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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 ということで,無事日本に帰国しました。
 一人事務所なので,その間色々あったようですが,誰かが処理してくれるわけではなく,もう右から左へ受け流す~♪っつう所です。

 で,羽田に着いたら,京急蒲田までの各駅停車ばかり。
 まあ朝のNHKのニュース(ホテルではNHKはそのまま見れました。)で,都営浅草線がシッチャカメッチャカになっている報はしてましたが,相互乗り入れの京急線もそのあおりですね。

 しかも寒いや~。報道によると結構暑いという話だったのに,また急に冷え込んだんでしょうね。台湾は,今日28℃になる予定だという話だったのに。

 ま,夢のような話は終わったわけです。でも取り敢えず,振り返りましょう。

2 今日の朝食です。
 朝一の便だったので,迷ったのですが,テイクアウトです。
 例の世界豆漿大王にもう一回ということで,なんだかよくわからない食い物とまた甘い豆乳を頼みました。
 
 よくわからない食い物はよくわからないだけあって,美味しかったですね。

 これももう最後です。
 
 そこの店には看板猫が居ましたので,その猫です。まだ小さいし,ニャーニャー鳴いてましたので,まだ子猫ですね。
 人も動物も小さい頃はよく泣きます。あれは大人へのアピールなんでしょうね。

 行きは,3時間半。帰りは3時間弱の飛行機でした。このくらいでしたら,飛行機嫌いの私も耐えられます。

3 まとめ
 台湾は,色んな事情で今は不景気らしいです。
 視察で各地を回るときに,本来渋滞で結構混むはずが意外と早く着いて時間を潰すのにどうしようかな~ってことが沢山ありました。つまり,車の量が少なくなっているのです。

 ま,台湾はバイクも多いですけどね(新興国でバイクが多い理由はわかりましたよ。多分,北京もソウルもバイクは多くならない理由もね。寒い所でバイクは流行りません。暖かくないと,バイクは乗れません。いかに便利でも。)。それでも渋滞を起こすのは車ですので,その量が減っているのは由々しき事態でしょう。

 本来,助け舟を出すのは日本だと思いますね。

 まあ韓国には一生行くことはないと思いますが,徴用工の判決が出て,これからも沢山出るについて,だ・か・ら,あの国は~ってMAXには思えないのですね(逆いえばある程度は思うということではあります。)。

 要するに,究極的には日本がこの前の戦争の責任をとっていない,これに尽きると思うのです。
 いや,こんなこと言うと,極右ネトウヨ弁護士の名折れのような気がすると思うのですが,違うのですよ。辺野古の話もその延長です。

 客観的に言うと,こうです。
 沖縄 1879年ないし1894年から
 台湾 1894年から
 韓国 1910年から

 こう見ると,それぞれの地域はある時期から日本だったのですが,今も日本であり続けているのは沖縄だけです。
 沖縄はそのまま日本であり続けているために,なかなか被害が確定しません。交通事故をやっている弁護士だとよくわかるでしょう。症状固定してないようなものです。

 台湾や韓国は1945年で日本を離れましたから,症状固定しているはずです。だから,損害賠償請求の範囲ももう確定している,そんな風です。

 究極の戦争の責任とは何でしょう?ニーチェ主義を標榜する私にもそんなものはあるのか?興味は尽きないところですが,ニイタカヤマノボレから77年の日ももうじきですので,続きはそこで~。ムフフ。

 あと,使ったプリペイドのSIMですが,遠伝電信のやつにしました。
 アマゾンとかで売っています(私が買ったのは5日間,無制限で900円くらいだったと思います。)。現地で買っても問題ないと思いますが,着いてすぐに使いたいじゃないですか。とは言え,現地のショップが混んでいたり開いてなかったりする可能性もあると思いますね。
 なので,事前に買っておくと便利じゃないでしょうか。

 ホテルにも無料のWIFIがあったのですが,この
遠伝電信の4Gの方が圧倒的に速かったですね(なので,持っていったパソコンはWIFIじゃなく,テザリングでつないでました。)。不思議~。

 海外によく行く人の携帯は,SIMフリーでSIM入れ替えがベストな方法だと思いますね。


4 追伸~追悼・全身これ鋭利な刃物
 さて,上記のように日本に帰ってきて呑気に夕刊を見ていたら,あっという声を上げてしまいました。

 標記のキャッチフレーズは,今やダイダロス社長となった某古舘が,一番輝いていた時代に同様に一番輝いていた人に贈ったものです。

 これで誰のことを言っているか分からないなら,もうあんたはプロレスファンをやめた方がいいですね。

 あと有名なニックネームは,爆弾小僧,カミソリファイター,そうダイナマイトキッドです。

 初代タイガーマスクの最大にして最高のライバルですね~。

 NHKのBSのアナザーストーリーでタイガーマスクの回で特別に久々に出たダイナマイトキッド~。脳卒中で麻痺が残っていたそうで,でも本当凄い年寄りに見えました。私と7つしか違わないというのに。

 色々仕方ないなあと思った次第です(でも当時のキッドは本当に格好良かった~)。

 ここでプロレスの話をするのは,もう訃報のときしかないのかもしれませんね。でも,ワールドプロレスリングは毎週欠かさず見てますよ!(タイガーマスクを見ていたころから,これだけはずっと変わりません。)。

