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知財,特に特許を中心とした事件を扱っている理系の弁護士の雑記帳です。知財の判決やトピックについてコメントしたいと思っております。
1 GWの谷間ということで,昨日今日と,朝の電車もやはり空いてましたね。

 私としては,特段,9連休にして海外でも~なーんて金はありませんので,カレンダー通りでございます。
 なので,重くない小ネタで行きましょう。閲覧数から見ると,このブログをよく見ている勤め人の方々もお休みが多いようですからね。

2 まずは,今朝の日経にひっそりと載ってた大企業同士の争いです。

「生理用品の販売差し止めを要求 花王が大王製紙に」

 で,この記事読んでも仮処分を申し立てたことは分かりますが,何の権利だとか何の法律だとかさっぱりわかりません。手を抜きすぎというか,端折りすぎですわ。
 
 しょうがないので,債権者(何故こう言うかは法曹ならわかりますね。)の花王のサイトを見ると漸く少しわかりました。
 不正競争防止法!ですわ。ただ,2条1項1号(混同惹起行為)なのか,2号(著名表示の冒用)なのか,3号(形態模倣)なのか,それはわかりません。

 で,実際ですが,まずは花王の製品です。

 こんな感じのようですね。
 
 他方,大王製紙の方です。


 こんな感じです。

 似ていると言えば似ていますが,これで間違えるほど混同するか~って言うと,全然違うと思いますがね。
 まあ私は生まれてこのかた生理なんてもんになったことがないので,わかりませんけどねえ,ムフフフ。

 なので,花王も思い切ったなあって所です。29部狙いかな。

3 次は特許調査関係です。

 「Patentfield、Webで誰でも高度な特許検索・分析ができる「Patentfield」の提供開始」

 これはベンチャータイムズの記事ですね。

 ということで,基本的にグーグルパテントとよく似た感じのものだと思います。
 ちょっと試すと,無料のバージョンでもそこそこは使えるようです。とは言え,単に調査するだけなら別にグーグルパテントでもいい話。それ以上に何か違いはというと,パテントマップが簡単にできることのようです。

 しかしながら,さすがに無料のバージョンだと自由自在にパテントマップを作ることは難しいようですね。

 なので,パテントマップ等を自在に作りたいというニーズがどの程度あるかが今後の鍵のような気がします。
 調査って本当ノウハウが重要で,データベースやUIが多少イマイチでも,きちんと検索式を作ることが出来れば,きちんとした結果が得られます。逆に,凄い良いデータベースやUIのやつでも,サーチャーがアホでクソみたいな検索式しか作れない場合,しょうもない結果しか得られません。まあ当たり前ですが。

 ということで自分の癖に合うデータベースを探すと良いと思いますので,その候補の一つが出てきた,ということならばよろしいのではないかなあと思います。

 個人的には,Jplat-Patがあれば十分なようにも思えますけどね。

4 あと,2月3月必死に中出ししていた愛人関係ですが,漸く着床したようで,現在ゲラチェックをしております。

 まあこう書くと何のことだかわかる人にはわかる,ということですね。

 あ,それで思い出しましたが,先般,修習時代の同期で飲んだときのことです。

 前出したも評判良いし,セミナーとかやっても評判良い,だのに何故全く営業面の影響が無いのか~ちゅう話になったのです。
 それはあんなブログ書いているからですよ,面白くていいんだけど,アレ見て客はやめたと思うんじゃないですか~っていう結論でした。

 そうそのとおり,Exactly!,です。
 でもこれやめて大人しくするなんて,私らしくもないですからね。基本変わらずに行きたいと思いますが,何せ,気まぐれなもので,そこそこ適当にやりたいと思います。

 で,話を戻しますが,なので,夏前には何とか店頭に出るのではないかと思います。前の本は,8月の初めだったので,もう少し早く出るといいかなと思っております。

 まあしかし,この愛人関係は本当大変ですわ。身を削るっていう喩えがピッタリで,まさに赤玉終了~♫って所です。なので,今年の後半はうまく営業に結びつけられると良いのですが,結局また印税だけ~♡って所に落ち着きそうですニャー。


