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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 まあ私の昔からの知り合いの人だと,こういうの好きだよねえって言いそうですが,まさにこういうのが好きですね。

 色んな所で話題になっておりましたので,夏前に上を買い,そしたらやはり予想以上に面白かったので,先月の終わりに下を買い,この度漸く読み終えたという所です。

 で,非常に読みやすかったですね。まあ上下ありましたので,結構時間がかかりましたが,読書好きで読むのも早い人なら上下でも1週間かからないのではないかと思います。これは,原書も優れているのでしょうし,この翻訳も優れているからだと思います。

 似たような本で,「銃・鉄・病原菌」ジャレド・ダイアモンド,というのがあるのですが,あれよりも読みやすいと思います。こちらも読んでますよ~。私はこういうのが好きですからね。

2 全史というだけあって,エポックメイキングな事象で区切り(認知革命→農業革命→科学革命),基本評価的,規範的な話を避けて論を進めています。
 そうすると,普通は無味乾燥~になるのですが,この本は,実に読みやすく分かりやすいのです。

 さて,私は一応弁護士なので,それらしい話の所に着目してしまいます。そういうことに関する話を挙げてみます。

「司法制度は共通の法律神話に根差している。」「ローマ法王=カトリック協会のアルファオス」「ハムラビ法典にもアメリカ独立宣言にも,何ら客観的な正当性はない。」「平等も人権も共同主観的な幻想」「ドルも人権もアメリカ合衆国も想像の中の存在」「貨幣は最大の征服者,だが,貨幣は人類の寛容性の極み」「キリスト教徒は愛と思いやりを説くこの宗教のわずかな解釈を守るために,同じキリスト教徒を何百万人も殺害した。」「日本が西洋に追いついたのは,テクノロジーの才ではなく,社会と政治の多くの面を西洋をお手本として作り直したから」「アメリカに軍事目的で遠征隊を送ろうとした初めての非ヨーロッパ勢力は日本」「国民は想像の産物である」「暴力の減少は国家の台頭のおかげだ。」

 どうですか~読みたくなった人も多いのではないかと思います。

3 さて,森友学園の話は未だにマスコミに上っています。
 個人的には,実におかしい,本当こういうのを国策捜査&国策起訴というのだなあという感じがしますが,まあいいです。

 で,覚えてる人はもういないかもしれませんが,この森友学園,最初何で話題になったかというと,教育勅語を前面に出してるおかしな幼稚園がある~こういう話だったわけですね。

 教育勅語!けしからん!まあ大体そんな所でしょ。
 中にはまあ大体の中身は共感できるところもあるけど,後半の「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」の所,軍国主義に繋がるんじゃないの~これはいかんのじゃないの~とかそういう変形排斥パターンもありますね。

 でね,思うのですが,日本て憲法19条って無かったですかね。私立の幼稚園でしょ,何がいけないのでしょうかね。

 例えば,教会が経営しているとか,キリスト教系の学校ってたくさんあるでしょ。東京にも有名な大学でもあります。ICU,上智とか,五反田の近くだと,清泉とか明治学院とかもあります。

 こちらはいいんですかいな。

 聖書読んだことありますか?
 アブラハムは200歳近くまで生き,死んだはずのキリストは何故か蘇る~ありえねーっつうの。

 上記にも挙げましたが,布教の美名で一体今まで何人殺したことでしょうか?日本の戦前の軍国主義~ノンノンノン桁違いでしょ。

 なのに,あっちは良くてこっちはだめ~普通に考えりゃおかしいわけです。

 ま,強いて理由を挙げると(というか皆さん,うすうすは分かっているはずです。),教育勅語は負けた方のもので,キリスト教は勝った方のものだからです。単純にそれだけです。

 ユヴァルが指摘しているのと同様,別に教育勅語だろうがキリスト教だろうが,客観的な正当性はどちらにもありません。どちらも大きな物語であり,共同主観的なものに過ぎません。

 じゃあその中でこっちは優れていてこっちは劣っているような評価というかスタンスっつうのはやめた方がいいんじゃね,と思う次第です。
 戦いすんでノーサイド~勝ちも負けも時の運,ならば,一方は犯罪者で一方は英雄に仕立てるってえのも~つまらんぜ,そんなのは~。

 ま,私はいつもそんなことを思っているのですが,そんな考えって意外とグローバル~♫なのかもしれません。少なくとも,今回紹介した本とは整合的です。

 で読む気になりましたかな。逆に無くなったって?そりゃ残念。

4 追伸
 毎度おなじみ流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。
 本日は,ここ目黒川沿いのアマゾン日本本社近くに来ております(雅叙園のことね。)。

 そして,いきなりの,本日のセミ!です。
 
 お待たせしました。久々のセミですよ~。これはアブラゼミのメスです。

 アブラゼミは,九州にも多いし,こっちでもよく居ますね。クマゼミとミンミンゼミは何か住み分けがあるような気がしますが,アブラゼミにはそんなものはない!やられたらやり返す,山口組と任侠山口組のように・・・。