 さらばキッド!,人は皆歳をとる,だからと言って歳をとったときのことばかり考え生きるなんて,あんたを見ていたらそういうことがクソだってよくわかったよ~♡
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1 日本の皆さん,こんにちは。東京も結構暖かいようですが,台北も暑いです。今日は多分30度超えましたね。

 ということで,無事三日目を過ぎ,今回の表メインの台湾視察は無事終わりました。
 数回経験した先生によると,何かしら問題が起きるようですが,今回は本当無事に終わったようです。良かったです。

2 本日,まずは,知財裁判所からです。
 
 これは板橋駅の庁舎です。ま,漢字圏だと要素が有限でしかも人間もそんな変わりないので,似たような地名は沢山あります。これもその一つ。でも当然,東京の板橋区とは何の関係もありません。

 これは台北郊外の新北市にある駅舎ですが,その駅ビルに知財裁判所が入っているのです。
 
 そこで或る先生と話したのですが,東京の中目黒にできるビジネスコート,何か変なものが出て遅れているそうですが,やはり大違いですよね。

 中目黒と言っても,恵比寿の駅からも中目黒の駅からも代官山の駅からも遠い!なぜこんな所に!と,いうのは,こういう他国のものと比べるとよくわかりますね。
 裁判所にしてはよくやっていると自分では思っているのかもしれませんが,そう思っているのはおめえだけだべ,アンポンタン!って所です。

 
 この一番下を見てください。
 あるフロアを借りているだけ,というのがよくわかります。

 ま,でもそういうこと言うと,弁護士会とか弁理士会もそうなんだよね。
 別に新橋あたりの安い貸しビルを借りりゃあいいのになあと思うんだけど,見栄を張ってオリジナルのビル,裁判所に近い場所,みたいなことに
拘り,コストが上昇し,しかもアホみたいな主張を撒き散らすのだから,始末に終えません。

 おっと議題が逸れましたね。
 もとに戻すと,知財裁判所の視察です。
 
 ご好意で法廷も見学させて頂きました。
 で,このモニターを見て分かるとおり,かなりのIT化が進んでいます。
 オンラインで迅速に,というのが,知財裁判所のスローガンらしいです。どっかの頭でっかちの組織に聞かせてやりたいものです。
 
 知財高裁と地裁知財部もこういうのでいいのではないかと思います。

 あ,そうそう,台湾の知財裁判所は,刑事も扱っているらしいです。
 日本の知財高裁も東京高裁の特別支部であって,東京高裁民事部の特別支部じゃないんだから刑事も扱えばいいのになあと思いますけどね。確か設置法にも制限無いはず。
 
 ということで,これにて視察は終了です。

2 バスの中で解団式をやり,おしまいです。
 
 一路,台北の中心部に戻ります。
 
 私を含めて有志の人は故宮博物院に行きました。
 
 青銅の計量器です。
 ま,故宮博物院は知ってますよね。国共合戦で敗北した蒋介石率いる国民党が,台湾に逃亡にするに当たり,北京の故宮にあっためぼしいお宝を持って逃げたというものです。
 
 これは玉で作られた角煮です。いまいちなぜこんなのがモチーフになったか,しかもなぜこれが有名になったのかよくわかりませんが,取り敢えず。
 ほんで,この相方の白菜の方は,台中かどこかの支部に出稼ぎに行って留守でした。残念。

 でもまあしかし,よくこんなにもシステマチックに運び出したなあって感じです。

 日本は縄文時代であったろう頃から,きちんと銘の入った非常に精巧なモノの数々。ハラリもコメントしていたように,ここ数百年のchinaの停滞って長い歴史の流れからすると実におかしな話なわけですよね。

 今世紀はやっと中国の本気が見られるのかもしれませんね。

3 一緒に故宮博物院を見学していた先生ともお別れです。
 
 松山空港で私もバスを降り,今日日本に戻る先生にお別れを告げ,MRTで都心へ戻ります。目的は台北101です。

 
 そこからの眺めです。まあスカイツリーみたいな感じでしょうか。
 松山空港が見えます。

 他の方向です。
 
 やっぱこういう風景からすると,東京に比べるとやはり汚い感じもします。
 清潔感は東京に叶いませんね。非常にスマートで清廉,清潔,東京のオシってそんな所かもしれません。ハングリーさとかそういうのではもはやアジアの勢いのあるところには敵いませんので,そういうのがいいと思いますよ。

 まあしかし,暑い中,スーツとネクタイでうろうろしたので結構疲れました。
 まあでも裏メインは明日ですし,それはどうなりますことやら。

4 あと,ご飯の話を。
 朝食は泊まっている近くの,世界豆漿大王という所でとりました。実は昨日の朝も行ったのですが,月曜の朝ということもあり,休みでした。
 
 豆乳は当然冷たい,しかも甘いやつです。美味しかったです。

 夕食は,京鼎楼という小籠包の有名な所でとりました。
 
 惜しむらくは,ハーフサイズみたいなものがなく,多品種は食えないという所でしょうか(もう一人ですので。)。それでも良かったです。

 ま,これから台湾に行くという方はご参考に。

5 で,今回,今年は何でも参加してみよう,積極的にやってみよう〜キャンペーンの一貫で,台湾視察に参加したのですが,いやあ参加してよかったなあと実に思いましたね。

 メンバーが良かったのだと思います。中でもバスの手配やら根回し役をやっていただいた,某S先生,この方のご尽力の賜物です。 
 出世するね,この人は,と思いましたね,本当。でも,何といいましょうか,某下町何とか系の人がそりゃ出世するかもしれんが,ホエーって所が残るのに比べて,このS先生は実に素晴らしい方でした。
 今回,この先生と知り合いになれただけでも参加する価値があったってなもんです。何事も褒めることの無い私が滅多に無く褒めているのは伊達じゃありません。
 
