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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 概要
 本件は,本訴請求と反訴請求の2つあります。
 まず,本訴請求は,原告は,被告が別紙5(被告広告1)及び6(被告広告2)の各広告を頒布する行為が,別紙1の広告(原告広告)について原告が有する著作権(複製権)及び著作者人格権(同一性保持権)を侵害し,又は原告に対する一般不法行為に該当すると主張して,被告に対し,複製権侵害又は一般不法行為に基づく財産的損害に係る損害賠償金5万円,同一性保持権侵害又は一般不法行為に基づく精神的損害に係る損害賠償金30万円及びこれらに対する不法行為後の日である平成28年4月26日(訴状送達日の翌日)から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求める請求がメインのものです。

 次に,反訴請求は,被告は,原告が本件原告ファイルの記載された宣伝広告チラシを作成・頒布する行為が,別紙3の表(以下「本件被告ファイル」という。)についての被告の著作権(複製権又は翻案権及び譲渡権)又は著作者人格権(同一性保持権)を侵害すると主張して,原告に対し,著作権法112条1項,2項に基づき,本件被告ファイルの複製又は頒布の各差止め並びに本件原告ファイルが記載された宣伝広告チラシの頒布の差止め及び廃棄を求めるとともに,同一性保持権侵害に基づく精神的損害に係る損害賠償金33万円及びこれに対する不法行為後の日である平成28年7月11日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めるという請求のものです。

 まあ,こう書くと何やら難しい,高尚な感じがしますが,その実態は大したものじゃありません。

 ここではもう原則として,お笑い判決しか紹介しないと書きましたが,今回は超大笑い判決と言ってよいでしょう。でも,弁護士としては身につまされ,背筋も凍るって所の事件だと思います。

 ちなみに,一審(東京地裁平成28(ワ)12608 , 平成29年2月28日 判決。47部の沖中さんの合議体ですね。)もこの控訴審と同様です。
 つまり,本訴も反訴も理由なしで請求棄却です。

2 問題点
 問題点は,上記のとおり,広告チラシやそれに付随するファイルの頒布がそれぞれの著作権侵害になるかならないかというものです。広告自体は,一審の別紙が詳しいので,そちらを見てください。

 しかし,この問題点は本質的ではありません。

 本質的な問題点はただ一つ,それは困窮する士業~♫です。

 どういうことかというと,近時,ある大手の法律事務所が業務停止をくらったという話はご存知だと思います。ここでも若干紹介しました。

 そういう大手は自分の所で広告宣伝をやれるのですが,そうじゃない普通の小規模事務所(うちの事務所もそうですが。)は,同じことはやれません。

 なので,これもここで書いたように,無料相談会というのをチラシを配ってやるわけです。東京だと滅多にそんなチラシは入りませんが,地方に行くと,地元の弁護士じゃない弁護士の,そんなチラシが結構入ってくるようです。

 うちの実家は大分なのですが,東京や千葉,大阪の事務所がわざわざ昭和の町まで出張無料相談をやるわけですね。いやあ地元の弁護士もたまったものじゃないでしょうけどね。

 ちょい前は,過払い金がメインだったのですが,最近ではB型肝炎,あとは本件のような交通事故も良い金づるのようです。
 つまり,地方の情報弱者に広告による営業を掛け,美味しい所をガッサリ持っていくというビジネスモデルです。

 まあ資本主義の世の中だし,司法制度改革というのはこういうことだと思いますし,私も金権弁護士なので,こういうビジネスモデルをヤーヤー言う気はありません。
 ただし,問題が多少あって,このビジネスモデルの裏で糸を引いてるのは,広告代理店や今回のようなNPO法人だったりすることが多く,つまり非弁提携の虞がある,ということです。