 
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1 ついに今シーズンも始まりました。フルスーツを持っていないヘタレサーファーの私にとって,シーズンインは,大体GW~。

 本日は,友人と一緒にいつものように湘洋中前ポイント(辻堂)でまずは一発目をやってきました。

 大きさは,膝腰の波で,最初にちょうどいいくらいじゃなかったですかね。ただ,天気も良かったため,結構人が多くてそこがイマイチでしたね。まあでもこれはしょうがないですね。東海道の人が多い地域でサーフィンをやっている以上は。

 ともかくも,怪我もなく,まあまあ乗れて初めにしては十分な一発目だったのじゃないでしょうかね。

 ちなみに,去年,ボキ折れたセンターフィンは復活してこんな感じです。
 
 何かセンターフィンの割に小さい感じがしますが,まあいいでしょう。確かにあんまり曲がんないなあって感じもしますけどね。

 何にせよ,50歳過ぎて,ショートボードに乗って,フィンのことや波の大きさのことをグダグダ考えることのできるってことは実に幸せだなあって所です。

 海もねえ,そんなもう冷たくないです!ねえ,皆さん,海に行きましょう,海に入りましょう。私はもっともっとサーフィンうまくなりたいですわ・・・。
1 首記は,本日あった弁理士会の研修です。その名の通り,IoT関係の審査基準に関する研修というわけです。

 講師は,特許庁の審査第一部調整課審査基準室の藤崎詔夫係長でした。

 私も近頃,この辺(ソフトウエア関連発明)に関する仕事が様々ありますので,知識を仕入れに行ってきたわけです。

 ま,とは言え,資料はすでに特許庁が開示しているものです。
 ですので,一通り読んではいたのですが(相変わらず,勉強熱心でしょ。),自分だけで読んでいるとわからん所も多いのですよ,本当。

 なので,こういう研修があるといいですね。お陰様で23個ある事例の殆どは理解できました(14番めの事例など,自分で読んでいるだけだとさっぱりわかりませんでしたからね。)。唯一まだ理解できないのは,17番目の事例ですかなあ。

 で,こういう話題のためか,会場の弁理士会の3Fの大会議室が超満員でした!最近,研修もお金のセーブのため,よっぽどのことが無い限り外部会場を借りるということはありません。なので,キツキツでした。

 まあでも満員というのは,私はいまだ弁理士会研修所の運営委員をやっておりますので,悪くはないかなあという所です。

2 で,その弁理士会の研修所の運営委員も遂に最後の任期になりました。
 弁理士会の委員は,継続による弊害を防止するため(ちょっと前,国際関係の委員会で,一部委員による,不透明で偏頗な外国出張があったのですね。),任期の限度があるのです。

 そのため,各委員会によって違うのですが,研修所の運営委員は,2年一期で,4期8年が最長になっておるのです。なので,私は8年目になり,今年が最後のご奉公ってことになります。

 で,最後のご奉公ってことで,ちょっと教条的なことを書かせて頂きます。いつもとは全然違います。

 それは,研修の無断欠席は厳にやめて頂きたいということです。

  上記のとおり,人気のある研修は,本当満員になります。そして,そういう研修は,申込み20分程度で申込みも打ち切りになります。ああ,出たかったのに~という先生方が沢山居るわけです。
 にもかかわらず,無断欠席~♪ぶちくらっそ,こりゃ~,そん先生に譲れちゅうんじゃ,ボケ!ってわけです。

 いやいやいやいや,こっちも譲りてえんが,譲り方がわからんのじゃ,ってこともあろうと思います。
 なので,教えてあげます。

 研修所の研修の申込み画面に,便利なものがあります(URLは弁理士ならわかるでしょ。)。

 
 これは,次回私の行く研修についてですが,この(申込キャンセル)を,欠席が決まったときにクリックしていただくだけでいいのです。
 そうすると,席が空きます。残席が増えるのです。
 ですので,ああキャンセル無いのかなあと惨めったらしく見返した先生が居る場合などには,リベンジ申込みができるかもしれないのですね。