 実に楽しく面白い視察でした。本当ありがとうございました。

6 さて,天気の良く暑かった台北も今日までということです。
 台湾の弁護士の先生に聞いたところ,昨日今日の気候はさすがに異常だということでした。
 台湾にも冬はありますよ〜♪っていうことでした。

 だけど,ずっと夏でいいや〜という私からすると,そんなしゃらくせいもんは要りません。
 東京が春秋の気候なら,台湾は夏でいいじゃないですか〜。ムフフフ。

1 日本の皆様,ニーハオ。
 ニーハオと謝謝以外全く分かりませんが,何とかなっております。
 ということで,台湾も二日目です。

 本日はメインの視察調査の一日目ということで,色んな所を回りました。

2 まずは,保安警察の第二総隊という警察組織からです。
 日本でも台湾でも知財侵害の救済として,刑事の話もありますので,そこもという所です。
 
 これが会議室に掲げられていたものです。
 この第二総隊という所が知財侵害関係を一手に引き受けているということらしいです。

 とは言え,知っている人は知っていますが,現在,特許・実用新案・意匠(つまりは専利系)については刑事罰はありません!勿論日本にはありますが,台湾は2000年代初めの法改正でなくなったのです。

 まあ日本でもこれらの法律で検挙されることなどほぼ無いと言って良いでしょうから,別に〜♪ということかもしれませんが,イマイチ疑問という所です。

 ですが,現場の警察の皆さんにそんなこと言っても仕方ありませんから,著作権法やら商標法やらで検挙しているという話を大人しく聞いていた次第です。

 あと,ホットイシューとしては,営業秘密の漏洩,ここら辺ですね。

3 次は,台北弁護士会です。
 日本は日弁連の下に単位弁護士会が属すことになっており,そこから飛び出すことは無いと思うのですが,何と台北弁護士会は,その連合会の組織から近時飛び出したということです。

 まあ日本も強制加入をやめてもらえば,組織自体どうなろうがどうでもいいって感じですけどね。
 
 で,そのフロアの写真です。相変わらず,構えて撮るということをせず,適当に撮ったので,台北〜の部分が写っておりません。
 
 なので,隣のビルを写しました。さらに意味不明ですけど,まあ要するに,何かイマイチ記憶に残っていないなあという所です。

 実は,ここを訪ねたのは昼飯とき。
 昨日色々あって,ホテルでさっぱり寝付けず,そのためか何か昼飯ときにぼーっとしていたって感じです。

 よく考えると,海外の一人旅って生まれて始めてですわ。
 今までの海外ってなんだかんだで必ず誰かと一緒だったってことに気づきましたよ。いやあ50歳過ぎての初挑戦ですから,きっと緊張やら不安やらが色々あったのでしょう,柄にも無く・・・かな?

 つーことで寝不足でこの時間はぼーっとしていたというわけです。

4 で,昼飯食って,個人的には一番訪ねたかった台湾特許庁です。
 これがそのビルです。
 
 正確には,台湾智慧財産局というらしいです。
 
 当該フロアのエクステリアです。
 ま,日本の特許庁などという超巨大官庁のビルの先入観があると,うーん,これだけ?って感じがしますけど,規模からいうと適正なのでしょうね。

 で,ちょっと聞きたいこともあったのですが,他の先生が聞いてたり,誤魔化さず適正に答えてくれたりで,私の出番はありませんでした。まあいいでしょう。

5 で,本日の最後は,交流協会です。要するに,駐台湾大使館ですね。

 ご存知のとおり,日本と台湾の間には国交はありません。一番の親日国と言えるのに,まさに大人の事情でこういう感じなのですね。とは言え,そういう形式的なことよりも実質的なことが大事ということで,パイプは太いようです(当然トップ,実質的な大使は外務省の人です。)。

 知財も当然重要なイッシューですから,ここを尋ねる意義があろうというものです。
 
 ここが玄関です。
 
 しかし,本日訪ねた中で一番セキュリティが厳しいのにはびっくりしました。
 何と携帯は持って入れませんでした。いやあこんな目は小菅の拘置所以来,何年ぶりでしょうって所です。
 中に入る扉は一方が開いているときには他方は開かない,内部の写真は禁止!わお!って感じのものがたくさんです。

 中に居るのは日本人の方(各省庁からの出向者が多いです。),勿論使う言葉も日本語ですが,今回一番よそよそしかったですわ。

 ですが,そこでの説明は一番わかりやすかったかもしれません。
 警察→弁護士会→特許庁,みんな他国の,日本語ネイティブじゃない人ですので,こっちの思惑とあちらの思惑がもう合うのが奇跡!って状態ですから,何の説明かさっぱりわからない場合も多いのですね。

 しかも通訳が入るので,理解がガッタンガッタンになり,通訳が訳し終わったころには眠気との戦いになりますよ〜いやあ本当。

 ともかく視察はこれにて終了。

6 最後は,弁護士会の方々と懇親会で,三越へ。日系のデパートですが,いわゆる正当な台湾料理のトップ3に入る名店だという欣葉です。
 確かに美味しかった〜隣に座ってくれた地元の弁護士曰く,中華じゃないんだよ,でも美味しいよ〜ということでした。

