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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 首記の本は,まあ何と言いましょうか,一言で言えば,日本の企業知財部の歴史~♫って感じの本です。

 有斐閣のそんな感じの本というと,ここでも紹介したが思い浮かびますが,ちょっと違います。
 清水先生の本は,技術とイノベーション,そちらに重きがあり,研究者・技術者の話がメインです。ところが,こちらの本は,知財部(当時はそんな名前じゃありませんけどね。)の話がメインなわけです。

 ですので,非常に勉強になりました。で,面白かったですね~。私も企業知財部出身ではあるのですが,知らない話ばかりでした。

 なので,企業の知財部員,弁理士,そして特許をやっている弁護士もこれは読んだ方が良いと思いますねえ。字だけで300pくらいあるので,かなり大変ではあるのですが,それだけの価値はあるし,読みやすく,何より面白いですからね。

2 この本で述べられているような,何かの歴史というのは重要なんだという思いが私にはずっとあります。そして,それはニーチェに由来します。

 大学時代に,ハイデガーやカントなど,有名どころの哲学者の書いたものを色々読んだのですが,さっぱりわかりませんでした(勿論日本語の翻訳のやつ。)。まあ今から思うと,法律と同じで,日本語で書いてあるからと言って,即理解できるものではないという所でしょう。

 しかし,唯一分かったのがニーチェで,「道徳の系譜学」と「悲劇の誕生」は実に良く分かりました。これらの共通点は,歴史~何かの立ち上り~を書いているということですね。まあニーチェがもともと文献学の専攻だったからでしょうね。

 で,これらから,特に「道徳の系譜学」から分かったのが,キリスト教というのは,単なる貧乏人のヒガミが出自であるってことでした。なので,キリスト教から生まれた人権だとか民主主義とかいうのも,まあ,キリスト教がパイオニア発明だとすると,改良発明や派生発明程度なものということになりますなあ。

 それが普遍的価値だなんて,どうかしてますわなあ,出願報奨3等程度なものなのに~,ムホホホ。

 おっと,話題が盛大に逸れていますか~。元に戻しましょう。

3 著者は,特許制度にも知財部にも全く思い入れが無いようなので,そこがいい味を出しています。しかも,題材が,要するに東芝なのですね。

 まず,日本での最初の知財の管理は,東芝の源流の会社の一つである芝浦製作所だということです(1912年)。日本では漸く知財管理が始まって100年少しということでしょうか。

 さらに戦前の特許の争訟のフィーバーぶりです。1930年代って今よりずっと権利行使が盛んで,業界が賑わっていたこともわかります。ベンチャー企業が勃興し,既存の大手と争いになり・・・構造主義的様相ですね。

 で,一番びっくりしたのが,重陽会の歴史です。重陽会って何じゃ?ってことでしょうが,これはアレですよ,今でいう日本知的財産協会,知財協のことです。

 これがどうして出来たかというと,上記のとおり,1930年代はガチンコでの権利行使が盛んだったわけです。
 ところが,それって疲れるでしょ,何でもそうですが~。カルテル結びたくなるよねえ,ナアナアでやりたくなるよねえ。で,当時の重電のメーカー4社が特許カルテルを結んだのがきっかけになったようです。
 
 しかも当時,弁理士会でインハウスを禁止しようという動きがあって,その反対運動でも,上の4社のインハウスの弁理士が主要な役割を果たし,この重陽会のきっかけになったというのですね。

 特許カルテルと企業内弁理士,この2つが知財協を産んだという,何ちゅう現代的な話なんでしょう,って感じです。

 この21世紀になっても,日本では特許訴訟が活発ではありません。それについて,訴訟を好まない日本人の気質だ~とかよく言われますが,こうやって歴史を振り返ると,そんなの全く的外れだということがわかります。
 ある時点までは日本でも活発だったのです。そうじゃなくなったのは,そんなことよりも低コストなやり方を見つけただけなのですね(今は,独禁法がありますからね。フフフ。)。