 なので,是非よろしくお願いします。
 こういうシステムがあることを意外と知らないかもしれませんので,ちょっとマジ系でらしくないのですが,周知した次第です。

 本当によろしくお願いしますよ。

3 追伸
  そう言えば,昨年電撃的にアメリカのWWEに移籍した中邑真輔ですが,漸く一軍に上がってきましたね。

 同時期に移籍したAJはWWEチャンプになるなど大活躍し,新日ではジュニアだったプリンス・デヴィット(フィンベイラー)も中邑真輔よりずっと早く一軍入りするなどして(その後怪我で長期欠場しましたが。),結構腐った時期もあったのではないかなあと思っていたのですが,やっとです。

 先週のThis Week's WWEでそのスマックダウンでの初登場の模様が大写しで見れました(ユーチューブとかにはとっくにアップされてましたけどね。)。いやあ久々,いいねえ,真輔,滾ってるねえ,クネクネしてるねえって所でした。

 大きな試合に絡んでくることを願っております。
1 大体私の行く送別会というと,ソニー時代の方々のものであり,大体それは本厚木で行われるものでした。

 で,昨日ソニー時代の方の送別会にまたまた行ったのですが,今度は五反田でした。おお珍しい~。私は近くて良かったのですけどね。

 今回はソニー国分でお世話になった方でした。
 まあここでときどき書いているとおり,私は昔LCDのエンジニアだったのです。駆動のTFTを開発するのが仕事で,しょっちゅう国分に出張していました。そのころの私がどういう生活をしていたかは,この辺を見るといいですかね。

 そのころは私の人生で最も働いたころだと思います。弁護士になってからなんて,いくら働いたって言ってもそのころ以上のことは全く無いですもんね。
 だって,今は私にとっては趣味みたいなもんです。特に特許のことは本当何年経っても飽きずに面白いもんですからねえ,好きでやっているだけ~のことが多いですわ。

 でもそのころのエンジニア時代はちょっと違います。まさにTHE仕事でした。なので,そのころ一緒に仕事をしていた人達は,同僚というよりも戦友って感じに近いと思います。

2 今回のHさんは,主として測定関係に従事していたのですね,そのころ。私はデバイス・プロセスエンジニアだったので(所謂前工程ですね。),うまく出来たかは測定してみないとわかりませんから,よくHさんの所へ行ってました。

 そのHさんがこのたびSCKを退職されたというわけです。そしてエンジニア時代の知り合いも多く集まるということで,出席したわけです。

 LCDから知財部に異動したのが,1998年なので,もう本当20年近くになるわけです。ところが,昔のように,大騒ぎして,楽しめたというのはいいですね~。
 理系出身の弁護士も最近は多くなっていますが,本当に現場出身の人ってまだまだ少ないと思います。当時はなかなか辛いことも多かったのですが,今となれば役に立つこともあるなあって気がします。

 まあ今現在辛い思いをしている人も多いと思いますが,ま,そのうち何とかなりますよ。私のように,ね。

 あと,今回,私は非常に便利だったのですが,飲み会参加者の多くが,厚木周辺在住者でした。なので,解散が非常に早かったですね。それがちょっと残念でしたかね。
 とは言え,この辺痛し痒しです。厚木でやると私が早めに帰らないといけないですからね。

 ともかくも,Hさん長い間お疲れ様でした。
 

1 首記の本は,まあ何と言いましょうか,一言で言えば,日本の企業知財部の歴史~♫って感じの本です。

 有斐閣のそんな感じの本というと,ここでも紹介したが思い浮かびますが,ちょっと違います。
 清水先生の本は,技術とイノベーション,そちらに重きがあり,研究者・技術者の話がメインです。ところが,こちらの本は,知財部(当時はそんな名前じゃありませんけどね。)の話がメインなわけです。

