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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 カテゴリーはちょっと迷う所です。なんと言っても擬似,ですからね。

 報道はこちらなどです。

 「宗教上の人格権」って何やんねん,秘仏に人格があるんかな~♪

2 昨今インバウンド(この言い方よりも外内という言い方の方がわかりやすいと思うのですがね。)の観光客も多くなってますし,同様な問題はあちこちであると思うのです。

 寺社仏閣での仏像やら文化財の写真撮影の可否という問題ですね。

 ちなみに著作権じゃ制限できません。何故か?そりゃもうとっくの昔にエクスパイアしているのが普通だからです。

 うちの田舎で最も有名で,ばあちゃん家の近くの田染蕗の富貴寺の阿弥陀如来像,作られたのは平安時代末期と言われています。もう800年以上経っています。
 それを納める富貴寺自体も九州最古の木造建築と言われるだけあって,同じくらいの古さです。
 それを管理している人や団体は当然今もありますけど,著作権なんて当然もう消えています。

 でも,撮影禁止という風に書かれている所は多いと思いますね。
  これは寺社等だけではなく,例えば,飲食店などもあり得るでしょう。
 あとは,興行関係ですかね(映画,ライブ等の撮影・録音禁止など)。

 ま,一番最後の映画については,近時立法化されました(No more映画泥棒~ってやつですね。)。映画の盗撮の防止に関する法律です(H19)。だけど,これは著作権法がもとになっております。

 なので,そもそも著作権のないもの(料理)やエクスパイアしたもの(文化財)等について,管理者としてはどうやってその複製物等をコントロールするのか,またそもそもそんなことができるのか問題になるわけです。

3 一番は,契約構成ですね。
 つまり,撮影しないということが契約の内容となっていたのだから,それに反して撮影したということは,契約違反つまりは債務不履行だ!ということです。

 多くの事例はこれでケリがつくと思うのですね。
 撮影しないという約束で境内に入ってもらった,参拝を許した,お店にきてもらった・・・等々です。
 勿論,何故撮影しちゃいけないか,という理由は重要だし様々だとは思うのですが,入場者がそのローカルルールに納得して入ったというのであれば,後でのちゃぶ台返しはなし~ってことです。

 次には,刑法上の住居侵入等罪(刑法130条)もあります。万引き目的でのお店の立ち入りならたとえ万引きをする前でも,これに該当するとかいう議論もありますからね。
 ですが,撮影禁止を破っただけで住居侵入?,うーん,むーにゃ,中国やロシアじゃあるまいし,ちょっと筋が悪いかなということです。

 で,本件の場合,「番組制作のために撮影を許可した秘仏の本尊の写真などを書籍や商品に無断使用した」ということなのですね。
 なので,契約違反と構成しようとすると,じゃあ事前の契約はどうだったんだ?ということがギリギリ争われてちょっと分が悪かったのかもしれません。

 ですが,だからと言って,「宗教上の人格権」じゃあちょっと不明確すぎやしませんか?ってことです。
 原告は寺院等ということですので,本来人格のないと言っても良い,モヤモヤっとした感じのものです。
 にもかかわらず人格権的なものを認めると,当然これは直接の相手方を超えての追及すらできてしまいます(人格権なのだから,転得先の,出版社や放送局等までも差し止めが出来る,ってことになるわけです。)。

 これは強すぎます。
 個人的には,目的外使用ということなんだから,端的に契約違反で良かったのではないか,勿論その場合,差し止めはなかなか認められないけども,お金での決着でも歯止めにもなるし,それで十分じゃないかなあという気がします。

 ま,これでさすがに負けた方も納得はせんでしょう。こういうのこそ本来は知財高裁でやってほしいのですが,四国内だから,高松高裁~~はあ~と思ったら,今の長官は,我らがタムタムでした~♪もう長官は合議体に入らないよね~♪

 兎も角も,判決の全文を早く見てみたいと実に思う,久々の判決でした~。
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1 昨日のサッカー,日本代表,勝ちましたね。

 私の戦前の予想は,当然日本の負け。
 前半で3点,4点取られて,もう後半見るのやめて寝よう~それだけは避けて,0-1,1-2くらいだと,見る気もキープ出来て良いなあ,そんな感じでした。

 ところが,前半初っ端から,僥倖ですわ~。あの時間のPK+レッド(まさにバスケットカウントならぬフットボールカウントですね。まともな得点以上に,ボーナスポイントももらえるという)で,ハンディをもらったようなもの,いやあ超ラッキー(でも川島はどうにかならんものか。)。

 ほんで,ハメス・ロドリゲスも本調子じゃなかったようで,得点を入れた選手に変わって入っても全然機能してませんでした~。こんなこともあるのですねえ。
 すべてが日本にラッキーに転がっていきました~何なのでしょう~??

