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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 首記は,私の所属している一弁の会報ですね。
 その最新号に私の書いた小論文が載っているということです。

 一弁の会報は,東京三会の中で唯一一般に販売していないものです。ま,要するに,こんなの金だして買う奴居ねえよ,というものだからですね。
 ですが,多少役に立つ情報もちょっとだけ載っており,今回,知財の連載の2回めに寄稿したということです。

2 ま,こういうアウトプット系って昨年は凄くやりました。

 ・正月の日本経済新聞の私見卓見~(すごいことです。)

 ・春のパテント誌の論文(これも,弁理士会の会報に載せられるだけの見識等がある弁護士!ってことですからね。なかなか居ません。)

 ・そして,夏の,二冊目の本,「エンジニア・知財担当者のための 特許の取り方・守り方・活かし方」(単著で2冊も本出している弁護士でも弁理士でもいいのですけど,そんなに居ますかね。しかも,アマゾンの部門別1位も取りましたよ。)

 どうですか~凄いもんでしょ。

 だけどねえ,致命的なことが一つあります。ま,予想とおりですかね。

 それは全く営業に結びつかなかった!ってことです。ただの1件もです!

 なので,さすがの私としても,パトラッシュ~僕はもう疲れたよ~なんだかとても眠いんだ~となり,アウトプットするのはもうちょっとやめておきました。
 そんな気持ち分かるでしょ?

 ですが,今年になって一弁の知財の勉強会宛に,会報の連載記事の要請が来たのですね~。ま,そういう官製のやつって,知ったことか,へへーんとなるのが,遅れてきたpunxである私のデフォーな姿です(逆に,金儲けに直結するのならば,勿論俺が俺が!となることは言うまでもありません。)。

 ですが,困ったことに,商標だけ手を上げる先生がいなかったのです(特許→商標→著作権→不競法の順です。)。
 一弁の知財の部会って本当非常にフラットな集まりですね。私が長く居続けられるのは,そのせいだと思います。
 実は,知財以外の,倒産法関係,スポーツ法関係も所属はしているのですが,活動はしていません。なぜなら,ま,典型的な日本の組織だからです(ベテランが威張りくさってやがるわけですね。)。

 ところが,一弁のこの知財の部会は本当フラットなのですよ~。ま,来たことある先生は分かると思いますけどね。
 しかも,勉強会の部会長の先生はいい感じの先生であり(勿論私よりも期古の年若ですけどね。),書き手が居なくて困っていたので,暇なので書いた,というわけです。

 なので,元よりお金や営業の期待をして書いたものではありません(原稿料も0円です。)。同業者の先生に商標法の勉強になれば,ということですのでね。

 あ,他の弁護士会や弁護士以外で見たい方のために,事務所のHPにアップしておきますので,見たい人はそちらをどうぞ(直リンはやめておきますので,探してください。)。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ「たまがった伊勢佐木町店」に来ております。
 
 
 ま,私は大体東京地裁系での仕事なのですけど,たまーに,ごくたまーに,横浜地裁での仕事があることもあります。今日はその日だったのですが,地裁の食堂が潰れておりますので,良い機会ということで,ここで昼食にしたのです。

 たまがった,というのは,この看板のとおり,大分ラーメンなのですね。ちょっと前から神奈川に大分ラーメンの店が出来て,しかも,そこは中津の某有名店で修行をした人で,しかも高田出身の店主がやっているということで非常に行きたかった所です。

 ですので,今日の横浜地裁の期日が昼くらいに終わったので,歩いて伊勢佐木町まで向かったのですね。

 実は私の修習は横浜でした。なので,地裁から日本大通りを通り,横浜スタジアムを横目に見ながら,関内方面を歩くというのは懐かしいルートでした。
 ちょうど,14年前の今頃始まった弁護修習が新横浜の事務所だったので,地裁に行くときは,市営地下鉄で関内駅をよく使っていたからですね。

 そうそう,この関内駅の出口,そうそう,修習先の弁護士の先生と連れ立ってああでもないこうでもないと言いながらよく歩いたもんでした。

 で,伊勢佐木町を歩いたのも,やはり修習以来ですね。
 今度は民裁修習,と言っても仕事ではなく,当時の修習部の4民の皆さん(部長,右陪席,左陪席,書記官,事務官,同期の修習生)と伊勢佐木町のボウリング場にボウリングしに行ったときを思い出したわけです。

 今の修習がどんなものなのか,現役の修習生とはもう5,6年話したことのない私には分かるすべもありませんが,当時は結構ノンビリしていたわけですね。あとの伊勢佐木町の思い出も左陪席の方と大食いランチを食いに行ったことくらいなもんです。

 あ,例によって大脱線ですねえ~。
 いやあ,肝腎の味がねえ,正直イマイチだったので,わざと大脱線してしまいました~。
 
 看板の一部にこういうふうなことを書いておりますので,私と地元は一緒の筈です。なので,本当はネガティブなことは書きたくないのですが,しょうがありません。
 はっきり言ってまずかった~です。

 何店舗か複数あるのですね,このたまがった。でも,この伊勢佐木町店は,バイトか何かのオネエチャンが切り盛りしていて,多分タレを入れすぎていますよ。スープが台無しになっている気がしますね。

 ちゃんと店主がやっている所はまだ美味いのかもしれませんが,これじゃあダメですわ。11時ころという,昼飯にはちょい早い時間ではあったのですけど,客は私だけ・・・。
 ちょい離れて,並びに他のラーメン屋もありましたが,ここよりはお客さんが入っていたような気が致します。うーん・・・。
 
 他の支店は兎も角も,この店の再訪はないなあ。高田出身の店主は褌を締め直してやって欲しいもんです。

4 追伸 7/6
 そう言えば,この日,横浜スタジアムを横目に見ながら歩いたとき,セミの鳴き声に気づきました。勿論,ニイニイゼミです。このセミは早いよね。
 ということで,東京は梅雨がぶり返しておりますが,夏ではあります。

 

 
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1 至るところで非常に面白いと評判の首記の本です。
 とりあえず,どんなものでも首を突っ込むという私の主義,しかもAIという話もありますので,これは首を突っ込まずにはいられない~なので,ちょっと読んでみたというわけです。

 
 
 で,まずの,感想としては,いやあ面白かったなあ,確かに評判に偽りなし!ということです。
 
 次に,若干俯瞰での感想ですけど,そんなに文字数の多い本じゃないので,実際読んでみた方がいいと思いますが,これはAIの本ではなく,教育の本だということですね。

 実は,この本は大きく2つの話があります。
 前半は,AIの限界と可能性を探るため,東大合格を目標としたけど,それには失敗したという話です。
 いろんな人の助けを借りていろんな方法を試してみたけど,どうしても突破できない壁があり,それは今現代の技術,いやその技術の延長線上にある技術では絶対突破できないということが分かったということです。
 つまりはAIの限界です。

 で,後半は,それを踏まえて,だからといってAIが全然ダメだったわけではなく,偏差値的にはMARCHレベルまで行った,つまりはその程度の仕事ならば全部AIに置き換えられうる,そしてその置き換えられるか否かの差は読解力にある,ということです。上記の東大合格を阻んだ壁が読解力でもあるわけですね。

