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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 思えば色々あった1月も今日でラストです。

 帰省し,同級生と飲んで帰り際すっ転んで桂橋で呻いたことも,その後遊び疲れで久々39℃くらいまで熱が出たことも,大雪が降ってびっくりしたことも(本日現在日陰などにはいまだ沢山残っています!),歌舞伎町で同級会やった所意外と値が張ったことも,もう懐かしい思い出~です。月日は自然と経ちますね。
 おっと,1月のまとめはちゃんと明日やりますので・・・(12月のまとめはしなかったな~♡)。

 で,どうでもいい前置きはこれくらいにして,面白い知財の話が2つありましたので,それで行きましょう。

2 まずは,商標の話です。
 「商標法違反 OS改変パソコン販売容疑 警視庁が社長逮捕」らしいです。

 OS(windows7)の改造が商標権侵害に当たるということで,刑事事件化したものです。
 ま,ちょっと考えると,それって著作権侵害(著作権法27条)じゃない~って感もするのですが,まあまああり得る話かなあと思います。

 論点としては,真正商標製品の改造~ってやつですね。
 そして,これについては,ニンテンドー事件があります(東京地裁平成4年5月27日判決)。

 これはどういう事件かというと,ファミコンを改造して,自前の商標も付けたんだけど,ニンテンドーの商標はそのままだったというやつです。

 なもんだから,
改造後の原告商品である被告商品に原告の本件登録商標が付されていると、改造後の商品が原告により販売されたとの誤認を生ずるおそれがあり、これによって、原告の本件登録商標の持つ出所表示機能が害されるおそれがあると認められる。さらに、改造後の商品については、原告がその品質につき責任を負うことができないところ、それにもかかわらずこれに原告の本件登録商標が付されていると、当該商標の持つ品質表示機能が害されるおそれがあるとも認められる。したがって、被告が、原告商品を改造した後も本件登録商標を付したままにして被告商品を販売する行為は、原告の本件商標権を侵害するものというべきである。
 と判示されたわけです。

 他にも,東京地裁平成10年12月25日判決,東京地裁平成17年12月20日などがあります。

 これらは民事なのですが,まあ刑事でも同じということで,致し方ないかなあと思います。
 ま,商標の場合,消尽というか機能論というかようわかりませんが,そういうことから考えても面白い話ですね。

 じゃあこのシステム会社はどうすれば良かったか?というと,マイクロソフトの商標を外すということです。外すと,上で言う誤認が生じませんからね。
 ただし,ソフトウエアでやるのは結構面倒くさいかもしれません(ハードなら物理的に削除すればいいだけですが)。
 そういうことも,私のようなよく分かった弁護士に相談すれば良かったのにね~♫ああこりゃこりゃ。

 まあしかし,依頼者が大きな会社だと動きが良いですよね~警察さん!
 小さい会社からの依頼だとアレコレ言い訳して全く動かないくせにねえ。私なんか正直なもんだから,そんな面倒くさいんですか~?と聞いて,マジギレされることもありますが,ま,世の中の99%はプロレスだと豪語したのはこの私ですから,いいっちゃいいのですけどね。

 でもねえ,ここで,大阪の壇先生が書かれているように,大手企業に寄り添った,知財の刑事事件化って酷くないですかね~♡
 例えば,知財の事件は裁判員裁判にするとかね。なぜなら,何と言っても,そこで出ていた不競法の罰金は,具体額があるものとしては,日本の法律で最高額の罰金額だそうなのです(サイ太先生のブログによります。ゴ3ネタ復活しないかな~。)。そうすると,重大事件は裁判員裁判って方針にも合いますし。ムフフ。

3 次は著作権です。
 「ソフト解析を合法化、著作権法改正案提出へ 政府、サイバー攻撃対策を強化」らしいです。
 ま,何のことかというと,要するにリバースエンジニアリングの合法化ってことです。

 え?リバースエンジニアリングて違法だったの?って思われるでしょうが,まあOKだろうけど,グレーかもねえって所だったのです,今まで。

 特許法の場合だと,69条の
特許権の効力は、試験又は研究のためにする特許発明の実施には、及ばない。
 にリバースエンジニアリングも該当するか,そもそも68条の
特許権者は、業として特許発明の実施をする権利を専有する。
 の,業としての実施じゃない,ってことで大丈夫だと思います。

 ところが,著作権法って明文でこれだ!ってのが無かったのです。

 なので,パクリがないかどうか確かめようとしたら,自分がパクリになっちゃう!?というしょうもない話があり得たのです。

 なので,今回の件は大賛成ですね。
 日本て,禁止って書いてなきゃやっていいじゃんって皆さん思わないのですよね~。私なんか書いてなきゃやっていいじゃん主義で今まで来たのですが。
 だから,法律に禁止じゃないよやっていいんだよってことが書かれるならば,そういう謙抑的マインドも少しは緩和されるかなあって所です。

 とは言え,これは著作権法の話なので,約款とか契約書とかでリバースエンジニアリング禁止とされた場合は別問題ですよ。ちゃんと区別してちょうだい。その場合は,債務不履行責任を問われる場合があるってことは,この著作権法の改正でも変わりませんからね。
 
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1 これは本日の日経朝刊の法務面の特集ですね。何か久々,知財の話(主に特許)って気がします。つーことでまあツッコミ甲斐もあろうってもん?でしょうかね。

 とは言え,そんな凄くツッコむ所はないかなあって感じがします。

 60点と評価したのは,「キヤノンの長沢健一常務執行役員と元特許庁長官の荒井寿光氏」で,どうしてそうなったかは,日経電子版の方まで見ないと分からない所です。ですが,私は既に読んだのですが,まあそうだろうなあって所が多かったかなって気がします。

