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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 日経を購読の方は,本日(平成29年1月20日)の朝刊の27面をご覧ください。

 何かというと,拙稿「地方創生に逆行する特許裁判」の小論文が掲載されております。

 投稿したのは,昨年の年末で,日経の編集部から掲載決定の報があったのが,先週末でした。ということで,掲載決定まで2週ちょっと,実際の掲載まで3週ちょっとですね。やはり新聞,スピードが命です。

2 中身は読んで頂くことがいいと思います。見出しだけなら,ここから見れます(日経電子版が読める人は,ここからです。)。

 その内容については,当然賛否両論あると思います。ま,それでいいのです。

 ただ,日経に投稿する方は非常に多いと思いますので,その中から選ばれたというのは,相応の意義があるという風に日経の内部でも思われたからだと考えます。つまりは,ある程度世間の支持がある考えだということです。

 ですので,本件については,今特許庁でやっている産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会の知財紛争処理システムの機能強化の論点に是非入れて欲しいと思います。ねえ~特許庁さん。

 ところで,私が書いたものに関しては,今までで一番メジャーな媒体じゃないかなと思います。日経に私が書いたものが載るなんて,いやあ,誉れなことですわなあ。弁護士になって苦節10年,様々なことがありました~それが今こうして~♫シクシク(ウソ泣き)。
 あとはもっと仕事の依頼があると最高なんだけどなあ(ご依頼はこちらからです。ムフフ。)。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 

 いやあ冬って感じがしますね。でも,もうあと2か月で,この目黒川沿いがピンク色になるのですから,自然というやつはすごいものです(本当2か月ですもんね。)。

 で,今日はすごい寒いです。昼飯がてらの散歩でしたが,雪がちらほら舞ってました。
 ですが,私は今夜から山へ向かいます。エンジニア時代の友人たちと恒例のスノーボードですね。
 新聞では小難しいことを書いてますが,基本,お気楽適当な人間ですし,このブログは振れ幅が大きいのが特徴です。

 さーてひざパウをごちそうになることができるのでしょうか。乞うご期待。
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1 やはり,判決のときに比べてだいぶ話題にならないようですが,シャークフィンアンテナ特許の事件が和解で終結したと当事者のIRでありました。

 まあ事件としては,報道などを見てもらった方がいいですかね。

 最近の流行りなんでしょうね。新車の所謂乗用車タイプの車には結構ついてたりします。当時,私も知り合いで新車を買ったばかりという人が居たので,車の屋根の後ろを見たら,このシャークフィンアンテナがついておりました。どちらの当事者のものかはちょっとよくわかりませんでしたが。
 で,その知り合いに聞いたら純正のものだということでしたので,報道のとおり,メーカー純正採用されているのでしょうね。

2 特許は2つでした。

 第1事件(東京地裁平成26(ワ)28449, 平成28年5月26日判決)は,特許第5237617号です。クレームは以下のとおりです。
A: 車両に取り付けられた際に,車両から約70mm以下の高さで突出するアンテナケースと,
B: 該アンテナケース内に収納されるアンテナ部
C: からなるアンテナ装置であって,
D: 前記アンテナ部は,アンテナ素子と,該アンテナ素子により受信された少なくともFM放送の信号を増幅するアンプを有するアンプ基板とからなり,
E: 前記アンテナ素子の給電点が前記アンプの入力にアンテナコイルを介して接続され,
F: 前記アンテナ素子は前記アンテナコイルと接続されることによりFM波帯で共振し,
G: 前記アンテナ素子を用いてAM波帯を受信する H: ことを特徴とするアンテナ装置。

 ほんでこれは請求認容。

 第2事件( 東京地裁平成27(ワ)22060, 平成28年11月24日判決)は,特許第5655126号です。クレームは以下のとおりです。
A:下面が開口されて内部に収納空間が形成されている絶縁性のアンテナケースと,
B:該アンテナケースが被嵌され,強度部材として用いる樹脂製の絶縁ベースと,該絶縁ベースより小型とされ,前記絶縁ベースに固定される導電ベースとからなるアンテナベースと,
C:後部が前記絶縁ベース上に位置すると共に前部が導電ベース上に位置するように前記アンテナベースの上に配置される傘型エレメントと,
D:を具備することを特徴とするアンテナ装置。


