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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護土の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 首記は,日弁連主催のライブ研修です。先程まで霞が関にある弁護士会館の2Fクレオにて参加しておりました。

 ここでよく書いていると思うのですが,私は弁護士のくせにあまり弁護士会の研修には参加しません。ま,後見とか離婚とか,裁判員裁判とか,全くやる意思も能力もないカテゴリーの研修が多いから,っていうのが大きな理由です。

 しかし,もっと大きな理由があります。それは弁護士会の研修って金を取る研修が多いのです。

 どうくった話(大分弁)と思いませんか。会費を払っているにも関わらずですよ。研修をやるっていうのは専門職の団体なんだから,当たり前。だから,本来予算化している筈ですわな。

 ところが,しょうもない教研集会みたいな集会して,しょうもない決議をするには金をジャブジャブ使うくせに(何のこと言っているかわかりますよね。まあしかし,日弁連って本当,日教組と似ていますね。個別の学校の先生って特段おかしな趣味嗜好ってそんな無いですが,何故か専従系の人達が自分たちだけの意向で何か変なことをする~。ほんで,多くの先生がそんなアホ集団を遠い目で眺めている~。あんま一緒にされたくないなあってね。),結構大事な研修には金を出させるってわけですよ。

 ま,そういう理由であんま行かないわけです。だって,私は貧乏負け組弁護士~♡ですから,お金は大事にしておかないと~ね。

 ですが,今回の日弁連のこの知財の研修は無料だったのです。ああ,珍しい。ま,さすがのバカ弁連もこれからは無料の研修を増やすそうですけどね。

2 で,ひとしきり毒づいた所で中身に行きましょう。

 今回,行こうと思ったのは,午前中の末吉先生の最近の著作権制度の話に惹かれたからってえのもあります。

 なので,期待に違わず聞く価値のあった話でした。
 まあ私,一応知財が専門って言っても,特許が中心なので,著作権って結構分からない所があったりします。なので,最近の事情っていうのもやはり分からない部分があったりします。

 そういう所の補完が出来たので良かったですね。ただ,TPP関連の改正はTPP自体発効するかどうかわからず,あとの話題も権利者と利用者との間で相変わらず抜き差しならないっていう話がメインだったので,画期的なネタ!っていうものはありませんでした。
 まあそれはそういうこともあろうということで致し方ない所です。とは言え,個人的に面白そうなネタは色々ありましたので,何かの折に披露できるかもしれません。

 午後からは,商標法と著作権法の判例紹介でした。
 で,商標法の方は,知らない事件はあんまり無い上に講師がイマイチでしたね。パワポというかレジメを読んでるだけっていうパターンでした~。こういうのはダメっす。

 他方,著作権法の講師の先生は良かったですね。こちらも事件自体は知っているものばっかでしたが,説明がポイントを絞ってそこそこ,そこよ,重要なのは,って言う所を逃していないってことで,よく分かっているのでしょうね。司法研修所の教官もされてたということで,その辺のキャリアもさもありなんって感じでした。

 あとは,インドネシアの知財っていうのがこの後あったのですが,さすがにそれは回避しました。負け組には渉外事件は来ないのでやんす~。

3 日弁連の研修にしてはなかなか良い研修だったと思います。ほぼ1日費やす価値はあったかなあと思いますね。

 ただ,弁護士会の一番大きな講堂でやった割には人数少なかったですねえ。ガラガラ。
 著作権と商標が中心だったからかなあ,でも特許だともっとマニアックだしなあと思いますが,どうなんでしょ。

 弁護士全体からすると知財のニーズってやはり殆ど無いのでしょうね。そして,弁護士からのニーズが無いってことは世間のニーズもそんなに無いってことなのでしょう。
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1 昨日,珍妙な話二題として紹介したものが,繋がっていたことが判明しました。
 ですので,昨日の続きですね。

 本日朝の日経紙にこんな記事が小さく出ていました。
経産省・特許庁、知財制度見直しで検討会設置へ」です。

経済産業省と特許庁は26日、モノとインターネットをつなぐIoT技術や人工知能(AI)を活用する「第4次産業革命」に備え知的財産制度を見直すための検討会を設置すると発表した。ビッグデータやAIを「営業秘密」として保護。特許権や商標権を乱用して企業に金銭支払いを迫る業者への対策も議論する。」