 というような感じの話がこれ以外にもたくさんあります。どうですか?ちょっとは読む気になったんじゃない~♡。

 そりゃあ特許などに興味がないと辛いかなあとは思いますが,系譜学的に実に面白かったわけです。特許を仕事でやっている人は是非読むことをオススメしますね。

 で,この本を何で知ったかというと,日経かと思ってたら,違うようですね。「週刊エコノミスト」3/14号の書評のようです。立ち読みしただけだったのですが,意外とそういう所で掘り出し物?がありますなあ。
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1 本日の日経の朝刊の5面に「知財法制一括見直し 経産省など提言 IoT利用促進」という記事が載っています。まあ日経だけじゃなく,この2,3日,知財,IoT,データというようなキーワードで,ちょこちょこした記事が載っているのを見かけていたのではないでしょうか。

 その元ネタが首記の報告書です。漸く,昨日(4/19)に公表されたということですね。
 経産省のサイトは,こちらです。また,報告書自体は,こちらです。

 まあ何でもそうですが,伝聞に過ぎないマスコミの記事よりも,一次資料を自分で読んだ方がいいと思います(面倒ですけどね。)。当然,私は既に全文読んでおります。

2 一応,経産省のサイトからのまとめを書き出しておきましょう。以下のとおりです。ここだけを読んでも大体わかりますけどね。
 
1.背景  センサ等から集積されるビッグデータや、人工知能(AI)による創作物などの新たな情報財について、利活用の促進と保護とのバランスがとれた知財制度の構築が求められています。また、「知財」と「標準」に、新たな競争力の源泉として加わった「データ」を合わせた、三次元の複合戦略の立案も求められています。これに対応した制度・運用の在り方を検討するため、平成28年10月に学識経験者、産業界等の有識者からなる「第四次産業革命を視野に入れた知財システムの在り方に関する検討会」(座長渡部俊也東京大学政策ビジョンセンター教授)を立ち上げ、検討を進めてまいりました。

2.報告書の概要  上記の背景を踏まえ、現状と課題を整理し、今後の対応等をまとめた報告書を別紙のとおり、取りまとめました。本報告書で示された今後実施することが適当な取組のポイントは以下のとおりです。
(1)データの利活用について     
・不正な手段によりデータを取得する行為等に対し損害賠償や差止請求を行えるようにすることなど、不正競争防止法の改正も視野に入れて引き続き検討を行い、方向性を取りまとめること    
・データの種類に応じ、企業間におけるデータの利活用や契約の実態に即し、保護の在り方や契約等のルールについて検討し、契約で利用権限を適正かつ公平に取決め、明確化するための契約ガイドライン等を策定すること      
  (2)産業財産権システムについて     
・特許の対象となるデータ構造について、権利取得の予見性を高めること    
・IoTを活用したビジネスモデルを支える知財システムの整備の観点から、ソフトウェア関連発明の審査基準の点検、ビジネス関連特許の活用方法の整理、新設した特許分類の活用及び分野横断的な審査体制の整備を行うこと    
・国境をまたいだ侵害行為に対する権利保護については、裁判例の蓄積等を注視しつつ、引き続き検討をすること    
・将来的なAIによる発明等の産業財産権上の取扱いや、3Dプリンティング用データの産業財産権上の取扱いについては、現時点では、現行法による保護を行い、今後の動向を注視すること    
・標準必須特許をめぐる紛争を対象とし、特許法の改正も視野に入れ、行政が適正なライセンス料を決定するADR制度(標準必須特許裁定)の導入を検討すること    
・ライセンス契約や特許権侵害紛争を対象とし、中小企業等が使いやすいADR制度(あっせん)について検討すること 
(3)国際標準化について     
・「新市場創造型標準化制度」の活用や国立研究開発法人の更なる活用による業種横断プロジェクト組成の検討等により、官民の標準化体制を強化すること    
・「標準化人材を育成する3つのアクションプラン」等に基づき、経営層の標準化に対する理解の増進や標準化専門家及び標準化を支える弁理士等の専門人材の育成等の標準化人材育成の取組を強化すること    
・標準関連業務に関与する知財に関する専門家としての弁理士の役割を明確化すること 