 確かに中華のギトギトという感じではない,おおこういうのが台湾料理なのね〜って感じのものでした。
 ただし,値段もそれ相応でした。物価の低い台湾で,これじゃあ日本より高いなあって感じでしたからね。
 
 食べ終わってのデザートです。
 個人的にはこのフルーツよりも,写真右上の団子が美味しかったです。

 まあでも台湾の弁護士の人も威張った感じがなく,非常に良かったですね。しかも日本の一緒に行ったメンバーの人も私の大嫌いな偉そうな感じの人がおらず,結構居心地良く過ごせております。

 ちなみに,別に今回親しい弁護士が居るわけではなく(59期は私一人かな),それでも参加しているわけですから,意外とバンバン積極的だなあと我ながら思います。ま,きっと今年はそういう気分なのでしょう。

7 視察自体はもう明日で最終日。明日は知財裁判所の視察とその後有志による故宮博物院の見学でオシマイです。

 さて,明日はどんな感じでしょうかね。

 あ,そうだそうだ,気候は思ったよりも馬鹿暑くはないけれど,夏です。

 屋外は半袖シャツで十分,室内はクーラーガンガンです。

 こういう気候といい,現地の人といい,実に魅力的な所だなあと思っております。
1 結構長く続けていた弁理士会の研修所の運営委員ですが,この度訳あって終了することにしました。

 独立した直後に参加させて頂いたものですので,色んなことがありました。ですので,ちょっぴり寂しいのですが,まあ良い潮時でしょう。

2 突然のお別れの発端は,その運営委員での議事中,私の提案した議題が否決されたことに発します。

 とは言え,松岡洋右,敢然と国際連盟を後にする~っちゅうのではなく,それはそれで別に良い話です。何つっても,無鉄砲にも任官に応募して瞬殺されるというくらいですから,基本チャレンジャーなわけです,年甲斐もなく。失敗なんてできるうちが華ですよ。

 ですが,問題は,その議事後の或る関西の弁理士からのメールです。
 どういう話かというと,いやあそんな深謀遠慮もなく提案したら否決されるに決まってまっせ~えらいご苦労さんなことで~そんなこともわからんと,あんさん随分アホンダラのようですな~わてが色んなことを教えてあげまっさかい,わてに聞きにおくれやしてごめんやっしゃでおくれやっしゃ~とこんな感じでした(意訳)。
 ま,要するに,目立ちたがりの役立たずは俺の爪の垢でも煎じて飲むといいさ,こんな趣旨なわけです。

 ところがこの或る弁理士,運営委員になったのもごく最近で,弁理士の登録年も私より随分若いのです。
 ですので,はあ~?何おまえ,偉そうな上から目線,何様のつもりじゃ,クソボケと,久々頭に来たわけでした。いやあ怒髪天を衝く感じなのはずいぶんぶりですよ。

 なので,こんなやつにアホンダラ扱いされるとは・・・焼きが回ったもんじゃのうと,速攻,担当部の部長宛,この辺でお暇させて頂く旨を出した次第です。

3 弁護士もそうでしょうが,弁理士の会務活動も基本は派閥の持ち回りです。
 君は今回研修所の運営委員をやってくれ,君は***委員,あなたは***委員,みたいな感じで会務の委員が埋まっていくわけです。もちろん,所属する事務所のお偉いさんが会務活動に熱心なためイヤイヤやっている弁理士も多いとは思いますよ。

 ですが,私の場合,皆さんご存知のとおり,何の派閥にも属しておりません。ですので,義理立てする派閥やそれに類するものなんてないのです。

 じゃあ営業活動の一環みたいな感じ~?ですけど,否定はしませんが,運営委員を10年近くやっててそこから仕事につながったことはたったの1件しかありません。ほんのそれだけです。ですので,これも理由になりません。

 そもそも弁理士会の研修所の運営委員をやっているのは,独立直後の2009年から2010年のころに話が遡ります。
 イソ弁時代からお世話になっている弁理士のW先生,この先生から誘われたのがきっかけです。
 前の事務所から追い出されるようにして独立した私を見て不憫に思ったのでしょう。きっと客も居なくて往生している筈だ,知財の弁護士は弁理士経由の仕事も多いだろうから顔つなぎ的に入ってみるといいだろう,そんな感じだったと思います。

 ですが,そのW先生も,もう5年くらい前に研修所を辞めています。すでに義理立てする必要はないのです。

 じゃあ結局,それなのにいまだに研修所の運営委員を続けていたのって,何故?という話になろうと思います。
 弁理士の人なら知ってのとおり,6/8ルールというのがありまして,ほぼすべての委員会は連続6年か8年で再任されないというルールがあるのです。研修所の運営委員は,8年の方ですが,私は当然その8年を経過しています。
 しかしながら,ここでも書きましたが,昨年の任期満了の直前,上記の担当部の部長から,もう暫く居てもらえないだろうか,上に例外を認めてもらうようにするから・・・ということで,例外的に所属していたわけです。

 ま,つまり,ここが重要ですが,請われて,委員をやっていたということです。あくまで,請われて,です。ここは重要ですからね。

 それに,私も来年で弁理士試験を受かって丸20年,この資格あっての今があるということは身に染みて分かっているつもりですから,多少でも役に立つなら,と思った所もあります。情け,って所でしょうかね。

