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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護土の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 昨日,福岡へ出張に行ってきました。地方の出張というと,弁理士会の研修というパターンですが,今回も例にもれず弁理士会の研修です。ただし,今回は講師ではなく,裏方ということでした。
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会場は,左の写真の博多駅の筑紫口側のホテルでした。

福岡の中心部は,福岡空港から近くてよいですね。我が故郷は,この隣の県ですが,中心部に行くのに,1時間以上かかるのではないでしょうか。しかも福岡のように地下鉄でサクっと行くこともできませんし。私は実家に近くて良いのですけどね。


2 さてさて,今回は,特段聞き役程度で何もすることがなかったのですが,実は講師の先生(弁護士の方です。)が私と同郷ということがわかりました。
 すごい偶然ですね。大体県庁所在地出身者が多くを占めているのが実情にも関わらず,というわけです。これで桂陽小学校出身の法曹は少なくとも3人いることになります(某裁判官,知ってましたか?)。

3 研修後の懇親会では,そんな話や進歩性の話などで,非常に盛り上がりました。先週の金曜は何だったのだろうという感じでしたが。

 ともかくも講師の先生,九州支部の関係者の皆様方,誠にありがとうございました。また何かの企画でお会いできることを楽しみにしております。
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1 半年以上にわたって繰り広げられた弁理士試験も,本日の合格発表で,幕を下ろしました。
 特許庁のHPによると,合格者は,756人ということのようです。
 昨年に比べると若干減ったようですね。昨年は,813人でした。

 ともかくも合格者の方はおめでとうございます。

2 私が合格した頃は,特許庁の体育館での証書授与,その後,霞ヶ関ビル内での弁理士会主催の祝賀会,なんてありました。
 また,各予備校の合格祝賀会も,記念品等付きの超豪華バージョンでしたし,会派の合格祝賀会も,帝国ホテルや赤プリなどの有名なホテルの大ホールを借り切ってのやはり超豪華なものでした。

 ですので,かく言う私も,タダ飯を食うため,わざわざ厚木から都心の方によく通ったものです。
 その頃の同期の合格者の方とはいまだに交流がありますから,合格者の方は,なるべく祝賀会などには参加した方がよいでしょうね。ただし,いまだにそういうのがあるならば,という話にはなりますが。

 あれから,もう11年も経ったのですね。

3 今をときめく?菅直人氏を直接見かけたのも,最大会派である春秋会(東工大OBが中心となっている会派)の合格祝賀会の帝国ホテルでした。

 さてさて最近は,自身の経歴の紹介時に,ほら,今の総理と全く同じなんですよ,と言いづらくなってきました。
 これがノーベル賞受賞者と同じ経歴でしたら,隠さず自慢する気にもなるのですが,今の状況では,憚れますね。もちろん,保守派としては,直接の先輩ですから,応援するのは当然ですが,理を貫けば,民主党は,国会からもこの国からも,とっとと出て行っていただきたいというところですね。


1 今回の選挙は,ある時期までは結構な盛り上がりだったのですが,選挙直前の2週間くらいは選挙運動が禁じられているらしく,ちょうど,この前の記事を書いたときくらいから,ひっそりした感じにになりました。

 そして,いつ選挙だったっけ?みたいな感じになっていた先週の金曜に開票されていたようですね。

 当選したのは,奥山尚一さんです。久遠特許事務所の所長さんらしいです。こういう風に書くということは,私は全然面識等がない,ということですね。
 ともかくもおめでとうございます。

2 しかし,グーグルで検索しましたが,全く検索にひっかかりません。 弁理士会からの公表はないのでしょうね。日弁連とはえらい違いです。
 
 確か,公認会計士の統率団体の会長選も日経紙等には記事として載っていた記憶もありますから,弁理士会の会長選に対する世間の注目の低さというのは,ある意味凄いものがあります。

 昔は,この世間からの注目の低さが,かえって弁理士の仕事の「おいしい部分」を保持してきたような面がありました。しかし,弁理士の仕事の「おいしい部分」はほぼなくなってしまった現時点において,注目の低さは,そのまま地盤沈下とつながるだけですね。

 ともかく新会長の下,弁理士は生き延びることができるのか,それとも,このまま朽ち果てるのか。その手腕に注目していきましょう。

 

1 新しい適当な判決も,その他の話題もありませんので,どうでもよい系の話でお茶を濁します。

 2年毎に改選の行われる日本弁理士会の会長の選挙が近づいてきました。日弁連の会長選挙だと,結構一般的な話題にも上るのです(特に今年の年初に行われた選挙は,2回も投票があったりして,盛り上がりましたね。)。
 しかし,弁理士会の会長選挙だと全く一般的には話題にはなりません。
 コップの中の嵐に過ぎないのですが(今の日本はこんなのばかりですね。),関係者は必死です。私も弁理士のはしくれ,会費を払っておりますので,会費分くらいは楽しませてもらおうと思います。

