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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護土の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 早い話が小ネタなのですが,まあ話題のものだし,一度取り上げたものなので,その流れってやつです。

 前回マリカーのことを書いたのは,このでしょうか。
 で,漸く判決が公開になったわけです(東京地裁平成29(ワ)6293号,平成30年9月27日判決)。すぐに公開にならなかった理由はお金の計算のところが黒塗りになっていますので,そのためだと思われます。とは言え,大した量じゃないので,ここまで遅くなるのは解せないところです。

 で,まあある程度見ましたが,詳細なコメントはやめておきましょう~ここではマジな判決の紹介はしないのでしたね~。

 北品川の屋形船が沢山係留している辺りに,このマリカーの基地みたいなのがあり,しかも最近はここ東五反田の島津山の方にも基地が出来たみたいで,この辺では結構見かけます。
 上記のとおり,判決は出ましたが,仮に執行できるのはお金のところだけですので,差し止めについては,執行できない状態です。ですので,商売はまだまだ続いていくのでしょうね。

 この件で知り合いの弁理士の人と話したのですが,例えば,お客さんにはドンキかどこかでそれっぽいコスチュームを安く買ってもらい,それを着てもらうと,もはやこの判決の射程外ですね。

 で,意地悪な私はさらに,この件がディズニーのキャラクターだったら,裁判所はどう判断したんだろう,また捜査当局はどう動いたのだろう,と実に思います。
 個人的には,裁判所も捜査当局も無茶苦茶な早さで,色んなことを決めたのではないかと思えてなりませんね。

2 前回の記事で多少心配された方もいるかもしれません。でも私はこうして普段のとおりの呑気な昼行灯~生活を続けております。だって,本当に辞めましたから~。

 やはり何でもそうですけど,辞めることができ,実際に辞めるということは実に素晴らしいことじゃないかと思います。
 ですが,このように書くと,いやいやいやいや辞めることが出来ない,それで苦しむことも多いのですよ~と思われる方は多いと思います。ま,その気持はわかりますけどね。

 でも,本当にそうでしょうか。
 日本人は何事も杓子定規に考えすぎなんじゃないですかね。大体で適当で,結構上手くいくもんですよ。

 私の弁護士生活というか生涯において,自殺というのは非常に大きな課題です。その辺は,一連の1234ビギンズナイトを見てもらうといいと思います。
 どうすれば,こういうことが少なくなるのか(ま,無くすのは無理でしょうから。),端的にそういうことです。

 今日の日経朝刊の社会面にも「小中高いじめ認知、最多41万件 17年度28%増 早期対策、軽微でも 10人が自殺、なお深刻」という記事が載っておりました。

 私が中高生のころは,ヤンキーだとか校内暴力とかそういう今やギャグでしか見られない状況ではありましたが,自殺が大きな問題になってた記憶はありませんね。
 私は学校は嫌いでしたが勉強は好きでしたので,先生と生徒の殴り合いだとかバイクがグランドを走り回ってだとかで,勉強の集中が出来ないのが嫌でしたね~ちょうど先代の貴乃花が来たころの話です。

 で,先程の話に戻りますが,大人でも子供でも追い詰められるというのは,それしかないと思い込むことが非常に大きいのではないかと思います。
 つまり,これをやめたら・・・他に行くところが・・・って思いすぎなんじゃないかと思うわけですね。

 ま,あまり偉そうなことはキャラじゃないので言いたくないのですが,alternativeってやつですかね。
 別に今の会社辞めたって他に行くところは実際沢山ありますよ~。本当本当。辞めるのが嫌なら異動しちゃえばいいし,それも難しいならズル休みしちゃえばいいのです。それだってalternativeだと思いますよ。

 勿論学校だって,転校しちゃえばいいじゃないですか,それがダメならサボればいい~。別に,働かなくなっても学校なんて行かなくても,そうそう簡単に餓死したりしませんから~。

 特に,女性,大人も子供も,妙なテリトリーを作るのが大好きで(ママ友のアレなんて考えるとよくわかるのでは?),つまりは同調圧力が凄いわけです。ですけど,それで嫌な思いをするのなら,辞めてみてはどうかな~と思いますよ。インスタグラムとかtiktokとか,傍から見るとバカみたい~としか言えませんからね。

 何事も無理して続ける価値のあるもんなんてそうそうあるもんじゃありません。実際に辞めなくても辞めたつもりになるというだけでも,ちょっと違う視点から見ることができますしね。

 あ,別に,こうズラズラ書いたのは,私が辞めたことへの言い訳というか正当化を図っているわけではありませんからね(ちょっとはあるかな~。)。

 ま,とにかく杓子定規に考えない,大体で適当でいい~っつことですね。

3 追伸
 本日散歩の途中に,重要なものを発見しました。
 
 ここはどこかというと,旧ゆうぽうと跡です。
 五反田駅からほど近く,大崎広小路駅(池上線)の隣です。しかし,この写真のとおり,何と駐車場になるようです!
 