 ですが,まあ上記のようにアホンダラ扱いされるとは・・・。きっとその或る弁理士からすると,何か目立ちたがりで実に役立たずのオッサンに見えたのでしょうね~♡(悪かったね,役立たずで。)。

 ですが,請われてやっているだけなのに,そんな失礼千万な仕打ちを何でされないといけないの~,こう思うのもまた当然の話です。

4 ということで,この一件で,かなり大きな音とともに,情けの糸がブッツと切れてしまった,こんな次第です。

 まあ,でもよく考えると,ちょっと延長戦というか,長すぎた~感はありますね。私自身も,W先生が辞めて以来,辞め時を逸して今に至る~って所がありますので,ちょうどいい潮時,まさにそんな感じです。
 
 個人的にかなり親しい先生も居て,これでお別れというのも多少は寂しいのですけど致し方なし,またどこかで会えるでしょう。

 ところで,熱心にやったプロボノ活動って,この犯罪被害者支援の関係もそうですが,どうも石もて追われるようにして終わることが多いです。士業って恩を仇で返されることが多い職種だと思いますので,この辺は織り込み済みって所でしょうかね~フー。

 まあしかし,大して偉くもないくせに,偉そうにする奴はどこにでも居るんだなあって所です。え?あんたほどじゃない,こりゃまた失礼致しました~!
1 よく見るとほぼ1週間ぶりの更新ですね。しょうもないことでも書くことに困ることのない私ですので,実に珍しい状態でした。

 ま,この手の仕事している人なら分かりますね。
 偶には忙しいのですよ!このブログは所詮見る人にも私にも暇つぶしでしかありませんので,他にやることが目白押しだともう後手後手です。
 
 しかも,この1週間,特段何か書きたくなるようなこともそうそうありませんでしたからね。でも,タイトルからして,もう中身は分かると思います。

2 これねえ,日大に危機管理の専門家って本当居ないのだなあと思いますね。
 ま,相撲協会→レスリング協会の例を見るにつき,スポーツ業界ってこの処理が基本下手なのですけど,それにしてもです。

 ま,私,東工大出身なので,日大~はあ?って感じではあるのですね(当然学歴厨です。)。今までの生涯で日大出身の知り合いなんて居ませんでしたもん。ま,日大出身の人も東工大出身者の知り合いなんて殆どいないでしょうから,お互い様かもしれませんね。ウヒヒヒ。
 
 何というか,ダメな所はどこまで行ってもダメだなあって,そんな感想ですね。

 で,東工大の話が出ましたが,東工大だって完璧じゃありません。ですが,危機管理は結構上手い方じゃないかと思いますね。

 東工大が叩かれそうになったという事例はそうそう多くありませんが(所詮,無名単科大学ですから。),有名なのが2つあります。
 1つはごく最近の入学試験のミスです。報道はこちらですかね。阪大や京大に学んだようで,迅速できちんとしていたと思いますよ(身贔屓的に見ても)。こういうミスって時間との勝負の意味合いも大きいですからね。GW前なら合流もさほど大きな問題にならないでしょう。

 で,もう1つが今回の話と似た所のあるもので,それは鳥人間コンテストの事故ですね。夏に琵琶湖で行われる鳥人間コンテストですが,まあ当然リスクもあります。
 で,東工大の出場チームで事故が起きたわけです。これが2006年の話です。

 他方,次の年2007年も事故が起きています。これは九州工業大学のチームです。今も残っている報道等は,こちらですかね。

 2006年の東工大の事故も大きな事故でしたが,東工大のチームはその後も毎年のように参加しておりますし。それ以上の大きなトラブルになったということは聞いておりません。
 ところが,九工大の事故の場合は,その後,かなり大きなトラブルに発展しております(議論が発散するので,こちらの話はツッコミません。)。

 対比するとやはり東工大の事後処理が優れていたのでしょうね。

 神ならぬ人が完全に何かをすることなど出来ません。裁判官や官僚はこの時代にいまだに,無謬性なるものを信奉しているようですが,危機管理的にはアホ!としか言いようがありません。

 誤りは起きる,過ちは犯す,失敗は起きる,この前提で,じゃあそういうことが起きたときに,影響を最少にするようにする,ここがポイントなわけです。
 ですが,上記のとおり,所詮は三流,四流,いや五流大学~,期待するだけ無駄!ってやつかもしれません。

3 で,組織としては上記のとおり,裁判所や省庁や所謂名門企業と同様の,クソだったわけですが,次は,君ならどうする?ってことです。

 このブログの読者は勤め人が多いと思いますが,職場等で違法行為,これだとクリティカルな状況じゃないかな,自分のポリシーと反するような行為を要請された場合,どうする?ってことです。

 ここ最近,アベガー終わった~更には日本も終わった~感がありますが,1つには,こんなこと誰かチェックしなかったのとか,それっておかしいんじゃないのって言う人いなかったのとか,結局そういう事例が相次いだからじゃないかと思うのですね。

 組織はクソでも,個人的なクリティカルポイントに来たときに自分はどうするか,これが次のポイントになるのではないでしょうか。

 そのときに,どうしますかね。試合に出してやるから**でもして潰してこい,ちょっとここを書き換えてこい,このノルマを達成してこい,さあさあ,どうしますかね。
 特に狡猾な上司・上官なら,こうやってああしろみたいには言いません。それをやるなら忖度してやることになるのですね~。ああ,辛い辛い~。でもでも,さあさあ,どうしますかね。