 ただ,少々気に入らないところがあって,そこを中心に書きますかね。

2 現状60点というのは,タイトルにあるとおり,90年代初期まで隆盛を誇っていた日本の電機メーカーが軒並みダメになった,ということを大きな理由としているようです。

 でも,知財の評価というか結果と電機メーカーのダメさを完全にリンクしていいかってそもそもよくわからない話じゃないでしょうか。ちょっと論理に飛躍があるって言いましょうかね。

 まあ勿論相関関係はあると思うのですよ。日本が特許出願数世界一を長年誇っていたころ,その大半は電機メーカーによるものでしたから。それによって美味しい思いをした弁理士,特許事務所は多かったはずですし。

 そこがダメになったら,何か知財全体もダメになった~そんな雰囲気になるのもある程度しょうが無い部分もあるでしょうね(特に特許出願数なんかモロそうです。)。

 個人的にはもっと積極的に特許の権利行使をしても良かったのではないかと思います。何を今更の話ではあるのですが。

3 じゃあ何故,もっと積極的に,例えば,シャープなんて外資の傘下に入る前に,持てる鉄砲で全方位爆撃じゃ!みたいにやってもおかしく無かったはずです。だのに,やらなかったのか?ポイントはそこじゃないでしょうかね。

 任天堂とコロプラの特許権侵害訴訟の話題はまだまだ尽きることはないと思います。この話,このブログでも1回書いたりしたのですが,そこで書かなかった重要な話があります。
 それは,任天堂が,国内で特許権侵害訴訟を提起したのは,これが初!だということです。

 何とまあ,任天堂はフォーラムバージンだったのです。あの~初めてだから・・・優・し・く~♫イヤーオ!中邑真輔ばりに滾ってきますねえ。

 あんな有名企業で,あんなに沢山特許も出願しているのに,ずっとやらずの巨根だったわけです。ある意味信じられない話です。

 勿論,裁判がすべてじゃないですよ。裁判,特に日本の特許裁判なんて予測可能性の欠片もない全く使えないものですから,当事者同士で片が付くに越したことはありません。

 ま,でもこう書くと,既に結論が出てしまってますね。

 知財立国が結局60点なのは,権利行使,特に裁判が不活発だから,これに尽きますよ。
 そして,何故裁判が不活発かは,日本の特許裁判がダメだからでしょうね。色んな意味でユーザーフレンドリーじゃない,ってことです。

 証拠の収集,クレームの解釈,損害賠償額・・・原告側からすると,やっぱ提訴するのやめようかなあってハードルが沢山沢山あります。

 法制度って最終的には裁判所で決着をつけるものですから,そこがちゃんとしてないと,ネガティブフィードバックがかかり,日本プロパーの企業(電機メーカーも結局そうだったってことです。)は鍛えられることはなく,外国の企業は日本は適当でいいや~となるわけですね。

4 ということで,恐らく知財立国として,これ以上の点数が良くなることは私は無いかなあと思います。

 しかし,日本を当てにするのではなく,中国,そしてインド,アメリカもまだまだ大丈夫でしょうから,ここら辺を中心に,知財立国ではなく知財立社,いや単なる立社を各々目指せばいいのではないかと思いますよ。
 官僚だとか裁判官だとか,そんな公務員に何期待しているの?アホちゃうか~と思います。他人に頼るのではなく,自分で考えてやればいいのです。

 知財立国とは何の関係もなく,別に知財も大した事無いけど,うちの社は儲かったね~これからもドンドン儲けるよ~これでいいのです。

5 追伸
 今朝はきちんと定時に出勤しましたが,先週の木曜当たりからちょっと大変なことになってました。風邪ですかねえ,インフルエンザだったかもしれません。

 先週の水曜(1/10)の午後当たりから,ちょっと寒気がしたのですね。で,翌木曜の1/11は朝から寒気と気分の悪さで,出勤したものの,ちょっと考えることも出来なくなっため,午後は事務所を閉めました。

 独立して初めてというか,弁護士になっても,体調が悪くて営業を休んだというのは初めてだったかもしれません。
 家に帰って体温を測定してみたら,38.8℃でした~ガーン。

 半日寝て少しは良くなったわけで,金曜は朝から出勤し,日中は何とか動く事ができました。金曜はmtgもあったので,休めなかったのですね。
 で,この土日,一進一退はあったものの(なかなか38.0℃から下がらなかったです。),昨日の日曜の午後には,37℃を下回ることになり,漸く,快方へって所でしょうか。

 鬼の霍乱ってやつですかねえ。昔このブログでも熱が出たことを書きましたが,何日も続くってことはありませんでした。本当,ソニーに勤めていたころ以来ですわ,こんな長引いたのは。

 でも結局,1月の2週目の土日前に熱が出るということで,要するに,帰省の遊び疲れなんでしょうねえ。スノーボードに行って目一杯滑り,行き帰り運転し,遅い時間まで飲み歩き~♫まあちょっと年甲斐も無い活動で限界に達したってのが,実情だったかもしれません。

 健康第一が私のモットーですので,これからは気をつけま・・・しょうかね?
1 いよいよ今年もあとは2週間となってまいりました。
 気の早い人というか,有給が沢山余っていてもう今週で終わりだよ~という人もいるかもしれません。

 で,今日は,先週末に多少知財の話題があったので,その話からです。

2 まずは特許権侵害訴訟です。
 大阪のカプコンというゲーム会社が,横浜のやはり同業のコーエーを特許権侵害で訴えていた事件の判決が,大阪地裁であったのですね(平成26年(ワ)第6163号)。
 今時の特許権侵害訴訟では3年もの・・・という長丁場です。

 判決はまだ最高裁のサイトにアップされていないので,ようわかりません。
 当事者のコーエーからのIRによると,特許権は2つあり,特許第3350773 号(A特許),特許第3295771号(B特許)らしいです。

