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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 ブログも1年以上やると,同じような話のサイクルになるのは致し方ないところです。
 今年もこの時期に,特許庁からの2013年の出願件数と登録件数などの発表がありました。

 なお,昨年の記事はこちらにあります。

2 さて,内容ですが,6年前→5年前,非常に出願件数が減りました(10%減)。そして,4年前も減ることは減りましたが,そんなには減っておりません (344,598件で,1%減)。さらに3年前はというと,342,610件で,0.6%の減に留まりました。漸く底値が見えてきたわけです。2年前ですが,ついに,増加に転じました。342,796件で,0.1%増えました。まあ,殆ど変わらないと言った方が正解でしょうけどね。

 で,去年ですが,328,436件と,4%も減少しました~!!!
 折角一昨年底値脱出だと思ったのですが,やはり減ってしまいました。このペースで行くと来年か再来年には,30万件を割り込みそうな感じです。

 他方,登録件数ですが,昨年も27万件を越え,27.7万件だそうです。それ以上の詳細な数字が何故か資料に見当たりませんが,横ばいとは言え,若干増えております(一昨年は274,791件)。ですので,過去最高の登録件数の筈です。

 データ的にはこんな感じで,まああまり芳しくないって所ですね。

 ただ,今後ずっと特許出願が減るかというと,そうではないのかなあという気もします。そう,何事も互いに影響し合っているのです。今話題の話すらね。

3 今話題というと,集団的自衛権の件です。これについては,日経紙までが一面トップでした。この件についての私の意見は,前に書いたとおりです。やはり,改憲するのが原則でしょうね。
 ただし,今回のような解釈が全く許されていないかというとそうではないと思います。

 今では,自衛隊が違憲だと言っているのはバリバリのクソサヨクくらいなものになりましたが,昔は政府ですらこのような考え方だったのですね。御存知の通り,朝鮮戦争が勃発して,警察予備隊を創設し,それを増強して自衛隊を成立させた辺りから,憲法9条2項の「戦力」について,徐々に限定的に狭い解釈を取ってきたわけです。広いクレームを一件書類や明細書の実施例で,非常に狭く解釈するのと同様にね。

 なので,一般の人からしても,自衛隊への偏見って結構最近まで残っていたと思いますよ。その偏見が無くなったのは,阪神淡路大震災のときが契機だったと思います。あの時,自衛隊の出動が遅れたのはウンタラカンタラとか,色んな噂があると思いますが,少なくとも,あの時の自衛隊の活躍を目の当たりして,そのような偏見が無くなったのは確かだと思いますね。
 ですので,2011年の大震災では非常に迅速に出動し,非常な活躍を見せたことは記憶にあるとおりです。でも,平成に入っても,自衛隊は違憲なんじゃボケ~っていう考え方の人が,たくさんいたことは事実ですね。

 だから,この問題に関しても,本当は,改憲すべきが原則だと思いますよ。でも,クレームが様々な状況により,広く解釈されたり狭く解釈されたりするのと同様,憲法の規定だって狭く解釈されたり広く解釈されたりするのです。そして,法的な改憲でなくても,解釈による改憲というべき憲法の変遷というものもあると思いますね。

4 さて,ここで,へそ曲がりの私としては,日頃結構サヨク的な日経紙が,この話については,実に安倍政権寄りの記事を書いているのに注目しております。一面の記事もそうですが,今日の社説の最後は,
外国への説明も不可欠だ。報告書の中身をよく読みもせずに「軍国主義の復活」などと言い立てる国も出てこよう。有事への備えの強化と並行して、周辺国との緊張緩和にも全力で取り組み、日本の意図を世界に正しく理解してもらわねばならない。
と結んでおります。
 結構な踏み込み具合だと思いませんか?どこの国を念頭に置いているかは明らかですが,日経紙のようわからんけど首尾一貫性と言うかブレの無さは感じられますね。いや誉めているんですよ。

 要するに,アメポチで行こうぜ,その方が儲かるぜ~ってことなのですね。
 金儲け自体は悪くありません。私が弁護士やっているのもそうです。私の歳と経歴で,今,収入を最大化できる仕事が弁護士だからやっているだけです。そのため,効率の悪い仕事は基本やりません。なので,金儲け自体は別にどうってこと無いのです。ただ,アメポチがなあ~♫って所なのですね。

