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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 月初めはかなり暖かったのですが,徐々に寒くなっている東京です。

 さて,私が講師をするセミナー「ソフトウェア関連技術知財の現状と基礎知識  ~ビジネスモデル特許か別の手段か, 戦略の立て方と活用実務~」について,あと2週間となりました。
 
 既に,最小人数にはとっくに達していることで,出席予定の方よろしくお願いします。また,迷われている方も~。

 実は,このセミナー,もう3回目です。しかも,そのセミナーを聞いた某大手企業の知財部の方から,うちの社員向けにもうちの社でやってくれないかということで,夏に個別セミナーもやりまして・・・結局もう4回目ということになりますかねえ。

 つまりは結構な人気です。
 まあ分かりますよ。この分野,ニーズはあるのに,それをやっている先生方が,それどころじゃないってことか知りませんが,兎に角あんまりセミナーやりませんもんね(顧問企業さん相手にはやっているのかもしれませんが。)。

 なので,大して話し上手でもない私のセミナーでも行くしかないなあってことなわけです。

 さて,今現在は,レジメの作成中です。本来どんな仕事も無茶苦茶早い私にしては,結構手間取っております。
 というのは,10月の終わりくらいから,仕事の早い私をもってしてもちょっと掛かりきりにならなきゃいけないタイプの仕事も来たりして,こっちまで手が回りませんでした。
 まあでも締め切りには軽く間に合うと思いますので,ご安心を。

 あと,この手のセミナーって同業者お断り~みたいな所も多いと思いますが,私は全くそんなことありませんので。
 前々回も,前回も,弁護士の先生,弁理士の先生,結構な頻度でいらして頂きました。今回も大歓迎です。

 業務連絡系はこんな所ですかね。

2 さて,昨日弁理士試験の最終合格の発表があったようです。日経には載っておりませんでしたが。

 今年は,255人の合格者でした。受かった方おめでとうございます。昨日のビールはさぞかし美味かったことと思います。
 去年は,296人ということで,また結構減りましたね。私が受かった平成11年並に近づいております。

 
 統計はこんな感じです。H17に一度ピークが来て,H21に再度ピークが来た後,H26に一気に下がり,ここのところ,漸減です。
 志願者数もここのところ,右肩下がりです。まあ出願数が少ないってのがもう散々広まっていますからね。

 まあ基本的にこれからの時代,資格があるからそれで安泰という時代ではないので,メリットが無いのでしょう。世間とは,意外と賢いものです。

 ところで,今の弁理士試験,学歴が凄いことになっております。

 全体の統計はまだ出ていませんが,口述試験での出身校のトップ5は以下のとおりです(口述試験はまだありますよ~。)・
 東京大学 31人
 京都大学 16人
 大阪大学 16人
 東京工業大学 14人
 東京理科大学 12人

 恐らく,司法試験以上の学歴じゃないかと思いますね。

 弁理士の業界は,こうやって,人数も減らして,マーケットに対応している・・・あとは出願数も増えれば素晴らしいのですが,大分の中山間地域と同様の,おじさん達の牛耳る法曹業界が変な判決ばっか出している状況だと先行き不透明ですニャー。

 では合格した皆さん,弁理士会でお会いしましょう。
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1 首記は,昨日,全通霞が関ビルで行われた弁理士会の関東支部主催の研修です。

 2時間という丁度良い長さのものでしたので,弁理士会の隣の隣のビルに行ってきたわけです(弁理士会は霞が関ビルの裏,特許庁の裏でもありますね。)。
 
 で,内容は・・・,なかなか良かったですよ。

2 進歩性というのは,特許実務の基本中の基本ですね。そして,基本であるとともに,難しい応用問題でもあります。
 ここで何度も書いておりますが,釣りはフナに始まりフナに終わるというのと同じくらい,特許は進歩性に始まり進歩性に終わるのです。

 このブログは,最近あんまりこの進歩性に関し,真正面から取り上げることはないため,私の興味も散逸したか~と思われるかもしれません。しかし,そんなことはないのですね。やはり進歩性は気になります。
 後継ブログが見れる方は,まあそこそこ取り上げてるよね~♫という所でしょうか。

 あとは,化学・バイオ分野ということで,確かに私がよくやっている仕事の系列とは若干違う所もないこともないです。しかし,今は審判者実務者研究会と呼ばれている検討会の,化学分野のメンバーだったのですよ,この私。知ってました~?

