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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 ええっと,ちょっと前に宣伝したビジネスモデル特許のセミナーですが,無事終わりました。

 いやあ良かった良かったです。基本引っ込み思案なもので,人前で喋る~なんて柄にも無いことはストレスが強すぎます。とは言え,自営業ゆえ本当に引っ込んでるわけにもいかず,まあなかなか人生というのはそう簡単にいかないもんですニャ~。あー,こりゃこりゃ。

 で,評判は結構良かったのではないでしょうかね。いや,人の内心が人嫌いのあんたに何故わかる?と思われるかもしれませんが,勿論,内心はわかりません。ただ,今回,質問コーナーが大盛況だったので,そこからの類推です。

 ただ,前回のときはほぼ同じ内容だったのですが,質問コーナーに並ばれた人はたったの一人~♪いやあ何故今回はこんな大盛況だったのか非常に不思議です。

 違うのは,前回の場所が大井町で今回が蒲田だったこと,前回が冬前で今回は夏前だったこと,そして私が前回はネクタイしていたのに,今回はノーネクタイだったことくらいですかね。

 あまり理由にはなりませんね,どれも。個人的にはノーネクタイの方が親しみやすいというか,聞きやすいのかなあと思ったのですが,どうでしょう。

2 さて,そんなこんなで滞りなく終わったセミナーですが,歳のせいか非常に疲れましたね。

 まあ見ているお客さんは,ああ確かにああいう風にやると疲れるかもねという所かもしれません。そんなパワポの資料で棒読みならば,意味無いと思っていますので,あんな感じです。
 ですが,消耗は激しいです。今週末もサーフィンの予定なのですが,明日ではなくてよかったですよ。

 ま,たまにこんなセミナーやりますので,興味のある方はそのときにでも。
 あ,こんな盛況なら,自分で主催した方が実入りもいいし,お客さんにも安く済ませられるなあとちょっと思わないでもないですが,やめておきます。
 セミナーやることがメインの仕事ではありませんので。あくまで呼ばれるうちが華,そこはわかっております。何事も調子に乗るとろくな事にはなりませんからね。

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1 今日は,散歩のコーナーの特別編ということでまいりましょう。

 要するに中目黒に出来るビジネスコートの話です。

 ここでももう3年前ですかね,取り上げました。
 その後,しばらく音無しだったのですが,まあ知財の弁護士の人なら大体知っていますかね~。東京高裁の事務局から,東京の各弁護士会へ,こんな感じで設計とか決まったからよろしく~って連絡が来たのですね。

 今のところ,鉄筋5Fで,破産・商事・地裁知財・高裁知財が入り,平成33年度(2021年)オープンは変わらずらしいです。

 私が気になったのは,印紙と郵券を買う所があるのかどうかですが,売店の予定は無いらしいのです,今のところ。
 仮に無いとすると非常に困りますね。まさか,霞が関の本庁じゃないと,訴状や控訴状の受付しないってことじゃないでしょうから,ビジネスコートでもOKな筈です。
 ところが,近くに,郵券や高額の印紙を売っている場所はありませんからね。霞が関なら忘れても地下1Fに行けばいいだけですが,今度のビジネスコートだと,どこに買いに行けばいいのでしょうか。やはり,ビジネスコート内にちょっとした売店は必要ですね。

 あと,食堂ですが,まあこれは無くても仕方ないでしょう。裁判所での日豊庵の鴨せいろが楽しみだったのですが,既に潰れてしまいましたからね。どこに行っても鴨せいろはもう食えないってことです。

 ちなみに,やはり霞が関近くの弁護士の間では引っ越しへの評判は悪いようです。そりゃそうですね。

 私の事務所からだと,電車だと恵比寿で降りて歩くか,バスで行くほうが更に便利良いかなあって所です。歩いても30分少しなので,特段苦痛にはなりません。ま,とは言え,雨のときや荷物が重いとき(弁準を重ねると・・・)はそうも言ってられないので,まあバスの厄介になるのかなあって感じですね。

 それでも霞が関の本庁に行くよりははるかに近いので,私はあまり文句がありません。ただし,裁判所に行くついでというか弁理士会に行くついでというか,そういうことは出来なくなりますね。

