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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 今日は深夜から朝にかけて凄い風雨の東京でした。今はもう晴れております。
 しかし,そのため,本来サーフィンの予定だったのですけど,湘南の海はオンショアの大荒れでお流れになりました。
 
 ということで,こんな話題です。

2 このブログは何でもノートというくらいでして,政治的な話も宗教的な話も避けることはありません。だって大事なことじゃないですか~。
 いい大人というのは,政治的な話も宗教的な話もしないもんなんだよ~ていう意見もありますが,うーっせいハゲ!って所です。

 何せ,おおっぴらに自民党支持!です,なんて書く弁護士ってそんないないですよね~。勿論,弁護士には少ないと思いますが,そんなことよりも重要な理由は,商売に差し障るかもしれない~ってことでしょうね。

 金金弁護士の私も当然,お金は大事です~,だけどそればかりじゃ面白くないじゃないですか~。ムフフフ。

 でも,でもそういうことなら,憲法改正でいいんじゃないの~,あんたの望みは憲法改正じゃなかったの~ということで,今日のお題はどういうこっちゃ?って思われるかもしれません。

 でもねえ,商売人が金のことばかり考えているわけじゃないように,自民党支持だからと言ってアホみたいに何でもいいから憲法改正じゃ!というわけじゃないのですね。

3 例えば,真珠湾攻撃,事の当否はおいておくとして,何か変な所がないですか?
 真珠湾攻撃以降の太平洋戦争での戦線,そのハワイよりも確実に日本側なのですよね。
 
 つまり,日本側には,真珠湾の米軍基地に大打撃を加えることが仮にできたとして,その後どうするか,という戦略,意図・・・まあ大きな考えというか,絵というかそんなのが全然描けてなかったわけです。

 ハワイ全体を占領して,その後そこを橋頭堡にして,アメリカの西海岸に攻撃を加えるとか,米軍の使用を阻むため少なくとも真珠湾の基地自体を使用不能な程度に破壊しつくしておくとか,一切見受けられません。

 ま,一事が万事この調子。万里の長城以北なら,欧米各国も中国自体もある程度許容できていたのに戦線を拡大し,さらに南部仏印に脈絡なく進駐~するなんてね。

 おっと議題が大幅に逸れました。

 今回の憲法改正をどうのこうのっちゅうのも同じです。何を狙って,どうなるのか?それが大事なわけです。

4 で,憲法改正の目玉というか,私を含めて改憲派の人達は,当然憲法9条の改正を目指すわけです。何故か,それは簡単です。戦争を出来るようにするためです。
 え?そうなの~と思う人いますかね。私はごまかしませんよ。9条は削除がベストだと思いますが,それは戦争のハードルを下げるためです。

 あ,一応言っておきますけど,戦争って悪でもないし,違法でもありませんからね。そりゃ人は沢山死ぬかもしれません。だけど,人っていつかは死にますからね。ムフフフ。

 そりゃわかったけど,ならばやはり憲法改正すすめればいいんじゃないの~と思ってますか?違うのです。私がやりたい戦争の相手はアメリカだからです。
 私の目標は唯一つ,アメリカと戦争をして,そして勝つこと。かなりの高いハードルです。勿論,それは技術的なハードルもデカイのですが,法的なハードルがあります。
 やっと,議題に来ましたかね。

 そう,日米安保条約です。

 ま,誤解を恐れずに言うと,憲法9条は誰が戦争をするか,その論点にかかわるものです。
 他方,日米安保条約は,米軍の日本の駐留を認めるか(なのでアメリカと戦争なんてできるわけがない),その論点にかかわるものです。

 この2つは密接に関係するものですけど,独立して考えることができます。
 2つの論点ですから,マトリクスで考えるといいのですね。

 ①憲法9条改正しない(戦争できない) 日米安保条約破棄等しない(米軍駐留) →今のまま
 ②憲法9条改正しない(戦争できない) 日米安保条約破棄等する(米軍出ていく)→北朝鮮,中露の思う壺
 ③憲法9条改正する(戦争できる) 日米安保条約破棄等しない(米軍駐留) →バカ大将とともに地獄のはてまで
 ④憲法9条改正する(戦争できる) 日米安保条約破棄等する(米軍出ていく)  →私の理想。

 これで分かりましたかね。現在の憲法改正スキームだと,③になっちゃうのですよ。
 アメリカは日本から出ていかない,そして戦争はできるということなんだから,これで利益を受けるのが誰かなんて明らかです。もう本当アメリカのため,ただそれだけのための憲法改正なんですわ。

 憲法9条を改正するなら,日米安保条約も一緒に考えないとダメなのです。この2つは,二人で一人~バロローム♪ですから,一方をいじるなら他方もいじらないといけないわけです(日米安保条約を破棄等するなら,当然憲法9条も改正しないと,②のようなアホなことになります。共産党がここをどうにかして考えを変えてもらうと,実に私好みになるのですけどねえ。)。

 今日の日経にも出てましたけど(「憲法「現状維持」48% 「改正すべき」を上回る」),だから当たり前ですよ。
 国民だって馬鹿じゃないわけで,憲法改正してどうすんの?ってことを考えたら,そうなります。
 
 今なら,バカ大将のお誘いにも,いやああんたの所が70年前,国際法に違反して憲法を書き換えたおかげであんたと一緒に戦争に行けないのですわ~御生憎様~♪って言えるわけです。旗を見せろとか金を出せとか言うのも,お前が作った憲法に聞いてくれや,ボケ!と言えるわけです。

 ところが,憲法だけ変えちゃうと,せっかくの臭い言い訳も出来なくなります。人はいずれ死に,戦争は悪でも違法でもないとしても,まああんまりやりたいもんではないでしょう。なので,そういう戦争を是が非でもやらなければならない状況は,それ相応のものでないといけないはずです。
 で,私はそういう戦争は,対米戦争が典型だと思うのですね。決して,アメリカと一緒に戦争するものではないと思うのです。