2 さて,今回の立候補者は4人いるようです。まあどういう人が立候補しているかは,相応のHPに載っていますから,検索してもらうとして,今回特筆すべきは,結構な盛り上がりということです。

 といっても,再登録してからまだ3回目の選挙に過ぎませんので,比較対象が少ないのですが。

 今回は,ダイレクトメール,分厚いプロフィールカタログ,著作,電話攻勢,FAX攻勢,まあいろいろ来ます。前回はデキレースだったのか,こんなに多量だった記憶はありません。
 弁理士会は,弁護士会以上に,派閥化が進んでおりますので,通常は,主流派からの立候補で,すんなり行くようです。たまに,副会長あたりにイレギュラーが起きるようですけどね。ところが,今回は,本命ドンズバというのがないのでしょう。ですので,どこの陣営も必死というわけです。

3 ちなみに私は,弁護士の資格がありますので,どこの陣営が勝とうが,弁理士会がどうなろうが,「法的」には全く影響なしです。
 というのは,「法的」に弁理士にしかできず,弁護士ではできないものなどないからです。そのため,いざとなったら,弁理士の登録を抹消すれば,よいだけです。
 ただ,私は出自が弁理士ですし,友人・知り合いに多くの弁理士の方がいます。ですので,弁理士会は,まさに故郷のようなものです。

 その故郷が荒れると悲しいなあというところですね。

4 荒れた理由は色々あります。まあいつかまとめて書きたいと思いますので,そのさわりだけ。

 私が弁理士試験に合格した1999年は合格者が初めて200人を越えました。そのときはバブル合格だ,なんて言われていたようですが,それから10年経った2009年の合格者は800人を越えております。10年前の4倍ですよ!
 昨今,給費制だなんだかんだで喧しい弁護士業界も,弁護士の増加が問題となっておりますが,弁理士の業界はそれ以上の,異常な膨張ぶりです。

 これはもちろん,一連の規制緩和-司法制度改革の一環ではあるのですが,だからと言って具体的に何かなければ(例えば,ロースクール制度や,新司法試験の導入に相当するもの),こうは増えませんよね。
 それが,2001年からの試験改革です。従前たった4%の合格率だったのを,増大させるため,択一の合格点数の引き下げ,3科目あった論文選択科目の原則廃止(理系でデフォーの修士の資格があれば,1科目だけの選択科目は免除),論文必須科目数の削減,などを行い,簡単な試験としました。

 その代わり,増えた弁理士の仕事の需要を賄うべく,付記弁理士制度というものを導入したのです(これまた馬鹿げた制度です。)。
 一定の研修などに加えて,試験に合格すると,侵害訴訟の訴訟代理人になれるという制度です。ただし,弁護士と共同代理人でないといけないのですけどね。ただ,仕事が広がったことは広がったわけです。

 その付記弁理士の制度が導入されたころは,大人気でした(私も若干迷ったりしたのですが,自分で司法試験通った方が早いや,ということで,今のコースとなったわけです。)。
 その他,訴訟関係は弁理士にとって,プロミストランド,エルドラド,天竺・・・のように見えていたことでしょう。時は,小泉政権で知財立国が声高に叫ばれていたころですからね。

 しかし,今や,私のような知財専門の弁護士であっても侵害訴訟は数少ないものとなってしまいました。これも色々理由はあるでしょうが,現実は厳しいものです。そうすると,折角手に入れた付記弁理士って??てな話になりますね。

 結局,そのころの弁理士会の幹部連中には,見る目がなかったのですね。私以上に。
 つまり,弁理士を増やしたい特許庁等の政府サイドからのバーター取引である付記弁理士の制度の値打ちを見誤ったのです。

 そのバーター取引での引き替えとなった弁理士数の増大は,出願数も減少に転じた以上,もはやのっぴきならない状態です。さらには,知財立国盛んだったころ,多量の出願数に対応すべく,期限付公務員としてこれまた多量に採用した審査官の連中の期限が切れ,弁理士として天下ってきます。聞くも哀れ,見るも無惨とは,このことですね。

 ああ,あのとき,だまされずに,又は徹底的に反対し,弁理士の数を増やさないようにしておけば・・・と考えても遅いのです。しかし,このように考えているのは,私だけでなく,今回の会長選の立候補者の全ての方が,この問題を大きく取り上げております。

 弁理士は今後生き残れるのか,弁護士の数年先の未来がわかりますので,注目していたいと思います。
1 今週末の日曜は、弁理士の論文試験(選択)です。受験される方は死力を尽くして頑張ってください。

