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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 首記は,昨日弁理士会館であった研修です。

 お題は業界内で今話題の機械翻訳の話です。

 で,人工知能というと,先般ディープラーニングも軽々とできる東工大のTSUBAME3.0のシンポジウムに行ってきました。
 ニューラルネットワークを用いて画像を見つけるやり方などの講義があったわけです。

 今回もその延長線上にある話と言って良いでしょうね。

2 前半は,統計的機械翻訳の話でした。そして,後半がポイントのニューラル機械翻訳の話でした。所謂AIだとかディープラーニングとかと関係有るのは,後半の話なわけです。

 まあこの話が業界(弁理士業界)で話題になったのは,去年の秋のグーグル翻訳の大進歩に端を発するのですね。それまでたどたどしかった翻訳が,普通のこういう地の文と遜色ない翻訳になった!ということで話題になったわけです。

 ただ,個人的には,そんな言うほどのもんかなあと思っていたわけです。だって,何かイマイチたどたどしかったわけです。
 まあアインシュタインの伝記ほどはひどくないですが,皆騒ぎすぎと思っていたのです。

 ところが,昨日の後半の講義を聞いてびっくりしたのは,URL等によっては旧翻訳エンジンに行ってしまうということです。え!何それ!でしょ。

 ニューラル機械翻訳を使うには,グーグル翻訳の公式URL(https://translate.google.com/)からやらないといけないようです。これまで私が見ていたものは,旧の方だったかもしれません。

 そのことが分かっただけでも昨日は行った甲斐がありました。
 特に旧と新を見分けるには,入力したテキストにマウスを当ててみるとわかるようです。ニューラル機械翻訳は文全体を翻訳しているので,語で分けず文全体が対象とされるのに対し,旧は語毎で翻訳しているので,マウスを当てると語ごとに対象とされます。

 ま,あとは,ニューラルネットワークの話はベクトルと行列の演算であり,それをたくさんたくさんやるってことですかね。この辺は,日立の矢野和男さんの「データの見えざる手」を見ると分かりやすいかもしれません。

 なので,実に良い研修でしたね。

 ただし,イマイチな点も無いことも無かったです。
 まず,最初の講師の先生のマイクの使い方が悪くて後ろの方に居た私には,聞き取れないことがありました。どうも口からマイクを離す癖があるようでした。最近,外部会場が取れず,弁理士会の3Fでやることが多いので,ちょっと遅れると後ろの方に追いやられてしまうのですね。

 つぎに,元弁理士会会長の変な講義。これは要りません。研究者二人が十分な講義をやった後,何故か元弁理士会会長が出てきて,ほぼ雑談というか雑学レベルの話をし始めたのですね。いやあ酔客が乱入したのかと思ったのですが,違いましたね。
 雑学レベルの話は,弁理士みんなプロなんですから,要りませんよ。

 恐らく,この研修自体の音頭を取ったのが,この元弁理士会会長のために,大人の事情で,こういう元会長コーナーを設けたのでしょうね。でも~要らんものは要らん~♡弁理士側の事情説明をする必要があったならば,講師の研究者と同様の,現役バリバリの若い人で良かった筈ですね。

 とは言え,全体的には非常に良かったと思います。

 ただ,こうなると,特許翻訳の仕事は大打撃でしょうね。まあでもそれは特許翻訳だけではなく,弁理士の仕事もどうなのかなあって言う気がします。
 いや,人工知能が明細書を書くようになるっていうのは単純ですが,それは過渡期の話でしょう。

 特許というのは客観的なもののはずなので,明細書システムではない特許システムがAIにより実現できるでしょう。つまり,仮想特許空間を作って,そこに特許を登録できるようになる・・・つまりは不動産の登記のように~♫
 何か発明して,その発明が空いている場所だったら,そこに登録していくわけですね。こうなると,弁理士自体要りません。

 というようなことを考えると,将来残りそうな法律系の仕事って・・・客観的では割り切れない離婚とか,そういうドロドロ系の仲裁くらいですかなあ。ムフフフ。
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1 首記は,本日あった弁理士会の研修です。その名の通り,IoT関係の審査基準に関する研修というわけです。

 講師は,特許庁の審査第一部調整課審査基準室の藤崎詔夫係長でした。

 私も近頃,この辺(ソフトウエア関連発明)に関する仕事が様々ありますので,知識を仕入れに行ってきたわけです。

 ま,とは言え,資料はすでに特許庁が開示しているものです。
 ですので,一通り読んではいたのですが(相変わらず,勉強熱心でしょ。),自分だけで読んでいるとわからん所も多いのですよ,本当。

 なので,こういう研修があるといいですね。お陰様で23個ある事例の殆どは理解できました(14番めの事例など,自分で読んでいるだけだとさっぱりわかりませんでしたからね。)。唯一まだ理解できないのは,17番目の事例ですかなあ。