 ま,せっかくの憲法記念日ですので,色々と考えるとよいと思います。
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1 今日は新聞の休刊日です。ですので,日経の法務面へのツッコミもお休み~。つーことでこんな話で行きましょう。

 勿論,私,有している資格は全部日本のものです。弁護士も,弁理士も,簿記も・・・ってわけです。英語さえ分かりゃ誰でも受かるpatent agentすら持っておりません。
 しかも,外国留学や外国駐在の経験も無く,何と言っても,東工大出身ですよ~♪国語も英語もからっきしダメ~♡っちゅうわけです。

 しかし,イソ弁時代から,英語の契約のレビューもしょっちゅうやっておりました。イソ弁時代は仕事選べませんからね。
 なので,上記のような経歴故,凄くいつも苦労して,冷や汗と普通の汗を両方かきながら,何とかやってきたわけですね。

 ということで,そういう感じで今まで買い進めてきた本が結構たまってきましたので,ちょっと紹介しましょうかねえ,という感じです。

 以前,職務発明の本で同じような企画をやりましたけど,その第二弾と言ってよいかなと思います。

 ということで,同様に発行日順に行きます。当然私が自腹で買った本だけです。
 価格は税抜きで。あと,役に立つ度合いを☆で示します(アマゾンのパクリ)。私の個人的・属人的評価なので,著者や出版社の皆さん,恨みっこ無し~ですよ~。

2 ここからがメインの話
(1)「国際取引契約実務マニュアル」(日商岩井株式会社法務リスクマネジメント部編著)中央経済社
 2004年3月発行 4200円 ☆☆☆
 非常に実践的な本だと思います。タームシートというかチェックリスト形式を序盤に紹介し,後半はその条項化というようなスタイルをとっています。タームシート部も条項部も,両方とも対訳が見開きについておりますので,非常に分かりやすいと思います。また,引き渡しと支払いという肝腎の部分はかなり豊富です。
 しかし,逆に言えば,ちょっとバリエーションを付けたいとかこんな条項を入れたいなあとかいうときには,これでは対応できません。
 なので,この本に載っているこの類型ピッタリという場合以外をどうするか,それは自分でってことでしょうね。
 あと,索引がありません。これも使いづらい所です。

(2)「英文契約書の書き方 第2版」山本孝夫著(日経文庫)
 2006年5月 860円 ☆☆
 日経文庫の読み方と書き方のやつの書き方の方です。
 このシリーズって本当の初心者向けだと思うのですけど,この書き方の方はちょっとハードルが高いですね。
 紙数の制限があるためでしょうけど,本当に重要なことは書いてありますけど,それに負けず劣らず重要なことも書いてほしいなあという気がします。
 ほんで,紙数の話がついて回るのですけど,結構な内容を文庫に押し込めたため,非常に読みにくいです。なので,他の本でも同じような話は書いておりますから,そっちを見てしまいますね。

(3)「英文契約書の読み方」山本孝夫著(日経文庫)
 2006年6月 860円 ☆☆☆☆
 日経文庫の読み方と書き方の,読み方の方です。
 今回,このブログの記事のため,発行日を読み方と書き方で確認したのですが,書き方の方が先に出てたのですねえ。意外でした。
 というのは,読み方の方が実に出来が良いのです。何でも処女作の方が出来が良いですからね。二作目の方が優れているのは珍しいと思います。
 この本,何が良いかというと,修辞・用語の意味を結構詳細に解説しているのですね。
 shallかwillかなんて分かっている人には当たり前の話でしょうけど,皆はじめは赤ちゃんだったのです。あと,ラテン語の変な言い回し~そんな所まで書いてあって非常に有用でした。
 いまだに,どう書こうかなあと迷ったときには,この本を見ますね。ただし,いかんせんやはり紙数の制限で,載っていない事項も多いので,それで☆を5つ付けるのは躊躇しました。しかし,値段から考えると実にコストパフォーマンスが良いですね。

(4)「ロースクール実務家教授による英文国際取引契約書の書き方―世界に通用する契約書の分析と検討〈第1巻〉改訂版」浜辺陽一郎著(ILS出版)
 2007年10月 2800円 ☆☆ 
 最初に紹介した(1)の本が実践的な本だとすると,こちらは全く実践的でない理論的?な本です。
 それぞれの条項に対する御託がずらずら書いており,もっと整理してから言えよ!と,読んでいてイライラする本です。300p以上あるのに,上記の値段ですから,コストパフォーマンスは良いとも言えるのですが,この先生の御託代という風に考えれば,so soって所じゃないでしょうか。
 なので,作成やレビューのときにはほぼ参照することはありません。

(5)「ウィーン売買条約と貿易契約」新堀聰著(同文舘出版)
 2009年3月 3500円 ☆☆☆
 ちょっと毛色の変わった本です。英文契約書そのものの話ではないのですが,ま,こういうのもってことで。
 ウィーン売買条約(CISG)に日本が加入してちょうど10年ですかね。で,やはり,このウィーン売買条約の理解は,BtoBの物の売買に関しては重要な話ですから,何かでは必ず勉強していた方が良いと思います。
 ま,ここでは書評なので,あまり色々言うのはやめておきますが,例えて言えば,日本国内の契約における民法みたいなもんだ,ということでしょうか(なので,適用排除もできます。)。

(6)「ニューヨーク州弁護士が教える英文契約書の基礎」松崎謙(レクシスネクシス・ジャパン) 
 2015年10月 3000円 ☆☆☆☆
 最近で一番参照している本じゃないでしょうか。分かりやすく見やすいので,事務所の机に置きっぱなしのことも多いです。
 まあ難点もないことはないですよ。私の仕事関係だとpatentだとかIPだとかのことは全く触れられておりません。でも,そういう特殊なことはしょうがないかなあという気がします。それにそういうのは自分で分かりますからね。