 いやあ,本番って何が起きるか分かりませんね。
 日本の勝ちを願望抜きで正確に予想できた人って居ないと思いますけど,どうなんでしょ?
 まあとは言え,ここでの予想はすでに外れております。私は自分の負けや失敗を認めるのに,躊躇はしません。どうもすいませんでした。
 さて,次のセネガル戦の私の予想は引き分け~さあどうなるか。
 
 ちなみに,セネガルVSポーランドは,2-1でセネガルが勝ちました。ここもFIFAランキング下位のチームが下剋上を起こしております。

 で,その肝腎のセネガル戦は24日の深夜12時キックオフじゃなかったかな。うーん,次の日は,月曜日。辛そうだ~。

2 で,誰も注目してませんが,A組のロシアVSエジプトの試合もありました。

 私は個人的にエジプトのサラーに注目していたのですけど,敗れてしまいましたね。
 前のウルグアイ戦で負けてしまい(怪我のサラーが間に合わなかったのが痛かった),今回の試合には間に合ったようですが,いかんせん,本調子じゃなかったのですかねえ。
 それに,11人でやるわけですから,一人だけ世界レベルでもねえ~という所だと思います。
 それでも,久々エジプトをW杯に導いた~なんて,高校野球の甲子園のようじゃないですか~♪

 つーことで話が変わります。
 そろそろ夏の甲子園の予選が全国的に始まります。

 ちなみに,今年は記念すべき第100!回です。来年の箱根駅伝が95回ですから,夏の甲子園の回数はすげえなあって所です。
 出場チームの多い,埼玉,千葉,神奈川,愛知,大阪,兵庫,福岡は,2チーム出場できるらしいです(東京と北海道はいつものとおり。)。なので,計56チーム出るということですね。

 ハイリスクハイリターンな状況こそ面白さの根源と考えるドSの私にとって(あくまでガチンコが前提です。),また目の離せない季節となってまいりました~。

 私の地元の大分は今日の午後抽選会があり,7/7の七夕のころから予選が始まるようです。私や白ブリーフの母校が果たしてどこまで行くか,乞うご期待です。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ山本橋に来ております。
 
 今日は,しとしととした雨です。気温はそんな低くありませんので,典型的な梅雨って感じです。

 そういえば,明日はもう夏至なのですね。
 月日の経つのは早い~本当にしみじみそう感じます。ちなみに,セミはまだ鳴かないようです。誰得?の今日のセミのコーナーの開始ももう秒読みですね。
1 今日の朝8時くらいは,東京に住んでても西の方に基盤がある人はびっくりしたのではないでしょうか。
 私も親戚が大阪に居ますので,どうなったのかなあと心配しましたが,まあ今の所大丈夫のようでした。

 とは言え,結構な被害のようです。状況が明らかになるにつれて,被害も大きくなっているなあという感じです。

 しかし,日本という国は天変地異がよく起きますね。
 国土の広い,中国とかロシア,アメリカなどではまだわかりますけど,こんな毎年毎年,何かかんかの天災が来るって珍しい国だと思いますよ。

 地震が起きた,津波も来たみたいな話も結構な頻度ですけど,大雨がきた高潮もきた,山が崩れた川が氾濫した,はっきり言ってしょっちゅうです。毎年です。
 これで日本程度の経済の発達具合って,非常に不思議です。イノベーションとは破壊と創造ですから,まあそんなものなのかもしれません。とは言え,当事者はたまったもんじゃないと思いますけどね。

 東京も注意するに越したことはありません。他人の心配なんてしてる場合じゃないかもしれませんよ,マジで。

2 で,サッカーのW杯も始まりました。

 何試合が見ましたが,やはりポルトガルVSスペインが印象に残りましたね。こんな良いカードがこんな初期に組まれるとは・・・。次に対戦するとすると,決勝以外あり得ない・・・もしかして・・・とも思います。

 まあ監督が急に変わっても馬なりで何とかなったというのがスペインなら,本能覚醒~っていう感じのロナウドのポルトガルしたね。大舞台でのハットトリックは本当もう天才としか言いようがないです。