 ま,そんな私と違い,知財の弁護士はブル弁が多いから,自分の事務所からタクシーで行けば問題ないでしょう。ムハハーン。

2 前置きが長くなりましたが,漸く散歩の本編です。
 目黒区中目黒2-4-14の国有地の現況です。
 
 正面はこんな感じになっており,工事の人が出入りしておりました。スケジュールによると,内装の解体のようです。右側の書類を大写しにします。
 
 解体工事は今年の8月一杯までで,発注者が最高裁であることがわかります。

 ということで,漸く具体的に動き出したということになりますね。特段問題がなければ,恐らく2021年のオープンは間違いないでしょう。さて,知財関係と倒産関係の事務所の東京西部移転が始まりますかなあ。
1 タイトルは色々書いておりますが,要するに小ネタです。小ネタを小ネタって言ってもつまらんじゃないですか~。

 ま,本当は,今日の日経の法務面に珍しく特許の話が載っていたので(一時は毎週のように特許の話が載っていたのに・・・。えらく昔のようです。),その内容だけにしようかと思ったのですが,よく読むと小ネタ程度ということがわかり,こういう体裁になった次第です。

2 まずは,その日経の法務面の特許の話です。

「日本の特許訴訟 「勝訴率」実は低くない? 和解含めると4割に」
「最高裁がこのほど、特許権の侵害に関する訴訟統計を見直した。・・・」

 とありました。なので,おお~新たなデータか?!と思ったら,全く違いましたね。今年の1/23に知財高裁の統計コーナーに出ていたデータそのままです。

 で,こういうことに目のない私もこのブログで多少コメントしておりました。要するに,2年で,202件しか件数がない!そっちの方がよっぽど問題じゃ!ということです。

 まあなので,今更,日経の法務面に出ていたからって大騒ぎする必要はありません。時機に後れたつまらん記事~。ただ,メジャーな媒体に載ると影響は凄いですからね。そういうことでは多少の意味はあるのかもしれません。

 で,いつものとおり,私の考えを書いておきますと,特許の訴訟の問題って,勝ち負けの問題ではないと思うのですね(これは昔から。)。結局事件の筋に依りますし,勝つときもあれば負けるときもあります。それはそれでしょうがないことです。
 問題は,日本の場合,それがなかなか予測不可能だってことです。

 私もかれこれもう弁護士になって10年経ち,知財の訴訟でない訴訟,知財の訴訟,色々やってきました。
 で,知財の訴訟でない訴訟って大体こちらの予想とおりに進みます(勝ちも負けも)。なので,和解が重要なのですが,そもそも訴訟になるくらいなので,感情的に和解は受け難いってことも多いですけどね。

 つぎに,知財の訴訟でも特許以外の訴訟も,大体こちらの予想とおりに進みます(勝ちも負けも)。パターンは,標章とかデザインとか,デッドコピーの話なので,そうそうパラメータが多く複雑な,ってものはないですよね。勿論,様々な事情により当事者のこれは許されるとかこれは許されないとかの勘違い・思い込み等が多少ありますが,肝腎のポイント自体が専門家が入って180度変わるってことは有りえません。

 ところが,特許の訴訟(侵害訴訟ですね。),なかなか予測不可能ことが多いです。こんなので勝つの(まあ,勝ちだからいいと言えばいいのですが,上級審のことを考えると,安心してられない!),こんなので負けるの(こっちは最悪です。)なんてしょっちゅうです。
 無効の抗弁があるので,致し方ないんじゃねえのって思う代理人も多いと思います。しかし,私が言っているのは,そこだけじゃありません。クレーム解釈ですよ,クレーム解釈。

 何でこんな変な解釈するのか,しかも当事者すら言って無いじゃん,っていうことすらあります。

 日本の宗主国のアメリカでは,クレーム解釈が連邦最高裁判所で問題になったことがありまして(マークマン判決ってやつです。),これにより,クレーム解釈は法律問題であって,事実認定を行う陪審員では判断できない!裁判官の専権だ!って判断が定着したのですね。

 なので,今は,マークマン手続きという手続きがあり,原告と被告で,それぞれクレーム解釈を出し合い(ま,トランプのポーカーみたいなものですわ。),裁判所が決定することになります(陪審員制度のない日本でも,仮に事実認定の問題とすると,主要事実に関連する場合には,弁論主義の適用が有り得ることになります。その場合,裁判所は当事者の主張に拘束されます。他方,法的判断の問題とすると,弁論主義の適用がないわけですから,裁判官が好き勝手に判断できることになります。日本でも重要な話なわけです。)。

 ま,日本の場合も原告と被告がそれぞれ主張を出し合い,その中にはクレーム解釈の主張も当然入っているので,アメリカと似たようなところもあります。
 ところが,日本の場合,結局どういうクレーム解釈をしたか(原告版を採用したのか,被告版を採用したのか,はたまた裁判所オリジナル版なのか)って,判決にならないとわかりません。
 和解のときに言われるのは,技術的範囲に含まれるか含まれないか,特許無効か有効かという結果だけなので,どんなにアンポンタンで超絶技巧なクレーム解釈をしていたとしても,分からないのです。

