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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 まあどうしようかと迷いましたが,一応触れておきます。

 今朝の日経の朝刊の一面のトップ記事ですよ~。もうこの時間なら見た人は多いと思いますね。
 私も,お!久々特許の記事,しかも職務発明!すわ何事!という感じで読んだのですが,実にしょうもない内容でした。

 基本,2つのことしか言ってません。三菱電機とトヨタの,職務発明の報奨の話です。三菱電機の方は,上限をなくした,トヨタの方はちょっと良くした,これだけです。

 しかも,トヨタの話の方は,ちょっと前(昨年末)に中日新聞に載っていた内容と全く同じです。
 何じゃこれ,給料分の仕事しろよって感じですなあ,実に。

 まあですので,感想としては,今日はネタが無かったのねえって感じです。どうせ無いなら,もうちょっと気の利いた記事を書けばいいのにねえ。
 例えば,北朝鮮の暗殺団の話とか,ななみん卒業だとか,あと今日は猫の日なので,犬より猫が来てまっせ~でも猫好きは血統書とかにあんま拘らないので,ブリーダー界隈に金は落ちませんよ~とかね。

2 まともな話もちょっとしておきますが,最先端の職務発明スキームって,弁護士とか弁理士とかに聞いてもわかりませんよ,正直。

 職務発明の相当の利益って,結局社員の処遇をどうするかって話ですので,普通の大企業はそんな大っぴらにしてませんからね。
 え,だって,ソニーでもいいですけど,勤続○年で職種●の場合,年収はいくらかって,個別具体的に公開していますかね。してませんよね。新入社員やモデル年収とかの公開をしている会社はありますが,実際どうかっていうのは,殆どの会社は公開しておらず,だからこそ,そういう特集をする週刊誌とかにニーズがあったりするのです。

 だから,職務発明スキームづくりに困ったら,ここのところの私にとって,帝国陸軍においてはソ連,帝国海軍においては米国,に当たる,知財協に尋ねてみた方が早いと思いますね。知財協ではかなりのノウハウが溜まっていますし,会社の担当者同士での交流も盛んなので,一番良いと思います。

 だから,本来,今日の日経のようにチョコチョコ出すのではなく,会社の特性に応じて,こんな感じでやるといいと思いますよ,てなことを知財協がオープンにやってもらうと一番良いのですけどね。
 とは言え,そういうことをやらないから,日経に地位が低いんじゃあと書かれるわけで,それでもそう書かれても一顧だにしないのでしょうね。
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1 首記は,先週の金曜,イイノホールで行われた,弁理士会の中央知的財産研究所主催の公開フォーラムです。

 昨年も同じ時期に違う題目で行われており,恒例ですね(それを再録したのが,問題の別冊パテント16号です。)。
 このブログでも一昨年のやつは記事にしていますね。

 で,今回は損害賠償論ということで,現在,知財システムについて再考検討が進められていますが,大きなテーマの一つはその損害賠償論だと思います。
 なので,弁理士会がこういう研究をやって,その成果を発表するというのは実に良いのではないかと思います。

2 特にパネルディスカッションが良かったですね。
 パネラーは,中村合同の飯田先生,NOTの三村先生,早稲田の高林先生,北大の田村先生の4名でした。

 で,この人選も良かったかなあと思いますね。純粋弁護士の飯田先生,裁判官出身で今は弁護士の三村先生,裁判官出身で今は学者の高林先生,純粋学者の田村先生と,4人4様だったからですね。

 法的なものが好きな人には大変面白かったのではないかと思います。ま,弁理士会も懲りて無ければ,別冊パテントか,パテント本誌に載るでしょうから,行けなかった人はそれを期待してください。

 で,聴講者の中に知財高裁の清水所長が居て,あと知財高裁1部の裁判官も来ていましたね。清水所長は,けっこうマメにこういう場に来ていますよね。

3 で,帰りに知り合いの弁理士の人と少し立ち話をしたのですが,こういう話になると弁理士の方はちょっと感じ方が違うようです。そうすると,まあ私が理系と言ってももはや遠くに来たのだなあとしみじみ思いましたね。

 どういうことかというと,その弁理士の方が言うには,技術的な意義だとか内容とかいうのを捨象しているような気がするので・・・と言うのですね。だから釈然としない所がある,ということのようです。

