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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護土の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 なかなか知財の良い話題はありませんね。しかも,最高裁のHPで,知財判決の更新もありませんし~。

 ということで,少し前に読み終えた首記の本の紹介で行きましょう。

 首記の本は,ビジネス書でベストセラーを続けている,ま話題の本です。
 そのせいか,データサイエンティストとかいう,よくわからないインチキ臭い職業にスポットも当たるようになっております。この本の帯にも書いておりますが,「これからの10年で最もセクシーな職業は統計家だろう」,らしいです。
 ですが,男でセクシーな職業っつったら,AV男優に決まっております。特にtokyo hotの所謂汁男優がこれからの10年でも最もセクシーな職業なんじゃないですかね~♪なーんて書いたら,また某大阪市長のように,女性を性の対象としか捉えてないとか,ヤーヤー言われそうですね。

 ただ,はっきり言いますが,私は女性を性の対象としか捉えたことがありません。つーか,更にもっと身も蓋も無いことを言うと,そういう女好きの私でも,本当に好きなのは女体だけであって,女そのものは別に好きじゃないのですね。ま,人は嫌いだけど,金は好きだというパターンと同じです(これも私に当てはまりますが。)。

2 おっと,かなり議題から逸れてしまいましたが(いつものことですが。),こういう本は,経験上外れが少ないのですが,この本もまあ買って読んで損はないかなという気がします。

 ただ,これを読んでいると,既読感が凄くしたのですね(この手の本を初めて読んだ方には関係ないかもしれません。)。
 何に似ているかというと,全体的なトーンは,「まぐれ」(ナシーム・ニコラス・タレブ著)に同じです。つまり,数理的,統計的な話を実際の下世話な問題とうまく絡め,その可能性と限界を語る,という所です。
 そして,個別具体的な統計学の話について,「統計思考力」(神永正博著)の打ち出しかたとよく似ています。

 勿論,上に紹介した二冊の本と,首記のベストセラーは違うところがあるのは当然ですが,話の面白さは,「まぐれ」の方が上ですし,統計学の具体的な説明についても「統計思考力」の方がわかりやすいです(首記の本は数学的な話の説明が下手。)。

 ですので,あ,今流行っているデータサイエンティストとかデータマイニングとかどういうことなんだろう,って知りたい人には実によい本だとは思うのですが,ある程度その手の話を知っている人には,物足りない上に退屈だと思います。

 じゃあ何故売れているかというと,これはタイトルなんでしょうね。「統計学が最強の学問である」って,センセーショナルじゃないですか~♪
 「inagawarawが最強の弁護士である」って打ち出したら~?♪ま,こういう例を見ると目も覚めるんじゃないですかな。ね,そんなわけねえだろうってことに。

 ですので,これはネーミングの勝利ですね。

 あと,また議題から逸れますが,最強の学問は,統計学ではありませんよ。それは物理学です。私は物理帝国主義者なので,当然ですが,いやあ物理からすると,殆どの学問って,それって学問の名に相応しいのか,エー,言ってみろ,コラ,って感じです。

 明日雪が降るかどうか雨が降るかどうかすら当てることもできない気象学,何年たっても一人も救えない地震学,蝉の抜け殻のコレクションレベルから抜けられない考古学,ただの数字だけの株価を予想できない経済学(しかも有りもしないノーベル経済学賞なんてものまででっち上げる始末),その他の社会科学,人文科学系なんて,私がコメントすることすら馬鹿らしい感じがしますね。

 ですので,物理で大学院まで行った私からすると,少なくとも,昔の司法試験レベルの法学と,難易度を比べることができます。物理学VS法学,どっちが難しい?ってやつです。

 で,答えは簡単,圧倒的に物理学です。
 だって,物理での落ちこぼれのこの私が昔の難しいと言われた試験に通って,問題なく?弁護士やっているわけですからね。
 それでも,いや学問と実務は違うでしょ,という話はあると思います。

 ただ,物理をやっていた大学と大学院とで,私が書いた論文は卒業論文と修士論文のただ2本だけです。
 他方,弁護士になって約7年ですが,法学の論文を書いたのは,4本です。しかも,まだ発行前ですので,言えませんが,これに載るとその分野のほぼ第一人者ですね,という所に近々5本目が載ります(私の憎まれっ子具合からすると,何であんなヤツの論文がこれに載るんだ!という所かもしれませんがね。)。

 これだけ見ても,法学の方が,まはっきり言って簡単だということがわかると思います。私がどうも法学者というヤツを尊敬できず,むしろバカにするのは,こういう所に原因があるからかもしれませんね~。ま,でも本当に,その程度のことで偉そうにしているっちゅうのは,他の分野から見るとバカ丸だしだなあと思いますけどね。

3 追伸
 いやあ交渉力があるっていいですよね~。そうそう,蒸し返せるわけなんてないじゃん。え,何のことかって,こちらを見て下さい。

 ま,これ見て,ほら見たことかとか,安倍ちゃんに騙されたとか,私はそんな感想を抱きませんし,多くの人もまさかそんなこと思いませんよね。だって,世の中の99%はプロレスだ!と豪語したのは私ですが,TPPはまさに台本(ブック)ありきの話ですからね。

 ただ,普通は,プロレスラーが,いやこれ台本とおりやってるだけだから,とか,いや別にこれは負けブックでそうなっているだけだからだとかは言いません。
 ですが,最初のとおり,アメリカは交渉力がありますので,ブックを隠す必要はないわけです。そう,TPPは,既に日本の負けブックとなっているので,台本とおりやってくれないと困ると,ブッカーから内々ではなく公に注意されちゃったわけです。まさか,ガチンコ挑もうとしてんじゃないよね~,そんな腕も度胸も無いくせにと明らかに足元を見られているわけです。

 別に私は負けブックなら負けブックでもいいのです。ま,現実,今は北京やNYを直接攻撃できる程度の核兵器は持っておりませんので。ただ,ブックをさらけ出されてしまうというのはどうなんだ?ということです。

 あいつはずっと負けブックでいいよと思われているレスラーと,あいつは怒ると何をするかわからないから,負けブックはいいけど色々フォローしとかないとまずいぞと思われているレスラーの扱いは明らかに違いますよね。今の日本は,後者じゃなく前者と思われている,それが明け透けにわかって腹立たしい,ということですな。
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理論物理学者を目指したのはもう30年以上前のこと。某メーカーでの液晶ディスプレイのエンジニアを経て,弁理土に。今は,弁護土です。次は何かな。
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