 ですので,非常に勉強になりました。で,面白かったですね~。私も企業知財部出身ではあるのですが,知らない話ばかりでした。

 なので,企業の知財部員,弁理士,そして特許をやっている弁護士もこれは読んだ方が良いと思いますねえ。字だけで300pくらいあるので,かなり大変ではあるのですが,それだけの価値はあるし,読みやすく,何より面白いですからね。

2 この本で述べられているような,何かの歴史というのは重要なんだという思いが私にはずっとあります。そして,それはニーチェに由来します。

 大学時代に,ハイデガーやカントなど,有名どころの哲学者の書いたものを色々読んだのですが,さっぱりわかりませんでした(勿論日本語の翻訳のやつ。)。まあ今から思うと,法律と同じで,日本語で書いてあるからと言って,即理解できるものではないという所でしょう。

 しかし,唯一分かったのがニーチェで,「道徳の系譜学」と「悲劇の誕生」は実に良く分かりました。これらの共通点は,歴史~何かの立ち上り~を書いているということですね。まあニーチェがもともと文献学の専攻だったからでしょうね。

 で,これらから,特に「道徳の系譜学」から分かったのが,キリスト教というのは,単なる貧乏人のヒガミが出自であるってことでした。なので,キリスト教から生まれた人権だとか民主主義とかいうのも,まあ,キリスト教がパイオニア発明だとすると,改良発明や派生発明程度なものということになりますなあ。

 それが普遍的価値だなんて,どうかしてますわなあ,出願報奨3等程度なものなのに~,ムホホホ。

 おっと,話題が盛大に逸れていますか~。元に戻しましょう。

3 著者は,特許制度にも知財部にも全く思い入れが無いようなので,そこがいい味を出しています。しかも,題材が,要するに東芝なのですね。

 まず,日本での最初の知財の管理は,東芝の源流の会社の一つである芝浦製作所だということです(1912年)。日本では漸く知財管理が始まって100年少しということでしょうか。

 さらに戦前の特許の争訟のフィーバーぶりです。1930年代って今よりずっと権利行使が盛んで,業界が賑わっていたこともわかります。ベンチャー企業が勃興し,既存の大手と争いになり・・・構造主義的様相ですね。

 で,一番びっくりしたのが,重陽会の歴史です。重陽会って何じゃ?ってことでしょうが,これはアレですよ,今でいう日本知的財産協会,知財協のことです。

 これがどうして出来たかというと,上記のとおり,1930年代はガチンコでの権利行使が盛んだったわけです。
 ところが,それって疲れるでしょ,何でもそうですが~。カルテル結びたくなるよねえ,ナアナアでやりたくなるよねえ。で,当時の重電のメーカー4社が特許カルテルを結んだのがきっかけになったようです。
 
 しかも当時,弁理士会でインハウスを禁止しようという動きがあって,その反対運動でも,上の4社のインハウスの弁理士が主要な役割を果たし,この重陽会のきっかけになったというのですね。

 特許カルテルと企業内弁理士,この2つが知財協を産んだという,何ちゅう現代的な話なんでしょう,って感じです。

 この21世紀になっても,日本では特許訴訟が活発ではありません。それについて,訴訟を好まない日本人の気質だ~とかよく言われますが,こうやって歴史を振り返ると,そんなの全く的外れだということがわかります。
 ある時点までは日本でも活発だったのです。そうじゃなくなったのは,そんなことよりも低コストなやり方を見つけただけなのですね(今は,独禁法がありますからね。フフフ。)。

 というような感じの話がこれ以外にもたくさんあります。どうですか?ちょっとは読む気になったんじゃない~♡。

 そりゃあ特許などに興味がないと辛いかなあとは思いますが,系譜学的に実に面白かったわけです。特許を仕事でやっている人は是非読むことをオススメしますね。

 で,この本を何で知ったかというと,日経かと思ってたら,違うようですね。「週刊エコノミスト」3/14号の書評のようです。立ち読みしただけだったのですが,意外とそういう所で掘り出し物?がありますなあ。
1 本日の日経の朝刊の5面に「知財法制一括見直し 経産省など提言 IoT利用促進」という記事が載っています。まあ日経だけじゃなく,この2,3日,知財,IoT,データというようなキーワードで,ちょこちょこした記事が載っているのを見かけていたのではないでしょうか。

