忍者ブログ
知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 先週東工大に行って,色んなものを見ましたので,それに関する話です。
 とは言え,私には難しいことはわかりませんので,小ネタ程度の話ってことで。

 さて,これから何の技術が流行るか?そんな話で行きましょう。でもどんな技術が流行るかって,そりゃ結構難しいですね。

 まあ,東工大に私が居た頃は,理学部だったので,あんまり何の技術が流行る?ってことは意識したことがありませんでした。理学部の人は,自分の興味のあることにしか文字通り興味がありませんからね。

 流行りを意識したのは,その後ソニーに勤めてからです。
 どういうことかというと,私がソニーでエンジニアをしていた頃(1990-98)って,まだまだソニーにも日本企業にも勢いのあったころで,それ故にエンジニアのヒエラルキーみたいなものが現としてあったのですね。

 特にソニーはコンシューマ向けの電機会社でしたので,やはり基準は,アナログ回路をどれだけ知っているかってことでしたね。

 私なんか理学部出身でしたし,自分の大学(東工大)の5類(電気電子関係)の人たちがどれ程優秀か分かっておりましたので,そんな人達との勝負を避けるべく,エンジニア配属はやめてくれ~ということを人事に訴えたのですが,全く無駄でした。

 当時,理学部出身者は大体半導体のデバイスプロセス関係に配属されるようで,当然私もそうなりました。でも,半導体のデバイスプロセスって,理学部の中でも,物理系で物性をやっている人達の専門て言えるだけで,理学部の人の全員の専門とバッチグーなわけありません。

 しかも上記のとおり,ソニーのヒエラルキーから言うと,コンシューマ向けのアナログ回路をやっている人達が上(当時だと,トリニトロンのテレビ,パスポートサイズのビデオ,あとはCDやウォークマン関係)で,半導体のデバイスプロセスなんか,回路も知らない上に,部品なんかやっているということで,下の下の地位にあったわけですね。

2 ところが,私が退社するころには,VAIOの売上がテレビの売上を抜いたということもあり,今度はデジタル回路を分かる人が優遇されるような感じになってきました。

 わずか十年くらいでこうも変わるわけです。

 さらに,今はどうでしょうか?
 恐らく,ソフトウエアを分かる人が優遇されているのではないでしょうか。つまりはハード(デジタル回路)からソフトってわけです。コーディングの知識こそ,私がソニーに入社した頃のアナログ回路の知識のようなものになっているのではないでしょうか?

 電機会社でのそういう移り変わりを見ても,これから何の技術が飛び出すかってよくわからないわけですね。

3 そんな私のエンジニア時代の同僚が沢山勤めている会社にJDIがあります。ジャパンディスプレイのことですね。

 ジャパンディスプレイのことはこのブログでもよく取り上げました。

 で,ここ2,3日そのジャパンディスプレイのことを新聞などでよく見かけます。
 まずは,関係会社のJOLEDが,印刷方式での量産を漸く開始するってです。これはそんな悪い話ではありません。まあでも今更の感は否めませんけどね。

 つぎに,人事です。有賀社長退任~で上記のJOLEDの東入來さんが新しく就任する予定だったと思うのですが,何と社長続投です。ようわかりません。

 さらに,今日の日経,17面の決算番付2017です。儲けのデカイ企業が大きく載っていますが,小さく,最終赤字が大きい企業のワースト10も載っています。1位は当然東芝です(個人的には潰れた方がいいし,潰れるべきだと思っております。)。
 そして,我らがジャパンディスプレイは・・・10位にランキングされております。あーあ。

4 上に有機ELがウンタラカンタラって書きましたが,仮に今一番ホットな技術って何かというと,こういうやつですよね。
 グーグルホーム,アマゾンエコーでわかりますかね。所謂スマートスピーカーです。デバイス自体は,スマホに比べてもちゃちなものですが,その広がりは凄いですね。

 グーグルホームは漸く日本語対応するそうなので,日本ではアマゾンエコーを凌駕するかもしれません(アマゾンエコーの日本語対応は未定らしいです。)。

 ところが,ご存知のとおり,日本の企業でこういうのに対応するところは全くありません。真似こそイノベーションなのですが,もうそんな力はないということですかね。

 私の古巣でもあるソニーから発売されたエクスペリアタッチ,これはかなりいい感じがします。しかし,音声認識システムがイマイチのようで,さらに,値段が15万円と高すぎます。アマゾンエコーの廉価版は,50ドルしないはずですからね。

