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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 本日も寒い東京です。まあ水曜ほどではないですが,冬の格好しないと寒いかなあって感じです。
 これで最後~♫であることを祈ります・・・。
 
 さて,業務連絡です。
 私も霞を食っているわけではないので,ときにはここでも宣伝が入ります。

情報機構主催セミナー講師 「ソフトウェア関連技術知財の現状と基礎知識 ~ビジネスモデル特許か別の手段か、 戦略の立て方と活用実務~」6

 ついに同じネタで6回目です!
 2016年の11月に始まったシリーズも足掛け3年もやっているということになります。根強い人気があるわけです。
 
 日時:2019年7月5日(金) 12:30-16:30  
 場所: [東京・東新宿]新宿文化センター 4階第1会議室

 今回は,再度東京に戻りまして,新宿です。もっとも,駅は東新宿が近いようです。

 この新宿というのはいい感じの場所取りかもしれません。実はそこそこ特許に関係ある所が沢山あるようですからね。

 詳しくは,こちらです。あまり外じゃ聞けない話と,おまけで後継ブログのURL告知等もありますので,ちょっと先ですけど,ご興味のある方は,よろしくお願いします。

 あと,このセミナー,ここで何度も言っているとおり,弁護士の人でも弁理士の人でも全くウエルカムです。
 こういうセミナーって,時々,同業者お断り~みたいなものがありますが,私は全くそんなことはありません。差別主義者でレイシストではあるのですが,こういう所でせこいことは言わないnondiscriminatoryなのです。
 だからと言って,ノウハウや肝腎な所を隠すってこともありません。全てオープンです。

 ま,一回来たことのある方はもういいとは思いますが,今回の特徴というと・・・主催者から,スマホ決済関係の特許の紹介もしてくれということだったので,そういうのを一章設けました。太いレジメがさらに太くなりそうですけどね。

 そんな感じです。

2 ほんで,終わったはずのシリーズ,桜です。

 今年は,本当不思議です。桜の開花が木々でかなりバラツキました。冬が寒くなかったせいだと思います(あとは雨が少なかったからでしょうか。)。
 なので,いまだ結構咲いているのですね。
 
 まずは,亀の甲橋です。葉桜も多いのですが,左手はまだまだいけるって感じです。

 続いて,目黒エンペラー近くの太鼓橋からです。
 
 右手の木などは漸く満開って所です。

 目黒通りの目黒新橋からです。
   
 ここだともう散っている感じがします。

 しかし,ふれあい橋から見ると・・・。
 
 まだ結構咲いています。

 こんなにダラダラしているのは本当無いって感じです。

 ま,何でも腐りかけが美味しいと言いますよね。私はこのくらいの桜でも結構好みです。
 何と言いましょうか,MILF的魅力という感じです。

 あ,一応念のために言いますが,MILFを検索するときは,周りに人の居ないときがいいですよ。なお,さらに念のために言いますが,MILF 画像 なんて検索すると,本当とんでもないことになりますからね,本当です(ダチョウ倶楽部の芸じゃありませんので。)。

 岩永センセ,MILFだとかcamel toeだとか,しょうもない単語よく知っていますねえという感じですが,私に言わせりゃ,whereasだとかin consideration ofだとか,そっちの方がよっぽどしょうもねえと思いますけどね~。ムフフフ。
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1 概要
 本件は,原告(外国企業)の特許拒絶査定不服審判請求を却下した審決に対する取消訴訟の事件で,その争点は,原告が,法定期間内に拒絶査定不服審判請求をしなかったことについて,特許法121条2項の「その責めに帰することができない理由」があったか否か,というものです。

 ここで判決を紹介するのは,本当久々ですね。ま,でも,ちょっと読むと分かるとおり,これもどっちかというと面白系です(ここでマジ系の判決の紹介はしないのでした,ね。)。
 とは言え,弁理士の皆さんには,背筋が凍るというか,決して他人事ではない,ということで取り上げた次第です。

2 問題点
 問題は,特許の分割っていつ出来る?ってことです。

 現在の条文,特許法44条1項を見てみましょう。

(特許出願の分割)
第四十四条 特許出願人は、次に掲げる場合に限り、二以上の発明を包含する特許出願の一部を一又は二以上の新たな特許出願とすることができる。
一 願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面について補正をすることができる時又は期間内にするとき。
二 特許をすべき旨の査定(第百六十三条第三項において準用する第五十一条の規定による特許をすべき旨の査定及び第百六十条第一項に規定する審査に付された特許出願についての特許をすべき旨の査定を除く。)の謄本の送達があつた日から三十日以内にするとき。
三 拒絶をすべき旨の最初の査定の謄本の送達があつた日から三月以内にするとき。