 実は,今回の一審の原告は弁護士で,一審の被告は行政書士です(一審判決参照)。
 そして,その両人とも,あるNPO法人と提携して,そこから交通事故の事件の紹介を受けていたようなのですね。
平成23年から平成28年にかけて,1審原告が保険会社との交渉や訴訟等を担当し,1審被告が後遺障害認定申請等を担当し,連携して交通事故の事案を処理した件数が合計95件あり,本件侵害通知がされた時点においても,処理中の案件があった。また,1審原告は,Eや1審被告から,多数の交通事故の案件の紹介を受けていた。(乙16,18,21,41,55,56)
 というような事実認定もあります(Eというのは,NPO法人の代表者です。)。

 なので,今回の争いは身内の仲間割れです。
 じゃあどうしてそんな仲良く金儲けしていたこの人達が仲間割れするようになったか,そこはさすがに判決からではわかりません。

 しかし,一審原告は,一審被告だけではなく,仲間のはずの,他の提携弁護士であるA弁護士やB弁護士にも,警告の通知を送ったようなので,何かあったのでしょうね。

 どうですか。
 お客筋の良い弁理士の方や企業知財部の方からすると,え,もう弁護士の業界ってそんななんだ~と思われ,大笑いできるかもしれませんが,そうなのですよ。
 皆さんは大笑いできるかもしれませんが,私はとてもクスッともできません。なぜなら,明日は我が身,だからです。

3 判旨
「①一審原告広告は,本件NPO法人の地方相談会の広告として作成されたものであること,②1審原告は,1審被告から,本件NPO法人の地方相談会の集客のために,1審原告広告の現物を送付することを求められたこと,③1審原告は,平成25年8月7日,1審被告から,A広告が1審原告広告とほぼ同一内容であることを告げられたこと,以上の事実が認められるから,1審原告は,平成25年8月7日の時点において,A広告が1審原告広告とほぼ同一内容であること,1審原告広告とほぼ同一内容のものが本件NPO法人の地方相談会の集客のために用いられていることを認識していたものと認められる。そして,上記(1)の認定事実からすると,1審原告は,1審原告広告とほぼ同一内容のものが本件NPO法人の地方相談会の集客のために用いられていることを何ら問題とすることなく,かえって,A広告及び1審原告広告が同一の広告文言及び事例の紹介を用いていることを前提に,弁護士会からの指摘を回避するための1審原告広告の具体的表現に関する変更を提案しているものと認められる。また,上記(1)の認定事実からすると,1審原告は,上記の平成25年8月7日から約2年6か月後の平成28年2月5日に至って,1審被告に対して1審原告広告に関する1審原告の著作権の侵害を主張するようになったものと認められる。これらの一連の事実経過に,上記(1)認定のとおり,1審原告は,1審被告と連携して,多数の交通事故の事案を処理し,Eや1審被告から,多数の交通事故の案件の紹介を受けていたこと,すなわち,1審原告は,本件NPO法人と連携することによって利益を得ていたといえることを総合すると,1審原告は,本件NPO法人の地方相談会の広告として,1審原告広告を利用することを包括的に許諾していたものと認めることができる。この許諾は,A弁護士や姫路市の地方相談会に限られるものではない。
⑶  これに対し,1審原告は,本件NPO法人の提携専門家など全く知らない,本件訴訟において1審被告から提出された証拠を見てはじめて1審被告以外の提携専門家らが,1審原告広告を使用していることを知り,その後直ちに侵害行為を止めるよう警告したなどと主張するが,1審原告の主張は,客観的な証拠から認められる上記(1)の事実経過と矛盾するものであって,採用することができない。
・・・
⑹  1審原告は,1審被告による1審原告広告についての著作権の侵害行為として,1審被告広告1及び2について主張しているが,以上の⑴~⑸で述べたところからすると,1審原告広告の著作物性について判断するまでもなく,1審被告が,1審原告広告についての著作権を侵害する行為を行ったと認めることはできない。 」

4 検討
 まあ要するに,あんたはとぼけてるけど,あんたら仲間だったんで,あんたの作った広告を皆で使えるよう手配とかしたじゃんね~,それなのに,今更侵害だとか何それ?!って所でしょうか。