 最近様々,AIに関する技術的な勉強や特許からの勉強で,AIについてかなりわかってきました。
 その肝は,ハードウエアとデータですね。アルゴリズムは大したことはありません。非常に高速で並列処理できる能力の高いコンピュータ(つまりは能力の高い半導体)が実現できたからこそ,もう気の遠くなるようなビッグデータを短時間で処理できるようになったわけです。

 東工大のTSUBAME3.0もハードウエアとしてはそのレベルに達しているらしいですから,ここはいいでしょう。しかし,問題は,ビッグデータの方です。

 今日の日経の1面見ましたか?「IoTデータ売買市場」らしいです。で,実現が2020とのことです。アホか!ですわ。今からまだ3年もかかる!

 アマゾンエコーが何故日本でまだ投入されないのかって言ったら,日本語の音声認識システムのハードルが高いからですね。グーグルの方は,アンドロイドの経由で結構な日本語のデータが集まっているのでしょう。
 しかし,両方とも海外の企業ですから,日本語の音声認識システムなんか日本でやった方がいいものが出来るに決まっています。NTTやNTTドコモやKDDIやソフトバンクが本気でデータを通話から収集すれば,1年もかからないでしょう。

 でもやらない!そんな盗聴みたいなことはできない!ってわけです。はーん,ま,こういうところが今の日本のダメなところだなあって実にそういう気がしますね。

 改正個人情報保護法の施行はいよいよあと1週間にせまってきました(5/30-)。
 匿名加工情報にすれば,データの流通も促進されるなんて,楽天的なことを考えたのは誰でしょうかね。どの程度やれば匿名加工情報になるのかわかりません。なので,何事もキッチリやる日本人はやりすぎるくらいやってしまいます。
 そうすると,大して役に立たないしょうもない情報になってしまいます。その上,多くのコストもかかります。
 
 普通の頭の持ち主なら,こんな無駄なことはやりません。大企業は保守的です(法務部なんて失敗したときの言い訳のために存在しているだけです。だから私への仕事の依頼はありません。私ごときでは言い訳には使えないからです。)。なので,そもそも匿名加工情報なんて使わないってわけです。

 いつまでこんなやった感を出すためだけのアリバイ作りに時間を費やすのでしょうかね。

5 AIのことを様々勉強していて,これはもしかすると・・と思ったことが一つだけあります。
 
 それは研究者の誰しも,どうして,こんな急に性能がよくなったのか,詳しい理由はわからない,って言ってたことです。

 AIのやり方って単純です。ベクトルの行列演算だけで,それが沢山あるだけです。でもある程度量が出ると,突然よくなったようです。
 人間の脳のニューロンも一個一個は実に単純なことをやっているだけと聞いたことがあります。

 シンギュラリティって意外と早く来るのではないかなあと思います。そのときに,日本の最先端と呼ばれる企業が,いまだにディスプレイデバイスの人手による効率的な生産方法なんて考えてるようだったら,早めに北朝鮮のミサイルを受けた方がいいと思いますよ。ねーたくちゃん。

6 追伸
 本日も暑い東京です。

 さて,今日の散歩・・・のことではなく,東京地裁の地下1Fの日豊庵のあとがまの話です。

 先週久々に裁判所に行ったのですが(いやあ,本当訴訟までいかないですね。このごろ。),日豊庵の跡地は,何と!すき家!になっていました(マジで)。

 まあ別にすき家は悪くないのですが,そんなのどこでもあるし,どこでも食べられると思うのですね。勿論,五反田にもあります。

 なので,よりによって,何故すき家?訳がわかりません。隣のメインの食堂も悪くはないのですが,うーん,社食というか何ちゅうか・・・これからは背に腹は変えられない,飯の時間が近いときは,弁護士会になりますかなあ。致し方なし。
PR
1 この表題で何のことか分かった人は,相当のマニアですね。
 ま,今日は,何か久々理系っぽい話です。

 TSUBAMEというのは,東工大のスーパーコンピューターの名前です。東工大関係者しか知らないと思いますが,東工大の校章には燕が入っているのですね(工という字をアレンジしてあるのです。)。それでこのネーミングということですわ。

