(今は審判請求と同時にしないといけませんが。)。
 つまり,その昔は,拒絶査定を受けたときは,拒絶査定不服審判も請求しないと,分割できなかった!ってことです。

 他方,現行法の分割は,上記のとおりで,拒絶査定から3ヶ月以内に分割するときには,要らん条件はありません。つまり,拒絶査定不服審判の請求は不要!ってことです。

 では,これがいつが境目かというと,H18年改正法なので,H19(2007)/4/1~というわけです。

 つまり,原(親)出願が,H19(2007)/3/31以前だと,拒絶査定不服審判を請求しておかないと,拒絶査定時の分割はできない!のです。
 今は,2019年ですので,2007年の出願で係属しているのはまだまだ沢山あるでしょう。要注意です。

 ということは,どういうことかわかりますよね。

3 判旨
「2  本件における「その責めに帰することができない理由」の有無
(1)  特許の出願人が在外者である場合,拒絶査定不服審判請求や分割出願を行うためには,特許法施行令1条1号に定める場合を除いて,特許管理人たる代理人を選任する必要があるが(特許法8条1項),その場合であっても,同在外者は,誰を代理人に選任するのかについて,自己の経営上の判断に基づきこれを自由に選択することができる。そうすると,出願人から委任を受けた代理人に「その責めに帰することができない理由」があるといえない場合には,出願人本人に何ら落ち度がない場合であっても,特許法121条2項所定の「その責めに帰することができない理由」には当たらないと解すべきである(最高裁昭和31年(オ)第42号同33年9月30日第三小法廷判決・民集12巻13号3039頁参照)。
(2)  本件においては,前記第2の1のとおり,D弁理士は,本願からの分割出願について,特許法44条1項3号の適用があり,拒絶査定不服審判請求をする必要はないものと誤信し,拒絶査定不服審判請求についての法定期間を徒過してしまったものである。
 弁理士法3条によると,弁理士には,業務に関する法令に精通して,その業務を行う義務があるところ,通常の注意力を有する弁理士が,通常期待される法令調査を行えば,本件拒絶査定後,本願から適法に分割出願を行うためには,拒絶査定不服審判請求を分割出願と同時にする必要があると認識することは十分に可能であったと認められる。したがって,D弁理士が上記のように誤信をしたことは,弁理士として通常期待される法令調査を怠った結果であるというほかない。D弁理士以外の他の本件代理人らについても,いずれも原告本人から委任を受けた弁理士である以上,適宜,必要な処置を講じて,本件のような過誤の発生を防止すべき義務があったといえ,D弁理士同様,弁理士として通常期待される注意を尽くしていなかったものというべきである。
 以上のとおり,本件代理人らが通常期待される注意を尽くしていたとはいえない以上,本件において,特許法121条2項にいう「その責めに帰することができない理由」があったとすることはできない。 」

4 検討
 本件の親出願は,平成18年4月13日の出願のものでした。
 そうすると,旧法が適用されるので,拒絶査定不服審判も請求しないと分割できない!ってことです。

 ところが,「そして,本願について,A弁理士,B弁理士,C弁理士及びD弁理士(以下「D弁理士」といい,D弁理士と上記の他の弁理士らを併せて「本件代理人ら」という。)が代理人に選任されていたところ,D弁理士は,本願からの分割出願について,特許法44条1項3号が適用されるものと誤信し,平成30年2月23日付けで本願の一部を特願2018-030620号として分割出願した(以下「本件分割出願1」という。)ものの,法定期間の終期である同月26日までに本願について拒絶査定不服審判を請求しなかった(甲1,2,4,5,弁論の全趣旨)。
    (3) 特許庁長官は,本件代理人らに対し,本件分割出願1が,拒絶査定不服審判請求と同時にされておらず不適法であり,特許法18条の2第1項本文により却下すべきものと認められるとの平成30年3月22日付けの却下理由通知書を送付した(甲6)。

 ていうことで,拒絶査定不服審判を起こせる期間が徒過して,あ~あとなった次第です。

 どうですかね。恐らくこのD弁理士は若手だったのではないかと思います。少なくとも,弁理士試験に受かったときは,新法だったのではないかと思います。

 私も一応弁理士なもので,古い条文を決して捨てることはありません。事務所には古い条文集がいくつもあります。
 特許は,基本的に出願時の法律が適用されます(よっぽどのことがない限り,例外は少ないです。)。なので,いつの出願だったかなあっていうのは大事で,そのときの条文集がないとよう分からないこともあるのです(ネットは早いが,昔の条文が消えるのも早い。)。

 私の事務所にも時々特許出願の依頼もありますが,基本,本当に例外的にどうしても断れない場合を除き,特許出願はやりません。事務所のサイトには特許出願の話も載っていますが,本当に例外ですね。