 こちらも請求認容でした。
 とは言え,こちらのクレームは,上の第一事件のクレームに比べると,後部だとか前部だとか傘型だとか,イマイチ曖昧な文言があり,ちょっと気に入らない所があります。

 なお,事件は,時間差があるにもかかわらず,両方とも,46部の長谷川さんの合議体に係属していた模様です。

3 で,今般,第1事件の控訴審の知財高裁で和解が成立したということです。

 原告にとっては良かった良かったという感じですが,うーん,これは・・・だからこそだったという感じもしないでもないって所でしょうかね。

 まあ今の東京地裁の知財部については,色々と要注目の部がありますからね~別に他意はないですよ~本当に~ムフフ。

 


 

1 それ系の話はこのブログで散々しましたから,いいでしょ。

 ただ一言だけ。
 よくだまし討ちだとかsneaky attackとか言われてますが,ちょっと違うと思いますね。
 私はニーチェ信奉者で強者の論理にしか興味がありません。つまり,パール・ハーバーの米兵は,アレだけの通告(ハルノート)をしておいたにもかかわらず,呑気に昼寝でもしていたのかって話です。屈強な精兵たちだったんでしょ,違うんすかね?
 だまし討ちだとかsneaky attackとか言うのは弱者の論理ですね。あそこで死んだ米兵も浮かばれないってやつです。

 おっと,ちょっと書いてしまいました~。
 さて,そういう話よりも,これはちょっと注目だというニュースが飛び込んできたので,その話です。

2 「フリー、マネーフォワードを提訴 「特許権を侵害」」
 ということらしいです。日経の速報で,今朝上がってきたもので,詳細はわかりません。

 フリーも,マネーフォワードもフィンテック関連のベンチャーです。両者ともここの所,結構有名になっています。
 実は,この前の11/25にやったセミナーでも,裏のお題が「フィンテック」だったので,この両社の話をちょっとしたのですね。なので,このタイミングっていうのは結構ビックリしました。

 特許権者がフリーの方ですので,Jplatpatで検索してみますと,2件しかありません。特許第5936284号と特許第5503795号です。

 前者のクレーム1はこうです。

【請求項1】   クラウドコンピューティングによる会計処理を行うための会計処理装置であって、  
 ユーザーにクラウドコンピューティングを提供するウェブサーバを備え、前記ウェブサーバは、  
 ウェブ明細データを取引ごとに識別し、  
 各取引を、前記各取引の取引内容の記載をキーワードに分節し、各キーワードに対応づけられた1又は複数の勘定科目の出現頻度を参照して、特定の勘定科目に自動的に仕訳し、  
 日付、取引内容、金額及び勘定科目を少なくとも含む仕訳データを作成し、  
 作成された前記仕訳データは、ユーザーが前記ウェブサーバにアクセスするコンピュータに送信され、前記コンピュータのウェブブラウザに、仕訳処理画面として表示されることを特徴とする会計処理装置。

 後者のクレーム1はこうです。
【請求項1】   クラウドコンピューティングによる会計処理を行うための会計処理装置であって、  
 ユーザーにクラウドコンピューティングを提供するウェブサーバを備え、前記ウェブサーバは、  
 ウェブ明細データを取引ごとに識別し、  
 各取引を、前記各取引の取引内容の記載に基づいて、前記取引内容の記載に含まれうるキーワードと勘定科目との対応づけを保持する対応テーブルを参照して、特定の勘定科目に自動的に仕訳し、  
 日付、取引内容、金額及び勘定科目を少なくとも含む仕訳データを作成し、  
 作成された前記仕訳データは、ユーザーが前記ウェブサーバにアクセスするコンピュータに送信され、前記コンピュータのウェブブラウザに、仕訳処理画面として表示され、  
 前記仕訳処理画面は、勘定科目を変更するためのメニューを有し、  
 前記対応テーブルを参照した自動仕訳は、前記各取引の取引内容の記載に対して、複数のキーワードが含まれる場合にキーワードの優先ルールを適用し、優先順位の最も高いキーワードにより、前記対応テーブルの参照を行うことを特徴とする会計処理装置。