 反訴は,まあ売り言葉に買い言葉~で特段の意味はないと思います。

 どうですか。
 また,どうですかと聞かれても困るでしょうが,司法制度改革の成果(弱者を食い尽くしたあげく,ついには共食いを始める。)が如実に現れて,良い判決だと思いますね。

 こんな感じで弁護士一丸となって,金儲けに邁進していくわけです。勿論私もです。その先に何が待っているかは知る由もありませんが,そうなれば,このブログもいよいよ本当の最終回でしょうねえ。ムフフフ。
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1 ということで,先日漸くこの映画を見ました~。
 まあまあでしたかね。

 で,原作は東野圭吾さんの有名な小説です。ちなみに,私は原作を読んでおりません。東野圭吾さんと同様,本嫌いですからね。

 じゃあ,特撮映画でもないこの映画,どうして原作のファンでも無い,偏屈なあんたが見に行ったのか~?と疑問を持つ方は多いと思います。
 まあでも私のことをそこそこ知っている人はわかるでしょ。

 そりゃあこの映画のメインのロケ地が私の故郷である豊後高田だったからです。

2 ナミヤ雑貨店の奇蹟のロケのことは若干ここでも書きました。恒例の帰省飲みのときに,突然宮町の駐車場に現れた怪しい建物~これがナミヤ雑貨店だったのですね。

 で,内容はいいですかね~。内容知りたいなら,他に詳しい所が一杯ありますからね。

 私が驚いたのは,ロケはほぼ高田で行われていたということですね。

 悪さをした山田くん達が逃走用の車を停めていたのは,盆踊りの会場で有名な高田の中央公園の駐車場でした。ちなみに,ここは昔高田小学校でしたね(私は桂陽小学校なのであんまり関係ないのですが。)。

 それで驚いたのに続き,法事のシーンでは,妙寿寺の住職がお経を上げておりました。おお何か数ヶ月前によく聞いた声です。
 高田のHPによると,法事のシーン自体も妙寿寺だったらしいですね。

 あとは,上記のとおり,ナミヤ雑貨店自体が宮町(私がよく同級生と飲みに行く所です。)に建てられたオープンセットなのでよく出てきますし,その周りの昭和の町っぽい商店街も,ほんの近くの,中央通りや新町の商店街です(よく出てきた魚屋も)。

 門脇麦さんが歌う歌は,ああ達郎節だなあと思ったらその通りで,そのMVは真玉海岸で撮影されたもののようでした。

 あと,登場人物の皆に関係ある丸光園,古い方(火事で燃える方)も,どこか見覚えのある海っぽいなあと思っていたら,香々地少年自然の家の所の海岸ですね。
 その昔,私がボーイスカウト時代に,キャンプをしたこともありますし,海で遊んだこともある所でした~。

 なので,高田以外のロケというと,魚屋ミュージシャンが東京の行き帰りで利用していた路面電車(これは長崎らしい),新しい方の丸光園(これは高田の隣の国東市らしい),山田くん達が悪さをする前に算段をしていた港(高田の付近にあんなに建物の密集した港はありません。),尾野さんの実家の大きなお屋敷(これは分かりません)くらい~ですかねえ。

 いやあもう高田のオンパレードでしたわ~。
 最後山田くんが児島書店の前を走り,桂橋を渡り(予告編にもありました。),カドヤの所を曲がって同級生の実家のはんこ屋の前を通過し,鴛海産科も通過し,そこを曲がれば中の坂で,わしん実家もすぐじゃ・・・と思った所でシーンがカットになり,残念でした。

 まあでも最後の最後のドローンによる空撮では,私の母校が3つとも映っておりましたので(桂陽小学校,高田中学校,高田高校),私の実家も小さく映っていたことでしょう。

3 全く中身とは関係ない話で,中身の方に興味のある方には大変残念な記事ですが,まあ許してちょうだい。
 興行成績1位になるような映画のロケ地に使われるなんて滅多にないことですからね。
 