 で,こういう話題のためか,会場の弁理士会の3Fの大会議室が超満員でした!最近,研修もお金のセーブのため,よっぽどのことが無い限り外部会場を借りるということはありません。なので,キツキツでした。

 まあでも満員というのは,私はいまだ弁理士会研修所の運営委員をやっておりますので,悪くはないかなあという所です。

2 で,その弁理士会の研修所の運営委員も遂に最後の任期になりました。
 弁理士会の委員は,継続による弊害を防止するため(ちょっと前,国際関係の委員会で,一部委員による,不透明で偏頗な外国出張があったのですね。),任期の限度があるのです。

 そのため,各委員会によって違うのですが,研修所の運営委員は,2年一期で,4期8年が最長になっておるのです。なので,私は8年目になり,今年が最後のご奉公ってことになります。

 で,最後のご奉公ってことで,ちょっと教条的なことを書かせて頂きます。いつもとは全然違います。

 それは,研修の無断欠席は厳にやめて頂きたいということです。

  上記のとおり,人気のある研修は,本当満員になります。そして,そういう研修は,申込み20分程度で申込みも打ち切りになります。ああ,出たかったのに~という先生方が沢山居るわけです。
 にもかかわらず,無断欠席~♪ぶちくらっそ,こりゃ~,そん先生に譲れちゅうんじゃ,ボケ!ってわけです。

 いやいやいやいや,こっちも譲りてえんが,譲り方がわからんのじゃ,ってこともあろうと思います。
 なので,教えてあげます。

 研修所の研修の申込み画面に,便利なものがあります(URLは弁理士ならわかるでしょ。)。

 
 これは,次回私の行く研修についてですが,この(申込キャンセル)を,欠席が決まったときにクリックしていただくだけでいいのです。
 そうすると,席が空きます。残席が増えるのです。
 ですので,ああキャンセル無いのかなあと惨めったらしく見返した先生が居る場合などには,リベンジ申込みができるかもしれないのですね。

 なので,是非よろしくお願いします。
 こういうシステムがあることを意外と知らないかもしれませんので,ちょっとマジ系でらしくないのですが,周知した次第です。

 本当によろしくお願いしますよ。

3 追伸
  そう言えば,昨年電撃的にアメリカのWWEに移籍した中邑真輔ですが,漸く一軍に上がってきましたね。

 同時期に移籍したAJはWWEチャンプになるなど大活躍し,新日ではジュニアだったプリンス・デヴィット(フィンベイラー)も中邑真輔よりずっと早く一軍入りするなどして(その後怪我で長期欠場しましたが。),結構腐った時期もあったのではないかなあと思っていたのですが,やっとです。

 先週のThis Week's WWEでそのスマックダウンでの初登場の模様が大写しで見れました(ユーチューブとかにはとっくにアップされてましたけどね。)。いやあ久々,いいねえ,真輔,滾ってるねえ,クネクネしてるねえって所でした。

 大きな試合に絡んでくることを願っております。
1 これは本日の日経の中程にあった,あまり大きくない記事です。

 結構重要な話ではないですかね。
 あ,これ,特許法71条の「判定」とは違いますからね。あれは,当事者対立構造とはちょっと違い,特許庁のやる鑑定書みたいなものですので,あれで技術的範囲に入ろうが入るまいが,法的には何の効力もありません。

 実は数年前話題になった切り餅の特許の事件,特許庁の判定では技術的範囲に入らない!って結論だったのですね。ところが,知財高裁で大きく風向きが変わり,その後は皆さんご存知のとおりです。

 というように,どうでもいい制度だったわけです。

 ところが今回の新裁定は違います。
「同庁の選んだ専門家が両者の間に入って仲立ちするしくみで、来年に特許法改正案を国会に提出する。」とのことです。

 うん?おや?あれ?
 そんな制度ってありませんでしたっけ?

2 ありますよねえ~。日本知的財産仲裁センター,JIPACってモロそういうことをやる所です。
 これは弁理士会と日弁連が共同で作った組織なのですが,私がここで散々DISっているように,正直閑古鳥が鳴いております。

 だって,日本の特許権侵害訴訟の数は年間200件くらいです。裁判がそんな少ないのに,ADRだけ多いわけがありません。

 じゃあそんな意味のないものを特許庁にも作ってどうすんだ?ってことになるのですが,特許庁のインセンティブとしては,パテントトロール対策のようです。
 IoTとかの新技術の勃興により,日本でもパテントトロールの跋扈が予想され,その対策の一つとして,特許庁でもADRを出来るようにしたいのでしょうね。
 
 備えあれば憂いなしなので,そんなパテントトロールが跋扈するようになるなんて,本当にそうなったら,ある意味日本もまだまだ捨てたもんじゃないですよ。

 ですが,私の予想を言っておきましょうか。特許庁の新裁定もやはり全く申し立てがなく,閑古鳥が鳴く!に一票です。
 何故かって?,そりゃあ日本に経済的な魅力が乏しいだろうからです。日本からの上がりではパテントトロールのお腹はふくれないってことです。

 そりゃそうですよ,この程度のことしか出来ないようじゃね~♡。

3 追伸
 とひとしきり嫌味を言った所で,本題の桜に行きましょう。この時期,桜以上に大事なことなんてありませんからね!
 