 そう言えば,山口組が任侠山口組について,不正競争防止法とかで訴えるとどうなるんでしょうねえ~?条文は,2条1項2号の著名表示で行けるでしょう。
 フリーライドで希釈で毀損じゃないですかなあ。

 ちなみに商標の登録はないようです。まあさすがに真似する所は・・・って現に真似されているしなあ~指定役務が問題ですね。45類で紛争解決サービスとかですかねえ。
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1 ということです。
 ご興味の有る方は一読をどうぞ。東京新聞朝刊7面ですね。
「ネット障害で補償あるの?」という記名記事です。

2 私って基本的にはマスコミの取材は受けないことにしております。
 理由は,面倒臭いし,金にもならんことはしたくないし~つうところです。

 でも一番の理由は,マスコミの人って本当に偉そうにしているので,ちょっと話しててもムカついてしょうがないのです。なので,取材は受けねえよーと電話をガチャ切りするのがデフォーです。

 じゃあ何故今回は金にもならんのに受けたかというと,この記名記事の記者の人の誠実さ,ですね。
 私は鬼でも悪魔でもないので,普通の,ごく普通の(別に丁寧じゃなくても構いません。),本当に普通の対応をして頂ければ,必要性を認めた際には結構積極的に動くわけです。

 ですので,今回は事務所にお越し頂き,短時間インタビュー的な取材に応じたということです。
 ほんで,それを記事まとめてもらって,多少私が確認し手直しして,本日の掲載となったということです。取材があったのが,先週の9/7ですから,やはり1週間かからないってわけです。

 今年は年始に,日経新聞の「私見卓見」にも小論文が載りましたが,あれも早かったです。やはり新聞は早さが命です。

3 東京新聞を見ることができるのは,東京近辺に限られていると思いますが,機会がありましたら,是非よろしくお願いします。
1 今日行われた全日本インカレ,桐生選手がついに9秒台を出したようです。良かったですね。おめでとうございます。

 私はここで何度か書いたとおり,昔陸上の短距離をやっておりまして,全日本インカレは無理でしたが,関東インカレには出たことがあります。
 そういう繋がりもあり,しかも最近は母校,東工大でも全日本インカレに参加する選手が居たりしますので,メールで結果などを送ってくれたりもします。
 さらに,今日の日経の朝刊,桐生くんと最近売り出し中の多田くんが双方とも決勝に行ったと書いてありました。
 なので,いやあ生中継ないのかなあと探していたのですが,残念ながら全くありません。CSだとやっていたのかもしれませんが,そんなの見れませんからね。

 正式な100m男子決勝の結果はこちらですね。
1位 桐生 祥秀 (4)     東洋大     9.98   
2位 多田 修平 (3)     関西学院大  10.07

 多田くんに勝っての1位で9秒台,これは価値がありますね。風が追い風1.8m/sということで,そこも良かったと思います(2m/s超えると追い風参考記事になっちゃいます。)。

2 桐生くんのことはこのブログで何度か書いたことがあり,過去のこの記事では,いやあ,高校のベストが人生のベストになるんじゃねえの~♪と書いたのですが,私が間違っておりました。
 今般,見事,自己ベストを更新し,ついに9秒台に突入したのですから。ですので,潔く謝ります。

 どうもごめんなさい。大変浅はかでした。

 まあでも良い方向へ予想が外れたので,清々しい所です。
 さて,こう考えると,桐生くんがもうちょっとで9秒台を出したのが,もう4年前,つまり,高3のときでした。そして,4年経ったということで,上記のとおり,大学4年生ですね,今。
 最高学年になると,何かリラックス出来るか,下のやつには絶対負けたくない,みたいものが出るのでしょうね。

 そうすると,来年社会人1年生になると思いますので,記録がガタ落ちするでしょう。出来ることなら,東京オリンピックまでは大学院進学するなどして,余計なストレスのある状況を回避した方が良いと思いますが,まあまた余計なお世話というか,贔屓の引き倒し~みたいな感じにもなりますので,この辺にしておきますか。

 あとは,早くテレビのスポーツニュースで見てみたい~♪っつうことで。

 あ,そうだそうだ,今日の夜7:20くらいから東工大の松井くんも5000mに出ますので,そちらもよろしく(例の,東工大初の箱根駅伝ランナーです。)。
1 このブログは,弁護士の人も弁理士の人も,読んでいるというものです。

 勿論,裁判官や特許庁の職員も,そして会社勤めの人も読んでいるようですが,今回の話はあまりピンと来ないでしょう。

 何かと言いますと,所属会との関係です。

2 例えば,弁理士の人と弁理士会との関わりって,会報,研修,あとは会務活動でしょうか。派閥の活動はちょっと省きますが,会長選挙とまで行くと関わりあいと言ってもよいかなあと思います。