(7)「新国際売買契約ハンドブック」住友商事株式会社法務部,三井物産株式会社法務部,三菱商事株式会社法務部編(有斐閣)
 2018年1月 4100円 ☆☆☆
 すみません。ここに載せてはいるのですが,全然読んでません。
 ざっと見ると(1)の本の代替になるかなあという感じです。知財の条項の紹介もあるので,その辺はよく考えられています。さすが,大手の商社~♪って所ですかね。

3 まとめ
 こう見ると,日本の契約書関係の書籍と比べて非常に大きな違いがあることがわかります。それは著者です。
 (4)(6)以外,みんな商社関係です。この分野で,いかに商社関係者が英文契約実務にハマっているかわかります(大手渉外事務所から出してもいいような気がしますけど,そうじゃないのですね。)。

 まあそういうことが背景にあるのか知りませんが,あまり骨太な本は無いかなあという気がします。

 私が日本の契約書を学んだときに一番役に立ったのは,「ビジネス契約書の起案・検討のしかた」原秋彦著(商事法務)でした。
 この本は,条項例というのが殆ど載っておりません。ある意味,稀有なものなのですが,しかし,契約書をレビュー・作成するに当っての,非常に重要なことが書かれておりました。
 それは,根本からの理解が非常に大事だということ,ま,私が理学部出身でwhyを常に考える質だからかもしれませんけど,その辺が書いてあったのですね。

 ところが,今回紹介した本にはそういうことは望むべくもありません。ということは全てマニュアル~ということなのでしょうけど,多少寂しい感じがしますね。


 そういうこととは,また違う観点ですが,時系列的に並べると飛んでいる期間があります。

 私のお客さんは中小ベンチャー関係が多いので,基本的には,日本語の契約のレビュー等を依頼されることが多いわけです。やはり,国際,渉外関係は大企業~って所ですからね。そうすると,もはや自社で出来たり,大手の事務所に頼むわけです。

 ですが,ここ数年,本当,ここ数年顕著ですね。日本語だけではなく,英文契約書のレビュー等も頼まれることが多くなってきました。ですので,昔買った本だけでは足りず,新し目の本も買っているということです。
 恐らくこの流れはこれからもどんどん進むのではないかと思います。

 ということで,英語に堪能ではない弁護士向け(例えば街ベン)で,しかも骨太な話を起点にした,商社関係者でない著者による,英文契約書の本なんか出すと非常に売れるのではないかと思いますね。
 
4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーで御座います。
 本日は,ここ京浜運河に来ております。

 
 今日は天気が良いものの,若干寒くて風も凄く強い日です。楽水橋を撮ったのですが,水面が揺れています。これは強風のためです。

 
 途中,こんな所でチルットが出没しております。注目するのは,張り紙です。「市場内撮影禁止」とあります。
 ここはどこかというと,品川屠場ですね。ま,今や公務員とは言え,ここで働いているということを内緒にしたいという人は沢山いるのだと思います。そして,それは尊重されるべき事柄です。

 私も,ここに来る度,生きるという意味の根源を突きつけられる気分(あくまでも気分ね。)になります。ですが,この場所私は嫌いじゃありません。だって,うまい肉食いたいと思いませんか~。

 昨日,実は妹の絵を日本橋三越まで見に行ったのですが,その帰りいつもよりちょっと高い寿司屋で寿司を食いました~。いやあうまかったすねえ。
 それと同様~魚とどこが違うんでしょ。

 いやあこう書いていると腹が減ってきました。

 さて,散歩は続きます。
 
 
 ここは既に目黒川の森永橋です。
 そう言えば,昨日のTBSの噂の東京マガジン,噂の現場で,目黒川の花見騒動の話をやっていました。私がよく散歩するこの辺の話ではなく,中目黒から池尻大橋の辺の話でしたね。

 ま,見た人は分かると思いますが,目黒川で儲けている方の人達が酷かったですねえ。スタジオの森本さん以下みんなびっくりしてました~。
 ま,アマレスの協会と同様,日本には今もびっくりする位の酷いガバナンスで堂々としている所が多そうですねえ。そういう所は早く潰れないかなあ~と祈る今日このごろです。

 
 ということで,最後はいつものとおり山本橋です。気温は低いですが,絵柄は既に初夏です。

 あ,そうそう,レッスルマニア,中邑真輔のチャンピオンはいまだ成立せず,でした。残念でした。アスカも,ネイチャーボーイの娘(パパそっくり)に敗れてうーんという感じです。

 ま,プロレスって台本がありますし,特にWWEのような大企業となると,緻密な台本で構成されております。なので,結果にケチをつけると台本にケチをつけることになるのですが,まだまだ~と判断したのでしょうね。

 つまり,誰をチャンピオンにすると一番客が入り,ペイパービューの売上が高くなるかということです。で,今はAJスタイルズなのでしょうね。
 ちなみにAJスタイルズは,典型的な白人です。WWEの客層には合っていると思います。

 ただし,今後はよくわかりません。実は,この一戦のあと,怒った真輔がスタイルズの股間を強打するというフリが行われたらしく(当然ここも脚本があります。),真輔は今後悪役(ヒール)を演ずることになるようです。
 AJスタイルズは当然ベビーフェイスですから,ヒールとは絡む機会が多くなり,それ故,盛り上げの一つとして,短期間だけのチャンピオンという筋書きも有り得るところです(ジンダー・マハルのパターンですね。)。

 兎も角もお楽しみは次回以降ということです。
 
 