 さて,その東工大のスーパーコンピューターが3.0にバージョンアップされるというので,記念のシンポジウムをやるということで,聞きに言ってきたわけです。

 と言っても私はインチキ理系ですので,あまりに専門的なことはわかりません。ですが,午前中にはNVIDIAのエンジニアが来て,チュートリアルのセッションをやるというので,それだけ聞きに行ったわけです。

2 まあ内容は私にはかなり高度でしたが,言いたいことはわかりました(AI関係は最近多少本を読んでいるのです。)。

 なので,スーパーコンピューターで何故NVIDIAとなるのですが,そういうことか~ってことなのですね。
 どういうことかというと,GPUをスーパーコンピューターに最初に搭載したのは,東工大のTSUBAMEということでした。勿論,今回の3.0もGPU搭載です(それがNVIDIA製ってことなんですね。)。

 じゃあ,何故スーパーコンピューターにGPUを搭載するのかということです。普通のパソコンだとCPUだし,GPUってゲームするときにすげえだけじゃねえのって話にもなります。
 それがあんたGPUって単純にコアの数が多いのですね。例えば,x86系のCPUで有名な某I社のCPUのコアってせいぜい4つです。これに対して,GPUのコアの数は,これと桁が3つ違いますね。

 なので,CGとかのグラフィック処理に優れているわけです(並列処理が大変な所で効果的)。で,今流行りのディープラーニングも,この並列処理を幾つもやらなきゃいけないってことで(多層のニューラルネットで,正誤の差をロス関数で処理し,それから算出した重みをフィードバックさせるには並列処理の嵐),GPUの方がいいんじゃねってことらしいですわ。

 いやあ勉強になりましたなあ。
 あんた弁護士なのに,何やってんの?感じですが,ま,変わり者ですからね。

3 ということで,今日は毎度おなじみ流浪の弁護士の散歩の特別編です。
 本日は上記のとおり,私の母校である,ここ東工大に来ております。

 昔はこの角度で本館は見えなかったのですが,今は見れます。

 というのは,昔影になってた旧図書館の取り壊しが終わったからですね。でもまた跡地に何か建つようです。

 そう言えば,東工大博物館で,大隅先生のノーベル賞の実物が展示されているということでしたが,今日は見れませんでした。残念。
 また花見のときにでも期待しよっと。

 その桜はまだこんな感じです。

 本館前のスロープの桜です。ピンぼけで申し訳ない所です。かなり膨らんではいますが,まだピンクは見えません。

 で,せっかくなので,昼飯を二食で食べて帰りました。
 二食と言えば,そう,チキンガーリックです。
 ですが,チキンガーリックはありませんでした。

 仕方なくハサミかつを食べて帰りました。これで400円以下ですからね。価格は30年前と同等と言えます(逆に言えば,日本は進歩していないってことですね。)。

 若い人からすると,チキンガーリックって昭和か?って所でしょうね。いつ無くなったんだろう。鉄板出ししないといけないので,面倒臭くなったのでしょうかねえ。

 ま,とは言え,母校っちゅうのはいいもんだなあという話で終わります。
1 私とジャパンディスプレイの縁は色々あり,このブログでもかなり初期のときから,色々書きました。
 一番最近のはこれですかね。

 ほんで,今日の日経の一面に首記の記事が出ていました。こちらも何か技術の話で一面なんて久々って感じがしましたね。ま,夕刊も出ている時間に,朝刊の話で恐縮ですが,今日の夕刊にも裏付けの記事は出ていましたので,ご容赦を。

 で,うまく行ってほしいのは山々ですが,何かねえ,この手の商売ってもはや時機に後れたって感じがプンプンします。

2 日本での液晶の栄華が続かなかった理由,半導体の栄華が続かなかった理由とともに,色々の解析・解説はあります。

 シャープと松下の大規模投資が悉く失敗したのはそのとおりですが,要するに韓国と中国を甘く見ていたってことですね。で,さらに考えるとどうして韓国と中国できちんと作れるようになったかです。

 半導体と液晶って,ともに似たようなデバイスではあるのですが,根本的違いがあります。それは大きさです。
 私がやっていたプロジェクター用のLCDは小さいものであったのですが,その頃,ソニーでもテレビ用の液晶をやるという話もありました(それが今のジャパンディスプレイにつながっているのですが。)。
 で,私が思ったのは,こんな小さいプロジェクター用のLCDで,半導体用のクリーンルームを使っているにも関わらず,歩留まりを上げるのはすごく苦労している,だのに,テレビ用のLCDなんて,歩留まりアップをどうするんだろうなってことでした。