 損害賠償論について,そんな感想を抱く弁理士やら技術者って多いのかもしれません。

 まあでも私のような質の悪い相対主義者からすると,所詮,フィクションの世界ですよ,法律の世界なんてね。
 交通事故で人が死んだなんて典型です。制裁というか賠償というかは呼びようで何でもいいのですが,そういう場合に,責任を取らせる方法ってそんなに多くないわけです。今の世の中。

 打ち首にでもしますかね。ま,その代わりが刑務所行きではありますが,それじゃあ民事的な責任を取ったことにはなりません(まあ,刑事・民事というのも,単なる恣意的な枠組みではあるのですけどね。)。
 なので,死んだ人間について,仮定に仮定を重ねてお金の額で評価し,そのお金の支払で責任を取ったことにするというフィクションの世界が実現されているわけです。

 なので,目に見えない情報のパクリの知財の侵害訴訟での,金勘定も似たような話にならざるを得ないわけです。取得価格200万円で2年使った自動車が無くなった,という話とは根本的に違うわけです。

 さらに言えば,そもそも何かをお金で評価する,つまり値段をつけるって難しい話なのですね。相対取引じゃない場合は,本当難しいと思います。

 ま,弁理士会がやるのですから,そういう話もあれば良かったかなあとは思います。今回の公開フォーラムは,弁理士向けとは言いづらい所があったのは確かですからね。

4 追伸
 ところで,今日の日経の朝刊の経済教室,慶応の小林教授の論文が載ってましたが,読んだ人いますかね。

 いやあ,しょうもないというか,経済「学」のインチキ臭さというか,でっち上げ感が如実に出た,ある意味,実に素晴らしい論文でしたね。

「経済学が物理学に倣って理論を発展させたことはよく知られている。」だそうです。
 しかし,経済「学」が世の中に役に立つ理論か何かでも構築したなんて聞いたことがないですわ。

 勿論,経済「学」が物理を真似しているというのは知っていますよ。でもそれは,所詮パチもんでバッタモンに過ぎないと思いますね。その典型が,所謂ノーベル経済「学」賞だというのは,ここで書いたとおりです。すべてがでっち上げだということです。

 まあ,偽物が偽物である分には勝手にやって頂戴~で良いのですが,今回何がまずいかというと,知らない人を勘違いさせる箇所があって,それが本当マズイですわ。

「量子力学の根本的な性質として、ハイゼンベルクの不確定性原理がある。量子力学の観測とは、観測者が光子(光の粒子)を観測対象にぶつけて、跳ね返ってきた光子を観測装置でキャッチすることである。当然、光子をぶつけられた相手の位置や運動量は変化するので、観測行為によって相手の位置と運動量を両方同時に確定することはできない。これが不確定性原理だ。」

 と小林教授,書いています。
 しかし,これは,説明を分かりやすくするために,直感的に分かりやすい,こういう説明をすることもありますが(啓蒙書というか入門書にはこのようなことを書く場合も無くはありません。),不正確だし,通説的解釈ではありませんよね。
 少なくとも,大学の教授が,説明に使うには不適です。

 正確には・・・そうですね。私が昔書いた,この記事でも見てもらいますか。一言で言えば,観測の不確定さとは別に,量子力学には本質的な不確定さがあるってことです。

 まあ,量子力学は難しいですよ。大学の教授と言えども,経済「学」の教授レベルで理解できるもんではありませんね。啓蒙書を斜め読みしたかちょっとググっただけで書いたのでしょうね。

 おっと,追伸と言いながら,けっこう書いてしまいました。
 経済は重要です。私も日々身にしみております。ですが,経済「学」は,それとは別の話です。私が,経済「学」の本をけっこう読むのは,日経にこういう論文を載せる事のできる,世間で偉いと言われるような人たちから騙されないため,ただそれだけです。

1 ということで,またまたセミナーをやることになりました。

 「ソフトウェア関連技術知財の現状と基礎知識  ~ビジネスモデル特許か別の手段か、 戦略の立て方と活用実務~」

 日時:5月19日(金)12:30~16:30
 場所:[東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)6階D会議室
 主催:㈱情報機構

 このブログをよく見ている人は,あれ~どっかで聞いたことがあるような・・・と思ったかもしれません。そう大正解!去年やったセミナーと同じネタです。
 主催者から同じネタでやってください,ということでしたので,同じネタです。ま,新たに資料を作らなくて良いから楽っちゃ楽なんですけどね。