 その昔,今は様々な問題が頻発している富士ゼロックスのテレビCMにロナウドが起用されたことがありました。皆さん覚えていますかね。
 日付を見るともう12年も前ですね~。そうだそうだ,ちょうど,司法修習の実務修習が終わり後期が始まったくらいでした~。
 天才の挙動には目が離せないわけですが,我が日本の初戦もいよいよ明日です。

 個人的にはこれで負けるようなら,3連敗の道をまっしぐら~と思いますので,超守備的布陣で,0-0の引き分け狙いでいいのではないかと思います。何ごとも,背伸びや無理しちゃダメですよね。

 ともかくも一応期待しておきましょう。

3 さてさて,梅雨寒が続いていた?東京でしょうけど,私の方は,この土日,大分の実家に帰省しておりました。
 
 家の裏が高田中学校で,こんな感じです。
 
 土日なので,生徒はいません。もうセミが鳴いているかなあと思ったら,全く鳴いておりません。やはり7月に入らないと鳴かないのですね。

 何の用で帰省したかというと,ちょうど弟の一周忌だったのですね。去年のそのときの記事はこのでしょうか。

 まあ私もこれを見ている皆さんも遅かれ早かれいずれ死にますので,基本明日は我が身です。こんばんは~メメント・モリ~シンイチです,って所でしょうか。

 私はどうせ死ぬなら踊らにゃ損損~♪ということをモットーにしておりますので,これからもドン・キホーテよろしく風車に突っ込んでいきたいですね(まさに風車の理論)。

 
 ということで,別府の山並みです。私の実家は豊後高田であるのですけど,上記の事情によって別府に立ち寄ったときのものですね。

 今回の帰省では,久々地元の焼き肉と,寿司を食べまして,両方とも実にうまかったです~。温泉以外もいろいろありますよ~。

 そういうような色んな事情を聞くと,地元で調子がいいのって2つに分かれますね。
 一つが紐付き系ですね。大企業の工場が進出してウンタラカンタラとか,補助金でウンタラカンタラ~とかあります。
 
 実は来年のラグビーのW杯,大分で結構な数の試合が組まれております。大分空港にもその辺の装飾もありました。あのニュージーランドのオールブラックスが別府で合宿をするらしいです。
 しかもそこのディビジョンの準々決勝2試合とも大分です。

 まあ喜ばしいことではあるのですが,こういうのはまさに,紐付き系だと思いますよ。

 中央から,次官になりそこねた官僚みたいなの(今の広瀬知事は次官経験者ですけどね。)を引っ張ってきて知事に据える,っちゅうのはこういうときのためにやるわけです。

 他方,そうじゃない系もあります。
 焼酎のいいちこ,東京でも有名ですけど,本社は私の実家のある豊後高田の隣の宇佐市です。made in USAですわ。
 あと,実家の近くでも呉崎の白ネギはつとに有名です。

 やはりこういうのじゃないといかんのじゃないかと思いますよ。 
 だって,大企業は景気次第で,撤退とかリストラとかありますし,補助金系もそうでしょ。他人じゃなく自分の所で何とかしようということじゃないと地方創生じゃないでしょ,っていう話です。

 そういう意味からすると,今年は六郷満山1300年ということで,多少観光客が増えているらしいです。こういうのも他人頼りじゃなくて良いことだと思いますね。
 今回の帰省は上記のとおり,自由時間がそれほど無く,どこにもお参りできませんでしたので,恒例の夏の帰省のときには,ちょびっと回ってみようかなあと思います。
 
1 今日は雨で梅雨寒の東京です。よう降りますなあ。

 さて,IT系の人々での話題の法律セグメントの事件って,今2つあると思います。

 まず,1つは,リツイートした写真が著作者人格権侵害になった~これから気軽にリツイートできないよ~という話です。

 事案は,この事件(知財高裁平成28年(ネ)第10101号 発信者情報開示請求控訴事件,平成30年4月25日判決)の概要の所を見てもらった方が早いですかね。
 著作権侵害となるようなツイートに対するリツイートでは,ブラウザ等のHTMLやCSSの仕組みで勝手にトリミングされたとしても,著作者人格権の侵害になる!と判断したものです。

 これは知財高裁2部の森部長の所の合議体の判断ですねえ。

 ま,多少問題かなあと思うのですけど,所詮発信者情報開示請求の事件ですから,あまり深刻にならなくても今の段階ならいいのではないかと思います。
 というのは,だって,被告というか被控訴人,やる気ないですもん。原告(控訴人)は権利者ですからやる気満々ですけど,被告はプロバイダー等(今回は日本のツイッター社とアメリカのツイッター社)であり,実際リツイートした人ではなく,はっきり言ってどうでもいい~って所でしょうからね。