 で,この条文が改正される前,むかしの特許法44条1項を見てみましょう。
(特許出願の分割)
第四十四条 特許出願人は、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面について補正をすることができる期間内に限り、二以上の発明を包含する特許出願の一部を一又は二以上の新たな特許出願とすることができる。

 つまり,昔は,補正が出来るときしか分割出来なかったのです。
 じゃあいつ補正が出来るかというと,特許法17条の2第1項,ですね。これも昔のものです。

(願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面の補正)
第十七条の二 特許出願人は、特許をすべき旨の査定の謄本の送達前においては、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面について補正をすることができる。ただし、第五十条の規定による通知を受けた後は、次に掲げる場合に限り、補正をすることができる。
一 第五十条(第百五十九条第二項(第百七十四条第二項において準用する場合を含む。)及び第百六十三条第二項において準用する場合を含む。以下この項において同じ。)の規定による通知(以下この条において「拒絶理由通知」という。)を最初に受けた場合において、第五十条の規定により指定された期間内にするとき。
二 拒絶理由通知を受けた後更に拒絶理由通知を受けた場合において、最後に受けた拒絶理由通知に係る第五十条の規定により指定された期間内にするとき。
 第百二十一条第一項の審判を請求する場合において、その審判の請求の日から三十日以内にするとき。

 重要なのは,3号です。拒絶査定不服審判を請求するときは,補正ができるのです(今は審判請求と同時にしないといけませんが。)。
 つまり,その昔は,拒絶査定を受けたときは,拒絶査定不服審判も請求しないと,分割できなかった!ってことです。

 他方,現行法の分割は,上記のとおりで,拒絶査定から3ヶ月以内に分割するときには,要らん条件はありません。つまり,拒絶査定不服審判の請求は不要!ってことです。

 では,これがいつが境目かというと,H18年改正法なので,H19(2007)/4/1~というわけです。

 つまり,原(親)出願が,H19(2007)/3/31以前だと,拒絶査定不服審判を請求しておかないと,拒絶査定時の分割はできない!のです。
 今は,2019年ですので,2007年の出願で係属しているのはまだまだ沢山あるでしょう。要注意です。

 ということは,どういうことかわかりますよね。

3 判旨
「2  本件における「その責めに帰することができない理由」の有無
(1)  特許の出願人が在外者である場合,拒絶査定不服審判請求や分割出願を行うためには,特許法施行令1条1号に定める場合を除いて,特許管理人たる代理人を選任する必要があるが(特許法8条1項),その場合であっても,同在外者は,誰を代理人に選任するのかについて,自己の経営上の判断に基づきこれを自由に選択することができる。そうすると,出願人から委任を受けた代理人に「その責めに帰することができない理由」があるといえない場合には,出願人本人に何ら落ち度がない場合であっても,特許法121条2項所定の「その責めに帰することができない理由」には当たらないと解すべきである(最高裁昭和31年(オ)第42号同33年9月30日第三小法廷判決・民集12巻13号3039頁参照)。
(2)  本件においては,前記第2の1のとおり,D弁理士は,本願からの分割出願について,特許法44条1項3号の適用があり,拒絶査定不服審判請求をする必要はないものと誤信し,拒絶査定不服審判請求についての法定期間を徒過してしまったものである。
 弁理士法3条によると,弁理士には,業務に関する法令に精通して,その業務を行う義務があるところ,通常の注意力を有する弁理士が,通常期待される法令調査を行えば,本件拒絶査定後,本願から適法に分割出願を行うためには,拒絶査定不服審判請求を分割出願と同時にする必要があると認識することは十分に可能であったと認められる。したがって,D弁理士が上記のように誤信をしたことは,弁理士として通常期待される法令調査を怠った結果であるというほかない。D弁理士以外の他の本件代理人らについても,いずれも原告本人から委任を受けた弁理士である以上,適宜,必要な処置を講じて,本件のような過誤の発生を防止すべき義務があったといえ,D弁理士同様,弁理士として通常期待される注意を尽くしていなかったものというべきである。
 以上のとおり,本件代理人らが通常期待される注意を尽くしていたとはいえない以上,本件において,特許法121条2項にいう「その責めに帰することができない理由」があったとすることはできない。 」

4 検討
 本件の親出願は,平成18年4月13日の出願のものでした。
 そうすると,旧法が適用されるので,拒絶査定不服審判も請求しないと分割できない!ってことです。