 本日は,変形遡上コースです。まずは,目黒川を亀の甲橋辺りまで遡上します。いやあいい景色です。ちょっともう散っている所がいいですね。
 
 かむろ坂です。亀の甲橋くらいから,山手通り方面に行くとこの坂にぶつかります。武蔵小山方面への道ですね。
 
 ここも結構な咲きっぷりです。今日からちびっ子達の新学期だったらしく,入学式を終えた人たちにも出くわしました。ベストなタイミングだったかもしれません。
 で,ここから武蔵小山方面に進み,途中で林試の森公園に入りました。
 ところが,林試の森公園で桜の密集して咲いているところはあまりなく(ポツポツって感じです。),しょうがないので,目黒不動尊の前辺りを通り,再度目黒川の方へ戻ってきました。
 
 アマゾン日本本社横の太鼓橋ですね。日中が良い天気なのは今日までらしいですが,ちょっと曇ったりすると,花もこんな感じです。太陽の光で印象は随分違います。
 
 これも目黒川沿いです。
 話は変わりますが,この目黒川沿いの提灯,恐らく東方神起系のファンの人だと思いますが,凄い買い占めぶりです(寄付すると好きな文句を提灯に入れられるのでしょうね。)。いやあ,一度見に来るといいかもしれません。
 
 で,五反田の方に戻ってきました。ここは,三菱東京UFJ銀行の五反田支店が面している道なのですが,通りの名前がわかりません。地元の人ならすぐにわかるでしょう。
 
 ほんで,また山本橋に戻ってきました。
 昨日の東京の最高気温は,20.7度で今季最高だったらしいです。その前に20度を越えたのは,何と2/17らしいです。この2/17というのは,春一番の日です。
 いやあそれから1ヶ月半,20度を越えることは無かったということです。今年の冬は凄く寒いなあと思うことはあまりありませんでしたが(雪もそんなに降りませんでしたし。),いつまで経っても寒いなあって感じのする冬でしたね。

 でもまあ,そんな辛気臭い冬ともお別れ~♫そろそろサーフボードの用意をしないといけませんニャー。
1 概要
 本件は,弁理士である被告に対して特許出願に関する出願書類作成及び手続の代理を委任した原告が,被告が原告の求める内容を出願書類に記載しない,上記特許出願に関する拒絶理由通知に対して原告の意向に応じた補正を行わないなどして特許法,応答ないし補正義務に違反した,詐欺を行った,ねつ造ないし文書管理義務違反を行ったと各主張して,被告に対し,①不法行為に基づき損害賠償金400万円の支払(第1請求),②上記拒絶理由通知に対する反論が難しいという被告の見解についての特許庁公認の内容証明の提出(第2請求),③上記出願書類において原告の発明の内容を記載した文章ないし図面の場所の特定(第3請求)をそれぞれ求める事案です。

 要するに,弁理士と依頼者の間で揉めた事件で,要するに,オモシロ事件というわけです。

 これに対し,46部の長谷川さんの合議体は,請求をいずれも棄却しております。まあ当然ですけどね。
 そう言えば,この4月の異動で,長谷川さんは横浜地裁に異動したみたいですね。なかなかユニークな判決が多かったと思いますが,裁判官出世すごろく的にはどういう類の異動なんでしょうかねえ,ムフフフ。

 このブログではまともな事件の紹介はしないと言っておきながら,2件続けて大真面目な事件(最高裁のやつ)を紹介しましたので,おかげ様で後継ブログのネタが無くなってしまいました。
 なので,原則に戻り,オモシロ判決の紹介をする次第です。

2 問題点
 原告の提示した訴訟物はシッチャカメッチャカな上(本人訴訟),判決上もあまり整理されていないので,ちょっと不明です。
 普通は,委任契約の間での話ですので,善管注意義務違反(644条)や契約の条項違反などの債務不履行責任を問うのがデフォーです。さらに,懈怠の程度がひどい場合は,不法行為責任を問うのでしょうね。
 でもそれ以上に,特許庁公認の内容証明がどうのこうのとかいうのは,ちょっと何言ってるかわからない~♫となります。