 私はエンジニア時代,デバイスの解析をよくやってました。
 アルミやITOのスパッタから出る細かいゴミ,CVD時のゴミ,フォトリソグラフィでのゴミ(これがあるともうオジャン)・・・そういうのがあれば,もう売り物になりません。
 プロジェクター用LCDのウェーハに1つのゴミがあっても,おじゃんになるのはその1コで,残りの数十個は生きます。ところが,テレビ用サイズのLCDに1つのゴミがあったら,もうその1コが100%ダメになるわけです。

 それを考えると気が遠くなりましたが,その後日本の企業は,液晶テレビをモノにし,短い栄華の時期を迎えたわけです。

 何が言いたいか,それはLCD等の製造の肝は,生産工場にあるってことです。開発でいくら良いものが出来たからって屁のつっぱりにもなりません。現在,有期ELを量産できているのは,スマホ用でサムソン,テレビ用でLGだけです(ともに韓国)。

 でね,その量産を考えると,産業革新機構から引っ張ってきた750億円だと,全く賄い切れないってことです。桁が1つ違います。

 恐らく,今は液晶にかけている中国企業は今後有機ELに注力するでしょう。ほんでその資金は,当然中国ですので(言っている意味わかりますよね。),青天井で日本円で兆円規模でしょう。

 これねえ,土台無理な話です。いや,じゃあ日本も同じくらい1兆円規模の投資を・・・ではないのです。まあ,悲しいことですが,もはや日本で液晶でも有機ELでもないってことです。1兆円の投資するならもっと適材適所の投資先はあります。

 ならば,この750億円は何か?それはアリバイであり,手切れ金なのでしょうね。でも,私はそれすらも不要だと思っております。それは早晩,ジャパンディスプレイも中国資本の傘下に入るでしょうからね。

 いやいや,虎の子の技術が中国資本に渡るなんて・・・もし経産省界隈でそんなこと思っている人が居たら,よっぽどボケているのでしょうね。あのね,そんな中国に渡るのが惜しい技術なんてもうないですよ。iphone7の実機は見ていないのですが,使った人の話によると,シャオミとかオッポとかの画面と,綺麗さはもう変わらないらしいですね(アップルはジャパンディスプレイのお得意さん)。
  世の中は進んでいるのです。むしろ中国資本で雇用が守られるんだったら,それこそ感謝しないといけないと思いますけどね。

 ですので,次回ジャパンディスプレイが日経の一面に載るときは,身売り話のときであると予想しておきましょう。ねーたくちゃん。

3 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ,目黒川と目黒通りの交わる,目黒新橋に来ております。
 
 遠くにアマゾンジャパンのビルが見えます。これからはこの手のビジネスじゃないとダメだと思いますけどねえ。
 ちなみに,ポケモンGOはクリスマスバージョンになりました。
 
 ピカチュウが大フューチャーです。
1 個人的な興味もあって,最近はフィンテック系の情報に接することが多いです。

 こういう「新しい」分野は,当然規制との戦いになりますので,法務の出番も多くなり,それ故,それ相応のデカイ事務所で相応の体制を敷いているってわけですね(フィンテックの法律関係の本を出した某渉外事務所とかね。)。

 ただ,私は弁護士と言っても,知財がメインテリトリですし,弁理士でもあるので,興味のあるのは,事業化の前の段階の方なのですね。

 こういうことがやれるかな,こういうことをやれると凄いよねっていう段階の所です。それが実現できることがわかり,金も集められ,さあ事業だってことになると,私の興味の段階からは遠ざかっていきますニャ~。
 この辺は,理系と言っても,howには興味がなくwhyにしか興味の無い理学部出身だからでしょう。

 で,こういう前置きをしているのですが,そんなテックとの結びつきが,まさかここまで具体的になっていると思いませんでした。いやあ新規技術に関して,今年一番の衝撃でした。

2 それは,弁護士ドットコムのチームがSoftbank World Challenge 2016で最優秀賞を受賞したというです。

 詳細は上記のリンクを読んでもらうとわかります。確かに,弁護士ドットコムのQ&Aはビッグデータと化していますから,それをAIで用いれば検索しやすくなるのは想像できます。
 しかし,それ以上に,企業法務で用いるというのは気づきませんでしたね。フィンテックならぬリーガルテックと言うらしいです。いやあ足元を掬われたって感じです。