 ところが,「そして,本願について,A弁理士,B弁理士,C弁理士及びD弁理士(以下「D弁理士」といい,D弁理士と上記の他の弁理士らを併せて「本件代理人ら」という。)が代理人に選任されていたところ,D弁理士は,本願からの分割出願について,特許法44条1項3号が適用されるものと誤信し,平成30年2月23日付けで本願の一部を特願2018-030620号として分割出願した(以下「本件分割出願1」という。)ものの,法定期間の終期である同月26日までに本願について拒絶査定不服審判を請求しなかった(甲1,2,4,5,弁論の全趣旨)。
    (3) 特許庁長官は,本件代理人らに対し,本件分割出願1が,拒絶査定不服審判請求と同時にされておらず不適法であり,特許法18条の2第1項本文により却下すべきものと認められるとの平成30年3月22日付けの却下理由通知書を送付した(甲6)。

 ていうことで,拒絶査定不服審判を起こせる期間が徒過して,あ~あとなった次第です。

 どうですかね。恐らくこのD弁理士は若手だったのではないかと思います。少なくとも,弁理士試験に受かったときは,新法だったのではないかと思います。

 私も一応弁理士なもので,古い条文を決して捨てることはありません。事務所には古い条文集がいくつもあります。
 特許は,基本的に出願時の法律が適用されます(よっぽどのことがない限り,例外は少ないです。)。なので,いつの出願だったかなあっていうのは大事で,そのときの条文集がないとよう分からないこともあるのです(ネットは早いが,昔の条文が消えるのも早い。)。

 私の事務所にも時々特許出願の依頼もありますが,基本,本当に例外的にどうしても断れない場合を除き,特許出願はやりません。事務所のサイトには特許出願の話も載っていますが,本当に例外ですね。

 というのは,やはり,何かあったときに挽回が出来ないからです。

 商標はやっています,結構。商標法自体は特許法より遥かに難しいと思いますし,商標の類否は,特許の進歩性以上に難しい判断だと思います。しかし,商標は挽回が出来ます。商標に新規性という概念がない以上,失敗しても出願し直しってあるのです。
 他方,特許の場合,失敗すると,この事件のように挽回する術がありません。

 もちろん,弁護士だって,法の適用時期が重要な場合もありますが,弁理士に比べれば,屁みたいなものです。

 なので,最新の技術から多少ふるい落とされそうになったロートル弁理士でも,何かの役には立つ場合があるのです。
 うん?H18ころの親出願?これって不服審判と一緒じゃないと補正つまり分割出来ねえんじゃないの~っつう引っ掛かりですよね。

 こういうのが重要じゃないかと思います,本当に。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ,山本橋に来ております。
 
 いやあ,もうこんな感じです。ですが,今日こんな感じなら,月曜はまだマシだったのかもしれません。
 ということで,東京の桜もこれでオシマイ,また来年ですね。

 ですが,季節は逆戻り~今日はもう冬支度で出勤です。寒い,風強い,しかも雨!マフラーに手袋に・・・一体いつの感じ?って所です。土日は暑いくらいだったのに~♪
 
 まあ8月がこんなだったら怒りますが,まだ4月も上旬。
 プリンスが歌ったように,Sometimes It Snows In April~♫なのです。

 I used 2 cry 4 Tracy because I wanted 2 see him again(トレイシーはプリンスの役名)

 Sometimes it snows in April
 Sometimes I feel so bad, so bad
 
 そう言えば,プリンスが死んだのも4月だった~あれからもう3年も経つのだなあ。





1 ここ数日,トヨタのことがあるため,色んな所で特許に関する露出を見かけます。

 ま,悪いことじゃありません。
 で,この春から始まったNHKの番組で「逆転人生」というのがあります。その第一回目は,この事件に関するものでした。
 この番組については,弁理士会がわざわざ,わざわざですよ~,両当事者が居るにもかかわらず(つまりは勝った方もいれば負けた方もいるのにねえ・・・),メールで知らせたというわけの分からんものですが(「【日本弁理士会】本日放送のテレビ番組について」というタイトル。),その中身はいいでしょう~。

 そういうこともありますわ,ってことですし。

 そんなことより気になったのが,その番組中「特許裁判による損害賠償額」ベスト3というのが出たのです。

 金にしか興味のない弁護士として有名なこの私,金の話となったら黙っちゃいられません。このブログでもその昔,この話をしましたので,ちょうどいいかなあと思った次第です。なので,その2,ってわけです。

2 で,その番組では,アメリカ,中国,日本でのベスト3を紹介しておりました。
 出典は,ここです。

アメリカ
Indenix  Pharmaceutic als LLC VS Gilead  Sciences  Inc.  2860億円
Carnegie  Mellon  University  VS Marvell  Technology  Group  1730億円
Monsanto  Company  VS E.I. Du  Pont De  Nemours  and Co.  1130億円