 とは言え,この半年くらいの変化についてはアップデートしますよ,当然。でも,前のセミナーに出席した人はもういいと思いますね。

2 何故同じネタかというと,そりゃ簡単です。前回のネタが好評だったからでしょうね。
 実は,前回のセミナー,中小ベンチャーの人を対象に考えておりました。ところが,お越し頂いたのは,大手企業が殆ど,あと同業者の方(弁護士ね)も複数人参加して頂き,いやあどういうこっちゃ?!と思いましたね。
 
 要するに,こんなセミナーあんまり無いのでしょうね。この分野,受任するのは大手渉外か大手ブティックが中心です。そうすると,そこに居る先生方がセミナーまでやろうっていうのはなかなか出来ないのだと思います。

 そこへ行くと私は弱小ではあるのですが,この分野で特許権侵害訴訟も,プログラムの著作権の侵害訴訟もそこそこやってますので,意外と適任だったのかもしれません。

 ですので,前回行こうと思ったけど・・・という場合には大チャンスだと思います。
 私個人はあくまでも中小ベンチャー対象ではあるのですが(じゃないと営業の効果が薄いのです。),大企業の方も同業者の方も大歓迎です(ノウハウ等の出し惜しみはしませんので。)。

 ま,あと3ヶ月以上ありますので,参考にしてください。

 あと,参加される人は,何故いつも金曜にセミナーを設定しているのか,その理由をちょっと考えてもらえるといいかなあと思いますね(終わったあと飲みに行きたいわけですよ。ムフフフ。)。
1 さて,いつの間にかもう2月。一昨日の東京は春のように暖かく,他方,昨日は真冬で,今日はそこそこ過ごしやすいと思います。

 さて,AIといえば,今や人工知能のことですが,日経はここの所,毎日のように記事が載っています。
 で,今日の電子版の方には特許の話もあるそうなので,その関係に纏わることにしてみました。

2 で,ちょっと見たところ,うーん,これじゃあ何とも言えないなあって感じです。何故かというと結果だけです。
 しかも各国特許庁ごとのデータがあったり,全部一緒くたのデータがあったりと,よく読まないと誤解してしまいます。

 しかもAI関連というだけで,特許分類だとかキーワードとか,その辺がはっきりしませんので,検証のしようもない!って感じです。
 ま,特許分類とかキーワードとかは,このデータを出したアスタミューゼさん(私も知らない会社ではありません。)のノウハウでしょうから,簡単に出せないとしても・・・ですね。

 とは言え,そこそこ出願はあるのかなあって感じです。

3 で,人工知能つながりで言えば,先月(2016.12)の弁理士会の会報のパテントですが,特集が「人工知能」でした。

 私は非常に期待して,ページをめくったのですが(良いタイミングの特集じゃないですか。),もう期待倒れもいい所でした。

 いや,だってね。弁理士会の会報の特集ですよ。人工知能に纏わる特許の話だと思うじゃないですか。それが違うのですよ。

 上から,題名を書いてみましょう。
「人工知能が知財業務に及ぼす影響」
「特許品質評価及び特許からの情報抽出における自然言語処理のアプローチ」
「オープンソースソフトウエアを用いた人工知能による特許自動分類」
「AI創作物に関する著作権法上の問題点とその対策案」
「ルーラル・ナレッジマネジメント」
「人工知能によって生み出される発明」
 これで終わりです。

 足りないでしょ!足りない!

 だって,上記のやつは全部人工知能の使い方とかの話です。そんなの,上で紹介した日経とかで腐るほどやっていますよ。
 そうじゃなくて,弁理士会の会報なんだから,こういう話がないとダメでしょ。

 ・人工知能の特許出願の前後の話
   人工知能の先行技術調査→特許分類とキーワード検索のやり方
   人工知能のクレーム作成→ソフトウエア特許なので,3種類作るとか
 ・人工知能の特許出願の中間処理
 ・人工知能の特許の権利行使
   まあこれは弁護士じゃないと書けないかもしれませんが。

 こういう大きく3つの柱で,誌面を構成しないと,本来いけない筈です。ところが先月号のパテントはこういう本来メインに来るはずの記事が全く無いくせに,どうでも良い話しか載っていないのです(ま,この話もメインがしっかりしていればオマケとしては別に悪くない話とは思いますけどね。)。