 上記の他、個別産業分野及び中小・ベンチャー企業等の視点からの現状と課題、今後実施することが適当な取組が示されています。

3.今後の方向性  今後は検討会で得られた成果を踏まえ、産業構造審議会等で、有識者や産業界等と更に意見交換を進め、政策の具体化に向けて検討を進めてまいります。

 ここには,ああ,裁定の新制度の話って,ここからのリークだったのね,など色々感想もあります。
 ポイントはデータの利活用と,産業財産権システムの所でしょうか。この辺は,純粋に技術的な話なので,特許庁から出ているIoT関係の資料を見た方がわかりやすいです。せっかくの報告書ですので,よく理解しておいた方が良さそうですね。

 とは言え,この報告書にもあったのですが,「これらデータの利活用に関しては、知的財産戦略本部の検証・評価・企 画委員会においては、IoT 等で大量に蓄積されるデジタルデータ等新たな情報財の知財制度上の在り方について、著作権・産業財産権・その他の知的財産全てを視野に入れた総合的な検討が行われ、平成 29 年3月にデータ利活用促進に向けた大きな方向性が示されたところである。また、文化庁の文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会においては、技術革新など社会の変化に対応できる適切な柔軟性を備えた権利制限規定の在り方等について検討され、平成29 年2月に中間とりまとめが行われたところである 。」とあるように,知的財産戦略本部での動きが一つあり,また,文化庁の文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会の動きもあるわけです。

 さらに,この前,産業構造審議会の特許制度小委員会での知財紛争処理システムの話もあるわけです。まあこれはもう終わった話ではあるのですけどね。

 つまり,似たような会議というか委員会というか,そういうのが,一時は4つも同時並行で動いていたということです。知財戦略本部,経産省,文化庁,そして産業構造審議会~。

 色々いい考えが浮かびましたかなあ,何せ4つも似たような会議をやっているわけですからね。

 しかし,誰か言う人は居なかったのですかねえ。まとめた方がよくね,って。船頭多くして船山に登る~って言うし,何よりリソースの無駄ですわな。
 大体,どれもこれも似たようなメンバー,ベテランの学者,ベテラン弁護士,ベテラン弁理士,大企業の法務か知財の部長・・・現場から離れて頭も回りそうにない過去の遺産で食っているだけの人たちですなあ。

 そんなん集めて報告書を何本も作って,何がやりたいのですかねえ。いや,本音をいいましょうか~,何もやりたくないのでしょう。でもやった感を出さないといけない,アリバイ作りをしないといけない,だからこれだけのものを作ってしまう~ほぼ無駄なのにねえ。

 そそ,いつも言っているように,所詮,(皆さんご一緒に),この世の中の99%はプロレス~(ロス・インゴベルナブレス・デハポン調で)ですから~ね。
1 これはアメリカの Vice Presidentである Mike Penceが,昨日(4/18)の安倍総理との会談で語ったと言われる言葉ですね。

 各報道機関で多少まちまちですが,「平和は力によって達成される」とか,「平和は力によってのみ初めて達成できる」とか,概ねそのような訳になっています。
 というか,日本の報道機関の報道を逆引きして,漸く冒頭の英語にたどり着いたというのが真相ですけどね。

 で,冒頭のフレーズは,このマイクペンスがお気に入りのフレーズのようで,彼のツイッター等でも見かけられるもので,ときに「only」を入れたりするようです。

 何故そんなことを調べたかというと,いやいやいやさすがにトラちゃんの腹心と言えども,そんなあからさまなことを言うのかねえ,また日本の報道機関が超訳でもしたんじゃないの~という疑いから,調べてみたのです。

 でも,上記のとおり,日本の報道機関の勇み足でも何でもなく,少なくとも,マイクペンスは,冒頭のように思っているというわけです。

2 恐らくこのフレーズって,アインシュタインの有名なセリフに対応するものではないかと思います。
 
 アインシュタインの方は,「Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.」で有名です。
 これをグーグル翻訳してみると,「力で平和を保つことはできません。 それは理解することによってのみ達成することができます。」ということになります。