1 これは今日の日経の経済教室の論文です。
 慶応の山本龍彦教授によるものですね。

 で,何か久々きちんとしたものを読んだという気がしました。特に,個人情報関係で,こういう腑に落ちる話を読んだのは初めてかもしれません。

2 所謂識者とされている方の論述パターンって,大体3パターンくらいに分かれます。

 まずは,ポジショントークその1,金目です。

 大抵の人は,所謂識者とされている方が金目で何かやるなんて想像しずらいのかもしれません。でもしかし,そういう人達も霞を食っているわけではありませんので,最終的には金目なんだけど,それを隠すために,御ためごかしをやるというのはよくある手です。

 法科大学院で教鞭をとっている実務家教員(要するに弁護士ね。)が,法科大学院に行くとこんな凄いことが待っているのですよ~なーんてウソをぶっこくのは,このパターンです。
 ここでも散々ツッコミまくっているアンブッシュマーケティング対策の件も,このパターンです。

 つぎに,単なる知識自慢です。金目だと弁護士が多いのですけど,このパターンは,やはり学者に多いですね。
 まあ別に知識自慢されたからって,ウザいだけで実害はないのですけど,普段誰にも相手にされてねえんだろうなあ,この先生~♪という哀愁を感じさせてくれますね。

 知財法の学者の先生もこのパターンが多いですね。
 まあしかし,この学者連中のやることって,派閥をつくりイジメを繰り返すという,小学校女子児童並の成熟度しかない癖に(それはここを見るといいかもしれません。),識者~♫って何やねん,って感じがしますけど~。

 最後に,ポジショントークその2,野望篇です。
 ポジショントークはポジショントークでも金目と違って,こっちの方が質が悪いです。
 金目の方は,結局金くれ金くれということが目標ですので,上手いスキームを考えてあげて,ちゃんと金が行き渡るようにすれば良いだけの話です。

 例えば,法科大学院が潰れて収入の減る実務家教員に,別の大学教員の口を斡旋するとか,それこそ法テラスの理事に迎えるとかね~ムフフフ。

 ところが,野望篇のポジショントークは,金で動いていないだけに,扱いが困るわけです。分からず屋の唐変木と思われても気にしないでしょうから,無視できるならそうするのが一番だと思います。

3 個人情報関係だと一番多いのは,最初のパターン,金目ですかね。

 先月号(こう書くとアレですが,4月号ね。)のビジネスロージャーナルにGDPRの特集がありましたけど,まさにああいう感じです。

 日本の個人情報保護法も,去年大改正があり,企業が個人情報のビッグデータを使いやすくなるはずだったのですけど(匿名加工情報),そんなことになっておりません。結局,儲けたのは,個人情報保護法に詳しい弁護士やらだけです。ま,会社法や金商法と同じですね。

 なので,そんなパターンに飽き飽きしていたので,まさに一涼の風って感じの論考でしたね,今回は。

 まあ詳しくは日経を買って読んでもらうのがいいと思います。

 ただ,よくわかってんなあと思ったことを挙げますと,
GDPRは本来、EU域内にビジネスの拠点を置く日本企業、もしくはEUに所在する個人にサービスなどを提供する日本企業にのみ適用されるものだ。それらの日本企業はGDPRに違反すれば高額の制裁金が課されることもある。にもかかわらずGDPRの基本的精神は、EUとは無関係のドメスティックな日本企業にも事実上の影響を及ぼす可能性がある。・・・
 の所ですね。

 そうなのですよね。GDPRは結構厳しい規制です。とは言え,ヨーロッパで商売するつもりなら,郷に入っては郷に従えでいいとは思うのですね。
 でも,アジア,北米中心,さらにはドメスティック中心の商売なら,あんまり関係ねえじゃんって所です。

 ところが,日本政府はEUからの十分性認定を受けて,ヨーロッパからの個人情報のビッグデータを移転しやすくするために,国内の規制を厳しくしようしているわけです。
 これはヨーロッパで商売する企業には良い話ですけど,そうじゃない企業には過干渉になるだけです。
 そのことをピシッと指摘している!いやあ素晴らしいです。

 ビジネスロージャーナルではポジショントークの嵐でしたけど,漸くきちんとした個人情報保護の論考に巡り合ったなあという所でした。

 勿論,この先生のこの論考自体も何かのポジショントークなのかもしれません。
 でも,今はそれでもいいかなと思います。反対側の利益に目配りをする,本来正義というのはそういうものですからね。
 自分の思う所を何が何でも突き通す,それは正義でも何でもありませんから。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーの特別編は続きます。
 
 本日は,目黒川下流,ちょっと逸脱編です。

 
 まずはいつものとおりの山本橋からスタートです。
 今日は昨日よりも気温も高く,まあお花見に十分すぎる天気です。目黒川沿いはこのとおりまだ綺麗ですね。

 
 続いて,場所は飛んで,大井町駅そばです。
 JRの東海道線か京浜東北線で,大井町駅近くの線路際に桜並木が見えると思います。
 これがそれです。結構綺麗ですよね。
 しかーし,ここはまだいいのですが,結構散っております。ここは目黒川よりも早いですね。なので,葉桜になっているところが出ていますね。早い,早い。

 
 続いて,新幹線と桜です。ここは第一三共の研究所近くの,三嶽橋付近です。

 
 ほんで,山手通りの橋である居木橋に来ました。ここはやはり向かって右から撮ると綺麗ですね。何故かと言うと,実はこの右手前の桜は綺麗なのですが,その向こうはしばらく桜が無いのです。向かって左はずーっと植樹されているのですけどね。

 
 ということで,ゴールの山本橋に戻ってきたというわけです。これはその近くの桜の近景ですね。
 
 で,目黒川の桜も徐々に散っております。
 週末,母校の東工大に花見に行こうかと思ったのですが,これじゃあ葉桜見物になりそうですね。
1 結構ケツカッチンなことが相次いでいるにもかかわらず,これはちょっと見過ごせない件が出てきました。