 いやあパテント編集部は猛省して欲しいですね(ああクソ下らなかった~♫)。

4 最後も人工知能です。
 なので,パテントの特集読んでも人工知能が何かって全然わからないわけです。ま,一番上の日経もそうなのですが。

 じゃ,一言で言えば何かというと,「人間や生物の知的な振る舞いを模倣することで役に立つソフトウエアシステムを構築する技術である」ということになります。これでもようわからんなら,ある種のアルゴリズムってことで良いと思います。

 ま,勿論,人工知能ですので,人工であれば何でもいいわけですから,ソフトウエア関係ではなく有機物質系の系統もあると思います。でも世間で今騒がれているやつはコンピュータ関連ですからね。

 つーことで,人工知能の特許が何かというと,アルゴリズムの特許化,つまりは通常のソフトウエア関連発明と変わらない!ということになります。わかりましたかね。

 そうすると,どうなるかというと,果たして特許化するのが良いのかなあという疑問が生じます。
 だって,IBMのワトソンのアルゴリズムってわかりますか?iphoneのシリのアルゴリズムってわかりますか?グーグルの検索のアルゴリズムってわかりますか?

 わかりませんよね。
 ソースコードが開示されてませんし,クラウド上や1つしかないシステム中に存在するだけですので(市販のパッケージソフトのように手に入れることができないのです。),中身を見ることができないのです。
 要するにリバースエンジニアリングできないのです。

 私が常々言っているとおり,「知財実務のセオリー」でも書いたとおり,リバースエンジニアリングできるものは特許出願し,リバースエンジニアリングできないものはノウハウ化するというのが原則です。

 だって,グーグルの特許で書かれたアルゴリズムを,どこかの企業が,仮に真似できたとしても,真似したかどうかなんてどうやって分かりますか?リバースエンジニアリングできませんもん(ま,アメリカならディスカバリーがあるか~)。

 ま,もしかすると,パテントの特集がしょぼかったのは,実はそんなところに理由があり,特許できちんとした原稿を書ける人を見つけられなかった(要するに出願数が実は少ない)からかもしれません。

 ともあれ色んなことを考えるというのは良いことでしょう。
 
 ところで,人工知能の入門書としては,「人工知能入門」小高知宏著(共立出版)が良かったですね。上記の定義もこの本からの引用です。何か共立出版の本を久々買ったなあって気がしますが(理系の人にはおなじみですよね。),新しい技術を勉強するというのは,実にわくわくすることです。

5 追伸
 散歩用の靴ですが,昔のナイキフリーラン+2がボロボロになってきたので新しくしました。
 
 またまたナイキフリーです。5.0ですね。たまたまナイキのアウトレットに行く機会があって,安かったので,これにしました。

 しかし,正確に言うと,この5.0が散歩用になったのではなく,前の+3が散歩用になっちまったってことです。

 じゃあこの5.0は?というと,これは通勤ですね。ちょっとカジュアル過ぎるきらいものあるのですが,まあいいでしょう。最近,裁判所行くよりも,事務所で何か書いていることが非常に多かったりするので,あんまり人に会いませんからね。

 さて,このナイキフリー5.0はいつまで持つかなあ。

 


1 東京は昨日は若干暖かったのですが,今日は寒いです。

 ちょっとしたニュース的なものがありますので,それで行きましょう。
 両者ともこのブログでちょっと紹介しましたので,その流れです。

2 まずは,金曜日にアップされた,例のオキサリプラチンの大合議の事件です。
 知財高裁平成28(ネ)10046号(平成29年1月20日 判決

 ここで紹介したのは,去年の秋でしたから,約2か月で判決~。控訴審ですので,デフォー的判断ということでしょうかね。

 ちょっと見ましたが,ロジックは原審とそう変わりません。私が評価していたとおり,大合議だからと言って原審をそう逸脱するものではないと思います。
 注目するのはその部分よりも,謂わば傍論的に,それはそうじゃないんだよ~!という追加の論点の判断の所ですかね。

 ま,前の記事でも書きましたが,このブログではマジの評釈はしませんので,これ以上のことを知りたい人は自分で判決をきちんと読むか,私の後継ブログを何とか探すのでしょうね。