2 ですので,この本の掉尾でもあり,大きな主題は読解力,なわけです。

 いろんなところでこの本が話題になったときに,読解力を試す例題が一緒に出ると思うのですけど,私もやってみたところ,1問間違えてしまいました。

 私自身,地頭良い系の人間ではないと自覚しておりますので,まあそんなものかなあと思いますけど,この本に載っていた中高生の結果の悲惨さは目を覆うばかりですね・・・。

 さて,その主題の読解力を伸ばすにはどうしたらいいかということなのですけど,この本のp222-に面白い結果が載っております。

 読書習慣も,学習習慣も,得意科目も,性別その他も,全く関係なしだったようです。

ご期待に添えなくて申し訳無いのですが,今のところ,「こうすれば読解力は上がる」とか「このせいで読解力が下がる」と言えるような因子は発見されたなかったのです。」(p223)

とありました。

 まあそうでしょうね。
 私は,東工大に現役で受かり,その後弁理士試験も1回で受かり,旧司法試験にも受かったという謂わば試験の虫,客観的には,読解力があるように思われると思うのですが,本なんか読みませんもんね。

 一番酷かったのは高校時代ですかねえ。恐らく高校時代に学校の勉強関係以外で読んだ本ってたった一冊ですわ。
 それは,「プロレスを10倍楽しく見る方法」です。著者はアブドーラ・ザ・ブッチャーです。

 当時,エモやんの「プロ野球を10倍楽しく見る方法」が超ベストセラーになったもんで,その二匹目のドジョウを狙って,まあゴーストライター(翻訳ってキャプションはありますけどね。)に書かせたのがこれです。

 中身は,アンドレがとんでもないデブだとか,グラン浜田のあそこはデカイだとか,小鉄の趣味はプチブルで死んだら俺にくれだとか,今思うとしょうもない話なのですけど,現物がないのにもいまだにこんなに覚えているということはよっぽど読んだということです。
 当時,タイガーマスクが大ブームで,プロレス人気もすごかったですからね。
 なので,私なんか,今度のレッスルマニアで中邑真輔が勝ってチャンピオンになったらどうしよう~なんて今でも思いますもんね。

 あ,議題から大幅に逸れましたね。
 ま,要するに私が読書嫌いってことです。

 でも,この著者も書いているとおり,「いくつになっても,読解力は養える」らしいので,私もそうなのだと思いますよ。

 読書嫌いで,当然文章を書くのも苦手で嫌いだった私が,一応2冊も単独著書を出せるというのは,その後の何らかの方策のおかげだと思います。

 まずは,面白い本を読むってことですかね。
 多分今のところ,私の人生で一番面白かった本は,「特許法概説」(もう絶版になって長いですけどね。)です。
 本というと小説とか物語とかを思い浮かべるのかもしれませんが,それだけじゃないですよね。なので,自分が面白いと思った本を読むというのは物分りの手助けになると思うのです。

 つぎに,自分で書いてみるというのが重要です。
 弁理士試験の勉強はじめは,本当に困りました。どうやって勉強してよいか,全く分からなかったのです。そりゃそうです。法学部出身でもないし,しかも受験の予備校でも,さすがに一からの勉強方法なんて教えてくれませんでしたから。
 で,私はどうしたかというと,予備校からもらったレジメの定義・趣旨の所を書き写すという作業を延々とやり続けたのです。主目的は覚えるためでした。

 地頭の良い人は読むだけでも覚えられると思うのですけど,私は本当頭良くないので,書いて何とか覚えようとしたわけです。

 で,何ヶ月か経ち,何本か何十本かのレジメの定義・趣旨部分を書き写していたある日,或ることに気づきました。
 構造が同じだ~ということです。従来制度→その欠点→ほんだからこうした,趣旨部分はこのような構造になっていたのです。ま,当然,頭の良い人なら,2,3個読んだだけで気づくことだと思うのですけど,でも私は非常に苦労して,兎に角そういうことに気づいたわけです。

 そして,そんな状態からたった1年で当時4%の合格率,論文試験は8科目もある弁理士試験に受かったのですからね,読解力は養えるわけですよ。

3 大人でも読解力のない人は居ますよ。
 このブログは大人向けで,きつい冗談と皮肉に満ち溢れているわけですけど,いちいちそんなエクスキューズはしません。野暮ですからね。

 だけど,真に受けるやつがいるのです。馬鹿かお前は?と思うのですけど,私は面倒くさがりなので,だったらもうやめやめ!って方向に進むしかありません。

 なので,このブログ読んで興味が出たら,この本を読んで読解力を高めるといいのではないかと思います。

 あと,個人的には,シンギュラリティは来ると思います。
 この本の著者は,脳の全てを数式化出来ないだろうから無理~という話ですけど,それは論理に飛躍があるかなと思います。
 何故かっていうと,完全に人為のものなのに,全く予測出来ないものなんて沢山あります(例えば株価だとか)。ですので,AIも1個1個は単純な数式の集まりなのに,そのうち思いもよらないことになるのじゃないですかね。脳のシナプスも1個1個は単純だと思いますし。

4 追伸
 現在,佐川証人の証人喚問が行なわれております。
 捜査のアレで答弁できない~とありますけど,私が興味あるのは,後ろの補佐人弁護士ですね。

 ちょっと調べた所,熊田 彰英弁護士のようです。
 京大出身,50期のヤメ検ですね。

5 追伸2 
 ということで,流浪の弁護士,散歩のコーナーの特別編が続きます。
 本日は,目黒川,上流へ編です。

 
 まずは,あまり関係ない五反田の町並みからです。とは言え,ここは桜が綺麗なのですね。左隣が三菱東京UFJ銀行のある通りです。

 
 で,かなり飛ばして,ここ,目黒線の高架のある亀の甲橋です。いやあ今日は綺麗です。遊覧船も気持ちよさげです。

 
 そこから近くの近景です。
 実は,五反田駅の周辺は目黒川岸の桜は密度が薄かったり片岸のみだったりするのです。両岸にびっしりというのは,目黒線と交わるこの辺りから上流側なのですね。

 
 で,その通りです。こんな感じでボンボリもあります。こっちの岸は普通のスポンサーですけど,対岸のスポンサーは,もうJYJというか東方神起というか(私は区別がつきません。),そのファンのコメント一色です。
 毎年すげーなあと思いますよ。

 
 で,アマゾン日本本社近くの太鼓橋まで来ました。これは下流側です。
 
 
 上流側はこんな感じです。私は行ったことはありませんが,目黒エンペラーが大きく写っております(これって書いているやつ)。
 まあ,このブログを見ているような人で行ったことのある人は少ないのではないかと思います。だって,こんなブログ見ている人がもてるわけないじゃないですか~。プププ。