 まあ両者とも自動で仕訳するソフトウエア関連発明ですね。
 あ,「仕訳」がわかりませんか。これは複式簿記の基本です。

 例えば私が仕事用の鉛筆を1万円分,現金で買ったとします。そうすると,仕訳はこうなるでしょう(消費税考えない。)。

  消耗品費 10000  現金 10000

 だけど,文房具屋さんが,自分の店に並べる鉛筆を1万円分現金で卸から買ったとします。そうすると,仕訳はこうなるでしょう(消費税考えない。)。

  仕入 10000  現金 10000

 同じ1万円分の鉛筆を買っても仕訳が違うのです。

 私は日商簿記2級なので,簡単に分かります。慣れた経理の人もこんなの朝飯前でしょう。でもね,この説明ですら何のこっちゃ?!という人がたくさんいるんじゃないですかね。

 理系の技術に詳しいって人でも,ここらへんさっぱりわからないんじゃないでしょうか。金勘定なんて女のやるもんだくらいに思っている人だって居るでしょう。
 法律家でも多いですよ。倒産系の事務所に就職が決まって慌てて簿記の勉強し出すとかね。

 ちなみに,超有名ソフトの弥生会計でも,何の勘定科目になるかという仕訳は考えてやらないといけません。税理士の存在意義もそういうところにありそうですね。

 しかし,フリーの上記の特許は,そういうクソ面倒なこと(勘定科目を考えて仕訳する。)をソフトでパパッと済ませるので,すごいのです。

 第5936284号の特許は出現頻度に基いて(例えば,「・・文具店」なら消耗品費が多い,「・・・卸」なら仕入が多いなど),自動で仕訳けるのでしょう。
 他方,特許第5503795号は,テーブル(つまりは,表というかデータベースに,「・・文具店」なら消耗品費としろ,「・・・卸」なら仕入としろなど),こちらも自動で仕訳るのでしょう。

 で,マネーフォワードのサービスか何かが,これらの特許のいずれかと関連深いってことなのでしょうねえ。

 ま,まアグレッシブですわ。フリーの特許からすると,代理人は,出願担当をした事務所そのままでしょうね(法律事務所としても有名な知財ブティックです。)。権利行使もハードルが低かったのではないかと思います。

 兎も角も,流行りのフィンテック関連で,ベンチャー企業同士の争いということで,なかなか目が離せませんね。
1 本日12月1日です。いよいよ今年も残り一ヶ月なわけです。早いですねえ。

 ここの所毎年思うのですが,花見を過ぎたら一年はあっという間に終わります。花見を過ぎたら私の誕生月の8月まであっという間です。そして,8月を過ぎると年末まであっという間ですね。
 いやあ,一ヶ月前はまだサーフィンしていたというのに,時間の過ぎるのは早いとしか言いようがありません。

 さて,どうでもいい前置きはこのくらいにして,本題に行きましょう。ま,今日は小ネタ集です。要は,私の備忘ですね。

2 まずは,昨日弁理士会で行われた研修からです。

 私は今年から,日本知的財産仲裁センターの調停人・仲裁人・判定人候補者に入れてもらったので,その研修ですね。
 ま,本当は,弁護士の方で入れて欲しかったのですが,上記のリンク先見てください。弁護士は有名中心,だって,どうやって選ばれるかわかりませんもん。他方,弁理士の方は,有名な方も居ますが,きちんと実務できる中堅どころが選ばれているのがわかります。だってこっちは公募制ですからね。

 ま,あまりくどくど言わないことにしますが,私が弁護士会や日弁連の強制加入やめて欲しいのはこういう所にもありますね(会費が自分の利益に結びつかない)。

 で,その研修は当然初めてだったのですが,最初の一般的な国際仲裁の話は死ぬほど眠かったですねえ。眠り率,ほぼ100%だったのではないでしょうか。上記のとおり,弁護士の方は有名どころですので,有名な弁護士の先生もあっちで船を漕ぎ,こっちで寝息を立て~♪って感じでしたね。