 私も弁理士会の方の会務活動はやっておりまして,それがここでも時々話の出る,弁理士会研修所での研修の企画を考えるというやつです。ちなみに明日も,それ関係の打ち合わせが弁理士会であります。

 じゃあ弁護士会との関わりあいというと,今は知財の勉強会以外まったく関わりあいはありません。会務活動は皆無です(おっとダジャレだ。)。

 いや,弁護士登録時からずっと皆無だったわけではなく,ここの記事で書いたように,実は非常に熱心にやっていた時期もありました。
 でもある事がきっかけで綺麗さっぱり足を洗いました。

 これもそのうち内実を書こうかなあと思います。何故急に顔を出さなくなったのだろう?とずっーっと不思議に思っている先生も居るかと思いますので。

 で,その後,その委員会と入れ替わるように,違う委員会に参加し,これもそこそこ熱心にやっていました。しかし,やはりある事がきっかけで綺麗さっぱり足を洗いました。

 この内実は,もう既に書いております。このですかね。

 まあ何ちゅうか,弁護士というのはそもそも仕事柄,恩を仇で返されやすい商売ではあるのです。 でもねえ,ボランティア的にやっている所でのそれって,本当心折れますね~♡
 ま,私は心の折れるハードルが人よりは低いとは思いますが(その方が楽ですよ~皆さん~♫),金というインセンティブが無いのですから,ならもういいです!って具合です。
 最初の委員会と言い,何か熱心にやればやるほど嫌なことも増えていったって感がありました。

 ということで,弁護士会での会務活動は皆無に至ったということです。

 そして,私が今弁護士会に思うことは,もう任意加入にして欲しいなあということです。

 弁護士会経由の仕事は,もう数年来ありません。
 そりゃそうです。債務整理(個人の破産とか,破産管財人とかね)も,交通事故も(物損関係で弁護士特約系は結構あるようです。),親族関係も(後見人とか,遺言の執行人とかね。),全くやっていないからです。弁護士会じゃあ私に餌をやることは出来ないのです。

 なのに,会費だけは取られる~。
 水道や道路を整備してくれるとなりゃあ,税金も多少は払い甲斐があると思いますわ。なのに,弁護士会のやってくれることは,下らない会報を送ってくるくらい~ってわけです(あと本当に下らない声明とか出しますな,会費使って。あれも要らん。)。

 インはないのに,アウトのみ取られるというのですから,そんな所に所属しているのは無駄,無駄,無駄です。
 なので,早く弁護士法を改正し,任意加入にして欲しいなあ~というわけです。

3 で,ここまでは壮大な前振りです。
 今日,こんな書面が届きました。
 
 ナニコレ,ですわ。一言で言うと,図々しいなあ,オマエ!。

 何何?,「 当 会会 員 に と っ て 実 務 上 参 考 に な る 貴 重 な 文 献 で あ る こ と か ら」 ,図書室に備え置きたい~?
 そりゃ光栄,じゃあ寄贈しますかって?ちょっと待った~♫

 一弁の図書室の本は,誰かの寄贈で持っているわけでありません。予算をつけ,会費で本を買っているわけです。そちらがメインです。

 ま,要するに,足元を見られているわけです,なめられているわけです。こいつの本なら,こいつに言えばホイホイ寄贈してくれるだろうってね。「貴重な文献」ならてめえの予算で買えよ,アホが。

 バーカ,バーカ,人にモノを頼むなら,てめえがちゃんとしてからしろってんだバカタレが。久々,むかっ腹が立ちました~ああ腹立たしい。

 ということで,せっかく頂いた書面ですので,広く皆様に見て頂きたく,ここに掲示する次第です。
 ちなみに,前の本を出したときは,こんなのは来ませんでした。ムハハハ。

4 追伸
 そう言えば,クソジジイこと我らがトランプ大統領,なかなか趣深い発言をしたようです。曰く,某国は「物乞いのようだ」,らしいです。

 それに倣って,私も断言しましょう。
 「一弁は物乞いのようだ。」
 ダハハハ。
1 北朝鮮をめぐる情勢が切迫しております。ま,私は自分のやることだけをやるだけで,それ以外に出来ることはありません。来る時には来るし,来ない時には来ません。

 ただし,その後どうするのか~ちゅうのは考えていた方が良いでしょうね。

 つまり,はっきりと言いますと,我が国の領土に北朝鮮のミサイルが落ち,核でも通常兵器でも良いのですが,我が国国民に被害が生じた,実際に生じた,このような場合,どうするか?です。