 こういうことが普及すると,もう企業法務系の弁護士とかは要らなくなりますね。更には,法務部自体不要となるでしょう。法務的な案件が事業部だけで解決できるのですから。
 で,恐ろしいのは,そういうことも将来できるようになるといいね~大阪にリニア新幹線が開通するころには~って言うのではなく,上記のとおり,かなり具体的だってことです。

  私もミルテック(軍事とITの融合)までは想像できたのですが,いやいやいや~。怖さ半分面白さ半分という話でした。
1 久々,技術の話で行きましょう。

 実は今年で私がソニーを辞めてから15年になります。もう15年ですからね,早いというか,本当昔というかです。
 ソニーでのサラリーマン生活は11年でしたが,弁護士生活も丸10年になろうとしています。いやあ,結構持っている方?ですかね。

 で,そうすると,私がエンジニアじゃなくなってから,もう18年にもなるのですね~♬いやあ,こうなると本当昔ですわ。歳をとったわけっすよ(やっていることは年甲斐も無いことが多いですけどね。)。

 そんなことはいいのですが,フリーのメルマガにこんな記事があったのです。
「苦節十数年、素子から作ったソニーのLEDディスプレー」
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/090103839/?n_cid=nbptec_neml&rt=nocnt

 お,LEDのディスプレイか~,そういえば,ソニー時代のエンジニアの同僚というか後輩がこんなのやってたような・・・と思って問い合わせると,やはりそのとおりでした。

 結構昔の飲み会のとき,そんな話を聞いたのですが,一般に販売したという話は全然聞かなかったので,漸くですねえ。いやあ良かったですよ。
 
 三原色揃ったLEDならディスプレイデバイスも作れそうじゃん,という発想は誰しも思うことでしょうが,実現するのって難しいんですよね(何でもそうですが。)。

 ま,BtoBのプロ用ということなので,見る機会はあんまり無いと思いますが,機会があったら是非見てみたいと思います。

2 続いて,JDI(ジャパンディスプレイ)の話です。

 私がエンジニア時代に何をやってたかというと,LCDのTFTのデバイスプロセスの開発だったので,仮に18年前の異動がなく,そのままエンジニアやってたと仮定すると,結構可能性が高いと思われるのが,このJDIでのエンジニア勤めってことになります。

 なので,JDIに知り合いもたくさん居ます。

 ところが,ここのところイマイチ冴えません。
 スポンサー筋の産業革新機構に金融支援を打診し(銀行団から断られたようです),ところが,それも筋違いとされ,結局は銀行団から融資を受け,産業革新機構は連帯保証人とかで何とか切り抜けるようです。

 まあしかし,有機ELがうまくいかなかった場合,これはもうシャープと似たような状況に陥ることは目に見えてますね。

 やはり,後手後手に回っていたのがまずかったですねえ。日の丸連合作るなら,フューチャービジョンやALTEDECのにやっておかないと(あの時期液晶関係はイケイケだったので,やっぱ無理かなあ。)。

 とは言え,どんなにITだとかそういうのが発達しようが,最終的なインターフェイス(スピーカーとディスプレイってこと)は,絶対必要ですので,生き延びるデバイスではあるのですね。

 予断を許さない状況ですので,私も注視しておきましょう。ねえ~たくちゃん

3 ということで,マンデブロかだれかの言うところのカオスティック(複雑系)な感じで振り返りました。

 少なくとも,98年当時,同じ部署で似たようなことやってた人達の中で,一人はこうしてブログを書いており・・・じゃなくて弁護士になって,もう一人はソニーにずっと居てLEDディスプレイの開発をやり,さらにもう一人はJDIに移り・・・ってわけです。

 不思議なもんですね。
 これからも何が起きるかは全く予想がつきません。ですが,私は,いつもとおり,ただ流されるのみです。
1 今日は久々,こんな技術の話で行きましょう。
 
 お題は今日(2016/6/3)の日経の11面,企業総合の記事からです。
 医療関係を売り飛ばし,えっ一体何で稼ぐのと思われている東芝ですが,大丈夫か・・・もしれないなあと思わせる事業の一つが半導体です。
 ま,具体的に言えばNAND型のフラッシュメモリですね。