 そして,Aについては請求棄却,Bについては一部原告勝訴だったようです。

 まず,A特許3350773の方からです。

【請求項1】  ゲームプログラムおよび/またはデータを記憶する記憶媒体を所定のゲーム装置に装填してゲームシステムを作動させる方法であって、上記記憶媒体は、少なくとも、所定のゲームプログラムおよび/またはデータと、所定のキーとを包含する第1の記憶媒体と、所定の標準ゲームプログラムおよび/またはデータに加えて所定の拡張ゲームプログラムおよび/またはデータを包含する第2の記憶媒体とが準備されており、上記拡張ゲームプログラムおよび/またはデータは、上記標準ゲームプログラムおよび/またはデータに対し、ゲームキャラクタの増加および/またはゲームキャラクタのもつ機能の豊富化および/または場面の拡張および/または音響の豊富化を達成するように形成されたものであり、上記第2の記憶媒体が上記ゲーム装置に装填されるとき、上記ゲーム装置が上記所定のキーを読み込んでいる場合には、上記標準ゲームプログラムおよび/またはデータと上記拡張ゲームプログラムおよび/またはデータの双方によってゲーム装置を作動させ、上記所定のキーを読み込んでいない場合には、上記標準ゲームプログラムおよび/またはデータのみによってゲーム装置を作動させることを特徴とする、ゲームシステム作動方法。

 クレーム1でこんな感じです。
 ざっと見ると,そんな難しいものではなく,CD-ROMを念頭においている記憶媒体でのゲーム機の特許です。

 第1の記憶媒体(CD-ROM)に標準のゲームプログラムと何やらキーを入れておいて,そして,第2の記憶媒体(CD-ROM)に拡張のゲームプログラムを入れておいて,ガッちゃんこすれば拡張機能で遊べるのだけれど,第1の記憶媒体(CD-ROM)のキーが読み込めないと拡張機能はキルされるってやつです。

 ただし,この特許既にエクスパイアしております。特願平06-306428 (平6.12.9)なので,H26.12.9,つまり3年前に死んだということで,死ぬ前に提訴したのでしょうね。とは言え,損害賠償請求は原則過去分,ですので,訴訟のときにエクスパイアしている特許でも構いません(差し止めは当然無理ですよ。)。

 つぎに,B特許3295771です。

【請求項1】  遊戯者が操作する入力手段と、この入力手段からの信号に基づいてゲームの進行状態を決定あるいは制御するゲーム進行制御手段と、このゲーム進行制御手段からの信号に基づいて少なくとも遊戯者が上記入力手段を操作することにより変動するキャラクタを含む画像情報を出力する出力手段とを有するゲーム機を備えた遊戯装置であって、上記ゲーム進行制御手段からの信号に基づいて、ゲームの進行途中における遊戯者が操作している上記キャラクタの置かれている状況が特定の状況にあるか否かを判定する特定状況判定手段と、上記特定状況判定手段が特定の状況にあることを判定した時に、上記画像情報からは認識できない情報を、体感振動情報信号として送出する振動情報制御手段と、上記振動情報制御手段からの体感振動情報信号に基づいて振動を生じさせる振動発生手段と、を備えたことを特徴とする、遊戯装置。

 これもさほど難しくはないです。ポイントは,「上記特定状況判定手段が特定の状況にあることを判定した時に、上記画像情報からは認識できない情報を、体感振動情報信号として送出する振動情報制御手段と、上記振動情報制御手段からの体感振動情報信号に基づいて振動を生じさせる振動発生手段」の所でしょう。

 ゲームのキャラが何かの状況に陥ったとき,画面から分からない情報が発せられ,これでゲームのコントローラーに振動を生じさせるってやつです。
 
 個人的には,記憶媒体が必須のA特許に比べて,こっちのB特許の方が手強いって感じがします(記憶媒体が必須なら,ダウンロード型のゲームソフトでは該当のしようがない・・・。)。
 ちなみに,この特許も,特願平06-119347 (平6.5.31)なので,H26.5.31にエクスパイアしております。まあでもお金の請求なら,あまり関係ないことは上記のとおりです。

 あと,特許Aとは異なり,この特許Bは一度訂正審判での訂正があり,そして,この訴訟の対抗でしょうが,コーエーからの無効審判が提起されております(無効2016-800041)。
 これについては,訂正を認められ,審判不成立で,既に知財高裁に舞台が移っております(平29行ケ10174ですね。3部に係属しているようです。)。

 この無効審判の審決だと,相違点がなかなか埋まらない気がしますが,どうでしょうかね。

 ま,兎も角も,侵害訴訟も知財高裁へ行くことになるでしょうから,被告のコーエーはもうちょっと無効資料を探した方がいいでしょうね。
 で,原告のカプコンは新しい無効資料が出た場合,訂正を再度検討する,ってことになるかと思います。

3 ほんで,つぎは,商標権侵害訴訟です。
 anelloってわかりますかね。そのバッグというかリュックの話です。

 こういうのって,この業界の人は疎い人が多いと思いますが,まあ彼女か奥さんに聞いた方が早いです,と聞いている所で既に性バイアスがかかりまくっておりますけど(このブログを読んでいる人はオッサンばっかだという前提です。だって,女性はこのブログのような話題,好きじゃないでしょ。),私は差別主義者なので,ムフフ~♡

 このバッグは本当よく見ます。電車通勤している人は回りを見渡すといいのですが,1つの車両で,1人以上必ず見ますよ。
 一昨年くらいですかねえ,流行り出したのは。

 ということで,類似品も氾濫したのですが,何と,ロゴもそのまま!で発売していた,豪胆な所もあり,今般そこが差し止めをくらったようなのですね。報道は,このですかね。

 これも判決が出ておりませんので,情報はこれくらいですね。
 ちなみに,これも大阪地裁~何かいいですよね~って所です。

4 続いて,GIです。

 GIはわかりますかね。地理的表示制度のことで,うちの田舎だと「大分かぼす」とかありますね。

 これは特許庁ではなく農水省で登録するものなのですが,ポイントは1つです。
 通常の商標だと,上の3で書いているように,自分で弁護士を雇い,そして訴訟で決着をつけないといけないのですが,このGIは全て行政任せでいい!ってことです。