 あれはもう7~8年も前になりますねえ。なので,まるっきり素人っちゅうわけではありませんので,ね。

3 つーことで漸く中身に行きましょう。前置きが長いのはこのブログの特徴です~♡

 進歩性の基礎に始まって,論点毎に具体的な裁判例を引いて解説していたのは非常に良かったですね。特に私は弁護士ですので,どうしても知財高裁の判決を重視し,そちらの方はよく見ているのですが,逆に特許庁の審査・審判には隙ができます。
 この特許庁と裁判所との対比~こんな視点が理解を深めてくれます。
 
 問題意識は本当,私と同様です(私の考えは,こちらの本などを見てもらえればいい話です。)。

 ただ,時間が無くて惜しむらくは,ここはちょっと深く聞きたかったなあという所がさらっとだけという所がありました。例えば,設計変更の所です。実質的にはスライドが1枚きりだったので,おおもう終わり??って感じでした。
 そういう所がちょっと残念でしたね。

 主催者によると去年やって好評だったということで,今年もやることにしたらしいです。それは分かります。

 講師は関西が地場の先生ということで,東京で講師をする機会があまりないのですね。そういうこともあり,実に良い研修というわけでした。
 おおー私にしては珍しく殆ど褒めてばかりでしたねえ。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 
 ちょっとどんよりの天気もさることながら,桜の葉っぱに注目です。もう紅葉って言ってよいのではないかと思いますね。
 秋深し~♫ですね。今日で10月も終わりですし。

 あ,8月9月のまとめと異なり,10月のまとめはきちんとその月が終わったあとにやりますので。

 ちなみに,一週間前の10/23,台風一過での同じ場所はこんな感じでした。
 
 空の色が違うので,かなりそれに引きずられてしまいますけど,葉っぱの色はまだまだ青いです。それがこの1週間で,上記のとおりです。
 季節というのはデジタルに変わるのだなあというのがよくわかりますねえ。

1 概要
 本件は,平成24年11月28日,発明の名称を「ソーラーポスター」とする特許出願(特願2012-260408号)をした原告が,平成27年9月7日付けで拒絶査定を受けたことから,平成27年12月11日,これに対する不服の審判(不服2015-21980号)を請求するとともに,同日付け手続補正書により,特許請求の範囲の変更を内容とする補正(本件補正)を行ったものの,特許庁は,平成28年11月7日,本件補正を却下した上,不成立審決(本件審決)をしたことから,これに不服の原告が,平成28年12月20日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起したという審決取消訴訟の事件です。

 これに対して,知財高裁4部(高部さんの合議体ですね。)は,原告の請求を棄却しました。要するに,審決のとおりでOK!ということです。

 ま,常々ここで述べているとおり,ここで紹介するのは,基本,オモシロ判決のみです。で,今回は実に感慨深いオモシロ判決ですね。

2 問題点
 問題点は何個かあるのですが,今回紹介するのは,補正の却下の話ですね。

 補正の却下は,そういうタイトルの条文がありますので,基本これを見ればいいのです。特許法53条です。まあ弁理士試験でもよく出る,実務でもよく出る条文です。

(補正の却下)
第五十三条  第十七条の二第一項第一号又は第三号に掲げる場合(同項第一号に掲げる場合にあつては、拒絶の理由の通知と併せて第五十条の二の規定による通知をした場合に限る。)において、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面についてした補正が第十七条の二第三項から第六項までの規定に違反しているものと特許をすべき旨の査定の謄本の送達前に認められたときは、審査官は、決定をもつてその補正を却下しなければならない。
2  前項の規定による却下の決定は、文書をもつて行い、かつ、理由を付さなければならない。
3  第一項の規定による却下の決定に対しては、不服を申し立てることができない。ただし、拒絶査定不服審判を請求した場合における審判においては、この限りでない。

