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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護土の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 昨日はえらく暖かく,今日は寒くなるという話だったので,結構厚着したら,今日も結構暖かいじゃん!裁判所まで行ったら汗ダク~♪という一日でした。

 さて,特段更新するつもりも無かったのですが,商標で,面白い話がありましたので,ちょっとしたまとめ代わりですね。

2 まずは知ってるものです。
 私もいい歳なので,痛風が気になります。最近ビールをそこそこ飲んだ次の日は,ぶつけていない膝が妙に腫れたりして・・・まあ尿酸値~ですね。
 よく言われるのは,足の親指ですけど,人によるみたいです。私は膝の横っちょです。

 で,飲むときは,早い内から焼酎にすることが多くなっていますが,スーパーで買うときは,こんなやつでしょうか。

 
 これだけでどこのどの製品かかなりよくわかりますね。
 
 キリンの氷結です。

 で,この缶が立体商標として登録されたという報道があります。おおーすげーや。
 ちなみに,Jplatpatではこんな感じですね。

 出願がもう4年前,拒絶査定不服審判を経由したということなので,結構苦労しています。で,漸くの登録審決~になったのでしょうね。

 こういうのは資料次第~キリンの知財部の皆さん,ご苦労様でした。

3 次は知らないものです。
 こちらも立体商標です。報道は,こちらですね。
 「魚の形でおなじみの「おさかなスポンジ」」と書いていますが,おなじみのって,わしゃ知らんって所です。皆さん,知ってましたかね。有名なのでしょうか。
 
 
 こちらは,こんな感じです。

 こちらは,出願が一昨年ですし,拒絶査定不服審判にも行ってないので,結構スムーズです。Jplatpatではこんな感じです。

 缶と比べれば,識別力がある,ということなのでしょうね。

4 で,最後に弁護士っぽいことも。
 立体商標の場合,いつも思うのですけど,商標的使用ってどういうのがそうなんだろうか?ってことです。

 勿論,商標法2条4項に,
前項において、商品その他の物に標章を付することには、次の各号に掲げる各標章については、それぞれ当該各号に掲げることが含まれるものとする。
一 文字、図形、記号若しくは立体的形状若しくはこれらの結合又はこれらと色彩との結合の標章 商品若しくは商品の包装、役務の提供の用に供する物又は商品若しくは役務に関する広告標章の形状とすること
とあるのは知っています。
 
 つまり,他社が,缶チューハイの缶の形状を,例えば,上記のキリンの立体商標のような形状にすると,少なくとも商標法上の「使用」に当たる,ように思えます。
 だけど,問題は,常にいつでもそうか?ということです。

 これが立体商標における商標的使用の問題ですね。

 この論点は実際の侵害訴訟での事例を重ねないことにはよくわかりません。
 だけど,有名な,エルメスのバーキン事件では,被告が本人訴訟だったので,この辺がよくわからないまま来たのです。

 で,実は最近,このバーキン事件以来?の立体商標での侵害訴訟の判決があったのですね。
 東京地裁 平成29(ワ)22543(平成30年12月27日判決)です。

 これも私はよく知らなかったのですが,ランプシェードで有名?なポール・ヘニングセンというところのものの件です。
 
 こんな感じです。Jplatpatではこういう所です。
 
 だけど,判決を見ると分かりますが,うーん,被告の対応がイマイチですね。折角両方に代理人が付いていたのですが・・・。 

 ま,あまりヤーヤー言うと色々アレですので,やめておきますが,少なくとも商標的使用は論点に上がっていません。

 果たして,商標の機能を発揮させるような態様での使用かどうか,実に気になるのですけどねえ。
 次回に期待しておきます~ムフフフ。
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理論物理学者を目指したのはもう30年以上前のこと。某メーカーでの液晶ディスプレイのエンジニアを経て,弁理土に。今は,弁護土です。次は何かな。
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