 その元ネタが首記の報告書です。漸く,昨日(4/19)に公表されたということですね。
 経産省のサイトは,こちらです。また,報告書自体は,こちらです。

 まあ何でもそうですが,伝聞に過ぎないマスコミの記事よりも,一次資料を自分で読んだ方がいいと思います(面倒ですけどね。)。当然,私は既に全文読んでおります。

2 一応,経産省のサイトからのまとめを書き出しておきましょう。以下のとおりです。ここだけを読んでも大体わかりますけどね。
 
1.背景  センサ等から集積されるビッグデータや、人工知能(AI)による創作物などの新たな情報財について、利活用の促進と保護とのバランスがとれた知財制度の構築が求められています。また、「知財」と「標準」に、新たな競争力の源泉として加わった「データ」を合わせた、三次元の複合戦略の立案も求められています。これに対応した制度・運用の在り方を検討するため、平成28年10月に学識経験者、産業界等の有識者からなる「第四次産業革命を視野に入れた知財システムの在り方に関する検討会」(座長渡部俊也東京大学政策ビジョンセンター教授)を立ち上げ、検討を進めてまいりました。

2.報告書の概要  上記の背景を踏まえ、現状と課題を整理し、今後の対応等をまとめた報告書を別紙のとおり、取りまとめました。本報告書で示された今後実施することが適当な取組のポイントは以下のとおりです。
(1)データの利活用について     
・不正な手段によりデータを取得する行為等に対し損害賠償や差止請求を行えるようにすることなど、不正競争防止法の改正も視野に入れて引き続き検討を行い、方向性を取りまとめること    
・データの種類に応じ、企業間におけるデータの利活用や契約の実態に即し、保護の在り方や契約等のルールについて検討し、契約で利用権限を適正かつ公平に取決め、明確化するための契約ガイドライン等を策定すること      
  (2)産業財産権システムについて     
・特許の対象となるデータ構造について、権利取得の予見性を高めること    
・IoTを活用したビジネスモデルを支える知財システムの整備の観点から、ソフトウェア関連発明の審査基準の点検、ビジネス関連特許の活用方法の整理、新設した特許分類の活用及び分野横断的な審査体制の整備を行うこと    
・国境をまたいだ侵害行為に対する権利保護については、裁判例の蓄積等を注視しつつ、引き続き検討をすること    
・将来的なAIによる発明等の産業財産権上の取扱いや、3Dプリンティング用データの産業財産権上の取扱いについては、現時点では、現行法による保護を行い、今後の動向を注視すること    
・標準必須特許をめぐる紛争を対象とし、特許法の改正も視野に入れ、行政が適正なライセンス料を決定するADR制度(標準必須特許裁定)の導入を検討すること    
・ライセンス契約や特許権侵害紛争を対象とし、中小企業等が使いやすいADR制度(あっせん)について検討すること 
(3)国際標準化について     
・「新市場創造型標準化制度」の活用や国立研究開発法人の更なる活用による業種横断プロジェクト組成の検討等により、官民の標準化体制を強化すること    
・「標準化人材を育成する3つのアクションプラン」等に基づき、経営層の標準化に対する理解の増進や標準化専門家及び標準化を支える弁理士等の専門人材の育成等の標準化人材育成の取組を強化すること    
・標準関連業務に関与する知財に関する専門家としての弁理士の役割を明確化すること 