 とは言え,もっと気になるのが,アメポチの理由です。正確に言うと逆ですね。何故,日本なのか?ということです。
 ちょっと話は変わりますが,弁護士が何故資格の王様(今や乞食かもしれません。)と呼ばれているかと言うと,常にwhy(理由)を考えているからだと思うのですね。街の法律家?の行政書士や,弁護士’の司法書士とひと味違うのは,この理由を考えられるからだと思います。

 だって世の中の法律なんかそれこそゴマンとあるわけで,そんな細かい全部まで弁護士が知っているわけはありません。
 でも,初見の法律や初見の事件に当たった場合でも,弁護士はかなりの精度よく考えることができるのです。それは,基本の法律について,理由を考えて理解しているからでしょうね。なので,違うやつや初見の法律を見てもある程度考えることができるわけです。ま,私なんか理系で面倒くさがりだから,丸暗記が嫌いなのですね。だから,理由から理解した方が,効率がいいというか,ただそれだけのことなのかもしれませんけど。

 で,話を戻すと,つまり,何故アメリカは日本を選んだのかということです。更に言うと,アメリカに何のメリットがあるんだろう?ってことです。いや,勿論マーケットとして,いまだ魅力的だからということはあると思いますが,そりゃ今の話ですよ。憲法や安保の制定時はそんなことはわかりませんからね。

 そうすると,やはり日本を歯向かわせないようにするというのが一番の理由でしょうね。つまり,アメリカ自体の安保がその理由です。やっぱ,太平洋戦争っていうのがアメリカにとって衝撃的だったんじゃないですかね。国力で10分の1以下の貧乏国がマジで勝つつもりで挑んできたのですからね。

 今でこそ,日本は豊かな国の代名詞となっておりますが,世界の五大国だとか言われていた時代でも貧乏さは変わらなかったと思いますよ。今でも残る体育会系の精神論なんて,まさに貧乏時代の名残ですもん。
 あれは,しょうがなかったのです。物も金もない,あるのは産めよ増やせよで若干増えた人間だけ~,じゃあということで,それを無駄なく使って,しかも,うちは貧乏だから妖怪ウォッチのおもちゃは買えないのっていう理屈じゃなく,あれは脳の発達に悪影響を及ぼすとか御為ごかしの屁理屈をこねただけですからね。

 ま,そんな貧乏国が,太平洋の制海権を一時的とは言え制し,その後もアメリカにとって実に幸運だったミッドウェイの海戦で漸く退けたのですから,本当は怖いはずなのです。
 東京を初めとする大都市への無差別爆撃や広島・長崎への原爆投下というナチ以上の外道ぶりも,怖さがなせる業と言った方がよいと思いますね。

 なので,貧乏なくせに,この戦争好きのサイヤ人みたいなやつらを,永遠に従わせるにはどうしたらよいかということで考えだされたのが,今の憲法の多くの規定と安保条約なわけです。
 これに対し,当時の日本だって厭戦気分があり,それが結実したのだと言う人もいますが,そりゃ後付けの後知恵バイアスってやつですよ。勿論,そういう人も多く居たでしょうが,他方,アメリカクソ野郎,今度は思い知らせてやると思った国民も多く居たと思いますよ。

 そそ,何事も理由を考え,一回くらいは疑った方がいいですよ。上記の厭戦気分の話だって,そのように報道管制され,洗脳させられただけ,の話なのに,何だか70年近く経って,嘘から出た真ではないけど,神話(伝説)になっちゃっただけなのかもしれませんよ。
 勿論,その理由は,日本人にそう考えさせることで,アメリカにメリットがあるからだけなのでしょうけど。

5 私は未だに安倍ちゃんを信用はしていません。
 ただ,就任当初に比べれば,ひょっとしたらとは思っています。でも,それは多くの国民とは違う観点からの話です。私のひょっとしたらとは,もしかしたら将来アメリカと戦争して,勝つつもりでいるのかもしれないなあ,だとしたらいいんだけど~♫っていうやつです。ムフフフ。
 
 ですので,これからの50年のイノベーションについては,軍事技術に重点を置いてやるべきですね。今政府が進めようとしている革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)についても,実際は軍事関連でないといけないと私は思っていますし,そこから特許出願もどんどん増えていけばいいんじゃないかなあと思っているわけです。目指せ,2040年のゼロ戦Ⅱ~♫
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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