 その数少ない将来性のある事業で,イノベーションを起こすというわけです。

2 イノベーションには,ナノインプリントという技術を使います。このナノインプリントについては,私も昔このブログで書いています。なので,技術的な話とかはそっちを見ていただいた方が早いです。

 要するに,今までの技術でコーター(塗布)→ステッパーwithレチクル(露光)→デベロッパー(現像)だったのを,コーター(塗布)→型押し機withテンプレート(ナノインプリント)→アッシング?か何か
 という感じにしたわけです。

 早くも実用化ということで素晴らしいですね。

 とは言え気になるのが,この開発に携わった面々です。東芝はいいとして,型押し機はキャノンで,テンプレートは大日本印刷のようです。要するに,ステッパー,レチクルからこちらに入れ替わっただけなのですね。

 そうすると,どうなるかというと,キャノンの型押し機を買って,大日本印刷からのテンプレートの供給を受ければ,またEMS系の独壇場になる可能性が極めて高いです(じゃないとキャノンと大日本印刷は開発費を回収できない。)。
 そこら辺の将来はどう考えているのかなあ。多分何も考えていないってことはなくて,小田原評定しているんだと思いますがね。

 まあ何と言っても日本での半導体製造が本当に小さくなりましたからね。
 今,日本の会社で日本で前工程からやっている会社って,東芝のほかは,ソニーのイメージャーとマイコンのルネサスだけかなあって所ですから。

 ま,とは言え,潰しの効かない元デバイス・プロセスエンジニアとしても,たま~に分かる技術があると書きたくもなるって所でした~♡

3 あ,技術ついでにもう一つ。
 ネット界隈でも結構面白いという評判の日経ビジネスオンラインのソニーOBのインタビュー「オレの愛したソニー」,私も全部見ています。

 ネット界隈だと,大曽根さんの,任天堂との件が面白いという話なのですが,私はその前の伊庭さんのインタビューが面白かったですね。

 こんな記載がありました。
伊庭:大賀さんの本音がどこにあったのかは、本人にしか分からない。だけど大賀さんが過去に失言した通り、「消去法で出井さんに決めた」というのはある意味で真実だと思うよ。   
 これはソニーだけじゃなくて、どんな企業でも起こり得る、経営者による後継者選びの難しさを物語るエピソードだと思う。   
 大賀さんは元々、自分の後継社長には、技術もビジネスも熟知しているある人物を指名するつもりだった。それは技術系のMさんだ、と心の中で決めていたんだ。   
 ところが予想外にMさんがスキャンダルを起こした。こうなると、Mさんがどんなに優秀な技術者で、実際にヒット商品を開発した実績があるとはいえ、社長候補から外さざるを得なくなる。

 このMさんってソニーOBなら誰でも分かりますね。ソニーOBじゃなくても誰でも分かりますかな。
 いやあ懐かしい。当時人気絶頂の浅野温子をCMに登場させ,パスポートサイズ~で一世を風靡したTR55の責任者だった人ですわ。

 当時,時期が時期だけに(大賀さんの後継者争いの時期),社内でも凄く話題になりましたね。
 私は本社とは遠くの厚木に居たので,第一報は,そのスキャンダルをスッパ抜いた週刊誌の方が先でした。その後,社内報か何かで,釈明みたいなものもあったのではなかったかなあ~。

 ところで,ソニーって基本女性関係にはそんな厳しく無いです(無かった,かな。)。どこの日本企業もそうなのかもしれませんが(そうだったのかもしれませんが,かな。),私はソニーにしかいた事がないもんで。
 なので,下のスキャンダルで首が飛ぶなんてことは基本ありません(でした,かな。)。

 いやだって,今の重役でも厚木出身の人が居ると思いますが,まあそれ系の噂に事欠かない人でしたもんね(仮にTさんとしておきましょうか。あくまで仮にですよ。)。
 実は,私の居たLCD事業部とそのTさんの居た所は隣同士で,人事交流は盛んだったし,そのTさんと飲みに行ったことすらあるのです。
 とは言え,私もその頃はバリバリの不良社員だった頃なので,あまり人のことは言えません。恐らく今の弁護士というシチュエーションだったら,戒告か業務停止まで行ったかもしれんことをやってたりしてますからねえ。ま,その頃は独身だったし,今より若くて元気だったってことで許してちょんまげ。