 今現在,防ぐことや来たらどうしよう・・・みたいな話は沢山ありますが,来た後の話ってあんまりありません。

 まあ取りうる措置ってある程度考えられます。

①宣戦布告しての戦争
②宣戦布告なく局地的戦闘
③実力行使以外での措置(北朝鮮の国民の財産の凍結など)
④何もしない

 ①と②はアメリカ次第だとは思います。良し悪しは兎も角も,軍事力の展開をするのに,今現在はアメリカ様のお許しなくば出来ないでしょうからね。

 まあ④はさすがに無いかなあと・・・,そうすると,独自で出来るのは③ですかね。

 それには様々な方策が考えられます。

2 ところで,最高裁で事件にもなった北朝鮮映画事件というものがあります。
 最高裁平成21(受)602号,平成23年12月8日判決です。

 これが判例としてよく使われるのは,知財権法で保護出来ない場合でも一般不法行為責任を問える場合があるのではないか?という論点についてです。これについて最高裁は,

同条各号所定の著作物 に該当しない著作物の利用行為は,同法が規律の対象とする著作物の利用による利益とは異なる法的に保護された利益を侵害するなどの特段の事情がない限り,不法行為を構成するものではないと解するのが 相当である。」

と判示したわけです。

 ですが,この判決において本当に重要なことはこちらではないと思います。実は,この事件での判決の要旨は,2つあり,1つは上の判示です。
 他方,もう一つの要旨は以下のようなものです。

我が国について既に効力を生じている文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約に我が国が国家として承認していない国が事後に加入した場合において,我が国が同国との間で同条約に基づく権利義務は発生しないという立場を採っているときは,同国の国民の著作物である映画は,同国が上記条約に加入したことによって,著作権法6条3号所定の著作物に当たるとされることはない。

 つまり,主体の属性によって著作物かどうか決めてよい,さらに言えば,主体によって保護の程度は変えて良いってわけです。
 このように,最高裁は,明白に北朝鮮の国民に対する差別!を認めているわけです。

 実は,特許法にもこういう条文があります。

(外国人の権利の享有)
第二十五条  日本国内に住所又は居所(法人にあつては、営業所)を有しない外国人は、次の各号の一に該当する場合を除き、特許権その他特許に関する権利を享有することができない。
一  その者の属する国において、日本国民に対しその国民と同一の条件により特許権その他特許に関する権利の享有を認めているとき。
二  その者の属する国において、日本国がその国民に対し特許権その他特許に関する権利の享有を認める場合には日本国民に対しその国民と同一の条件により特許権その他特許に関する権利の享有を認めることとしているとき。
三  条約に別段の定があるとき。

 25条ですが,柱書が重要です。ここに原則が書かれており,要するに,日本国内に住所のない外国人は特許権の享有主体ではない!ってことです。これも明白な外国人差別です。

 ですが,そもそも憲法自体,差別を認めているのですから,イチイチ騒ぐ必要はありません。私は元々差別主義者ですから,何の痛痒も感じませんが,クソサヨクの皆さんには,心にササっとさざ波が立ったのではないでしょうか,ムヒヒヒ。

 北朝鮮映画事件について,最高裁は,
一般に,我が国について既に効力が生じている多数国間条約に未承認国が事後に加入した場合,当該条約に基づき締約国が負担する義務が普遍的価値を有する一般国際法上の義務であるときなどは格別,未承認国の加入により未承認国との間に当該条約上の権利義務関係が直ちに生ずると解することはできず,我が国は,当該未承認国との間における当該条約に基づく権利義務関係を発生させるか否かを選択することができるものと解するのが相当である。
とは言っております。

 普遍的価値を有するものだったら別だけど・・・ってわけです(逆に言えば,著作権の保護義務って普遍的価値はないわけですな~少なくとも。)。
 ですので,善解すると,そうだよねえ~著作権だとか特許権だとか人工的な権利だもん,それは保護されたり保護されなかったりすることもあるよねん~♡と受け取ることはできます。

 ですが,私は,日本一性格の悪い相対主義者の金金弁護士です。普遍的価値を有するものって誰がどうやって決めるの?って感じです。

 特許権も著作権も人工物かもしれませんが,そもそも人工物じゃない権利ってありますか?
 所有権?まさか?
 人権?アホか?

 権利はすべからく,人工的なものです。人がでっち上げたものです。普遍的価値などそもそもありません。つーか人が作り上げたものに普遍的価値などそもそもあるわけがありません。時に都合の良いように作られ解釈されるのがオチ!です。

 だからと言って何の意味も無いって言っているわけでありません。恣意的に「普遍的価値を有する」なーんて作られても,すげえ意味があり,実効力のあるものなんて,この世の中にわんさかあります。

 例えば,私もあなたも大好きな,財布に入っているお金,ただの紙であり,ただの金属の塊です。ですが,これ欲しさに人を殺したりなんて,しょっちゅう起こります。ただの紙なのにね。
 これがたくさんあれば,多分今の世の中で手に入らないものは無いでしょうし,仮にあっても非常に少ないでしょう。金さえ積めば,たいていの◯◯な◯◯も簡単に◯◯してくれます(お好きなように埋めてちょうだい)。

