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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 さて,本日は私のとっての仕事始めでございます。
 昨日まで,九州の大分にて,グータラした日々を過ごしていたのですが,本日からは事務所でグータラした日々を過ごすということになります。
 どこに居てもグータラするのは変わりないというわけですね。

 一年の計は元旦にありということなのでしょうが,私の目標は常に同じ!現状維持!です。さあうまく行きますでしょうか,乞うご期待って所です。

 さて,首記は,法曹,特に弁護士の方なら,何のことやらわかるでしょうね。これねえ,判決の検索データベースのブランドなんですわ。

 他に,判例秘書とか,レクシスアズワン,TKCローライブラリーとかが有名ドコロじゃないでしょうか。

2 で,去年まではD1lawを使っておりました。
 これはその名のとおり,第一法規出版がやっているデータベースですね。

 イソ弁時代にお世話になっていた事務所から独立するに当たり,どこで聞きつけてきたのかしりませんが,本当,データベース屋からの営業攻勢は非常にうるさく,うんざりしていたのですが,ここの営業の方が実におっとりしていたのと,当時で月々の費用が非常に低かったことから(月1万円),D1lawにしました。

 で,5年くらい使っていて特段何の問題もなかったのですが,今般,検索データベースを上記のとおり,Westlawに変えることにしたわけです。

 まあ私は知財の仕事が結構多いので,実は検索のデータベースってそんなに使いません。もともと仕事の依頼も少ないせいもあるのですが,月に一回も有料のデータベースを使わないこともあります。
 何つっても知財の場合は,最高裁のデータベースが早いし(判決日のうちにpdfで見れたりします。),これで十分なことが多いのです。その上,私は一応弁理士試験も受かっておりますので,知財関係の主な判決は手持ちの資料や自分の頭の中に入っているっちゅうわけで,わざわざデータベースを見るより早かったりします。
 本当,事件の内容で一応念の為に検索するときも,有料のデータベースにログインし,また検索語を設定したりするよりも,自分の頭の中にあるキーワードをそのままググった方が確実だったりするわけです。
 で,最近はそんなとき,自分のこのブログが真っ先に出てきて非常にガッカリすることも多いですけどね~。いやあ,学者連中も,まちっと考えた方がいいと思いますけどね~,弁護士の自由競争を高みの見物~なんて思ってたら,明日は我が身でっせ~♪
 
 まあ,これは出版社のせいもあるのかもしれませんね~。これだけネットが普及しているのに,判決の評釈で重要なものや論文がネットで見れないものが多いですからね~未だに。ただにせえとまでは言いませんが,何かの方法でネットで見れるようにならないもんですかなあ。

 例えば,論文を探す場合に,CiNiiを使うこともあると思いますが,これ,中身見れませんからね。どこそこの図書館に置いてますよ~ヨロピコ~って情報だけです。クソ面倒だったらありゃしないってわけですよ。たかだか10pちょいの論文とか判決の評釈見るのに,所蔵図書館に行って(又は行く前に予約して),閲覧謄写して,ほんでまた帰ってくるなんて,自分でやっても人にやらせても手間でしょうがないですよ。
 著作権の問題もあろうと思いますが,いやあバカバカしいですわ。

 おっと議題からいつものように逸れてしまいましたね。

 そうそう,だから,私にとって有料のデータベースは,はっきり言ってある程度検索できりゃあ,どこのどんなやつでも大して変わらないってことです。
 そうすると値段が一番大事になってくるわけです。

3 ただ,値段だけじゃない部分もあります。それが今回D1lawから変えた理由です。
 中身もどうでもよく,値段が重要だとしたら,近時各社が値段の競争をしてますので,もっと前に安いデータベースに変えても良かったわけです。

 ですが,例えば,本日ダイレクトメールが来た判例秘書BASICなんて,月5000円とかなり安いのですが,これは5年契約が前提です。携帯やスマホの言い方をすれば,5年縛りってことです。
 ねえ,この世知辛い世の中,5年も先のことなんてわかりますか~?私のような弱小負け組弁護士からすると1年1年が勝負です。勿論,すぐに廃業というのは現実味のない話ですが,他の事務所に移ったり,新たな事務所をはからずも立ち上げることになったり,いやいやインハウスでサラリーマンなんてこともないとは言い切れません。

 そんなときに,もう使わないデータベースのアカウントは?~使わないのに料金だけ払い続けることになるわけです。いやあ,考えられませんね~。
 ですので,比較的高額になってきたD1lawを今の今まで使い続けたのは,そういう縛りが少なかったからです。D1lawは,1年毎の契約で,自動更新もなし!だったのですね。

 で,ここからがポイントです。そんなD1lawを何故変えたか?それは,その縛りの少なさが消えてしまったからです。実は,去年の更新時に(正確には一昨年か),何故かそれまで更新の意思表示によって契約が更新されてきたのに,約款変更をして自動更新となったのです。つまり,ボケっとして更新の時期を過ぎてしまうとまた次の年もD1lawと契約する羽目になります。
 上記のとおり,1年1年が勝負なわけです。もっと条件の良いデータベースが出てきたら,パッと乗り換えたいわけです。なのに,そんなことを許さないD1lawに頭に来て,去年の早い時期に,もう更新しねえからな,バーカ,って解除の連絡をしておったわけです。

 ほんで,ちょうどいい時期に営業に来たのが,Westlaw~♪
 こちらは月7000円と判例秘書BASICより高いのですが,1年毎でOKというので契約したのでした。勿論,Westlawも約款上は,こちらも自動更新ではあったのですが,上記の経緯を営業に話して,自動更新を排除してもらえれば,あんたの所と契約しちゃるということで,自動更新を特約で排除してもらいました。

 バーゲニングパワーがあるって素晴らしいよね~♡自動更新の方が面倒じゃなくていいじゃんと思われるかもしれませんが,いつ何時不要になるかもしれないというリスクは小さい方がいいよねってことです。

4 で,肝腎の中身も書いておきましょう。どうでもいいとは言いながら,使いにくいのではしょうがないですからね。
 実は,D1lawを選んでいたというのは,イソ弁時代にお世話になっていた事務所もD1lawだったというのも1つの理由でした。やはり,こういうデータベースって使い慣れていたものがストレスなくていいですからね~。

 そういう状況で,Westlawの使いごこちは~ああ全然悪くありません。恐らく精緻な検索をして,絞り込んでなお絞り込んでから,実際の判決を読みたいっていう,謂わば日本の家電が好きな方にはD1lawの方がいいのだと思います。
 ですが,使いやすくわかりやすいのが一番~という韓国の家電にもアレルギーのないような方はWestlawが実にピッタリじゃないでしょうか(おまけで色んな雑誌の電子版も読めるようですが,まあこれはおまけでですのでね。)。

 何より,単純にWestlawは収録判決が多いです。どういうことかというと,私の名前で検索してみたところ,こんなやつまで載ってんの!ってのが2件ありました。他方,両方ともD1lawには載っておりませんでした。
 私のこのブログでは,自分の事件については書かないというのが原則なのですが,例外的にちょっと書く場合もあります。例えば,このときがそうでした。この事件,色々思い出に残る事件ではあったのですが,いやあこれはなかなか公にできないのでは~と思っていたのですが,Westlawには実にあっさりと載っております。スゲーナ~って感じです。

 まあ,早い所,最高裁が全判決を電子化してデータベース化すりゃあ済む話ではあるのですが,それまでは多少お金を払っても~という所でしょうかね。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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