 ということですね。

 要するに,昨日紹介した読売新聞の方は,この話の後半ですし,日経新聞の方は,この話の前半ということです。
 それぞれ経産省か特許庁からのリークをもらって記事を書いたのでしょうね。ただ,日経新聞の方がリークの仔細が大きかったわけです。

 まあ,しかし,今日の上記の記事が正式発表の記事だと思うのですが,扱いが小さい小さい。5面の一番下,ほんのチョッピリです。

 まあですので,他社の報道によると,検討会は10月からで,報告書は3月にまとめるということですので,どういう議論がなされるかは,これを待ってみないと何とも言えない所です。引き続きチェックしないといけませんね。

2 で,今回のことについては,未だ経産省や特許庁のサイトには載っておりません。とは言え,この程度の話だと,早晩,新聞特に日経のようなお上品な新聞はAIとクローラーによって,相応のものができそうですニャ。

 いやそれってキュレーションじゃね,って話かもしれませんが,多少違います。
 そのまま集めると,著作権侵害の可能性が出てきますからね(小うるさくて面倒なこっちゃ。)。

 ですので,キュレーションサイトのように集めた結果を提供するのではなく,集めて新聞化するツールだけを提供するってやつですね。
 そのときに,コピペしたんじゃ上記のとおり著作権侵害の可能性が出て来るので(私的使用で大丈夫かもしれませんがね。),「直接感得」できないくらいに分解するアルゴリズムを付けることになろうと思います。

 ほんで,そうすれば,公知の情報だけからなるmy日経新聞が出来るわけです。

 でもこう考えると,上品なメディアよりもゲスなメディア,例えば,今話題の横浜の病院の話とかを沢山載せるものの方が,AI時代にも生き残りそうですね。何つっつても,そういう情報って官庁や大企業にはありませんし,所謂足で稼ぐしかないですから。

 って,上記の検討会もこういうことを検討するのでしょうかねえ。

3 追伸
 突然ですが,一昨年出した私の著作,「知財実務のセオリー」,何故かアマゾンの部門別で1位になってました。
 
  一昨年売り出してすぐのころは,1ヶ月くらい1位だったのですが,そのとき,スクショとかを撮り忘れたため,今回急ぎ撮ったわけです。もう二度とないかもしれませんからね。

 ただ,イマイチその理由がわかりません。自分で買ったんじゃないの~って思われるかもしれませんが,私にそんな金はありません。あれば,何かのパーティーの折にでも出席者全員にプレゼントしちゃいますよ~ムフフフ。

 おそらく,あくまでおそらく,ですが,2位が高林龍先生の標準特許法でしたので,どっかの教育機関(多分大学かな)で参考図書か何かに指定されたんでしょうなあ。9月の終わりから10月にかけて後期の始まる大学が多いと思いますので,ちょうど今の時期と合致しますね。

 意外といい所突いているかもしれません。

 まあ,過去のこともいいですが,来年出す予定の本も・・・なかなか進まねえ~同じ轍を踏みそうで怖いですニャ。
1 東京は秋の長雨シーズンを漸く抜けたという所でしょうか。昨日,今日と晴れ間が見えます。

 さて,その昨日と今日,珍妙な新聞ネタがありました。イマイチようわからんものです。

2 まずは昨日の新聞ネタです。

知的財産制度を悪用、経産省が「怪物」退治へ
 これは読売新聞ですかね。ただ,この記事だけでは,いつどういう方法でやるとか全然わかりません。ヨミウリオンラインに登録すると,もっと中身のある話にありつけるのかもしれませんが,全く???です。

 さらに珍妙なのは,この話,読売新聞だけのようです。他のどのメディアからも似たような話が出てきません。何なのでしょうね。

 ちなみに,私,パテントトロールって,実に画期的なビジネスモデルだと思うのです。だって,カスの特許を生み出すスカスカのUSPTO,無茶苦茶な賠償金を生み出す強欲むき出しの訴訟制度,そして何もわからんパンピーに判断を委ねる大博打のjury,これだけ役者が揃って,パテントトロールという商売が発生しない方が逆にどうかしてる~♡って思いますね。

 だから逆に言えば,日本でもパテントトロールが跋扈するようになれば,パテントトロール以外の問題(デフレだとか低成長だとか低出願数だとかね。)は解決したのだと思いますよ。