 私が仮想通貨こそ理想のお金だと感じるのはこういう所にあるのですね。

 そそ,みんなが共通の物語さえ信じることが出来れば,紙の子供銀行券も本物のお金に,鰯の頭も信心なのです。
 つまり,すべてはそういう物語に過ぎません。何が普遍的価値だとかそうじゃないとか,時と場合によって使い分けているだけ,特段意味のあるものではありません。

 なので,別に,知財権だけではなく,様々な法領域の保護から北朝鮮の国民を外すということは出来なくないわけですな。これが重要なことです。
 所詮恣意的に作った物語ですので,途中でその物語を変えても多くの人達が前と同様に信じてもらえばノー問題ってことです(時々,お金も変わりますよね,聖徳太子→福澤諭吉みたいな。)

 アメリカ様の許可がないと大したことが出来ないように見えますが,実はどうしてどうして,意外とやれることはあるわけです。

 勿論,それを本当にやるかどうかは私の知ったこっちゃありません。まあでも,何かがあった後には色々とやれることはある,というわけです。

 おっと久々,ホラー話をしてしまいましたかな。

3 さて,そんなほら話はどうでも良いとして,お待たせしました。
 流浪の弁護士,散歩のコーナーでございます。本日はここ京浜運河の潮溜まりに来ております。
 
 何かドブのようですが,違います。ミズクラゲが見えますよね。もうほぼ海ですので,クラゲも来ているのです。

 写真だと何か汚いですが,本物は結構マシですよ。

 そして,続けて,誰得のこのコーナー,本日のセミです。
 
 アブラゼミのメスです。メスはおとなしいですね。
 
 これはアブラゼミのオスですね。こちらは結構抵抗します。
 昨日はかなり肌寒かったのですが,今日は少しマシ,蒸し暑くなっております。なので,昨日さっぱり鳴かなかったセミも今日は結構鳴いております。クマゼミの声も聞きました。

 ところで,本日の深夜,サッカーW杯の最終予選の最終試合がアウェイのサウジアラビアで行われます。
 まあ結果は既に決めているので,どうでも良いと思うのですが,どういう布陣,どういう意図でやるか,これが問題ですね。
 実はサッカーのW杯は来年の前半に始まりますので,あと1年なんかありません。もう9ヶ月ちょいじゃないでしょうか。

 なので,それに向けてどういうスタンスで臨むか,これが大事,ということです。
 
 
 
 
 


1 日本能率協会マネジメントセンターさんから出版した二作目の著作「エンジニア・知財担当者のための 特許の取り方・守り方・活かし方」が,本日,アマゾンの部門別1位になりました。
 
 いやあ,多少ホッとしましたよ。

 前の「知財実務のセオリー」は結構早い段階で,アマゾンの1位になり,しかも最高で総合の2000番以内になったりしたのですが,今回の本は出足がイマイチでヤキモキしておりました。

 やはり,自費出版とかじゃない以上,ある程度売れてもらわないと困りますからね。金至上主義,人権よりも金権が信条の私としても面目躍如です。

 まあ今回の場合,上のキャプチャでもわかるとおり,いずれが竜虎かという強豪が上にデンと構えておりまして,それより上に行くのがなかなか大変だったのです。
 なので,予約の段階でも2位が最高でした。

 この竜虎,敢えて,直接名前は出しませんが,読みたくなるような感じですもんね。
 新書とビジネス本ですので,出張とかの隙間時間に最適と思えます。私も他に読む本が無けりゃ,薬指が動きそう~って感じですもんね,正直。

 そこを結構内容ビッチリの自作が打ち破ったということで,やりました~という感はあります。

2 しかし,何事も,少なくともマクロ的なものにはそれなりの原因があると思いますので,何故この時期,急に1位になったか多少気になります。

 だって,予約の段階って一番売れそうな感じで,そこで2位止まりだったのが,発売から2週という中途半端な時期で1位になったというのは不思議ですよね。

 で,私なりに見たところ,恐らく,このハッシーさんのやられている所謂マンサバのブログでのご紹介が大きかったのかなあという気がします。ありがとう御座います。

 まあ私のブログ見ている人には,どっからこういう話を・・・ちゅうことも有ると思うのですが,意外とそういうのはブログからじゃありません。私が定期的に見ているブログは非常に少ないです。

 特許の話題に関しては,まずは,グーグルアラートですね。
 もうあまり設定している人は少なくなっているのかもしれませんが,私は「特許」で未だに設定しておりまして,例えば,最新の情報だと「論文の80%は特許につながっていた。科学的な研究はビジネスを躍進させるアイディアの泉」というギズモードの記事が上がったものでした。

 次に言わずと知れた,パテントサロン,老舗ですね。
 所謂まとめサイトの一種だと思うのですが,やはり欠かせません。どっからこんな情報を・・・ということも多く(恐らく,直接の連絡があるのだと思います。),よく見てますね。ただし,判決関係はやはり裁判所のサイトの方が早いと思います。