 まあ私には難しいことはわかりませんけどね。

 私は大学,大学院と物理系でしたので,アインシュタインに関する本はよく読みました。研究室での研究は相対論的宇宙論を統計物理に展開しようとしていたもので(こう書くと凄く思えますが,まあ大した話ではありません。),相対論を理解しようとやっきになっていたものです。

 で,アインシュタインというと,凄い科学者という感じがしますが,私はずーっと本当かなあと思っています。
 というのは,アインシュタインって経歴が異質なのですね。普通,アインシュタインくらいの科学者だと,小さいころには大したこと無かったけど,大学のころには凄い奴だ~みたいなパターンだと思うのですね。

 日本のノーベル賞を取った先生方も小さいころから凄かったか,少なくとも,大学のころには一目置かれるような感じであるのが普通です。大学のころまでイマイチだった人でノーベル賞取ったなんて聞いたことはありません。

 ところが,アインシュタイン,大学のころもイマイチだったのですね。
 イマイチ過ぎて大学の先生の職につけず,やっとスイスの特許庁の審査官になったというのは有名で,その審査官時代のコソ勉で,有名な3通の論文(特殊相対論,ブラウン運動,光量子)を書いたわけです。

 そこからはアインシュタインの栄光の歴史が始まるわけですが,本当か~って思いますわな。いや,3通の論文がインチキって言うわけでありません。それらはきちんとした内容ですからね。
 私が言いたいのは,本当に自分一人でやったのか~ってことです。

 実は,当時のアインシュタインの奥さんは(勿論審査官の時代も),アインシュタインの大学時代の同級生ですね。
 で,今と違って当時の女子大学生ですよ。日本だってそうでしょ。最初の女性帝大生~みたいな人がどれほど優秀か,想像がつくと思います。

 で,アインシュタインが一般相対性理論を発表したのは,1916年,つまり去年はちょうど100周年だったわけです。
 そして,このできる奥さんとアインシュタインが離婚したのは,1919年のことです。

 それからのアインシュタインって何か業績を残していますかね。

 ですので,アインシュタインの業績とされるのは,本当はこの奥さん一人の業績ではないかと私はずーっと思っています。少なくとも,共同のものだったのではないかと思いますね。

 おっと,相当に話がぶっ飛びました~。
 なので,何が言いたいかというと,アインシュタインが言ったからって,まあすげえ人の言ったすげえ言葉だなんて思わない方がいいんじゃね,ってことですね。

3 私は,法律家なもので,金と暴力には勝てないと思っています。いやああんたむしろ法律家なのに,何じゃその考えは・・と思う人も多いかもしれません(このブログを良く読んでいる人はもうそんなことは思わないでしょうが。)。

 でも,法律と道徳の違いって,国家の強制力の有無ですからね。つまり,道徳を破っても,誰からも強制されることはないですが(原則として),法律を破ると強制されます。強制は何でやられるかというと,暴力装置(警察,執行官などなど)です。

 今日の朝,テレビを見ているとタイから熊本に護送される被疑者の姿が映されていましたが,まさに,あれが暴力装置のなせる技,ああいうことをするために法律というのがあるのです。

 民事でもそうです。人が死のうが,家が焼けようが,住んでいる場所を追い出されようが,最終的にはすべて金で解決します。多少の不満は当然残りますが,強制力を持って取り立てられるのは,金だけです。
 仮に金以外のものを取り立てられるとすると,その方がシッチャカメッチャカになるのではないですか。

 金と暴力には勝てないってことは,つまりはそれ以上のものは要求しないということでもあります。
 私を含めて人というのは実に愚かなものですので,下限を区切るより,上限を区切った方が良いのでしょうね。昔からの生活の知恵が結実したのだと思います。

 なので,ペンス副大統領の考えも一つのあり得る考えだと思います。でも,力によると相手も力によって抵抗しますけどね(そういえば,ちょうど72年前の今頃,沖縄で大々的な抵抗をしていたわけですねえ。)。
 そうすると,そんな単細胞のジャイアンに未来永劫付いて行くんですかなあ。
1 本日は発明の日,らしいです。
 特許庁もこんなページを用意しております。私にとってはだから何なんだ?って所ですので(恐らく他の多くの人にも),違う話,まあ小ネタで行ってみましょう。
 