3 次は,今日の新聞ネタです。

IoTデータ、保護強化へ「営業秘密」に
 これは今朝の日経紙の3面です。上記のヨミウリオンラインとは異なり,こちらは非常に具体的です。

 ですので,その分珍妙さは低いものです。しかし,これもようわからんところがあるのですね。

 この記事の中に,「具体的には不競法上の「指定技術」に加えることを検討する。」とあります。
 しかし,不競法上「指定技術」なんていうタームはありません。
 もしかすると,不競法5条の2,
(技術上の秘密を取得した者の当該技術上の秘密を使用する行為等の推定)
第五条の二  技術上の秘密(生産方法その他政令で定める情報に係るものに限る。以下この条において同じ。)について第二条第一項第四号、第五号又は第八号に規定する行為(営業秘密を取得する行為に限る。)があった場合において、その行為をした者が当該技術上の秘密を使用する行為により生ずる物の生産その他技術上の秘密を使用したことが明らかな行為として政令で定める行為(以下この条において「生産等」という。)をしたときは、その者は、それぞれ当該各号に規定する行 為(営業秘密を使用する行為に限る。)として生産等をしたものと推定する。」の「政令で定める行為」のことを言っているのかなあと思えます。
 でも,これもタームが正確ではないので,本当にそうかようわからん所です。

 ま,この記事全体で言わんとする所はわかります。
 ビッグデータそのものや,ビッグデータを分析するAIについて,既存の知財(特許や著作権)での保護がイマイチと一見思えるからです。だから,困ったときの不競法,知財の裏街道~♬で何とかしようと思うのでしょうね。

 でもねえ,やたらめったら,保護するっていうのはどうなんでしょう。
 今のアメリカの先進的なサービスをやる企業が凄く先進的になり,日本でそういうサービスが育たなかった理由の一つって,強すぎる著作権,つまりは知財の保護しすぎにあったことをもう忘れたのですかねえ。

 知財権って結局,ちょっと頑張って,あとはのんびり不労所得で生きて行こうっかっちゅう,道徳的には100%誉められる制度ではないのですね。それに,のんびり不労所得なんて言ってたら,たゆまないイノベーションを促進することなんてできませんよ。邪魔,邪魔。
 だって,上ではパテントトロールを退治しようっていうわけでしょ。なのに,今度は,不競法トロールが発生してもいいってわけですわ。矛盾してる~~♪

 だから,個人的には,コピペしてバンバン売っちゃいました~デヘヘちゅうのだけ捕捉して,あとは緩やかに多目に見るくらいが丁度良いと思いますよ。
 人権でもそうですが,強すぎる権利に良いことは何もありません。

4 長雨は結局2週間くらい続きましたかねえ。ということで,昨日は2週間ぶりにサーフィンしてきました。

 コシハラの波で,私には丁度いい感じだったのですが,考えることは皆一緒。もう海は凄いサーファーの数でした。夏の最盛期よりも多いんじゃねえかっつうくらいの人数で,全然乗れませんでした。
 
 しかも乗れないだけならまだしも,危うくぶつかりそうになり,ヒヤヒヤものでした。
 いや,私だってサーフィンの一番基本的なルール,ワンマンワンウェーブってえのを知っていますよ。だけど,湘南みたいなサンドのビーチブレイクだと(いつもの湘洋中前辺りです。),広く崩れるため,誰が優先権を持っているか,すぐにはわからないのです(リーフブレイクだと一点から崩れていくので優先権がすぐわかります。)。

 こっちが優先権あるんじゃねえのっと思っても,まあ意地張って怪我したら元も子もないですからね。それに私は基本気弱で気も小さく,トラブルは得意じゃないですから(誰か弁護士を呼んでくれ~♬って思いますね,本当。あ,私弁護士でしたっけ。)。

 兎も角も,もうちっと空いていると良かったなあって感じでした。今週末もまた行けるといいですが,どうですかねえ。

5 追伸
 忘れてました。昨日のRIZIN,フジテレビで,夜の7時からやってましたが,法曹関係者は見た人多いかもしれませんね。

 いや,一般的なイメージだと弁護士とか裁判官とか,格闘技って縁遠いんじゃないですかねえ。私もパンピー出身だったので,そう思ってました。しかし,修習のとき,デカイ格闘技の試合(当時prideだとか亀田三兄弟の試合だとか)のあった次の日,タバコ部屋での話題は,そればっかでした。