 でも確か,壊すくらいのときには別の開発予定だったと思いますけどね~。こんなの何事も早い方が回収できるわけですからね。
 いやいやいや,一定期間駐車場で,その後工事が始まるんですよ~ということかもしれませんが,果たして本当にそうですかね。

 2020年のオリンピック後,東京は相当の景気減速が予想されていますから,今から建てたんじゃ間に合わない~バブル後に完成した色んな施設のように,費用回収できずにパー!ということになるのが嫌なので,しばらく塩漬け~ってえのもあり得るパターンじゃないかと思いますね。
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1 首記は,昨日の日弁連主催の研修です。
 大体知財の研修というと,弁理士会のが多いですね。ま,私が未だに弁理士会研修所の運営委員をしているということもあるとは思いますけどね。

 ただ,やはり弁護士会,日弁連の知財の研修って圧倒的に量が少ないです。1年にせいぜい二回程度でしょう。
 で,そんな量の少ない日弁連の研修ですけど,昨日珍しく開催されましたので,行ってきた次第です。

2 場所は,クレオで,かなり広く使っておりましたので,聴衆が沢山来る予定だったのでしょう。しかし,来た人は分かると思いますが,本当ポツポツの出席で,いやあ,知財立国だとか言っている割に,どこもここも不調だというのがよくわかります。

 それでも,顔と名前の一致するよく見る先生の顔も見られました。勉強熱心ですね。

 で,スケジュールは,朝から夕方まで一日中でした。
 午前中に,改正法の解説(著作権法,不正競争防止法),午後は,判例の概観(著作権法,特許法),最後は,債権法改正と知財,こんな感じでした。

 今年は,知財のすべての法域で法改正があるという年ですので,改正法の解説は非常に興味があるところで,しかもそれ以外も判例の概観と債権法改正絡みのことということで,昨日は一日中,クレオに居ました。

 ほんで,それからすると,まあ尻すぼみって感じですね。

 午前中の,改正法の解説は良かったです。
 特に,著作権法改正の解説ってなかなか聞く機会ないのではないですかね。解説者は,NOTから文化庁に出向している65期の澤田将史弁護士でした。
 
 著作権法改正の解説というと,ビジネスロージャーナルの,9月号に結構詳しいものが載っています。これはなかなか秀逸ですね(森濱の池村弁護士の執筆です。)。だけど,これだけ読んでも・・・という所があり,ちょっと聞きたかったのです。
 ですので,これだけでかなり満足でした~。いやあ,一層,二層,三層,よくわかりました。

 で,続いて,不競法改正の解説は,プロパーでちょうど20年前に入省した渡邊佳奈子さんでした。この解説何が良かったって,解説者がワタシ好みの妙齢の美人で,それが実に最高でした~。ムホホ。
 いやああんな美人と・・・ムフフフみたいな妄想をするのは最高~ですね。inagawarawセンセ,ストライクゾーン広いですな~という感じですが,そうです,JKパパ活から妙齢の合コンまで,イケるときはトコトン行きまっせ~♡という所です。

 おっと,脱線が過ぎますかね。時期的に法曹の品位~がまた問題になっても困りますからね,ウシシシ。

 さて,何の話だったかというと,不競法の解説,なんかずいぶんこなれてきたって感じがします。あと,限定提供データはまだまだようわからん,ということが多いみたいなので,ガイドラインを出す予定だそうです。これが出るとかなり理解しやすくなるでしょうね。

 で,昼飯食って午後です。
 ここの所,昼飯は,農水省の日豊庵です。裁判所の地下にあってよく使っていた日豊庵が潰れてすき家になったということは,ここでも書きましたが,やはり昼は蕎麦!ということで,よく農水省に行ってます。

 農水省の日豊庵の何がいいって,セキュリティのこっち側にあるので,入館の手続が不要なのです。さくっと普通の蕎麦屋と同じ感覚で入れます。
 ほんで,何を頼むかと言うと,まあよく行っている人は分かると思うのですけど,二食蕎麦ですね。小さい冷たい蕎麦と,日替わりの大きな蕎麦の組み合わせ,です。
 なかなかボリュームがありますが,それで550円ですからね。私のような貧乏負け組弁護士からすると,実に助かるわけです。