 あ,私?~私なら,簡単です。金次第~です。
 10万円なら馬鹿言ってんじゃないよですけど,10億円なら,もう何でもやります!何でもご用命ください!こんな感じっすね~。

 でも,下手に倫理観や良心のある皆さんは,そうじゃないでしょ。さあさあ,どうしますかね。ムヒヒヒ。

4 で,最後はビジネスモデルです。
 上記に,日大出身の知り合いは居ないと書きましたが,実は特許の業界,日大の派閥があります。もはや小ぢんまりですけどね。

 これは特許事務所のビジネスモデルに関係するのですね。

 今回のアメフトのとおり,日大ってニッチな分野に目をつけ,そこを拠点にするということが上手です。司法試験なら,早稲田,慶応,中央の後塵を拝することになるけど,その辺が注目していない弁理士試験なら何とかなる,これですね。

 なので,日大は昔から弁理士受験生を支援していたことで有名です。上記の大学が司法試験の受験生を支援していたように。

 いやいやいや,それで受かったからって明細書書けないでしょ。だって理系じゃないでしょ,そうそれはそうなのです。だからビジネスモデルと関係するのですね。

 今は弁理士試験はさほど難しいものではなくなりました。司法試験の大暴落に比べればまだマシですけど,兎も角昔の弁理士試験はすごく難しかったのです。

 なので,東大とか京大とか東工大とか出たけど食えないやつら(二重の意味)をかき集め,何とかなだめすかして明細書を書かせて,学生のころから弁理士試験を目指して何とか合格した文系の自分が所長になって仕事をとれば,超超儲かるビジネスモデルの出来上がり~これが一昔前の儲かる特許事務所のビジネスモデルだったわけです。

 無資格者なら,弁理士会費も要りません。さらに無資格者は自分で開業できませんから,少々の無理難題も飲むしかありません。
 鵜飼と鵜と言いますか,奴隷遣いと奴隷と言いますか,営業マンと明細書作成マシーンと言いますか,そんな関係なわけですね。

 で,そんな事務所に依頼する企業も・・・ってことなのですが,法務と違って知財(当時は特許部)の遵法精神(つまりはコンプライアンス)なんて,羽毛程度の屁みたいなもんでした。いやあ資格の有無にかかわらず,出来上がった明細書が良ければ何でもいいっすよ~じゃ所長,赤坂の例の店に行きますか~ワハハハ~の共犯関係ですからね(無資格者に検査をさせたどっかの車メーカーと構造は同じ~ですね。)。
 
 ということで,日大出身の明細書の書けない所長が引っ張る,そして,その所長が唯一人の有資格者(弁理士)で,その下に錚々たる学歴だけど無資格者の修士,博士達が連なる,これがイケてる事務所の典型でした。

 ま,特許庁も良くなかったのですよ。こちらも,お客と言える知財協の企業たち(多くが経団連メンバー)にはそんなに強いことを言える立場じゃなかったのですね。結局,経産省の外局に過ぎませんから,本省での政策決定に強い力を持つ企業がこうしたい~となったら黙認するしかなかったわけです。

 で,弁理士会も同じでした。会員が儲かっているのに,そのビジネスモデルを壊すようなことができるわけがありません。

 さらに,まずかったのは,弁理士法では身内の非弁,つまりは名義貸しを禁じる条文が長い間無かったのです。以下の現行法31条の3が出来たのは,ここ10年くらいの話です。
(非弁理士に対する名義貸しの禁止)
第三十一条の三 弁理士は、第七十五条又は第七十六条の規定に違反する者に自己の名義を利用させてはならない。

 弁護士法なら昔から27条がありますが,こういう重要な条文が弁理士法には長い間無かったため,弁理士会も特許管理士を始めとする外の非弁には厳しかったのですが,所謂特許技術者と呼ばれている身内の非弁にはことごとく甘かったわけです。

 ですが,H13に試験制度が変わり,弁理士試験が簡単になったころから,そこそこ変わりました。
 今まで冷や飯を食わされていた理系の特許技術者が試験に受かるようになり,特許庁も無資格者の中間処理対応まかりならぬ,審査官に面接・電話できるのは有資格者だけ!とし(随分遅いけどね。),儲かりゃ何だっていいよの企業の方も多少コンプライアンスを頭の隅におき~そして,上記の法改正もありました。

 それに,ビジネスモデル特許が典型ですけど,今まで日陰者だった特許や知財の世界に脚光が当たり,若い人の積極的な選択肢にもなってきたわけです。知財部も,食えないエキセントリックな技術者上がり(私のような)が,ゴミ溜めのように集まるモンスターエンジニアの墓場~ではなくなったわけです。

 ですので,日大の弁理士派閥も今や風前の灯火です。去年の統計で見ると,普通の偏差値順みたいになっていますね,弁理士試験の合格者~。

 ビジネスモデルの変革,世の中の変革に耐えられないのは,自分のところのアメフト部と同様だったようです。どうも今までお疲れ様でした~(オカダカズチカ風)。
1 今日は月曜日ということで,日経の法務面にツッコミを入れる日なのですけど,肝腎の法務面には興味を引くようなものはそんなに無かったですね。