 特許のネット系情報って基本この2つだと思います。あとは仕事柄,弁理士の方々との付き合いも多いので,守秘義務に引っかからない範囲で,そこ起因のものもあります。

 まあ,こういう話になると結構面白いので,話は尽きなくなると思いますから,もう止めます。議題はそうじゃないと思いますので。

 要するに,あんまり人様のブログは見ていないということです。でもその数少ないよく見ているブログの一つが,上記のマンサバ,ということです。

 なので,そういうよく見ているブログで自分の本の紹介なんてあるとびっくりしますね(ちなみに,やはり顔が狭い私,はっしーさんと直接の面識はありません。)。
 まあちょっと褒め過ぎかなあという気がしないでもないです。あくまでも発明者用の本だと思いますので,特許や知財の専門家が見ると,ナニコレ?!っちゅう所があるのではないかと思います。

 兎も角も,結果が出るものについて,気にしないよ,気にしていないよ~なんてことは,普通の人にはあり得ないことだし,金金弁護士で小心者の私には余計あり得ないことです。
 そうですから,部門別1位というのは非常に嬉しいということです(私よりも編集の方や出版社のほうがさらに嬉しいかもしれません。)。

3 追伸
 このブログの三本柱は,他人の悪口,金の話,私のプチ自慢,この3つで,今日はそのうちの最後の話でした。
 
 で,そのついでと言うとアレですが,今,東京都美術館で行われている院展の話です。

 院展のサイトはこちら(http://nihonbijutsuin.or.jp/)です。
 まあ院展は,日本画だけの公募展なのですが,著名な日本画家も最新作を出品するので有名なものです。

 私は基本,絵にも音楽にも全く造詣が深くもなく,さっぱりわからないのですが,私の妹が大学の先生をしておりまして,その関係で,院展に出品しているのですね。

 ということで,9/17まで上野公園内の東京都美術館で,秋の院展をやっており,その中に私の妹の絵も出品されております。姓が同じなので,すぐにわかります。

 ちなみに昨日サーフィンの後,見に行ったのですが,いつものとおり,さっぱりわかりませんでした。
 とは言え,このブログを見ている方の中で,日本画に興味のある方も全く0とも思えませんので,もしよろしかったら,ということです。


 ところで,上でサーフィンの話が出ましたが,昨日の朝は,結構まだ波が高かったです(今日はいつもの湘南~♫)。セットで肩くらいになるとやはり怖いですねえ。

 ですが,最近意を決してアウトに出ることも多く,昨日も調子に乗っていっぺんはアウトに出ました。
 ところが,やはり,でかい波に翻弄されるだけで,ちょっと小さめの波に乗り損ねてワイプアウト~そのときに板か,それとも板を防ごうとしたのか,下唇を歯で切ってしまい,おまけに右の親指も痛めてしまい,すっかり凹んでしまいました~♡

 それからはインサイドでピチャピチャ~といういつもの台風波パターンになりましたね。まあ無理してもっと大きな怪我をするよりはマシですわ。

 年寄りの冷水,一歩手前ですが,未だにショートボードに乗っているこの私。このくらいなら大丈夫~今週末も行くつもりです。

4 追伸の追伸
 忘れておりました~。昨日,仮面ライダービルドが始まりました~♫どうでしたか~?見た方?

 私はねえ,ちょっと悪い予感がしますねえ。

 まあ勿論,怪人みたいなものが出現する世界なので,多少浮世ズレしててもしょうがないと思うのですが,3つの壁(国境みたいなもの)!に隔てられた日本が舞台っちゅうのはどうなのかねえって所です(北都,東都,西都に分かれています。)。

 カブトの二の舞か?って思いますがどうなんでしょう。

 昨日の段階では,既にヒーローは変身することができ,それについて特段の説明はありません。今後その辺の説明があるのかもしれませんね。

 ところで,お姉ちゃん(ヒロインかと思ったら違った。べっぴんさんに出てた悦子さん役の人ですね。)を仕事を餌にホテルに誘うというシーンがあり,それには結構たまがりました。勿論,誘ったのは,ビルドではありませんが。

 そんな古典的なやり方で誘えるなら苦労しねえよ~手っ取り早く◯を◯した方が早いんじゃねって,ツッコむのはそこじゃないって?