 (こんなバナーも使い放題らしい。)

2 まずは本日の日経の一面です。
「新日鉄住金、元従業員側が解決金 ポスコ技術流出で」ということで,民事の和解が,元の従業員と成立したみたいですね。

 結構な大きな話です。
 水面下では今までもあったかもしれませんが,営業秘密を漏らした元従業員にけじめをつけさせたというのはあまり聞きません。
 大きな会社というのは体面を気にしますが,最近は株主への説明責任とか,そういう所謂コーポレートマターの観点から,ナアナアで済ませなくなったようです。まあ私の商売的には良い傾向ですが,大局的にはどうなんでしょうねえ。

 で,この問題となった技術の,方向性電磁鋼板というのを,特許権者の新日鉄住金の昔の名前の新日鉄で検索してみました。
 JPlatPatの「特許・実用新案テキスト検索」で,特許請求の範囲と要約「方向性電磁鋼板」AND 出願人/権利者「新日本製鐵株式会社」ですね。特許公報のみです。

 そうしたところ,何と700件もの特許が挙がりました。一番古いのは,特願昭60-017591ですね。「鉄損の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法」です。

【請求項1】Si 4.5重量%以下を含むけい素鋼熱延板を、必要に応じて行なう900゜~1200℃での焼なましの後、1回または中間焼なましをはさむ2回以上の冷間圧延により最終製品板厚となし、脱炭焼なましののち最終仕上げ焼なましを行なう一方向性電磁鋼板の製造方法において、前記脱炭焼なまし工程と前記最終仕上げ焼なまし工程との間で、鋼板表面に形成されている酸化層の厚み方向の一部を鋼板表面上部分的に除去し、該除去部が、鋼板の片面あるいは両面の全表面積の3~97%の範囲内で、しかも50mm×50mmの面積範囲内に少なくとも1つ以上存在することを特徴とする磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法。

 まあこれはいいとして,要するに特許をかなり出願しているということです。

 今回の話の前段階であるポスコとの訴訟の和解でも,営業秘密だけではなく,特許権侵害を含めた和解だった筈ですから,特許をかなり出願しているというのは当然なのでしょう。

 なので,着目すべきはその戦略ですよね。
 特許を出願していたにもかかわらず,今回の動きが始まったのは,韓国での訴訟からです。ポスコのノウハウをポスコの元社員が中国メーカーに売ったという訴訟で,その元社員が,いやいやいや売ったのはポスコのノウハウではなく,新日鉄のノウハウでっせ~♡ということで火がついたわけですね。

 つまり,そういう事情がないと分からない!ものだったのです。いや別にノウハウってそんなもんでしょ,リバースエンジニアリングで分からない,疑わしいけど証拠がない,解析しても分からない,だからこそのノウハウでしょ?,だからこそ秘匿すんでしょ?そりゃそうです。

 そりゃそうなのですが,じゃあちょっと検索しただけで700件もあった特許(無方向性電磁鋼板もありましたけどね。),って謂わば殆ど無意味だったってことになりませんか。

 リバースエンジニアリングして,すぐにこの特許が使われてる!っていうような特許じゃないと~♫。方向性電磁鋼板と言えども,買えないものじゃないですからね(大手の自動車メーカーは,ライバルの新車を買ってきてはほぼすべてリバースエンジニアリングしています。)。

 まあ本来ノウハウにすべき,リバースエンジニアリングで分からないようなものまでも特許出願したのでしょうね。そして,リバースエンジニアリングで分かるようなことは特許出願しなかった(できなかったのかもしれませんが。),ということなのでしょう。

 私は大手企業の知財部に居ましたから,よく分かります。冴えている人も居ますが,抜け作も大勢居ます。新日鉄住金には良い勉強代だったのではないでしょうかね。
 なので,今後の新日鉄住金は,手強くなるでしょうねえ。