 つまり,プロバイダーとしては,発信者情報開示するから,下々の人同士,勝手にやってくれ~って,それが本音です。ムフフフ。

2 そんなことよりも心配なのは,コインハイブ(coinhive)の件です。

 コインハイブというのは,実に面白い,本当素敵な仕組みです。
 インターネットでマネタイズしようとすると,結局今まではアフェリエイトを初めとして広告!しかなかったわけです。

 facebookや上で問題になったツイッター,あとグーグルもそうですね。巨大プラットフォーマー,株価◯倍~,今をときめくIT企業~♪と言われながらも,そのマネタイズの方法は,そこら辺のユーチューバーやブロガーと基本同じなのです。

 ところが,このコインハイブ,所謂仮想通貨のマイニングをやらせることによってマネタイズするという画期的なものです。

 例えば,このブログを見ていると,まあ数秒から数時間くらい,見る場合もあろうと思うのですけど,その間,このブログに仕込まれたスクリプトによって,見ている人のPCのCPUのパワーの一部を仮想通貨のマイニングに駆り出すようになるって代物です。

 なので,見ている時間が長ければ長いほど,見ている人が多ければ多いほど,沢山マイニングされ,ブログ等の主催者にマイニングされた仮想通貨が入ってくるというわけです(勿論,コインハイブの主催者に上がりの一部を取られますけどね。)。

 どうでしょ,結構素晴らしいと思うのですけどね。
 ただし,ダマでやられると,急にCPUのファンが回り出したり,あれ勝手にCPU使用率が急上昇~,場合によってはなんで遅いの~ちゅうことになると思います。

 で,こっからが問題なのですが,今現在,ダマでコインハイブを自分のブログ等に埋め込んだ人が全国的に逮捕等されています。

 家宅捜索を受けたということで,数日前話題になってましたが,今朝のニュースでは逮捕者が出たようです。

 被疑事実は,刑法168条の2付近です。
「(不正指令電磁的記録作成等)
第百六十八条の二 正当な理由がないのに、人の電子計算機における実行の用に供する目的で、次に掲げる電磁的記録その他の記録を作成し、又は提供した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
一 人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録
二 前号に掲げるもののほか、同号の不正な指令を記述した電磁的記録その他の記録
2 正当な理由がないのに、前項第一号に掲げる電磁的記録を人の電子計算機における実行の用に供した者も、同項と同様とする。
3 前項の罪の未遂は、罰する。

 ポイントは,1項の1号ですね。「人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令」です。

 コインハイブがこれに該当するか,端的な問題点はここです。

 立法の趣旨は,簡単です。コンピュータウイルス対策,ということになります。

 私の持っているコンメンタール(条解刑法第3版,弘文堂)によりますと(ちゃんと刑法のコンメンタールくらい持っているのですよ),
本条の罪は,電子計算機のプログラムに対する社会一般の信頼を保護法益とするものであるから,あるプログラムが使用者の「意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせる」ものであるか否かが問題となる場合,その「意図」は,そのような信頼を害するものであるか否かという観点から規範的に判断されることになる。すなわち,個別具体的な使用者の実際の認識を基準としてではなく,当該プログラムの機能の内容や機能に関する説明内容,想定される利用方法等を総合的に考慮して,その機能につき一般に認識すべきと考えられるところを基準として,規範的に判断されることとなる。」
とあります。

 つまり,規範的ということですから,アバウトなヤバさでもダメな場合もあるってことですね。しかも個別的ではなく一般的にヤバイかどうかが問題となるようです。

 裁判例だと,どのようなものがあるか,私の検索できるデータベースでちょっと見てみました。

①千葉地裁平成25年(わ)第1111号等
 携帯電話機に記録された電話帳データをアメリカ合衆国フロリダ州内に設置されたサーバコンピュータに送信する指令を与える電磁的記録であるウイルス・プログラム

②京都地裁
平成24年(わ)第133号等 
 アダルト動画を再生しようとした者が使用する電子計算機上に,マウス操作による移動,サイズ変更及び最小化ができず,閉鎖しようとしても数秒後に再表示され,かつ電子計算機を再起動しても再表示される機能を有した,同サイトの有料会員登録が完了した旨及び同サイトの閲覧料金を支払うまでそのウィンドウが消えない旨等を半裸の女性像や卑わいな文言と共に表示するウィンドウを常時表示させる
指令を与えるphpファイル