 次のパネル・ディスカッションみたいなものは良かったです。

 で,そこでも出ましたが,日本知的財産仲裁センターの役割ですよね,そもそも。これについては,交通事故であるような紛争処理センターの役割だ,ということです。
 内容証明以上,裁判未満,こういうものを簡易な手続きで負担なくパパッと処理するというイメージですね。

 私もそうだと思いますよ。とは言え,知財の裁判自体が減っているのに,仲裁・調停の案件が増えるわけがない,というのもそのとおりだと思います。

 ま,日本知的財産仲裁センターの意義というのは,センター必須判定(要するにパテント・プールとかでの必須特許を選ぶやつね。)くらいしかありませんので,恐らく永遠に来ないであろう,私が調停人とか仲裁人になる事件を期待しておきたいと思います。

3 次は,なかなか面白い研究の話です。
 「特許権の権利範囲画定への特許審査の貢献:日本の特許データに基づく検証」
 どこからの委託ではないと思いますが,RIETIの研究です。

 以前,ここでも紹介しましたが,知財の経済面における実証研究というのが,色々流行っているようです。
 以前のやつは,特許を取ると具体的に何の良いことがあるの?という,インチキ知財コンサルが定性的な答えしか示すことができなかったものを,定量的に答えたということでなかなか意義のあるものでした。

 ほんで今回のやつは,権利範囲が審査でどうなるか?っていうまた面白い研究です。その手法は簡単で,修飾語が多いほど,権利は狭いはずだから,審査前後でクレームの文字数を比べりゃいいじゃんって話です。

 実は私,大学生時代,第二外国語がロシア語でして,その関係で,当時東工大の教授だった馬場先生(ペンネームは江川卓)のドストエフスキーの講義を受けていたことがあります。

 その講義の課題で,「貧しき人々」が出されたことがあります。これ知っていますかね。ちょっと助平心のあるロリコン気味のオッサン(私みたい)と若い女性との往復書簡形式のやつです。
 長いのですが,書簡形式なので,結構読みやすかったですね。ドストエフスキーの入門には最適かもしれません。

 で,私それで何をやったかというと,書簡の文字数を調べ(勿論原文じゃなく日本語ね。),思いが強いと文字数も増えるだろうという仮説を設けて,オッサンと女性の思いの強さを分析した,というものです。

 まあ,当時東工大と言えども,PCが誰でも(少なくとも一般学生)使える状況にはなく,下宿にもPCなんちゅう高級品はありませんでしたので,すべて手作業です。今だと上記の研究もそうですが,回帰分析とか簡単にやれるのは,PCあってのものだと思いますよ。

 なので,発想自体は30年以上前の大学生と大して変わらないって所でしょうかね(別に貶しているわけではありません。)。分析の結果は面白いですもん。

 私としては,マキサカルシトール事件へ応用したいなあって所ですね。
1 今日はめちゃくちゃ寒かった東京です。

 何せ,朝からみぞれで,夕方前には止んだものの,気温は低いまんまでしたね。こういう日は事務所にずっと居るのが一番ですが,こういう日に限って朝から外出でした。
 ほんで,朝,地震もまたあったじゃないですか~。もう電車は遅れるし,良い事無かったですね。

 とは言え,明日じゃなくて良かったということもあります(明日もっと酷い天気だったり天変地異が起きると困るのですが。)。

 いよいよ明日は,私が講師をやるセミナーの当日です。

「ソフトウェア関連技術知財の現状と基礎知識
~ビジネスモデル特許か別の手段か、戦略の立て方と活用実務~」
http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC161140.php


  さすがに今日の明日で申し込みはないでしょうが(勿論申し込んでもいいとは思いますが。),とりあえず,宣伝です。

 レジメは結構早く出来たので,ちょっと予行演習的なものもしたかったのですが,いかんせん,何か立て込んでそれどころじゃないって感じになってしまいました。口下手で書面主義の私,実に不安ですが,まあしょうがありません。当たって砕けろです。

