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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 今日の日経の朝刊一面はジャパンディスプレイでした。
 まあジャパンディスプレイが一面に来るってことはそりゃいい話なわけがなく,会社更生でも申し立てたか~と思いましたが,まあその準備段階ってことですかね。

 企業面にはもっと踏み込んだ記事がありました。

ただ、これまでJDIは固定費削減に手を付けなかったわけではない。16年3月には国内外の工場の一部停止や早期退職の募集も実施した。   しかし思わぬところから「待った」がかかった。雇用拡大を掲げる安倍政権の経済政策への批判を恐れた経済産業省が待ったをかけ、「中途半端なままで終わってしまった」(関係者)という。

 そうなんですよね。私のソニーの同期でジャパンディスプレイに転籍したやつが居たのですが,去年の早期退職の募集で辞めました。

 うーん,別にそれが叶って嬉しいということは全くありませんが,私の予想は当たりつつありますね。ここでジャパンディスプレイを取り上げる頻度がここの所多くなっております(この前はここ)。

 つまり,外部から見ても(日経は当然外部です。),風雲急を告げてることが明らかなのでしょう。

 ジャパンディスプレイは,ソニーと日立と東芝の液晶事業を統合して出来た会社ですが,それに至るまでに色んな紆余曲折がありましたので,この創設メンバーではない,パナソニックや三洋電機やNECなどの,以前は結構液晶に力を入れていた会社の残党?も多く多く含まれています。
 要するに,シャープ以外の全部ってわけです。

 それがまあ早晩立ち行かなくなるわけですね。

 こう考えると,このブログ,そんな若い人は見てないと思いますので,若者世代の父親連中に告げたいのは,目先の流行りって本当当てにならない,特に工学部へ行かせようとする場合は本当要注意だってことです。

2 私は別に大学時代に,液晶だとか固体デバイス(半導体のことね)の研究をやってたわけではありません。そんなものに全く興味はありませんでした。
 大学時代,そして大学院時代は,非平衡統計物理の観点からの宇宙論という,実に役に立たないものをやっていたわけです。

 それから大学院を修了しての,社会人の新人時代,ソニーでの配属先には,それ系(液晶だとか固体デバイス)の同期が多く居ました。まあ中村修二さんの世代が典型だと思うのですが,結構な人がそれ系をやってた時代もあったのですね。
 しかも,私より数年下の世代には,NHKの放送した「電子立国日本の自叙伝」に強く影響されたという人たちも多く(その放送があったころ,私は既にソニーに居て,ほぼ腐ってました。),結構な優秀な人たちがそれ系に挙って進んだっていう時代もあったのですね。

 更に,ソニーに絞れば,弱電の王様,スティーブ・ジョブズさえ憧れた会社ですから,アナログ回路の技術が何年にも渡って流行っていたわけです。

 まあそれ系の技術でも,アナログ回路の技術でもいいのですが,それって今どうですか~?
 全然流行ってない,全くもって話題に上らない,そんな感じじゃないですか。

 今やクールな若者は,コーディングですかね(プログラム,ソフトのことです。)。
 だけど,今そうだからって,それが未来永劫続くかっていうと,これまたそうじゃないでしょう~だから,応用が目先のものに限られる,工学部での志望は非常に気をつけないといけないってことです。

 理学部の人気が安定して高止まりなのも,こういう所に理由があるのかもしれませんね,ムフフフ。

 しかし,早くも中国系からの接触があるようですし,産業革新機構が全株を中国系に売っぱらってエグジット~♫って,絵空事でも何でもなくなってきましたね。ねーたくちゃん。

3 追伸
 いやあ,先程,弁護士会(一弁)からしょうもない電話がかかってきて(内容もしょうもない上,電話してきたやつ(恐らく弁護士~。虎の威を借ると偉くなるんですかなあ。大した虎の威でもねえのに。)もしょうもなかったなあ。ま,こんな感じすかね。),暑い中にさらにメートルが上がっておりますよ~。

 ま,何かどこか履き違えてんでしょうね。

 さて,毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております(本家のタモリ倶楽部は先週も休みでしたね。)
 
 台風の影響は午前の早い時間中心で,昼間はこんな感じの暑い東京でした。

 さて,ということで,甲子園が始まりました。
 個人的に,注目していた第一試合,長崎の波佐見VS滋賀の彦根東,実に良い試合でした。
 最後はギリギリで彦根東が勝ったという所です。

 長崎の波佐見の方は,実は中学時代に日本一になっていた世代が全員地元の高校に進学して掴み取った甲子園という話があったのですね。
 いやあどこかで聞いたようなだ~♫

 実は,波佐見中学が日本一になった前の年の日本一は,私の母校の高田中学だったのです(4年前)。
 なので,波佐見の子達と同様に,ほぼ全員地元の高校に進学したということを聞いて,去年は期待していたということもここで書いたとおりです。