③東京地裁
平成25年(合わ)第48号等(某有名事件ですね。) 
 他人のパソコンを遠隔操作するためのプログラム

④東京地裁平成26年特(わ)第927号等
 電気通信回線に接続されたパーソナルコンピュータ内で起動すると自動的に電気通信回線を介して被告人使用のパーソナルコンピュータとの通信を開始させるとともにIPアドレス情報等を同パーソナルコンピュータに通知する機能及び同パーソナルコンピュータでの操作によって起動場所であるパーソナルコンピュータ内の電磁的情報を検索して被告人使用のパーソナルコンピュータに送信させる機能等を有するプログラム

 下級審ですけど,裁判にまで至ったのは,典型的コンピュータウィルスのやつばかりです。
 ①は個人情報を吸い上げるやつで,②はエロで脅すってやつで,③は有名,④は迷惑メールでよく付いてくるパターンです。

 他方,こういうのに比べると,今回のやつはCPUのパワーをお借りします~っていうくらいなもので,当罰性はかなり低いかなあと思います。謂わば,協力したくない元気玉~♪って所でしょうか。

 ま,こう協力したくないと書きましたが,協力したくないからって直ちに違法で犯罪にまでなるかというと,そりゃ別問題です。

 CPUのパワーを勝手に使われるというのはよくあります。例えば,今はあんまりなくなりましたが,フラッシュですね。
 法律事務所だって,いきなり要らん動画で始まるサイトなんかいっぱいあります。別に,この事務所のサイトに来たら動画でCPUやメモリを沢山食う,なんて事前告知はありません。あーあスキップするのはどこかなあと探して,スキップすればいいわけです。

 この辺,私もときどき見る高木先生のブログに詳しいのですが,やはりそうだろうなあと思います。あ,私はIT弁護士って言っても,IntikiのITですから,大して技術に詳しいわけではありませんので,ね。

 なので,当罰性は低く,裁判例から考えると,こんなので,検挙すんの!ってことになると思います。

 とは言え,上記のコンメンタールのことを考えると,ちょっとまずいわけです。
 規範的というのは,どういうことかと言いますと,早い話,それは裁判官の胸先三寸で決まる,ということです。当否はともかくも,日本の刑事裁判では起訴されたらほぼ100%有罪ですから,裁判官の胸先三寸がコンメンタール的に判断する可能性は極めて高いと思いますよ。

3 ただねえ,この事件,被害者(潜在的被害者も含めて)が大手企業じゃなく,どうしてこれで警察が動いたのか,不思議だったのですね。

 いや,著作権でも,不競法でも,何でもいいのですが,新しい技術がポイントとなっている場合の刑事事件って,大企業からの告訴だとか被害届だとか,そういうのがないと警察って本当動かないのですね。
 そりゃそうです。そんな難しくて面倒なの,やりたくありませんからね。だけど,大手からのやつだと重い腰も上げるわけです。

 他方,今回,マイニングが進んでも,日本の大手企業がマイニングに進出したのはごく最近の話だし,フィンテックっつって言っても,銀行とかそれ系のコンベンションナルな大企業とはあまりバッティングしないなあと思ったのですね。
 つまり,これをやられて個別の個人等は多少困るだろうけど,そんな大手企業で困る所ってないから,それでどうして警察が動いたんだろう~ってえのがわからなかったわけです。

 ところが,上記高木先生のブログに,その答えまで書いてありました~。ああ,セキュリティソフト会社ね,確かにそうだわ~。
 コインハイブを検出しても違法じゃないってことになったら,そんな検出機能別に要らないです~ってなるのが人情ですもんね。

 ともかくも,一般的な「意図」には反しない~という所が攻めどころですかねえ。ここを何とか攻めれば,もともと当罰性は低いので,起訴されても無罪方面まで持っていくことは可能だと思います。
 しかし,油断は禁物です。上記コンメンタール的に,検察の起訴を信頼→一般的にもダメなやつでしょこれ→有罪ってあり得ます。
 無責任な通りすがりとしては,波高し,各人奮励努力せよ,という所でしょうかね。
 