中国
Chint  VS 寧波保税区電気設 備、シュネーデル 56.66億円
Huawei  VS Samsung  13.54億円
武漢晶源環境工程  VS 華陽電業、富士化水 8.56億円

日本
東ソー  VS ミヨシ油脂  平成 22(ネ)10091    17.01億円
イシダ  VS 大和製衡  平成 19(ワ)2076   14.98億円
中外製薬  VS 岩城製薬、 高田製薬、 ポーラファルマ  平成 27(ワ)22491   10.69億円

 おー前回の日本のやつはあたっているというか,ま,この特許庁が外部に依頼した資料のまとめが2017年度なので,3年くらい経っても最高額は変わらん~♪って所ですね。

 それよりびっくりするのが,アメリカですよ,やっぱり。まさに桁違い(しかも2桁)。
 いつのかというと,上から,2016/12,2014/3,2012/8ですね。一昔前とかいうのではなく,結構最近です。

 特許訴訟するならアメリカ~♪でしょう。
 あと,中国は賠償額も結構凄いです。1位のやつは,2007/9の判決ですから,日本より昔に日本より高額な判決が出ていたってことになります。

 ということなので,特許は,中国とアメリカに出願すればいいかなあという感じです(ヨーロッパと韓国は,意外と賠償額が低いので,これらの地域に出願する必要性は高くないと思います。勿論,日本も。)。

 こういうデータはそれだけで結構面白いです。

 ということなので,このブログの結論としては,前と変わらず,確定していない判決では,青色LED職務発明訴訟の200億円が最高,確定している判決では,上の原告が東ソーの,重金属固定化処理剤事件の約18億円が最高としておきます。

3 さて,今日は桜はありません。
 ちょっと今日は色々ありまして,呑気に散歩する時間が取れませんでした。
 
 東京は昨日までは非常に暖かく,しかも桜も持ち,実にいい日よりでした。ですが,今日は朝方雨~昼過ぎにはやんだものの,結構寒い日です。
 水曜には冬みたいな天気になるらしいのですが,やめてほしいものですよ。
1 今日は暖かい東京です。水曜日くらいまで寒かったですからね。
 ただ,昨日の午後から南風も吹いておりまして(それで気温も上昇),桜は散りはじめております。

 さて,首記の件ですが,もう時機に後れた・・・って感じなので,もう良いかなあと思ったのですが,ま,一応ってことで。
 
 方針というのは,「約2万3740件! トヨタがハイブリッド車開発で培った電動化技術の特許実施権を無償で提供」というものです。
 つーことはどっちかというと標準化に舵を切ったってことですかね。

2 特許の戦略って色々あります。会社の規模もさることながら,むしろ今後どうしたいかということの方が重要で,そうすると,大企業だけはなく中小ベンチャーでもきちんと最初から(本当に最初から!)考えないといけないこともあります。

 ま,とは言え,今回,今や日本が世界に誇れる唯一の大企業と言ってよいトヨタの話ですから,その戦略に外野がヤーヤー言うことではないでしょう。だって,私よりもよっぽど出来る人が単数ではなく複数居るだろうから,ですね。

 でも多少分からない人向けに言うなら,上記のとおりでしょう。
 
 つまりは,標準化→パイを大きくする方向,ってわけです。
 特許は,普通,独占化の方向に使います。これは,シェア重視の考え方ですね。ある程度パイのある所なら,自分のシェアを大きくすれば,売上も利益も増加していくだろうからです。

 だけど,①そもそもパイが小さいとか,②そこそこパイはあったんだけど,もっと大きくしたい場合には,シェア争いなんかしてても仕方がありません。
 その場合,一定の条件はあるものの当該技術を広く使ってもらい(標準的な技術に化けさせるのです。),パイを大きくする方向を考えるわけですね。

 まさに,これがトヨタの方針でしょう。要するに,今まで売ってた所では飽和したのでしょうね。つまり,②の状況です。

 他方,FCVの場合は,早くからこの方針でした。これは上の①の状況だったと思えます。

 感心するのは,トヨタって図体が大きい割にはこういうときって結構柔軟だし,早いし・・・と思います。バカと守銭奴しか目に入らないどこかの日産という会社とは大違いのような気がしますね。
 だけど,何だかんだ言ってもオーナー系,家業としてやっているからこそかもしれませんね。サラリーマンじゃ~ねえ。