 
 さらに,上ります。これは目黒通りの橋である目黒新橋です。いやあ凄い人手です。

 
 で,これは目黒新橋の上流側です。
 昨日のNHKのニュースで目黒川は満開と言ってましたが,まさに今日はピークじゃないでしょうか。

 
 で,ふれあい橋の所まで来ました。この辺で見るのが一番綺麗かもしれません。これは下流側です。

 
 同じ橋から上流側です。向かって左側,実に綺麗です。

 
 もう一つ上流の橋まで行きました。田道橋です。これは下流側です。

 
 で,これが上流側です。煙突がでかく写っております。

 さあ,さすがに帰らないと昼休みも無限にあるわけではありません。
 
 帰る途中の写真です。こんなに人が多いのですよ~という説明ですね。

 
 そして,いつものとおりの山本橋で〆です。昨日よりも天気が良いため,写真写りは今日の方が良いかなという気がします。
1 ということで,本日で2月も終わり~早いですねえ。
 さて,今日は首記の本の紹介です。知財関係をやっている弁護士(弁理士ではなく)の人には,あああの本ね,という所かもしれません。

 で,その感想は,いやあ凄えやって所です。
 

2 とは言え,この本,買おうかどうか結構迷いました,買うまでは。それは以下の理由です。

①内容
 私,イソ弁時代から,日弁連の知財系の外回り団体である弁護士知財ネットに入っています。で,去年か一昨年か忘れましたが,そこで農水系のPTを立ち上げるみたいな話が出ました。
 当然,何事にも冷めている私ですから,そんなのね~農水でやったところでね~というわけで,全くの無関心~。

 そんなこんなの,その去年の終わりくらいか今年の初めのある日,そのPTで農水知財のテキストが発行されるので,皆さん是非買って読んで頂戴みたいな話が出てきたのですね。

 それがこの本です。

 なので,また,好事家連中の自己満足のオナニー本じゃねえの,どうせ~♡って思ってたわけなのです。

②出版社
 これは,経済産業調査会から出ています。経済産業調査会って,経産省の外郭団体で,現在の理事長も確か経産省の官僚OBで,所謂役人の天下り先ですね。
 ま,とは言え,そんな団体から出た本でも内容が良ければいいのですが,この経済産業調査会の出す本には酷い本があるのです。

 知財系の弁護士や弁理士の事務所に,この経済産業調査会から,セミナーのお知らせがFAXで届くのではないでしょうか。私の事務所にも届くのです。紙代の無駄なのですけどね。
 でね,問題なのは,この経済産業調査会が主催でやったセミナーのレジメを,自分の所で本にして出すという商法をやっているのですね,ここ。ネットで経済産業調査会の・・・の本が新刊で出ますと~報じられるのを見ると,アレ!これ,ちょい前セミナーの知らせが来たやつじゃん,とこんな寸法です。

 まあ一粒で二度美味しい商法といいますか,安易な企画商法と言いますか,そういう所なわけです。
 
 ということで,そんな所が出す好事家の本,期待する方が無理ってやつですよ。

③値段
 これ,税込みで5,292円もします。
 私の本の2倍以上です。なので,そもそもそんな価値あんのか~これ!ボッタクリじゃねえの~買う気失せるわ~ちゅうわけですね。

3 で,買ってみた感想はもう上記のとおりです。
 いや,本当これ!凄えや!
 ムハハハこれは素晴らしい,こんな本はなかなか出せねえなあというのが正直な感想です。

 勘違いしてましたが,実は,執筆者の過半は現役の官僚バリバリの方々です(農水省,特許庁,内閣府,法務省,国税庁,経産省,財務省,INPIT,農業・食品産業技術総合研究機構など)。
 なので,その道のプロによるきちんとした内容の話なのですね。

 大きく2つに分かれ,前半が総論,後半が各論です。前半の総論の出来も良いですが,後半の各論,これよこれ!というかこういうような感じ,他の分野(例えばITでもいいのですが)でもここまで細かい部分に目が届いた本を私は見たことがないです。

 実に懇切丁寧に,特許は何かとかクレームはどういうのだとか,もちろん,意匠,商標・・・も,です。痒い所に手が届く,そんな書きぶりです。

 さらに,驚くことに,この本,フルカラー!です。
 農水という自然の産物がお題目なので,そうしたのでしょうねえ。白黒じゃ味気ないですもん,美味しそうに見えませんからね。
 なので,値段もしゃあないかなあという感じです。

 というわけで,いやあ正直スマンカッタと佐々木健介風に謝る感じです。

 なら,褒める所だけを書けばいいんじゃね,つう所なのかもしれませんが,それじゃあ私のひねくれ屋のプライドが許しませんわ。ムフフフ。

 兎も角,これあれば十分,もう弁護士も弁理士も要らねえ~みたいになるのはちょっと怖いですけど,その位の出来の良い本ですね。

4 さて,でも私もそうですけど,多くの人がいや今更,農水で知財?と思われるでしょう。

 先週終わったオリンピックですけど,終盤こんな報道がありました。
 「「韓国のイチゴ、お気に入りでした」銅のLS北見が会見」(朝日新聞デジタル)

 中身には,「もぐもぐタイムで一番私が好きなのは、イチゴ。韓国のイチゴはびっくりするぐらいおいしくてお気に入りでした」とありました。

 いやあ別にいいんじゃね,それが何か?と思われる人も多いかもしれません。でも,国や弁護士の連中が農水知財を積極的に守ろうとするのはこういう事例があるからです。

 私は,ネトウヨ,極右弁護士ですので,韓国が大嫌い!だから,バイアスが掛かっているかもしれません。ということで,メジャーの新聞中で比較的中立と思われる,日本経済新聞のリンクをはっておきます。これは去年の夏の記事です。

農林水産省は、イチゴ品種が韓国に流出したため5年間で最大220億円の逸失利益があったと推計した。韓国のイチゴ栽培は9割以上が日本品種をもとに開発されたという。栃木県が育成した「とちおとめ」は韓国で交配され、「錦香(クムヒャン)」という品種で出回っている。

 どうして流出したかは各自調べてもらうとして,まあ客観的にこのような状況である,ということですね。

 なので,そりゃおいしいさ~何せ元は日本のもの。つまり,パクったイチゴで大儲け~♪なわけです。
 あ,そうだ,元歌の盗んだバイクで走り出す~♪は,生きてりゃ御年52歳,私と同い年の尾崎豊の有名な曲です。
 で,尾崎豊のお兄さんは実は法曹で,私が修習生だった2005年に,ちょうど横浜で民事裁判の裁判官をされてたのですね(私は横浜修習)。私の配属部は,その尾崎さんの居る部ではなかったのですが,同期の弁護士によると,カラオケで弟の歌を歌い,あのバイクは僕のバイクだったんだよね~とつぶやくのがデフォーだったとか~

 おっと議題が逸れましたなあ。
 ま,私も金さえ儲かりゃいいじゃん派なので,あんまりグダグダ言う気もないのですけど,今回紹介したこの本の冒頭,農水省の知財課長はこう書いています。

開発者がお人よしなのにつけいり,あたかも自分が開発した情報であるかのように装い不当な利益を得るようなこともなく,開発者に素直に感謝するような社会であったから(9p)

 これは日本の農村の美徳を書いた部分です。
 要するに,それじゃあ,生き馬の目を抜き,善意につけこみパクった種苗で大儲け~するような輩から身を守れませんぜ~旦那~と言いたいわけですね(どこの国の輩を黙示に糾弾しているかはご想像にお任せします。)。