1 首記は,本日の日経の1面,しかも1番の見出しです。つまりは超重要と考えいているものだということですね。

 商標が日経の1面に載るっていつ以来だろう,そんな所ですね。

 で,内容なのですけど,何か非常にバイアスのかかった記事という気がしますね。

だが補助金を使って急激に拡大させる中国の手法は競争をゆがめ、企業活動に混乱を招きかねない。   
 商標登録が専門の米ガーベン法律事務所の弁護士ジョシュ・ガーベン氏は「中国の補助金は米国の商標登録制度を傷つける意図がうかがえる」と指摘する。日本の特許庁も中国からの大量出願を警戒している。
 とはあります。

 要するに,ほらまた中国だよ,だろやっぱ中国だろ,みたいな感じがプンプンします。
 アメリカにはちっとも文句言わないくせに~。

2 私は別に中国が好きじゃありません。国粋主義者のレイシストでもありますからね。
 でもねえ,要らんバイアスは不要だし,フェアじゃないのも好きじゃないのですね。

 それに,今や中国製のものの方が日本製よりよっぽど信頼できます,しかも安い!

 こういうのはねえ,大体ブーメランになるのですよ。そう,ブーメラン,ブーメラン,ブーメラン,きっと~♪ですね。

 この特許庁のサイトを見てください。

 「外国出願に要する費用の半額を補助します」ですよ。

 補助金で外国出願を拡大しているのは,日本でもやっているのです!
 ずいぶん昔からですし,サイトの情報は,6/8に更新されていますから,今でも引き続きやっている!ということです。

 その中には商標もあります。
案件ごとの上限額:特許150万円  
 実用新案・意匠・商標60万円  
 冒認対策商標(※):30万円   (※)冒認対策商標:第三者による抜け駆け出願(冒認出願)の対策を目的とした商標出願

 上限,60万円まで出してもらえます。かなり十分と言えます。

 なのに,「だが補助金を使って急激に拡大させる中国の手法は競争をゆがめ、企業活動に混乱を招きかねない。 」らしいです。

 中国のが悪くて日本のが良いのでしょうか?

 こうやって中国のことを批判するなら,日本も補助金で下駄履かせるのはやめた方がいいんじゃねえの~。
 それか負けずにもっと補助金出して,対抗できるようにすりゃあいいんだよ。

 成功者への妬みというか負け犬の遠吠えというか,いつからこんな意地汚い,つまらんことを考えるやつの多い国になっちまったかねえ。あ,昔から,いやそうかもしれませんにゃ。

3 頭が悪いくせに,意地汚さだけは一人前の人たちはおいておいて,ちょっとした箸休めです。
 
 
 
 これはうちの妹の個展の案内ですね。
 妹のことはこのブログでも何回か書いたことがあります。

 で,6/27-7/2に,日本橋三越の本館6Fの美術画廊で,個展を開くということですね。ま,美術好きの人ならよく知られた場所で,今年の春の院展もここでやっていました。

 三越のサイトだとここですね。

 ですので,ご興味のある方はよろしくお願いします。ま,百貨店で行われる個展ですので,絵の販売が目的であることは明白なのですけど,皆さん私と似たり寄ったりの懐具合だと思いますので,冷やかしで十分と思います。

 
 
1 首記は,本日午前中からお昼にかけて行ってきた,弁護士会での研修です。
 ということで,その話ですね。

 とは言え,何ちゅうか,最近以前にも増して,まともな内容,要するに役に立つ話を書く気が非常に失せております。ま,私はひねくれ者ですし,ネトウヨDQN弁護士~♪ちゅうことでいいかなあとも思うのですね。

 ですが,多少まともな内容も偶にはいいでしょ,ということでしょうか。

2 私は,独立して一人でやっている弁護士,所謂街弁的な仕事ってほとんどやっていません。
 じゃあ何をやっているかというと,そりゃ知財,特許でしょ,ということになる・・・ってわけでもありません。
 やっていないわけではありませんよ,当然。でも,年に200件くらいしかない特許の訴訟事件,私の所にそんなに沢山くるわけがありません。

 それ系の言葉で言うと,日本の特許弁護士は,litigationだけではとても食って行けず,だからと言ってprosecutionも出願数が減っているので,こちらもダメという具合です。

 ということで,企業法務の仕事がメインになるわけですね。じゃあその中でも何をやっている時間が多いかというと,やはり契約書関係でしょうねえ。

 日本語だけじゃなく,この前ここで書いたように英語の契約書のチェックも多いですね,最近は。

 で,その時に,意外と気を配るというか,バーゲニングパワーの1つとしているというか,が独禁法関係ですね。

 独禁法って何も大企業ばかりが気にするものではないのですね。勿論,いざ独禁法違反となると,大企業が多いのでしょうけど。つまりは,私のお客さんの相手方が大企業であることが多く,当然力関係では劣りますので,そのときに,独禁法をうまく使うってわけです。