3 漸くここ数日で,年度末進行から脱したので,違う話も。
 なつぞら,どうですかね。
 
 まんぷくは結局意外と面白かったなあ,大阪制作で久々面白かったなあという感想でした。

 で,今回のなつぞら,ですが,初っ端から,まさかのルパン三世~♪ふ~じこちゃ~ん,寂しいよ~♡(寝床に招き入れようとするルパン三世ならぬ藤木直人)。
 ちなみに,ふ~じこちゃ~んは,松嶋菜々子ですからね。

 今回の主人公の仕事は,アニメ関係ということで(オープニングも全部アニメです。),こういうネタが出てくるのかもしれませんね。そうすると,この4月でちょうど40周年となったガンダムなんか,一番の候補ですね。

4 追伸
 ということで,いつもの桜です。
 目黒川ばかりじゃね,ということでちょっと違う場所です。

 
 ここはかむろ坂ですね。どこかというと,山手通りから武蔵小山方面に行く道です。ここもずっと桜があり,名所です。

 
 ですが,ここは目黒川沿いより若干早いかなと思います。結構散っているのですね。

 
 こんな感じです。まあ散りゆく花もオツなもんです。

 で,かむろ坂を登り,武蔵小山方面に行き,パルム商店街を通って戻りました。
 その間桜が無かったので,写真もありません。

 で,よく考えたら,そうか,35年前の今の時期に武蔵小山の駅に降り立ったのだなあということを思い出しました(寝台特急の富士で上京でした。)。
 ずいぶん時間が経ちましたね。武蔵小山の商店街も多少変わっております(タワーマンションの建設が進んでいます。)。

 ほんで,最後は,山本橋なのでした~。
 
 




1 ちょっと重要な話なので,今日は特別にもう一つ行きます。

2 先程書いた経産省のサイトを見ると,改正法の条文が既に載っています。

 新しい証拠の収集法は,査証人に対する査証の命令~なのですね(新105条の2以下)。

 また,102条の所も結構変わっています。

 査証人の所はどうでもいいので,102条のところだけ,縦書きは分かりにくいので,私が横書きにしておきます(間違ってても知りません。そんくらい自分で確認しないと。)。

(損害の額の推定等)
第百二条 
1 
特許権者又は専用実施権者が故意又は過失により自己の特許権又は専用実施権を侵害した者に対しその侵害により自己が受けた損害の賠償を請求する場合において、その者がその侵害の行為を組成した物を譲渡したときは、次の各号に掲げる額の合計額を、特許権者又は専用実施権者が受けた損害の額とすることができる。

一 特許権者又は専用実施権者がその侵害の行為がなければ販売することができた物の単位数量当たりの利益の額に、自己の特許権又は専用実施権を侵害した者が譲渡した物の数量(次号において「譲渡数量」という。)のうち当該特許権者又は専用実施権者の実施の能力に応じた数量(同号において「実施相応数量」という。)を超えない部分(その全部又は一部に相当する数量を当該特許権者又は専用実施権者が販売することができないとする事情があるときは、当該事情に相当する数量(同号において「特定数量」という。)を控除した数量)を乗じて得た額
二 譲渡数量のうち実施相応数量を超える数量又は特定数量がある場合(特許権者又は専用実施権者が、当該特許権者の特許権についての専用実施権の設定若しくは通常実施権の許諾又は当該専用実施権者の専用実施権についての通常実施権の許諾をし得たと認められない場合を除く。)におけるこれらの数量に応じた当該特許権又は専用実施権に係る特許発明の実施に対し受けるべき金銭の額に相当する額


2 特許権者又は専用実施権者が故意又は過失により自己の特許権又は専用実施権を侵害した者に対しその侵害により自己が受けた損害の賠償を請求する場合において、その者がその侵害の行為により利益を受けているときは、その利益の額は、特許権者又は専用実施権者が受けた損害の額と推定する。
3 特許権者又は専用実施権者は、故意又は過失により自己の特許権又は専用実施権を侵害した者に対し、その特許発明の実施に対し受けるべき金銭の額に相当する額の金銭を、自己が受けた損害の額としてその賠償を請求することができる。

4 裁判所は、第一項第二号及び前項に規定する特許発明の実施に対し受けるべき金銭の額に相当する額を認定するに当たつては、特許権者又は専用実施権者が、自己の特許権又は専用実施権に係る特許発明の実施の対価について、当該特許権又は専用実施権の侵害があつたことを前提として当該特許権又は専用実施権を侵害した者との間で合意をするとしたならば、当該特許権者又は専用実施権者が得ることとなるその対価を考慮することができる。


 第三項の規定は、同項に規定する金額を超える損害の賠償の請求を妨げない。この場合において、特許権又は専用実施権を侵害した者に故意又は重大な過失がなかつたときは、裁判所は、損害の賠償の額を定めるについて、これを参酌することができる。

