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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 東京は昨日は若干暖かったのですが,今日は寒いです。

 ちょっとしたニュース的なものがありますので,それで行きましょう。
 両者ともこのブログでちょっと紹介しましたので,その流れです。

2 まずは,金曜日にアップされた,例のオキサリプラチンの大合議の事件です。
 知財高裁平成28(ネ)10046号(平成29年1月20日 判決

 ここで紹介したのは,去年の秋でしたから,約2か月で判決~。控訴審ですので,デフォー的判断ということでしょうかね。

 ちょっと見ましたが,ロジックは原審とそう変わりません。私が評価していたとおり,大合議だからと言って原審をそう逸脱するものではないと思います。
 注目するのはその部分よりも,謂わば傍論的に,それはそうじゃないんだよ~!という追加の論点の判断の所ですかね。

 ま,前の記事でも書きましたが,このブログではマジの評釈はしませんので,これ以上のことを知りたい人は自分で判決をきちんと読むか,私の後継ブログを何とか探すのでしょうね。

3 つぎも,このブログで以前紹介したものです。これも秋ですね。例のオプジーボ対キートルーダの一戦です。

 和解が成立したようですね。IR情報はこちらです。
 特許権者側がこういう感じで書くということは,明らかな勝ち筋和解だったんでしょう。
 まあ,そうでしょうねえ,PD-1抗体を使っているなら,どう考えても技術的範囲に入りそうでしたから。

 あと,気になったのは,これ裁判外の和解っぽいです。

 私も昔この手の全世界紛争の日本を舞台でのやつに代理人として加わっていたことがありましたが,突然終わるんですよね。メインの舞台ではその国の代理人も関与しているのかもしれませんが,そうじゃないと,終わりですよ~って連絡が来て,それっきりです。不思議なもんです。

 ま,そんな話はいいとして,上記2つの事件は両方とも薬関係でしたね。いいなあ~,薬関係は盛り上がってて。
 
4 最後はスノーボードです。
 先週末,いつものように尾瀬戸倉に行ってきました。

 コンディションは良かったですね。
 しかも,あるバーンにリフトが開くのをならんで,一番の圧雪していないバージンスノーを頂きました。
 人のバージンはあんまり好きじゃないのですが,雪のバージンは実にすばらしいです。
 ヒザパウまではいきませんでしたが,十分に楽しめました。

 ほんでたまには私の写真でも。
 
 今年はウエアを上下新調しました。しばらくはこれで行けそうですね。
 ああ,しかし,体中が痛いですね。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。

 本日はここソニー本社に来ております。

 

 なぜこんな中途半端な位置かは追ってご説明を。

 ま,ソニーの新しい本社は私がソニーに居た頃は無かったもので,あまり来たことはありません。 

 で,エンジニア時代の後輩の一人が今LEDの大型ディスプレイの開発をやっているのですね。CLEDISと言って,こんな感じです。
 その後輩からの年賀状で,本社に展示してるから見に来てよ,ってありましたので,散歩がてら見に行ったのが,上記の写真ということになります。
 奥の方で青白い画像を出しているどでかいディスプレイがそれです。

 何故こんな位置かというと,受付のおねえちゃんに写真を撮っていいかと聞いた所,館内での写真撮影はダメだと言われたわけですね。ということで,質の悪い私は,館外から撮ったというわけです(これなら文句ねえだろう)。

 で,そのCLEDISですが,いやあびっくりしました。想像以上の高精細でしたね。
 でかいだけでジャンボトロンに毛が生えたくらいかと思いきや,4KのLCDの解像度を保ちながらでかくしたって感じでした。

 まあユニット式なもので,黒一色や白一色のようなときに斜めからみると,多少そのつなぎ目部分は見えます(すみませんね,元々そんな仕事をしていたもので。)。しかし,正面での位置だと本当気になりませんでした。こりゃすげえって思いますね。

 ただ,PALCディスプレイのようなこともありますから,勝負はこれからですね。正式に上市のリリースでもあったら,またここで紹介しましょ。

6 追伸2
 そうだそうだ,あと大相撲,これも重要でした。

 何と言っても,稀勢の里の優勝ですね。土曜はスノボでしたので,宿のテレビで見ていたのですが,一緒に行った友人とよくやったと喜びました。
 昨日はスノボからぎりぎり帰り間に合い,白鵬との一戦に間に合いました。

 何度裏切られたことかと多くの人は思っているでしょうね,私もですが。まあ,でも大器晩成と言いますし,良かったのではないかと思います。良いことは遅く来るが吉ですね。

 兎も角もめでたしめでたしでした。
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1 日経を購読の方は,本日(平成29年1月20日)の朝刊の27面をご覧ください。