 おっと,またまた議題から逸れました~。

 で,戻すと午後は,上記の池村弁護士が解説する著作権法判例の概観からでした。
 ほとんどの判決は知ってましたが,やはりときどき知らないのも出てきて,こういうのは重要だなあと思いましたね。

 さて,昨日の研修で良かったのは,結局ここまででした,結果的に。あとは帰った方が良かった感じでしたね。
 池村弁護士の次は,特許法の判決の概観ということで,結構有名な弁護士が解説したのですが,これがもう酷かったです。

 自分の原稿を下を向いてボソボソ読んでいるだけ!
 何言っているか分からないし,レジメも判決をそのまま引用しているだけなので,何を言いたいかもさっぱり分かりませんでした。

 ま,こう思っていたのは私だけではないようで,しばらくすると,周りの方々も櫓を漕いだり,スマホをいじったりして,超つまらなそうでした。
 私の方も,こんな感じだと,いつもは眠くなるのですが,昨日は眠くなりませんでした。というのは,怒りですね。こいつ,人に説明する気がねえなあ,前向いてハキハキ喋れと,本当野次りそうになったくらいですから。

 まあ書面を書くとまた違うのでしょうけど,色々アレだなあと思った次第です。

 で,その次の債権法絡みの話は多少マシでしたが,今度は内容がアレでした。
 なんか知りませんが,民法の復習みたいな話(改正法と関係ない部分も,ということです。)が沢山で,アレ,今日弁理士会の研修だったかな~と勘違いしたくらいです。

 いや弁理士会の研修なら弁理士相手なんだから,民法って言っても大して分かってない人達相手で詳細に色々説明しないといけないとは思いますよ。でも,弁護士相手の研修で,何でこんな分かりきった話から話すの,アンタ,って感じが実にしました。

 やっぱ具体的にやらないといけないわけです。
 ライセンス契約のこんな条項は,改正法でこうなるからこう変えてた方がいいだろうとかね,あとアプリの約款のこんな所はこうすべきだ!とか,そういうやつですよ。説明すべきは。分かってないねえ~。

 こうして振り返ってみると,何だか官の方の人材の豊富さに比べて,民の方はイマイチだなあと感じます。大丈夫かねえ,弁護士会も・・・~そういう所です。

3 そんな感じでしたが,非常に意味のあるものだとは思います。こういうのを改正があった年は毎年やって欲しいですが,どうなんでしょ?
1 どうも先週の日曜(10/7)に超暑くなって以来,はっきりしない天候の東京です。気温はどんどん下がってますけどね。

 さて,知財もそうですが,色んな分野で,大ネタってものはありません。ま,小ネタというより中ネタくらいなのですけど,それもまた中途半端ですので,こんなタイトルです。

2 まず,今日の日経朝刊から。
 小さく5面に載っていました。「商標審査に民間弁理士 特許庁、報告書作成など委託」という話です。
 
 内容としては,「現在、商標の審査官は約130人。19年度に民間の弁理士や弁護士を委託事業者として認定し、21年度までに約60名の調査部隊をつくる。」に尽きます。
 ま,何故こんなことをするかというと,商標の出願がすごく増えているから,ということです。

 低止まりの特許と異なり,確かに商標は活発かもしれません。
 ここでは仕事の話はしないルールではあるのですが(守秘義務との関係上),一般的な話なら良いでしょう。実は,今,出願の依頼もそこそこありますし,権利行使関係も商標は多いですね(ま,多いっつても私の話ですので,多寡が知れてますけどね。)。

 逆に,特許が低止まりっていうのは非常におかしく思えますね。

 ただ,上記のとおり,調査だけではありますが,外部審査官的なものであり,守秘義務はいいとしても,利益相反的な所はどうなるんだろう??とちょっと思います。

 どういうことかというと,クライアントの出願の調査が回ってきたら,手心を加えるのが人情だし,他方,逆にクライアントのライバル会社のが回ってきたら,厳し目にやるでしょうね。だけど,外の特許庁からはそんなことはわかりませんから!