3 つぎも,このブログで以前紹介したものです。これも秋ですね。例のオプジーボ対キートルーダの一戦です。

 和解が成立したようですね。IR情報はこちらです。
 特許権者側がこういう感じで書くということは,明らかな勝ち筋和解だったんでしょう。
 まあ,そうでしょうねえ,PD-1抗体を使っているなら,どう考えても技術的範囲に入りそうでしたから。

 あと,気になったのは,これ裁判外の和解っぽいです。

 私も昔この手の全世界紛争の日本を舞台でのやつに代理人として加わっていたことがありましたが,突然終わるんですよね。メインの舞台ではその国の代理人も関与しているのかもしれませんが,そうじゃないと,終わりですよ~って連絡が来て,それっきりです。不思議なもんです。

 ま,そんな話はいいとして,上記2つの事件は両方とも薬関係でしたね。いいなあ~,薬関係は盛り上がってて。
 
4 最後はスノーボードです。
 先週末,いつものように尾瀬戸倉に行ってきました。

 コンディションは良かったですね。
 しかも,あるバーンにリフトが開くのをならんで,一番の圧雪していないバージンスノーを頂きました。
 人のバージンはあんまり好きじゃないのですが,雪のバージンは実にすばらしいです。
 ヒザパウまではいきませんでしたが,十分に楽しめました。

 ほんでたまには私の写真でも。
 
 今年はウエアを上下新調しました。しばらくはこれで行けそうですね。
 ああ,しかし,体中が痛いですね。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。

 本日はここソニー本社に来ております。

 

 なぜこんな中途半端な位置かは追ってご説明を。

 ま,ソニーの新しい本社は私がソニーに居た頃は無かったもので,あまり来たことはありません。 

 で,エンジニア時代の後輩の一人が今LEDの大型ディスプレイの開発をやっているのですね。CLEDISと言って,こんな感じです。
 その後輩からの年賀状で,本社に展示してるから見に来てよ,ってありましたので,散歩がてら見に行ったのが,上記の写真ということになります。
 奥の方で青白い画像を出しているどでかいディスプレイがそれです。

 何故こんな位置かというと,受付のおねえちゃんに写真を撮っていいかと聞いた所,館内での写真撮影はダメだと言われたわけですね。ということで,質の悪い私は,館外から撮ったというわけです(これなら文句ねえだろう)。

 で,そのCLEDISですが,いやあびっくりしました。想像以上の高精細でしたね。
 でかいだけでジャンボトロンに毛が生えたくらいかと思いきや,4KのLCDの解像度を保ちながらでかくしたって感じでした。

 まあユニット式なもので,黒一色や白一色のようなときに斜めからみると,多少そのつなぎ目部分は見えます(すみませんね,元々そんな仕事をしていたもので。)。しかし,正面での位置だと本当気になりませんでした。こりゃすげえって思いますね。

 ただ,PALCディスプレイのようなこともありますから,勝負はこれからですね。正式に上市のリリースでもあったら,またここで紹介しましょ。

6 追伸2
 そうだそうだ,あと大相撲,これも重要でした。

 何と言っても,稀勢の里の優勝ですね。土曜はスノボでしたので,宿のテレビで見ていたのですが,一緒に行った友人とよくやったと喜びました。
 昨日はスノボからぎりぎり帰り間に合い,白鵬との一戦に間に合いました。

 何度裏切られたことかと多くの人は思っているでしょうね,私もですが。まあ,でも大器晩成と言いますし,良かったのではないかと思います。良いことは遅く来るが吉ですね。

 兎も角もめでたしめでたしでした。
1 日経を購読の方は,本日(平成29年1月20日)の朝刊の27面をご覧ください。

 何かというと,拙稿「地方創生に逆行する特許裁判」の小論文が掲載されております。

 投稿したのは,昨年の年末で,日経の編集部から掲載決定の報があったのが,先週末でした。ということで,掲載決定まで2週ちょっと,実際の掲載まで3週ちょっとですね。やはり新聞,スピードが命です。

2 中身は読んで頂くことがいいと思います。見出しだけなら,ここから見れます(日経電子版が読める人は,ここからです。)。

 その内容については,当然賛否両論あると思います。ま,それでいいのです。

 ただ,日経に投稿する方は非常に多いと思いますので,その中から選ばれたというのは,相応の意義があるという風に日経の内部でも思われたからだと考えます。つまりは,ある程度世間の支持がある考えだということです。

