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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 地震自体としては,そろそろ症状固定の様相だと思います。ただ,いろいろ現れてきておりますね。
 なかでも深刻なのが,福島第1原発ですね。そして,放射線の線量の上げ下げに,関東より以北の方々は一喜一憂です。

 まあ理系の人間まで,感覚でものを言っても仕方がないので,流行のシーベルトに関してのみです。

2 放射線の単位には,いろいろあります(放射能の単位としては,ベクレルやらキュリーがありますね。)。
 一番有名なのは,レントゲンでしょう。しかし,これのレントゲン(照射線量)は電磁波によるイオン化の割合で定義したものなので,粒子線であるα線やβ線では使えません。

 ですので,基本どんな放射線でも使えることから,エネルギー吸収を基礎とした吸収線量D(単位グレイ)を使うことが多いのです。

 しかし,この吸収線量D,中立故に逆に使いづらいことがあります。つまり,エネルギーが同じでも放射線によって生物学的効果は異なりますが,それを表すことはできないということです。
 具体的には,エネルギーが同じ場合,電磁波の放射線(γ線やX線)よりも,粒子線(α線やその他の陽子線,中性子線)の方が,生物に与えるダメージが大きいわけです。これらを表すのに線質係数Qというものを使い補正しなければなりません。

 したがい,結局,生物学的効果を含めた放射線を表す線量当量Hは,
 H=DQ
となります。そして,このHを表す単位がシーベルト(Sv)になるわけです。

3 シーベルトはSI単位なので,かなり大きな単位です。ですので,通常,測定した場合問題となるのは,10の6乗分の1のマイクロシーベルトか,10の3乗分の1のミリシーベルトの範囲での話です。

 弁理士試験で勉強した色々な文献にも,1シーベルトでかなり重篤になるということが載っていたと思います。今回測定された最大値は,第3号機近傍の400ミリシーベルトすなわち,0.4シーベルトですから,これは正直ヤバイです。ただ,場所が,事故機の近傍ですからね。

 他方,東京で観測されたのは,数マイクロシーベルトでしたから,0.00000数シーベルトとなり,これはバックグランドの放射線とほぼ同じじゃねえの~,という程度です。
 ちなみにあるサイトによると,ここ五反田は,福島第1原発からの距離にして231.4kmだそうです。ですので,相当減衰するわけですね。

 ただ,今後の状況によっては,結構ヤバイところまで行く可能性はあります。東京での観測値が,マイクロではなく,ミリの範囲に入ってきたら,そりゃヤバイでしょうね。ただ,そうなったら,パニックが起きることは必至ですから,対応が大変です。西へ大移動しなければなりませんが,今は,移動手段が限られていますからね。

 折角なので,私としては,いつものように,屁をこいてテレビでも見ることにします。おっと,そうなったらテレビも放送してませんかね。


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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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