 なので,和解のときの心証開示で,どういうことだ?!わけわからん→こんな和解呑めるか→判決見て,何だこれ?!と思うことになります。

 まあ,何でもかんでもアメリカを真似すればいいというもんではありませんが,もうちっと予測可能性のあるクレーム解釈をしてもらうためにも,マークマン手続き的なもの,少なくとも,心証開示の際にはメインのクレーム解釈の概要まで開示するってのが必要だと思いますねえ。じゃないと当事者の納得が得られませんからね。
 
 とは言え,今の裁判所に何を期待しても無駄なのかもしれませんねえ。

3 期待しても無駄ということで,北朝鮮のミサイルの話に行きましょう。普通はああいう国だとあそこまでの技術を得る前にグチャグチャになってしまうのですが,いやいやいやよく持っています。ま,北朝鮮って元々日本でしたので,その辺キッチリしているのかもしれませんねえ。

 まあ,感心してもしょうがない~。バリスティックミサイルがかなりの完成度を持っているようです。特に今回のは高高度まで到達したようですから,初速をかなり出せることがわかります。

 あ,物理が多少わかると,真上でも斜めでもいいのですが,打ち上げたモノって打ち上げたスピードで落ちてくることがわかります(同じ水平面に居る場合)。
 例えば,日ハムの大谷投手が160km/時で真上に投げ上げたボールは,空気抵抗がありますが,ほぼ160km/時でグラブに収まります。

 なので,よくバカな動物物知りシリーズで,ノミが人間の大きさだったら,東京タワーも飛び越せるとか書いてあることがあります。 

 でも,ちょっと考えると全く不可能だということに気づきます。
 東京タワーの高さは333mなので,1/2mv^2=mghから,飛び越えるためには,80m/sつまり,時速約300kmの初速をつけないといけないわけです。
 ノミが50kgの重さだったとすると,この50kgのものを時速300kmに持っていくにはどれほどのエネルギーが必要でしょうかね。

 仮に何らかの方法で,そこまでの初速を出せたとしてもその瞬間にノミの脚は全部粉砕されるでしょうね(運が悪けりゃ,体もバラバラ)。
 で問題はさらにその後です。東京タワーを飛び越えた後,時速300kmで地面に衝突するわけです。それをどうやって自分の脚(ないし体)でカバーできるというのでしょう。地球上に存在する素材や人工物を含めて,脚程度の構造物でそのエネルギーを加えられて無事なものなど有りえません。運良くバラバラにならなかった体も着地のときにバラバラですわ。

 ま,ノミが人間の大きさに仮になったとしたら,東京タワーどころか,一歩も動けないでしょう(横たわったまま脚をピクピクするのが関の山)。

 何故,こんなちょっと考えりゃわかるのに,動物系の人たちは,アホな結論を出すのでしょうね。それは体重という概念を甘く見ているからです。2mmのノミが2mになると大きさは1000倍ですが,体重は,1000000000倍になります。

 50ccの原チャリから約10倍の排気量を誇る400ccのバイクだって,10倍のスピードが出るわけでもありません。
 紙飛行機で10m飛ばせても,同じ紙で本物の飛行機くらいの大きさの紙飛行機を作っても羽が萎れて飛ばすことすらできないでしょう。
 格好いいデザインのビル,そのまま模型とおりに作れば良いはずなのに,構造計算なんて何故しないといけないのでしょう。

 どれもこれも自重,つまり重さを考えていないからですな。これは理系的発想,特に工学的発想が重要です。これは具体的に考えるということでもあります。現実のものには,素材・材料が必要であり,それなりの強度が必要で,大凡どの程度になるのだろう,と考えられなきゃいけないわけです。

 そういう発想がないと,もし動物が人間の大きさだったら・・・ゴキブリの最高速度は・・・みたいなアホな話をするのですね。ああ~あアホにはなりたくないもんだ~♫

 おっとバリスティックミサイルからかなり離れましたが,高高度に到達できるということは高速度で発射できるということであり,そうすると,着弾するときも高速度であるということです。
 速度が上がれば上がるほど,迎撃するのは難しいだろうなあということは素人目にも分かります。
 備えよ常に,です。先制攻撃能力も,核武装も,現実的に議論しないといけないんじゃないかなあと思うのですね。勿論,結論として,今は見送るでも良いとは思いますよ。でも,そもそも考えておかないと予測可能性云々以前の問題になりますからね。

 






 
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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