3 さて中身ですが,1項が複雑になり,4項が新設されたということが大きいと思います。

 まず,新1項です。
 このうち新1項1号が旧1項と同じことを言っているのだと理解できます。そして,新1項2号は,旧3項のことですね。

 そうすると,,新1項は,この1号と2号の「合計額を、・・・損害の額とすることができる。」と書いていますので,つまりは,いわゆる1項と3項の併存説(敗者復活OK説でしょうかね。)を改正法はとる!ということです(括弧書きが曲者のような気がしますけどね。)。

 他方,今回,2項の改正はありません!
 つまり,2項においては,2項3項併存説は置き去り~!というように見えます。
 この辺,特許制度小委員会では,1項と2項の両方とも3項との併存を考える~だったような気がしますけど,うーん,おかしいなあ。

 ちょっとこの辺改正法が出てきたばかりなので,私もまだ完全に消化しきったわけではりません。ちゃんとした識者によれば,ちゃんとした考えが聞けるのかもしれません。

 でも,気にはなります。併存を主張するなら,原告側の帳簿を開示するしかない~?これは結構嫌な話です。
 特許庁の人に聞いてみたいもんですね。

 それ以外は,特許制度小委員会で審議されていたことが盛り込まれているような気がします(新4項とかね。)。

4 追伸
 とても上の件が気になりましたので,特許庁の制度審議室に直接電話して聞きました。
 特許庁の方,お忙しいところ,ありがとう御座いました(私は興味のあることに対してはいかなるハードルもありません!)。

 結論:これまでの102条の条文解釈上,2項の解釈は1項に倣ってきたという経緯があるので,わざわざ改正はしていないが,今回も1項に倣って解釈できる~つまり,併存説(この言い方は特許庁の方は嫌いなようでしたが。)を置き去りにしたわけではない,ってことでした。

 でも,立法者がそう思っただけで,裁判等ではそうならないかもしれない,なので,改正法の解説本等で,そのことを明記するのですか?と聞いたところ,はっきりそうだ!と答えて頂きました。

 ですので,私の上記の心配は取り敢えず杞憂となったわけです。
 
 おっと,今日はすごくいい情報ばかりでしたねえ~。閲覧数の少ない金曜日,ここまで読んだあなたは大ラッキーということでしょう~♡
1 首記は,昨日,弁護士会館のクレオで行われたシンポジウムです。
 主催は,冒頭のとおり,日本知的財産仲裁センター(JIPAC)ですが,弁理士会の継続研修の単位としても認められているため,いっちょ行ってみようか,ということで行ったものです。

 で,最近,知財関係のことをクレオでやっても来ているのは関係者だけ!という有様なのですが,今回はまあまあの人出だったと思います。

 ま,対象が弁護士だけではなく弁理士もだったので,その分,人が多かったのだと思います。

2 で,今回のテーマは,首記のとおり,実施料相当額の話です。
 そうなると,近時改正の噂もある,特許法102条3項の話ですね。

 条文はこんな感じです。
3 特許権者又は専用実施権者は、故意又は過失により自己の特許権又は専用実施権を侵害した者に対し、その特許発明の実施に対し受けるべき金銭の額に相当する額の金銭を、自己が受けた損害の額としてその賠償を請求することができる。

 この下線部が問題で,普通は,いわゆるライセンスフィー程度という感じになっており,それじゃあ低すぎるとか,1項や2項との併用はどうなのかとか,その辺が論点になっております。

 で,今回,何故,ここがテーマになったかというと,法改正のことではなく(まあそれも間接的には契機だったのかもしれませんけど。),JIPACで,「特許権等の実施料相当額算定手法について」という提言を出したので(pdfはここ),早い話,その広告なわけです。
 つまり,折角出したので,これを知ってもらい,使ってもらうための宣伝ってことですね。

 さて,私ですが,JIPACがそういうのを出したというのは知っていました(一応JIPACの判定人等の候補ですからね。)。
 だけど,上記のpdf,136pもあります!すげえ大部です。いくら特許オタクの私と言えども,普段の仕事等もあって,これだけのものを読むのは結構高いハードルです。
 ですので,このプロジェクトに携わっていた先生方には悪いのですが,1pも読んでおりませんでした。

 ほんで,重要なのは,じゃあ今回のこのシンポジウムを経て,やはり読む必要があるかどうか,勿論,このブログを読んでいる皆さんにとっても,このpdfは読むに値するものかどうか,ということでしょう。

