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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 昨日は奇跡的に晴れて,多少暑くもなった東京ですが,今日の天候~完全に冬です。

 最低気温は,9.9度ということで,10月の中旬でそんな気温になるのは,1986年以来だそうです(私が大学3年のころですねえ。そんな寒かったっけ?)。

 しかも結構な雨です。気温と雨で,ああ早く夏にならないかなあと身も蓋も無いことを思っております。

2 で,こう雨ばっかだと散歩コースも限られてくるのですね。

 雨の日の散歩コースはこんな感じです。

 事務所を出発すると,例のイマジカのある山本橋から,アートビレッジ大崎に入り(ここからほぼ屋根のある所です。),屋根伝いに大崎センタービルの所へ行き,その中の自由通路を抜けて,大崎ニューシティに入ります。この大崎ニューシティに入るまでは多少濡れますが,大崎ニューシティは完全に屋内なので,風の強い日もほぼ濡れません。

 その後,大崎ニューシティの中を通って,ゲートシティ大崎の前まで行き,右折してJR大崎駅に繋がっている自由通路を通ります。このとき,大崎駅改札を横目で見ながら,真っ直ぐシンクパークタワーに入ります(勿論屋根伝いです。)。

 シンクパークタワーに入り,ソニー大崎の横というか裏を抜け(勿論,屋根伝い),大崎ウエストシティタワーズまで来るとここで終点です。これ以上は屋根伝いに行くことができないのですね。

 途中,ソニー大崎がポケモンGOのジムになってますので,ポケモンバトルをやることもあります。ソニーっぽい,薹が立ったエンジニアっぽいけれど,社員証をぶら下げていない妙な人が,ソニー大崎の回りでスマホを見ながらブツブツ言って歩いている,それはきっと私です。

 ちなみに,本日のソニー大崎はこんな感じでした。
 
 あ,裏側ですからね。表にはソニーという看板があります。

 で,先程書いたコースと逆コースで帰る,こんな感じです。

 で,同じコースというのはやはり飽きますね。寒くてもいいので,雨はやんでほしいなあと思います。

3 追伸
 せっかく建物の写真を出しましたので,違う建物?の写真も行きましょう。
 
 これ,分かりますかねえ。今日ではなく,月曜の写真なのですが,JR五反田駅の東口です(私の事務所の有る方,山手線の内側です。)。

 手前の重機が置いてある所は,元は,銀だこのハイボール酒場があった所です。随分客も来ていましたが,先月末くらいで閉店し,このとおりの取り壊しです。
 その向こう,東口を挟んでの向こうにも,ユニクロの小さなショップがあった所です。ここも先月末近くで閉店し,今は撤去作業中ですね。

 報道などによると,JR東日本のホテルが建つようです。

 五反田は,商業地ということもあり,なかなか大規模な再開発というのが行われておりません。
 池上線も,私が大学,大学院時代から,あの4階にありますし。そこのホームからよく見えたソープランドの看板が無くなったくらいですかねえ(ただ,JRからの連絡通路にはエレベーターとエスカレーターがつい最近,漸くできました。)。

 五反田は,某まっちゃんの言などにより,マニア風俗の聖地~みたいなイメージもありますが,ちょっと違う所もあります。

 まずは,高級住宅街。イメージと違うかもしれませんけどね。
 例えば,美智子皇后の実家があったのは,五反田ですね。池田山という所です。
 私の事務所のある辺の裏山も,島津山と呼ばれ,ここも高級住宅街です(清泉女子大学などあります。)。さらに,海側に行くと,御殿山と呼ばれる所があり,ここは昔のソニーの本社圏です。
 目黒から大崎に向かって,池田山,島津山,御殿山となっているわけです。

 つぎに,ビジネス関係。通称,五反田バレーと呼ばれるほど,ベンチャー企業(特にIT)が多いです。この記事に詳しいかなあ。
 恐らく,従前渋谷で起業し,六本木を目指すという所だったと思うのですが,渋谷が再開発で賃料が上がったので,五反田に退避~♫ということも多かったのだと思います。
 五反田は,飲み屋も多いし安い飯屋も沢山ありますし(弁当じゃないランチ500円などありますね。),若いエンジニアには良い所だと思います。

 しかし,この雨,どうにかならんかなあ。

4 さらなる追伸
 結局一日雨でしたね。東京は今も雨です。気温も上がらず,日中でも息が白かったです。これは今シーズン初めてだったかな。

 10月でこんな寒いと,もう1月とか-100度くらいになりそうな勢いですけどね。

 で,只今,プロ野球はセパとも,CSをやっております。で,パ・リーグはいいのですが(BSで結構やってくれます。),セ・リーグ,関東で見る方法がありません。ペイテレビで一部あるようですが,いつからそんなになった?
 と思い起こせば,去年もそうだったような気がします。DeNAがやってんだから,TVKが何とかすればいいのにねえ~,ええー,TVKどうなってんの?