 上記の他、個別産業分野及び中小・ベンチャー企業等の視点からの現状と課題、今後実施することが適当な取組が示されています。

3.今後の方向性  今後は検討会で得られた成果を踏まえ、産業構造審議会等で、有識者や産業界等と更に意見交換を進め、政策の具体化に向けて検討を進めてまいります。

 ここには,ああ,裁定の新制度の話って,ここからのリークだったのね,など色々感想もあります。
 ポイントはデータの利活用と,産業財産権システムの所でしょうか。この辺は,純粋に技術的な話なので,特許庁から出ているIoT関係の資料を見た方がわかりやすいです。せっかくの報告書ですので,よく理解しておいた方が良さそうですね。

 とは言え,この報告書にもあったのですが,「これらデータの利活用に関しては、知的財産戦略本部の検証・評価・企 画委員会においては、IoT 等で大量に蓄積されるデジタルデータ等新たな情報財の知財制度上の在り方について、著作権・産業財産権・その他の知的財産全てを視野に入れた総合的な検討が行われ、平成 29 年3月にデータ利活用促進に向けた大きな方向性が示されたところである。また、文化庁の文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会においては、技術革新など社会の変化に対応できる適切な柔軟性を備えた権利制限規定の在り方等について検討され、平成29 年2月に中間とりまとめが行われたところである 。」とあるように,知的財産戦略本部での動きが一つあり,また,文化庁の文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会の動きもあるわけです。

 さらに,この前,産業構造審議会の特許制度小委員会での知財紛争処理システムの話もあるわけです。まあこれはもう終わった話ではあるのですけどね。

 つまり,似たような会議というか委員会というか,そういうのが,一時は4つも同時並行で動いていたということです。知財戦略本部,経産省,文化庁,そして産業構造審議会~。

 色々いい考えが浮かびましたかなあ,何せ4つも似たような会議をやっているわけですからね。

 しかし,誰か言う人は居なかったのですかねえ。まとめた方がよくね,って。船頭多くして船山に登る~って言うし,何よりリソースの無駄ですわな。
 大体,どれもこれも似たようなメンバー,ベテランの学者,ベテラン弁護士,ベテラン弁理士,大企業の法務か知財の部長・・・現場から離れて頭も回りそうにない過去の遺産で食っているだけの人たちですなあ。

 そんなん集めて報告書を何本も作って,何がやりたいのですかねえ。いや,本音をいいましょうか~,何もやりたくないのでしょう。でもやった感を出さないといけない,アリバイ作りをしないといけない,だからこれだけのものを作ってしまう~ほぼ無駄なのにねえ。

 そそ,いつも言っているように,所詮,(皆さんご一緒に),この世の中の99%はプロレス~(ロス・インゴベルナブレス・デハポン調で)ですから~ね。
1 これはアメリカの Vice Presidentである Mike Penceが,昨日(4/18)の安倍総理との会談で語ったと言われる言葉ですね。

 各報道機関で多少まちまちですが,「平和は力によって達成される」とか,「平和は力によってのみ初めて達成できる」とか,概ねそのような訳になっています。
 というか,日本の報道機関の報道を逆引きして,漸く冒頭の英語にたどり着いたというのが真相ですけどね。

 で,冒頭のフレーズは,このマイクペンスがお気に入りのフレーズのようで,彼のツイッター等でも見かけられるもので,ときに「only」を入れたりするようです。

 何故そんなことを調べたかというと,いやいやいやさすがにトラちゃんの腹心と言えども,そんなあからさまなことを言うのかねえ,また日本の報道機関が超訳でもしたんじゃないの~という疑いから,調べてみたのです。

 でも,上記のとおり,日本の報道機関の勇み足でも何でもなく,少なくとも,マイクペンスは,冒頭のように思っているというわけです。

2 恐らくこのフレーズって,アインシュタインの有名なセリフに対応するものではないかと思います。
 
 アインシュタインの方は,「Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.」で有名です。
 これをグーグル翻訳してみると,「力で平和を保つことはできません。 それは理解することによってのみ達成することができます。」ということになります。

 まあ私には難しいことはわかりませんけどね。

 私は大学,大学院と物理系でしたので,アインシュタインに関する本はよく読みました。研究室での研究は相対論的宇宙論を統計物理に展開しようとしていたもので(こう書くと凄く思えますが,まあ大した話ではありません。),相対論を理解しようとやっきになっていたものです。