 色んなことを行政の方でやってくれるので,地方の団体とかは地域団体商標制度よりもこっちがいいのではないかと言われているのですね。

 で,当然これはヨーロッパの制度を真似したのですが,今般ヨーロッパとの間で,最終合意がなされたということです。詳しくはこちらですね。

 で,ここでのポイントは,勿論,日本の大分かぼすみたいなものをヨーロッパでも保護されるようになったということもありますが,ヨーロッパのGIも当然日本で保護されるってことです。

 報道でも多少ありましたが,ゴルゴンゾーラがその代表です。イタリアの当該地域産の乳製品で無ければ,ゴルゴンゾーラと名乗っちゃダメです。

 侵害とされるのは以下のような態様です。
「 I. 当該産品名称の使用が、GI産品の産地と誤認を与える場合 
 II. GIの明細書(品質基準、生産方法等を示す文書)に沿わない産品については 
 ①  真正の産地を記載している場合 
 ②  翻訳、音訳である場合 
 ③  ~種、~タイプ、~スタイル等の表現を伴う場合 
であってもGIの侵害とみなす

 パルミジャーノ・レッジャーノなどの特定の「チーズにつ いては、国内での消費目的であれば、協定発効後7年間は、国内でカット・包装等を行うことが可能。」らしいです。
 ゴルゴンゾーラと何が違ったんだろうって感じですけどね。

 ちなみに,「カマンベール」や「パルメザン」みたいに,もはや普通名称化しているものや,もはや別物のはお目こぼしになったようです(勿論,カマンベール・ド・ノルマンディやパルミジャーノ・レッジャーノと誤認させるような場合はダメのようですけど。)。

 これは大手の商社や高級スーパーにとって実に大きな話じゃないかと思います(私は貧乏弁護士なので,こういうヨーロッパの産品は食べませんからね。)。
 スケジュール的には,2018年調印,2019年発効を目指すということらしいです。
 こういうものは準備が重要ですからね,今からでも怠りなくすることが必要です。
 まあそういう系がお客さんに居る所の弁護士は,今後気にした方がいいでしょうね。

5 知財はここまでで,次は企業法務系の話です。

 今日の日経の法務面です。「企業が選ぶ弁護士ランキング」2017ですね。
 去年の話はこの辺です。

 ということで,ここ最近知財部門はありませんでしたが,今年もありません。
 その代わり,今年は一般の企業法務に加え,金融・ファイナンスと国際紛争・訴訟分野になっております。

 要するに,今年は,そういう所が企業法務系の中で話題だったということなんでしょうね。
 ま,あれですよ,フィンテック系と企業不祥事関連ですね。

 去年は,情報管理系だったので,知っている先生が居たりしたのですが,今年は知り合いは全く0ですね。本当,大手のパートナーの先生ばっかです。

 あと,企業が選ぶ企業法務分野1位は6年連続で同じ先生です。

 となるとアレですね。この業界もケつまらん業界ってわけです。いやあ別に選ばれた先生に恨みがあるわけでもなく,男の批判の9割は嫉妬ですので,そうなのですけどねえ・・・。
 ずっとトヨタが一番だとか,パナソニックが一番だとか,NTTが一番だとか,それでいいのですかね,っていうのと同じことです。

 あらゆる所でイノベーションは起こるべきですから,この弁護士の業界でも起きるべきでしょう。来年はそんなのにも期待です。

 ま,今年も知財がないので,内容に突っ込むことが出来ず,存在自体に突っ込んだ,ということですかね。ムフフ。

 あと,弁護士の票も加えての総合ランキングは要りません。大手の弁護士事務所にしか聞いていませんので,組織票バリバリ,八百長バリバリです。こんなのは意味ありません!企業が選ぶ,ってだけでいいと思いますよ。

 これ以上興味がある人は日経を見た方がいいです。

6 追伸
 散歩のコーナーの特別編ということで,今日はつい最近買った靴の話です。
 
 ナイキのズームフライです。

 先般より,ナイキの厚底のマラソンシューズに注目していたのですが,やはり何でも自分でやらないとねえということです。そ,理論が上手く行くのは唯物理学だけです。
 私も,物理学以降,すべて実践実地です。

 ナイキのオフィシャルサイトでもずっと品切れで(今も),ところが,ある大手スポーツ店で一気に在庫が入ったらしく,定価販売の情報をゲットしてポチったわけです。何事も定価以上で買うというのはねえ・・・。


 さて,その履き心地は・・・・?いやあこれは履く選手選びますね。つま先のラインに注目です。
 
 いままでよく履いていた同じナイキのフリーラン5.0とくらべてみました(ズームフライは左です。)。
 まずは,つま先の部分です。こうしてみるとフリーランもつま先は上がっているのですが,ソールの部材が柔らかいので,履くとつま先の部分もぺちゃんと地面に着きます。

 ところが,ズームフライは,ソールが固くて履いてもつま先は上がりっぱなし!です。
 なので,重心がつま先にかからざるを得なくなります。昔,リーボックかどこかで無かったですかね,かかとのソールが無いやつ。
 若しくはサイズの小さいスリッパを履いてる状態(こっちの方が分かりやすくかな),そんな感じです。

 そのため,ずっと重心がつま先側に行ってしまうのですね。
 これは不思議ですわ~実際履かないとわかりませんね。
 
 上から見た写真です(やはり左がズームフライです。)。

 ソール部分はこんな感じです。
 
 つま先部分の素材が違うかなあという感じです(やはり左がズームフライです。)。

 何事も実際やらないとわかりませんね。

 曲がりにくい固いプレートのような素材が入っていて,その下に厚いソール部があり,そこは柔らかいという感じになっております(恐らく特許も取っているのではないかなあって感じです。もう面倒なので,検索してませんけど。)。

