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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 昨日までは別府に行っておりましたが,この年末年始で初めて天気に恵まれたって感じでしたね。
 その別府では地獄めぐりをしました。結構な面白さでしたね。

 ということで,昨日の日経の記事ではありますが,これで行きましょう。

 さて,今回の日経の法務面の特集ですが,知財で定評のある大企業の知財戦略を特集したものです。

 パナソニックと日立と東洋ゴムの話です。で,中身はあいも変わらず詳述しませんが,読んだ人はどう思うのでしょうかね。こんな話,何を今さらって感じがしますよね。
 どの会社も,よくある典型的でトラディショナルな知財戦略ばかりで,この記事の目的が何なんだ?ちゅう感じですよね。まあ試しに読んでみるといいかもしれません。

2 で,本題は,この記事の中で日立の戦略〜知財部員を知財コンサルにしようという実にインチキ臭い戦略の話です。

 実は,時々,知財のコンサルみたいなことはしないのか?というお尋ねがあります。でもねえ,私は,まあやりませんね。
 そういえば,最近はコンサル出身の弁護士もいるらしく,まさに,詐欺師から政治家になるようなもんで,ある意味インチキエリートコースみたいなもんでしょう。

 知財のコンサルも最近はよく聞きます。そりゃあ,本業の出願で食えなくなった弁理士,本業の訴訟で食えなくなった弁護士とすりゃあ初な中小企業をだまくらかして出願報酬や顧問料をせしめるというのが実に美味しい仕事になるのかもしれませんね。大企業はなかなかだまくらかせませんのでね。

 コンサルって別に知財に限らず,目的ははっきりしています。当該企業の売上を上げ,利益を上げることです。目的は非常にはっきりしているわけです。知財のコンサルだからと言ってもそれは同じで,単に出願数を増やしたりすることが目的じゃないのです。

 ですので,コンサルの評価は,あんたに頼むと売上がいくら上がり,利益がいくら上がるのか?それがあんたに払う報酬や経費よりも高く無いと意味がないが,どうか?という目で見ないといけないわけです。で,そんな目で見てこの評価に耐えられる自称コンサルがこの日本で何人いますかね〜♪
 殆どの日本のコンサルは,お金の結果の評価などせず,結局出願数とかが増えました〜とか,さらに曖昧な,知財戦略が構築されました〜とかそういう胡散臭い評価を自分で行って手仕舞いして終わりになるのです。

 そうすると,そんなので儲かるのは,知財コンサルだけか,それと関係の深い弁理士のみという悲惨な結果しか産まないわけです。

 いいですか〜。知財のコンサルに騙されそうな中小企業の皆さん,私が上記に書いた評価に耐えられるかどうか,そのコンサル自体に尋ね,そうでない場合は,冷静にお断りすることが大事です。とは言え,口八丁手八丁の手練れが多いですから,断るのさえ容易ではないとは思いますがね。
 という意味では,そもそもそんな知財コンサルを近づけないことが重要ってわけですね。

 ということで,私自身,上記の評価に耐えられるだけの仕事をする自信はとてもありません。ですので,知財のコンサルはやらないわけです。
 勿論,巷の詐欺師系の知財コンサル同様のことはできると思いますが,そんなのやる意味全くないのは上記のとおりです〜♡
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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