 ですので,本件については,今特許庁でやっている産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会の知財紛争処理システムの機能強化の論点に是非入れて欲しいと思います。ねえ~特許庁さん。

 ところで,私が書いたものに関しては,今までで一番メジャーな媒体じゃないかなと思います。日経に私が書いたものが載るなんて,いやあ,誉れなことですわなあ。弁護士になって苦節10年,様々なことがありました~それが今こうして~♫シクシク(ウソ泣き)。
 あとはもっと仕事の依頼があると最高なんだけどなあ(ご依頼はこちらからです。ムフフ。)。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 

 いやあ冬って感じがしますね。でも,もうあと2か月で,この目黒川沿いがピンク色になるのですから,自然というやつはすごいものです(本当2か月ですもんね。)。

 で,今日はすごい寒いです。昼飯がてらの散歩でしたが,雪がちらほら舞ってました。
 ですが,私は今夜から山へ向かいます。エンジニア時代の友人たちと恒例のスノーボードですね。
 新聞では小難しいことを書いてますが,基本,お気楽適当な人間ですし,このブログは振れ幅が大きいのが特徴です。

 さーてひざパウをごちそうになることができるのでしょうか。乞うご期待。
1 やはり,判決のときに比べてだいぶ話題にならないようですが,シャークフィンアンテナ特許の事件が和解で終結したと当事者のIRでありました。

 まあ事件としては,報道などを見てもらった方がいいですかね。

 最近の流行りなんでしょうね。新車の所謂乗用車タイプの車には結構ついてたりします。当時,私も知り合いで新車を買ったばかりという人が居たので,車の屋根の後ろを見たら,このシャークフィンアンテナがついておりました。どちらの当事者のものかはちょっとよくわかりませんでしたが。
 で,その知り合いに聞いたら純正のものだということでしたので,報道のとおり,メーカー純正採用されているのでしょうね。

2 特許は2つでした。

 第1事件(東京地裁平成26(ワ)28449, 平成28年5月26日判決)は,特許第5237617号です。クレームは以下のとおりです。
A: 車両に取り付けられた際に,車両から約70mm以下の高さで突出するアンテナケースと,
B: 該アンテナケース内に収納されるアンテナ部
C: からなるアンテナ装置であって,
D: 前記アンテナ部は,アンテナ素子と,該アンテナ素子により受信された少なくともFM放送の信号を増幅するアンプを有するアンプ基板とからなり,
E: 前記アンテナ素子の給電点が前記アンプの入力にアンテナコイルを介して接続され,
F: 前記アンテナ素子は前記アンテナコイルと接続されることによりFM波帯で共振し,
G: 前記アンテナ素子を用いてAM波帯を受信する H: ことを特徴とするアンテナ装置。

 ほんでこれは請求認容。

 第2事件( 東京地裁平成27(ワ)22060, 平成28年11月24日判決)は,特許第5655126号です。クレームは以下のとおりです。
A:下面が開口されて内部に収納空間が形成されている絶縁性のアンテナケースと,
B:該アンテナケースが被嵌され,強度部材として用いる樹脂製の絶縁ベースと,該絶縁ベースより小型とされ,前記絶縁ベースに固定される導電ベースとからなるアンテナベースと,
C:後部が前記絶縁ベース上に位置すると共に前部が導電ベース上に位置するように前記アンテナベースの上に配置される傘型エレメントと,
D:を具備することを特徴とするアンテナ装置。


 こちらも請求認容でした。
 とは言え,こちらのクレームは,上の第一事件のクレームに比べると,後部だとか前部だとか傘型だとか,イマイチ曖昧な文言があり,ちょっと気に入らない所があります。

 なお,事件は,時間差があるにもかかわらず,両方とも,46部の長谷川さんの合議体に係属していた模様です。

3 で,今般,第1事件の控訴審の知財高裁で和解が成立したということです。

 原告にとっては良かった良かったという感じですが,うーん,これは・・・だからこそだったという感じもしないでもないって所でしょうかね。

 まあ今の東京地裁の知財部については,色々と要注目の部がありますからね~別に他意はないですよ~本当に~ムフフ。

 


 

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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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