 これが独特の履き心地を産んでいるようですね。

 ランニングとかそういうのに興味のある人には多少参考になる話でしたかね。
1 本日の日中は凄い雨でした(東京)。後で述べますが,今日は外出でしたので,ハズレでしたね。

 カラ梅雨なんでいつの話~って感じですね。なので,今日は夏至のはずですが,太陽も見えず~の一日でした。

 さて,本日は,というか本日も小ネタです。まあ,もはや私がコメントすることも無いと思いますが,とりあえず,ちょっと触れたこともある話ですから。

2 まずは商標です。
 それは,例のベストライセンスのです。

  昨日,既に日経の電子版の方では,「無関係の商標出願に対策 特許庁、却下待たず次の審査」という記事が出てました(今日の朝刊に載っています。)。

 で,そのとおり,本日の特許庁のサイトには,「手続上の瑕疵のある出願の後願となる商標登録出願の審査について(お知らせ)」というものが載っています。

 特許庁の内容はいささか言い訳がましく,それ故分かりやすくありません。日経の記事の方が分かりやすいです。

 「現行制度では先願者の申請が却下されるのを待つ必要があるが、今後は却下を待たずに審査を始める。問題のある出願で実際に商標を活用する企業などが不利にならないようにする狙い。」ということです。

 まあ要するにそのうち却下となるんだろうけど,それまで待つのがかったるくってしょうがない~♪だから,それを待たずにやる!ってわけです。

 そりゃそうですね。とは言え,デュープロセスこそ,真の立憲主義といえるものですから,逡巡はあったろうと思います。ま,相手方がベストライセンスだからこそなのでしょうが,逆に言えば,ベストライセンスからすると,付け入る隙があるわけで(特許庁への国賠訴訟とかね。)。

 まあこのくらいでは沈静化しないと思いますが,無責任な第三者としては,いつでも大笑いできるよう生暖かく見守ることにしておきましょう。

3 次は著作権です。
  例のJASRACと音楽教室の演奏権に関する紛争ですが,遂に,音楽教室側が提訴したわけですね。

 ま,給付を求めるものではないので,債務不存在確認訴訟というやつです(特許でもときどきありますね。)。

 で,このためにウェブサイトもこしらえて(まあ今はそんな高コストじゃないですもんね。),そこに訴状も開示しております。

 ま,演奏権の話は,裁判所が決定することですので,私はそれほど興味がありません。それより,今回特筆すべきは上記のとおり,訴状を公開したことですね。

 クソサヨク系の訴訟の場合,訴状を開示することはよくあります。世間に味方してもらわないといけないので(ある意味訴訟で勝てると踏んでいないってことですが。),耳目を集めるというためですね。

 なので,訴状を公開したところを見ると,今回の訴訟もそういう目的が多少あるのではないかと思います。著作権という,ある意味ビジネス訴訟なのですが,世間に味方になってもらいたいのだと思います。

  で,私が注目したのは,さらにそこではなくて,この訴状の全体的トーンです。

 問題となる演奏権は,以下のとおりです。

(上演権及び演奏権)
第二十二条  著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として(以下「公に」という。)上演し、又は演奏する権利を専有する。」

 「公衆」じゃないとか「直接」じゃないとか「聞かせることを目的」じゃないとか,おそらくそういう所が端的な論点です。
 ですが,今回の訴状の作者は,そういう所よりもそれ以上に,非常に浪漫主義だなあという感がしました。

 訴状も人間の書くものですので,やはり色合いが出ます。
 私なんか理系なので,こういう訴状の真逆です。お涙頂戴的な所はリクエストが無い限り殆ど書きません。最低限の骨と筋肉だけの訴状で,とは言え,その骨と筋肉だけの説明については極限まで分かりやすく書く!ということです。

 まあこれは拠って立つというか主義の違いですから,どっちが良いとか悪いとかいうものではありません。
 
 周辺のストーリーを豊富にし読ませて心情的な味方になってもらうというのも,相応の戦略ですから。

 なので,やはり人の書いたものって非常に参考になるなあってことです。
 私のように一人で事務所をやっていると相手方の書面しかカンニングすることはできません。ですので,今回のようなものは非常に参考になります。ありがたや~ありがたや~。

4 で,最後は今日の外出の理由です。
 それは霞が関の弁護士会館のクレオに行ったからですね。

 この時期のクレオってわかりますかね。どこの職場でも今の時期じゃないですかね~。そう!健康診断です。

 昨年のことも書いております。グダグダ書いておりますが,結果は凄く悪かったのです。腫瘍マーカーも急上昇した項目すらあり,もう体質改善待ったなしって所でした。

 そのため,特定保健指導~を受けることになってしまったのです。あーあ。

 で,歩いたり,さらに歩いたり,おやつもなくし,ご飯も減らし~と色々やっていたのです。これが去年の年末のちょい前くらいのことでした。

 その結果ですが,体重は減りましたね。腹囲もかなり減りました。しかも血圧も低くなったのが驚きです(まあそれでも普通の人よりは高めですが。)。
 まあ詳しい検査が実は大ズッコケかもしれないので,あまり大口叩くわけにはいきませんが,とりあえず良かったかなあと思います。

 これが今日の外出の理由でした。
 去年なら,この後,裁判所の蕎麦屋で鴨せいろを食っていたのですが,今年はもうありません。しょうがないので,弁護士会館のB1Fの蕎麦屋に行ったら,何と開いていない!11:30-開店でした。

 しょうがないので(健康診断のときは朝飯抜きなので腹が減ってしょうがなかったのです),桂で海鮮丼を食って帰りました。いやあうまい飯食えるというのは素晴らしいことですニャ。