 ただ,そういう請求を立てて,弁理士に訴訟までしたとなると,依頼者の怒りはかなりなもので,何故こうなった?ってことが重要とは思います。でも,判決はそこまでの経緯は書いていないのですね(A教授VS蛇蝎先生の事件は,結構経緯がわかりましたよ。)。

 まあ,判旨に行ってみますか。

3 判旨
「イ  上記アの事実関係によれば,①本件特許出願に係る書類及び本件拒絶理由通知に対する手続補正書ないし意見書の作成に当たり,原告が表明した意向を受けて被告が書面の案を作成して説明を行い,これを受けて原告が意向を改めるなどした結果,本件特許出願に係る書類につき平成28年2月13日頃に,上記手続補正書及び意見書の内容につき同年9月11日にそれぞれ原告と被告との間で合意した内容を原告が本件委任契約に基づき被告に対して記載を求める内容として確定させたこと,②被告が上記各合意内容どおりの内容を記載した上記各文書を特許庁に対して提出したことが明らかであるから,被告が特許庁に対して提出した上記各文書に記載のないものは,原告が被告に対して記載を求めた内容に含まれないとみるべきである。そうすると,アイデア書(甲5)の内容,モータ駆動部に関する文章及び原告の主張する前記補正内容につき上記各文書に記載されていない部分があるとしても,被告がこれを記載しなかったことが応答ないし補正義務違反等に当たるとは解されない。
ウ  原告は,被告が電話口において無言を貫くなどして何らの対応もしなかったと主張するが,前記認定事実のとおり被告は原告と文書の交換及び対面での打合せを行うなどの対応をしているのであるから,電話口において無言となることがあったとしても,これをもって不法行為に当たるとは認められない。
⑵  次に,進行方向別通行区分の発明に関する詐欺をいう点についてみるに,前記前提事実⑶イ及び証拠(甲4の2)によれば,被告は,進行方向別通行区分の切り替え式は本件請求項10に記載したものであって,特許庁から特許出願を拒絶すべきものとされている旨を文書により原告に伝えたものであるところ,本件拒絶理由は本件特許出願に係る請求項全部について出願を拒絶すべき理由があるとしている。そうすると,上記文書の記載が虚偽であるとは認められず,被告の行為が詐欺に当たると解することはできない。
⑶  さらに,ねつ造ないし文書管理義務違反をいう点についてみるに,原告がファクシミリ送信した文書につき原告が被告に対して問い合わせたことは当事者間に争いがない一方,本件の証拠上,被告がファクシミリの故障を理由に文書が存在しない旨回答したと認めることはできない。そうすると,被告にねつ造の事実ないし文書管理義務違反があるとは解されない。
⑷  したがって,その余の点につき判断するまでもなく,原告の第1請求は理由がない。
2  争点⑵(第2請求及び第3請求の成否)について
  原告は,上記拒絶理由通知に対する反論が難しいという被告の見解についての特許庁公認の内容証明の提出(第2請求),上記出願書類において原告の発明の内容を記載した文章ないし図面の場所の特定(第3請求)を各求めるが,特許法その他の法律又は本件委任契約上,上記の内容証明の提出及び場所の特定をする請求権が生じるということはできない。
  したがって,原告の第2請求及び第3請求は理由がない。」

4 検討
 判旨だけ見ると,概ね弁理士は依頼者との合意とおりやっていて,特段責任は無いように見受けられます。つまりは依頼者の思い込み,って結論です。でもそれは判示だけですから,何やら深い理由があったのかもしれません。

 ちなみに,判決では出願番号の開示もありますし,それからJplatpatで揉めた依頼者(個人)と弁理士も特定できます。そうすると,うーん,これ特許が取れてるなあ,特許が取れてるのに,これだけ揉めてるって・・・?

 さて,このブログは弁理士の人もたくさん見ていると思いますので(ログは取っていますよ。DNSが自前の事務所は・・・結構ありますね。),ほら見たことか,個人の発明なんて扱うからこうなるんだよ,という感想が多いのではないでしょうかね。

 まあ今は出願件数が少なくなっているとは言え,弁理士の方が弁護士よりも客筋が良いのがデフォーです。私も弁理士の先生に仕事を紹介するときに悩みますもんね。自分でもやらないことはないのですが,win-winの関係ってやつ?,で,出願は弁理士に頼むことが多いですよ。ですが,こういうのを依頼すると有り難迷惑かなあと思うことはしばしばです。

 いや,だって,こっちは,コンスタントに依頼してくれて,金払いの良い大手のお客さんをいつもいつも相手にしているのに,何故そんな数年に1件しか出願しないような,しかも金払いの悪そうな所の仕事をしないといけないのだ?ってことがアリアリですもんね。さすがに,勘の悪い私でもわかりますよ。

