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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 首記は,先週の金曜にあった,弁理士会の中央知的財産研究所の公開フォーラムです。

 議題が進歩性だし,講師が北大の田村先生だったりで,これは行かねば~♪と思った弁理士の人や知財関係者は多かったと思いますね。

 私もちょっと書きましたが,申し込みに10分遅れただけで満席になり,しょうがないので,一般の部(「公開」フォーラム,ですので。)から何とか席を確保したことを書きました。
 その後,席が追加になり,何とか研修の単位にもなりそうですけどね。

 まあ,ともかくも凄い人気のフォーラムだったわけです。ざっと出席者で,メジャー所を見ると,知財高裁の2部の部長の清水さんがいらしてましたね。あと,弁護士だと,超大御所のM先生,Y先生が見えられてました。
 それだけ,今回の出し物に皆さん興味があったという所でしょうね。

2 で,内容もちょっと触れましょう。「公開」フォーラムですので,秘する意味はあまりありませんから。

 まずは,田村先生のプログラムですが,進歩性のマクロ的,統計的な話から始まりました。でも,これは要りませんね。
 もう4年も前になりますが,弁理士会の研修所の方で,大規模なパネルディスカッションをやりました(私が司会をしました。)。その際に,田村先生の資料にも顔を出している片山先生から直接そんな話もしてもらいましたしね(そのメンバーには塚原先生も居たのですよ。)。

 なので,今更~って感じでしたわ。
 あとの,効果の話と,obvious to tryの話はある程度面白かったです。でも,これも要するに,アメリカの話を持ってきただけ~。

 私ね,文系の学者って,本当金の無駄じゃねえかって思うことはしょっちゅうですなあ。
 日本が色々キャッチアップしていたころは,そりゃあアメリカとか最先端の法制度を翻訳するだけでも,「研究」と言えたのでしょうね。例えば,憲法で有名な芦部先生のダブルスタンダード論とかね。

 でもねえ,今の世の中,外国の制度を翻訳して,それが研究でござい~♡って言われてもピンと来ませんわ。今現在の知財高裁,ないし東京地裁・大阪地裁での進歩性における効果の取扱はこうです!obvious to tryについてはこうです!って話がないと。
 その後各論的な話もありましたが,これも他人の褌で相撲をとっているだけだったしなあ。

 つぎの,吉田先生の後出しの実験証明書の話もそれ自体興味深い話ではありました。でも,これも,大した話になりようがなく,うーんって感じでしたね。まあ,この吉田先生元々弁理士のようで,マニアックなことに興味があるのだと思いますが,あまりにマニアック過ぎました。

 なかなか進歩性って学者には荷が重いのかなあと思いますが,田村先生と吉田先生のちょうど間くらいの話があると実に良いのではないかと思いましたね。
 次回に期待ですね。

3 さて,本日はまたまた研修絡みです。二弁との共同主催の研修で,今日は司会を仰せつかっております。

 開催まで一悶着ありましたから,当日くらいは無事終わるといいですニャ。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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