 ですが,5面に首記の記事がありまして,これが結構面白かったです。

2 中国というと,今や年間に100万件以上の特許出願のある国です。勿論,それには裏話もあり,クレームだけ考えれば明細書に仕上げてもらえる,しかもタダでとか,その他の補助金等もたくさんあるだとか,その手の話には事欠きません。

 だけどねえ~ってやつです。

 最近工業製品を買ったりするときには,どこで作られたかをじっくり見ますね。
 made in Chinaがあるとじゃあ大丈夫かなあと思いますし,他方,made in Japanなんてあると,これはヤバい,何か裏がありそうだと思ってしまいます。

 去年買った防水のスマートウォッチ,勿論今も動いております。サーフィンだけではなく,スノボのときも持っていき,ライディングでの映像もバッチリでした。解像度は低いですけど,実に良い買い物でした~。
 こんなの出せるかなあ,今の日本のメーカーが。しかも1万円もせずに。

 他方,一昨年買ったマウスコンピュータのデスクトップ(マウスコンピュータは国内生産で売っております。)では酷い目に遭い続けています。
 しばらくマトモだったのですが,先日は何故か立ち上がり→回復モードに入り,しかもキーボードもマウスも全く効かないという無限ループモードにハマってしまい,右往左往でした。
 それが何と確定申告の直前でしたから,本当に青ざめました~。
 その後,何とか回避し,0スタートは免れたのですが,もう嫌だ!絶対次は違うメーカーにする!と再度再度,本当に再度固く心に誓ったのでした。

 ま,昨今のいろんな日本の大企業の不祥事を見るにつけ,マウスコンピュータだけじゃねえなって感じがするのは私だけでしょうかね。

 ちなみに,出願ではなく私のメインの仕事でもある知財の訴訟で比べてみると,「中国が年間13万件,日本は年間500件と,比較にならない」らしいです。対中国で見ると,3桁!も違うので,何と0.4%くらいの比率です。

 いやあ中国に行った方がいいかもしれませんねえ,いろいろと。

 この記事は,渋谷さんの記名記事ですが,「現実を直視し抜本的な手を打たないと,彼我の差は開くばかりだ。」と締めくくっております。

 特許に頼るなんて店じまい前の,即席トロールだけだよ~って話もあります。例えば,私が元いたソニーも,βとVHSでの争いに負けた後,VHSでも使える特許からのロイヤリティでかなり美味しかったということですからね。

 ですが,元気な子供は股間も元気~♪(by所ジョージ)なわけですよ。そういう所からも攻めていかなきゃダメだと思いますよ。

 いやあ別にいいのです,日本は従来とおりのこんな感じでいきます~と知財の裁判官やら立法担当者やらが思うのであれば,私も本格的に仕事替えを考えないといけません。本当にそろそろそんな感じがしますね。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士散歩のコーナーでございます。
 本日はここ日比谷公園に来ております。
 
 弁護士会館と検察庁の建物をバックにです。
 何か五反田より早いなあって感じでした。
 
 ここは,斜向いが経産省の交差点の近くですが,さらによく咲いていました。今週末,満開になるというのもそのとおりかもね~って感じです。

 で,今日は珍しく,本当に珍しく知財高裁に行ったので,その途上の写真でした。
 その後,五反田に帰ってきましたので,目黒川の様子です。
 
 これは御成橋から上流方面を撮ったものです。
 
 他方,これはいつもの山本橋からです(下流方向)。つまり,上記の2つの写真はほぼ同じ所の左右逆な様子なわけです(山本橋の隣の橋が御成橋)。

 こう見ると,日比谷公園よりは咲きが遅いですが,木によってはもう2分咲きくらいのものあります。
 まさかこんなに早く・・・みたいな感じか知りませんが,散歩をしている人は思ったより少ないですけど,今年は早い!ボヤボヤしていると良い時期はすぐに過ぎてしまいますよ~。

 
  
 
1 カテゴリーは産業財産権としましたが,内容はほぼ特許かなあという感じでした。

 これは何かと言いますと,昨日弁理士会の研修所主催の研修がニッショーホールであったのですが(大阪は本日のようです。),それですね。知財の裁判官に色々話してもらうというやつです。

 隔年というか高裁と地裁で1年毎に交替し,話してもらうわけで,去年の東京は地裁29部の部長の嶋末さんでした。
 今年は,高裁の番なので,東京も大阪も知財高裁所長の清水さんに話してもらうっていう感じです。

 で,内容は・・・良かったですねえ,私には。

2 私にはと書いたのは理由がありまして,弁理士の中にはうーん,イマイチだったという意見もあったからです。

 こういう裁判官の話って,本当は弁護士,知財高裁なので,知財をやっている弁護士のお客が一番適当なのだと思いますけど,何せ弁理士会ですので,致し方ありません。

 細かい内容はあまり開示しませんが(行った人のご褒美と,萎縮の防止ですね。),凄い裏話みたいなものは無かったかなあと思います。

 清水さんは立場上こういう所で話す機会も多いですし,平部長の頃から結構講演してましたので,どっかで聞いたことのある話が多かったかなあと思います。とは言え,バージョンアップと再確認の意義はありましたし,そういう所が実は重要だったりしますのでね。

 ただ1個だけ,今度の大合議事件は,4/13に判決があるそうです。そして,その論点は,訴えの利益と進歩性ということでした。
 先月の終わりに私がここで論点予想をしたのですが,やはり大外れでしたね。いやあスンマセン。ともあれ,詳しくは判決見てからですね。