3 つーことで結論を言いますと,読む必要はないかな~スルーでいいのではないかと思います。

 今回のpdfを作成した問題意識というのは,確かに納得いくものはあります。
 いまだに使われている「実施料率」(発明協会)という本(当然私も持っています。)やら他の類。統計的にどうのこうのという相場が出ているようだけど,散らばりが大き過ぎ,また正規分布ではなく,相場を表すものじゃない~などなどね。

 ということで,今回の提言(上のpdf)では,「限界利益率×寄与度」が特許法102条3項における相当実施料だ!と提言したわけです。
 136pもあるのに,一言で表されるというのもすげー話ですが・・・。

 で,今回,シンポジウム→パネルディスカッションということで,知財高裁の所長の高部さん,北大の田村教授が登壇したのですね。
 その二人の講演も非常に良かったのですが(特に,今回の田村教授の話は良かったですね。今回はね。),パネルディスカッションで,今回のシンポジウムの発端となった,そのpdfの評価についてもなかなか面白かったです。

 ま,あまりここでやーやー言っても,そういうことじゃないと言われると嫌なので,ちょっとだけにします。
 でも,そういう裁判官という実務家,大学教授という学識経験者の双方とも,今回の提言はイマイチだとかなり批判されておりました。

 それは,本質的には,今回の提言が,限界利益から計算しているということだと私は思いました。

 こうすると,現在の通説である,2項(1項も)との区別が出来なくなるってことになるわけですね(2項等の「利益」は限界利益とするのが通説です。)。
 そうするとどうなるかというと,3項は元々ある程度ざっくり,だけど立証の苦労はその分↓なのに,その3項まで限界利益だとすると,何のメリットあるんよ~???ってことなんだと思います。

 これはなかなか痛い所でして,擁護側の先生も色々反論して,恐らく,そこを正当化するための136pだとは思うのですが,ちょっと,このシンポジウムの批判だけで,読まんでいいヤツだな,これ!と思った次第です。

 やっぱ実務家も学者も両方ともが批判しているってのはちょっとねえ~って普通思いますからね。

 まあまあでも私は失敗に寛容ですので,挑戦することは良いことですよ。何もせんより1兆倍素晴らしいことですわ。

 ということで,JIPACの136pのやつよりも,先般出た特許小委員会の,「特許法第102条第3項の考慮要素の明確化について」のを読んだ方がいいと思います。こっちはたった2pです。

4 ところで,シンポジウムと聞くと,お茶目な私としては,どうしても,チ○ポジルというのを思い浮かべてしまいますねえ。皆さんいかがでしょうか。

 そういやあ,昔,米屋にお米券というのがあって(今でもあるのかな。),ひらがなで表記している場合もあり,その場合,「おこめけん」となるわけです。そうすると,そそっかしい私みたいな人は,鼻息がぶ~っとなるわけですね。え,そんなの売ってんの?ってわけです。
 ま,これは関東以北の人にはようわからんネタですね(関東は普通4文字なので。)。

 という,ブラタモリで,タモさんがときどき女子アナにしかけるセクハラ小ネタみたいな感じでオシマイです。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーです。

 引き続き,昨日の話です。
 
 これはクレオへの行きに目に留まった日比谷公園内の梅,ですね。写真を撮っているシニアの方が一杯でした。あと1ヶ月で桜だもんなあ,早いもんです。

 さて,バスケの方も書いておきましょう。
 最終戦のカタールも当然勝ちました。96-48なのでダブルスコアですね。

 序盤ちょっとばたつきましたが,後半以降は安心の展開って所だったと思います。いやあよかったです。
 これで8月から始まる北京でのW杯は決定です。

 で,来月には東京五輪の開催国枠がどうなるかという話もありますが,これで決まるのではないでしょうかね。

 ということなので,やばいからこそ見ていたバスケも一旦終了かなあと思います。ま,Bリーグの面白そうなやつは見ちゃうかもしれませんけどね。
 

1 これは昨日ニッショーホールで行われた弁理士会主催の研修です。
 毎年毎年行われており,地裁知財部と知財高裁の判事が交代で講師を務めるというものです。

 昨年は,知財高裁の番で,当時所長だった清水さんが話したわけです(なので,来年は高部さんかな。)。

 で,今年は地裁知財部の番で,29部の山田部長(43期)が講師でした。

2 で,内容なのですが,私には非常にためになる,良い講義でした。

 ま,細かいところはいつものとおり開示しませんが(行った人の財産であり,また講師の萎縮を防ぐためです。),そうか~やはりそうか~でも戦略としてやらざるを得ないこともあるんだよなあ~と一人納得していた箇所が多数ありました。