 今は,多少良くなっているとは言え,そういう態度はどうかなあって所ですね。
 だって,東芝が今傾いて,絶賛倒産寸前でおりますが,東芝をメインクライアントとする某S1事務所と某S2事務所の窮状が漏れ伝わってきますもんね。なので,中小ベンチャーを馬鹿にしていると,そのうち痛いしっぺ返しが業界全体に来ると思いますけどね。

 例えば,日本,US,EP,中国の全ての明細書と主な技術文献を学習データとしたAIにより,主クレームと実験データ等を入力すれば,各国語による明細書がたちどころにできる!なんてものは,ここ数年のうちに開発されると思いますよ(不完全なものなら,既にあります。)。
 そしたら,出願費用削減こそが至上命題の大手企業の知財部なんて,そういうソフトに殺到するんじゃないですかね。

 勿論,そういうソフトウエアを開発するのは中小ベンチャに決まっていますので,そういうソフトの特許を出願するような事務所が生き残っていくってことになりますな。

 祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり,沙羅双樹の花の色,盛者必衰の理をあらわす。驕れる者久しからず,ただ春の夜の夢のごとし。

5 追伸
 まあ平家物語の出だしくらい諳んじてるんじゃあ,という教養を見せつけた所で,本題に入りましょう。今日の桜です。

 今日は,目黒川を河口まで下ります。
 
 まずは,いつものとおりの山本橋が出発です。いやあこれは満開ですね。
 
 次は大崎ブライトコアと大崎ニューシティを結ぶ橋(名前はないかな)からです。これは陸側です。
 
 これが海側です。まああんまり桜が目立たず,イマイチですね。さらに下ります。
 
 これは山手通りにかかる居木橋からです(陸側)。さらに下ります。
 
 河口に来ました。昭和橋から海側です。ほぼ運河って所ですね。東品川海上公園に入ります。
 
 おお遊覧船はあの水門を通って来ているのか~ということがわかりますね。で,Uターン,戻ります。
  
 荏原神社の前にかかっている荏川橋の近くです。桜のトンネルって感じですね。さらに戻ります。
 
 第一三共の近く,御嶽橋を背景に,新幹線と桜の組み合わせです。さらに戻ります。
 
 山手通りの居木橋まで戻ってきました。
 
 森永橋近くの枝です。さらに戻ります。
 
 小関橋から海側です。GCOの裏側ですね。今日は遊覧船もチャーター船もたくさん往来してました。

 さて,明日はどういうルートで散歩しますかなあ。
1 これは,今やっている特許制度小委員会で議論された,恐らく特許庁から出てきた案です。

 まあ,これは経緯から説明しないとわからないでしょうね。

 実は,現在,特許に関して,けっこう抜本的な改正の話が進んでいます。正確に言うと,特許だけではなく,知財の紛争処理という名目です。

 要するに,昨今,特許出願もサッパリ少なくなった,特許訴訟もサッパリ少なくなった,日本発のイノベーションもサッパリ起こらん,それは知財の紛争処理システムがちゃんと機能してねえからじゃないか,という話がありましたので,ここ3年くらい,様々な会議体で議論をしていたのです。

 まずは,約3年前の,知財紛争処理タスクフォースからです。このブログでも少しだけ紹介しました。

 つぎに,約2年前の,知財紛争処理システム検討委員会です。これは,知財紛争処理タスクフォースで議論した内容をさらに具体的に検討するというものです。やはりこのブログでもちょっとだけ紹介しました。

 そして,それが改正条項等の具体的な検討へ,ということで,特許制度小委員会に移り,ここ1年くらい検討していたということになります。
 ちなみに,メンバーはこんな感じです。

 淺見 節子  東京理科大学大学院イノベーション研究科教授
 蘆立 順美  東北大学大学院法学研究科教授
 飯田 香緒里  東京医科歯科大学研究・産学連携推進機構教授
 金子 敏哉  明治大学法学部准教授
 國井 秀子  芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科教授
 東海林 保  東京地方裁判所知的財産権部総括判事
 杉村 純子  プロメテ国際特許事務所代表弁理士
 高林 龍  早稲田大学法学学術院教授
 辻居 幸一  中村合同特許法律事務所パートナー弁護士・弁理士
 戸田 裕二  一般社団法人電子情報技術産業協会法務・知的財産権委員会委員長 株式会社日立製作所知的財産本部副本部長兼知財ビジネス本部長
 萩原 恒昭  一般社団法人日本経済団体連合会知的財産委員会企画部会委員 凸版印刷株式会社執行役員法務本部長
 長谷川 英生  株式会社名南製作所取締役
 春田 雄一  日本労働組合総連合会経済政策局長
 別所 弘和  日本知的財産協会副理事長 本田技研工業株式会社知的財産部長
 宮島 香澄  日本テレビ放送網株式会社報道局解説委員
 矢野 恵美子  日本製薬工業協会知的財産委員会専門委員 アステラス製薬株式会社知的財産部次長
 山本 和彦  一橋大学大学院法学研究科教授
 山本 敬三  京都大学大学院法学研究科教授