 で,裁判所だとどうなんだろうと思いましたが,裁判所が外の人材に何かを依頼するときは,一応コンフリクトチェックありますね。

 例えば,典型的なのが,破産管財人です。
 何故か,もう依頼されることは無くなったのですが(不思議~。皮肉ですよ。),何回か破産管財人になったことがあります。
 そのとき,書記官から,破産管財人の打診とコンフリクトの確認はありましたね。毎回毎回確認されたわけじゃないと記憶していますが,あったことはありました。

 ですので,この特許庁の外部調査官制度も,コンフリクトチェックは必須じゃないかと思います~。

 ほんで,私の感想を忘れておりました~。商標は,視覚でわかる要素が大きいのだから,実にAI向きですよ。ですので,全部AIにやらせるべきですね。つまり,人を雇うより,審査用AIの開発に金を使え!これがすべてです。

3 次に書籍ですね。
 
 Business Law Journalの11月号です。ま,最新号ではあるのですが,今週末か来週初めには最新号が販売されると思いますので,結構時機に後れた話ではあります。
 
 ま,ここでも昔書いたのですが,ここで紹介する本は自分のも含めて,全部自腹です。
 なので,時々,献本頂くこともありますが,自分でも買っていないと紹介することはありません,決して。
 だって,自腹で買ってこそ,きちんとした評価ができると思いませんか~。書籍の内容を気にする人は皆さん自腹で買うために(つまりは無駄金遣いをしないため),見ているわけですからね。

 なので,これもここで書きましたが,Business Law Journalの場合は,多少その原則には外れます(現実の出捐はないので。)。ですが,私の「知財実務のセオリー」のギャラの現物払いということで,マアマア~ま,大目に見てちょ,というわけです。あ,前置きが長えな。

 で,今回の特集は,「法務担当者が知っておくべき訴訟の傾向と対策」です。
 なので, 「知的財産訴訟 商標権・著作権」もありました。しかし,読んだ人は分かりますが,これ法務担当者の話~?ですかね。いや,関係ないとは言いませんが,このくらい知っているだろうと思われる,しかも抽象的で一般的な話のオンパレードです。

 うーん,どうもビジネスロージャーナルの知財関係ってイマイチ信用できないんだよなあ。も大嘘が書いてあったりしましたからね~。

 他方,いい記事もありました。
 「システム開発紛争」です。執筆者は,伊藤さんでしたね。伊藤さんと私との関係は,この辺を見てもらうといいでしょうかね。要するに,前の事務所の弟弁,ってことです。

 だからと言って手心を加えるわけではありませんが,法務担当者が知りたいことをちゃんと書いているなあという感じです。上の「知的財産訴訟 商標権・著作権」とは全然違います。
 特に最初の「訴訟による解決はおすすめできない」という所がいいです。よくやっている人の正直な考えだなあと思いますね。

 私もときどき,システム開発紛争に首を突っ込みますが,ドキュメントの量に本当ウンザリします。ほんで,提訴までえらく時間がかかります。そして,提訴の結果は・・・ですね。それもこれも私の要領が悪いからかなあと多少思ったこともありますが,今回の記事を読んで安心しましたね。伊藤さんもそうなんだ~ってことですね。

 ま,今回の記事は不出来な元兄弁を安心させるだけではなく,実際ちょっと揉めかけてるんだよねえ~と思っているベンダーとユーザの担当者,必読じゃないですかね。非常に参考になると思います。
 あとは,マキサカルシトールの判決の論文,経産省からの「電子商取引及び情報財取引等に関する準則」平成30年改訂のやつの紹介など,かなり参考になる記事が載っていました~。非常に良かったと思います。

 あ,そうだそうだ,ビジネスロージャーナルの紹介というと,川井先生のやられているブログ「弁護士川井信之(東京・銀座)の企業法務(ビジネス・ロー)ノート」に,定期的に載っていたのですが(リンクはあとで問題が起きると嫌なので,貼りません。自分で探してちょ。),最近ありません。よく見てたのに残念です。復活しないかなあ~。

 あ,ところで,伊藤さんとこれまた私の同僚だった松島さんの共著の本は,元々とは違う出版社で出版されたようです。なので,レクシスネクシス・ジャパンはもう本当単行本を出さないようですね。
 私の上記の知財実務のセオリーも,結構古くなった上に絶版ですので,改訂版を出したいと思っているのですけど,どっか物好きな出版社,居ないかなあ~。
1 首記は,昨日,品川駅近くのアレア品川で行われたカンファレンスです。
 主催者は,レクシスネクシス・ジャパンです。

 こういうリーガルテック系のカンファレンスって,結構開かれています。私も何回か行ったことはあります。で,行く度に思うことは,これってただの宣伝じゃん!お土産以外に何の意味もねえ~ってことですね。