 「コロコロの事後規制」の話です。

 経緯はどこかで見てもらうとして,ま,チンギスハーンの肖像に落書きしたようなコマがあって,それにモンゴルの人達が怒ったってことが発端です(現物は確認しております。)。

 で,別に怒るのは勝手だし,抗議するのも勝手なので,それはそれでいいのですが,先程,その件のコロコロはなんと回収!になったという報道がありました。

 いやあびっくりしました~。そんなことでこんなことになるなんて・・・。

2 これを憲法21条2項の検閲だと言っている人もいるようですが,それはやはり違うと思います。
 憲法21条2項は以下のとおりです。

検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

 検閲の定義は色々あるのですが(講学上のものと,あとは北方ジャーナル事件のやつですかね。),広い狭い,厳しい緩やかと差異はありますけど,共通しているのは,発表前に,ということですね。

 今回は,既に発表しておりますので,検閲には当たらないかと思います。

 ま,この点については,有名な憲法の基本書である所謂佐藤幸治憲法にも,
表現行為になされる審査が事前か事後か,表現行為の禁止を伴うかどうか,ではなく,文書を中心とする有体物による表現行為につき,完全・公正かつ迅速な司法判断を経ないうちに,公権力が,関連のある表現について,その判断をあおぐよう市民に義務づける手続を「検閲」と定義する,注目すべき見解がある。しかし,「検閲」は一つの歴史的概念であり,憲法は「検閲」という表現の自由に対する歴史上の特殊な規制形態に着目してその禁止を目指したもので,本文に述べたような理解は十分の根拠があると思われる。」とあります(私の持っている版は,第三版で,p522になります。)とあります。

 なので,検閲ではないでしょう。

3 じゃあお気軽にやっていいかとなると,そりゃあダメですねえ。

 特に今回は,外務省からの働きかけがあったようです。
 この朝日新聞デジタルによると,「日本外務省によると、来日中のモンゴル外相と日本の国会議員による23日の会合に同行した外務省職員に対してモンゴル側から抗議があり、同省は小学館に連絡した。」らしいですから。

 まあこうなると,商売でやっている出版社は弱いし,こうなってしまうのですねえ(もちろん,それを狙ったのでしょうけど。)。

 いやあでも,こんなの別によくなくないですかねえ。 
 つまらん教科書のおもろい顔の偉人に落書きするってようやりましたわ~♪それと同様ですわ(上記のとおり,現物を見ております。)。

 いや,じゃあお前,明治天皇や昭和天皇の肖像に落書きされてもいいのか!って話になると思うのですが,そりゃ気に食わんけど,それで返品しろまでは思いませんねえ。

 だって,明治天皇や昭和天皇もご存命ならそんな小さなことに目くじらを立てないと思いますからね(取り巻き連中が忖度したかもしれませんけどね。)。

 一応言っておきますが,いや別に関係ねえとかハハいいザマだとか思っているなら,それはやめた方がいいですよ。次の矛先は笑っているアンタかもしれませんからね。
 私?そう私に来るなら,そりゃ大歓迎,久々本気を出しても良さそうだから~♡ですね。

 でも,みんながみんなそうじゃないでしょ。
 今年は色々と,あああのときに風向きが変わったんだよねえと10年20年経って言うようになる,そんな年になるような気がしますね。


1 これは,昨日,赤坂インターシティコンファレンス the AIR で行われた改正民法のセミナーです。

 民法の債権法の改正はここでもちょっと昔,散々取り上げました。だけれども,最初の売国的立法構想が頓挫し,まあ大丈夫そうだなあということもあり,興味はガクンとダウン~これも前に書いたとおりです。

 ですが,実際に改正され,多少の変更はありますので,そりゃ知らないといかんだろうということで,表記のセミナーに行ってきたわけです。

2 講師は,裁判官でありながら,今は法務省の参事官をやっているという,つまり裁判をしないエリート裁判官の村松秀樹さんですね(51期らしいです。)。

 こういうときに出る人ってやはり鍛えられていますねえ。非常に分かりやすいし,正確だし,エリート裁判官っていうことがよくわかります。
 まあしかし,この人に限らず,大手の法律事務所からも官庁に出向している人もそうですが,みんな同じタイプですねえ。そういうステレオタイプじゃないと,法曹業界の大きな組織では出世できないでしょうなあ~。ムフフフ。

 多少当てこすった所で中身に行きますか。

 同じ講師による夏の商事法務主催のセミナーでは,新旧対照条文が配られたらしいですが,今回の新日本法規のセミナーでは,レジメだけです。しかし,私は,自腹で新旧対照条文は買っておりましたので,まあそれはイイかなあという所です。
 
 それよりも例のレジメを配られたのが良かったです。
 その例のレジメは,ここにあります。行政庁ってこういうサービスって本当素晴らしいですよね。そう言えば,村松さんも,要望があれば,各種団体で講演しますので・・・と言ってましたし。
 
 あ,中身の話でしたね。その例のレジメを見ながら,読んでもらえるとよいと思います。

 このうち,
消滅時効に関する見直し
法定利率に関する見直し
保証に関する見直し
債権譲渡に関する見直し
約款(定型約款)に関する規定の新設

 の5つの改正点が特に重要ということで,3時間の講演の前半がこの5つでした。

 消滅時効については,前の記事で大まかなことは説明したので,良いと思います。
 で,私がああそうなんだ~と思ったのは,そこじゃなく,時効の中断・停止を整理したという論点です。

 例えば,債務者の承認で時効は中断します。
 どういうことかというと,例えば,お金を借りて10年近く経ったけど,全然催促してこない,そんな折,町をぶらついていたら債権者にばったり会い,気まずくなって,思わず,あれは絶対返す,もう少し待ってくれ~と言ってしまった,これが承認ですね。