 まあこの条文,一見で何を書いているか分かる人は居ないと思いますね。それは弁護士や当然裁判官もです。

 1項が重要で,或る場合にされた或る補正については,却下されるということが書かれています。

 ①或る場合とは,最初の拒絶理由通知と最後の拒絶理由通知のタイミングで補正された場合です。ただし,最初の拒絶理由通知での場合は,実質的に二度目の拒絶理由通知の場合のみです(多くは分割出願の場合です。)。

 ②或る補正とは,17条の2第3項から6項に反する補正です。
 これは以下の類型です。
 ・新規事項を追加しちゃった(3項)
 ・シフト補正しちゃった(4項)
 ・目的要件違反しちゃった(5項)
 ・独立特許要件NG(6項)

 何故,こんな要件を課されるか~話せば長いのですが,要するに,これ実質的には,拒絶理由なんですね。だけど,二度目!の出された補正に,再度拒絶理由通知を打つとキリがなくなるわけです(最後の拒絶理由通知への対応ですし。)。なので,こういう要件を課すわけです。

 で,話はこれだけで終わりません。今回,審査時ではなく,審判の,審判請求と同時の補正の件ですから,正確にはこの条文ではないのです。159条第1項になります。

第百五十九条  第五十三条の規定は、拒絶査定不服審判に準用する。この場合において、第五十三条第一項中「第十七条の二第一項第一号又は第三号」とあるのは「第十七条の二第一項第一号、第三号又は第四号」と、「補正が」とあるのは「補正(同項第一号又は第三号に掲げる場合にあつては、拒絶査定不服審判の請求前にしたものを除く。)が」と読み替えるものとする。

 で,読み替えますと,以下のとおりです。

第十七条の二第一項第一号、第三号又は第四号に掲げる場合(同項第一号に掲げる場合にあつては、拒絶の理由の通知と併せて第五十条の二の規定による通知をした場合に限る。)において、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面についてした補正(同項第一号又は第三号に掲げる場合にあつては、拒絶査定不服審判の請求前にしたものを除く。)が第十七条の二第三項から第六項までの規定に違反しているものと特許をすべき旨の査定の謄本の送達前に認められたときは、審査官は、決定をもつてその補正を却下しなければならない。 」

 さあ,付いてこれますかね?!。弁理士の人や特許やっている弁護士の人は付いてこないとダメよ。
 要するに,拒絶査定不服審判の請求と同時にした補正(162条)を却下出来るようにしたわけです。

 じゃあ問題です。
 それなら,読み替え後「第十七条の二第一項第四号」とすればよく,「第十七条の二第一項第一号、第三号又は第四号」とすると蛇足のようにも思えますよね。何故,このような条文になったのでしょうか?

 分かりますかね。弁理士よりも弁理士受験生の方が分かるかもしれませんね。
 分かる人には簡単です。答えは後回しにしておきましょう。

 で,本件では,5項,つまり目的要件違反で却下となりました。
 ちなみに,5項はどういうものかというと,以下のようなものです。

5 前二項に規定するもののほか、第一項第一号、第三号及び第四号に掲げる場合(同項第一号に掲げる場合にあつては、拒絶理由通知と併せて第五十条の二の規定による通知を受けた場合に限る。)において特許請求の範囲についてする補正は、次に掲げる事項を目的とするものに限る。
一  第三十六条第五項に規定する請求項の削除
二  特許請求の範囲の減縮(第三十六条第五項の規定により請求項に記載した発明を特定するために必要な事項を限定するものであつて、その補正前の当該請求項に記載された発明とその補正後の当該請求項に記載される発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題が同一であるものに限る。)
三  誤記の訂正
四  明りようでない記載の釈明(拒絶理由通知に係る拒絶の理由に示す事項についてするものに限る。)