 ちなみに,巨人ファンの私は,もう巨人が出ねえなら,メジャーリーグ見るわ~っつうことで,午前中はメジャーリーグでの日本人投手の活躍を見ることも多いのですが(今日のマー君は素晴らしかったですね。),やはり夜は気になるよねえ。

 ま,九州出身なので,ソフトバンクを応援することは,そりゃ確かです。
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1 東京は非常に寒いです。先週は,半袖でも良かったような気がしますが,気のせいでしょうか。寒くなり,雨が降り出したのは,先週の金曜からですかね。
 今日の今日まで冷たい雨~です。

 さて,まずは,話題のところから行きましょうかね。神戸製鋼です。

2 神戸製鋼は,大きな会社ですが,会社が大きいだけあって,インチキのやり方も大掛かりで,圧倒されます。
 今日の日経の1面によると,「神鋼の不正、数十年前から アルミ・銅、合格証も改ざん」らしいです。

 凄え話です。トクサイは続くよ~いつまでも~♫ですね。

 で,まあ会社のコンプライアンス関係だと,私がここでやらなくても色んな話があるでしょうから,ちょっと毛色の違った話です。
 
 特許法197条にこんな罪があります。
(詐欺の行為の罪)
第百九十七条 詐欺の行為により特許、特許権の存続期間の延長登録、特許異議の申立てについての決定又は審決を受けた者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。
 ちなみにこれ両罰規定です(201条1項2号)。
 
 詐欺の行為とはどういうことかというと,私の持っている青本(青本だけでわかるっしょ)によると,「詐欺の行為、たとえば、審査官を欺いて虚偽の資料を提出し、特許要件を欠く発明について特許を受けた場合などには国家の権威、機能が害されることになるので、刑罰規定を設けることにしたのである。」ということらしいです。

 で,今回,神鋼は何をしたんでしたっけ?データの改ざんでしたよね。つまりは虚偽の資料~です。
 ということは,これらの資料を仮に特許庁にも提出して(実験報告書などで),それで特許を受けていたということになれば,この珍しい罪に該当しえます。

 Jplatpatで神鋼の登録特許を見ると,おお,12225件もあります。
 これでは面倒なので,2015/1/1以降の出願で,アルミに関係あるもの,そうすると,おお18件に絞られました。
 
 中身を見て,そうねえ,データの改ざんと言うなら,強度がクレームに入っているようなやつがいいでしょう。

 ありました,特許6148385です。クレーム1はこんな感じです。

【請求項1】   アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム展伸材と、該アルミニウム展伸材を鋳ぐるんだ状態で接合するアルミニウム合金鋳物と、を備えるアルミニウム構造部材であって、  
 前記アルミニウム展伸材は、前記アルミニウム合金鋳物から一部を外部に突出させた接合部を有し、前記アルミニウム合金鋳物の積層部において、前記アルミニウム展伸材が溶融する溶融接合部が形成され、  

 前記アルミニウム展伸材と前記アルミニウム合金鋳物は熱処理型合金であり、  
 前記アルミニウム合金鋳物が前記アルミニウム展伸材を鋳ぐるんだ状態での、前記アルミニウム展伸材のビッカース硬度と前記アルミニウム合金鋳物のビッカース硬度、及び前記アルミニウム展伸材の前記積層部における前記溶融接合部のビッカース硬度が、60以上であることを特徴とするアルミニウム構造部材。

 まあこの特許がそうだと言っているわけではありませんが,このような特許を取るときに,お客さんに出したのと同じようなことをしていると,かなり詐欺の行為の罪の可能性が高いのではないでしょうかね。

 この罪で立件されることは殆どありません。しかし,このブログを始めて初期のころ,商標でこの罪での立件がありました。
 このときは,納品書の偽造があったようです。そうすると,実験報告書に不正データがあった場合と変わりませんねえ。

 さあ,どうなるのでしょうか?神鋼の知財部は震えて眠るのでしょうかねえ。

 ま,特許自体も,ウソのデータだと,実施可能要件か明確性要件かを満たさないことになるので,特許法104条の3から,権利行使できなくなります。おっと,もしかして,1万件以上の特許は全て無効か~ムフフフ。

3 次に行きましょうかね。神鋼だけいじめてもしょうがありません。だって,こんなの恐らくどこのメーカーもやっているでしょうからね。

 最近の大手企業のこの手の不祥事は,本当ひどくないですかね。あ,ちょっと正確じゃありませんでした。発覚したのが最近というだけであり,実はかなり昔からインチキをやっていたのが,最近発覚しただけですね。

 神鋼の前は,日産でもインチキがありました。いまだに東芝はガタガタのままです。

 どうですか~お客さん(いきなり猪木風)。

 私の仕事関係だと,コンプライアンスだとか企業統治だとか,所謂コーポレートの弁護士が得意領域としているような所です。
 アワリーチャージ何万円,いや大手の法律事務所は複数人対応しますから,アワリーチャージで数十万円になるでしょうね。

 問題は,そんな高い金を払ってもこのザマ!ってことですよ。

 ま今年度最初の方に,第四次産業革命がどうのこうのとかいう報告書とか,そんなのが一杯出た時期がありました。

 これもそれも本質は同じですよね。結果には全く結びつかないわけです。
 官僚が音頭をとってホイホイやってイノベーションが沢山産まれりゃ苦労はしませんわ。弁護士が口酸っぱく言って不祥事がなくなるなら苦労しませんわ。

 じゃあ何故,結果にはつながらないのに,官僚は報告書を作りたがり,弁護士はコンプライアンスがどうのこうのと言うのでしょうか?
 そりゃ,簡単です。何かやらないとサボっていると思われ,首を切られる~からです。

 例えば,いやあこんな名前を売りたいだけで頭がスカスカの学者や弁護士集めて議論したってしょうがねえぜ,イノベーションなんて起きるときには起きるんだから,ほっとけほっとけ~と眠そうに上司に口ごたえする,私みたいな官僚~何だかとても出世できそうにないですよね。

 他方,そんな規則だとか細則だとか作っても,誰も相手にしねえし,そんなことより現場に入った方がいいんじゃねえのかと法務部員に悪態をつく,私みたいな顧問弁護士~何だか次の更新で首を切られそうですよね。

 だからと言ってやった感を出しても全く意味がないですからね。

 ポイントはそうですねえ。簡単だけど,なかなかやれない,自分の頭で考えるってことですよ。
 ああ,ちょっとこれおかしいんじゃないのかなあということが色々ありますよ。日々の生活の上でもね。
 例えば,何でいちいちその場所に行って紙に名前やら政党名とか書かないといけねえの,バカジャネーの,ネットでぱぱっと済ませりゃいいんじゃねえの~誰しも思うことです。