 まあ錚々たる顔ぶれです(敬称略)。

2 で,今回上記のとおりのまとめが出たわけです。特許庁のサイトで見れますので,ちょっと見た方がいいと思いますよ。

 軽くまとめると,こんな感じです。

Ⅰ. 適切かつ公平な証拠収集手続の実現
特許権侵害訴訟における証拠収集手続については、「知的財産推進計画2016」において、「営業秘密の保護や濫用防止を考慮した適切かつ公平な証拠収集手続が実現されるよう、書類提出命令を容易に発令できるようにするための仕組みや証拠調べにおける査察制度(裁判所が選任した中立的な第三者の専門家が被疑侵害者に対して査察(工場等への立ち入り調査等)を行う制度)の導入等について、検討する必要がある」とされた。
 本検討事項については、特許権の侵害訴訟では、技術的に高度な専門的知見を基にした適切な判断が求められることや、特に製造方法の発明等で証拠が被疑侵害者側に偏在し、構造的に侵害立証が困難であるといった特殊性に鑑み、証拠収集手続を強化する措置を講ずる必要があると考えられる。
 ただし、制度設計にあたっては、権利者と被疑侵害者の攻撃防御のバランスや、被疑侵害者の営業秘密の保護及び証拠収集制度の濫用防止、一般の民事訴訟に関する規律との整合性について考慮する必要がある。
 以上を踏まえ、中立的な第三者の技術専門家に秘密保持義務を課した上で証拠収集手続に関与できるようにする制度、及び書類提出命令・検証物提示命令のインカメラ手続で書類・検証物の提出の必要性を判断できるようにする制度の導入について、特許法の改正を視野に検討を進めることが適当である。

→要するに,査察を検討したけど,査察の導入はせん!代わりに,中立的な第三者の技術専門家が証拠収集手続に関与できる新制度を導入する,ってことです。報道も一部されています。
 あ~あ。

Ⅱ. ビジネスの実態やニーズを反映した適切な損害賠償額の実現
特許権侵害訴訟における損害賠償額については、「知的財産推進計画2016」において、「ビジネスの実態やニーズを反映した適切な損害賠償額が認められるよう、通常の実施料相当額を上回る額の算定を容易に行い得るようにするための方策及び実態に即した弁護士費用等の知財訴訟に必要な費用の請求を容易に行い得るようにするための方策等について、検討する必要がある」とされた。
 本検討事項については、現行制度の運用状況やビジネスの実態を踏まえ、権利者と被疑侵害者とのバランス、差止請求権との関係、民事法体系との整合性等に留意する必要がある。
 また、我が国裁判所で認定された特許関連訴訟における損害賠償額は、米国と比べて著しく低いとの指摘があるが、近年、米国の裁判官による認定額と比較した場合は必ずしも低いとはいえなくなっていることに留意する必要がある(別紙1)。加えて、損害賠償額の算定は被疑侵害品が販売される市場の規模によっても左右されることから、日米の市場規模の違いを勘案する必要もある。さらに、米国においては、近年、陪審による高額の損害賠償額の認容が問題視されている状況も考慮する必要がある。
 こうしたことから、ビジネスの実態やニーズを反映した適切な損害賠償額の実現に向けては、まずは証拠収集手続を強化する立法的な措置を通じて、より適正な損害賠償請求が認容されやすい環境を整えた上で、損害賠償額の認定に関する裁判所の運用や国際的な動向を注視しつつ、引き続き慎重に検討を進めることが適当である。

→要するに,何もせん!ってことです。ケッ!

Ⅲ. 権利付与から紛争処理プロセスを通じての権利の安定性の向上
権利の安定性の向上については、「知的財産推進計画2016」において、「特許権の有効性に関する特許庁の判断を裁判所がより参照できるようにするための制度や侵害訴訟における訂正の再抗弁の要件緩和等について、検討する必要がある。権利付与段階に関しては、特許庁における審査・審判の質の向上に向けた取組を更に進めることや弁理士・出願人といった特許の出願側においても一層の対応が必要である」とされた。
 本検討事項については、我が国の特許権侵害訴訟や無効審判の現状に鑑みるに、国際比較の観点からも、特許権は一定程度安定していると評価できる(別紙2)。また、特許庁と裁判所の特許無効の判断基準が異なることとなるような制度変更は適当ではないことにも留意する必要がある。
 こうしたことから、権利の安定性については、権利の早期安定化のために導入した特許異議申立制度の効果を確認するとともに、裁判所による特許の有効性に関する判断の動向やユーザーニーズの状況を注視しつつ、引き続き慎重に検討することが適当である。