 兎も角も明日出席される皆様よろしくお願いします。

2 ところで,休み前の22日,司法修習の実務修習(横浜)の同期で,久々に集まり飲み会をやりました。

 聞く所によると,今年の10周年の熱海は,クラス飲み中心だったらしく,実務修習の集まりはあんまり無かったようです。
 そういうこともあって,結構な出席率でした。

 ま,今の司法修習生は,クラスと実務修習のメンバーが基本同じということなので,同期!と言っても同じ連中のイメージしか沸かないだろうと思いますが,昔は違ったのです。

 で,その実務修習をやった所の横浜ですが,近頃よくテレビで見かけます。まあ例の小学校時代の事件ですね。

 私はここで何度も言うような弁護士界のトランプを自認しておりますので,そんなことやっちゃいかんとか,子どもの人権がウンタラカンタラとかあまり興味がありません。

 でも思うことは,横浜の何区か知りませんが,実に田舎だなあってことですね。田舎の本当に嫌な所ってよそ者とか変わり者に厳しいことですわな。

 私は昔から変わり者でしたので,大分のしかも県庁所在地からもかけ離れた田舎で住みにくいことこの上なしでした。ああ早く大人になってこのクソ田舎から出て行きたい~小学校高学年くらいから高校卒業までずっとそう思っておりました(盆正月にちょっとだけ帰るなら,実に良い場所なのですけどね~♡)。

 東京は都会ですね,名実ともに。
 何故って変な人に対する許容度が抜群です。日本自体変な人に対する許容度が狭いと思うのですが,それでも東京からは色んなベンチャーとかサービスが出て,人もまだまだ集まるのは,そんな所に理由があるのではないかと思っております。

 横浜は修習のときに1年ほど過ごさせて頂きました。そのとき感じたのは,良くも悪くも田舎だなあってことです。
 良いこともあります。そのころは横弁(今は神奈川県弁護士会)の人数も少なかったので,全員顔見知りみたいな感じで和気あいあいとしておりました(若干右と左の対立はありましたけどね。)。
 まあでも逆に言えば,自分と考えの違う者に対する許容度は狭かったのかもしれません,当時も。

 だから今回のような事件が起きたのでしょう。被害者の中学生は,小学校低学年のころに引っ越してきて,それからずっとだったわけです。
 よく考えると,小学校の低学年で,質の悪い言動って本人に起因するものってよっぽどの例外的な事情でもない限りありません。じゃあ何故そういうことが起きたかというと,そりゃ簡単です。親の許容度の狭さが出ただけです。
 親が選挙中のトランプのように,まあ色んなことを吹き込んだのでしょうねえ。

 その上,行政のバカっぷり。許容度の低い地元民の悪い病気でも移ったか,頭が悪いっちゅうか,何ちゅうかですなあ。

 いやあ東京から結構近いというのに,こんな所にまだうちの田舎みたいな所(今は別府にAPUとかもできましたので,もしかすると横浜よりも”都会”になっているかもしれませんニャー)があったとは,クワバラクワバラ~♪絶対こんな所に住みたくないです~♫
1 報道を先に見たので,ガンのやつだな~,とするとオキサリプラチンのやつだ~と思ったのですが,ちょっと違いました。

 実は,オキサリプラチンはオキサリプラチンでも,特許第3547755号の方の事件です(私が,これは大合議向きと勘違いしたのは,特許第4430229号の事件でした。)。

 原審は,平成27年(ワ)第12414号(平成28年3月30日判決)です。

 クレームはこんなやつです。
A  濃度が1ないし5mg/mlで
B  pHが4.5ないし6の
C  オキサリプラティヌムの水溶液からなり,
D  医薬的に許容される期間の貯蔵後,製剤中のオキサリプラティヌム含量が当初含量の少なくとも95%であり,
E  該水溶液が澄明,無色,沈殿不含有のままである,
F  腸管外経路投与用の
G  オキサリプラティヌムの医薬的に安定な製剤。


 さて,何が論点だったかというと,特許法68条の2の,延長登録出願した特許権の効力です。

 延長登録出願自体は,それが認められるかどうかという論点で,去年の今ごろ,最高裁判決が出ました(ベバシズマブ事件です。)。
 しかし,それは特許庁の行政処分が是か非かで争われた事件ですので,実際,権利行使したときの効力はどうなのよ~ってことには答えておりません(なお,上記最高裁の原審の知財高裁では,飯村さんの要らぬ傍論があったことで有名です。)。