 何かというと,拙稿「地方創生に逆行する特許裁判」の小論文が掲載されております。

 投稿したのは,昨年の年末で,日経の編集部から掲載決定の報があったのが,先週末でした。ということで,掲載決定まで2週ちょっと,実際の掲載まで3週ちょっとですね。やはり新聞,スピードが命です。

2 中身は読んで頂くことがいいと思います。見出しだけなら,ここから見れます(日経電子版が読める人は,ここからです。)。

 その内容については,当然賛否両論あると思います。ま,それでいいのです。

 ただ,日経に投稿する方は非常に多いと思いますので,その中から選ばれたというのは,相応の意義があるという風に日経の内部でも思われたからだと考えます。つまりは,ある程度世間の支持がある考えだということです。

 ですので,本件については,今特許庁でやっている産業構造審議会知的財産分科会特許制度小委員会の知財紛争処理システムの機能強化の論点に是非入れて欲しいと思います。ねえ~特許庁さん。

 ところで,私が書いたものに関しては,今までで一番メジャーな媒体じゃないかなと思います。日経に私が書いたものが載るなんて,いやあ,誉れなことですわなあ。弁護士になって苦節10年,様々なことがありました~それが今こうして~♫シクシク(ウソ泣き)。
 あとはもっと仕事の依頼があると最高なんだけどなあ(ご依頼はこちらからです。ムフフ。)。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 

 いやあ冬って感じがしますね。でも,もうあと2か月で,この目黒川沿いがピンク色になるのですから,自然というやつはすごいものです(本当2か月ですもんね。)。

 で,今日はすごい寒いです。昼飯がてらの散歩でしたが,雪がちらほら舞ってました。
 ですが,私は今夜から山へ向かいます。エンジニア時代の友人たちと恒例のスノーボードですね。
 新聞では小難しいことを書いてますが,基本,お気楽適当な人間ですし,このブログは振れ幅が大きいのが特徴です。

 さーてひざパウをごちそうになることができるのでしょうか。乞うご期待。
1 やはり,判決のときに比べてだいぶ話題にならないようですが,シャークフィンアンテナ特許の事件が和解で終結したと当事者のIRでありました。

 まあ事件としては,報道などを見てもらった方がいいですかね。

 最近の流行りなんでしょうね。新車の所謂乗用車タイプの車には結構ついてたりします。当時,私も知り合いで新車を買ったばかりという人が居たので,車の屋根の後ろを見たら,このシャークフィンアンテナがついておりました。どちらの当事者のものかはちょっとよくわかりませんでしたが。
 で,その知り合いに聞いたら純正のものだということでしたので,報道のとおり,メーカー純正採用されているのでしょうね。

2 特許は2つでした。

 第1事件(東京地裁平成26(ワ)28449, 平成28年5月26日判決)は,特許第5237617号です。クレームは以下のとおりです。
A: 車両に取り付けられた際に,車両から約70mm以下の高さで突出するアンテナケースと,
B: 該アンテナケース内に収納されるアンテナ部
C: からなるアンテナ装置であって,
D: 前記アンテナ部は,アンテナ素子と,該アンテナ素子により受信された少なくともFM放送の信号を増幅するアンプを有するアンプ基板とからなり,
E: 前記アンテナ素子の給電点が前記アンプの入力にアンテナコイルを介して接続され,
F: 前記アンテナ素子は前記アンテナコイルと接続されることによりFM波帯で共振し,
G: 前記アンテナ素子を用いてAM波帯を受信する H: ことを特徴とするアンテナ装置。

 ほんでこれは請求認容。

 第2事件( 東京地裁平成27(ワ)22060, 平成28年11月24日判決)は,特許第5655126号です。クレームは以下のとおりです。
A:下面が開口されて内部に収納空間が形成されている絶縁性のアンテナケースと,
B:該アンテナケースが被嵌され,強度部材として用いる樹脂製の絶縁ベースと,該絶縁ベースより小型とされ,前記絶縁ベースに固定される導電ベースとからなるアンテナベースと,
C:後部が前記絶縁ベース上に位置すると共に前部が導電ベース上に位置するように前記アンテナベースの上に配置される傘型エレメントと,
D:を具備することを特徴とするアンテナ装置。


 こちらも請求認容でした。
 とは言え,こちらのクレームは,上の第一事件のクレームに比べると,後部だとか前部だとか傘型だとか,イマイチ曖昧な文言があり,ちょっと気に入らない所があります。

 なお,事件は,時間差があるにもかかわらず,両方とも,46部の長谷川さんの合議体に係属していた模様です。

3 で,今般,第1事件の控訴審の知財高裁で和解が成立したということです。

 原告にとっては良かった良かったという感じですが,うーん,これは・・・だからこそだったという感じもしないでもないって所でしょうかね。

 まあ今の東京地裁の知財部については,色々と要注目の部がありますからね~別に他意はないですよ~本当に~ムフフ。

 


 

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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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