 そのまま順調に甲子園に行った波佐見~(一回戦負けでしたけどね。)と,予選の一回戦で負けた母校~何が違ったんでしょ?彼我の違いにちょっと考える今日このごろですわ。

 で,彦根東っていうのは県立の進学校ですね。藩校の流れを汲むという伝統のあるものです。ま,私も大して良い選手ではありませんでしたが,一応部活と学業の両立をしていたわけで(陸上では県大会の一つ上の北九州ブロックまで行き,学業の方は現役で東工大の一類に受かったわけです。),彦根東の選手たちとはそういう共通点があるわけです。

 ですので,どっちを応援しようかなあという感じだったのですが,まあ丁度良い勝ち方でしたかね(ということなので,両校とも公立校でした。)。

 ちなみに,次の試合も,福岡の県立の進学校の東筑が出たのですが,こちらは負けてしまいましたね。途中,雨の中断があって,東筑側の勢いが削がれてしまったような感じがしたのが残念でした。ま,とは言え,屋外のスポーツはそういうのも含めての勝敗なので,致し方ありませんが。

 あとの注目は,4日目,山の日ですかね。

4 追伸の追伸 
 先程,日経の夕刊を見ていたら,凄く面白い記事を見つけました。

 「検察職員を利用禁止に 東大の総合運動施設 サッカー大会で深夜騒音」

 皆さん,知ってましたか?
 検察庁,東大の検見川でバカ騒ぎして使えなくなったってやつです。ああバカですねえ。

 まあ検察というのは酷い組織なのですが(詳しくはこんな記事を。),クソな組織はやることもクソ!ニャハハハ。

 で,その場所ですが,東大の検見川で分かる人達には分かりますよね。
 首都圏で,体育会系の部活(サークルじゃなくてね。)やってた人にはお馴染みの所です。
 大体,合宿で使うのですね(外部にも開放されてます。)。

 それは我が東工大陸上部も例外ではなく,私が現役のころの春合宿はいつもここだったのです。
 あそこは元々はゴルフ場か何かなのですかねえ・・・。兎に角だだ広いゴルフ場のような丘陵地と,球技のグランドが用意され,食堂と宿泊施設があるのです。

 この日経の記事によると,「周辺住民に多大な迷惑をかけた」らしいのですが,私が現役の頃,つってももう30年も前か~あ~今度はそっちにクラクラしてきたわ~♪,周辺に住宅なんて無かったすよ。

 で,ここはサッカーのチームがよく使うらしく,私の記憶でも当時日立のサッカーチーム(今のレイソルね。)と日程がダブったこともあります。
 そのとき,今の検察庁の方々のようにバカ騒ぎしていた我々にクレームがあったようで,「トシちゃん,日立の監督にお前らはいつになったら寝るんだと言われてたけど,ガン無視してたねえ。見上げたもんだねえ。」と後で先輩に言われたもんでした。

 おっとこれじゃあ恣意的捜査を旨とするクソ組織の方々と変わらねえや~♡まあ私のは30年前なので,許してちょ。



 
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1 たまには,技術の話でも,ということです。

 まあ,とは言え,理系弁護士なんて言ってますが,所詮はインチキな理系ですからね(まさにIT(InTiki)弁護士)。
 だって,そもそも弁護士なんて典型的な文系の仕事であって,理系なわけがない~♡。
 こういうのも,宣伝ってことですわな。なので,ま,話半分程度で聞いておいた方が良いと思いますよ(あ,もうそんなの百も承知~。こりゃ失礼しました。)。

 で,首記は,今日の日経の1面のトップですね。ポイントは,日本と直接の関係は全くないのにも関わらず,この紙面の取り扱いの大きさ,という所だと思います。

2 主役は,韓国のLGで,生産地が中国ですからね。日本とは無関係です。
 ですが,この有機EL,開発の先行は日本で,上市も日本が先行していたのにも関わらず,まあ無残な状況です。

 有機ELの原理はどこかで見てもらうとして,簡単に言えば,電気をかけると光る物質があり,それを液晶ディスプレイにも使われているTFTの上に乗っけたっていうものです。

 ですので,液晶の技術との親和性は高いわけです。私のソニー時代の知り合いで,液晶から離れ,有機ELの方へ移った人は多く居ました。今どうしてんだろうねえ。
 ということで,日本勢は出遅れたわけです。