 つまり,これは以下のような類型です。
 ・請求項の削除
 ・限定的減縮
 ・誤記の訂正
 ・明りょうでない記載の釈明
 そして,限定列挙なので,これらに該当しないとダメ!です。

 さらに詳細には,「知財実務のセオリー」のを見て下さい。

 ここまでが本件を楽しむための前提知識です(知らない人にはマジ~かって感じでしょうね。)。このくらいの前提知識がないと,この判決の面白さは味わえないわけで,まあ面倒ちゃ面倒ですね。



 さて,本件は実際どうしたかというとこんな感じです。

(補正前)
【請求項1】公職選挙法ポスターの規格に合致する条件を備え,基材の片側に感圧性接着剤,リリースライナーを設け,該リリースライナーにはスリットを設け,このスリットは掲示板にポスターを貼る時に,そのスリットからリリースライナーの一部を剥がして接着面の一部をむき出しにして掲示板に位置決めして貼り,次に残りのリリースライナーを剥がしてポスター全面を貼るように構成され,蛍光体のごとき発光体を用いず,太陽エネルギーや車のヘッドライト等のエネルギーを吸収し,夜間又は暗所で所定部分が発光することを特徴とするソーラーポスター。
             
(補正後)
【請求項1】ポスターの人名に蓄光インクを使用せずに,逆にバックに蓄光インクを使用することにより大きな面積で強力な効果となり,また人名に蓄光インクを使用せずに人物の目のみに蓄光インクを使用することにより蓄光インクの量を人名に使うより最小限に少なくして大幅なコストダウンをし,しかも強力に目立ち,大効果があることを特徴とする高効果蓄光ポスター。


 どうですか~?うん?全然違うやんけ~そうですね~そう思います。だとすると・・・。

3 判旨
「前記第2の2のとおり,本件補正は,①補正前の本願発明から,「公職選挙法ポスターの規格に合致する条件を備え」という記載,及び「基材の片側に…ポスター全面を貼るように構成され」という記載を削除するとともに,②補正前の本願発明の「蛍光体のごとき発光体を用いず,太陽エネルギーや車のヘッドライト等のエネルギーを吸収し,夜間又は暗所で所定部分が発光することを特徴とするソーラーポスター」を,「ポスターの人名に蓄光インクを使用せずに,逆にバックに蓄光インクを使用することにより…また人名に蓄光インクを使用せずに人物の目のみに蓄光インクを使用することにより…大効果があることを特徴とする高効果蓄光ポスター」という記載に訂正するものである。
 前記①により,本願補正発明は,本件補正前の本願発明が有していた,ポスターが合致するべき条件及びポスター全面を掲示板に貼付けするための構成に係る発明特定事項については限定がないことになる。また,前記②は,上記条件及び構成に関するものではなく,蓄光インクの使用箇所に関するものである。
 したがって,前記②の点を勘案しても,本件補正により,本願補正発明は,本願発明が有していた,ポスターが合致するべき条件等の発明特定事項については限定がないことになるから,本件補正は,特許法17条の2第5項2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものではなく,請求項の削除を目的とするもの,誤記の訂正を目的とするもの,明りようでない記載の釈明を目的とするものの,いずれにも当たらない。 」

4 検討
 まあそりゃそうだよなあって所でしょうか。
 普通,こういう補正というかそういうのをしたけりゃ,分割出願でしょうねえ。別にこれだけ元の発明と違うなら,シフト補正もクソもないでしょうからね。

 で,この判決には代理人がついております。ただ,勘違いされないようにして頂きたいのは,出願段階でも審判段階でも代理人はついて無さそう,ということです。

 上記のとおり,条文操作は複雑なのですが,弁理士だったらイロハのイ!,です。最後の拒絶理由通知以降で,この補正の目的要件知らないなんてあり得ないわけです。
 ですが,弁理士じゃない人にはなかなか分からないパターンかもしれません。巷によく居る,自称特許の専門家~にも残念ながら知られていないと思いますよ。