 こういうことですよ。

 今回の神鋼のやつは内部告発系のようです。そうすると,日々おかしいんじゃないのかなあと思ってた人が居たわけですね(ま,あんま出世しそうにないですが。)。
 他方,日産のやつは,内部ではなく外部の国交省の職員が見つけたようですが,しょっちゅう来ているだろう国交省の職員が何故そのときだけ見つけたのかは,まあ想像できますよね。国交省の職員に見つけやすいようにした内部者が居たのだと思います(こちらもあんま出世しそうにないですが。)。

 大手企業には沢山人が居ますから,その多くがボケナスだとしても,中には自分の頭で考えられる人も居た,こういうことです。

 このブログは,大手企業や役所で結構読まれているようですから,是非とも自分の頭で考えるようにして欲しいです。

 ま,しかし,有名な日本企業のこの体たらく~,ちょっと前に,日本企業は,技術で勝ったのにビジネスで負けた~なんて言われてました。でもあんなの嘘っぱちです。
 日本企業にはそもそも技術なんてものは無かったのです。あったのは上手く誤魔化す力だけだったということです。

 ちょっと前に中国製のスマートウオッチのをここで書きましたが,本当よく出来ています。いやあ悔しかったら,リバースエンジニアリングして調べてみりゃあいいのに,もうそんなこともしないのでしょうね。
 そんな低レベルの技術,調べんでもわかる~ならまだいいですよ。いやあ中国のどこの企業にリバースエンジニアリング頼もうかなあ~もううちじゃ出来ないからなあ~この程度じゃないですか,実際は。

 個人的には,東芝も日産も神鋼も,早い所,潰れればいいなあと思っております。

4 で,そんなでかい図体で頭空っぽの奴らとは真逆の人です。

 室屋義秀さんですね。

 月曜の早朝,エアレースの最終戦がインディー500の会場で行われ,そこで優勝して,シリーズ優勝も遂げたのですね。いやあ素晴らしい。

 私は,BSでやっているような,日本ではそんなメジャーじゃないんだけど,実に面白いスポーツ中継を見るのが好きで,エアレースもコンスタントに見ております(録画が多いですけどね。あと元テレ朝の辻アナも見ることが出来ます。また蝶野としょうもないカラミをやって欲しいものです。)。

 で,エアレースというのは,単発のプロペラ機で,アクロバティックなコースを1機ずつ飛行し(じゃないと事故が起きたときに大変なことになります。),タイムで競うというものです。レッドブルが主催しているのではなかったかな。

 去年,室屋さんがエアレースの千葉大会(幕張メッセ近くの海岸)で初優勝し,そこから一般的にも知られるようになりましたが,いやあ苦難の連続って所です(どこかで調べてちょうだい。)。

 今回の最終戦も,シリーズ優勝を争っていたランキング1位のマルチンションカとまさかのラウンド14(最初の試合ね。)での直接対決~。そこで室屋さんがミスして(確か水平飛行できず),もうダメかとなったものの,ションカもミスして(確かパイロンアタックだったような。),室屋さんの勝ち上がり。

 いやこの時点でもう室屋さんの総合優勝でしょうと思いきや,ションカは敗者復活で,ラウンド8にアップして,そこも勝ち上がり,結局,決勝のラウンド4まで行ったのですね(室屋さんも当然ラウンド4へ)。

 ラウンド4は,室屋さんが驚異的なタイムでぶっちぎり,ブレッシャーに負けたかションカの方は,無難なレースでタイムが伸びず,ランキング2位の室屋さんが優勝し,ランキング1位のションカは3位以下だったので,室屋さんが逆転でシリーズ優勝したわけです。

 まあ興味がわいた方は,またBS-NHKで再放送やると思いますので,それを見ると良いと思います。室屋さんは,結局,8戦中4戦の優勝ですかね。2,3(千葉),7,8ですね。

 congratulations! yoshi!

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ小関橋たもとに来ております。
 
 雨も漸く上がってきました。
 結構なビル群が立っております。元ソニーの裏,東五反田の再開発地域って所でしょうか。

 何故この風景かというと,ここに漸く信号が設置され,稼働も開始したからですね。

 ここは山手通りとソニー通りを結ぶ,結構大きな道なのですが,再開発地域のため,信号の設置などが遅れております(広い道が完成したのは最近ですから。)。
 目黒川沿いの道とここの交差点では,大崎ニューシティと目黒川を挟んだ大崎ブライトタワーの入居企業の従業員と思われる通行人が多く,信号無いと危ないなあと思ってました。

 なので,良かったなあということです。

 この辺の道は昔のソニーに勤めていた人は懐かしいかもしれませんね。
 ソニーの元本社圏は,五反田からも大崎からも品川からも,結構な距離があります。で,五反田と品川だとソニー通りを行けばいいのですが,大崎で降りるととこの辺を通っていったのではないかと思います。

 私もソニーに勤めていたころ,一回だけ大崎から旧本社に行ったことがあります。結構遠かったなあという記憶がありますが,正確にこの道を行ったかどうかまではさすがに憶えておりませんね。

 日本のメーカーの良い時代はとっくの昔に過ぎ去ったということで・・・。
 


 

 
 
1 今日は寒いですねえ。昨日は長袖シャツだと本当暑かったのですが,今日は長袖シャツだけだと寒いです(当然,出勤時は上着着用でした。)。

 なので,こんな話題に行きましょう。

 ま,バートンというと,スノーボードのトップメーカーです。
 私がスノーボードを始めたのは,93年ですので,もう25年近く前です。そのころは,シムスとかケンパーとか,バートンのライバルメーカーは結構ありました。
 しかし,どうなんでしょう。殆ど淘汰されてしまったのではないでしょうか。