 なので,農水知財に国や弁護士が力を入れるのは,こういうことを極力無くしたいということなのだと思いますよ。 
 つーことで,実は,農水知財に力を入れるということは,極めて国粋的な活動であるということで,当然極右の私もあんまり冷めちゃあいけねえなって所です(でも,ありがた迷惑っちゅうこともありますので,ほどほどにしときますわ。)。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここアマゾン日本本社近く,目黒川沿いに来ております。
 
 一昨年まではここに一番早い桜の枝があったのですが,通行に支障があったのか切られて上のような感じです。
 ですが,もう1ヶ月でこのあたりは満開~になるわけですので,季節の移ろいっちゅうのは凄いもんです。

 そして,そのときの人出に間に合わせるように,今は目黒川で浚渫を行っております。
 
 こんな感じです。with ピカチュウです。
 
 目黒川沿いってオシャレなイメージだし,オシャレなマンションがバンバン建っています。
 でも,ちょっと激しい雨が降ったその後!もうたまらない臭さです。川の流れが激しくなると川底などのヘドロが一気に上に上がってくるのでしょうね。もうそのときは,鼻をつまみながら,通るしかありません。
 なので,川沿いのマンション,1Fは当然,2F3F,4Fくらいもかなあ~雨上がりには要注意ですな。

 全然イメージ違うでしょ。臭さはどうしてもね~。

 というわけで漸く浚渫ですわ~。がんばりなはれや・・・ちゅうところで。
1 読書週間はまだまだ続くよ~♫というわけじゃないですが,今日はこんな本の紹介です。
 ま,時期的には実にいい感じじゃないかと思います。何せ,平昌五輪,開会式は明日ですが,競技は既に始まっております(これマジ)。
 
 日経の土曜の書評で紹介されて,実に面白そうだなあと思い(しかし,お陰で書評の移った日曜の紙面はスカスカですよね~。「NIKKEI The STYLE」って評判いいのかねえ。あんなクソみたいな内容,誰が読むんじゃ!と思いますが。),買ってみたわけです。

 いやあそしたら,凄い面白かったです。字びっちりで360pくらいある,非常に大部なものですが,多分1週間かかってないですね(本屋で実物見てください。)。
 読み進めると,何と言いますか,よく出来た推理小説みたいに,謎解き・・・が進むのですね(とは言え,私が最後に推理小説を読んだのは小学生のとき)。

 しかも,あとがきでそれに類したことを著者が書いているのですけど,これは私が好きな系譜学ですわ~つまりは「悲劇の誕生」「道徳の系譜」みたいな,ね。
 

2 このくらいじゃ何のことかわかりませんが,ちょっとタイトルがイマイチではあるのです。

「オリンピック・デザイン・マーケティング」というタイトルなのですけど,これは分かりにくいです。
 正確にには,オリンピック・デザインとオリンピック・マーケティングだと思います。だけど,オリンピックが共通項なので,パンデクテン方式か数式の整序か分かりませんが,オリンピックを前だししたのでしょう。

 なので,中身は,オリンピックデザインから始まって,オリンピックマーケティングに移行していくという話がメインです。
 
 ところで,ここでよく書いているように,私の目下のところの目標は,東京オリンピックにおけるアンブッシュマーケティング規制法の阻止!です。

 別に,それは嫌儲じゃないですよ。私も大手企業や大手企業から金もらっている人と同様,金こそすべてじゃ~という資本主義信奉派ですからね。
 ただし,だったら全部スポンサー筋で何とかせいや,税金出させるなや,ただでさえ金がないのに~♫ちゅう理由です。

 東京オリンピックも,税金投入0,全部トップパートナー等で賄います,なら何の文句も言いません。でなければ,私も含む国民の自由を制限することには断固反対ってわけです。五輪まんじゅうくらい売らせろや,バーカ,っていうことなのですね。

 なので,この本もいかにオリンピックがスポンサー筋の方を向くようになったか,そして,それに電通が絡んでいったかってことをよく書いています。

 例えば,長野大会に関する記述でこんな記述があります(そう言えば長野からちょうど20年ですね。)。

 「長野冬季大会は”電通マーケティング祭り”なのであった」p143
 「このようなアンブッシュ対策が強まれば強まるほど,長野市民の期待値は下がったことである。」p149

 他にも
 「開催都市や企業がなぜIOCの方針(なかでもスポンサー保護)に従わなくてはならないのかは疑問に思われてしまうところである。」p173
 の記載もあります。

 2020に向けてアンブッシュマーケティング規制法を望む方からのロビー活動は今後激しくなりそうですが,私は若干楽観しております。
 この本によると,スポンサーを取り付けた代理店のフィーは大会によってマチマチではあるのですが,およそ,10~15%くらいのようです。
 とすると,上記のトヨタのスポンサー就任に関し,電通が得たのは,200億から300億円!

 ですので,仮にスポンサー筋からのロビー活動がきつそうなときは,え?そのアンブッシュマーケティング規制法って,結局電通が儲けるためだけじゃないの~っていうことでネットの嫌儲派に火をつければ(電通には,こういう痛いスネの傷もあるはずです。),旧エンブレム騒動のようになるかもしれませんよ~。

 ま,私も金儲けは大好きなので,ほどほど&バランスが大事ってことでシクヨロ~♫

 おっと,本の話かいつものようなスポンサー筋への悪口か,とっちらかってよく分からなくなってしまいましたね。

3 ということで,この本は,ほぼ文句はない労作,秀作です。
 でも,それだけじゃ面白くないわけで,1点苦言,1点アドバイスなどを。

 今回,エンブレムに纏わる話ですので,マークの話の分量も多かったと思います。なので,その辺に関する記述が気になったのですが,完璧でした。専門じゃないと思うのですが,知財に関する記述に文句はありません。

 だけど,1点,法律の条文が間違っています。まあ細かい話なのですけど,いかんせん一応弁護士なもので,気になるのですよ。
 p354に
 「地方自治法(第一六七条の二)における随意契約
 という記述があります。ま,しかし,地方自治法に第一六七条の二という条文はありません。
 これは,地方自治法施行令の間違いですね。随意契約は,その施行令マターですから。
 
 法律監修の先生マターの話かもしれませんが,2刷か重版のときに直しておいてください。

 次にアドバイスです。
 私はここで何度も書いているとおり,負け組貧乏弁護士です。ですが,弁護士にとって本というのは,お店の仕入れみたいなもので,売上が低くても一定程度支出しないといけないものです。
 ということで,私が利用するのは,至誠堂の1割引!がメインです。ですが,これ,法律書だけで,今回のような本は売っていません。
 
 なので,そういう場合どうするかというと,ソニー友の会での楽天ブックスの割引か,弁理士協同組合の1割引&送料無料に合わせるかってことになります。でも,これ本の種類や時期が限られてたりするのです。

 ですので,結局,アマゾンの中古で買うことが多いのです。法律書じゃない本は殆どアマゾンの中古かなあって感じです。
 今回のこの本もそうで,送料入れても1割以上安く買えました。

 で,中古なのに,状態は凄く良かったです。ほぼサラ,つーか新品でしょって所です。全く読んだあとが窺えませんでした。
 まあ,良い品に巡り会えて良かったわいと読み進めてたら,この本からチラチラ~と紙切れが舞い落ちました。
 ああ,栞か何かと思ったら,こんなものでした。
 