3 お次は人事です。

 この春,知財高裁と東京地裁の民事部(知財専門部)通じて,唯一部長が変わった東京地裁民事46部ですが,新しい部長がウェブサイトに出ていますね。

 柴田義明部長です。平成17年から平成20年ころに知財高裁の陪席だったようですが,全然記憶がないですなあ。

 さて,どのような訴訟指揮でしょうかねえ。

4 さらに人事関係というか,懲戒関係です。
 と言っても弁護士ではなく弁理士です。

 弁理士の場合,人数も少なく,お客さんも大手企業が多いことから,懲戒になる場合って弁護士に比べて圧倒的に少ないと思うのですね。

 とは言え,今月,2件懲戒処分が出ております。一つは1年6月の業務停止,もう一つは,戒告です。戒告の方は若干可哀想な感じがします。ちなみに,これは弁理士法に基づく懲戒ですね。

 今月のパテントはもう届いている方も居ると思いますが,それにはJPAAジャーナルというのが毎月封入されていて,会則違反のペナルティーが載っております。
 それによると,今月は,会費滞納で2名の弁理士が退会処分になっておりますねえ。うー世知辛い世の中です。

 弁護士も弁理士も強制加入方式を捨て去れば,こんな会費滞納で資格を失うことはなくなりますので,早く実現すると良いニャーと思います。

5 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーです。
 本日は,ここ目黒新橋に来ております。目黒川にかかる目黒通りの橋ですね。
 
 いやあ,先週とは打って変わっての緑です。初夏って感じもしますねえ。

 今日の東京の最高気温は,25.7度でした。散歩すると汗が出てきますもんね。さすがに冬物のコートなどはもうクリーニングに出してもいいような気もしますが,どうなんでしょうねえ。
 
 恒例の山本橋です。
 
 こちらも緑,ところどころに花が残っている木もありますが,まあこんな感じですね。
 

1 さてさて,知財の話題が無いんだなあって所でしょうかね。ちょっと気になる話も無いことも無いのですが,まあいいでしょう。確認の取れない話は,事情通の情報だけで結構という所です。

 さてさて,今週末の4/16,私の実家のある大分県豊後高田市で市長選が行われます。何つっても前の市長(正確には今も,かな。)が5期18年も務めていたこともあり,本格的な市長選は久々つーか,21世紀になって初めてじゃないでしょうか。

 実は,実家の知り合いで,東京で居る方(私のように上京している人ですね。)と,ちょっとした仕事関係の打ち合わせをするなどした関係で,実家と連絡をしていたところ,高田は今市長選でしゃあしいんで~♫ということでした。なので,この話にしました。

 結構な知財関係者,大学の先生から裁判官,弁護士,弁理士,知財部の人・・・結構な層の方が見ているというのにもかかわらず,実家の市長選が第一なんですからねえ。ま,ズッコケるでしょう。

 でもこの市長選を考えると日本の未来,ひいてはイノベーションにも通じるかもしれません。

2 それはどういうことかというと,立候補者の歳です。市長選が行われるということで,立候補者は2人居ます。いちいち書きませんが(書いた所で誰も知りませんからね。),その年齢が問題です。

 一人は,74歳,もう一人は69歳です。いやあびっくりしますね。まあ弁護士会も弁理士会も会長の歳は結構イッてますが,それにも増してのクソジジイぶりです(あ,両方男です。)。

 私くらいの年齢でも私はもう歳でダメだなあと思いますけどね(私は歳甲斐もありませんが)。どこぞのリーダーは40代,30代だと思いますよ。

 いや別に人口が右肩上がりの時代は年寄りのリーダーでもいいのかもしれませんが,北朝鮮からサリン付きのミサイルが飛んでこようとしているのに,そんなの経験ではカバー出来ないでしょう。
 若い人がいいですよね~。でも弁護士会や弁理士会と同様,クソジジイしか立候補しないんだよねえ。