 長野オリンピックの辺りから,サロモンが参入したりしましたが,変わらずトップメーカーは,バートンなのではないでしょうか。

 私の用具も本当,上から下までほぼバートンです。バートンじゃないのは,ヘルメットがbernなのと,ゴーグルがoakleyくらいでしょうか。
 あとはジャケットにパンツに,下に着るフリース,勿論ブーツにバインディングに板に,グローブに至るまで,バートンですね。

 まあこういう用具の好みっつうのも,人となりが出ますよね~。名の知れたトップメーカーでガチッと揃える~。
 いやいや,ただの見栄っぱりじゃないですよ~。
 昔というか,そう一番スノーボード行ってたころ,ナンパしたオネエチャンが,ああ時計はよく見るわ~と言ってましたので(あと,商売関係だと靴を見ろとか言いますよね。),好みと実益を兼ねているだけです~ムフフフ。

 おっと,話題が無茶苦茶な方向に行きそうなので,戻しますと,そのバートンが再度ステップインを出すということです。

2 スノーボードをよくやっている人で,バートンのステップインというと,SIですよね。
 私も持ってました。

 ブーツのソール部の真ん中辺り,左右側面に凹みがあって,バインディングの方に金属製のハメ具があって,踏み込むと,ビンディングのハメ具が,ブーツの凹みにハマって固定されるという原理のやつです。

 でも,これ,私すぐに使わなくなりました。

 便利は便利です。
 スキーって,やっているのを見て何が楽しいのかよくわからないのですが,一つ良い所があって,それはリフトに乗るときもそのままでいいってことです。

 ま,スキーする人にはそんなの当たり前じゃんとなりますが,両足が固定されてストックのないスノーボードの場合,片足を板から外して漕がないと,平地などでの推進力が得られないわけです。

 なので,リフトに乗る前は必ず,片足を外します。ほんで,リフトから降りて滑るときには外した片足をまたビンディングにつけないといけません。時間がかかります,面倒です。

 単にそれだけならいいのですが,朝一のパウダー~♫スノーボーダーばかりならいいのですが,スキーヤーがいると,あっという間に滑って持って行かれてしまいます。

 だから,私もSIシステムにしたのです。
 これ,バックサイドはハイバックがきちんとあるのでいいのですが,フロントサイドに全然体重が掛からなかったのです。まあ私の滑り方が悪かったせいかもしれませんが,従前のシステムだときちんと滑れていましたから,もうこのSIシステムのせいでしょうね。

 いくらつけるのが早くても,つけた後がイマイチなら本末転倒ですわ。なので,早々に,従前のビンディングとブーツに戻して,使わなくなったSIシステムは燃えないゴミの日に出しましたよ(相模原市に住んでいたころの話)。

 なので,バートンのステップインなんて,今や聞かないと思いますね。

 ほんでその失敗からおよそ18年ですかね(SIが最初に発売されたのは,1999-2000年のシーズンだと思います)。

 新ステップインが発表されました。

 これです。https://www.burton.com/jp/ja/step-on

 ブランド名は,ステップオンと言うようです。まああまり情報がなく,良いのか悪いのかよくわかりませんが,テストライダーにテリエ・ハーコンセンらを使っているようで,テリエがフリーランのときによく使っているというのであれば,多少信頼も持てますね(私の板は昔のテリエモデル,バランスです。)。

3 さて,職業柄,この技術についての知財関係も調べてみました。
 
 まずは商標です。
 そうすると,おお!ありました。
 
(111)登録番号    第5850505号
(151)登録日    平成28年(2016)5月13日
(210)出願番号    商願2016-1128
(220)出願日    平成28年(2016)1月6日
先願権発生日    平成27年(2015)7月20日
28    スノーボード並びにその部品及び附属品,スノーボード用ビンディング並びにその部品及び附属品,スノーボードビンディング用プレート,スノーボードビンディング用ベース,スノーボードビンディング用ディスク 24C01

 指定商品は,28類ですね。
 しかし,スノーボード用ブーツだと25類の可能性もありますが,それはいいのでしょう~か(余計なお世話ですかね。でも指定商品にスノーボード用ブーツが入ってないように見えるのですが・・・。)。

 アメリカでは,もう一昨年に出願されていたようで,日本でも去年の年始にはもう出願されていたわけです。で,今年のシーズンですから,やはり大手のこういう所は用意周到なわけです。

 次に,特許の方も検索してみましたが,こちらはいまだ公開されてないのか,見当たりませんでした。

 なので,本国USでの特許検索をすると,関係するっぽいのが3件ほどありました。
 US9149711,US9242168,US9492730 です。
 このうち一番出願の早いUS9149711を見てみますと(2014/11/14の出願),クレーム1はこんな感じです。

 An apparatus comprising:
 a snowboard boot having a cleat located on a backstay region of the boot, the cleat at least partially securing the snowboard boot to a snowboard binding, the cleat forming a T-shape in a cross section taken perpendicular to a heel-calf direction of the cleat, the T-shape of the cleat configured to be received in the binding to limit forward movement of the boot; wherein
 when the boot is secured to the binding, the cleat contacts the binding to limit forward movement of the boot relative to the binding, and the cleat is prevented from upward movement out of the binding; and
 while the cleat is prevented from upward movement out of the binding, the cleat is able to contact the binding to limit forward movement of the boot relative to the binding in either of two or more different positions of the rear of the boot relative to the rear section of the binding in an up-down direction.