 その意味で下請法もよく使いますね。勿論契約書チェックや作成のときで,という意味ですよ。やはり,大企業といえども,むしろ大企業だからこそ,自分の都合だけの契約書雛形を寄越すわけです。
 そうすると,意外と下請法を無視していたり,これって優越的地位の濫用ぽくね,ということがあったりします。

 で,ここからがコスい所なのですけど,明らかにそういう法律違反のことがあれば変えてもらいますけど,それっぽい所はいや別にいいのですけど・・・みたいな形でもっと変えて欲しい所とのバーターにするわけです。

 独禁法って「公共の利益に反して」だとか「不当に」だとか,規範的構成要件みたいのが多いのですね。なので,そのまんま本当に独禁法違反ってかなり少ないと思うのです。
 だけど,今やコンプライアンスノイローゼ,コーポレートガバナンス◯◯◯◯の大手企業には,結構効き目はありますよ。
 なので,実に使えるのが独禁法関係というわけです。

3 ということで,今日の話も公取委の経済調査室の山本大輔室長が講師だったわけです。
 
 この報告書自体は,この公取委のサイトに載っています。

 ま,労働問題に独禁法そして公取委は手を出さずにきたのだけど,今後フリーランサーが急増することが見込まれ(要するに働き方改革の一環),そうすると,労働法で保護されないような人たちが多くなるな~ということで,この問題に手をつけたということでした。

 私なんかSMAPの謝罪事件や能年玲奈さんの件があったんで重い腰を上げたのかなあと思っていたのですけど,全然明後日♡だったようです。

 で,上記のとおり,独禁法の条文って本当分かりにくいのですね。なので,報告書とか指針とか公取委は沢山出しているのですけど,その報告書自体も分かりにくい所があるのは否めません。
 私も,公取委のサイトでこの報告書は一通り読んだのですけど,いつものような公取委節~♪「問題となる」「問題となりうる」「おそれがある」・・・・右の耳から入って左の耳から抜けるという喩えがありますけど,その目のバージョンですわ。

 なので,当局による解説を聞けたのは非常に良かったです。あ,そんなことなんだ~って分かる部分が沢山ありましたからね。

 ただし,苦言を一つ。山本室長の喋りが下手!
 早口なのに,滑舌が悪く,しかも一弁の講堂のPAもあまり性能が良くなかったせいか,もう何を言っているか分からない所が沢山ありました~。

 途中で,堪りかねた弁護士から,もうちょっとゆっくりと喋ってくれと言われたけども,さすが官僚,時間が無いからとガン無視~。まあその弁護士の先生が気を使って,ゆっくりとと言ったのが良くなかったのかもしれません。
 正直に,早口でもいいけど,はっきり喋れ,じゃねえと聞き取れねえぞ,ボケ!カス!このくらい言わないと分かってもらえなかったのではないでしょうか。

 私もときどき講師をするもので,マイクと口の位置とか音の出具合とか結構気にします。神は細部に宿る~のです。

 ま,内容はこんな所でしょうか。

 あ,そうだそうだ,室長からは,こうやって報告書を作って,説明会もバンバンやっているけど,その趣旨に関する発言もありました。
 要するに,独禁法を作って70年,これまで全然労働問題には容喙しなかった,にもかかわらずいきなりエンフォースメントしたら(検挙等のことね)文句ブーブーだろうから,まずは報告書を作って,公取委の考えを広めて,企業の自主的な取り組みに期待している,ということでした。

 ですので,ある程度の期間が過ぎると,エンフォースメントはするつもりのようです(そりゃそうですけど。)。
 なので,フリーランサーに仕事をやってもらう系の企業は今から気をつけてた方がいいと思いますね。特に有名大企業は要注意でしょうね。
 最初にエンフォースメントされるとめんどしい(方言)ですからね。

4 追伸
 昨日の政治ショー,ショーとしてはかなり面白かったですね。だけど,色んな費用のツケ回しをされそうで,まさに「NO」と言えない日本,の面目躍如~♪です。

 あと,実効性がどうなんだ?!という意見が散見されますけど,私に言わせれば,はあー?って感じです。
 だって,日本の民事裁判なんてほとんど実効性無いじゃないですか~。特に判決,勝ち判決なんてもらったって屁の役にも立たないことなんてしょっちゅうですわ。