 で,アインシュタインというと,凄い科学者という感じがしますが,私はずーっと本当かなあと思っています。
 というのは,アインシュタインって経歴が異質なのですね。普通,アインシュタインくらいの科学者だと,小さいころには大したこと無かったけど,大学のころには凄い奴だ~みたいなパターンだと思うのですね。

 日本のノーベル賞を取った先生方も小さいころから凄かったか,少なくとも,大学のころには一目置かれるような感じであるのが普通です。大学のころまでイマイチだった人でノーベル賞取ったなんて聞いたことはありません。

 ところが,アインシュタイン,大学のころもイマイチだったのですね。
 イマイチ過ぎて大学の先生の職につけず,やっとスイスの特許庁の審査官になったというのは有名で,その審査官時代のコソ勉で,有名な3通の論文(特殊相対論,ブラウン運動,光量子)を書いたわけです。

 そこからはアインシュタインの栄光の歴史が始まるわけですが,本当か~って思いますわな。いや,3通の論文がインチキって言うわけでありません。それらはきちんとした内容ですからね。
 私が言いたいのは,本当に自分一人でやったのか~ってことです。

 実は,当時のアインシュタインの奥さんは(勿論審査官の時代も),アインシュタインの大学時代の同級生ですね。
 で,今と違って当時の女子大学生ですよ。日本だってそうでしょ。最初の女性帝大生~みたいな人がどれほど優秀か,想像がつくと思います。

 で,アインシュタインが一般相対性理論を発表したのは,1916年,つまり去年はちょうど100周年だったわけです。
 そして,このできる奥さんとアインシュタインが離婚したのは,1919年のことです。

 それからのアインシュタインって何か業績を残していますかね。

 ですので,アインシュタインの業績とされるのは,本当はこの奥さん一人の業績ではないかと私はずーっと思っています。少なくとも,共同のものだったのではないかと思いますね。

 おっと,相当に話がぶっ飛びました~。
 なので,何が言いたいかというと,アインシュタインが言ったからって,まあすげえ人の言ったすげえ言葉だなんて思わない方がいいんじゃね,ってことですね。

3 私は,法律家なもので,金と暴力には勝てないと思っています。いやああんたむしろ法律家なのに,何じゃその考えは・・と思う人も多いかもしれません(このブログを良く読んでいる人はもうそんなことは思わないでしょうが。)。

 でも,法律と道徳の違いって,国家の強制力の有無ですからね。つまり,道徳を破っても,誰からも強制されることはないですが(原則として),法律を破ると強制されます。強制は何でやられるかというと,暴力装置(警察,執行官などなど)です。

 今日の朝,テレビを見ているとタイから熊本に護送される被疑者の姿が映されていましたが,まさに,あれが暴力装置のなせる技,ああいうことをするために法律というのがあるのです。

 民事でもそうです。人が死のうが,家が焼けようが,住んでいる場所を追い出されようが,最終的にはすべて金で解決します。多少の不満は当然残りますが,強制力を持って取り立てられるのは,金だけです。
 仮に金以外のものを取り立てられるとすると,その方がシッチャカメッチャカになるのではないですか。

 金と暴力には勝てないってことは,つまりはそれ以上のものは要求しないということでもあります。
 私を含めて人というのは実に愚かなものですので,下限を区切るより,上限を区切った方が良いのでしょうね。昔からの生活の知恵が結実したのだと思います。

 なので,ペンス副大統領の考えも一つのあり得る考えだと思います。でも,力によると相手も力によって抵抗しますけどね(そういえば,ちょうど72年前の今頃,沖縄で大々的な抵抗をしていたわけですねえ。)。
 そうすると,そんな単細胞のジャイアンに未来永劫付いて行くんですかなあ。
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弁護士
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理論物理学者を志望したのはもう30年近く前のこと。某メーカーエンジニアを経て,弁理士に。今は,弁護士です。
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