 cleat(留め具)にポイントのある発明のようです。

 代表図は,

 こんな感じです。
 
 ただし,この特許は公報がB1なので,国際出願はしておらず,アメリカだけの出願だと思います。

 B2の公報だとUS9492730だけですね。この出願はEPと中国へ出願していることはわかります(既に公報が発行されています。PCT経由ですね。)。
 日本にも出願されるかどうかはわかりませんが(いまだ国内移行期限内のようです。),アメリカ以上にバートンが売れる日本ですから,恐らく出願するのではないかと思います。

 でもしかし,中国への移行が早い所を見ると,如何にバートンが中国市場を意識しているかがわかります。こういう所からも栄枯盛衰みたいなものが分かるわけですねえ。

 おっと,オネエチャンの下世話な話から,パテントを介した世界情勢まで~♡なんて振り幅の大きな話でしょうかね。ま,このブログならではですね。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 
  上にも書きましたが,今日は本当に寒かったです。ま,昨日までが暑すぎましたからね。
 一気に季節が2ヶ月進んだ,誇張なしにそんな感じです。

 この土日もイマイチの天気らしく,パッとしない週末ですね。
 

1-1 昨日のヤフーのトップニュースにも出ていました。今朝は,テレビでも,そして日経にもかなり大きく載っていました。

 何の話か?報道は,ここらですかね。

 そうか~そうきたか~,私の感想はそんな感じです。間違っても,ざまあみろ~とかいい気味だ~とかいうものではありません。大方の弁護士は多かれ少なかれそう思っているとは思いますよ(口に出さなくても心の中で,が多いとは思いますが。)。

 何事も妬みがちで陰湿な私が大方の弁護士のようには思わない,何故でしょうね。
 それは,あそこの事務所がイノベーティブだったからです。

 もっともあのやり方を最初にやり始めたのは,あそこの事務所では無かったようですが,本家よりも商売が上手くて流行るというのは,どの業界でもあり得る所です。

 私が昔居た電機業界でも,私の居たソニーが画期的な新製品を出しても,松下電器(当時)が同じ機能(ほんで痒い所に手が届くような機能を上乗せして)で,ちょっと安いやつを出して,結局そっちの方が売れるというのがよくありました(このころは良かったですね~。今は,アップルとサムソンがそんな関係だと思いますよ。)。

 こういうのを真似されないように,というのが知財権の大きな役割ではあるのですが,ハードウエアとの連携のないビジネスモデルのみを保護するということは,恐らくどんな法的構成をとってもできません。なので,あとは経営者の資質次第になる訳ですね。

 ほんで,そのようなビジネスモデルの群雄割拠から圧倒的に勝ち進んできたのが,あそこの事務所です。これを何故非難する必要があろうかということです。拍手喝采ですよ。

 次の話題とも関係ありますが,多くの新人弁護士にも職を与えました。弁護士を増やす方に舵を切った弁護士の事務所が,彼らの面倒を全く見ず,自由競争じゃ~世の中は厳しいのじゃ~となすがママだったのとは大きな違いです。

 ま,言うなれば,ウーバーとタクシー業界の争い,これが本質なわけです。

 ところがこの有様です(ま,既得権益者をぶった切ってたので,もう少し注意深くやる必要はあったかもしれません。若干隙を見せてしまったわけですね。)。
 これで広告宣伝費を多く使っていた,あそこの事務所は恐らく潰れるでしょうね。仮に潰れなくても,二の矢三の矢が,所謂守旧派から飛んできて,遅かれ早かれ潰れることになるでしょう。

 今般の司法改革について,もっともスマートに対応した事務所をこのような目に遭わせたということは,もうこの業界に明日はないということですよ。

1-2 勿論広告のことは褒められたことではないと思いますが,横領,セクハラ,傷害などの犯罪行為があったわけではありません。

 それでこの業務停止2ヶ月って実に重いですよ。万引きで死刑くらいの罪と罰が不均衡って気がします。

 で,あそこの事務所については,消費者庁から既に処分も出ています。つまり,二重に処罰されているとも言えるわけです。

 何故そうなっているかは強制加入制度だからでしょうね。別に消費者庁から制裁があるのですから,それ以上の制裁は不要と思います。あとは資本主義の世の中なんですから,神の見えざる手に任せればいいのではないかと思います。司法改革ってそういう趣旨だったとも思いますし。

 イノベーティブな人を排除する,まあホリエモン事件でも見た話ではあるのですが,つまらん世の中ですなあ。

2 青田買いに行きましょうか。これは,日経電子版だけの話です。
 日経電子版だけの記事です。「新人弁護士「青田買い」過熱 合格前に内定も」ということです。

 司法試験に受かっても,二回試験に受かっても,就職がない!と言ってたのは,ちょい昔の話で,今はそうでもないらしいです。

「弁護士の就職や採用支援をするジュリスティックス(東京・港)によると、東京都の代表的な大手5事務所の新人採用数は11年から年々増え、昨年の採用数は計156人と11年のほぼ倍になった。」

 そうなんだ~って感じです。私の事務所は私一人で,しかも,私が1/10人くらいでも仕事回りそうなくらい仕事少ないですから,採用なんてとてもとても・・・という感じです。
 さらに,顔も狭いし,弁護士の集まりとかあまり好きじゃなく行かないので,弁護士業界のことに疎いわけです(要するにあまり興味がないってことでしょうか。)。

 おお何か今や私が弁護士になったころの感じに似ているなあって所です(あのころも,リーマンショック前夜で小泉改革からの好景気が続いていたのです。)。

 ですが,ほんの10年近く前ですが,そのリーマンショックで景気は一気に冷え込み,大手企業の事業もシュリンクし(特許業界は未だにその影響を受けております。),大手事務所の採用もシュリンクし,合格者の多くなった司法試験であぶれた者が続出し・・・みたいになったのです。