 子供に悪い影響が~とかで苦情殺到でつまらなくなるのはやめて欲しいもんです。キューレンジャーの終わりの歌の振り付けが変わったのはそういうことだろうと思いますからね。

 新たなチャレンジは大目に見てあげるってのはどこの世界でも必要だと思いますけどね~,こりゃこりゃ。

 まあ兎も角も,しばらくは生暖かく見てあげることに致します。

 
1 概要
 本件は,平成24年11月28日,発明の名称を「ソーラーポスター」とする特許出願(特願2012-260408号)をした原告が,平成27年9月7日付けで拒絶査定を受けたことから,平成27年12月11日,これに対する不服の審判(不服2015-21980号)を請求するとともに,同日付け手続補正書により,特許請求の範囲の変更を内容とする補正(本件補正)を行ったものの,特許庁は,平成28年11月7日,本件補正を却下した上,不成立審決(本件審決)をしたことから,これに不服の原告が,平成28年12月20日,本件審決の取消しを求める本件訴訟を提起したという審決取消訴訟の事件です。

 これに対して,知財高裁4部(高部さんの合議体ですね。)は,原告の請求を棄却しました。要するに,審決のとおりでOK!ということです。

 ま,常々ここで述べているとおり,ここで紹介するのは,基本,オモシロ判決のみです。で,今回は実に感慨深いオモシロ判決ですね。

2 問題点
 問題点は何個かあるのですが,今回紹介するのは,補正の却下の話ですね。

 補正の却下は,そういうタイトルの条文がありますので,基本これを見ればいいのです。特許法53条です。まあ弁理士試験でもよく出る,実務でもよく出る条文です。

(補正の却下)
第五十三条  第十七条の二第一項第一号又は第三号に掲げる場合(同項第一号に掲げる場合にあつては、拒絶の理由の通知と併せて第五十条の二の規定による通知をした場合に限る。)において、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面についてした補正が第十七条の二第三項から第六項までの規定に違反しているものと特許をすべき旨の査定の謄本の送達前に認められたときは、審査官は、決定をもつてその補正を却下しなければならない。
2  前項の規定による却下の決定は、文書をもつて行い、かつ、理由を付さなければならない。
3  第一項の規定による却下の決定に対しては、不服を申し立てることができない。ただし、拒絶査定不服審判を請求した場合における審判においては、この限りでない。

 まあこの条文,一見で何を書いているか分かる人は居ないと思いますね。それは弁護士や当然裁判官もです。

 1項が重要で,或る場合にされた或る補正については,却下されるということが書かれています。

 ①或る場合とは,最初の拒絶理由通知と最後の拒絶理由通知のタイミングで補正された場合です。ただし,最初の拒絶理由通知での場合は,実質的に二度目の拒絶理由通知の場合のみです(多くは分割出願の場合です。)。

 ②或る補正とは,17条の2第3項から6項に反する補正です。
 これは以下の類型です。
 ・新規事項を追加しちゃった(3項)
 ・シフト補正しちゃった(4項)
 ・目的要件違反しちゃった(5項)
 ・独立特許要件NG(6項)

 何故,こんな要件を課されるか~話せば長いのですが,要するに,これ実質的には,拒絶理由なんですね。だけど,二度目!の出された補正に,再度拒絶理由通知を打つとキリがなくなるわけです(最後の拒絶理由通知への対応ですし。)。なので,こういう要件を課すわけです。

 で,話はこれだけで終わりません。今回,審査時ではなく,審判の,審判請求と同時の補正の件ですから,正確にはこの条文ではないのです。159条第1項になります。

第百五十九条  第五十三条の規定は、拒絶査定不服審判に準用する。この場合において、第五十三条第一項中「第十七条の二第一項第一号又は第三号」とあるのは「第十七条の二第一項第一号、第三号又は第四号」と、「補正が」とあるのは「補正(同項第一号又は第三号に掲げる場合にあつては、拒絶査定不服審判の請求前にしたものを除く。)が」と読み替えるものとする。

 で,読み替えますと,以下のとおりです。

第十七条の二第一項第一号、第三号又は第四号に掲げる場合(同項第一号に掲げる場合にあつては、拒絶の理由の通知と併せて第五十条の二の規定による通知をした場合に限る。)において、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面についてした補正(同項第一号又は第三号に掲げる場合にあつては、拒絶査定不服審判の請求前にしたものを除く。)が第十七条の二第三項から第六項までの規定に違反しているものと特許をすべき旨の査定の謄本の送達前に認められたときは、審査官は、決定をもつてその補正を却下しなければならない。 」

 さあ,付いてこれますかね?!。弁理士の人や特許やっている弁護士の人は付いてこないとダメよ。
 要するに,拒絶査定不服審判の請求と同時にした補正(162条)を却下出来るようにしたわけです。

 じゃあ問題です。
 それなら,読み替え後「第十七条の二第一項第四号」とすればよく,「第十七条の二第一項第一号、第三号又は第四号」とすると蛇足のようにも思えますよね。何故,このような条文になったのでしょうか?