 「謹呈 著者」と書かれております。

 私も2回ほど本を書きまして・・・,それはいいのですが,出版社からの謹呈分を誰に謹呈するかいつも迷います。
 お世話になった人を中心に~という所でしょうね。

 なので,この本を書いた加島先生にアドバイスすることは,謹呈はもっと人を選んだ方がいいのではないかということです。
 ちっとも読みもせず,こんな紙が挟まってることすら確認することもなく,せどり屋に出すような輩に謹呈しても仕方ないでしょう。

 まあでも気になったのは,この2点でしかも1点は属人的な話だけですから,非常に勉強になったというか,良かったですね。
 著者の言いたかったことはタイトルにもある「エンブレム問題からオープンデザインヘ」のことなのかもしれませんが,あっしには関わりのねえことでござんすっちゅうことなのでありまして,でも,そういう面を抜きにしても良い本だと思います。

4 追伸
 そうだそうだ,今日の日経の2面に関連深い話が載っていたのでした。
 「 五輪選手 CMから消える 肖像権を理由に自粛の動き 知財保護と応援、どう両立 」

 上記の本の話は,主としてオリンピックシンボルやオリンピックエンブレムというマークの話でした。

 他方,オリンピックの金づるにはもう一つありまして,それが選手の肖像権です。
 これはピンクレディー事件で明白になったとおり,パブリシティ権というものがあって,それは一定の条件の下,認められたわけですね。最高裁の判決では,人格権由来のものということですが,それに商業的価値がついたのですね。
 でも,私が今ここでパブリシティ権と言い換えたとおり,「肖像権」というと,法の明文も判例もなく,ようわからんものになってしまうのです。なので,上記の記事の話も本来はパブリシティ権のことかなあと思います。

 兎も角も,選手の肖像を利用する権利もトップパートナー等に限られているわけです。

 なので,この日経の2面に載ったような問題が起きうるのです。

 ただ,商標権のような外延のはっきりしたものとは異なり,よく分からない肖像権ですからねえ,ちょっとJOCもノイローゼ気味じゃないですかね。
 だって,自分の会社の社員なんだから,何難癖つけてんじゃ,クソJOCが,おんどりゃー,出るトコ出たろかワレ!という対応でいいのではないかと思います。

 JOC等が文句を付けて来たとしてもそれがどうしたというのでしょう。
 上で紹介した本には,やはり前の東京オリンピックのときにJOCが著作権侵害(オリンピックシンボルのね。)で,ある団体に仮処分をうった所,東京地裁で「著作権の保護期間は過ぎており・・・」という決定が出たとの記載もあります。

 64年の際には戦った団体や人も沢山居たのですから,今回も戦ってみてはどうしょうか?

 あと余計な話ですが,今回のオリンピック&パラリンピックエンブレムについては,既に商標登録出願されており,しかもこの年始に登録されたようです(第6008759号~第6008762号。カラーと白黒のそれぞれ2種です。代理人はTMIのようですね。)。

 こんなやつが代表ですね。
 指定商品等は,所謂全群の出願です。

 で,ここから重要なのは,こいつらの登録日は,1月5日です。
 なので,2ヶ月内の3月5日まで異議申し立てが出来る!ということです(商標法43条の2~)。
 どうですか~誰かやってみませんかねえ。

 あ,一応説明しておきますと,こういうブログに,上記のオリンピックエンブレム等を掲示しても,商標権侵害にはなりません(商標法26条1項6号)。所謂商標的使用じゃないってことになりますので,ご心配なく。
1 東京は今日も雪っすね~。もう殆どやみかけてますが。
 ということで,読書週間な今週ですが,今日は単行本ですね。

 なんでもそうですが,本当にそうか?実際どうなのか?ってことは多いと思います。
 例えば,私がメインの仕事としてやっている知財,特に特許ですが,じゃあ特許を取得すると,何がいいんだ?定性的じゃなく,定量的に答えてくれ,って言われて,答えられる専門家いますかね?

 つまり,特許を取る前は,売上高**円,経常利益**円だった,特許取得後,売上高**円に上昇,経常利益**円に上昇,これは特許取得費用や為替変動や物価の上昇その他の要因の影響を除いても,**円(**%)の上昇となる,つまりは特許取得によってメリットがあったと考えられる,てな具合でね。

 特許って別に倫理的な話はちっともなく,専ら経済的な話なので,定量評価に合っていると思うのですね。でもあんまりそんな話はしない~♫
 恐らく本当にそんな調査を大々的にやったら,あれ?特許取らない方がいいじゃん,特許制度って要らないじゃんってことがバレるかもしれないから・・・ですかね??。

 ま,そんな中,昔ここで紹介した研究は,画期的でした。

 で,前置きが長いですが,今回の本は,そのコーポレートガバナンスバージョンって言って良いでしょう。
 

2 コーポレートガバナンスって,まあ最近はコンプライアンスっていう風にも言うのかもしれませんが,私のイメージ的にはこんな感じです。

 インチキコンサルやそれっぽい弁護士が,消費者相手だと国センに通報されそうな謳い文句で,企業の人を騙くらかして高い金をボッタクる。更に最悪なのは,複雑で分かりにくい会社法,金融商品取引法・・・で官製の障壁を構築し,専門家のアドバイス等無くば,にっちもさっちもいかないようにでっち上げている。

 どうですか~?いい線いっているでしょ。

 例えば,最近の論点だと,東芝の話から派生した,相談役・顧問の要否の論点ありますよね。
 自分を上げてくれた相談役に反することなど出来ない,相談役になっても経営に口を出す,一体何人居るんだ相談役?みたいな感じで悪者にされております。

 でも,定量的に見たらどうなんだろう?大量データ(ビッグデータって謳ってないのは,多分わざとですね。)から見たらどうなんだろう?ってのがこの本です。

 だから,おおそうなんだ~ってこともありました。
 ・・・こともありました~って言うのは理由がありまして・・・まあいまだ発展途上かなあ,中間報告かなあという感じです。

 ですので,この本見たら,何もかも全部分かる・・・てわけではないです。実は私もそういう感じで期待していたのですが,それはさすがにちょっと高過ぎる期待でした。

 この本自体にも書いているのですが,「データの入手可能性が低いという制約と,定量化の困難さという壁にぶつかる。」とあります。
 これはやはりこのとおりなのでしょうね。

 上で特許の例を書きました。その際に,倫理的な話がないって書きました。要は,単純なのですね。
 
 ところが,コーポレートガバナンスって複雑ですよ。経済的利益という基準だけでは判断できない話もあります。

 例えば,企業の儲け第一に考えると,カリスマによる独裁を敷いて(じゃないと従業員に不満がたまる。),従業員を安月給で死ぬほど働かせるのがベストでしょう。ここで書いた,昔のパソコン屋のように。
 なので,コーポレートガバナンスなんて要らない,無視してやった会社の方が,経済的利益は多そうなのですね。
 でも,恐らく,そういう感じじゃダメで,つまりは経済的利益以外の基準でも測らないといけないわけですね。

 だから,非常に難しい挑戦なわけです。
 なので,今回は,うーん,それくらいのことしかわからんかったのか~っていうのが正直な感想ではあるのですが,発展途上の中間報告と考えればいいのではないかと思います。