 といっても,確か,選択科目の論文試験を受ける人は少数派のはずです。

 というのは,修士の学位等を持っていると選択科目は不要なのです。その選択科目を受ける場合でも今は1科目だけなので大したことはありません。

2 年寄りの愚痴として,何度も言いますが,昔は、この選択を何にするかで、それこそ、一喜一憂でした。
 憲法の傾向ははっきりしているから,憲法はお得だ!理系でも大丈夫だとか(某大手予備校L)。いやいや,出題問題集がはっきりしている制御工学こそお得な科目だ!とか(現在活動停止中の某P)。
 さらには,殆ど勉強せずとも予備校本等をさらっと読むだけでよい商品学(一体何の学問なんでしょう?)こそお得だ!とか(身売りされた某大手予備校W)。
 それこそ,3つの選択科目を決めるだけで大変でした。もちろん,今のように,免除などという制度もありませんでした。

 ちなみに私は,原子核工学,測量学,制御工学を選択しました。大体,当時の選択科目は院試レベルと言われておりましたので,地道に勉強すれば,合格レベルにまでは早期に到達することができました。何事も急がば回れですね。

 さて,その選択科目が今役に立っているかという話ですが,それは聞かないで欲しいですね~。
 坂井芳雄先生の「約束手形金請求訴訟における要件事実とその立証」(法曹会)を熟読し,物的抗弁・人的抗弁?フン,抗弁と否認の区別もつかんのか,学者は愚かじゃのうというくらいまでマスターした手形・小切手法は,全く役に立っておりませんので。。いわんやをやです。
1 明日は、弁理士の論文試験(必須)です。受験される方は死力を尽くして頑張ってください。

 私が、論文試験を受けたときは、必須科目が5科目、選択科目が3科目もありました。月火と必須科目を受けたあと、水木と選択科目を受けた記憶があります。
 確か四谷の法政大学が試験会場だったため、日曜の午後から木曜まで、近くに宿をとっておりました。当時の私は、厚木勤務で相模原在住でしたので、通うにはあまりに酷だったからです。

 それでも試験を受けられただけ幸せでした。有給がとれず、試験すら受けられないという人の話をよく聞きましたし。

2 そのときに比べれば、今は楽なもんです。必須科目は3科目だけ。しかも、特・実は昔と同じ、2時間ですが(と言っても昔は特・実は別々だったので、それぞれ2時間の試験でした。)、意匠と商標は、1.5時間だけです。その上、休みの日曜の1日だけで終わり、有給など取る必要がないのです。
 また、修士の学位等を持っていると選択科目は不要です。まあ選択科目を受ける場合でも今は1科目だけなので大したことはないのですけどね。しかも選択科目は、必須科目の試験が一段落してから行ないます(今年だと、月末。もちろん、休みの日曜1日のみ。)。

 昔は、この選択を何にするかで、それこそ、一喜一憂でした。非常にたくさんの選択科目の候補があり(確か30科目近くあったのでは)、それから3科目選ぶということで、数年簡単な傾向があっても自分の受ける年から傾向が変わってしまい、他の科目がすべてOKでもその科目だけでNGなんていうことも頻繁でした。

3 まあ年寄りの愚痴みたいなものかもしれませんが、今の弁理士試験は、ハードル下げ過ぎです。
 特許技術者に資格を取らせたいという裏の事情があるのでしょうが(この話はまた改めて)、弁護士以上にデフレ資格となったことだけは確かなようです。
今週末の日曜,弁理士試験の短答試験が行われます。
 受験される方は最後の1分まで死力を尽くしてください。

 私が受験したのは,もう10年以上前になります。その頃は,現在と違って,50問で,3時間だったと思います。現在は,司法試験と同様,60問で3時間半なのではないでしょうか。
 他にも違いがあり,昔は,0解というものがあったり(間違っているものはどれか?の問題で,間違っているものがない意地悪問題),知っているか知っていないかだけで,答えられる問題が殆どだったり,合格基準が8割だったり,だと思います。
 他方,現在の短答は,0解はないかわりに,考えさせる問題が殆どですから,昔より短答自体は難しいとも言えます。
 しかし,結局難易は合格ラインによりますから,現在6割程度の合格ラインということですと,昔の方が難しかったのでしょうね(昔の短答は約10問間違えたらアウトでした。)。

 私は,短答前当時勤めていた会社を有給休暇で1週間休んで,勉強にあててました。その後,昔は,論文の選択が,3科目もあったので,論文試験を受けるためにまた1週間近く休まないといけませんでした。
 もちろん,論文前に最後の追い込みの勉強をやるためにも,1週間休みましたので,この春先から夏にかけては都合3週間も休んでおりました。
 そのため,論文から戻ってきたときに,漫画でしか見たことのないような書類(包袋)の山が机の上にあり,疲れどころの騒ぎじゃなかった記憶もあります。
 昔の合格体験記なぞ読むと,仕事の都合で休みがとれず,この年の論文は受けられませんでした・・という悲しい記述もあり,現在のように全て休日で試験が終わる日程は隔世の感がありますね。

 ともかくも,落ちてもくさらずまた来年ということで。
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弁護土・弁理土
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理論物理学者を目指したのはもう30年以上前のこと。某メーカーでの液晶ディスプレイのエンジニアを経て,弁理土に。今は,弁護土です。次は何かな。
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