 あ,そうだそうだ,若干中身の話を最後に。

 先般,珍しく裁判所に行った際に,法務省にこの映画のポスターが貼ってあったと書きました。

 何故か?
 このナミヤ雑貨店の奇蹟のポスターよりもその隣に貼ってあった,ペンギンの「もどらない。もどさない。」つうことで分かるかなあという所です。

 上記のとおり,この映画のテーマソングは門脇麦さんも歌い,最後に山下達郎も歌う「reborn」なのですが,実は,こういうことにも掛かっているのではないかと思った次第です。

 現時点ではいまだ大きな映画館でロードショー公開中のようですので,ご興味あるなら見に行ってもらえると,高田出身者としては嬉しい限りです。
 とは言え,高田でロケしてない場合でも私が見に行ったかというと,それはないかなあって所です。ムフフフ。
1 これで分かったあなたは相当の特撮マニアですね。

 何かというと,冬休みの仮面ライダー映画,「仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL」のことです。

 通常のパターンだと,前の仮面ライダーの最終回の後日談と今の仮面ライダーの外伝みたいな話をつけて,最後に何故かそれが結びついてライダーキック~♫となるわけです。
 しかし,ちびっ子達もバカじゃないので,もうそれいいんじゃね,となって,最近は初めから協力して何かをやり,あとはレジェンドライダーとの共演になっております。

 なので,今年はそのパターンです。
 ですが,世間的には,あの,今をときめく,福士蒼汰が,久々仮面ライダー(フォーゼね。)をやるってえので話題になっています(これは本当。)。

 ユーチューブなどに,予告編がありますので,それを見ますと・・・確かに再度リーゼントまでやって如月弦太朗~♡です。これはちびっ子以外の若い女性も呼ぼうという作戦かもしれません。

 ま,フォーゼは,様々に祟られておりますので(相方引退~,ヒロイン出家!などです。),ここで穢れ祓いの弦ちゃんの出番,良いかもしれません。

 で,それも嬉しいことですが,それよりも嬉しいのは,オーズのコンビが久々復活することです。
 つーことで,昔のブログを見ていたら・・・,これ以来ですね。
 
 あのときは,未来からの敵を倒すみたいな話だったので,アンクも未来で復活したのが,一時的に現代に戻ってきた~という話でした。
 なので,今回,最終回で割れたタカ・コアメダルが元に戻って復活することになるのか,それとも,前回の映画同様,一時的なものなのか,そこが気になる所です。

 ま,広く弁護士と言えども,こんなことを気にしているのは私だけだと思いますが(そう言えば今日の日経に総選挙の候補予定者一覧が載っておりました。希望の党から,弁護士さんの出馬多いですねえ。ご苦労なこってす。),ますます気にしていきますよ~♫

 いやあ,映司とアンク,早く見たいですね(インタビューによると,もう撮影は全部終わっているということです。)。
 1号のころから仮面ライダーは基本バディものに名作が多いような気がしますので,今回のビルドは・・・龍我の扱い次第かなあ。

2 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーです。
 本日はここ増上寺にやってきました。
 
 増上寺と言えば,徳川家の菩提寺~。浜松町や地下鉄の大門駅(増上寺の大門ですよ。)から歩いてすぐですが,今日は,裁判所から腹ごなしに歩いた次第です。
 
 東京タワーとよく合います。

 で,裁判所の近くの法務省にこんなポスターが貼っておりました。
 
 右側の方です。
 そう,ナミヤ雑貨店の奇蹟,ですね。
 ナミヤ雑貨店の奇蹟は,私の故郷,豊後高田でロケが行われたものです。
 
 そのことはこのブログでもちょっと書きました。なので,このポスターの山田くんと西田さんのバックの風景は,高田の宮町です。
 映画は結構ヒットしているようで,私も見に行こうかなあと思っております。