 回りを見ると,知り合いではないのですが,有名ところの弁護士の顔がチラホラ見え,弁護士の関心の高さが伺えましたね。

 で,弁理士会の研修なのに,弁護士と書いたのには訳があります。勿論,弁護士・弁理士じゃないと弁理士会の研修なのですから出席できません。
 だけど,今回の研修の内容はいつもに増して,弁護士に向けた話だったなあという感じでしたから。

 ま,知財高裁の場合,審決取消訴訟があるので,弁理士の代理人に一定以上寄せることは出来るのです。
 そうだ,そうだ,知らない人も居るかもしれませんが,審決取消訴訟については,弁理士単独で訴訟代理人になることができます(弁理士法6条)。査定系だろうが,当事者系だろうが,関係ありません。わざわざ弁護士に頼む必要はないのです。

 だから,逆に知財高裁としては,うーん弁理士どもめ,ちゃんと書面を書けよということで,言いたいことは一杯ある,そのため弁理士からすると聞くべきことも沢山あるということになります。

 だけど,地裁知財部だと,侵害訴訟メインですので,弁理士は単独では代理人にはなれません。弁護士が主役のステージです。
 普通は,それでも弁理士会の研修なので,その辺を慮って多少は弁理士に寄せる話をするのですが,今回,思い切ったことにそういうことは一切ありませんでした。
 もう,これは弁護士向け,弁護士会の研修でやるべき内容だろう,これに尽きます。

 なので,冒頭,私には非常にためになる,良い講義でした,と書いたわけです。

 ですが,普通の弁理士,日々明細書書きと中間処理がメインの弁理士には,全く縁もゆかりも無く,そして興味のないだろう話のオンパレード!特に前半はその傾向のみでした。

 そのため,休憩時間に退出した人がそこそこ居ましたね。全体の出席者も,その昔,飯村さんが知財高裁の所長を務めていたときの,押すな押すなの状況とは打って変わっての出席率だったと思います。

 ま,仕方がありません。侵害訴訟の数は低値安定,年間特許で200件くらいしかありません。
 弁護士ですら,なかなか携わる機会が少なくなっている状況です。ましてや,普通の弁理士にとって,侵害訴訟の代理人や補佐人というのが,遠い世界の話になっているというのは当たり前の話なわけですね。

 何か色々・・・という感慨深い研修でしたね。

3 ところで,この研修の帰り際,何だかよくわかりませんが,一人の弁理士が,出席票を回収する係員をひどく怒鳴っていました。見た方いますかね。

 出席票を回収するだけの人に何を怒鳴ることがあるのだろうと実に不思議でした。

 ま,弁理士は,偏屈な人が(勿論私もそうです。),そのままオッサンになり,そのままジイサンになるというパターンが非常に多い職種だと思います。
 なので,コンビニや居酒屋で要領の悪い外国人に文句つけたり怒鳴ったり~いわゆる荒れるシニア,こんなタイプの人が沢山居る職種です。

 いつか,UPCの研修に出たときも,後ろで大揉めに揉めてたのを目撃したこともあり,ようやるわと思ったこともあります。

 とは言え,荒れるシニアは弁理士だけではなく,弁護士でも結構見かけます。このとおり

 なので,無責任な私としては,ヤレヤレクソジジイ,早くくたばれクソジジイ!と応援しておきましょう。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここソニー大崎に来ております。
 
 入社してすぐの研修が昔の大崎テックであったのはいい思い出です。ソニー大崎と言えば,女子バレーの強豪だった時期もあるらしく,体育館がデカかったのですね。なので,全社の新人研修をここでやったのです。

 そのときは,喫煙所じゃない所でタバコを吸ってて,守衛のオッサンにひどく怒られましたねえ~あれもいい思い出~。昔も今もよく怒られる~ってことでしょうか。

 で,ここに来たのは,土日のスノーボードで,精算していないお金があったため,その関係ですね。こういうときは便利~。
 でも,この建物の中に入ったのは,今日が初めてでした。いやあガラーンとしたロビーだったなあ・・・。


 あ,暫く書籍の更新がないので,ついでに,ここで。
 先日,ブックオフに行ったとき,貴重な本をゲットできました。
 
 「松田治躬先生 古稀記念論文集」です。松田先生の話はこの辺で書いてますね。

 定価7500円のものがほぼ新品で1500円しませんでした~。いやあビックリ&ラッキー。

 さて次は,飯村敏明先生退官記念,片山英二先生還暦記念,小松陽一郎先生古希記念,こんなやつを狙って中古本屋を彷徨いましょうかねえ。ムフフフ。
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弁護士・弁理士
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理論物理学者を目指したのはもう30年以上前のこと。某メーカーでの液晶ディスプレイのエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。次は何かな。
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