 なので,しょぼいお土産しか期待できない場合にはもう行きません。ですが,今回は,お土産には期待できないのに行きました~。

 まあ,会場がうちの事務所から近い!これは大きいです。
 昨日は台風が来て,関西方面はシッチャカメッチャカになっているようですが,東京も結構風が強かったりしたのです。しかし,このカンファレンスの時は,風も雨もそれほどではありませんでした。
 事務所から歩いて20分くらいですので,全然余裕ですね。

 とは言え,しょうもない出し物だと,いくら近くても行きませんが,ちょっと聞きたい話があったのですね。

2 それはソニーの知財のトップの御供さんの基調講演があったからです。
 
 私がソニーの知財部に居た頃とは組織が全く変わっておりますが(そりゃ当然),ここ数年は,実務のトップが知財のセンター長で,その上に担当役員が居る,こんな組織のようです。

 センター長は長く守屋さんでしたが,定年退職したようで,交替になりました。そして,担当役員も交替になったようで,その交替した担当役員が御供さんなわけです。なので,御供さんはセンター長ではないのですね(ちなみに私は面識は全くありません,と思います。)。

 ま,古巣の知財のトップということもあり,大企業の知財実務の現況を聞きたかった(私のクライアントに大企業は居ませんので。)ということもあって,わざわざ行ったということです。

 内容としては,興味深い話が多少ありました。

 まず,ソニーの知財のタスクは,6つあり,①市場独占,②相手知財へのカウンター,③ライセンス料,④新規事業参入への魁,⑤異業種参入への魁,⑥ベンチャーキャピタル的動き,ということでした。

 ①から③まではコンベンショナルなタスクだということで,講演では省略され,④から⑥を主に説明していました。
 ただし,聞く限り,④から⑥の本質は同じですね。従来にない事業をやる場合,自分でやるか他社でやるか,様々なスキームで攻めるということです。こういうのはやはり大企業じゃないとやれない仕事でしょうね~(そういうのに魅力を感じるかどうかは別問題ですけどね。)。

 むふーんと思ったのは,有望なスタートアップに対し,知財をやれる人・金のリソースがないので,そこを出資し,でかくスケールアップしてエグジットする,というやつですね。まさにこれはベンチャーキャピタルそのもので,知財にまで手が回らないスタートアップが多いと思いますので,これはうまいスキームだと思いましたね。
 ただし,例示したのはアメリカのスタートアップで,日本の企業ではありませんでした。この辺も,日本の特許ってどうなのよ~?ってことがつきまとうのでしょうね。

 あとは,SDGsの話と,高揚してイエーイみたいにやるアメリカと,一党独裁で何でもすぐにやれる中国と,この2強を眼の前にして,日本はどうするんだ!ということを強調しておりました。皆さん,一緒にやりましょう!ということでした。

 概要はこんな感じでした。

3 で,まとめの感想です。

 私が思ったことは,ソニーの幹部連中って,私が居たころもそうでしたが,どうしてこうもインチキコンサルみたいなんだろうなあ~ってことです(ま,要するに,ソニーという看板が無きゃ誰も相手にしねえだろ,という類だということです。知財部時代の私の上司もそんな感じでした。)。
 現在も私はソニーの関係の知り合いが居ますので,ちょっと聞いたところ,必ずしも良い評判の人じゃないようです。とは言えこの辺,サラリーマン社会で出世するときの宿痾みたいなものですので,致し方ないところはあります。

 それ以上に残念だったのは,おーそれはすごいなあってことが全く無かったことですね。どこかで聞いた,そういうことはもうやられている,の話しかありませんでした(そもそもAIとか知財ポートフォリオとか,その類ですけどね。)。
 唯一,食とソニーという,かなり目新しい話があったのですが,何故か時間がないと飛ばされて,そこはよくわからないままでした。でも,こういうのが重要だと思いますけどね。

 ソニーも70年以上の歴史がありますし,知財も300年以上の歴史があります。
 ですがしかし,新しい革袋に新しいぶどう酒を入れる,今はそんな時代じゃないか,と思います。
 私のやっている弁護士つうのも,ソニー以上に古くてすでに腐臭が漂っているものじゃないか,そんなことも実に思いますね。
1 最近,これってデジャブ?すごい既視感のあることが結構起こりますね~。ま,小ネタの話ではあるのですが,ズラズラと行ってみましょうか。

2 まずは,不正競争防止法です。
(1)びっくりしたのは,例の八ツ橋を巡る紛争です。様々なマスコミで報道がされましたが,その内容からして,もしかして訴訟物は不正競争防止法関連かなあと思ったらそのとおりでした。

 日経の報道には,「不正競争防止法に基づき記載の差し止めと600万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。」と書いてあります。