 今の日本の一番の問題って,老害につきますね。60歳になったら自動的・強制的に他所に行くかさもなくば引退するようにしないとダメですわなあ。

 なので,盛り上がってはいるそうですが,豊後高田市長選を見ると,ああ,日本だなあ,ダメだなあこりゃと思ってしまいますねえ。

 次回は私の同級生でも出てくれねえかなあ。

3 さて,桜です。今日は暑いくらいにいい天気ですが,どんな具合でしょうか。
 今週の月曜から,順に見ていきましょう(山本橋)。
 
 月曜です。まだ満開と言ってよいかもしれません。

 
 火曜です。雨が降りました。これは痛かったですね。

 
 水曜です。結構散ってしまいました。

 
 昨日の木曜です。散った花が目黒川に固まっているのが見えます。

 
 そして,今日,金曜日です。もう葉桜ですかね。ただ,木によっては意外と頑張っているのもありますね。

 昨日は,弁護士会での知財の勉強会の日でした。1年ぶりくらいに私の発表の番だったので,後継ブログからお題になる判決をピックアップして発表したのでした。その行きの道すがら,日比谷公園を通った所,園内で花見しているグループが居たのでびっくりしましたね。しかも複数グループですよ。

 今年は,東京で開花になったのが3/21で,満開が4/2でした。とは言うものの,結構咲くのが遅くて,開花してもゆっくりゆっくりでした。ソメイヨシノは,ぱっと咲いてぱっと散るのが魅力の一つだと思うのですが,今年はゆっくり咲いてゆっくり散っているかなあと思います。3月に入って寒かったのがその原因でしょうね。

 とは言え,今週末で完全葉桜になるでしょうねえ。今日もこれから飲み会ですが(さすがに,花見ではありません。),また四ツ谷です。四ツ谷で飲む機会がありますね~。
 荒木町界隈かたいやきわかばの辺りをうろついているかもしれませんね。

4 追伸
 市長選の結果です。
 74歳の方が勝ったようです。非常に僅差(140票くらいの差しか無かったようです。)で,投票率も高かったみたいですね。

 まあしかし,上に書いたように,この年齢~うちの親と変わらないよねえ。本当,次回は若返って欲しいもんです。
1 本日は久々超寒い東京です。しかも雨も降っております。こういうときに限って外出する用があるんですよねえ。

 ほんで途中というか,山本橋です。
 
 何とか持っています。しかし,よく見ると葉桜が・・・まあ今年は気温のこともあり,開花から随分楽しめたのではないでしょうかね。

 桜の季節が終わると,もうあっという間に夏です。

2 あ,そうそう去年,いつも使っている板のセンターフィンがボキ折れて,ここしばらくクワッドフィンだったのですが,ついにセンターフィンを買いましたよ~。というか,3つセットのやつ~。

 カーボンからプラスチックに格落ちですが,まあいいでしょう。やっぱ,トライフィンの方がいいかなあって感じですかね。

 で,どこで買ったかというとメルカリです。

 この手の商売,センター管理方式のビジネスモデルなので,ブロックチェーン技術がデフォーになると廃れるのかなあと思ってたのですが,そうでもないかなあと思いました。こういうのは実際使うとわかりますね。

 ブロックチェーン技術ってえのは,取引の改ざんには強いです。しかし,決まったものを確実に取引するという以外に,メルカリには仲介ならではの特徴がありますね。
 一つは,決済です。買い手が売り手を評価しないと,売り手に金が行かないようになっているのです。
 そして,その後,金が届いて,売り手が買い手を評価してトランザクションが終了になるのですね。

 こうすると何が良いかというと,金を先に振り込ませるという詐欺が防げます(逆のパターンは統計的に少ないのでしょうね。)。他方,売り手も変な買い手を避けることができます。
 
 ウーバーも,エアービーアンドビーもそうですが,需要側と供給側を相互に評価させるようになっており,これが発展の源の一つかなと思います。

 こういうのは未だブロックチェーンでは反映できない所の一つではないでしょうか。とは言え,技術は日進月歩~♪こういう,痒い所に手が届く次世代のブロックチェーン技術もそのうち現れるかもしれません(もしそうなったら,ウーバーもエアービーアンドビーもメルカリも吹っ飛びますがね。手数料を取れる隙きがない。)。
1 サーフィンライフって言うと,サーフィンしている人たちは何のことかよく分かると思います。雑誌ですね。

 その昔,サーフィンの雑誌って,メジャー2誌があり(サーフィンワールドとサーフィンライフ),サーフィンやっている人はどちらかを読んでいるってことが多かったのです。
 だって,その頃はネットの情報などあまりなく,テレビで放送することも殆どなく,新鮮な情報を得るのには雑誌が一番っていうわけだったからです(サーフィンに限らず,何でもそうだったかもしれません。)。