 やっぱ勝ち負けが好きな人達なんだなあと思った記憶がありますね。

 で,感想ですが,いかがでしょうか?私は,結構面白かったです。
 良かったのは,RENAと山本美憂の試合と,アーセンと才賀紀左衛門の試合ですかね。RENAの勘の良さとアーセンのポテンシャルには脱帽でした。

 とは言え,これ,そうなるの分かってたじゃん,というマッチメイクもありました。一つが,木村ミノルとベネットの試合,もう一つがアンディサワーとクルックシャンクの試合ですね。

 いくらそこそこの実績があるとは言え,相手は,MMAでのかなりの実力派で,しかもバリバリの現役選手なんで,普通にMMAやってどう勝ち目があるの?っちゅう試合でしたわ。
 いやあ木村ミノルとアンディサワーのHPは略0になっちゃいましたが,本当,何じゃこれってって思いましたわ。

 ですが,メジャー感のある格闘技が地上波で見られて実に幸せでした~。私はPヲタなので,感慨深かったですなあ。
 次回は,もう年末ということなので,もう少しコンスタントにあると良いと思います。

 あと,ラウンドガール?rizinガールですかね。あの衣装もいいですね。
 xxx rated moviesの一分野でbattle bangっていうのがありますが(検索等は自己責任でどうぞ。),何かそういう妄想を抱かせるに十分で,実に良いです。
1 昨日は,日経紙は休刊日ということで,法務面の特集はありませんでした。
 ほんで,今日は特段何もないはずですので,ボケーッと新聞を見ておったところ,結構面白い記事がありました。それが首記の地理的表示(GI)の件です(日経紙の23面)。

 ま,地理的表示って,今年の6/1から施行されました。詳細には,私のブログでも書いたとおりです。

 で,今回の記事は何がいいかというと,6/1の初日当日に申請してきたGIを載っけているのですね(大元の農水省のHPを見ましたが,農水省自体は公表していないようです。)。
 19件あります。夕張メロン,知覧茶・・・です。何が申請されているかは,まさに日経紙を読んでね~という所だと思いますので,私も引用はこの程度にしておきます。

2 で,この地理的表示って,従前の商標,特に地域団体商標とかと何が違うのでしょうね。

 これをね,弁理士の人に説明してもらうと,ああ弁理士だなあっていうのがよくわかります。
 恐らく説明としては,どういうものが登録できるか説明し,どういう人(団体)が登録できるか説明し・・・ってなるでしょうね。
 要するに,要件から入るのです。

 ま,これって間違ってはいないと思いますが,説明を聞く方としては迂遠ですし,若干ピント外れって感じがしますね。AかBかと尋ねられ,Cではないと答えるというパターンですわ(ちなみに,この喩え話は,私のエンジニア時代の上司(部長)が,怒鳴る前によく言ってた話です。怒鳴るのはさて置き,この喩え話は,物の本質をよく突いてますわ。)。

 やっぱねえ,効果から入ったほうがわかりやすいと思うのですね。特に,もしものことがあったときの効果ですわ。
 普通の商標と地理的表示の違いが一番大きく出るのは,このときでしょ。だから,まずはこれを説明しないとね。

 つまり,普通の商標って,真似(侵害)があったときは,自分で弁護士を雇って,警告書を発し,それでもやめなければ訴訟などをしないといけません。勿論,弁護士に任せれば自らやる必要はないのですが,金は払わないといけません。
 他方,地理的表示は,真似(侵害)があったときは,行政に任せればいいのです。つまり犯罪があったときに警察に通報するみたいに,自分で何かやらないといけないってものじゃないのですね。警察にいちいち料金を払わないのと同様,金はかかりません。

 全く違うでしょ。だから,個人の金勘定で警察が動かないのと同様(民事不介入),個人で地理的表示を保有するってできないのです。このような効果に大きな違いがあるので,どういうものが登録され,どういう人(団体)なら登録できるかってえのが,逆に決まってくるわけです。

 こういう風な説明の方がわかりやすいと思いませんか?