 以前の記事でも書いていますが,ちょい前の有機ELって焼き付きが酷かったのですね。
 ですが,中小型のスマホ用のものではサムソン,大型のテレビ用ではLGが,焼き付きを克服したのか,開発・量産に成功しています。
 
 じゃあ焼き付きが無くなったのかというと,本質的にはまだ存在するのではないかと思いますが,両者とも上手く回避したのではないかと思います。

 まず,スマホ用のサムソンの有機ELの方ですが,本質的に焼き付きがあるのではないかと思います。ですが,スマホってそんなに長時間見続けますかね?頻繁には見るけど,同じ絵をずーっと見るってないのではないかと思います。
 私のスマホはiphoneですが,気がつけば,画面がすぐに真っ黒になります。使うときはホームボタンを押して呼び出すわけです。電池の減りを防止する機構です。
 この機構と使い方により,有機ELでも目立つような焼き付きはないのだと思いますね。

 つぎに,テレビ用のLGの方ですが,これは焼き付きが無いようです。以前の記事に書いたように,有機ELの焼き付きって,画素のRGBの各色で寿命が違うということが本質なわけです。ところが,LGの有機ELは画素がRGBに分かれておらず,全部白色です。それをカラーフィルタで分光しているのですね。
 なので,どんなにRGBで寿命がバラバラでも,少なくとも焼き付きはない!ということになります。

 テレビはスマホと異なり,すぐにスリープモードに入るわけには行きません。実質的に誰も見ていなくても1時間2時間平気で点けっぱなしの状況なんてよくあります。そういうときに焼き付きが起こりそうなのですが,白色有機EL+カラーフィルタというのは上手い回避策です。

3 さて我らが日本の会社ですが,本日の日経にはこんな風に書かれています。

「液晶から有機ELへ。ディスプレー産業の構造転換の波に乗れないのが日本勢だ。ジャパンディスプレイは数千億円規模の投資が必要な有機ELのパネル工場を自前で建設する資金力がない。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下のシャープも技術の遅れを挽回するため研究開発を続けている。両社とも技術トレンドを読み誤った代償を数年単位で支払うことになりそうだ。

 ムハハって感じですね。

 日本勢には起死回生の印刷プロセスがあるじゃないか~と,ちょっと物知りの人は思うかもしれません。
 しかし,皆さん,知らないでしょうが,液晶でも印刷プロセスを導入して,製造コストを大幅に下げようという動きがあったのです。

 それが国プロ,フューチャービジョンでした。詳しくは私の昔の記事を見て下さい。

 ですが,結論から言うと全くダメでした。
 印刷プロセスは確立出来なかった上,印刷プロセスではない通常の真空プロセスでも大幅にコストが下がりましたので(韓国台湾勢の大幅参入ですね。),全く意味なし~になったわけです。
 今,このフューチャービジョンをグーグルで検索しても,2000年代前半の記事か,私の昔の記事くらいしか検索できません。そういうことです。

 今また,起死回生の策として,有機ELでも印刷プロセスがどうのこうの~ていうがあります。
 でもねえ,本当遅いですよ。時機後れですわ~,重大な過失により時機に後れて開発しようとした技術については,これにより投資の無駄となると認めたときは・・・ってやつです。

 でも,却下の判断ができる裁判所と違って,今更の印刷プロセス,誰が判断できるのかなあ。総合電機のシャープはそれをやらないということでもまだ他に注力できるからいいけれど,ジャパンディスプレイはどうすんでしょ。おーこわ。ね~たくちゃん。

 新たなことを考え,それに向かった方がいいのでしょうね。

4 追伸
 本日の東京は珍しく雨です。夕立系じゃなくここまで本格的な雨はいつ以来って感じですかね。

 東京は日曜から天気がイマイチなのですね。今日みたいな雨にこそなりませんでしたが,曇りがちでまさに戻り梅雨って所でしょう。

 で,こういうときに限って,先程まで外出しておりました。まあ猛暑日よりはいいですかね。

 久々の弁護士会への用事で,倫理研修でした。

 弁理士でも弁護士でも大体倫理研修ってmustの研修で,それは一弁でも例外ではないのです。 
 ですが,今回の倫理研修のお題が,複数弁護士が居る事務所での利益相反と,債務整理事件における非弁提携という事例だったので,うーんって感じでした。

 というのは,うちの事務所は弁護士が私しか居ませんので,事務所内で同一事件の原告と被告の代理人が併存する!みたいな状況にはなりようがありません。
 また,ちょっと昔には債務整理事件もやっていたのですが,ここでも過去書いたように,法テラスから足を洗いまして,と同時に弁護士会での法律相談もしなくなりましたので,今は全くやっていないのです。

 なので,あんまり現実味のない事例だったかなあという所です。

 ところで,こういう倫理研修って,登録5年とか10年でやりますので,同期だったり知り合いの弁護士が居たりします。
 で,皆さんそんなときってどうしますか?