 この場合,時効はどうなるかというと,こんな感じです。
 9年11月→0年0月
 また10年待たないと時効で消滅しません。つまり,リセットされるわけです。

 他に,訴え提起,つまり裁判上の請求があります。
 こうすると,時効は中断しますが,加えて,裁判が確定するまで,リセット後のスタートもしません(かなり強い効力ですね。)
 9年11月→裁判の間は10年にならない→裁判確定で0年0月

 つまり消滅時効には2つの効果があるということですね。
 で,今回の改正では,この2つの効果をちゃんと分けたということになります。

 リセットの方を更新,10年にならない方を完成猶予,と分析的に分けたということです。

 勘違いしてほしくないのは,これって,分析的に分けてはいますが,現行法と実質的に違うものではありません。現行法でもそうなっているけど,分析的に分けた,というだけです。

 私は理系なので,こういう話が面白いなあと思って取り上げました。

 それ以外の所は,まあ聞いてりゃ分かる話です。

3 後半は,雑魚の改正点の説明でした。例のレジメの6〜22の部分ですね。まあこれも読めばわかります。

 ほんで私が注目したのは,他の人と違う点でしょうね。
 それは隔地者間での契約の成立時期の見直しの論点です。

 まあ司法試験を受けた人には,何度苦しめられたことか~と思う人が多いと思う,例の到達主義の例外のやつです。
 今般,その到達主義の例外が無くなります~ああ,あの短答のクソ面倒くさい問題,実に分かりにくい,あの問題ともおさらば~♫です(今はあの手の面倒くさいやつは出ないのかな??)。

 3時間の説明時間はあっという間でした。
 出席者も多かったですね。特許庁というかアメリカ大使館の近くのキレイで大きな会場でびっちりでした~何人くらい来ていたのでしょうか。1000人近く来ていたかもしれませんね。

 ですが,出席者は,おじさんばかりでした。
 完全オッサンの私が若い方(私の両隣の方は,明らかに私よりも年長でした。)で,本当,女性も若い人もたまにしか見かけず,どうなってんだこれ?ってもんです。

 いやあ,この国,本当マズイんじゃねえの~ちゅうことを如実に感じましたねえ。
 基本,任意規定の債権法改正なんて本当どうでもいいことですから,他にもっと注力すべきことがあるんじゃね,と思いましたね(恐らく主催者の新日本法規はもっと切実でしょう。レクシスネクシスみたいに海外展開,そして他国の法律業界で同じようなことをしないといけないなあって思ってるのではないでしょうか。そうじゃないなら抜作ですね。)。

4 追伸
 ヤフーのトップニュースでも出ていましたが,故郷大分が大きな話題です。
 まあ何と村八分ということで,あんまり良い話じゃねえなあって感じです。しかも県北部ってことで,困りますね。

 だって,大分県の北部って,豊後高田,宇佐,中津くらいしかありませんもん。まあ,マスコミによると私の地元ではないようですが,いやはやという感じです。

 だけども,変わり者の私,多分一般の人と違うことを思っていたりします。それは,2点あります。

 まずは,一点目,今回の話では何だか弁護士会が正義の味方みたいな感じになってますが,そうか~?って所です。

 例えば,今は東京で弁護士をしている私,Uターンで高田で弁護士をすることになったと仮定しましょう。まさにあり得ない話じゃありません。

 そうすると今回の正義の味方役の大分県弁護士会へ登録換えということになります。

 ほんで,そこでも今と同様に,国選弁護なんてこんな小学生のお年玉レベルの弁護士報酬でやるわけねえだろ,法テラス~ディスカウントするのが人助けなんて思ってる所とはやる気しねえな~なんて,やって,他方,破産管財人~喜んで~♫後見人~どうぞ,どうぞ~みたいな感じでやっていたら,どうなりますかね?

 何かわかりませんが,そのうち破産管財人のお呼びだとか,後見人のお呼びもかからなくなりそう~そんな気がしませんかね。


 他方,この前,JIPACの調停人研修に行ってきました。私も調停人候補者だからです。しかし,これは弁理士としての地位に基づくもので,弁護士の地位に基づくものではありません。

 ここでも書いたとおり,弁護士会の場合,どうやって選ばれるかわかりません。はっきり言いましょう,完全な八百長です。

 ま,これが典型例ですが,弁護士会関係のやつってそんなの多くないですか?

 いつの間にかお声の掛からなくなる管財人,待てど暮らせど任命されない後見人と同様,そんなこんなって変だなあ,こう思うのは私だけじゃないのでは・・・?
 で,これって大分の村八分と何か違いがあるのですかね?

 さらに言いましょう。この前,大々的に業務停止をくらったあそこの事務所のなんて,まさにこれと同じじゃないですか?

 結局,集落の和を乱したってことで不利益なことを味わうことになるのですね。

 今回のUターンの人も,自分が営農していたのにもかかわらず,そこから抜けた人に変わらず補助金が出ていたのがおかしい!と声を上げたのが,仲間外れの端緒だったようです。

  ということなら,破産ムラの村長を通さず,直接裁判所の破産部に,なんで管財人の仕事が回って来ないのでしょうか?とか,家事系の派閥を通さず,家裁に直接なんで後見人の仕事が回ってこないのでしょうか?とすると・・・ハハハ,こりゃ本当,仲間外れにされそうですね。

 要らんことすんな,俺の所を通せってね,言われそうです。
 でも,おめえが何にもしねえから,こうなるんだろうってなことには当然耳を貸してもらえません。
 何せ「ムラ」!ですから~残念~弁護士会も限界集落並~斬り~♪ちょっと古かったかな。

 つぎに2点目,でも弁護士会がそうだとすると,これって日本全国どこでも,というかどんな組織でも起こりうるというか起こっている話ですよね。
 大分はまだマシ~だって白日の下に明らかになったわけですから。