 あ,あと,今日の昼ごはんは,裁判所の中の食堂で食べました。
 ちょっと前までは,高裁地裁地下の蕎麦屋がメインだったのですが,それがに潰れて,行き場所がなく,今日は家裁下(正確には通路下かな。)の食堂にしました。

 で,早い時間で空いていたし,ここは一応外の景色が見えるので,気分も良く,ナプキンで口を拭いていたときに,おおーということに気づきました。

 それは「aim」のロゴです。
 知っている人は知っていますよね。エームサービスです。社食を請け負ってることで有名な会社ですね。

 で,何故それでおおーと思ったかというと,私がソニー時代,厚木の事業所で良く行っていた社食(コミプラ2F)がエームサービスの社食だったからです。
 ですので,本当エームサービスの社食で食ったのは,それ以来かも~ということで,実に懐かしいなあと思った次第です。

 ちなみに,そのソニーに居た頃,エームサービスの由来について,akio moritaの頭文字を取ったのだろう,つまりは関連会社にやらせているんだろう,というまことしやかな噂がありました。
 でも,エームサービスのサイトを見ると,そんなことは書いてませんから,ただの噂だったのでしょうね。

3 追伸
 ノーベル文学賞は,カズオ・イシグロさんという日系のイギリス人の作家に決まったそうです。まあ本を読まない私には,さっぱりわかりません。
 つーか,ノーベル文学賞なんて,もう要らんじゃろと思うのですね。これと平和賞なんて,どうでもいい賞だと思いますけどね。

 あ,非ノーベル賞なのに,ノーベル賞面している,どっかの銀行賞は問題外ですよ。ムフフフ。

 ところで,今日でもう10月も5日過ぎましたが,今年はセミが死に絶えるのが早かったですね。
 
 このブログで最後にセミのことを書いたのは,先週の月曜(9/25)のことです。
 先週は,週のはじめに,結構暑い日が続き,しばらくセミの声も聞けるかなあと思いましたが,途中で雨が降ったり寒くなったりして,後半からさっぱりです。

 なので,10月に入ってからセミの鳴き声を聞いたのは一回もありません。サーフィンのときに,辻堂海浜公園とか大きめの木がある所を通ったりもしたのですが,全く0でした。
 近年にないと思います。まあそれだけ,少なくとも東京近辺は冷夏だったのだなあと思いますね。

 ま,勿論,このブログは全国的に見られてますので,まだ煩く鳴いてますよ~という地方(おそらく九州)はあるとは思います。でも,私の日々の生活も書いてナンボという所もありますので,平にご容赦を。
 

1 休み明けのけだるい月曜の午後,皆様どうお過ごしでしょうか?
 私は昨日のサーフィンがハード過ぎて(結構肩などが痛いです。),眠気との戦いになっておりますが,そんな眠気を吹っ飛ばす,面白ニュースが飛び込んできました。

 私が見たのは,弁護士ドットコムニュースなので,こちらですね。

 弁護士ドットコムニュースって,弁護士の解説のやつと解説のないやつ(即時性重視)の両方がありますが,今回は解説のないやつですね。

 ちなみに解説のやつは,私も結構取材に応じていたりします(最新のやつはサマンサタバサのやつだなあ。大手企業には厳しく~♡というのがここでも滲み出ております。)。

 で,この弁護士ドットコムのニュースだけではよくわかりません。ツイッターでの話ということで,Togetterまとめにまとめられておりました。ここですね。

 で,見ますと・・・うーん,節子,これあかんやつや~のパターンですわ。

2 まあやった先生を庇うつもりはないのですが(東工大の知財と言っても私は直接の面識は全くありません。私は引きこもり厨で,そもそも顔が狭いですからね。),これは著作権の話なので,特許の専門の先生にはなかなか難しい話かもしれません。

 この先生,弁理士にも登録しているそうで,そこから経歴を探ると,特許庁の審査官だったようですね(審査官を一定年やると弁理士の登録資格が得られるのです。弁理士法7条3号)。
 そこから母校にカーブアウト~♡したのでしょう。