 分かりますかね。弁理士よりも弁理士受験生の方が分かるかもしれませんね。
 分かる人には簡単です。答えは後回しにしておきましょう。

 で,本件では,5項,つまり目的要件違反で却下となりました。
 ちなみに,5項はどういうものかというと,以下のようなものです。

5 前二項に規定するもののほか、第一項第一号、第三号及び第四号に掲げる場合(同項第一号に掲げる場合にあつては、拒絶理由通知と併せて第五十条の二の規定による通知を受けた場合に限る。)において特許請求の範囲についてする補正は、次に掲げる事項を目的とするものに限る。
一  第三十六条第五項に規定する請求項の削除
二  特許請求の範囲の減縮(第三十六条第五項の規定により請求項に記載した発明を特定するために必要な事項を限定するものであつて、その補正前の当該請求項に記載された発明とその補正後の当該請求項に記載される発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題が同一であるものに限る。)
三  誤記の訂正
四  明りようでない記載の釈明(拒絶理由通知に係る拒絶の理由に示す事項についてするものに限る。)

 つまり,これは以下のような類型です。
 ・請求項の削除
 ・限定的減縮
 ・誤記の訂正
 ・明りょうでない記載の釈明
 そして,限定列挙なので,これらに該当しないとダメ!です。

 さらに詳細には,「知財実務のセオリー」のを見て下さい。

 ここまでが本件を楽しむための前提知識です(知らない人にはマジ~かって感じでしょうね。)。このくらいの前提知識がないと,この判決の面白さは味わえないわけで,まあ面倒ちゃ面倒ですね。



 さて,本件は実際どうしたかというとこんな感じです。

(補正前)
【請求項1】公職選挙法ポスターの規格に合致する条件を備え,基材の片側に感圧性接着剤,リリースライナーを設け,該リリースライナーにはスリットを設け,このスリットは掲示板にポスターを貼る時に,そのスリットからリリースライナーの一部を剥がして接着面の一部をむき出しにして掲示板に位置決めして貼り,次に残りのリリースライナーを剥がしてポスター全面を貼るように構成され,蛍光体のごとき発光体を用いず,太陽エネルギーや車のヘッドライト等のエネルギーを吸収し,夜間又は暗所で所定部分が発光することを特徴とするソーラーポスター。
             
(補正後)
【請求項1】ポスターの人名に蓄光インクを使用せずに,逆にバックに蓄光インクを使用することにより大きな面積で強力な効果となり,また人名に蓄光インクを使用せずに人物の目のみに蓄光インクを使用することにより蓄光インクの量を人名に使うより最小限に少なくして大幅なコストダウンをし,しかも強力に目立ち,大効果があることを特徴とする高効果蓄光ポスター。


 どうですか~?うん?全然違うやんけ~そうですね~そう思います。だとすると・・・。

3 判旨
「前記第2の2のとおり,本件補正は,①補正前の本願発明から,「公職選挙法ポスターの規格に合致する条件を備え」という記載,及び「基材の片側に…ポスター全面を貼るように構成され」という記載を削除するとともに,②補正前の本願発明の「蛍光体のごとき発光体を用いず,太陽エネルギーや車のヘッドライト等のエネルギーを吸収し,夜間又は暗所で所定部分が発光することを特徴とするソーラーポスター」を,「ポスターの人名に蓄光インクを使用せずに,逆にバックに蓄光インクを使用することにより…また人名に蓄光インクを使用せずに人物の目のみに蓄光インクを使用することにより…大効果があることを特徴とする高効果蓄光ポスター」という記載に訂正するものである。
 前記①により,本願補正発明は,本件補正前の本願発明が有していた,ポスターが合致するべき条件及びポスター全面を掲示板に貼付けするための構成に係る発明特定事項については限定がないことになる。また,前記②は,上記条件及び構成に関するものではなく,蓄光インクの使用箇所に関するものである。
 したがって,前記②の点を勘案しても,本件補正により,本願補正発明は,本願発明が有していた,ポスターが合致するべき条件等の発明特定事項については限定がないことになるから,本件補正は,特許法17条の2第5項2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものではなく,請求項の削除を目的とするもの,誤記の訂正を目的とするもの,明りようでない記載の釈明を目的とするものの,いずれにも当たらない。 」

4 検討
 まあそりゃそうだよなあって所でしょうか。
 普通,こういう補正というかそういうのをしたけりゃ,分割出願でしょうねえ。別にこれだけ元の発明と違うなら,シフト補正もクソもないでしょうからね。

 で,この判決には代理人がついております。ただ,勘違いされないようにして頂きたいのは,出願段階でも審判段階でも代理人はついて無さそう,ということです。

 上記のとおり,条文操作は複雑なのですが,弁理士だったらイロハのイ!,です。最後の拒絶理由通知以降で,この補正の目的要件知らないなんてあり得ないわけです。
 ですが,弁理士じゃない人にはなかなか分からないパターンかもしれません。巷によく居る,自称特許の専門家~にも残念ながら知られていないと思いますよ。

 ということで,餅は餅屋,ステルスと言えばマーケティング,という話でしたな。

 あと,上の答えですが,特許庁の手続は基本職権主義なので,審判段階でも新たな拒絶理由が来る時があり得ます。なので,審判段階での最初の拒絶理由通知だとか最後の拒絶理由通知があり得るわけで,そのタイミングでの補正もあり得る,ということなのですね。
 分かりましたかな。




 
 
 
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