 上記のとおり,弁護士会の会員である弁護士が,弁護士会へ,弁護士会から仕事を回してもらえないなどの嫌がらせを受けています!と訴え出ても取り合ってくれる筈がありません。
 
 中学校くらいでのいじめも,大きくなってからのブラック企業も,もしかしてだけど~もしかしてだけど~♪全部同じことなのかもしれません。

 大分の中山間地域で起こったことは,この日本の縮図のようなものであって,顕になっていないだけで,どこでもいつでも起こっている,そしてこれからも起こり続ける,そんな感じが致します。

 うちの会社には個性的なやつが欲しいなとガイダンスで言って,本当に個性的なやつが応募してくると,君はうちの社風には合わないんじゃないかなあと面接で言われる~就活あるあるネタですね。

 最近の私の流行り~日本はもう駄目かもしれませんなあ~に繋がる話でしたね。

 私は保守だと思っていますので,多様性の行き過ぎには注意,と思っております。でも,それにしても,こんなに看板に偽りあり,そしてダブルスタンダードってのは行き過ぎで,本当に酷いんじゃないのかなあと思う次第です。
1 今週初めは大ネタでしたので,そりゃもうしばらくは小ネタですね。
 
 しかし,暑いですねえ。結局梅雨は明けたのかどうなったのでしょうか?

2 さて,まずは変わらぬ芸風です。

 昨日,今日と,東京の弁護士会館の2Fの講堂(通称,クレオ)で関弁連の夏期研修をやっております。
 まあ,この関弁連っつうのがよくわからないでしょうね。私もよくわかりません。

 弁護士の世界は,単位会(私は第一東京弁護士会所属,私の実家だと大分県弁護士会です。)と,日弁連という二重構造の組織になっております。
 そして,その中間の関東だとか九州だとかも,何だかよくわからない連合会を作っております。法人格があるかどうかは知りませんが,会報みたいなやつが送られてきますので,何らかの組織なのでしょうね(こういう書きぶりでいかに興味がないかわかりますね。)。

 まあ,そんな感じの関弁連ですので,私がコミットすることはほぼ無いわけです。しかし,毎年この時期に行われているこの研修だけは毎年参加しています。

 何故か?それは早稲田の山野目先生の講義があるからです。
 
 このブログをよく読んでいる人は先刻お分かりのとおり,基本私は法律の学者ってやつを心底バカにしているわけです。だけど,その数少ない例外が山野目先生です(知財だと,高林先生かなあ。おっと両方とも早稲田の先生だ。)。

 山野目先生との出会いは,司法試験の受験生時代まで遡ります。

 私は運良くロースクールに通わず弁護士になったのですが,予備校には行っております。どこかというと,辰巳です。
 その頃は,今は一人一票なんちゃらに夢中の某先生の某塾が大人気のころでした。他方,辰巳はというと,大学の予備校で例えると駿台みたいなものだということですね(私は大学の予備校には行っていないのですが。)。

 ま,要するに,その某塾で受からないベテが沢山居たわけです。講義やら答練の前に行くと,あの変なパラパラめくるやつ(論証カードというやつです。私は一度も手にしたことはありません。)をパラパラめくってる人が沢山居ました。

 そんな辰巳の売りが日曜答練でした。これは大学の教授,特に司法試験の試験委員の経験者等が実際に問題を作成し,解説までやるっていうことで当時評判の良かったものです。

 で,その日曜答練の或る回(民法)に山野目先生担当のときがあったのですね。で,その解説を聞いて,私はいやあ分かりやすいなあ,凄い人だなああと思ったわけです。

 ま,それから私は何とか司法試験を受かり弁護士になったのですが,弁護士になった或るとき,弁護士会から送られてきた関弁連の研修予定に,20**年民事判例~山野目教授とあったのを見逃さなかったわけです。

 こりゃ聞かないと~♫それからは毎年毎年,これだけは参加しております。

 昨日も分かりやすかったですね。まあこのブログも,最高裁の民事判例は,結構紹介しておりますので,事案の概要はわかるのですが,やはり目の付け所が違いますね。相変わらず,冴えておりました。

 あ,実はこの恒例の研修,昔は,会社法等で有名な弥永先生とのコンビだったのですね。
 弥永先生知らない?私は司法試験の受験生時代は,リーガルマインドシリーズだったので,本の方はよく知っておりますね。司法試験と会計士試験の両方受かっている超秀才の先生です。

 ただし,その山野目先生とのコンビだった時代,弥永先生の講義も聞いていたのですが,いやあダメでしたね。司法試験と会計士試験の両方を受かったのに,両方ともやっていないというのはよくわかります。しかし,学者の先生も研究だけじゃなく大学で講義もやるだろうに,大丈夫かなあと,余計な心配をするほどでしたわ。なので,評判がイマイチなので,フェードアウトになったのだと思いますよ(この夏期研修,アンケートを取っていますから。)。

 兎も角,一年に一度,山野目先生の講義を聞いて,辰巳の教室を思い出しつつ,気分を新たにするということです。

3 次は荒れるクソジジイです。
 と言ってもこれ,私のことではありません。これも実は昨日の夏期研修での一幕です。

 昨日の夏期研修は,山野目先生の講義だけでなく,その直前,倫理研修が行われていたのです(私は出席せず)。
 その研修で何かトラブルがあったらしく,山野目先生の講義目当てにクレオに入室したところ,司会者席の近くで,長髪髭面の先生が,大きな声で怒鳴っておりました。

 曰く,こんな無礼なことは初めてだ,50年弁護士世界にいるが,こんな無礼な仕打ちを受けたのは~なんちゃら言っていました(出席した人,大体こんな感じでしたかね。)。

 もうとても収まる剣幕でなく,主催者の関弁連のお偉いさんと外に出ても,しばらくはそんな調子でした。
 怒鳴っていた相手は,或る個別の先生で,主催者の関弁連の事務局っぽい先生でした。まあその先生は黒のTシャツでしたので,ああ,居るよね,こんなキレられるって人って,というパターンの先生でした。