 私も例外ではなく,そして私の場合は,サーフィンライフの方を買っておりました。
 ちょうど今から20年前くらいですかね。一番サーフィンに行き,一番スノーボードもしていたころです。冬も夏も真っ黒で,会社からの給料の殆どは,国内外でのサーフトリップとスノートリップと道具の買い替えに費やしていた,そういう不良サラリーマンだったころのお話です(年に2回は海外に行ってましたもんね。勿論,仕事じゃなく。)。

 そのころ読む本と言えば,サーフィン雑誌,スノーボード雑誌,格闘技・プロレス雑誌,エロ本,もうこんな所です。活字だけの本なんて,全く読みませんでしたね。そもそも家に机も本棚もなかったのですから~。
 いやあ,それが20年経つとこうも変わるもんかねえという感じですわ。

 まあそんな昔話はいいとして,世間での本が売れない,雑誌も売れない~♫ということで,まず,サーフィンワールドの方が休刊になりました。
 そして,サーフィンライフの方も,去年の夏に休刊になったのです。というか,出してた出版社(マリン企画)が倒産(去年の9/27に破産手続開始決定となったようです。)して,出せなくなったというのが実情ですね。

 で,破産管財人は?と見ると,おお倒産ムラで有名な事務所ですね。
 しかし,法人の破産管財人ってどういう基準で選んでるんでしょうねえ。こんな不透明なものはないですよ。
 破産管財人の報酬って凄い額になることもありますからね。大凡,財団の5%~それが営業要らずで,入ってくるのですから~♫(実際は裁判所に営業しているのかもしれませんけどね。)。
 いい加減選任の透明性をもっと高くしておかないと,とんでもないことになると思いますけどね。そそ,文科省の官僚の天下りのように,ね。おっと議題から大ズレだ。

 で,話を元に戻すと,出版社の倒産で,サーフィンライフは出せなくなったわけです。
 ところが,編集部の努力でしょうかね~。今般復活したわけです。

2 本日発売のサーフィンライフです。
 
 
 ということで,サーフィンライフを買ったのも,20年近くぶりになるかもしれません(弁理士受験の勉強のときに,それまでの嗜好やライフスタイルが一変しましたので。)。

 中身はまだよく見ていませんが,閉じが逆になってますね(横書きの左開きではなく,縦書きの右開きです。)。あと,隔月刊ということです。

 中に初心者のデビューリポートというのがあり,それに弁護士**という方が参加されているのですが,名前を検索した所,これは実在の弁護士のようですね。サーフィンは凄く面白いものですので,長く続けられることを願っております。

 こんな感じで,週末しかサーフィンしない私のような人にとっては役立ちそうな情報が載っていそうです。なので,今回はご祝儀代わりに買いましたが,もしかするとときどき買うかもしれません(fineの改良版は酷かったもんなあ。でもまだ雑誌は続いているらしいです。)

 兎も角も,サーフィンライフ復活おめでとうございます。ずっと続けて欲しいですね。

3 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,本日もまた桜のコーナーです。
 まずは,大井町駅近くの桜並木です。
 
 
 ここはですね,京浜東北線や東海道線で,大井町駅近くの海側の線路脇です。電車で通っている人ならわかるかもしれませんね。ただ,ここはかなり散って葉桜になっておりますね。ということで,目黒川の方に行きます。
 
 ここはいつもの居木橋です。さすがにここも散っていますが,まだまだ葉桜にはなっておりません。

 
 で,GCO裏の桜のトンネルです。

 
 これもそうです。まだまだ人出は多いなあという感じです。遊覧船も来ておりました。

 
 そして,いつもの山本橋です。土日は天気が悪かったので,かなり散ったと思ったのですが,風が弱かったためか,さほどではありません。
 もう1日2日はもちそうですね。
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プロフィール
HN:
iwanagalaw
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性別:
男性
職業:
弁護士
趣味:
サーフィン&スノーボード
自己紹介:
理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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