 私は偏った弁護士ですが,別に特別な勉強や指導を受けて司法試験に通ったわけでもなく,特殊なルートで弁護士になったわけでもありません。ということは,多くの弁護士は,私のように,効果から考える,ケツから考えるということをやると思います。
 そして,普通はその方がわかりやすい説明になると思うのですね。

 例えば,最近,知財を担保にした金融みたいな話もちょくちょく出てきます。特に中小企業と知財という切り口の場合,必ずお題目に来そうな話です。
 それはそれでいいのですが,このときも,やはりポイントは上記のとおりです。つまり,金を返せなくなったらどうするんだ?って所です。

 知財を担保にしているんだから(譲渡担保とか質権とかね。),金払わなきゃ,それをぶんどられるんじゃないの~って所までは想像できます。でもねえ,よく考えてくださいよ,質権で強制競売したって大した金にはならないでしょうし,譲渡担保で権利者となったとしても金融機関がどう実施するんだ?という話です。
 で,こういうのを債権回収っていうわけですが,ここまで来ると,別に知財に限らず,債権回収のディープなノウハウみたいなところに入ってくるわけです。つまりは,個々の金融機関の債権回収ノウハウ~だからこそのポイントだし,恐らくこの部分を突っ込んでみた所で,大した答えは返ってこないでしょうね。

 兎も角,弁護士の目の付け所ってのは,ケツからですよ。特に,上手く行っているときではなく,上手くいかなくなったとき,トラブルが発生したときの効果,ここを考えると全体のスキームを上手に把握することができるのですね。

 結局は目の付け所~みたいな話に脱線しましたが,ま,そういう脱線した方がいいでしょ。地理的表示の説明を延々とやってもつまんないもんね。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 
 いやあ,目黒川が緑々してますね~。これは汚い~。
 で,下流に行きます。どんどん下り,ちょっと都心側に行くとここ楽水橋です。
 
 右手が東京海洋大学付近ですね。
 
 楽水橋から反対側です。しかし,今日は空が青いです。雲ひとつありません。ただ,風は強く,台風が近づいているかなあって感じです。
 そういうのもあって夏!って感じがしますねえ。
 
 海洋大側にちょっとした公園があり,そこからです。水面に近いなあ。ここはもう運河なので,海と言っていいですよね。
 海洋大って,昔は商船大と水産大でした。合併しちゃったのですね。私は大学時代陸上部だったのですが,東京の国公立大学対抗の試合というのがありました。東京は人の数が多いので,国公立大学だけでも結構な数があります。どこもそれなりに有名な大学です。
 で,私が一年生のときに,その主幹事がうちの大学で,その準備が非常に大変でした~。あれから30年以上経っているのに,そう記憶しているということは当時は本当に大変だったのでしょうね。出場校が多いと準備が大変なのですよね。

 当時に比べると今はあまり酒も飲まずに,しかもレベルもかなり高くなったようで(今年の一年生は22名も入ったという知らせがありました。),隔世の感ってこういうことなのでしょうね。

 
 ということで,私は,ようわからん橋を渡り,品川駅方面に戻るのでした。ここから品川駅までは,実はすぐです。品川駅ってすごく海に近いのです。リニアの駅が出来て色々発展するようですが,このあまりの海の近さがデメリットになるかもしれませんね,将来。
1 本日も暑い東京です。
 
 散歩(後で詳しく書きますよ)してたら,この暑さは,ひょっとして~と思ったら案の定です。本日,東京は遂に30度越えです(30.9度)~。
 当然,今年最高らしいですね。

 そんな夏大好きの私ですが,事務所のウェブサイトが極寒~とも言うべき悲惨な感じとなっておりましたので(日に20~30くらいしか訪れません。このブログの20~30分の1です。),どうにかせんといかんと思い続けて,はや数年です。

 安くやってくれる所ありませんかね~とブログ上で応募したのにも関わらず(マジで。),全く応募もなく(しょうもない営業電話はしょっちゅうかかってくるのにね。),このまま朽ち果てるか~と思ったら,ひょんなことから全面改訂することになりました。

 経緯はともかくも,こんな感じです。
 http://www.iwanagalaw.jp/
 どうですかね。

 前はかなり自作っぽさがありましたが,今回はかなりの自作っぽさが抜けたように思えるのは気のせいですかねえ。
 書かれている内容は,前のまんまですが,まあたまにはいいでしょ。