 でもねえ,別にいいじゃんという気がするのは私だけでしょうかねえ。

 そんなこと言ったら,ここで紹介したこの本も,どこが「最強」なんじゃボケ!と,日本物理学会とかから訴えられる虞も出てきます。

 京都は関西ですが,意外と洒落が分からんのですねえ。とは言え,こういう地元の先生の書いたものを見ると,水面下等で色んな思惑というか暗黒面があって,訴訟という形で浮上してきたようですね。

 とすると,もう裁判で白黒決着つければいいのではないかと思います。そして,その結果,観光客とか一般の消費者が愛想をつかして,双方とも息絶えるのでしょうね。

(2)つぎの案件は,神戸製鋼です。昨日,家宅捜索が入ったとのことです。
 で,これも実は不正競争防止法です(こっちは刑事ですけどね。)。八ツ橋が,不正競争防止法の2条1項14号だと思われるのに対し,こちらもやはり同じ条文でしょうね。

商品若しくは役務若しくはその広告若しくは取引に用いる書類若しくは通信にその商品の原産地、品質、内容、製造方法、用途若しくは数量若しくはその役務の質、内容、用途若しくは数量について誤認させるような表示をし、又はその表示をした商品を譲渡し、引き渡し、譲渡若しくは引渡しのために展示し、輸出し、輸入し、若しくは電気通信回線を通じて提供し、若しくはその表示をして役務を提供する行為

 これが不正競争行為になります。救済は,民事上の差止(3条)と損害賠償(4条)があり,刑事だと21条2項5号の方でしょうね。
 罰は,5年以下の懲役又は500万円以下の罰金で,併科ありです。

 で,神戸製鋼が家宅捜索されているのですから,両罰規定(22条1項3号)で,法人も3億円!以下の罰金となっております。

 様々な法律の違反が考えられると思いますけど,私も最初の頃,一応考えました。意表を突いて,特許法!でしたが,さすがに外れましたね。
 
 今回東京地検特捜部も入っているようですから,そういう様々な法律を色々精査して,不正競争防止法が1番使いやすかったのでしょうねえ。うーん,恐るべし不競法!

 デザイン関係でも思うのですけど,登録してナンボの意匠とかもう要らないっすよね~刑事でも動きやすい~不競法があれば十分じゃないかなあと思いますね。
 いっそ,改正が話題の憲法も不競法に合体させちゃえばいいのになあ,世の中に不競法さえあればいいんじゃねって感じがしますけどね。

3 次は,デザイン経営か,経営デザインかって感じの話です。

 この前,デザイン経営の話が特許庁(経産省)からあり,もうプププ過ぎて・・・というdisったことがありました。

 ところが,今度は,逆です。何と今度は経営デザインの話です。
 こちらは官邸の知的財産戦略本部,発信です。
 
 いやいやいやここまで来ると,もうどうでもいいわ~って気がしますね。日本って本当ダメだなあってこういうのを見ると如実に思いますね。

 ま,個別のことはあまり言いたくないのですが,資料を見ていると,あ!これはもしかして!と思ったらそのとおりでした~。10年一日と言いますか,変わらぬ芸風と言いますか,私が・・・していたころによく見かけた図がそのまんま・・・あーあ。

 ま,こういう所を考えてみても,色々目詰まりを起こしているのだなあという気がしますね。

 個人的には,やはり現政権の澱が溜まって来たのだと思います。ただし,本当はそれだけじゃないさらに根深い問題もあるのかもしれません。日大アメフト部などの問題からすると,恐らくそっちの方でしょうね。。

4 昨日上手くいったから今日もそれで受けるかというと,そうはいかない場合もあると思いますよ。
 商売人も,捜査機関も,官も,官に呼ばれた人も,その辺皆さんちょっと鈍感になっているのでしょう。

 とすると,このブログの本当の最終回も近づいてるのかもしれません。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ山本橋に来ております。
 
 数日前とは全く違う天気です。
 そう,今日は雨,そして,東京も梅雨入りしましたね。6月6日に雨ザーザー降ってきて~♪ところでしょうか。

 去年は,こんな感じでしたね。読み返すと去年はひよっこ~か~って思いましたね。
 今年は半分青いで,やはりヒーロー出身の人は出ています。
 律役の佐藤健ちゃんは,仮面ライダー電王ですもんね。