 次回はちゃんと弁護士会館の蕎麦屋で食って帰ろうっと。

 
1 首記は,昨日,横浜のTKPガーデンシティ横浜で行われた研修です。

 通常,弁理士会の研修は私も所属している研修所がやることが多いのですが,関東支部とか近畿支部とかの大きな支部は,自ら研修を主催することもあります。今回のやつもそういうパターンです。

 しかも,今回は,表題を見て分かるとおり,訴訟関係ということで,神奈川県弁護士会との合同研修会となっております。

 あ,そうそう,もう横浜弁護士会じゃないのですな。私が横浜弁護士会に毎日のように出入りしていたのは,もう12年も前ですか~いやあ早いなあ。時期は丁度今頃でしたね。
 弁護修習先の先生の事務所は新横浜だったのですが,裁判やら何やらで関内というか日本大通りというか,あの辺に行くことはしょっちゅうだったので,勿論,あの凄く古い弁護士会の建物にもよく行ってました。

 その頃も神奈川県弁護士会への改名運動もありましたが,何と言っても,本庁近辺の弁護士連中の多くが反対していましたので,いやあこれ当分無理でしょう~と思ったものですが,意外とあっさりと神奈川県弁護士会に変わりましたね。ま,これも新しい人が増えたからだと思いますね。

 おっと,のっけから議題を大幅に逸れておりますが,まあこのブログはこんなもんっすよ。

2 で,今回の講師は,何と知財高裁4部の部長の高部さんでした。なので,もう上記の会場で満員も満員でした。恐らく,東京からもたくさん詰めかけたのではないでしょうか。

 だって,高部部長の話を聞ける機会ってそんなにないですからね。横弁じゃねえや,神奈川県弁護士会の先生も多く出席していたのではないでしょうか。

 で,会場は,横浜駅からすぐなので,私も湘南新宿ラインで電車で乗換なしで一本でした(うちの事務所から大崎までは結構近いのです。)。もしかすると弁理士会よりも時間はかからないかもしれませんね。

 ということで漸く内容に入りますが,例の提訴期間徒過のも少ししていました。
 その対策として,高部部長曰く,余裕を持って,そして間に合いそうにないなら直接持ち込む,夜には当直もいるので,11:50でもその日に間に合えばOKなんだから,ということでした。

 そんなのわかってるわい~。ITの力で即特許庁に到達する特許出願と大違いで,結局力技で持ち込むようにという,当たり前の話ですね~。

 他にも参考になる話はありました。
 ですが,結局,こういう風にして欲しいというお願いというか要請の話ばかりで,そんなのわかってるわい,だけど実際難しいことが多く(例えば,特許権侵害訴訟で,対象が製造方法だとか,基幹システムだとかの場合。),そういう場合に,裁判所が何かをしてくれるってことはないのだなあ~というやはり当たり前の話を再確認しただけって感じでした。

 行政って昔はお上でお役人的発想が多く,本当お役所仕事だなあって感じることが多かったと思います。でも今は違いますよね。いつからかはよくわかりませんが,例えば,パブコメをよくやるようになった頃,小泉劇場のころですかねえ。その頃から,行政関係のサービスは随分良くなったように思えます。

 でも,いまだに古臭いお上意識が抜けないのが,裁判所っちゅう所ですね。ま,いつもまでも自分らの地位が安泰だと思っているとイノベーションとは無縁ですからね。

 私がいつも気になる管轄の問題(東京地裁と大阪地裁と知財高裁の専属管轄のやつね。)も,結局,調査官やらの下地が出来ているという話をしただけに留まり,何それ,全く説得力0じゃねえ,どうかしてるぜ~っちゅうもんでした。

3 弁理士の人は素直ないい子ちゃんが多いと思いますが,ふんふん頷いているだけじゃだめっすよ。

 例えば,東京地裁でも知財高裁でも,他の訴訟類型では要求されない,裁判官用の写し(コピー)を多く要求されます。そんなの自分でコピーしろよ,バーカって所じゃないですか~。これ全部依頼者の負担ですわ。

 さらに,差し止めの訴額も大問題です。
 損害賠償なら一部請求ということができるので,印紙代を小さめにすることが出来ます。ところが,差し止めをやると,東京地裁でも大阪地裁でもしょうもない計算方法で計算しないと受け付けてもらえないのです(東京はこれ)。このしょうもない計算方法でやると訴額が無茶苦茶高くなります。

 でも差し止めの訴額なんてそんな簡単に計算できるわけがないのです。所詮,ああなればこうなる程度のフィクションですわ。なので,本来,算定困難(160万円の訴額)で13,000円の印紙代でいいはずです(審決取消訴訟はこれです。)。

 でもそうはしない~。恐らく,こういうしょうもない計算方法にしたのは,濫訴を恐れたからでしょうね。
 その昔,知財立国だとか,司法制度改革で司法の需要は高まる一方だとか言ってましたね~♫なので,仕事が増えても給料の変わらない裁判所としては,これはマズイ!何とか訴訟を抑えなければって所で,訴額を高めに印紙代を高くすることで訴訟を抑えようとしたわけです。

 ところが,今や特許権侵害訴訟なんて年間200件前後の有様~もうこういう訴額でのコントロールをやめてもいい頃なのですが,一度決めたものはなかなかやめられない。
 で,本来,法律事項であり少なくとも最高裁規則事項であるのに,何故かしょうもないサイトで書いた話にずーっと従わなきゃならないって有様です。

 こういうのって,裁判所で裁判を受ける権利(憲法32条)の侵害だと思いますけどねえ。
  
 だから,本当は,日弁連の知財の委員とかが言うべきですが,まあ去勢されたジジババばっかなので,お上の意向を聞くだけで言えるわけがありません。ま,期待するだけ無駄です。