 なので,そういう経歴からすると著作権法を勉強する機会があまり無かったのかもしれません。
 私も,このブログでこういうことを偉そうに書いておりますが,これは自身への戒めです。はっきり言いますが。

 つまりお客さんの所でちょっと知ったかぶって言った所,センセこんな条文がありますが,これはどういうことなんでしょうか?(上品な方だったので,おめえデタラメ言ってんじゃねえのかよ!って話にはなりませんでした。),となったわけです。

 いやあ全身から血の気が引くとはこのことですね。
 専門家と言っても,何でもかんでも100%の強度で知ってるわけではないのです。勿論そうなのですが,そのとき,いやその話は専門外なので,事務所で調べないとちょっとどうにも・・・と言えればまだいいのです。
 そんなことをせずにおくと(みっともないとか,いやあ大体こんなもんでOKでしょうとか,労を惜しむとろくな事にはなりません。),血の気が引くことにもなるわけです。

 まあそのときその場で指摘された私はラッキーだったかもしれませんね。
 なので,そのとき以来,知財と言えども,常に条文等で確認し,間違いはないか確認するように,従来にも増してそうするようにしております。

 人は間違いを犯しますよ,そんな完全ではないですからね。
 でもああ面倒だからだとかこの程度で大丈夫だろうだとか,そんな理由での間違いなら,もう看板を下ろした方が良いと思いますよ。弁理士登録している元審査官なら,特許事務所でも拾ってもらえるでしょうし。
 
 ところで,あとこれ大丈夫か?と思ったのは,弁護士ドットコムの当該ニュースのサイト!
 これ,東工大の遠景写真が使われておりますが,この写真の著作権の処理,大丈夫なのですかね?

 東工大は有名大学じゃないので,フリー素材に東工大の写真なんか無いと思うのです(東大とか早稲田とかなら,フリー素材にもあるかもしれませんが。)。
 自社の記者だとか自社が委託した記者の写した写真ならそりゃ大丈夫だと思いますが,またどこからかのパクってきた,なーんて話なら,ミイラ取りがミイラ~♫となりますよ。

 お気をつけなはれや(私もですが。)。
1 私は元々弁理士だったので,弁理士試験は受かっております(そう言えば,短答の合格発表があったらしいですね。285名です。論文試験はもうすぐですので,油断なく。)。ただし,そのころの弁理士試験に著作権法の科目は無かったのですね(今はあるって言ってもお情け程度ですが。)。

 なので,特許法や商標法に比べると,当然落ちます。と言ってもそんじょそこらの弁護士に比べれば随分分かっているとは思いますが。
 それに私の場合,著作権関係のご相談って,やっぱプログラム,ソフトウエア等が多いのですね。そうすると,あまり論点はありません。

 権利で問題になるのは著作権だけで,支分権は複製権か翻案権,たまに公衆送信が問題になったりしますが,裁判例上ポイントとなる所は決まっていますので,あれ?どういうことだっけ?みたいにはなりません。

 でもねえ,昨日の報道なんか聞くと,いやあ著作権法って難しいよねって思うのではないでしょうか(私は少しはわかりましたが。)。

2 昨日の報道は,こんな感じです。
 美容室などで無許諾でBGMをかけていたってわけです。

 私は専ら床屋ですが,若い頃は美容室に通っていたころもありました(その方が安い時期があったのです。今は1000円程度の床屋が普及しましたけどね。)。
 なので,まあ雰囲気はわかります。流行りの曲をかけたいのでしょうねえ。

 でもそれって演奏権の侵害になりそうです(著作権法22条)。あ,演奏権って,音楽教室の話でクローズアップされていますが,生演奏に限りませんので(2条7項),要注意です。