 ただ,私が気になるのは,やはり雅俊さんですね~。いや別に雅俊さんが爺さん役に似合わないというつもりはありません(本当は言いたい~♪私にとっては雅俊さんは永遠の夕陽ヶ丘の総理~♡ですもんね。)。
 でも,満洲に戦争行って,なのにフォークソングが好きだという設定はさすがに無理がないか~と思いますね。
 フォークソング好きは,年代的にうーちゃんの方で(滝藤賢一さんが演じている,鈴愛のお父さん役です。),年代がちょっと違う・・・気になりますなあ。

 
1 ということで,6月になりました。
 実は,20年前の今日,ソニーでのLCD事業部から法務・知財部へ異動したのです。

 いやあ丸20年です。
 ま,その間特許とはあまり縁のない時代もあったのですが(司法浪人のころだとか),いつものとおり,こまけーことはいいんだよ~ちゅうことです。

 朝,厚木102GのLCD部に出勤し,手押し台車に必要なものだけを載せて,廊下で続いている103Gの厚木の知財部まで押して行った~ことを思い出します。確か,2つ下の後輩に荷物運びを手伝ってもらったんだよねえ。

2 で,知財部での生活は,最初は全く慣れませんでした。
 今でこそ,ずーっと机の前に座り,PCとの睨めっこなんて,当たり前過ぎてそんなの意識しておりません。このブログを見ている多くの人もそうでしょう。

 でも,それまでのエンジニアの生活ってそうじゃなかったのです。

 弁護士になって世の中を俯瞰で見ると,多くの仕事は,広い意味で,設計-開発に分かれるということに気づきます。

 例えば,分かりやすいのが,土建業界ですね。建築は設計をして,土木は現場で設計とおりに家や建物を建てるわけです。もちろん,建築だからと言って現場に全く行かないわけではないでしょうけど,基本屋内でPC等を用いた作業が中心です。

 本もそうです。編集-製本と分かれております。

 司法も刑事は分業がはっきりしております。設計に当たる検察と,土木に当たる警察で,見事に分かれております。民事はこういう分業がなく,建築から土木まで弁護士がやらないといけません。未分業でも何とかなっているということは,要求水準が高くないからでしょうね。

 ま,要するに,頭脳仕事(建築,設計,編集,検察・・・)と,肉体仕事(土木,開発,製本,警察・・・)ですね。

 で,それまでのエンジニア時代の仕事って,開発でしたから,肉体仕事だったわけです。厚木の机の前に座っているということは殆どなく,多くの時間は当時のソニー国分の量産の現場で過ごしていたわけです。
 そして,勿論,ソニー国分の出張者用の席に座っているということも殆どなく,多くの時間は,クリーンルームでの作業か,解析室で顕微鏡を覗いているか,SEM室でSEMを見ているか(電子顕微鏡を使っていた弁護士って少ないかもしれません。),そんな感じでした。

 ところが,知財部に異動してみると,ほぼ100%事務仕事です。立って何かの作業をするなんてあり得ません。PCと睨めっこする機会も非常に多くなり,エンジニアのころとは仕事の質が180°変わりました。

 なので,異動1年目は大変でした。
 慣れない,もう全然慣れませんでした(弁理士の受験をすると決めたので,それとのやりくりも大変でした。)。
 大学院からそのまま知財部だったら,こんな苦労もなかったろうと思いましたね。

 大学院では理論物理をやっていましたので,紙と鉛筆,あとは論文集と本,それにシュミレーション用のワークステーション(研究室にはUNIXマシーンのNEWSがおいてありました。)を使うくらいで,こちらは全くの頭脳仕事でした。

 だから,エンジニアでの新入社員1年めも全く慣れませんでした,本当に。
 ところが,やっと肉体仕事に慣れたと思ったら,今度はまた頭脳仕事に逆戻りですから,今度はこっちに慣れないといけません~♡ナハハハ。

 大学からずっと同じようなことをしてきた人には考えられないかもしれませんが,私のように生々流転,しかも前やっていたことが殆ど役に立たない状況に放り込まれるちゅうのは,要らぬ苦労も多いものですわ~♪

 ということで,当時まだタバコを吸っていたのですけど,もう1時間ごとにタバコ部屋でタバコ吸ってましたね。じゃないと,もう退屈で退屈で(特許のこともちっとも分かってませんでしたから。あ,別に知財部に異動したのは,このとおり全くの偶然ですから。),本当眠気との戦いでした。

3 その後,眠気との戦い,退屈との戦いをしなくてもよくなったのは,異動して半年近く経った秋から冬のことだったと思います。やはり特許というのを曲がりなりにもある程度わかるようになったからでしょうね。