 つーことで,困難な挑戦をやってくれる,それは実に素晴らしいのですから,ま,あんまり足を引っ張るようなことはしたくないっす。でもイマイチな所はそう言わないとね。私はニーチェ主義者なので,強者の論理にしか興味がありませんから。

 兎も角も,企業法務やっている弁護士の人は読んだ方がいいと思います。弁理士や知財部の人は,この系のリテラシーが低いでしょうから,無理する必要はないでしょう。ムフフ。

3 ま,こういう法や経済に関する話は,なかなか難しいです。何つっても,結局規範的な話に尽きますからね。例えば,法でいう損害や経済でいう利得なんて,客観的に測れるものじゃありません。こうあるべきとかそんなわけのわからんものが入り込んできています。

 だから,刑事裁判で,真実発見なんて出来るわけがないし,そんなことを目標にしているわけじゃないのですよ。
 刑事裁判ってのは,犯人ぽい人に責任を負わせる,謂わば,茶番劇,フィクションの世界です。
 だって,神でもない人間(犯人ぽい人も含めてね)が,本当に罪を犯したかなんてわかるわけがないのです。なので,物語をでっち上げる~それが刑事裁判の何百年変わらない実相です。
 で,世の中の99%はプロレスだと豪語したのはこの私ですから,別にそれはそれでいいのではないかと思います。

 他方,民事裁判は何かというと,これは単なる利害調整の場です。勿論,私人でも利害調整は出来ますが,それを強制執行出来るようにしたというのが唯一の利点です。

 ま,どっちにしろ,裁判なんてもんに過大な期待を抱かない方がいい~ってことですね。

 さて,こんなことを言っていると,このブログをよく読んでいる人は,今度は一体何の前置きなんだろう?と思うのでしょうね。そう,これらは前置きです。

 じゃあ規範的な話から恐らく最も遠い,物理の世界では?って話です。

 阪大につづいて,京大でも入試の出題ミスが見つかったということです。報道は,この辺ですかね。

 ま,これらの問題の解説は,私じゃ無理です。理系って言っても所詮IT(InTiki)ですからね。
 だけど,これらの原因がやっぱり驕り高ぶりっちゅうことなのはわかります。

 無謬性って知ってますかね。最近は行政だとかなり薄れたと思います。良いことです。
 他方,司法,つまり裁判所はいまだダメですね。間違えるわけがない!って思っているわけです。

 でも今やお上意識が抜けず,間違えるわけがない!と思っている役所は少数派ですわ。

 ところが,阪大も京大も,その少数派だったってわけです。
 どちらも物理の問題だってこと,しかも音源と壁があって,音の強め合う(弱め合う)条件を探すという,似たような問題だったのですね。

 古典論の範囲内ですから,答えは一義的です。もちろん,初期条件が定まっていないとダメですけど。
 まあなので,解けない問題があるとしたら,それは初期条件が定まっていない問題だというのがわかります(カオスティックなものという可能性は無いことはないですが,大学入試じゃ出ないでしょ。)。

 古典論で初期条件の大事さは肌に染み付いたものだと思いますので,それに気付かないっていうのは本来どうかしています。

 でも,もっとダメなのは,プライドが高くて許さないのか,システム的に認める手段がないのかわかりませんが,失敗を正す方法がないって所ですね。恐らく,阪大も京大も「出題ミスをした場合マニュアル」,みたいなものが無かったのでしょう。

 ま,それか,予備校の先生を舐めていたかどちらかですね。
 予備校の先生のレベルは高いですからねえ。
 ずっと自由競争の荒波に揉まれていたわけで,定年まで保障された中しょうもない研究だか何だかわからないものをやっている人達とはレベルが違うのでしょう。

 なので,ここは国立・私立,文系・理系を問わず,日本全国の大学の先生方,全員任期制にした方がいいんじゃないかなあと思います。
 そしたら,初期条件すらまともに定めることも出来ない耄碌した年寄りどもも,ちょっとは真剣にやってくれるのではないかと思いますよ。
 それに,ポスドクの人達の空きポストも沢山出来るでしょうし,優秀な海外の研究者にも来てもらえると思いますから,良いことばっかりですよ。

 また土建ルートでちょっとやってみますかねえ。ムフフ。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーです。
 本日は,ここ山本橋に来ております。
 
 いやあ,今日は寒いです。先週は確かに寒かったのですが,今週はちょっと緩む日もありまして,油断しておりました。
 雪もまだやまずに降ってましたね。

 もうじき立春ということなのですが,本格的な春にはまあまだ遠いなあって感じです。

 ところで,日経の速報で出ていましたが,ソニーの社長(CEO)は平井さんから吉田さんに変わるらしいですね。
 平井さんでの業績は好調でしたから,この間にさっさと交替ってわけです。

 上のコーポレートガバナンスの話に従うと,ソニーは指名委員会等設置会社(会社法2条12号)だったと思いますので,指名委員会できちんと指名したのでしょうねえ。ムフフ。

 智さんは変わらずかな~。
1 昨日に続いて,今日も雑誌?の紹介ですね。
 まあ私,大体暇なのですが,先週大物の仕事の〆があって無事クリアし,お陰様で今週は普段に輪をかけて暇~ということで,本の読むスピードも進むってことです。

 昨年は,1月の日経の小論文,3月にパテントの論文,そして8月の単行本と,アウトプットが相次ぎましたので,今年はインプット中心というわけでもあります。営業に全く結びつかなかったってこともありますしね。

 おっと議題から逸れそうだわい。
 元に戻しますと,この本の経緯等はイマイチよく分からないのですが,グーグルアラートやら様々に話題になっていたようなので,買って読んでみたという所です。
 

2 技術と法律,というと,そう,アレとよく似ています。L&Tです。もう私は買いませんけどね。
 なので,企画としてはよく分かります。そういう視点からちょっと眺めてみたい,ニーズは多そうです。

 L&Tの方は,弁護士が編集して,何やらエスタブリッシュぽい感じがあります。しかし,その反面,既に編集が年寄り臭くなっており,死臭・腐臭が漂っていると言ってもよいでしょう。

 だから,こういう新しい人達で新しいことをやるというのは非常に良いと思います。
 目次は以下のとおりです。
 ・民事訴訟におけるソースコードの取扱いについて
 ・パーソナルデータの収集・利用と法規制
 ・強いIoT特許を取得するには
 ・スマートコントラクトは裁判で使えるのか(前編)
 ・技術と法律についての雑感
 ・お金にまつわるリエンジニアリングへの期待
 ・電子機器を製品化する際に必要な法的対策
 ・ハッカソンから考える法と政策制度
 ・エンタメと知財分科会とは
 後半は,何だかエッセイぽいのが並んでおりますが,前半は結構オモシロそうです。

 一番最初の記事は,非常にマニアックな話で,何故こんなマニアックなんだろうと思ったら,実は裁判官の人の書いたものだったのです。判例タイムズによくある感じで,ちょっと固いですわ。
 
 まあ個人的な考えを言わせてもらうと,ソースコードの開示をしてもらわないといけないような場合ってもうそれじゃダメかなって感じがします。
 いやいやいや著作権侵害の場合は,ソースコードの同一性がポイントだから,そこが分からないといけないんじゃないの?と思われるでしょう。それはそうです。