 でも,こういうことは著作権法のイロハのイで,私だってわかります。
 問題は,ラジオにすれば良かったのにねえってことです。

 この辺が著作権法って難しいよねって感じる所ですわ。

 実は,iphoneに入っていた曲を流せば上記のとおり,演奏権の侵害になりそうですが,普通の安い家庭用ラジオからJwaveを流していても演奏権の侵害にならないのです。

 著作権法38条3項です。
3  放送され、又は有線放送される著作物(放送される著作物が自動公衆送信される場合の当該著作物を含む。)は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、受信装置を用いて公に伝達することができる。通常の家庭用受信装置を用いてする場合も、同様とする。

 前段はどうでもいいです。ポイントは後段です。家庭用のラジオなら,営利目的だろうが,視聴料金をとろうが,別にOK!というわけです。

 私がよく行く床屋も普通のラジオをつけっぱなし(床屋なのでAMですけどね。)~おお,著作権法にかなっておるわいといつも感心しております(これはウソ)。

 兎も角も,こういう細かい規定まで知らないといけないのですねえ。

3 そういう例が他にもあります。

 上は音楽の著作物の話でした。これは結構厳しい類ですね。ところが,ほぼユルユルで全く厳しくない著作物もあります。

 これもすぐに頭に浮かばない人が多いのではないでしょうか。

(公開の美術の著作物等の利用)
第四十六条  美術の著作物でその原作品が前条第二項に規定する屋外の場所に恒常的に設置されているもの又は建築の著作物は、次に掲げる場合を除き、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。
・・・
二  建築の著作物を建築により複製し、又はその複製物の譲渡により公衆に提供する場合

 これも前半はどうでもよくて,後半の建築の著作物が問題です。

 要するに,模倣建築(あとその分譲など)以外,何やってもOKってわけです。

 スカイツリーは立体商標の登録もしているようですが,著作権の範囲なら,ミニチュアモデルだとか模したお土産だとかやり放題のし放題ってわけです。

 でも,これも一個難点があって,人格権との兼ね合いですね。
 著作権法30条以降の例外って著作権の例外であって,人格権の例外ではないのです。なので,あまり変な後付けの模様やらアンテナなんてくっつけると同一性保持権でやられる可能性もあります。

(同一性保持権)
第二十条  著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。
2  前項の規定は、次の各号のいずれかに該当する改変については、適用しない。
・・・
二  建築物の増築、改築、修繕又は模様替えによる改変

 その例外も上記のとおりありますが,実用を越えた改築はやばそうなわけです。

 ということで,著作権法って難しいよねって話でした。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ目黒通りの一部でもある目黒新橋に来ております。
 
 中目黒方面が写っているというわけです。
 画面の右の方に大きな煙突があります。これは目黒清掃工場ですが,現在操業停止中です。建て替えるそうですね。

 いやあ梅雨の晴れ間って感じです。昨日よりは気温は上がっており,若干蒸し暑い東京ですね。

 先週末はサーフィンはおやすみだったのですが,この時期あんまり波がないのですねえ。しばらくは湘南でのサーフィンが辛い季節です。
1 このタイトルで何のことか分かったあなたは相当な特撮マニアですね。

 このブログでも,そのロケ地に行ったことやら,最終回のことやら,結構書いておりますね。

 ユウキというのは,そのヒロインですね。ヒーローの如月弦太朗の方は,朝ドラのあまちゃんでのヒロインの恋人役から大出世でしょっちゅう見ますし,ユウキの方も,朝ドラのまれでのヒロインのライバル役からけっこう見ます。

 なので,突然~って感じですよね。

2 まあ弁護士のブログですと,その際のリスク回避策やら対策,防衛策なんちゅうのがタイムリーでいいのでしょうね。でもひねくれ者で変わり者の私,そんなの興味ないのです。それにそういう重要な話は,これ(お金ね)貰わないとって感じですわ。