 1 こちらから声をかける
 2 ガン無視する
 3 1と2の中間

 私は3ですね。
 凄く親しけりゃ,そりゃ1でしょうが,それよりも同じクラスだとか同じ実務修習地とかでもそこまで親しくないって人の方が断然多いです,私の場合。

 なので,相手から声を掛けられりゃそりゃ答えますが,それ以上に私から声をかけるって無いですね~。
 他方,2も無いです。私そこまで気が強くありませんから。基本,気弱なナイーブな感じですからね,しかも人嫌い,まあ所詮は理系です。
 ということで,終わると同時に一目散に会場を後にしたわけです。話しかけられると怖いですからね。ムフフフ。

 ところで,今回の倫理研修は,ちょっと人が多すぎでしたね。
 2時間の研修で,私の発言回数はたった1回~。
 勿論,いつもの調子での発言だったので,司会の先生に,このバカタレに水を向けるのはもうやめておこうと思われたのかもしれませんが,ちょっと少ないですわ~。

5 追伸2
 先日少し書いた地元の高校野球の結果ですが,結局,明豊が優勝し,甲子園行きが決定しました。
 良かったですね。

 ただし,ちょっと気になることがありました。

 明豊の初戦からの結果です。
 11-2 大分鶴崎
 12-1 佐伯鶴城
 10-1 中津南
 13-3 大分舞鶴
 7-0 大分商(決勝)

 いずれもボロ勝ち,楽勝です。ま,要するに,明豊は大分レベルでは頭一つ二つ抜けているってわけです。

 さあ,そういう状況でも,全国レベルの甲子園ではどうなのでしょうね?
 これで一回戦負けるようなら・・・まああまり考えたくもないですが。それがちょっと気になることってわけです。
 
 
1 先週東工大に行って,色んなものを見ましたので,それに関する話です。
 とは言え,私には難しいことはわかりませんので,小ネタ程度の話ってことで。

 さて,これから何の技術が流行るか?そんな話で行きましょう。でもどんな技術が流行るかって,そりゃ結構難しいですね。

 まあ,東工大に私が居た頃は,理学部だったので,あんまり何の技術が流行る?ってことは意識したことがありませんでした。理学部の人は,自分の興味のあることにしか文字通り興味がありませんからね。

 流行りを意識したのは,その後ソニーに勤めてからです。
 どういうことかというと,私がソニーでエンジニアをしていた頃(1990-98)って,まだまだソニーにも日本企業にも勢いのあったころで,それ故にエンジニアのヒエラルキーみたいなものが現としてあったのですね。

 特にソニーはコンシューマ向けの電機会社でしたので,やはり基準は,アナログ回路をどれだけ知っているかってことでしたね。

 私なんか理学部出身でしたし,自分の大学(東工大)の5類(電気電子関係)の人たちがどれ程優秀か分かっておりましたので,そんな人達との勝負を避けるべく,エンジニア配属はやめてくれ~ということを人事に訴えたのですが,全く無駄でした。

 当時,理学部出身者は大体半導体のデバイスプロセス関係に配属されるようで,当然私もそうなりました。でも,半導体のデバイスプロセスって,理学部の中でも,物理系で物性をやっている人達の専門て言えるだけで,理学部の人の全員の専門とバッチグーなわけありません。

 しかも上記のとおり,ソニーのヒエラルキーから言うと,コンシューマ向けのアナログ回路をやっている人達が上(当時だと,トリニトロンのテレビ,パスポートサイズのビデオ,あとはCDやウォークマン関係)で,半導体のデバイスプロセスなんか,回路も知らない上に,部品なんかやっているということで,下の下の地位にあったわけですね。

2 ところが,私が退社するころには,VAIOの売上がテレビの売上を抜いたということもあり,今度はデジタル回路を分かる人が優遇されるような感じになってきました。

 わずか十年くらいでこうも変わるわけです。

 さらに,今はどうでしょうか?
 恐らく,ソフトウエアを分かる人が優遇されているのではないでしょうか。つまりはハード(デジタル回路)からソフトってわけです。コーディングの知識こそ,私がソニーに入社した頃のアナログ回路の知識のようなものになっているのではないでしょうか?