 ということで,餅は餅屋,ステルスと言えばマーケティング,という話でしたな。

 あと,上の答えですが,特許庁の手続は基本職権主義なので,審判段階でも新たな拒絶理由が来る時があり得ます。なので,審判段階での最初の拒絶理由通知だとか最後の拒絶理由通知があり得るわけで,そのタイミングでの補正もあり得る,ということなのですね。
 分かりましたかな。




 
 
 
1 ということで,またまたセミナーをやることになりました。

 「ソフトウェア関連技術知財の現状と基礎知識  ~ビジネスモデル特許か別の手段か、 戦略の立て方と活用実務~」

 日時:11月24日(金)12:30~16:30
 場所:[東京・京急蒲田]大田区産業プラザ(PiO)6階D会議室
 主催:㈱情報機構

 このブログをよく見ている人は,あれ~どっかで聞いたことがあるような・・・と思ったかもしれません。そう大正解!5月にやったセミナーと同じネタです。
 さらに,このブログを見ている人には・・・そう,去年の11月にやったセミナーと同じです。
 つまりは,3度めってわけです。

 ま,主催者から同じネタでやってください,ということでしたので,同じネタです。ま,新たに資料を作らなくて良いから楽っちゃ楽なんですけどね(このブログの記事もね。)。

 とは言え,この半年くらいの変化についてはアップデートしますよ,当然。でも,前のセミナーや前の前のセミナーに出席した人はもういいと思いますね。

2 何故同じネタかというと,そりゃ簡単です。前回や前々回のネタが好評だったからでしょうね。

 実は,前前回のセミナー,中小ベンチャーの人を対象に考えておりました。
 ところが,お越し頂いたのは,大手企業が殆ど,あと同業者の方(弁護士ね)も複数人参加して頂き,いやあどういうこっちゃ?!と思いましたね。

 さらに,前回のセミナー,勿論,同業者も大手企業の方もウェルカムと書きましたが,そのとおりで,本当に,同業者と大手企業の方ばかりでした。

 事件の関係だとか顧問契約だとか,そういう下心からすると,中小ベンチャーの方々に本当は来てほしいのですけどね~シクシクシク♡
 
 でもまあ来る者は拒まず,です。
 要するに,こんなセミナーあんまり無いのでしょうね。
 だって,もう3度めですよ。余程需要があるわけです。まあ,この分野,有名な先生方も居ますよ~でもそういう先生方はなかなかオープンなセミナーはやりません。自分の事務所主催だとか(なので顧問企業しか呼ばない。),派閥学閥系のやつだとかね。

 そこへ行くと私はこの分野で特許権侵害訴訟も,プログラムの著作権の侵害訴訟もそこそこやってますし,クローズなセミナーが出来るほどの大物ではなく弱小ですから,意外と適任だったのでしょうね。

 ですので,前回行こうと思ったけど・・・という場合にはやはり大チャンスだと思います。
 上記のとおり,私個人はあくまでも中小ベンチャー対象ではあるのですが(じゃないと営業の効果が薄いのです。),大手企業の方も同業者の方も大歓迎です(ノウハウ等の出し惜しみはしませんので。)。

 ま,あと3ヶ月近くありますので,参考にしてください。特に,最近ビジネスモデル系というかソフトウエア系での気になる訴訟の結果が結構出ておりますので,それを踏まえた話をするつもりです。

 最後に。
 参加される人は,何故いつも金曜にセミナーを設定しているのか,その理由を本当考えてもらえるといいかなあと思いますね(終わったあと飲みに行きたいわけですよ。ムフフフ。)。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ目黒新橋に来ております。
 
 ウィズ,コイキングです。

 いやあ今日も暑いですね。東京の最高気温は,32.2度ということでした。まだまだビールの美味しい季節ですね。

 ということで,お待たせしました。セミファンの皆様,今日のセミのコーナーです。
 
 まずはミンミンゼミです。オスですね。離せこんにゃろめってところでしょうか。
 つぎは,凄いヤツが来ます。
 
 出ました。ツクツクボウシです。オスです。ノンビリ,休んでる場合じゃないって。
 子供が蝉取りをしないからって油断していると,いい歳をしたオッサンの餌食です。
 結構タレ目で愛嬌のある顔です。まあしかし,ツクツクボウシを捕まえたのは何年,いや何十年ぶりだろうなあ。彼らは素早いのですね。
 