 というのは,やはり,何かあったときに挽回が出来ないからです。

 商標はやっています,結構。商標法自体は特許法より遥かに難しいと思いますし,商標の類否は,特許の進歩性以上に難しい判断だと思います。しかし,商標は挽回が出来ます。商標に新規性という概念がない以上,失敗しても出願し直しってあるのです。
 他方,特許の場合,失敗すると,この事件のように挽回する術がありません。

 もちろん,弁護士だって,法の適用時期が重要な場合もありますが,弁理士に比べれば,屁みたいなものです。

 なので,最新の技術から多少ふるい落とされそうになったロートル弁理士でも,何かの役には立つ場合があるのです。
 うん?H18ころの親出願?これって不服審判と一緒じゃないと補正つまり分割出来ねえんじゃないの~っつう引っ掛かりですよね。

 こういうのが重要じゃないかと思います,本当に。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ,山本橋に来ております。
 
 いやあ,もうこんな感じです。ですが,今日こんな感じなら,月曜はまだマシだったのかもしれません。
 ということで,東京の桜もこれでオシマイ,また来年ですね。

 ですが,季節は逆戻り~今日はもう冬支度で出勤です。寒い,風強い,しかも雨!マフラーに手袋に・・・一体いつの感じ?って所です。土日は暑いくらいだったのに~♪
 
 まあ8月がこんなだったら怒りますが,まだ4月も上旬。
 プリンスが歌ったように,Sometimes It Snows In April~♫なのです。

 I used 2 cry 4 Tracy because I wanted 2 see him again(トレイシーはプリンスの役名)

 Sometimes it snows in April
 Sometimes I feel so bad, so bad
 
 そう言えば,プリンスが死んだのも4月だった~あれからもう3年も経つのだなあ。





1 ここ数日,トヨタのことがあるため,色んな所で特許に関する露出を見かけます。

 ま,悪いことじゃありません。
 で,この春から始まったNHKの番組で「逆転人生」というのがあります。その第一回目は,この事件に関するものでした。
 この番組については,弁理士会がわざわざ,わざわざですよ~,両当事者が居るにもかかわらず(つまりは勝った方もいれば負けた方もいるのにねえ・・・),メールで知らせたというわけの分からんものですが(「【日本弁理士会】本日放送のテレビ番組について」というタイトル。),その中身はいいでしょう~。

 そういうこともありますわ,ってことですし。

 そんなことより気になったのが,その番組中「特許裁判による損害賠償額」ベスト3というのが出たのです。

 金にしか興味のない弁護士として有名なこの私,金の話となったら黙っちゃいられません。このブログでもその昔,この話をしましたので,ちょうどいいかなあと思った次第です。なので,その2,ってわけです。

2 で,その番組では,アメリカ,中国,日本でのベスト3を紹介しておりました。
 出典は,ここです。

アメリカ
Indenix  Pharmaceutic als LLC VS Gilead  Sciences  Inc.  2860億円
Carnegie  Mellon  University  VS Marvell  Technology  Group  1730億円
Monsanto  Company  VS E.I. Du  Pont De  Nemours  and Co.  1130億円

中国
Chint  VS 寧波保税区電気設 備、シュネーデル 56.66億円
Huawei  VS Samsung  13.54億円
武漢晶源環境工程  VS 華陽電業、富士化水 8.56億円

日本
東ソー  VS ミヨシ油脂  平成 22(ネ)10091    17.01億円
イシダ  VS 大和製衡  平成 19(ワ)2076   14.98億円
中外製薬  VS 岩城製薬、 高田製薬、 ポーラファルマ  平成 27(ワ)22491   10.69億円

 おー前回の日本のやつはあたっているというか,ま,この特許庁が外部に依頼した資料のまとめが2017年度なので,3年くらい経っても最高額は変わらん~♪って所ですね。

 それよりびっくりするのが,アメリカですよ,やっぱり。まさに桁違い(しかも2桁)。
 いつのかというと,上から,2016/12,2014/3,2012/8ですね。一昔前とかいうのではなく,結構最近です。

 特許訴訟するならアメリカ~♪でしょう。
 あと,中国は賠償額も結構凄いです。1位のやつは,2007/9の判決ですから,日本より昔に日本より高額な判決が出ていたってことになります。

 ということなので,特許は,中国とアメリカに出願すればいいかなあという感じです(ヨーロッパと韓国は,意外と賠償額が低いので,これらの地域に出願する必要性は高くないと思います。勿論,日本も。)。

 こういうデータはそれだけで結構面白いです。

 ということなので,このブログの結論としては,前と変わらず,確定していない判決では,青色LED職務発明訴訟の200億円が最高,確定している判決では,上の原告が東ソーの,重金属固定化処理剤事件の約18億円が最高としておきます。

3 さて,今日は桜はありません。
 ちょっと今日は色々ありまして,呑気に散歩する時間が取れませんでした。
 
 東京は昨日までは非常に暖かく,しかも桜も持ち,実にいい日よりでした。ですが,今日は朝方雨~昼過ぎにはやんだものの,結構寒い日です。
 水曜には冬みたいな天気になるらしいのですが,やめてほしいものですよ。
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