 大阪の人は本日午後からということですので,お楽しみに。

3 で,昨日そのあとは,知り合いの弁理士の人といつものように飲みに行きました。
 びっくりしたのは,最近大手企業からは成功謝金を取れないってことでした。

 ま,弁護士だと着手報酬でお金を取ることが多いと思いますので,イメージしやすいかもしれません。要するに,特許を出願して,無事特許査定となると,それは成功ですので,成功報酬的なお金を貰えるという仕組みなわけです。

 ところが,特許にかける予算を大幅減少というのが,ここのところの知財実務のセオリーですから,出願数を絞り,単価も安く,そして,個々の予算も絞るだけ絞る,ってわけです。

 ま,中間処理のお金は変わらず貰っているらしいですが,世知辛い世の中ではありますね。成功謝金なんて当たり前のスキームと思ってましたから。

 で,こう考えると,弁理士(特許事務所)のビジネスモデルというのはもう破綻寸前(既に破綻?)というのがよく分かります。

 特許事務所のビジネスモデルが何かというと,大手企業(特に大手メーカー)の明細書作成の下請け,なのですね。

 もちろん,法上,下請法の適用は特許事務所にはありません。大手企業が,他の企業に,特許事務所から上がってきた明細書を納入するなんてことはありませんからね。
 しかし,本来知財部でやれそうなことを外注に出しているわけで,構造としては所謂下請けと変わらないわけです。

 なので,大手企業からの発注が少なくなる,なくなるなんてことがあると,特許事務所の生死に関わります。リーマンショック以来の出願数右肩下がりで青息吐息なのは,弁護士の業界以上です。

 じゃあ,ビジネスモデルを見直せばいいわけですね。
 「大手企業(特に大手メーカー)の明細書作成の下請け」
なのですから,前半の,「大手企業」という所を,まずは中小企業に変えるというパターンがあります。
 なので,最近の弁理士会は中小企業がどうのこうのと旗を振っているわけです。ですが,バジェットに限界があるようで,なかなか難しい所です。

 次に,やはり前半の「大手メーカー」という所をそれ以外に変えるというパターンがあります。例えば,フィンテック,その他の何とかテックとか,あとはビジネスモデル関連です。
 これはバジェットが大きいので,結構上手い手だと思うのですが,いかんせん,出願数が伸びないという欠点があります。権利行使が上手くいかないことが多いので,C/Pが悪いのが原因だと思います。

 さらに,後半の「下請け」という所を変える手もあります。所謂下請け企業からの脱却ですので,BtoCに挑むということになるわけです。
 しかし,特許の業界でBtoCというと,なかなか手がありません。考えられるのは,特許事務所自体が特許を取得し,それを権利行使していくというパターンです。
 ですが,これでは特許事務所がパテント・トロールになるということですので,倫理上・経済上イマイチの手かなあという気がします。

 名古屋の事務所で,このようなビジネスモデルを取っているところがあると思いますが,日本の今の訴訟状況では難しいでしょうね。

 なので,さらに,特許+開発や特許+設計ということで,半事業会社化するという手もあるでしょう。前者が半導体エネルギー研究所のビジネスモデルで,後者がクオルコムのビジネスモデルですね。

 しかし,このビジネスモデルの場合,お金が沢山必要です。特許事務所は一般の企業に比べると零細企業も良いところですので,上記のビジネスモデルはなかなか難しく,だからこそ,せいぜいパテント・トロール化するのが関の山ってわけです。

 弁理士会もその辺は気づいており,だからこそコンサルティング業務へ~誘っておるわけです。

 ま,兎も角も,旧来のビジネスモデル「大手企業(特に大手メーカー)の明細書作成の下請け」,はもうダメですので,各々頭を使って生き延びるしかない状況です。

 強いものが生き延びるのではなく,生き延びたやつが強い,これからはそういうことが身にしみる時代ですね。
 で,私はどうかというと,ダラーっとしてますので,当然淘汰されちゃう方でしょうねえ,ああ困った困った~♡。

4 景気が悪い話をしましたので,さらに景気の悪い話を。

 上記の講師をされていた清水さんは今年の5/5が65歳の誕生日なので,上記で書いた大合議判決が花道のようです。

 で,清水さんの講義を聞いていて気づいたのは,ずっと立ちっぱなしだったってことです。
 私もそうですが,セミナー慣れすると,座りませんね。

 スティーブ・ジョブズ系のプレゼンをテレビでも見ると思いますけど,皆さん立ってますよね。

 まあこういうのは退官後の布石なのでしょう。前任の設楽さんもプレゼンは上手かったですが,それ以上です。その前の飯村さんは・・・あまり上手くないですね,正直。

 ということは恐らく大手の法律事務所に天下りというか就職されるでしょうから,その際の売りのポイントになるというわけです。

 で,それがなぜ景気の悪い話に繋がるかというと,知財高裁出身の元判事弁護士っていうくらいじゃもう大して売りにはならないんじゃないのって話です。
 だって,清水さんが弁護士になり,数年後には今度は高部さんも弁護士としてやってくるのでしょう。
 弁理士以上に世知辛い弁護士の業界~その程度の経歴じゃあねえということで,価値のデフレ化も起きてくるのではないかなあということです。早めに辞めた某先生は良かったですねえ,ってことになりそうです。
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理論物理学者を目指したのはもう30年以上前のこと。某メーカーでの液晶ディスプレイのエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。次は何かな。
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