 ですので,最高裁後,実際の権利範囲はどうなのよ~ってことについて,統一的判断を示したいのでしょうね。

 とは言え,今回の事件(平成28年(ネ)第10046号)の上記原審の判断は特段悪くありません。原則と例外という感じに分けて,実質同一を検討しています。・・・

 ま,ここのブログはマジな判決の紹介はしないので(すみませんねえ。粘着くん対策なもので~。熱りが冷めた頃にはこっちでもやろうかなと思いますが,今のところは後継ブログだけ,ということで。),これくらいにしておきましょう。

 後継ブログが見れる人は,そっちを見て下さい。かなり詳しく解説していると思いますので(あとは,今月のジュリスト(2016.11)にアンダーソン毛利の城山先生の論文も載っておりますね。ちゃんとしたのを読みたい人はこちらがいいでしょう。)。

 ということで,暫く先にあるだろう判決を楽しみにしております。

 しかし,メビオファームは非常にアグレッシブですね。さて,悪ふざけ,悪ふざけっと。
1 素っ頓狂なタイトルですみません。でもこれ私の正直な感想ですし,多くの人も同じ感想だと思いますよ。

 昨日,例の島野製作所とアップルの特許権侵害訴訟について,二審の判決が出たようです。結果は,報道のとおり,島野製作所が二審も敗訴です。

 で,それはいいのですが,変なのはここからです。最高裁のHPに行き,恐らくこの事件だろうと思い(平成28(ネ)10042),その判決文のpdfをクリックすると,こんなのが出ます。

本件の判決は,秘密保護のための閲覧等の制限決定の申立て(民事訴訟法92条)がされており,判決全文は,後日,申立てについての決定をした後に掲載します。
※ 本件の判決要旨(法廷で言い渡した内容)は,知的財産高等裁判所ウェブサイトでのみ掲載しています。裁判所ウェブサイト「知的財産裁判例集」をご覧の方は,そちら(http://www.ip.courts.go.jp/app/hanrei_jp/search)をご確認ください。

 何これ?こんなことは初めてですねえ。
 いやね,判決等に閲覧謄写の制限がかかり,サイトのアップが遅れるというのはよくありますよ(私も何度か経験したことがあります。)。でもそういうときにいちいちこんな文言は入れません。何日か数週間か遅れて,何事も無かったかのようにしねえっと,サイトにアップされるだけです。

 まあ世の中の耳目を集めているからってえのが理由なんでしょうけど,どういう基準でこういうことをやるのかやらないのか,それはわかりませんね。ま,所詮公務員のやることなんて,理由を考えるだけバカらしいちゃバカらしいんですけどね。

 で,上記のとおり,知財高裁に飛ぶわけですが,それはこちらです。

 その内容は要旨過ぎてようわからんのですが,一審は,確か「押付部材」の非充足で切られていたと思います。それが二審では,それに加えて「押圧」の非充足でも切られています。
 なので,均等論(これ自体非常に難しい)主張のときに,「押付部材」の均等しか主張しておらず,「押圧」の均等主張は無かったように思える判示です。

 まあこの辺は難しいですよね。均等論の主張は文言侵害が無いという前提になりますので,おやおや「押付部材」に加えて「押圧」まで均等主張でっか?そうでっか~おたくさんの特許随分違う所がありまんな~もうやめた方がいいんでまんねん~と裁判所に思われはしないかってドキドキしますもんね。

 ま,全文がないのでわかりませんけどね。

2 変なのと言えば,ポケモンGO,昨日から取れるポケモンに凄く変化があります。

 大体,よく出るのはビードルかコラッタかくらいなもんですが,昨日からはゴースがあちこちに出ます。あとはゴーストも,たまにゲンガーも出ます。

 これは明らかにハロウィン仕様ですよね?
 
 オープニングもそれまでのギャラドスから変っております。

 とは言え,10/25のiOS10に合わせたアップデートに過ぎないのかもしれません。
  あと,アップルつながりで言えば,mac のOSもシェラという新しいバージョンになっているらしいです。これもアップデートしておかねば・・・。出張でしか使わないから,いつも遅れるんだよねえ。

3 追伸 11/10
 ようやく島野製作所VSアップルの二審の判決が公開になったようです。閲覧謄写の制限があった部分は・・・小さいですね。

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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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