→要するに,何もせん!ってことです。

 Ⅲは兎も角も,ⅠとⅡはマジか!って感じです。

 ここ3年ぐらい,色々と~様々に~検討した結果,第三者の技術専門家が証拠収集手続に関与できる制度を作るだけ!に落ち着いたという有様です。いやあ本当お疲れ様でした(オカダカズチカ風に)。

 いやあダメだなあ,この国。

 だって,今のままじゃダメだから,今の制度を変えようと言ってたのに,今のままでもあんま不都合がないから変えるのはナシよ!っていうわけですよ。大山鳴動して鼠一匹とはこのことですなあ。本当バカバカしいというか,バカそのものですわ。

 やはり,既得権益者に議論させると結局こうなるんですなあ。
 今年は2017年ですが,霞が関周辺に,ゴジラの光線かコアの割れた彗星が落っこちて欲しいもんです,本当に。

4 追伸
 ほんで,本日,この上記の案が公開されるとともに,パブコメがかかったらしいです。と言っても,単なるアリバイ作りですけどね。

 だって,今更査察を復活せんかとか,法定損害賠償を導入せんかとか書いた所で誰が聞きますかね。そう所詮,(皆さんご一緒に),この世の中の99%はプロレス~(ロス・インゴベルナブレス・デハポン調で)ですからね。
1 まあどうしようかと迷いましたが,一応触れておきます。

 今朝の日経の朝刊の一面のトップ記事ですよ~。もうこの時間なら見た人は多いと思いますね。
 私も,お!久々特許の記事,しかも職務発明!すわ何事!という感じで読んだのですが,実にしょうもない内容でした。

 基本,2つのことしか言ってません。三菱電機とトヨタの,職務発明の報奨の話です。三菱電機の方は,上限をなくした,トヨタの方はちょっと良くした,これだけです。

 しかも,トヨタの話の方は,ちょっと前(昨年末)に中日新聞に載っていた内容と全く同じです。
 何じゃこれ,給料分の仕事しろよって感じですなあ,実に。

 まあですので,感想としては,今日はネタが無かったのねえって感じです。どうせ無いなら,もうちょっと気の利いた記事を書けばいいのにねえ。
 例えば,北朝鮮の暗殺団の話とか,ななみん卒業だとか,あと今日は猫の日なので,犬より猫が来てまっせ~でも猫好きは血統書とかにあんま拘らないので,ブリーダー界隈に金は落ちませんよ~とかね。

2 まともな話もちょっとしておきますが,最先端の職務発明スキームって,弁護士とか弁理士とかに聞いてもわかりませんよ,正直。

 職務発明の相当の利益って,結局社員の処遇をどうするかって話ですので,普通の大企業はそんな大っぴらにしてませんからね。
 え,だって,ソニーでもいいですけど,勤続○年で職種●の場合,年収はいくらかって,個別具体的に公開していますかね。してませんよね。新入社員やモデル年収とかの公開をしている会社はありますが,実際どうかっていうのは,殆どの会社は公開しておらず,だからこそ,そういう特集をする週刊誌とかにニーズがあったりするのです。

 だから,職務発明スキームづくりに困ったら,ここのところの私にとって,帝国陸軍においてはソ連,帝国海軍においては米国,に当たる,知財協に尋ねてみた方が早いと思いますね。知財協ではかなりのノウハウが溜まっていますし,会社の担当者同士での交流も盛んなので,一番良いと思います。

 だから,本来,今日の日経のようにチョコチョコ出すのではなく,会社の特性に応じて,こんな感じでやるといいと思いますよ,てなことを知財協がオープンにやってもらうと一番良いのですけどね。
 とは言え,そういうことをやらないから,日経に地位が低いんじゃあと書かれるわけで,それでもそう書かれても一顧だにしないのでしょうね。
1 首記は,先週の金曜,イイノホールで行われた,弁理士会の中央知的財産研究所主催の公開フォーラムです。

 昨年も同じ時期に違う題目で行われており,恒例ですね(それを再録したのが,問題の別冊パテント16号です。)。
 このブログでも一昨年のやつは記事にしていますね。

 で,今回は損害賠償論ということで,現在,知財システムについて再考検討が進められていますが,大きなテーマの一つはその損害賠償論だと思います。
 なので,弁理士会がこういう研究をやって,その成果を発表するというのは実に良いのではないかと思います。

2 特にパネルディスカッションが良かったですね。
 パネラーは,中村合同の飯田先生,NOTの三村先生,早稲田の高林先生,北大の田村先生の4名でした。

 で,この人選も良かったかなあと思いますね。純粋弁護士の飯田先生,裁判官出身で今は弁護士の三村先生,裁判官出身で今は学者の高林先生,純粋学者の田村先生と,4人4様だったからですね。