 電機会社でのそういう移り変わりを見ても,これから何の技術が飛び出すかってよくわからないわけですね。

3 そんな私のエンジニア時代の同僚が沢山勤めている会社にJDIがあります。ジャパンディスプレイのことですね。

 ジャパンディスプレイのことはこのブログでもよく取り上げました。

 で,ここ2,3日そのジャパンディスプレイのことを新聞などでよく見かけます。
 まずは,関係会社のJOLEDが,印刷方式での量産を漸く開始するってです。これはそんな悪い話ではありません。まあでも今更の感は否めませんけどね。

 つぎに,人事です。有賀社長退任~で上記のJOLEDの東入來さんが新しく就任する予定だったと思うのですが,何と社長続投です。ようわかりません。

 さらに,今日の日経,17面の決算番付2017です。儲けのデカイ企業が大きく載っていますが,小さく,最終赤字が大きい企業のワースト10も載っています。1位は当然東芝です(個人的には潰れた方がいいし,潰れるべきだと思っております。)。
 そして,我らがジャパンディスプレイは・・・10位にランキングされております。あーあ。

4 上に有機ELがウンタラカンタラって書きましたが,仮に今一番ホットな技術って何かというと,こういうやつですよね。
 グーグルホーム,アマゾンエコーでわかりますかね。所謂スマートスピーカーです。デバイス自体は,スマホに比べてもちゃちなものですが,その広がりは凄いですね。

 グーグルホームは漸く日本語対応するそうなので,日本ではアマゾンエコーを凌駕するかもしれません(アマゾンエコーの日本語対応は未定らしいです。)。

 ところが,ご存知のとおり,日本の企業でこういうのに対応するところは全くありません。真似こそイノベーションなのですが,もうそんな力はないということですかね。

 私の古巣でもあるソニーから発売されたエクスペリアタッチ,これはかなりいい感じがします。しかし,音声認識システムがイマイチのようで,さらに,値段が15万円と高すぎます。アマゾンエコーの廉価版は,50ドルしないはずですからね。

 最近様々,AIに関する技術的な勉強や特許からの勉強で,AIについてかなりわかってきました。
 その肝は,ハードウエアとデータですね。アルゴリズムは大したことはありません。非常に高速で並列処理できる能力の高いコンピュータ(つまりは能力の高い半導体)が実現できたからこそ,もう気の遠くなるようなビッグデータを短時間で処理できるようになったわけです。

 東工大のTSUBAME3.0もハードウエアとしてはそのレベルに達しているらしいですから,ここはいいでしょう。しかし,問題は,ビッグデータの方です。

 今日の日経の1面見ましたか?「IoTデータ売買市場」らしいです。で,実現が2020とのことです。アホか!ですわ。今からまだ3年もかかる!

 アマゾンエコーが何故日本でまだ投入されないのかって言ったら,日本語の音声認識システムのハードルが高いからですね。グーグルの方は,アンドロイドの経由で結構な日本語のデータが集まっているのでしょう。
 しかし,両方とも海外の企業ですから,日本語の音声認識システムなんか日本でやった方がいいものが出来るに決まっています。NTTやNTTドコモやKDDIやソフトバンクが本気でデータを通話から収集すれば,1年もかからないでしょう。

 でもやらない!そんな盗聴みたいなことはできない!ってわけです。はーん,ま,こういうところが今の日本のダメなところだなあって実にそういう気がしますね。

 改正個人情報保護法の施行はいよいよあと1週間にせまってきました(5/30-)。
 匿名加工情報にすれば,データの流通も促進されるなんて,楽天的なことを考えたのは誰でしょうかね。どの程度やれば匿名加工情報になるのかわかりません。なので,何事もキッチリやる日本人はやりすぎるくらいやってしまいます。
 そうすると,大して役に立たないしょうもない情報になってしまいます。その上,多くのコストもかかります。
 
 普通の頭の持ち主なら,こんな無駄なことはやりません。大企業は保守的です(法務部なんて失敗したときの言い訳のために存在しているだけです。だから私への仕事の依頼はありません。私ごときでは言い訳には使えないからです。)。なので,そもそも匿名加工情報なんて使わないってわけです。

 いつまでこんなやった感を出すためだけのアリバイ作りに時間を費やすのでしょうかね。

5 AIのことを様々勉強していて,これはもしかすると・・と思ったことが一つだけあります。
 
 それは研究者の誰しも,どうして,こんな急に性能がよくなったのか,詳しい理由はわからない,って言ってたことです。

 AIのやり方って単純です。ベクトルの行列演算だけで,それが沢山あるだけです。でもある程度量が出ると,突然よくなったようです。
 人間の脳のニューロンも一個一個は実に単純なことをやっているだけと聞いたことがあります。

 シンギュラリティって意外と早く来るのではないかなあと思います。そのときに,日本の最先端と呼ばれる企業が,いまだにディスプレイデバイスの人手による効率的な生産方法なんて考えてるようだったら,早めに北朝鮮のミサイルを受けた方がいいと思いますよ。ねーたくちゃん。