 そのあぶれた者を吸収していたのは,1で書いた事務所やその模倣者達だったわけです。本来,各弁護士会はあそこの事務所に対し足を向けて寝られない筈なんですけどね。

 それがちょっと好景気で,しかも司法試験の合格者も絞ってきたもんだから,大手の事務所も青田買いまでして採用を多くすることになり,そして就職問題が解消になったことで,各弁護士会も不要になった鬼っ子を始末したわけですかな。

 いやあ怖い怖い,既得権益というのが如何に恐ろしいものかというのをまざまざと見せつけられました。

 出る杭は打たれるというよりも,出る杭は引っこ抜かれてピーンっていうわけです。こんなことで本当に有為な若い人が入ってくるとは思えませんけどね。

3 絶望的な話はこれくらいにして,ステルスの話に行きましょう。

 これも日経ですが,ちょっと小さい記事です。ですが,これは破壊的イノベーションの話ですね。
 
 ステルスダイシングって知ってますかね。平たくいうと,レーザーカッターでシリコンのウエア等を切るというやつです。

 で,その技術で,浜松ホトニクスと日亜化学が提携するようです。このポイントなのが,特許も使えるということにあるようですね。

 で,現在主流の技術は何かというと,それは言わずと知れたダイシングです。謂わば電動ノコギリの要領で,薄い砥石でウエハを切っているのです。

 まあそんな話だとそれがレーザーに変わって何かいいことあるのかちゅうと,非常に変わるのです。

 半導体チップの元となるウエハは丸いです。ただ,回転しないように,オリエンテーションフラット(通称,オリフラ)を設けております。なので,半導体チップをどう配列するかというのは,結構ノウハウがあったりします。

 ですが,おなじ面積のウエハから,多く取れれば取れるほどいいですよね。だってウエハ単位で半導体は製造されますので,チップが100個取れようが1000個取れようが,プロセス(工程)は基本変わりません。

 サムソンやインテルやTSMCや,そして東芝が,10nmのプロセス導入~とかそれ以下のプロセス導入や導入したがっているのもそれです!
 同じ大きさのウエハからたくさんチップを作りたい,ただそれだけです。
 nmのプロセスにすれば,1チップの面積が小さくできるのです。100個しか取れなかったのが1000個取れれば,10倍儲かります(ただ,製造装置を特別にしなければいけなかったりしますので,そのコストは結構高かったりします。例えば,ニコンが破れたASMLの装置などです。とは言え,コストの上昇よりも収率の上昇の方が大きいので,採算は取れているようです。じゃねえとしねえ~か。)。

 ということは,チップとチップと間の切り取り線の所も細ければ細いほど良い!というのも当然です。
 ダイシングでやると,薄いと言ってもソー(のこぎり)の幅がある程度取られてしまいます。ところがレーザーなら更に細くできます。12インチ(30cm)のウエハだと数個,いや数十個,チップの取り分が変わってくることでしょう。

 勿論,今メインのメーカーであるディスコや東京精密も,次世代のこのレーザーの技術を開発しているとは思います。しかし,今までの機械メインの技術と異なり,光制御という毛色の違った技術ですから,どうなるかわかりませんよ。

 私はその昔半導体のプロセス屋でもありましたので,こういった所はやはり注目しているわけです。
 LCDでもレーザーダイシングが一時脚光浴びたこともあったのですが(Siと異なり透明なのに光で切れるって不思議でしょ。),あれはどうなったのかなあ。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ明治学院大学の近くに来ております。
 
 ウィズロコンですね。
 しかし,今日は暑いです。29.0の最高気温らしいです。
 昨日はずっと曇っていて結局あまり暑くはならなかったのですが,今日は暑いです。

 ですが,この暑さも今日までらしいですね。ちょっとだけ復活した夏も,またサヨナラ~というわけです。

 ところで,本日のタイトル,「身近」というのをラテン語にしたのが,あそこの事務所の名前らしいので,こんな感じにしたわけです。腑に落ちたでしょうか。

 

1 このブログも,もう丸7年くらいやっておりますので,毎年この時期に・・・という話題のカブリは多いです。

 でも構わずやります。

 この土日,母校の東工大で工大祭が開催されていたのですが,土曜に行ってきました。
 
 土曜は朝方まで小雨が降っており,午前中はこんな感じでイマイチでした。しかし,午後からはいい天気になり,しかも日曜は抜群の天気になり,去年に比べれば良かったのではないかと思います。

2 今年はあまり見物が出来無かったのですが,体育館に,ロボコンで優勝した機体の展示がありまして,それは興味深かったですね。

 ま,ロボコンってある意味東工大由来のイベントなのですが,これまで優勝って無かったのです(これもウィンブルドン現象でしょうかね。)。
 知っている人は知っていますが,5類の制御工学科の森先生がやってた学科内イベントが昇華(流行りの言葉で言えば,アウフヘーベンでしょうかね。)して,ロボコンになったわけです。

 私の所属していた応用物理学科のあった南棟は,制御工学科とも共有してましたので,南棟の周りで何だかよくわからない機材をよく見かけておりました。でもあれも30年前~♫

 最近は多少東工大も注目されることもあるようですが,本質はあんまり変わらないようですね。
 日本一の理系の大学ということは,日本一のオタクの大学ということで,それはすなわち日本一モテナイ大学ということでもあります。素晴らしいですねえ。

 まあしかし,今年はよく東工大に行ってますなあ。

3 ということで,日曜から天気の良くなった東京ですが,今日もいい天気です。しかも暑い!
 ですので,毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。本日はここ京浜運河に来ております。
 