 でも,赤の他人の第三者でソースコードをそのままデッドコピーしたっていう事例って,今の御時世そんなにありますかね。クリーンルーム方式でやっているでしょうに。しかも難読化暗号化している筈です。
 だとしたら,それにもかかわらず,デッドコピー的コードの事件って,退職者とか下請け業者からの流用パターンですから,そんなの刑事とかでやった方が早いです。

 じゃあ特許権侵害の場合は?ってことですが,アルゴリズムはソースコードから分かりますので,そりゃあ侵害したかどうかってソースコードが分かれば一発のこともあるでしょう。でも,開示しろだの嫌だの言ってる間に時間はドンドン過ぎます。
 どういうことか?つまりは,ソースコードの開示がないと侵害の立証が出来ないようなクレームじゃダメだ!ってことです。

 表面上の画面遷移等で分かるようなクレームにしないといけないってことです。
 例えば,知財高裁平成29(ネ)10027, これは昨年末判決が出たのですが,何と逆転で特許権侵害が認められ話題になりました。恐らく,所謂フィンテック特許(ビジネスモデル特許でもあります。)で初の特許権侵害が認められた事件じゃないかと思います。もっと話題になってもいいくらいです。

 で,この事件の特許のクレームも,ソースコードが分からなくても何とか立証OKになっているのが特徴です。なので,逆転で勝訴したのではないかと思います。

 あんたそう言うけど,ソフトウエアで,表面上の画面遷移だけで上手くクレーム作るってそうそう簡単なことじゃないっすよ~と思われるかもしれません。
 でも本当にそうですかね~??。ゲームソフトの特許ってみんな表面上の画面遷移だけっすよ!ソースコードの開示がなけりゃ侵害立証出来ません!なんてクレーム作ったら,クライアントからアホかお前!ってやられるわけです。

 ゲームソフトの業界は,表面上の画面遷移命です。その裏のソースコードが似てようが似ていまいがどうでもいい話です。

 近時,ゲームソフトの会社間で特許権侵害訴訟が結構沢山起きています。これね,他の業界,特にソフトウエアをメインに考えている業界(かなり多いと思います。勿論,自動車業界も。),非常に勉強になりますよ。そのクレームの立て方がね。

 おっとと,大幅に議題から逸れましたな。

 なので,そういう意味からして,上から3番目の記事など面白かったです。欲を言えば,もうちょっと事例を多くすると良いかな~と思います。
 あと,こういう企画をパテントでやると,恐らく非難轟々だと思いますが(俺の作ったクレームを貶すんじゃない!という他の弁理士からのツッコミが沢山来ると思いますので。弁理士って意外とケツの穴が小さいというか,狭量というか,まあ私もですけどね。そういう弁理士の生態を見るには,そうですね~,昨年のパテント9月号の編集後記の更に下に載っている「ご連絡」を見ると良いと思います。),気にせず続けてもらえると良いかなあ。

3 ただ,出来たばかりの企画なので,イマイチな点もあります。ま,このブログ,悪口を言ってナンボなので,まあご容赦ください。

 一つ目。一つ一つの論文の量はそんなに多くはないものの,左綴じで横書きの文字だけが結構ずーっと続きます。
 表紙には,萌えキャラが載っているのに,このディスコミ的UIはいかがなものかと思いますよ。もうちょっと,図や絵を使って分かりやすくしようと思わなかったのですかねえ。
 だって,「技術者と法律家が互いの「コード」を理解するための場として」作ったのですよね。だったら,一方の当事者が分かっても,もう一方の当事者に分かってもらわないと意味がないわけです。
 
 特に,上から1番めと2番め,ジュリストやらNBLならこれでいいかもしれませんけど,萌えキャラ表紙の新しい媒体では,これじゃダメでしょ!私が編集なら,何カッコ付けてんじゃ,書き直しじゃボケ!ってしましたね。

 2つ目。印刷がズレています。
 電子書籍中心で,紙での印刷は従,だと思いますが,これは困ります。
 
 これは「はじめに」のページですが,印刷が右肩上がりになっています(iphoneのレンズの収差などの影響じゃありません。)。つまり右上の余白が小さく,左綴じ側の余白が大きいのです。
 読んでいて,すぐに気づきました。どのページもこうなっています(見開きの左側は鏡面対称にズレています。)。
 新たな挑戦は実に良いことですが,ちゃんとCHECKをしてから始めた方が良いかな~って所です。

 3つ目。ちょっと値段が高い。
 電子書籍は多少安いのですが,紙だと1620円(税込み)もします。昨日紹介したジュリストより高いのです。
 これはいけませんね。内容はまだまだ発展途上ですので,ミニコミ誌程度と思った方がいいです。なのに,いっちょまえの値段~舐めすぎです。
 ま,本家というか死臭漂うL&Tも,2100円と超ボッタクリ価格なのですけど,そこは古い因習に合わせなくてもいいのではないかと思います(広告をとるとかやりようは一杯ありますよ。)

4 とは言え,新しい試みは素晴らしいと思います。
 私は,超保守的で差別主義者でレイシストのネトウヨ,極右弁護士ですが,新しいものは大好きです(既に,AIスピーカも持っており,テレビにクロームキャストを繋いで,口で動画を見ております。)。
 もっと分かりやすく,もっとチープに,これに懲りずに第二号,第三号と続けていって欲しいと思いますよ。
1 今日は月曜日,日経の法務面の特集がある日ではあるのですが,似たような特集の雑誌が続けざまに出たので,その話からということで行きましょう。

 一つは,弁理士会の会報であるパテント,もう一つはジュリストですね。
  

2 まずは新しい方のパテントから行きましょう。
 パテント2018年1月号の特集は,「オリンピック・パラリンピックと知財」です。重要なことは,「知財」です。そりゃ当然ですよね。だって,弁理士会の会報ですから。

 ところが,知財と関係のない話が結構あります。
 巻頭のハンマー投げの室伏広治氏へのインタビューです。短い上に知財の話はほぼありません。有名人にインタビューすりゃあいいってもんじゃありません。

 さらに,アンチドーピングの話,これも知財と全く関係ありません。誰だ!こんなの載っけようと言ったのは?
 別に,これが弁護士会の会報である「偽善と欺罔」(別名,自由と正義)に載ってるっていうんじゃ別に何の問題もないでしょう。でも,これ弁理士会の会報で,しかも「・・・と知財」という特集ですからね。
 原稿がとれりゃ誰でもいいってわけじゃありません。

 ま,あとの記事というか論文で,一読の価値があるのは,ユアサハラの青木先生のやつくらいです。さすがですね~。

 ほんで,更なる苦言です。
 アンブッシュマーケティング規制の必要性を説く記事が載っています。執筆者は,どこかで見た名前~♫そうだ,こんときの講演者です。
 いや別に世の中には色んな考えがありますから,スポンサーのために動く,あり得る話でしょう。私だって,弁護士やっているのは金のためだけですから。