6 追伸
 本日も暑い東京です。

 さて,今日の散歩・・・のことではなく,東京地裁の地下1Fの日豊庵のあとがまの話です。

 先週久々に裁判所に行ったのですが(いやあ,本当訴訟までいかないですね。このごろ。),日豊庵の跡地は,何と!すき家!になっていました(マジで)。

 まあ別にすき家は悪くないのですが,そんなのどこでもあるし,どこでも食べられると思うのですね。勿論,五反田にもあります。

 なので,よりによって,何故すき家?訳がわかりません。隣のメインの食堂も悪くはないのですが,うーん,社食というか何ちゅうか・・・これからは背に腹は変えられない,飯の時間が近いときは,弁護士会になりますかなあ。致し方なし。
1 この表題で何のことか分かった人は,相当のマニアですね。
 ま,今日は,何か久々理系っぽい話です。

 TSUBAMEというのは,東工大のスーパーコンピューターの名前です。東工大関係者しか知らないと思いますが,東工大の校章には燕が入っているのですね(工という字をアレンジしてあるのです。)。それでこのネーミングということですわ。

 さて,その東工大のスーパーコンピューターが3.0にバージョンアップされるというので,記念のシンポジウムをやるということで,聞きに言ってきたわけです。

 と言っても私はインチキ理系ですので,あまりに専門的なことはわかりません。ですが,午前中にはNVIDIAのエンジニアが来て,チュートリアルのセッションをやるというので,それだけ聞きに行ったわけです。

2 まあ内容は私にはかなり高度でしたが,言いたいことはわかりました(AI関係は最近多少本を読んでいるのです。)。

 なので,スーパーコンピューターで何故NVIDIAとなるのですが,そういうことか~ってことなのですね。
 どういうことかというと,GPUをスーパーコンピューターに最初に搭載したのは,東工大のTSUBAMEということでした。勿論,今回の3.0もGPU搭載です(それがNVIDIA製ってことなんですね。)。

 じゃあ,何故スーパーコンピューターにGPUを搭載するのかということです。普通のパソコンだとCPUだし,GPUってゲームするときにすげえだけじゃねえのって話にもなります。
 それがあんたGPUって単純にコアの数が多いのですね。例えば,x86系のCPUで有名な某I社のCPUのコアってせいぜい4つです。これに対して,GPUのコアの数は,これと桁が3つ違いますね。

 なので,CGとかのグラフィック処理に優れているわけです(並列処理が大変な所で効果的)。で,今流行りのディープラーニングも,この並列処理を幾つもやらなきゃいけないってことで(多層のニューラルネットで,正誤の差をロス関数で処理し,それから算出した重みをフィードバックさせるには並列処理の嵐),GPUの方がいいんじゃねってことらしいですわ。

 いやあ勉強になりましたなあ。
 あんた弁護士なのに,何やってんの?感じですが,ま,変わり者ですからね。

3 ということで,今日は毎度おなじみ流浪の弁護士の散歩の特別編です。
 本日は上記のとおり,私の母校である,ここ東工大に来ております。

 昔はこの角度で本館は見えなかったのですが,今は見れます。

 というのは,昔影になってた旧図書館の取り壊しが終わったからですね。でもまた跡地に何か建つようです。

 そう言えば,東工大博物館で,大隅先生のノーベル賞の実物が展示されているということでしたが,今日は見れませんでした。残念。
 また花見のときにでも期待しよっと。

 その桜はまだこんな感じです。

 本館前のスロープの桜です。ピンぼけで申し訳ない所です。かなり膨らんではいますが,まだピンクは見えません。

 で,せっかくなので,昼飯を二食で食べて帰りました。
 二食と言えば,そう,チキンガーリックです。
 ですが,チキンガーリックはありませんでした。

 仕方なくハサミかつを食べて帰りました。これで400円以下ですからね。価格は30年前と同等と言えます(逆に言えば,日本は進歩していないってことですね。)。

 若い人からすると,チキンガーリックって昭和か?って所でしょうね。いつ無くなったんだろう。鉄板出ししないといけないので,面倒臭くなったのでしょうかねえ。

 ま,とは言え,母校っちゅうのはいいもんだなあという話で終わります。
1 私とジャパンディスプレイの縁は色々あり,このブログでもかなり初期のときから,色々書きました。
 一番最近のはこれですかね。

 ほんで,今日の日経の一面に首記の記事が出ていました。こちらも何か技術の話で一面なんて久々って感じがしましたね。ま,夕刊も出ている時間に,朝刊の話で恐縮ですが,今日の夕刊にも裏付けの記事は出ていましたので,ご容赦を。