 ツクツクボウシの表側ですが,思いっきりピンぼけです。老眼なもので,ピントが合ってるのかどうかよう分からないのですね。
 
 最後にアブラゼミ,これはメスですね。アブラゼミはあまり離せ離せって感じにはなりません。
 今日は3匹ですね。まあまあでしょう。実はアブラゼミ1匹逃げられてしまいまして,こんな釣果です。

 誰得?のこのコーナーいつまで続くでしょうかね~♡
 
1 今日の日経の7面の下の方に小さく載っていた記事です。

 これを聞いての感想は,まあそうだろうなあという所です。

 そう言えば,判決の方もひっそりと裁判所のサイトにアップされております,いつの間にか。
 その中身を読むにつけ,私は代理人(弁理士ではなく,弁護士としてね。)の立場なので,本当何だか切ない事件だなあと思いますね。
 
 なので,この分野(ソフトウエアとか)については,代理人(弁護士やら弁理士のこと)の皆さんからのご相談にも乗れると思いますよ。お気軽に。

 ま,ですが,このくらいにしておきます,やはり今回も。

2 昨日,夏休み前最後のサーフィンをしてきました。

 あんまり良い天気ではなかったですね。波もイマイチって感じでしたし。

 でも行ってみると,サーファーが少なく,波も無いなりに待つと結構良い波が来たりして,何だかラッキーって所でした。

 で,昨日は本当肌寒いくらいで,海に入った方が温かい~っちゅう,珍しい日でした。
 それもそのはず,昨日(8/11)の東京の最高気温は,24.8℃!でした。30度はおろか,25度にも達していないという低温具合なのです。
 この2日前の8/9の東京の最高気温は,例の37.1℃で,何と,12度も差があることになります。

 最近,気温マニアともいえますので,今日までの8月の最高気温を振り返ってみましょう。
 8/1  31
 8/2  25.4
 8/3  28.9
 8/4  29.2
 8/5  31.9
 8/6  33.5
 8/7  33.2
 8/8  33.9
 8/9  37.1
 8/10 28.4
 8/11 24.8
 8/12 28.5

 面白いですね。傾向がわかります。最高気温が30度を超えたのは,12日のうちたった半分の6日だけです。

 更に東京より北の方ではもっと悲惨らしく,今年の東日本は歴史的な冷夏と言って良いのではないかと思います。

 しかし,西日本は結構な暑さが続いているらしいです。西日本は元気で良いね~っちゅう所です。

3 そう言えば甲子園も西日本です。
 昨日の4日目は好勝負が目白押しでしたが,特に横浜VS秀岳館が面白かったです。
 
 神奈川県を制し,都会の高校である横浜よりも,田舎の学校で生徒も田舎者が多いであろう熊本の秀岳館の方が,緊張もなく伸び伸びやっているように見えました。不思議なもんですね。
 他方,横浜は何かオドオドしているように見えましたが,何故だったのでしょうかねえ。ちょっと不思議でした。

 あとスポーツ繋がりで,サニブラウンの200m決勝~傍から見ているとまあこんなもんでしょうと思ったわけです。でも裏の事情もあり,それによるとなかなか将来を感じさせるところもあったようです。
 
 それは,途中で足を痛めたようなのですね。

 今年のロンドンが特にそうなのか,それともいつもそうなのかよくわかりませんが,凄く寒いらしいのです。
 ロンドン五輪の中継見ていて寒そうだなあと思った記憶はありませんが,今回の世界陸上は,うわあ寒そう~って画面から伝わってきます(MCの織田裕二と中井美穂がダウンぽい厚めのジャケットを着ている回もありましたね。)。雨も多いし,選手は楽じゃないですよ。