 それに,このブログは,ここ最近,戦争とエロはイノベーションの母であるという話をしていますが,これは根っこが同じ,つまり人の欲から出ているわけです。あ,正確に言えば,男の欲!ですかね。

 なので,イノベーションが活発なら,エロも戦争も活発になりますよ(アメリカを見れば,まさにそうでしょ。)。それはそれら全部の源が欲という同じものだからです。つまりはジュウオウジャーならぬ,本能覚醒!です。

 だから会社においてもそうだと思いますね。英雄色を好む,ってのはよく言われたことですが,まさにそのとおりです。女好きって活発で元気だし,頭もそりゃあ回りますよ。なので,会社にとってもそんな悪くはないのです。

 じゃあそんなエロに優しいソニーなのに,何故Mさんが切られたかというと,プライベートに留まらない程度だったってことですわ。
 私やTさんの話も所詮はプライベート,別に当事者同士が良けりゃあいいじゃんって話です。

 ところがMさんの話は,今風で言うとヤリサー系の手口,つまりは同意のないままそういうことに及んだのではないか,ということだったのですね。相手も社内の部下だったようで,こりゃ庇いきれんってわけです。

 そういえば最近似たようなシチュエーションで,バリバリやってた企業法務系の二弁の弁護士の先生が退会処分になったという報道がありましたね。
 やっぱ無理強いは良くないよね。そんな気持ち良いとも思えないし,達成感がないじゃないですか。無理矢理こじ開けるのではなく,向こうから開かせるって方がいいんじゃね~♡おっとエロ方面だと脱線がひどいなあ。ムフフフ。

 まあでも,伊庭さんが言うとおり,スキャンダルなくMさんが社長になっていたら,ソニーも変わっていたかもしれませんね。ま,それでも私は辞めていたでしょうけど。
 

1 ということで,今日はモノ自慢ということでしょうか。と言っても実は全然自慢にならない話でもあるのですけどね。

 で,首記は,事務所で使っているメインのマシーンです。
 2011年の春に購入した首記のデル,インスピロン580s(当時のcore i5でメモリは6G)から,マウスコンピュータの,マウスプロT375へ買い換えたってわけです。

 前のメインのデルの前もデルだったわけで,その買ったときのブログの記事を探したのですが,ありませんね。
 まあ基本気まぐれなので,その際は何か気分が乗らないというか書くことも無かったのでしょう。メインのマシンなので,滞り無くということで,ある意味理想的だったかもしれません。

 他方,今回,こういう風に書いているということは,それなりの事情があるわけですね。

2 さて,前のデルのマシンは多少遅くなったものの,このままでもいけないことはありませんでした。とは言え,買って5年です。ときどき,思いもかけないエラーが出ることがあり,それを検索すると,HDDに起因したものだったりします。

 ほんで,エラーチェックとかすると,やはりHDD起因が出て,しかも修復できなかったりしたわけです。

 メインのマシンが突然あの世行きになると目も当てられませんので,早めに買い換えたということになりますね。

 で,2回続けてデルなので,今回は違ったメーカーにしようということで,色々検討して,首記のマウスコンピュータの法人向けモデルにしました。
 春先に結構テレビCMを打っていたことで印象に残っており,その上,自作パソコン並に安かったということがポイントです。

 で,遅いと嫌なので,core i7にして,メモリも16Gと大奮発,そして,HDDだと不慮の事故が考えられますので,表題のとおり,SSDのタイプにしました。
 
 兎も角,仕事をする上で十分なスペックにしたわけです。

3 仮にこのままだったなら,きっと前のマシン同様,このブログに書くことも無かったと思います。

 しかし,納入されて,しばらく使っているとおかしな挙動に気づきました。
 ちょっとグラフィックに負荷がかかるような画面になると,途端に黒になり,その後「ディスプレイドライバーの応答停止と回復
ディスプレイドライバー intel hd graphics drivers for windows(r)が応答を停止しましたが,正常に回復しました。」というメッセージとともに回復するという現象です。

 作成中のドキュメント等が失われるわけではありませんが,気は散ります。また,場合によっては,ブラウザが落ちることもあり,そういうときは,このようにブログに折角書いた記事も途中で失われます。