 人の振り見て我が振り直せ~日本の国内に限ったことでも,実は大したことないっていうのが実情なのですよ~ムフフフ。
1 我々の世代で新兵器というと,ゲルググ,ビグザム,ジオング・・・って所になりましょうか。いや,時節柄レールガンですかね。北朝鮮からのミサイルに対しても,レールガンの弾幕を張れば一定程度の防御になると思いますけどね。

 そう言えば,北大が日本学術会議からの学問の自由に対する干渉を受け入れて,防衛省からの助成を辞退するとのことですね。

 「学問の自由はこれを保障する~♪」
 憲法23条ですけど,これ五七五なのですね。

 ま,私には難しいことはわかりませんけど,漫画村のシャットダウンについては,憲法21条2項がどうのこうのという話がありました。他方,日本学術会議が,政府(防衛省)の介入を懸念して,学問の現場に介入するということって,それこそ学問の自由への侵害にならないのですかね??

 だって私が防衛省から金をもらって研究してたら,うるせえ,御託はいいから金持ってこいよ,貧乏神のジジババどもめ,黙ってくそして寝てろよ,と思いますけどねえ。あーまあいいや,議題から逸れっぱなしですねえ。

2 で,今日の波はこんなもんです。
  
  すね,ひざという感じでしょうか。私にはちょうどいいくらいです。

 で,漸く新兵器です。
 
  ソフトボードです(長さは6.0です。)。

 サーフィンの道具にも流行り廃りというのもあり,今結構流行っているのがソフトボードの板です。これは,当然,ビート板みたいな材質で,初心者が超長い板でスクールのときに使う,というのがこれまでのデフォーでした。

 ところが,ねじれ運動にも負けないある程度硬いソフトボードが出回りだしたらしく,初心者以外にも使う人が出てきたのです。
 レールガンだろうがソフトボードだろうが,流行りには目のない私,当然金はないのですけど(大して,高くないのですけどね。),思い切って買ったわけです。

 ブランド品の高いやつでは10万円以上するのもあるのですけど,さすがにソフトボード(でかいビート板ですから,所詮)にはそんな金は出せない~ということで,アマゾンで見た一番安いやつをポチったのです。
 15,000円くらいでしょうか。超安かったです。

 で,今週届いたのですけど,まあ何ちゅうか凄い安普請~。
 でかい波が来たらボキ折れそうなくらいペラペラです。いやあ,安物買いの銭失いというのはこういう事を言うのだなあ,久々のmade in chinaで失敗パターン・・・と乗る前は100%確信しました。

 ところが,今日,上記の波でチャレンジしたのですが,いやあ乗りやすい~。いつも使っているボードは,このプレセボなのですけど,少なくともその2倍乗れましたわ~♪まさに,お値段以上・・・(これも音の商標登録か)♪

 びっくりしましたわ。
 もちろん,そんな曲がるわけでもないとは思いますけど,別に毎日海に行きます,行けます,年に何度もサーフトリップ行きます~ちゅう人でも無い限り,これで十分なのではないかと思います。
 少なくとも,私のように休みの日だけでしかも夏しかやらないサンデーサーファーにはもうC/P良すぎてびっくりです。正直すまんかった,made in china~♪やっぱりもうあんたには叶わねえよ,うちの国~♡ですね。

 ま,サーフボード買う人はよく分かると思いますけど,この15,000円内に,フィン,リーシュ,ハードケースの全部が含まれてました。どれだけ原価安いねん!でも,乗れます~あー凄い。

 しばらくはこれでいいかなあって思う今日このごろでした。

3 で,残念なお知らせとそりゃそうだろのお知らせです。
 残念な方は,NBAファイナルです。日本時間の今日の午前中第4戦があり,まあ下馬評通りの結果でしたね。
 これもまた1945年の日本だったでしょうか。鬼神と化しても,物量で優るところには勝てないのですねえ。まあいたし方ないところです。

 ほんで,そりゃそうだろの方です。これは勿論,我がサッカー日本代表です。スイスと今朝未明にやって,0-2です。またPKで点を入れられたのは兎も角も,後半の1点は崩されての点でした。
 サッカー関係者ではそれでもだとか,まだまだとか言っている人いますけど,今どき自民党支持者だってそんなに安倍ちゃんの肩を持たねえのに,アホかボケって思いますわなあ。ムハハハ。

 ところで,今日の東京の最高気温は32度ちょうどです。今季最高です。
 さあ皆さん約1年ぶりです。お待たせしました。夏です。ついに夏が来ました。いい季節になってまいりました。
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