  女子の400mも,下馬評でダントツで,しかも途中まで余裕のトップだった去年のリオ五輪の金メダリスト,ショーナミラー,ゴール直前に足を痛めたような動きをして,突然失速の4位でした。
 寒いと怪我しやすいですから。

 ということで,サニブラウンも100mを出たあたりでちょっと痛めたようですね。画面からは単なる実力不足の失速のようにしか見えませんでしたが。

 ま,なので,結構期待できるのではないかと思います。

 ところで,感心するのは,結構なお客さんが入っているっていうことです。大体毎日,最終種目のころ(日本時間だと朝の5:45ころ)は,スタジアムは満員です。

 そこそこ最近,日本でも世界陸上はあったのですね。2007年,ちょうど今から10年前の大阪大会です。
 しかし,もう悲惨なくらいの客の入りでした。

 その前に日本であった1991年の東京大会はカールルイスの異常な頑張り(100mと幅跳び)やらマイク・パウエルの世界記録(幅跳び)やらで異常に盛り上がったのですが(私は,おお,こりゃ行かんといかんと思ったのですが,チケットが取れなかったです。),この大阪大会は,ボルトの出場にもかかわらず,異常な盛り下がりでした。
 まあ,ボルトがブレイクしたのは,翌年2008年の北京五輪でしたから,運が無いと言えば運が無いのですが(逆に大阪大会が2009年の順番だったら,盛り上がったでしょうね。2009年のベルリンの世界陸上で生まれた100mと200mのボルトの世界記録は今も破られておりませんから。),大阪の集客力は,様々な企業にとって頭の痛い所じゃないでしょうかね。
1 首記は,先週の金曜,弁理士会の中央知的財産研究所(とは言っても,別にそういう建物などがあるわけではありません。バーチャルなもので,プロボノの委員会というものを想起すると良いと思います。),主催の公開フォーラムです。

 ここでも色んな付随する話題とともに,何度か取り上げました。

 で,今回は,上記のとおりのタイトルですので,久々,知り合いの弁理士に全く会いませんでした。
 中央知的財産研究所の公開フォーラムの中では恐らく近時ないくらいの不人気だったのではないかと思います。

 まあ仕方ないですよ。
 訴訟における証拠ですから,まず訴訟ということで,弁理士の普段の仕事とは関係が薄いですわな。しかし,弁理士の人で侵害訴訟に興味のない人って少ないと思いますから,実体法的な話なら,結構人が来ます。
 ところが,今回,証拠という訴訟法的な話だから,あ~もういいや~と思った弁理士が多かったのではないかと思います。

 そういう気持ち,分からないでもないですね。

 でも,今回の議題がお題に上り,1年か1年半くらいも色んな先生方が検討していたのは,弁理士の普段の仕事に,実は重大な関係があるからですよね。

 奇しくも講演者の一人である小林先生からは,特許の訴訟も特許出願数もシュリンクしているのは,訴訟での証拠収集が問題だからではないのか,という旨の発言がありました。

 つまり,侵害訴訟の原告である特許権者が証拠収集をして,請求認容まで持っていくわけです(証拠が不十分なら,当然請求に理由なしで敗訴になります。)。
 なので,証拠収集の所がイマイチだから,不十分な証拠しか集められず,または不十分な証拠すら集めることができず,特許は絵に描いた餅となり,そんなんなら,金をかけて特許出願なんか無駄なこった~というスパイラルじゃない?ってことですね。

 だから,ここは重要な話です。
 先日,最新号のジュリストの記事を紹介しましたが,そこでの大野先生の問題意識も,基本このことです。

 ですので,多くの弁理士にとって興味のわかない話だったかもしれませんが,ちょっと俯瞰した目でみると非常に大事な話題だったわけです。

 とは言え,大学の先生はちょっと興味が自分の研究等のみに向かい過ぎで,何だかなと感じましたよ,確かにね。
 冒認出願の主張立証責任についての発表なんて,この議題でやることかなあと思いましたし,結局アメリカのディスカバリーの宣伝に終始した発表もありましたからね(両方とも学者の先生)。