 なので,私としては,いつものとおり,田舎者土建屋コネクションを使って,政治部門の方から攻めたいと思います。裁判所はそっち方面にナイーブな人が多いみたいですからねえ。ムホホホ。

 あ,結局議題は逸れましたね。ま,このブログではいつものことです。
1 実家の大分の方は,昨日(6/6)梅雨入りしたそうです。東京も朝からどんよりで,夜には雨が降り,これで遅くとも明日には梅雨入りしそうですね。

 低気圧がやってきても梅雨に入ると全く波が立たなくなるのが,湘南ですので,これからしばらくサーフィンは厳しい時期に入ります。

 さて,多少注目すべき話が溜まってきたので,実のある内容で行きましょう。

2 まずは,データ,その1です。

 5月の終わり,つまり先週の半ばに,経産省から,「データの利用権限に関する契約ガイドラインVer1.0」というのが出ております。

 まあ経産省は,いつも新しい類型のディールに対して,準則的なものを作成し公表するのが通例ですが(例えば,過去,情報システム・モデル取引・契約書の公表などありましたね。),今回もそのパターンです。

 で,中身は凄く穏当なもので,これはこれでよろしいのではないでしょうか。

 しかし,それじゃあ悪口と金の話と私のプチ自慢しか書かないこのブログの名折れですわな。

 今回の契約ガイドライン,一から作成する,最初からやる,ってときにはよいかもしれません。
 でもねえ,何でこういうガイドラインが出来たかというと,確かにどういう契約条項にしていいのかわからんってニーズもあると思いますが,その実は,こんな条項許されるの?!ってときのためってのもあると思うのですね。

 そういうときに,ガイドラインにこう載っているからこうしましょう!って出来ればいいのですが・・・,ま無理ですわな。

 契約レビューしたことのある弁護士や当事者ならすぐにわかると思うのですが,結局契約条項って当事者の力関係次第なんですよね。

 安全保障に関する日本とアメリカとの間の条約だの,何だのと同じです。理想はあるんだろうけど,何でわしらの得にならんことをてめえに認めなきゃならねえ,えーおー,このイエローモンキーが,ガッテームってわけです。

 そういう状況が予想されるのに,このガイドラインじゃあ大した助けにはならないってことですね。

3 ということでデータ,その2です。

 アメリカが日本に横車をかましてきても誰も助けてくれませんが(国連なんちゅう,インチキ組織は,united nations,つまり連合国=戦勝国なわけで,そんなのに様々期待する人がいるっちゅうのは,あーあって感じです。),私人間では多少助け舟を出してくれる可能性もあります。

 それが公取委~独禁法関係です。

 一方当事者がバーゲニングパワーに任せて横暴の限りをつくした契約を作成したところで,それが全部有効になったり,そのままになったりとは限りません。民法上の公序良俗違反も典型ですが,独禁法とか下請法で救済される場合もあります。

 例えば,ライセンス契約のときに,グラントバックやアサインバックの条項があると独禁法上ウンタラカンタラの問題がある~ってのは聞いたことある人多いと思います。逆に,知財関係の仕事しているのに,そんなの聞いたことがないっちゅう方が問題です。

 でも,問題になったってことは,ある時期までそれが許されて,ライセンス契約の条項として燦然と輝いていたってことです。
 そして,それに対して,これはアメリカがみかじめ料として思いやり予算を寄越せと言ってきているようなもので,独禁法上問題ありと,ある時期,声を上げた人が居るってことです。

 ということで,公取委の方は,「知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針」というのを公表し,どういう条項が独禁法上問題ありかということを示しています。なので,ライセンス契約で,この指針を前提とせずに作成するなんて,そりゃ弁護過誤!って言えるほどのものです(弁理士が作成するなんて問題外!ですわ。)。


 で,ここまでが前置きで~データに関しても,どういう契約条項だと独禁法上問題になるってことを示したものが現れた~のでしょうかね。
 兎も角も,昨日,公取委から,「データと競争政策に関する検討会」報告書が公表されました。日経の今日の朝刊にも載っています。

 つーことで,この報告書読みましたが,いやあ頭に入らない文章ですな。経産省の公表資料も独特の経産省節がありますが,公取委はさらに独特の公取委節があります。

 ・・・の場合,・・・の可能性があり(・・・と考えられる,というパターンもあり。),・・・の場合,・・・に留意する必要がある

 って書かれてもじゃあどうせいっちゅうんじゃあ,という所です。

 しかも今回の報告書は,所謂プラットフォーマー(グーグルとかアマゾンとかフェイスブックとかね。)がデータを独占しそうって所を念頭に置いた報告書なので,私がよく契約書を見るお客さんとその相手方等には,今回の報告書の話がそのまま適用出来る場合は少なそうなのですね(小対中,その規模ですから。)。

 むしろ,私が一消費者として,グーグルのサービスを使うときに問題になるような話ばかりです。

 なので,そもそもイチイチこんな報告書を作らんとそんなことすらわからんのか!ボケッ!っていうような内容です,結局。
 ま,最初だからこんなもんなのですかねえ。私とすれば,そういう所はいいから,具体的にどうするのがいいのか,どう対抗するといいのか,多少ヒントになりそうな所があればと思ったのですが,それは過ぎた要求だったようです。

 まいいでしょう。

4 で,ヒーローものです。
 
 ひよっこは東京に来て次の展開に行くらしく,舞台も変わってくるようです。
 そうしたら,何と仮面ライダードライブ,泊進之介が慶応ボーイの役で出てきましたね。

 今回,既に,キョウリュウレッドことキングが警官役で出てますし,仮面ライダーネクロムことアランも見習いコック役で出ています(春ちゃんことみね子がこれから勤めるだろう洋食屋のね。)。
 