 で,うまく行ってほしいのは山々ですが,何かねえ,この手の商売ってもはや時機に後れたって感じがプンプンします。

2 日本での液晶の栄華が続かなかった理由,半導体の栄華が続かなかった理由とともに,色々の解析・解説はあります。

 シャープと松下の大規模投資が悉く失敗したのはそのとおりですが,要するに韓国と中国を甘く見ていたってことですね。で,さらに考えるとどうして韓国と中国できちんと作れるようになったかです。

 半導体と液晶って,ともに似たようなデバイスではあるのですが,根本的違いがあります。それは大きさです。
 私がやっていたプロジェクター用のLCDは小さいものであったのですが,その頃,ソニーでもテレビ用の液晶をやるという話もありました(それが今のジャパンディスプレイにつながっているのですが。)。
 で,私が思ったのは,こんな小さいプロジェクター用のLCDで,半導体用のクリーンルームを使っているにも関わらず,歩留まりを上げるのはすごく苦労している,だのに,テレビ用のLCDなんて,歩留まりアップをどうするんだろうなってことでした。

 私はエンジニア時代,デバイスの解析をよくやってました。
 アルミやITOのスパッタから出る細かいゴミ,CVD時のゴミ,フォトリソグラフィでのゴミ(これがあるともうオジャン)・・・そういうのがあれば,もう売り物になりません。
 プロジェクター用LCDのウェーハに1つのゴミがあっても,おじゃんになるのはその1コで,残りの数十個は生きます。ところが,テレビ用サイズのLCDに1つのゴミがあったら,もうその1コが100%ダメになるわけです。

 それを考えると気が遠くなりましたが,その後日本の企業は,液晶テレビをモノにし,短い栄華の時期を迎えたわけです。

 何が言いたいか,それはLCD等の製造の肝は,生産工場にあるってことです。開発でいくら良いものが出来たからって屁のつっぱりにもなりません。現在,有期ELを量産できているのは,スマホ用でサムソン,テレビ用でLGだけです(ともに韓国)。

 でね,その量産を考えると,産業革新機構から引っ張ってきた750億円だと,全く賄い切れないってことです。桁が1つ違います。

 恐らく,今は液晶にかけている中国企業は今後有機ELに注力するでしょう。ほんでその資金は,当然中国ですので(言っている意味わかりますよね。),青天井で日本円で兆円規模でしょう。

 これねえ,土台無理な話です。いや,じゃあ日本も同じくらい1兆円規模の投資を・・・ではないのです。まあ,悲しいことですが,もはや日本で液晶でも有機ELでもないってことです。1兆円の投資するならもっと適材適所の投資先はあります。

 ならば,この750億円は何か?それはアリバイであり,手切れ金なのでしょうね。でも,私はそれすらも不要だと思っております。それは早晩,ジャパンディスプレイも中国資本の傘下に入るでしょうからね。

 いやいや,虎の子の技術が中国資本に渡るなんて・・・もし経産省界隈でそんなこと思っている人が居たら,よっぽどボケているのでしょうね。あのね,そんな中国に渡るのが惜しい技術なんてもうないですよ。iphone7の実機は見ていないのですが,使った人の話によると,シャオミとかオッポとかの画面と,綺麗さはもう変わらないらしいですね(アップルはジャパンディスプレイのお得意さん)。
  世の中は進んでいるのです。むしろ中国資本で雇用が守られるんだったら,それこそ感謝しないといけないと思いますけどね。

 ですので,次回ジャパンディスプレイが日経の一面に載るときは,身売り話のときであると予想しておきましょう。ねーたくちゃん。

3 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ,目黒川と目黒通りの交わる,目黒新橋に来ております。
 
 遠くにアマゾンジャパンのビルが見えます。これからはこの手のビジネスじゃないとダメだと思いますけどねえ。
 ちなみに,ポケモンGOはクリスマスバージョンになりました。
 
 ピカチュウが大フューチャーです。
1 個人的な興味もあって,最近はフィンテック系の情報に接することが多いです。

 こういう「新しい」分野は,当然規制との戦いになりますので,法務の出番も多くなり,それ故,それ相応のデカイ事務所で相応の体制を敷いているってわけですね(フィンテックの法律関係の本を出した某渉外事務所とかね。)。

 ただ,私は弁護士と言っても,知財がメインテリトリですし,弁理士でもあるので,興味のあるのは,事業化の前の段階の方なのですね。

 こういうことがやれるかな,こういうことをやれると凄いよねっていう段階の所です。それが実現できることがわかり,金も集められ,さあ事業だってことになると,私の興味の段階からは遠ざかっていきますニャ~。
 この辺は,理系と言っても,howには興味がなくwhyにしか興味の無い理学部出身だからでしょう。