 まあ,私もこんな芸風なので,結構お偉いさんにキレられたりします。
 下っ端の担当者には実に評判が良いのですが,その上司の部長クラスからは,このお喋りクソ野郎を誰が黙らせろみたいに睨みつけられたり,本当に怒鳴られることもありますね,ムフフフ。だって,私の人生の大目標は,何があっても悪ふざけ~ですからね。基本,度量のない日本の大手企業の管理職には耐えられないのでしょう~♡

 お偉いさんと言いましたが,ちょっと違いますね。本当のお偉いさんには評判良いみたいです。自分が偉いと思っている勘違い部長クラスに評判が悪いようです。

 なので,私としても,ああ何かまた軽口叩いたんだろうなあ,触らぬクソジジイに祟りなしじゃ~クワバラクワバラと思ったものです。

 ま,しかし,ああいうシーンを見ると,日本って本当ちょっと偉くなると,すぐ威張り散らしますねえ。はげ死ねで有名になった豊田議員も,桜蔭→東大でしたかね。いやあ面白い。

 あ,何~て書くとそんなクソジジイを批判していると思われるかもしれませんが,それは勘違いですよ,皆さん。
 私はそんなクソジジイに実になりたいと思いますよ,マジで。
 だって,もう70歳過ぎて,いや80歳近いのじゃないですかねえ。にもかかわらず,実に元気で他人に迷惑をかけるというのは,エネルギーに満ち溢れているわけです。

 ウーバーの元CEOみたいなもんですよ。セクハラ,罵倒,ナンボのもんじゃ,アニマルスピリットの欠片もない奴らがやーやー言うなってやつですわ。

 クソジジイ万歳,そして,悪ふざけ上等ってやつですね。でも,山野目先生も迷惑そうでしたから,もうちょっと外でやると良かったですね。

4 最後は秘密の・・・です。

 先日,一弁の知財の勉強会があったのですが,そこで,今週の月曜に判決のあった,例の訂正の再抗弁の事件の勝った方の代理人の先生から少々お話を聞けました。

 まあそれはオフレコなので,明らかには出来ませんが,色々興味深いエピソードがありましたね。
 
 特許権者に今後使える話も有りそうだなあって所でしょうかね。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 
 ということで,久々の山本橋です。夏本番って感じの空ですよね。7月ももう半ばですし。

 ちびっ子の夏休みももうじきということで,私も仕事なんかしている場合じゃなく,サーフィンに行かないと~って感じです。

 そう言えば,波の心配していた湘南オープンですが,順調にスケジュールを消化したようで,昨日もう終わっていました。今年は日本人の優勝じゃなかったみたいで残念です。
 週末は,明日ではなく日曜にサーフィンの予定ですが,オンショアチョッピーかなあ,でも無いよりマシだなあって所です。
1 まあネトウヨ,土建派,金権,極右の弁護士としては,本日この話題を避けるわけにはいきません。
 兎に角,今上陛下一代限りの退位特例法が成立したようです。

 ま,色んな意見があると思いますが,私はやはり反対です。渡部昇一氏と同様,天皇の地位は何かをするとかの効用に求めるものではないと思っていますので。

 ま,今上陛下のお気持ちもわからないではありません。おそらく理想の天皇像というのがあって,それが出来なくなるなら・・・と思われたのでしょう。
 でもねえ,それって,例えば,どこかのプロ野球の四番打者が,もう****のバッティングを出来なくなりました~引退しますだとか,どこかの巨大ファームの弁護士が,もう被告と原告を取り間違えるようになりました~隠居しますだとか,そういうのと同じ感じがします。

 天皇って別に職業じゃないですよね。まあそんなこというと,人権がどうだとか天皇陛下だって歳をとり衰えるのだとか言われますが,しゃらくさいですわ。
 人権なんて高々200年少しのもの,しかも本来現人神に適用できるはずもないものです(日本で議会による法律制定が行われるようになってこれまた高々100年少しです。)。

 それにね,私のような考え方というのはむしろリベラル的ですよ。
 最近何でもかんでも役に立つか立たないかで判断する,効用第一主義がはびこってます。役に立つもの-偉い!役に立たないもの-ダメ!ってね。

 そんなに役に立つことがすげえのか?ってことです。
 天皇もそうです。国事行為ができなくなろうが,その他の活動ができなくなろうが,別にいいじゃないですか。役立たずの天皇だから要らない!ってわけじゃあないと思うのですね。

 それに何かをするのを重視するのであれば,権威だけではなく権力の領域に食い込んでいくことになります。王権を制限するのが立憲主義の本質だとすれば,天皇が何かをすることを前提として認めるということは,立憲主義への重大な挑戦にもなりますけどね~♪

 ま,いいでしょう。現実に今上陛下は,早晩退位して,平成もおそらく平成30年で終わりです。すべては変わります。自分の好みとは別に,ね。

 とは言え,女性宮家を初めとして,今後の皇族については,早急に手当をした方がいいです。もはや男系男子にこだわっている場合じゃないです。天皇制を潰す気か,安倍ちゃんよ~♪
 まあ,それもこれもGHQの指令に基づくものが起因で,要するにアメリカの仕掛けた時限爆弾が効き始めたってことですわ。

  ともあれ,皇室と日本国の弥栄を祈り,弥栄三唱を(私は元ボーイスカウトなもので。)。弥栄,弥栄,弥栄。

2 ところで,今日は巨人勝ちました。
 相手が5連敗中の日ハムだったからか,はたまたマイコラスのピッチングが良かったのか,その理由はわかりませんが,これで高橋監督のクビはないですね。

 もうこんなので注目するのは嫌なので,これから連勝記録を作るようにしてください。
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