 それから,20年。山あり谷ありで,圧倒的に谷の期間が長いと思いますけど(もちろん,今も谷です。),何とかいのちき出来ております。

 でも正直,20年前には,20年後にはソニー辞めてて,しかも弁護士になっているなんてとてもとても想像出来ませんでした。わからんもんですなあ。
 つぎの20年は・・・。やめておきましょ。ベタな結論になるだけですので。

 ということで,私よりも多少若い人に言えることは,人生思い通りになることなんてありませんけど,まあそれでも何とかなるし,それでいいんじゃないの~♪って所でしょうか。ムフフフ。
1 やはりこういうのは当日がいいですね。

 に,今年は知財の様々な法律で改正が予定されていると書きました。今日その殆どが参議院で可決し成立しました(衆議院先議だったようです。)。

 弁理士の人は弁理士会からのメールで既に知っていたと思います。しかし,それよりも,弁護士ドットコムのニュースの方が早かったですね。一般のマスコミよりも早いのはさすが~ですね。

 ちなみに,著作権法は一足早く,先週の金曜,5/18に可決成立しております。

 ということで,まあ今般の法改正は無事済んだ・・・という所でしょうかね,と言いたい所ですが,実はまだ残っています。TPP関連法ですね。

 憲法の規定により条約の承認は,衆議院で可決出来ればあとは時間が解決してくれます(憲法61条)。しかし,法律はそうはいきません。自然成立というのがなく,参議院でデッドロックに乗り上げた場合,衆議院での再議決しか手がありません(憲法59条)。

 何が言いたいかというと,会期末を控えてここからは時間との勝負もしないといけないのです(今のところ,会期は6/20で,もう1ヶ月を切りました。)。
 ですが,TPP関連の知財法の改正は,これ必要なの?っていうのが多いですから(特に著作権法),このままあの世行き~♪の方がいいのですけどね。

2 で,詳細な中身は上記の春の記事を読んでもらうとして,個人的な目玉は,不正競争防止法・・・ではなく,著作権法かなあと思います。

 やはり,日本版フェアユース?が初めて規定されたわけですから,これはデカイですよ。

 そこでも書きましたが,「その他の当該著作物に表現された思想又は感情を自ら享受し又は他人に享受させることを目的としない場合」の場合
 →その必要と認められる限度において、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる!のです。

 必要と認められる限度っちゅうのがよくわかりませんけど(試供品を丸ごとガメる発想みたいなのはダメってことでしょうね。),いずれの方法によるかを問わないなんだから,結構何でもいい!わけです。

 著作権法って道交法みたいなもんで,そんな杓子定規に判断してたら,日本人全員犯罪者やがな~って規定が結構あります。ま,それ故,権力の犬ども(検察,警察)には使いやすいわけですね。

 ま,兎も角も明後日予定とおりのセミナーでも,多少触れようかなと思いますので,来る人は楽しみにしておいてください。

3 あ,そうだそうだ~で拡大するばかりの日大の問題ですが,五流大学の危機管理能力はこの程度だなあと大笑いさせてくれますので,逆にもっと酷い対応続けろ~と応援したくなりますね(「かんさい」・・・知らなかったなんて・・・)。

 とは言え,どこかの国の政府のやってる事もこの五流クソ大と変わりませんから,私も五流国に住んでいる五流国民ということになりますニャ。

 ですが,実際どうだったのかなんて神でもない人間に分かるわけがありません(所変われば品変わる,立場変われば白も黒。この辺は,芥川龍之介が「藪の中」で書いたとおりです。)。
 刑事裁判なんてインチキそのものだってこのブログでいつも書いているとおりです(だけどそれ以上のものが今の所無いのは民主主義と同様です。)。

 なので,五流クソ大を叩いてもしょうがありません。自然淘汰に任せましょう。それよりは立派なのは,昨日会見した選手ですね。
 勿論,オレ一人だけ悪者かよ~,ふざけんじゃねえぞ,このハゲ!っちゅうのが一番のモチベーションでしょうけど,私が同じ立場だとしたらどうしてたかなあと思うと,結構背筋が凍ります。

 いや,勿論,20歳の私にあんなことが出来るわけがなく,じゃあ今の私にも出来るかというと・・・無理だなあ~と思います。
 私は基本卑怯者ですからね~。逃げられる間は必死で逃げるでしょうね。ほんでほとぼりが冷めるのを待つ!これ一本です。ムフフフ。

 だって,漫画村の話なんてもう何年前~♡の話みたいになってますからね。

 頑張れ頑張れ前監督,潰れろ潰れろ日大~エイエイオー!
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