 ウィズ,コイキングです。天気が良いのは散歩日和と言えるのですが,ちょっと暑いですね。
 だけど,セミの声は全くありません(もう当然でしょうか。)。この辺りで一番木の密度の高い開東閣の横を過ぎても全く聞こえませんから,もう来年まではないでしょう。
 
 そして,更にその御殿山付近を下っての写真がこれです。元はソニーの本社があった地域です。
 随分長い間更地だったのですが,漸く重機が入って,基礎工事か何かしております。この写真のとおり,住友不動産のビルが建つようですね。

 栄枯盛衰~です。

 某候補者が選挙カーに乗ってアピールしているのも聞こえました。これからしばらく選挙一色ですね。

 あ,そうだそうだ,例の強制加入の,ほぼメジャーな政党(自民党,公明党,希望の党,日本維新の会,共産党,社民党,日本のこころ,幸福実現党)に,問い合わせ完了です。投票日までに回答してくれと書きましたので,何かのアクションが得られると思います(勿論,何らのアクションが無くてもそれはそう書く次第です。)。

 しかし,立憲民主党だけは,今の所,問い合わせができてません。というのは,問い合わせのページも用意していなければ,メールアドレスも公開していないのです!
 これじゃダメですな。

 潜在的には多くの支持を集めそうな強制加入の件,さあどうなりますか~それともどうもなりませんか~ムフフフ。
1 この記事を書く前に,ちょっとこのブログの履歴を見たのですが,ビジネスロージャーナル(BLJ)のことを正面から書いたのはこれが初めてですね。ちょくちょく色々書いていたので,初めてとは意外でした。

 で,あと一応ここで紹介する本のポリシー,自腹で買ったやつだけ!に反するかどうかもちょっと問題です。
 だって,今ビジネスロージャーナルはタダで見れますから。あ,そうそうレクシスネクシスの判例検索が無くなるという噂もありましたが,大丈夫,ちゃんと検索できておりますので。

 で,そのポリシーの話ですが,まあタダと言っても,原稿料の代わりです。なので,出捐が全く無いわけではありませんので,一応ポリシーには反しないかなと思います。

 いやいや,あんた自分の書いた本は散々ここで宣伝してんじゃん~と思われるかもしれませんが,あれ,自腹で買ってますからね。
 今回も,弁護士会の下のブックセンターで買いました。

 大体,法律書は,裁判所の下の至誠堂で買うのですが(そっちの方が割引率が高い),自分の本はブックセンターですね。

 おっと,本題に入る前に長~い前提~このブログらしいです。そろそろ本題に行きますかね。

2 ビジネスロージャーナルは,会社の法務部の人向けの雑誌だと思います。他に,昔私も寄稿したことのある「ビジネス法務」(中央経済社),さらには「会社法務A2Z」(第一法規)やその昔,ここで散々ケチを付けたNBL(商事法務)・・・などがあります。

 実は,昔ビジネスロージャーナルは定期購読していたのですが,あるとき記事と見間違うような広告があったため,購読をやめた経緯があります。その後は,ブックガイドをたまに買うくらいでした。

 それが今回ここで紹介するにしたというわけで,何故かというと,今号の特集ですね。
 「秘密保持契約の最適化
 もうこれに尽きますね。

 秘密保持契約=NDAですが,これは企業法務の基本中の基本です。
 
 このブログの読者は特許の関係者が多いでしょうから,そういう人に分かりやすく言いますと,進歩性みたいな感じですよ。
 基本なんだけど,奥が深い~何年経っても悩む~という所ですかね。

 私もこの仕事11年やってますが,やはり悩みます。いや,勿論,当事務所オリジナルのNDA雛形は,日本語・英語ともに用意してあります。でもその雛形とおりに行くものなんてないですよね。

 なので,他の先生やり方や特異な事例にどうするのかは気になる所です。
 今号は,日本のデフォー,英米法,新興国,法務担当の座談会という,実に参考になる内容です。

 私は顔が狭くて,基本他人に興味がありませんので,執筆者の先生方がどんなに素晴らしい方々かは全く知りませんが,何書いてんだよこいつ~みたいな所は一切ありません。まずはそういう所から信頼できます。

 実は,NDAのこと書いている本てあまりありません(ま,思い浮かべるのが一つあるかもしれませんが,アレはイマイチですね。)。 
 そういう点からすると,私の前作,知財実務のセオリーには,このNDAのことも少し書いております。持っている人はp95くらいを見て頂くとよいと思います。

 つまり,大した本が無いにもかかわらず,NDAのレビューやら作成やらやんないといけないわけですよ(弁理士の先生も依頼されることがあるかもしれませんが,過誤の元!やめた方がいいと思いますよ。マジで。)。なので,そういうときのために,アレじゃなくて今号を買った方が良いかもしれません(値段も似たようなもんですし。)。

 あ,ネタバレになるといけないので,あまり詳しく書くのはやめておきますが,一点だけ。
 上のとおりの法務担当の座談会で,NDAに知財の条項を盛り込むか否か?という論点がありました。

 私としては,当然,知財の条項を盛り込む,議論なく,ねという所です。しかし,今回の座談会参加者中9人のうち2人が,知財の条項は盛り込まない!と明白に表明されておりました。理由は,目的外使用で捕捉できるからいいのだ!ということです。

 いやあ,世の中には色んな考えがあるのですねえ,って所です。

  勿論,知財の条項のないNDAを見たことはあります。でもそういうときに限って,揉めたりします。
 例えば,ダマで特許出願してたりして~♪ですね。特許出願はそのうち公開されますので,バレたりするわけです。そのときに,目的外使用だ!サンクションだレメディーだって,あんまり筋が良いとは思えません。