2 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここソニー本社前 に来ております。

 この右手のビルがソニー本社ですからね。左の奥にあるのは,品川シーズンテラスですので,お間違えなく。
 他方,昔の本社はどうなっているかというと,こんな感じです。

 向こう側が透けて見えますねえ。ちなみにこのNSビルが出来たのが,1990年らしいです。私が入社した年ですね。そうすると,24年しか持たなかったってことです。
 他方,今の本社は2007年にできたものですので,今年で8年ですね。あと何年持ちますかな。
1 ということで,年度が変わって,紹介判決のまとめの時期となったのですが,今年は遅れました~。すみません。
 本来,今月の上旬くらいに出したかったのですが,色々あるのですよ~。
 まあやることがあるっていうのはありがたいことです。

2 さて,今年も去年同様,統計データから入ります。

 何と昨年度の紹介判決は49件でした。一昨年度の64件に比べると随分減りました。まあ,その原因は,ここで何度も言ったとおりです。宣伝ついでに言うと,「知財実務のセオリー」の執筆のため~ですね。
 それでも,平均すると週に1件程度,判決を読んでときには明細書まで読んで~としていたわけです。結構マメですね。

 中身に行きます。特許は38件で一番多いです。一昨年度に比べても大して減っていません。やはり,このブログのメインテーマでもありますしね。
 地裁の判決が8件,知財高裁の控訴審が3件,審決取消訴訟が27件でした。
 さらに,審決取消訴訟のうち,進歩性が14件,記載要件が5件でした。昨年もやっぱ進歩性が多いですね~。

 商標は4件でした。地裁が2件,高裁の控訴審は0件,審決取消訴訟が2件でした。商標は結構減ってしまいましたね。

 意匠は相変わらず0件です。

 著作権は,2件で,知財高裁の控訴審が2件でした。

 不正競争防止法は,今年は4件もあり,どれも地裁のものでした。2件がおしゃべりクマのおもちゃの話で,もう2件は特許侵害の警告に伴う虚偽の事実の告知の関係でした。
 
 最高裁は,1件でした。知財じゃありません。会社法の解釈が問題になったやつです。

 で,この49件のうち,昨年度も紹介判決が多いので,ベスト5にしました。

 ではいきましょう。

3 まずは,5位です。
 平成25年(ワ)4040号(東京地裁平成26年12月24日判決)ですね。特許権侵害訴訟で,均等侵害を認めたものです。例のシスとトランスの違いで,均等を認めたことから話題になりました。でも,射程は短いでしょうから,この順位です。

 続いて4位です。
 平成25年(ワ)6158号(東京地裁平成26年10月30日判決)です。これは現行法になってからほぼ初めてと言って良い,職務発明の相当対価請求訴訟の判決です。
 例の,野村證券事件ですね。そういう意味で画期的なのですが,中身は大したことがないので,まあこんな順位です。

 3位です。
 平成26年(行ケ)10087号(知財高裁平成27年1月28日判決)です。特許の無効審決に対する審決取消訴訟です。地味な判決で,特段話題にもなってませんが,実に味わいがあります。というのは,新規事項追加がOKかNGかになるかの判断で,上位概念への訂正でもOK!を認めたからです。実務でも結構使える判決じゃないかなあと思います。それ故,3位です。

 2位です。
 平成26年(行ケ)10127号(知財高裁平成26年11月26日判決)です。これは商標の審決取消訴訟です。標章はドクロマークのやつで,請求人の登録商標に似ている商標についての無効審決を取り消そうと思ったけど,却下されちゃった!というびっくりのものです。
 要するに,前訴(前請求)で一部の指定商品を無効にして,今回は残りの指定商品をターゲットにしたわけです。で,やはり無効審決が出たので,被請求人としては,当然審決取消訴訟を提訴したのです。
 ところが,清水さんの合議体は,これで却下~。何ですか,そうすると,一部の指定商品が無効になったときには,残りについて請求されたらもう諦めろって言うんですかいな。実に不可思議極まりない感じです。まーいいや。

 そして,1位です。
 平成24年(ネ)10091号(知財高裁平成26年9月10日判決)ですね。これは特許権侵害訴訟の控訴審を取り上げたものです。結論は原審同様,原告側の負けだったのですが,その理由が問題です。
 何と,実施可能要件違反となったのです。今どき珍しいですね~。しかも,知財高裁のレベルですので,重要なのだと思いますよ。
 とは言え,皆さんの予想とは違うかもしれませんね。昨年度は,FRANDの大合議やら存続期間の延長の大合議もありました。でも,こういうやつはランク外です。なんつっても,私はひねくれ者ですからね。