 法的なものが好きな人には大変面白かったのではないかと思います。ま,弁理士会も懲りて無ければ,別冊パテントか,パテント本誌に載るでしょうから,行けなかった人はそれを期待してください。

 で,聴講者の中に知財高裁の清水所長が居て,あと知財高裁1部の裁判官も来ていましたね。清水所長は,けっこうマメにこういう場に来ていますよね。

3 で,帰りに知り合いの弁理士の人と少し立ち話をしたのですが,こういう話になると弁理士の方はちょっと感じ方が違うようです。そうすると,まあ私が理系と言ってももはや遠くに来たのだなあとしみじみ思いましたね。

 どういうことかというと,その弁理士の方が言うには,技術的な意義だとか内容とかいうのを捨象しているような気がするので・・・と言うのですね。だから釈然としない所がある,ということのようです。

 損害賠償論について,そんな感想を抱く弁理士やら技術者って多いのかもしれません。

 まあでも私のような質の悪い相対主義者からすると,所詮,フィクションの世界ですよ,法律の世界なんてね。
 交通事故で人が死んだなんて典型です。制裁というか賠償というかは呼びようで何でもいいのですが,そういう場合に,責任を取らせる方法ってそんなに多くないわけです。今の世の中。

 打ち首にでもしますかね。ま,その代わりが刑務所行きではありますが,それじゃあ民事的な責任を取ったことにはなりません(まあ,刑事・民事というのも,単なる恣意的な枠組みではあるのですけどね。)。
 なので,死んだ人間について,仮定に仮定を重ねてお金の額で評価し,そのお金の支払で責任を取ったことにするというフィクションの世界が実現されているわけです。

 なので,目に見えない情報のパクリの知財の侵害訴訟での,金勘定も似たような話にならざるを得ないわけです。取得価格200万円で2年使った自動車が無くなった,という話とは根本的に違うわけです。

 さらに言えば,そもそも何かをお金で評価する,つまり値段をつけるって難しい話なのですね。相対取引じゃない場合は,本当難しいと思います。

 ま,弁理士会がやるのですから,そういう話もあれば良かったかなあとは思います。今回の公開フォーラムは,弁理士向けとは言いづらい所があったのは確かですからね。

4 追伸
 ところで,今日の日経の朝刊の経済教室,慶応の小林教授の論文が載ってましたが,読んだ人いますかね。

 いやあ,しょうもないというか,経済「学」のインチキ臭さというか,でっち上げ感が如実に出た,ある意味,実に素晴らしい論文でしたね。

「経済学が物理学に倣って理論を発展させたことはよく知られている。」だそうです。
 しかし,経済「学」が世の中に役に立つ理論か何かでも構築したなんて聞いたことがないですわ。

 勿論,経済「学」が物理を真似しているというのは知っていますよ。でもそれは,所詮パチもんでバッタモンに過ぎないと思いますね。その典型が,所謂ノーベル経済「学」賞だというのは,ここで書いたとおりです。すべてがでっち上げだということです。

 まあ,偽物が偽物である分には勝手にやって頂戴~で良いのですが,今回何がまずいかというと,知らない人を勘違いさせる箇所があって,それが本当マズイですわ。

「量子力学の根本的な性質として、ハイゼンベルクの不確定性原理がある。量子力学の観測とは、観測者が光子(光の粒子)を観測対象にぶつけて、跳ね返ってきた光子を観測装置でキャッチすることである。当然、光子をぶつけられた相手の位置や運動量は変化するので、観測行為によって相手の位置と運動量を両方同時に確定することはできない。これが不確定性原理だ。」

 と小林教授,書いています。
 しかし,これは,説明を分かりやすくするために,直感的に分かりやすい,こういう説明をすることもありますが(啓蒙書というか入門書にはこのようなことを書く場合も無くはありません。),不正確だし,通説的解釈ではありませんよね。
 少なくとも,大学の教授が,説明に使うには不適です。

 正確には・・・そうですね。私が昔書いた,この記事でも見てもらいますか。一言で言えば,観測の不確定さとは別に,量子力学には本質的な不確定さがあるってことです。

 まあ,量子力学は難しいですよ。大学の教授と言えども,経済「学」の教授レベルで理解できるもんではありませんね。啓蒙書を斜め読みしたかちょっとググっただけで書いたのでしょうね。

 おっと,追伸と言いながら,けっこう書いてしまいました。
 経済は重要です。私も日々身にしみております。ですが,経済「学」は,それとは別の話です。私が,経済「学」の本をけっこう読むのは,日経にこういう論文を載せる事のできる,世間で偉いと言われるような人たちから騙されないため,ただそれだけです。

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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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