 そりゃね,事前にありとあらゆる可能性を網羅した完全な契約書を作るなんて無理な話です(おっと,去年のニセノーベル賞にそれっぽい話があったような・・・)。でもねえ,事前に分かっていることなら入れた方がいいんじゃないですかね(書いてなきゃやってもいいだろう~という質の悪い輩が居ないわけでもありませんし。)。

 目的外使用にも当たるかもしれませんが,実際に,知財のトラブルは多いですからね。やって損はないと思うのです(なので,私は必ず入れてます。)。

 何つうのかなあ,益のないことであって,害のあることはやるべきではありません。でも害はなく,益があるかもしれないなら,やってもいいのではないかということです。

 ともかくも,今号は良い特集だと思います。
1 今朝は寒かったですねえ。季節というのは,徐々にではなくデジタル的に変わるものだとつくづく思います。

 さて,日経電子版か何かの速報で実に興味深い話がありましたので,その件です(本日の夕刊の一面ですね。)。

 「過労自殺、男性は「40代」最も多く 過労死白書

 今日,白書が閣議決定されたので,その中身というわけです。

 ま,私はここで何度か書いていますが,そもそも司法試験を目指すきっかけが,同僚たちの過労自殺でしたので,この手の話は避けて通れません。

 電通の件でやっと世間的にも,過重労働の恐ろしさというのが染み渡ってきたとは思います。でも,あの自由闊達で愉快なる理想工場を謳ったソニーでさえ,こんなもんだったのです。
 ま,この話をすると大幅に話が逸れそうなので,この当たりにしておきますわ。

 で,私が着目したのは,この見出しの所ではありません。実は業種も発表されているのです。つまり,過労自殺者の多い仕事は何だ?ということになります。

 皆さん,何だと思いますか?いや,私は意外でした。でもちょっとやっぱり~と思う所もあります。

 日経によると,「過労自殺が多い男性について業種別にみると、従業員100万人当たりの自殺者数は法律事務所や経営コンサルタントといった「学術研究、専門・技術サービス業」が4.7人で最も多く、「情報通信業」の3.9人が続いた。」らしいです。

 法律事務所が過労自殺者1位ですって~♫

2 私は独立するまで3年ほどイソ弁をやっておりました。あるブティック系の事務所です。
 別に隠しているわけではありませんし,仲違いして・・というわけでもありません。自分のブランドで勝負したい,だけです。

 で,そのイソ弁時代に,期が一つ上で,某日本一の法律事務所に勤めていた弁護士が,その日本一の事務所を辞めて,当時私が勤めていた事務所に中途で入ったことがあります。

 何故かと言えば,しんどすぎて持たなかったからですね。わかりますよね,同業者なら。

 で,同僚になってからは,色んな話を聞かせてもらいました。
 逆9to5,ないしは逆セブン・イレブンの勤務時間,つまりは,朝の5時やら7時に事務所を漸く退出して,でもその朝の9時や11時にまた出勤するというものです。

 いつ寝るのか~ってことですが,さすがに朝の3時4時には机に突っ伏して寝てしまうということでした。しかし,それに対するパートナー弁護士の対策がまたイカしてました。

 パートナー弁護士もある程度遅く帰宅するようですが,奴隷たち(後述)ほどではありません。再度早朝に来てサボって居眠りしていないかチェックをするそうなのですね。パートナーによっては奴隷の椅子を蹴飛ばして起こすという荒療治もあったようでした。

 そういうのをクリアして,ご褒美のアメリカロースクール留学に行けるのはほんの一握りで,さらにそれからパートナーになるってえのもほんの一握りになるわけです(留学にかこつけたお払い箱もあるようです。)。

 いやいや,その話を聞いたときは本当ビックリしましたね。ま,ときはリーマンショック前の,M&Aでのデューデリ要員(奴隷)が足りなくて足りなくて~と,所謂4大事務所が年に数十人の新人を取っていた時代,ということもあったようですけどね。

 しかし,普通の人間にそんなの耐えられるわけはありません。

 しかも,弁護士の場合,建前上,個人事業主として,労働法制の規制が効かないというインチキにも見舞われてしまいます。つまり,事務所(パートナー弁護士)とデューデリ要員の弁護士との契約は業務委託契約という風になっており,雇用契約じゃないのですね。

 ま,事務所というかパートナー弁護士側からすると,裁量はある諾否の自由がある,「労働者」じゃない~ってことになりましょうが,寝落ちしたら椅子を蹴られるという待遇(まさに奴隷と奴隷遣い)のどこに裁量や自由があるというのでしょうかね,摩訶不思議~♫

 最近ブラック企業を目の敵にする労働者系の事務所も多くなっていますが,はて,自分の所はどうなんですかね?他人の粗はよく見えますが,自分の粗ってなかなか見えませんからね~。
 企業を責める前に,自分のところの勤務弁護士から責められるんじゃないの~ってパターンは,隠れているだけで,その実凄く多いと思いますよ。

 なので,我が業界が1位になったというのもさもありなんって所じゃないでしょうか。いやあ,本当誰かが声を上げないかぎり,絶対良くならないというのは,私はソニー時代に学びました~♡それでもあまり変わっていない所もあるようです。

 そうなのだから,大手事務所(ま,大手事務所には限りませんが。)のイソ弁くんたち(このブログを見ている人も多いようです。),自分で声を上げて何とかしないと,次に墓場に行くのはあなた達になってしまうかもしれませんよ,マジで。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日はここ山本橋に来ております。
 
 結構桜の葉が色づいて,散っております。わかりますかねえ。桜は早いですね。紅葉が話題になるころははげ山状態です。

 さて,上記のとおりですので,今後は士業専門の残業代請求事務所とかやったら流行るのではないかと思います~♡ムフフフ。
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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