 そう言えば,今回の相手方の団体の方は,ここ五反田界隈でけっこう見ますよ。
 本部が1号沿いにあるからかもしれません。うちの事務所の近くで再開発が進んだ大崎フォレストビルの近くにも,建物がありますしね。
 さらに,散歩していたら他の建物も見かけますよ。泉岳寺駅の近くにすごい大きなゴシック調の建物があるし,1号を川崎方面に行くと,戸越の手前でやはり大きな建物がありますしね。

 創始者の家が,白金台の聖心女子大の近く(いや北里大の近くって言った方が早いかな。)にあるからかもしれませんね(ここも私の散歩コースの一つです。)。やはり職住近接というのは,重要なことなのでしょう(土地勘のない人に補足すると,白金高輪というのは五反田から岡というか山を越えた向こうでけっこう近いのです。)。

3 だから残念なのは,フォーゼの10周年とかにユウキの登場がないかなあということですね。
 如月弦太朗の相棒の,歌星賢吾も芸能界を引退してしまっていますし,フォーゼに何があった?!って感じになっております。

 まあでも,上に出たまれも,ユウキに思いを寄せる丸坊主の人がいなくなっておりますから,様々各方面色々大変なんだなあって所でしょうかね。


4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ,上記の団体,本部近くに来ております。
 
 このとおり,1号線に直接面しております。報道陣などでごった返しているかと思ったら,誰も居ません。シャッターが閉まっており,今日はどうやらお休みのようですね。
 とすると,凄いうまいタイミング,ですね。
1 ということで,昨日はジュウオウジャーの最終回でした。

 ジニスを倒すのは既定路線として,その後ジューマン達との付き合いはどうなるのかと思っていたら,まさかのジューランドとの融合とは想定外でした。特別編とかやりにくくなるだろうけど,地球は我が家さ~♫だからいいのですかね。

 前のニンニンジャーもなかなか凝った話で面白かったですが,今回のジュウオウジャーも,敵方もやはり凝った設定が多かったですね。

 特に私が感心したのは,クバルの裏切りの回ですね。

 クバルは,結局オーナーであるジニスの威力に恐れをなし,裏切りはやめて日没までに地球上の全生物を滅ぼすというブラッドゲーム(この設定も実に良かったです。)を設定したものの,ジュウオウジャー達にやっつけられたわけです。その焦りぶりというか,敗走ぶりというかが,とても他人とは思えない小物っぷりで,私ってこんな感じだなあと感心した次第です。

 敵方の描写は仮面ライダーよりも良いのではないかと思います。恐らく,対象年齢から行くと,味方の描写は単純でわかりやすくしている分,遊び心のある作り手連中の興味は,敵方に自ずと向かうのではないかと思うのですね。だから,敵方の描写が凝っているのだと思います。

 次回から始まるキュウレンジャーは,史上最多の9人のスーパー戦隊らしいです。とは言え,私の記憶が確かならキョウリュウジャーは最終的にもっと多かったような気がしますけどね。ま,始まった時点基準なら,そうかもしれませんね。

 相変わらず敵の描写に期待しますが,脚本は,毛利亘宏さんですか~。ちょっと不安ですね。
 ここ最近ドラマって本当脚本でほぼ全てが決まるなあとしみじみ思っておりますので,過去の作品からするとなかなか不安になりますニャー。

2 特撮ものということで,ここで書いていなかった最終回のやつがありましたね。それは年末で終わったウルトラマンオーブです。

 怪獣を倒す団体のメンバーという,トラディショナルなヒーロー像のウルトラマンXとは全く違う,さすらいの風来坊であるクレナイガイ(名前もそのまんま)のウルトラマンオーブでしたので,始まったころはこんなんで持つのかいなと思ったのですが,実に面白かったです。

 そう言えば,今年で50周年になり,今tokyo mxテレビで再放送をやっているウルトラセブンも風来坊のモロボシダンが主人公でしたね。実はこの設定もトラディショナルなものだったのかもしれません。

 3月に映画をやるらしいので,そちらも検討せねばいけませんなあ。
 
 ということで,私の興味は今日もジャンルを問わず,色んなところに向くのでした。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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