 まあでもこの論点,立法でどうにかしようという話もあるわけですから,もう少し興味を持ってもらわないと,うまく持って行きようもなくなるのでは無いかと思います。

 ま,勿論,別に世間の特許出願数が少なくなろうが,うちの事務所は無茶苦茶出願依頼が来ているので,関係ねーやという事務所はいいのかもしれません。でも,それっていつまで持つ話なのでしょうね。

2 ところで,昨日凄い夕立があってから東京の方は空気が入れ替わったって感じがします。北の寒い空気が太平洋高気圧の暖かい空気を押し出したという所じゃないでしょうか。

 正直かなり涼しい~です。一気に秋という感じがしたのは私だけでしょうか。いやあ天候不順だと景気に響きますからね。7月の梅雨明けまでの,あの暑くて太陽ギラギラの天気は一体どこへ?
 夏休みまでには回復することを願いましょ。

 さて,今日はこの後,午後から研修の司会となっております。

 弁理士会の研修所のお務めなのですが,それも今年度一杯ですから,張り切ってやりますよ。その研修に行かれる方は弁理士会にてお会いしましょう。
1 本日の日経朝刊に特許権侵害訴訟,しかも提起の話ではなく,その結果の話が2件も載っておりました。実に,珍しいのではないでしょうか。

 まずは,1つ。
 昨日気の早いIT業界系のニュースサイトでは紹介されておりました。 
 例のフリーVSマネーフォワードの訴訟の結果です。

 「沖中康人裁判長はマネーフォワードの特許侵害を認めず、同社の会計ソフトの提供・販売差し止めを求めるフリーの請求を棄却した。

 ということらしいです。

 まあこんなの判決見ないと何とも言えないわけですが,本日現在裁判所のサイトにはアップされておりません。
 ところが,某IT業界系のサイトでは,勝訴した側から手に入れたとして既に全文の掲載がされております~ある意味凄えや。

 私もそれを見たので,詳しいコメントが出来ることは出来るのですが・・・,ちょっとやめておきますわ。色々ありますので。
 後継ブログでは紹介しようかなあって所です。

 あと,この事件では上記の某IT系サイトを初めとして,様々なコメントが既にありますが,皆さん,「仕訳」っちゅうのが分かっていないようですね(これについてはあんまり事件と関係ないのでコメント出来るわけです。)。

 仕訳は複式簿記の基本中の基本で,まずはその仕組が分かっていないとダメです。 
 そして,それが簿記の入り口に当たるのですが,実際クソ面倒だということも分かっていないとダメです。

 会社で経理担当している人はよく分かると思うのですが,技術だとか特許だとかだけだとその辺の塩梅が分からないと思いますね。

 私は自慢じゃないですが,日商簿記2級なので,よーく分かるわけです。
 とは言え,コメントはこの程度で。

2 つぎはもう一つ。

 「中外製薬が自社の軟こうの製法特許を侵害されたとして、後発医薬品メーカー3社に約13億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(沖中康人裁判長)は27日、3社に計約10億円の支払いを命じた。

 中外製薬で軟膏の特許ですから,もうお分かりですね。例の,マキサカルシトールの特許の件です。

 第一次訴訟は最高裁まで行き,原告勝訴で終わりました。

 で,これに余勢を駆った原告が,他の後発医薬品メーカーを訴えたというものですわ。ということで,当然侵害が認められたということです。

 こちらもまだ裁判所のサイトに判決のアップはありません。

3 あ,でも奇しくも,両方とも,沖中部長の47部ですね。ちょっと前は話題の事件は29部の嶋末部長の所が多かったような気がするのですが,まあ偶然でしょう。

 ま,しかし,栄枯盛衰と言いますか,IT業界と薬業界で正反対の結論です。
 この2つの業界は特許関係もアグレッシブな業界で,マスコミの話題に上ることも多いと思います。
 それ故,何かの暗示のような気がするのは私だけでしょうか。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーのエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。次は何かな。
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