 で,ランクを翻ってみると,清水さんの合議体の判決が3つも入っております。おーちょっと前の飯村さんの合議体のように,今は清水さんの合議体で話題の判決が出るようですね。これからも侮れない男~清水部長をよろしく~♡

 ところで,来年の1位は今から既に予想できます。さすがに最高裁での特許の事件を外すわけにはいかんでしょう。例のプロダクトバイプロセスクレームの事件ですよ。

 で,私の予想ですが,結論は2審と同じで,規範とあてはめが最高裁オリジナルになるのではないかと思います。そう!インクタンク事件と同じパターンです。
 どういうことかというと,インクタンク事件も二審が知財高裁の大合議で,そこですげえ複雑な規範を定立したのですが,最高裁では全く無視されたという裁判官にとっては悲しく,外野にとっては大笑いできる事件でした。
 今回のプロダクトバイプロセスクレームの事件もそんな臭いがプンプンしますね。とは言え,結論もひっくり返るならば,もう10年に一度かそれ以上の大事件となるでしょう。

 それでは,皆さん,今年度も呆れ返ることなくお付き合い頂ければ幸いです。
 
1 今日は,朝からいい天気の東京です~と書きたい所ですが,何か曇ってきましたね。あーあ。

 本日は,お,これにこんなことが,ということがありましたので,まずその話から行きましょう。

 それは,首記のとおり,日弁連の会誌「偽善と欺罔 4月号」(別名:自由と正義)の特集が,知財だったからですね。勿論,第一特集は別で,それは会社法の改正です。それでも,第一特集が会社法で,第二特集が知財なんて,日頃の「偽善と欺罔」からではなかなか考えられません。おーいつからビジネス法務系の雑誌になったのかなあって感じです。

 日頃の「偽善と欺罔」だと,何か昔の社会党か,しんぶん赤旗か,それ系の腐れサヨク臭満載の記事ばかりで,もう鼻つまんでポイ!って所ですから,えらい違いようです。
 あ,そうだそうだ忘れていた,便所のケツ拭き紙にする前に,後ろの方に載っている懲戒の記事だけは要チェックですね~♡

 一見スマシたスキャンダルはノーサンキュー♪な弁護士先生も,他人のスキャンダルには目がないですもんね。今月号の懲戒記事はというと,おっと,私と登録番号が近かったり,私よりも登録番号が大きい先生方のスキャンダルが載っていますね~いやあ私のような下衆の極みとしてはこりゃお腹一杯になってしまいますねえ~むにゃむにゃ。

2 さて,いつも通り前置きが長いですが,中身もちらっと触れておきましょうか。

 要するに,知財高裁ができて10年経ち,それに伴って色々作ったやつも10年経ったので,振り返りましょ,っていう内容です。

 まず,知財高裁の設樂所長の「知的財産高等裁判所の10 年間の歩みと今後の展望」については,やはり,特許権者の勝訴率が低すぎると言われたのがよっぽど癪に障ったのでしょうね。理科大が主催のシンポジウムに続き,ここでも長い誌面をとって書いております。

 ただ,気持ちはわかりますが,特許権者側としては,未だに日本の特許侵害訴訟って,遅い,勝てない,勝ってもショボいというイメージを持っていると思いますよ,多少実際とは違うにせよ。
 まず,遅いというのは,多分今は本当に違いますよね。

 つぎに,勝てないというのは,ついこないだまで無効の抗弁(特に進歩性)が大活躍していたわけですから,今は大丈夫,最近はそうでもない,よくなってきた,と言われても一度ついたイメージってなかなか取れません。だって,そりゃ設樂所長とかの裁判官とか,代理人の弁護士とかは,ずーっと特許権侵害訴訟を見てますので,ごく最近のこともわかると思います。

 でもねえ,いくら企業とは言え,毎月毎月,毎年毎年,特許権侵害訴訟なんて起こしませんよ。起こすときには,結構清水の舞台から飛び降りる気で起こすのです。
 ところが,そうやって満を持して,逡巡しながら起こした訴訟で,進歩性が無いからダメだ~と言われたのに(それがたった数年前),今は大丈夫ですよ,ほらこんなに勝訴率もアップしているでしょ~,うちに来てくださいよ~,って言われてはいそうですか~ってなりますかね。
 ま,裁判官以外裁判所以外で働いたことの無い世間知らずの発想ですな,とことん。