 朝のNHKの連続テレビ小説には結構ヒーローものに出てた人が出ます。
 過去有名なのは,あまちゃんの先輩役の仮面ライダーフォーゼこと如月弦太朗やら,梅ちゃん先生の旦那のシンケンレッド(殿の方)やらが居ますね。女性の方も,花子とアンには,シンケンピンクが出てましたし,フォーゼつながりで言えば,まれにはユウキが出てましたしね(その後ユウキは・・・。しかし,ユウキもあまちゃんも,同じ事務所だったわけで,何か色々闇が深そうですニャー。)。

 ヒーローもの出身のイケメン俳優を並べたということは,NHKの思惑は結構底浅い所なんですなあ。

5 追伸
 東京は予想とおり,本日梅雨入りしました。これから約1ヶ月ほどジメジメした日が続くわけです。まあでも,この前までモモヒキをはいてさみいなあと言ってたような気もしますが,早いもんです。

 で,もう一つ重要なこと。それは巨人12連敗です。サッカーと変えながらちょびちょび見ていたのですが,もう点を取れる気配がない~。どうなってんだ?!

 あとは,高橋監督がいつ首になるかって所ですかね,ポイントは。
 しかし,事情通の人はよく知っているとおり,巨人と高橋監督の間ってちょっと特別な関係ですからね。
 え?わからない?だって,そこそこの選手だったにもかかわらず,高橋監督がFAだとか大リーグに挑戦だとか,一切無かったですよね,現役時代。そして,監督就任の際も,まだ現役で出来たにもかかわらず,何の文句もなくオファーを受け入れたわけです。
 
 おかしくはありゃあせんですかね。
 まあなので,おそらく,20連敗30連敗になっても高橋監督が首になることはないでしょう。さすがに,今季あと1勝もできなきゃ首になるかもしれませんが,30連敗くらいじゃ高橋監督と巨人の関係は切れないって所ですね。まさかって思うでしょ。そのまさかはあるのです。
 何故かって?さあご一緒に~この世の~♪99%は~プロレスだ~♪ってことです。
1 GWの谷間ということで,昨日今日と,朝の電車もやはり空いてましたね。

 私としては,特段,9連休にして海外でも~なーんて金はありませんので,カレンダー通りでございます。
 なので,重くない小ネタで行きましょう。閲覧数から見ると,このブログをよく見ている勤め人の方々もお休みが多いようですからね。

2 まずは,今朝の日経にひっそりと載ってた大企業同士の争いです。

「生理用品の販売差し止めを要求 花王が大王製紙に」

 で,この記事読んでも仮処分を申し立てたことは分かりますが,何の権利だとか何の法律だとかさっぱりわかりません。手を抜きすぎというか,端折りすぎですわ。
 
 しょうがないので,債権者(何故こう言うかは法曹ならわかりますね。)の花王のサイトを見ると漸く少しわかりました。
 不正競争防止法!ですわ。ただ,2条1項1号(混同惹起行為)なのか,2号(著名表示の冒用)なのか,3号(形態模倣)なのか,それはわかりません。

 で,実際ですが,まずは花王の製品です。

 こんな感じのようですね。
 
 他方,大王製紙の方です。


 こんな感じです。

 似ていると言えば似ていますが,これで間違えるほど混同するか~って言うと,全然違うと思いますがね。
 まあ私は生まれてこのかた生理なんてもんになったことがないので,わかりませんけどねえ,ムフフフ。

 なので,花王も思い切ったなあって所です。29部狙いかな。

3 次は特許調査関係です。

 「Patentfield、Webで誰でも高度な特許検索・分析ができる「Patentfield」の提供開始」

 これはベンチャータイムズの記事ですね。

 ということで,基本的にグーグルパテントとよく似た感じのものだと思います。
 ちょっと試すと,無料のバージョンでもそこそこは使えるようです。とは言え,単に調査するだけなら別にグーグルパテントでもいい話。それ以上に何か違いはというと,パテントマップが簡単にできることのようです。

 しかしながら,さすがに無料のバージョンだと自由自在にパテントマップを作ることは難しいようですね。

 なので,パテントマップ等を自在に作りたいというニーズがどの程度あるかが今後の鍵のような気がします。
 調査って本当ノウハウが重要で,データベースやUIが多少イマイチでも,きちんと検索式を作ることが出来れば,きちんとした結果が得られます。逆に,凄い良いデータベースやUIのやつでも,サーチャーがアホでクソみたいな検索式しか作れない場合,しょうもない結果しか得られません。まあ当たり前ですが。

 ということで自分の癖に合うデータベースを探すと良いと思いますので,その候補の一つが出てきた,ということならばよろしいのではないかなあと思います。

 個人的には,Jplat-Patがあれば十分なようにも思えますけどね。

4 あと,2月3月必死に中出ししていた愛人関係ですが,漸く着床したようで,現在ゲラチェックをしております。

 まあこう書くと何のことだかわかる人にはわかる,ということですね。

 あ,それで思い出しましたが,先般,修習時代の同期で飲んだときのことです。

 前出したも評判良いし,セミナーとかやっても評判良い,だのに何故全く営業面の影響が無いのか~ちゅう話になったのです。
 それはあんなブログ書いているからですよ,面白くていいんだけど,アレ見て客はやめたと思うんじゃないですか~っていう結論でした。

 そうそのとおり,Exactly!,です。
 でもこれやめて大人しくするなんて,私らしくもないですからね。基本変わらずに行きたいと思いますが,何せ,気まぐれなもので,そこそこ適当にやりたいと思います。

 で,話を戻しますが,なので,夏前には何とか店頭に出るのではないかと思います。前の本は,8月の初めだったので,もう少し早く出るといいかなと思っております。

 まあしかし,この愛人関係は本当大変ですわ。身を削るっていう喩えがピッタリで,まさに赤玉終了~♫って所です。なので,今年の後半はうまく営業に結びつけられると良いのですが,結局また印税だけ~♡って所に落ち着きそうですニャー。


 
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