 ネットでも色々調べ,ディスプレイドライバーのドライバーソフトの換装とかもやったのですが,全く改善しません。

 仕方が無いので,マウスコンピュータのサポートセンターに問い合わせたところ,まずはソフト系の指示~。しかし,まあこれじゃあ改善しないことは当然です。

 ほんで,次の指示は,OSの再インストール!まあ仕方が無いか~ということで,これもやりましたが,これでもダメ!
 併せて気になったのが,納入時から「Windows エクスペリエンス インデックスの評価」が全くできなかったことです。
 みなさんのコンピューターでも(勿論ウィンドウズマシンね。),マイコンピュータのプロパティを開くと,スペックやOSの種別とともに,4.8だとか6.5だとかのコンピューターの評価が出るところがあるわけです。

 そこに数字が現れない!何度挑戦しても途中でストップしたのです。こりゃおかしいですよね。

 で,上記のとおり,OSの再インストールでもダメだったことから,結局MousePro-T375X-SSDは,メーカーに差し戻し修理ということになりました。いやあ手間が掛かりますねえ。

 で,修理の担当者からメールが来た所,CPU!に不具合があるとのこと,しかもその影響か,OSも結構まずいってことがわかりました。
 つーことで,CPUは交換で,全体として納入時の状態へ巻き戻って返ってきたわけです。

4 で,今のところは,こう書いているとおり,特段のトラブルも発生しておりません。「Windows エクスペリエンス インデックスの評価」も6.9となっております。

 まあしかし,様々なソフトを3回も入れたり出したりして,えらい苦労しましたなあ。安物買いの銭失いになるかは今後ですかね。

 とは言え,評価できることもありました。
 それはサポートです。自宅のPCでエイサーに散々苦労させられたことはここでも書きました。
 それに比べりゃ,天地の差ですね。

 送料は取られないし,メール以外の連絡手段でもOK,修理で使えない期間も極めて短時間でした。こういうところは日本メーカーならではだなあと思います。

 なので,このまま無事に,勿論,保証期間を過ぎてもつつがなく推移してくれれば,次回の買い換え候補から下ろすことはないと思いますね。

 ま,参考にしてください。一番重要なのは,「ディスプレイドライバーの応答停止と回復
ディスプレイドライバー intel hd graphics drivers for windows(r)が応答を停止しましたが,正常に回復しました。」というメッセージが出た場合,ハードウェアの不具合かもしれないってことです。

5 そうそう,OSは今回も7の64ビットにしました。
 というのも,特許庁の電子出願ソフトが10対応できていないからです。
 じゃあ,8でも~でもって話になるのですが,わざわざ評判の悪い8にしないですよね。

 弁理士の人や特許事務所でのパソコンの買い換えって本当今悩むのじゃないでしょうか。私もそんな多くは出願しないのですが,全くやらないってわけじゃあないですからね。そうすると,致し方ありません。

 あ,そうそう,事務所のHPをよく読むとわかるのですが,こっそり,特許出願の仕事も書いております。実はごく最近のことです。
 以前からここで書いているように,特許出願はなかなかリスクが高くてやらなかったのですが,昨年,どうしても断れないお客さんがあって,特許出願を扱ったわけです。

 ま,そうすると,平等主義というわけではないのですが,断る理由はなくなってしまいましたので,もうエイヤ!ってことでHPにも入れた次第です。とは言え,頻繁に依頼があると,弁護士の業務の方がパンクしてしまいますので,こっそりにしたというわけです。

 私のことですから,パンクするほど来るわけがないと思うのですが,甘い認識でご迷惑をお掛けするとそっちの方がマズイわけです。
 ですので,こうブログに書くのもなんだかなあって気もしますが,以前に比べて随分このブログの閲覧数も下がっておりますので(これは想定とおりです。),恐らく大丈夫と踏んだ次第です。

 ということで,クレームをじっくり時間かけて検討できるような珠玉の発明をお持ちの方はご検討ください。
1  2  3  4  5  6 
カレンダー
05 2017/06 07
S M T W T F S
1 3
4 5 6 10
11 16 17
19 20 23 24
25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
プロフィール
HN:
iwanagalaw
HP:
性別:
男性
職業:
弁護士
趣味:
サーフィン&スノーボード
自己紹介:
理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
カウンター
アクセス解析
忍者アナライズ
Admin / Write
忍者ブログ [PR]