 最後に,勝ってもショボいですが,これは相変わらずじゃないですかね。ビジネスでやっている特許権侵害訴訟で,認容額が1億円以上あるものって一体どのくらいありますかね~♡不法行為の損害賠償の通説たる差額説を取る以上は,なかなか難しいのでしょうけど,ちょっとは自分の頭で考えりゃあいいのにねえ。

 つぎの記事に行きましょう。辻居弁護士の「知的財産のライセンス契約―当然対抗制度と登録対抗制度」です。
 この記事に関し,記事中に
「特許侵害訴訟における和解条項において、原告(特許権者)が被告に対し特許権を行使しないことを約束することがある。これも、非独占的ライセンス契約の一種であるが、この合意は、単に被告に対し権利不行使を合意したものなのか、あるいは、被告の取引先等も含めて権利不行使を合意したものなのか、不明確なこともある。これに対し、実施許諾と契約上規定されていれば、許諾された製品については、取引先等を含め、特許権の効力が及ばないことは明らかである。このような点で、権利不行使の合意と通常実施の許諾とは必ずしも同じものではない。」
 とありました。

 でも,これ本当ですかね?!不明確なことがありますか?
 じゃあ,何ですか,今回の権利不行使の覚書ですが,ここに取引先にも権利行使しないものとするって文言が入っていませんよね~そうですけどそれが何か?~だから取引先に権利行使しますよ~ってなるのですかね。そうだよね~,取引先にも権利行使しないものとするって入れとけば良かったな~ドラフトミスったなあって~~バカ!

 権利行使しないっていうことは,作ってよし売ってよしってことなんだから,実施品も消尽するに決まってます。取引先に権利行使できるわけがありません。ですので,不明確なわけがありません。

 何かさあ,学者でもよくいるじゃん,俺ってこんな所まで目配りできるぜベイベ,新しい視点を提供してるって思わね~,俺ってすごくね~,みたいなしょうもない論文出す学者が(誰とは言いませんけどね。しかも別に新しくなくて単なるアメリカの学者の受け売りだったりして~ムホホホ)。
 それと同じですわな。別に奇異をてらっての俺すごビームは要りませんから~残念,一発屋切り~♪

 それ以外の記事は,まあ毒にも薬にもならない,どうでもいい系の感じでしたね。

3 あと,下衆~で思い出したのが,ドメインの話です。

 皆さんが他人のスキャンダルが大好きなのは,よくわかります。このブログも,人の悪口と金の話と,あと下ネタが満載ですから,皆さん大好きなのでしょうね。
 ただ,インターネットって匿名のようで匿名じゃないってえのは注意した方がいいと思いますよ。ログは見れますからね。

 勿論,ocnとかinfowebとかで見に来てもそりゃあ個別の契約者まではわかりません。でもねえ,DNSがオリジナルのもので来ている所は結構ありますからね~。

 ここで,よく言っているように,特許庁,経産省,法務省,内閣府,消費者庁,裁判所なんてwhoisで調べるだけで,どこの省庁かわかります。
 官公庁ではなく私系の所も,大企業を中心にかなり細かくわかります。中堅以上の法律事務所,特許事務所もそうですね。ま,官公庁のように敢えて名指しはしませんが。

 で,それはいいのですが,法律事務所で,.ome.co.jpみたいなドメインの所って結構ありますよね。メールアドレスがこんな感じの所から来たことがある,っていう経験の弁護士等も居るのではないですかね。これはcoなので,corporationつまり本来は会社のドメインなわけです。

 あれ?,株式会社支配の法律事務所って日本ではまだ解禁になってないのに,おかしいなあって思われるでしょう。
 これ,実は,そういう法律事務所は,必ず(まあ100%と言ってよいでしょう。),特許法律事務所か法律特許事務所です。そして,弁理士の数がかなり多い,特許事務所として大ぴらに仕事をしているタイプの事務所ですね。

 何故,そのようなタイプの事務所のドメインが.ome.co.jpタイプなのか~?いやあこれは話すと長くなりますからね~,また今度,ということにしておきましょう。
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