 で,こういう前置きをしているのですが,そんなテックとの結びつきが,まさかここまで具体的になっていると思いませんでした。いやあ新規技術に関して,今年一番の衝撃でした。

2 それは,弁護士ドットコムのチームがSoftbank World Challenge 2016で最優秀賞を受賞したというです。

 詳細は上記のリンクを読んでもらうとわかります。確かに,弁護士ドットコムのQ&Aはビッグデータと化していますから,それをAIで用いれば検索しやすくなるのは想像できます。
 しかし,それ以上に,企業法務で用いるというのは気づきませんでしたね。フィンテックならぬリーガルテックと言うらしいです。いやあ足元を掬われたって感じです。

 こういうことが普及すると,もう企業法務系の弁護士とかは要らなくなりますね。更には,法務部自体不要となるでしょう。法務的な案件が事業部だけで解決できるのですから。
 で,恐ろしいのは,そういうことも将来できるようになるといいね~大阪にリニア新幹線が開通するころには~って言うのではなく,上記のとおり,かなり具体的だってことです。

  私もミルテック(軍事とITの融合)までは想像できたのですが,いやいやいや~。怖さ半分面白さ半分という話でした。
1 久々,技術の話で行きましょう。

 実は今年で私がソニーを辞めてから15年になります。もう15年ですからね,早いというか,本当昔というかです。
 ソニーでのサラリーマン生活は11年でしたが,弁護士生活も丸10年になろうとしています。いやあ,結構持っている方?ですかね。

 で,そうすると,私がエンジニアじゃなくなってから,もう18年にもなるのですね~♬いやあ,こうなると本当昔ですわ。歳をとったわけっすよ(やっていることは年甲斐も無いことが多いですけどね。)。

 そんなことはいいのですが,フリーのメルマガにこんな記事があったのです。
「苦節十数年、素子から作ったソニーのLEDディスプレー」
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/090103839/?n_cid=nbptec_neml&rt=nocnt

 お,LEDのディスプレイか~,そういえば,ソニー時代のエンジニアの同僚というか後輩がこんなのやってたような・・・と思って問い合わせると,やはりそのとおりでした。

 結構昔の飲み会のとき,そんな話を聞いたのですが,一般に販売したという話は全然聞かなかったので,漸くですねえ。いやあ良かったですよ。
 
 三原色揃ったLEDならディスプレイデバイスも作れそうじゃん,という発想は誰しも思うことでしょうが,実現するのって難しいんですよね(何でもそうですが。)。

 ま,BtoBのプロ用ということなので,見る機会はあんまり無いと思いますが,機会があったら是非見てみたいと思います。

2 続いて,JDI(ジャパンディスプレイ)の話です。

 私がエンジニア時代に何をやってたかというと,LCDのTFTのデバイスプロセスの開発だったので,仮に18年前の異動がなく,そのままエンジニアやってたと仮定すると,結構可能性が高いと思われるのが,このJDIでのエンジニア勤めってことになります。

 なので,JDIに知り合いもたくさん居ます。

 ところが,ここのところイマイチ冴えません。
 スポンサー筋の産業革新機構に金融支援を打診し(銀行団から断られたようです),ところが,それも筋違いとされ,結局は銀行団から融資を受け,産業革新機構は連帯保証人とかで何とか切り抜けるようです。

 まあしかし,有機ELがうまくいかなかった場合,これはもうシャープと似たような状況に陥ることは目に見えてますね。

 やはり,後手後手に回っていたのがまずかったですねえ。日の丸連合作るなら,フューチャービジョンやALTEDECのにやっておかないと(あの時期液晶関係はイケイケだったので,やっぱ無理かなあ。)。

 とは言え,どんなにITだとかそういうのが発達しようが,最終的なインターフェイス(スピーカーとディスプレイってこと)は,絶対必要ですので,生き延びるデバイスではあるのですね。

 予断を許さない状況ですので,私も注視しておきましょう。ねえ~たくちゃん

3 ということで,マンデブロかだれかの言うところのカオスティック(複雑系)な感じで振り返りました。

 少なくとも,98年当時,同じ部署で似たようなことやってた人達の中で,一人はこうしてブログを書いており・・・じゃなくて弁護士になって,もう一人はソニーにずっと居てLEDディスプレイの開発をやり,さらにもう一人はJDIに移り・・・ってわけです。

 不思議なもんですね。
 これからも何が起きるかは全く予想がつきません。ですが,私は,いつもとおり,ただ流されるのみです。
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