 だけどねえ,弁護士会の講演のときは,自分の立ち位置をはっきり言ってました,この執筆者。
 オリンピックのトップスポンサーにも名を連ねている某清涼飲料水メーカーに18年いたインハウスで,今は某大手企業のジェネラルカウンシルに転職した~みたいなことをね。
 そうすると,ああ,そっちの利益代表なのね,そっちのポジショントークなのね,ってのが分かります。予測可能性があります。

 ところが,最悪なのは,パテントの紹介です。「ニューヨーク州弁護士」としかありません。これだと,客観的で中立的な有識者が,様々な事情を考慮した上で,アンブッシュマーケティングの必要性に一理ある~と言っている,と受け止められがちになってしまいます。
 これは卑怯です。そう,西村あさひ事件と一緒です。

 これが好対照なのは,ジュリストと比べるとよく分かります。ということで,次に行きましょう。

3 次は,ジュリストの方です。
 既に,最新号ではなく,一つ前の刊になります。これも2018年1月号です。
 特集は,「スポーツビジネスと知的財産」です。

 それぞれの記事というか論文のタイトルは以下のとおりです。
 ◇特集にあたって
 ◇スポーツビジネスの法的基本構造と知的財産の保護・活用
 ◇オリンピックと知的財産
 ◇プロ野球ビジネスと知的財産
 ◇サッカービジネスと知的財産
 ◇大学スポーツと知的財産
 ◇プロスポーツと放映権
 ◇プロスポーツと商品化権

 論文の一つ一つが非常にレベルが高く,読ませるものでした。何と言いましょうか,痒い所に手が届くって感じがします。取り敢えず,原稿を頼める所に頼んだ感が満載のパテントとはえらい違いです。

 で,上で問題になったアンブッシュマーケティング規制についても,ジュリストにも載っています。上から3番目の「オリンピックと知的財産」です。

 中身は,パテントの記事とそう変わりません。スポンサーマーケティングのビジネスモデルの維持,他国の状況,等々を説明しているわけです。
 で,ジュリストがちゃんとしているなあと思ったのは,執筆者の属性を明らかにしている点です。東京オリンピックパラリンピックの組織委員会の法務部長と法務課長であると明記しております。

 これは予測可能性がありますよね。そうか,そっちのドンズバの人達の考えか~そりゃ当然,規制必要説に立つわなあ~,客観的でも中立的でもない一方当事者の意見だもんなあってわかりますからね。

 ま,ここで私の意見を言っておきますと,私も金権弁護士なので,金で考えればいいと思います。オリンピックのトップスポンサーともなれば,トヨタで2000億円出したとのことです。

 ただねえ,今回全額をスポンサーが出しているわけじゃないでしょ。
 足りない分は税金でしょ。税金は誰が出すの?国民でしょ。じゃあ国民もスポンサーなんだから,その自由を制限するのはよくねえじゃんってことです。

 足りない分をスポンサーが全額出すなら文句は言わねえよ~♡
 足りない分が1兆円とすると,トップスポンサーに追加500億円,国内スポンサーにその半分の250億円ほど追加で出してもらえれば,1兆円は軽く埋まります。
 pay or zip!これでいいんじゃね。


 あと,個人的に参考になったのは,放映権の話です。森浜の池村先生によるもので,これは実に良かったですね。

 実は,私,ここでも何度か書きましたが,一昨年のリオ五輪で,某国の某マラソン代表選手の,ユニフォーム関係の知的財産について法務アドバイスをしたのですね。ま誰のことだかわかりますね。

 で,この度,この選手のドキュメンタリー映画が作られることになりまして,そのことについての法務アドバイスもしたのですね。まあ仔細は話せませんが,今回の池村先生の論文の問題点とバッチリ合います。勿論,私の考えとは違う所はあるのですが,実に参考になりました。
 こういう論点て,大企業クライアントを持つ大事務所しか縁がないように見えますが,意外と私のような弱小負け組弁護士でも触れる機会があるのですねえ~♫ムフフ。

4 ちょっとまとめましょう。
 こう2冊比べると,優劣がはっきり分かりますね。勿論,ジュリストが優です。

 まあパテントは,結局弁理士が暇な時間に手弁当で編集しているわけで,要するにプロの作ったものじゃありません。それでも特許とか,得意な特集のときはいいのですが,今回のような,偶に,オリンピック前だし~,みたいなときにはボロが出ます。

 そう見ると,ジュリストはやはりプロの人達によるもので,個々の論文自体のレベルも高いし,一本筋も通っているし,パテントより高い十分な理由があると思いますね(ジュリストは1426円,パテントは800円)。

 まあでも普段と違う新規な挑戦は素晴らしいことですから,パテントはこれに懲りずに挑戦し続けて欲しいものです,これほんとうです。

5 続いて,日経の話もちょっとしておきましょう。
 法務面は,連載記事の恐らく最終回です。「知財立国は成ったか(下)特許か秘匿か 基準明確に 国内外で効率よく取得」

 今回は東レとマツダと天池合繊(天女の羽衣で有名です。)の知財戦略の記事でした。

 まあ,これも個々の積み重ねが結局知財立国に繋がるかもということは分かるのですが,じゃあ知財立国は成ったかどうかという肝腎の話については,これじゃあよく分からないなあというものです。

 ちなみに,特許か秘匿かという話については,ここでも書いているし,何よりも拙著「知財実務のセオリー」でも詳しく書いています。
 その「知財実務のセオリー」の意義というか話題に成った点って,突き詰めると3つあるかなと思います。

 一つは,クレームチャートの紹介。こういう実務的ノウハウってあまり開陳されてませんでしたから。
 次は,進歩性の解説。基本書を書くような偉い先生の解説は抽象的過ぎて分かりにくかったようですね。かと言って,弁理士の書いたものは具体的過ぎてこれまた分かりにくかったようです。そういう所に「知財実務のセオリー」の意義があったわけですよん。
 そして,最後が特許とノウハウの選別基準です。本当に分かっている実務家なら,端的にピシッと言えることなのに,これまで何故かこれもピシッと書いた本がありませんでした。
 うちの事務所にも,ときどき,経済産業調査会からセミナーのFAXが来たりするのですが,2時間もその特許とノウハウの選別基準をセミナーするという,これって詐欺だろ!みたいなものすらあったのです(まあしかし,経済産業調査会の本って,自分の所でやったセミナーのレジメをちょこっと本にしたみたいなもんばっかで,本当ダメだなあ。)。

 なので,手前味噌でアレですが,「知財実務のセオリー」,手に入れていない人は早めがいいと思いますよ。既に,定価の新品,というのが難しいようです(重刷も重版も予定がなく,絶版状態ですからね。)から。

 で,そんな記事より,気になったのが,3面です。
 「弁理士の業務拡大へ法改正 ビッグデータ活用促す 」
 これはたまがりました。

 中身を見ると,「改正案では、データの保護策の策定やデータ売買・利用許諾に関する交渉、データ利用を巡る企業間の争いの解決などを新たな弁理士の業務として追加する。」とあります。

 この下線部の所なんて,弁護士法72条の例外じゃないとやれない話です,本来。なので,仮に弁護士72条の例外として弁理士法改正するというのであれば,実に大きな話です。
 恐らく専権業務ではなく標榜業務への追加になるとは思うのですが,この記事だけからははっきりしません。私は弁護士でもあるので,要注目って所です。
 
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーのエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。次は何かな。
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